JP7079105B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタ装置に関する。
特許文献1には、中央に設けられた永久磁石からなる永久磁石部と、その両端に設けられたステンレスからなるステンレス部とからなる吸塵材がハウジングの内部に設けられ、ハウジング内に導入された液体に含まれる磁性体ゴミ(鉄粉など)を永久磁石部で吸着する濾過装置が開示されている。
特開平11-90124号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、磁石が露出しており、磁石に磁性体ゴミが直接付着してしまうため、磁石から磁性体ゴミを除去するのに手間がかかり、メンテナンスが容易ではないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、磁性体を吸着しつつ、容易にメンテナンスをすることができる濾過装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るフィルタ装置は、例えば、有底略円筒形状のケースと、前記ケースの上側の開口端に連結されたヘッドと、を有するフィルタケースと、略円筒形状の濾材と、前記濾材の内側に設けられた略円筒形状の内筒と、前記濾材の下端を覆う下プレートと、前記濾材の上端を覆うプレートと、を有し、前記フィルタケースの内部に設けられたフィルタエレメントと、前記フィルタケースの内部に設けられた磁石組立体と、を備え、前記ヘッドを前記フィルタケースから取り外した状態で、前記フィルタエレメント及び前記磁石組立体は、それぞれ、前記フィルタケースから取り外し可能であり、前記磁石組立体は、略筒状の外筒部と、前記外筒部の上端を覆う蓋部と、前記蓋部から下方に突出するように前記蓋部に一体に設けられた略棒状の磁石と、を有し、前記磁石は、前記外筒部の内部に挿入され、前記蓋部は、前記外筒部に対して、液密かつ着脱可能に設けられ、前記外筒部の下端近傍には、前記外筒部と前記磁石との間に液体が流入しないようにする封止部が設けられたことを特徴とする。
本発明に係るフィルタ装置によれば、フィルタケースの内部には、フィルタエレメント及び磁石組立体がそれぞれ取り外し可能に設けられている。磁石組立体において、外筒部に対して液密かつ着脱可能に設けられた蓋部には、下方に突出するように略棒状の磁石が一体に設けられ、磁石は略筒状の外筒部の内部に挿入されており、外筒部の下端近傍には外筒部と磁石との間に液体が流入しないようにする封止部が設けられる。蓋部及び磁石が外筒部に対して着脱可能であり、蓋部が外筒部に対して液密に設けられ、外筒部の下端近傍に封止部が設けられるため、ろ過対象の液体は外筒部及び蓋部と磁石との間の空間に流入せず、かつろ過対象の液体に含まれる磁性体の塵埃が外筒部の外側に付着する。そして、蓋部を外筒部から外すと、蓋部と共に磁石が外れ、磁性体が外筒部から落下する。これにより、磁性体を吸着しつつ、容易にメンテナンスをすることができる。
ここで、前記フィルタケースは、液体を前記フィルタケースの内部空間のうちの前記フィルタエレメントの外側の空間に流入させる流入部と、前記フィルタエレメントを通過した液体を前記フィルタケースの外部へ流出させる流出部と、を有し、前記磁石組立体は、前記フィルタエレメントと前記フィルタケースとの間に設けられてもよい。これにより、濾材に付着する塵埃を減らし、濾材の交換頻度を下げることができる。
ここで、前記フィルタケースの内部、かつ前記フィルタエレメントの外側に設けられた略筒状の筒状体と、前記磁石組立体と、を有する筒状部を有し、前記外筒部は、前記筒状体に一体形成され、前記筒状体には、前記外筒部に隣接して、前記筒状体の側面を貫通する孔が形成されてもよい。これにより、濾過対象の液体が磁石組立体の傍を通過し、液体に含まれる磁性体を外筒部に付着させることができる。
ここで、前記筒状体及び前記磁石組立体の高さは、前記フィルタエレメントの高さと略同一であり、前記磁石組立体は、前記フィルタケース及び前記フィルタエレメントの中心軸と略平行に設けられてもよい。これにより、より多くの液体を磁石組立体に触れさせることができる。また、磁石組立体と液体との接触面積が増え、磁石組立体35に磁性体が吸着しやすくなる。
ここで、前記磁石組立体を複数備え、前記磁石組立体は、平面視において均等に配置されてもよい。これにより、より多くの液体が磁石組立体の傍を通過するようにし、より多くの磁性体を捉えることができる。
ここで、前記外筒部は、前記封止部である下端面が一体形成された有底略筒形状の部材であってもよい。これにより、簡単な構成で、ろ過対象の液体が磁石と接しないようにすることができる。
ここで、前記外筒部の上端近傍には、略板状の板状部が設けられてもよい。これにより、磁石を引き抜くときに磁石と共に上方に移動した磁性体を、板状部で跳ね返し、下方に落下させることができる。したがって、外筒部から磁性体を容易に除去することができる。
本発明によれば、磁性体を吸着しつつ、容易にメンテナンスをすることができる。
本発明の一実施形態であるフィルタ装置1の概略を示す斜視図である。 フィルタ装置1の概略を示す斜視図であって、一部を断面表示した図である。 ヘッド12を外した状態におけるフィルタ装置1の平面図である。 筒状部30の断面斜視図である。 磁石組立体35の概略図である。 ヘッド12を外した状態におけるフィルタ装置1の要部透視図である。 ヘッド12を外した状態におけるフィルタ装置1の要部透視図である。 図7に示す状態から筒状部30を上方に引き抜いた状態を示す図である。 筒状部30から磁性体を除去する様子を説明する図である。 磁石組立体35の上端近傍を拡大表示した図である。 変形例にかかる磁石組立体35Aの概略を示す図である。 変形例にかかる磁石組立体35Bの概略を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の濾過装置は、例えば、建設機械に用いられる油圧オイルフィルタやミッションオイルフィルタであるが、特に歯車の損傷等により発生する磁性体の塵埃を除去する濾過装置に好適である。
図1は、本発明の第1の実施形態であるフィルタ装置1の概略を示す斜視図である。フィルタ装置1は、主として、フィルタケース10と、フィルタエレメント20(図2等参照)と、筒状部30(図2参照)インジケータ40と、を有する。フィルタエレメント20及び筒状部30は、フィルタケース10の内部に設けられる。
フィルタケース10は、主として、ケース11と、ヘッド12と、を有する。ケース11は、一端が略閉塞され、他端が開口する略有底円筒形状の部材であり、金属又は樹脂により形成される。ヘッド12は、金属又は樹脂により形成され、ケース11の上側の開口端に連結される。ヘッド12の開口端の近傍及びケース11の開口端の近傍には、それぞれ図示しない雌ねじ部及び雄ねじ部が形成される。雄ねじ部を雌ねじ部に螺合させることで、ヘッド12がケース11に取り付けられ、フィルタエレメント20及び筒状部30が挿入される空間がフィルタケース10の内部に形成される。
ヘッド12をケース11から取り外した状態で、フィルタエレメント20及び筒状部30は、それぞれ、フィルタケース10から取り外し可能である。
ヘッド12には、液体(例えば、油)をフィルタ装置1内部に流入させる流入部12a及び液体をフィルタ装置1外部に流出させる流出部12bが形成される。
流入部12aは、フィルタケース10の内部空間のうちのフィルタエレメント20の外側の空間S1(図2参照)と、フィルタケース10の外部空間とを連通し、液体を空間S1に流入させる。流出部12bは、フィルタエレメント20の内部の空間S2と、フィルタケース10の外部空間とを連通し、フィルタエレメント20を通過した液体をフィルタケース10の外部へ流出させる。なお、本実施の形態では、流入部12a及び流出部12bはヘッド12に形成されるが、流入部12a及び流出部12bはケース11に形成されていてもよい。
ヘッド12内部の、流入部12aと流出部12bとの間の壁面には、バルブ(図示省略)が設けられる。バルブは、空間S1及び空間S2の圧力差に応じて開閉する。
またヘッド12には、インジケータ40(図1参照)が設けられる。インジケータ40は、内部に設けられたリードスイッチ(図示せず)を用いてフィルタケース10内部の圧力差を測定する。インジケータ40は公知の技術を用いることができるため、詳細な説明を省略する。インジケータ40の測定結果は、例えばランプ(図示せず)の点灯・消灯によって表示する。
図2は、フィルタ装置1の概略を示す斜視図であって、一部を断面表示した図である(ただし、断面を示すハッチングを一部省略している)。図2では、ヘッド12の図示を省略する。図3は、ヘッド12を外した状態におけるフィルタ装置1の平面図である。
ケース11は、有底略円筒形状であり、上側(+z側)の開口端11aは、ヘッド12に連結される。開口端11aの近傍には、Oリング等のシール部材(図示省略)が挿入される溝11bが形成される。溝11bに挿入されたシール部材は、ケース11とヘッド12とに当接する。このシール部材により、ケース11とヘッド12との間から液体が外部に漏れないようにシールされる。
フィルタエレメント20は、主として、内筒21と、濾材22と、プレート24、25と、を有する。フィルタエレメント20は、フィルタケース10の内部に設けられる。
内筒21は、耐腐食性の高い材料(本実施の形態では、樹脂)を用いて形成された略中空円筒形状の部材である。本実施の形態では、内筒21の底面が覆われているが、内筒21の底面は覆われていなくてもよい。内筒21は、ケースの底面11cに当接する。内筒21の全面には、作動油が通過する孔21bが多数形成される。内筒21は、ケース11の底面11cに当接する。
濾材22は、合成樹脂や紙等を用いたシート状の濾紙をひだ折りにし、ひだ折りにした濾紙の両端を連結して円筒状に丸めることによって形成された略円筒形状の部材である。濾材22は、内筒21の外側に設けられる。
内筒21、濾材22及び外筒23の一方の端(下端)にはプレート24が設けられ、他方の端(上端)にはプレート25が設けられる。プレート24及びプレート25は、耐腐食性の高い材料(本実施の形態では、樹脂)を用いて形成される。
プレート24は、略中空円板形状の板状部24aを有し、板状部24aの上側(+z側)には濾材22が設けられる。プレート24は、濾材22の下端を覆う断面略コの字形状の部分(板状部24aを含む)を有し、濾材22とプレート24とは接着剤等により一体化される。プレート24の内周面は、内筒21の外周面に当接する。プレート24と内筒21との間には、液体が漏れないようにするシール部材41が設けられる。
プレート25は、略中空円板形状の板状部25aを有し、板状部25aの下側(-z側)には内筒21及び濾材22が設けられる。プレート25は、濾材22の上端を覆う断面略コの字形状の部分(板状部25aを含む)を有し、濾材22とプレート25とは接着剤等により一体化される。
プレート25の略中央には、筒状部25bが形成され、筒状部25bには、ヘッド12に形成された略円筒形状の嵌合筒(図示省略)が挿入される。プレート25と嵌合筒との間には、液体が漏れないようにするシール部材42が設けられる。
筒状部30は、フィルタエレメント20とケース11との間に設けられる。図4は、筒状部30の断面斜視図である(ただし、断面を示すハッチングを一部省略している)。筒状部30は、主として、フィルタケース10(ここでは、ケース11)の内部、かつフィルタエレメント20の外側に設けられた略筒状の筒状体31と、磁石組立体35と、を有する。
筒状体31は、略円筒形状の部材であり、フィルタエレメント20の高さと略同一である。筒状体31の内周面にはシール部材43が設けられる。
磁石組立体35は、複数設けられる。本実施の形態では、磁石組立体35は6個(図3参照)設けられるが、磁石組立体35の数はこれに限られない。磁石組立体35は、平面視において均等に配置される(図3参照)。
図5は、磁石組立体35の概略図である。磁石組立体35は、主として、略筒状の外筒部36と、外筒部36の上端を覆う蓋部37と、磁石38と、を有する。蓋部37は、外筒部36に対して、液密かつ着脱可能に設けられる。外筒部36及び蓋部37は、非磁性体、例えば樹脂で形成される。
磁石38は、略棒状であり、外筒部36の内部に挿入される。磁石38は、複数の永久磁石と磁性体からなるヨークとが交互に複数個配置され、隣り合う永久磁石は相互に同極が対向し反発し合うように設けられる(図9参照)。これにより、強い吸引力を有する磁石38とすることができる。ただし、磁石38の形態はこれに限られず、周方向に沿って複数の4個以上の極を設けるようにしてもよい。また、磁石38として、電磁石等の永久磁石以外の磁石を用いてもよい。
磁石38の上端側は、蓋部37に一体に設けられており、磁石38は蓋部37から下方に突出する。蓋部37を外筒部36から取り外すと、蓋部37と共に磁石38が外筒部36から取り外される。
外筒部36の上端近傍には、略板状(ここでは、略円板形状)の板状部36cが設けられている。蓋部37が外筒部36に設けられると、板状部36cと蓋部37の下端に設けられた板状部37aとが当接する。
外筒部36の下端近傍には、外筒部36と磁石38との間に液体が流入しないようにする封止部が設けられている。本実施の形態では、外筒部36は、略筒状の側面36aに下端面36bが一体形成された有底略筒形状の部材であり、下端面36bが封止部に相当する。
図4の説明に戻る。外筒部36は、筒状体31に一体形成される。筒状体31には、外筒部36に隣接して、筒状体31の側面を貫通する孔31aが形成される。ただし、孔31aの形状及び数はこれに限られず、外筒部36に隣接して孔が形成されていればよい。例えば、外筒部36に隣接した領域に複数のパンチング孔が形成されていてもよい。
筒状体31は、側面がフィルタエレメント20と略平行となるように設けられる。その結果、磁石組立体35は、フィルタエレメント20とケース11との間に、ケース11及びフィルタエレメント20の中心軸と略平行に設けられる。
図2の説明に戻る。筒状体31(外筒部36を含む)の高さはフィルタエレメント20の高さと略同一であり、筒状体31及び外筒部36の下端は底面11cに隣接する。底面11cには、筒状体31の内周面と当接するリブ11dが形成されている。
次に、このように構成されたフィルタ装置1の作用について図6から8を用いて説明する。図6の矢印は、フィルタ装置1内部の作動油の流れを示す。
濾過すべき液体L1は、流入部12a(図2では図示省略)を通って空間S1に流入する。空間S1に流入した液体L1は、孔31aを通って筒状体31とフィルタエレメント20との間の空間に流入する。
孔31aが外筒部36に隣接して設けられているため、液体L1は磁石組立体35の傍を通過する。これにより、図7に示すように、液体L1に含まれる磁性体の塵埃(以下、磁性体Dという)が外筒部36に付着する。
本実施の形態では、複数の磁石組立体35を均等に設けるため、より多くの液体L1が磁石組立体35の傍を通過するようにし、より多くの磁性体Dを捉えることができる。また、磁石組立体35を棒状とし、ケース11及びフィルタエレメント20の中心軸と略平行に設けることで、磁石組立体35と液体L1との接触面積が増え、磁石組立体35に磁性体Dが吸着しやすくなる。また、磁石組立体35の高さをフィルタエレメント20の高さと略同一とすることで、磁石組立体35と液体L1との接触面積が増え、磁石組立体35に磁性体Dが吸着しやすくなる。
その後、図6に示すように、液体L1は、濾材22、内筒21を順番に通過して、内筒21の内部空間(空間S2)へ流出する。このとき、液体L1は濾材22で濾過される。空間S2へ流出した濾過された液体L2は、流出部12b(図2では図示省略)を通ってフィルタ装置1の外部へ排出される。
フィルタ装置1の使用を継続すると、濾材22に塵埃が付着する。本実施の形態では、フィルタエレメント20とケース11との間に磁石組立体35を設けることで、濾材22に付着する塵埃を減らし、濾材22の交換頻度を下げることができる。
フィルタエレメント20を交換するには、雌ねじ部と雄ねじとの螺合を外してケース11とヘッド12とを分離する。雌ねじ部と雄ねじ部とを分離したら、まず図8に示すように、筒状部30をケース11から引き抜く。筒状部30には磁石38が含まれているため、磁性体Dは筒状部30と共にケース11の外に引き出される。
図9は、筒状部30から磁性体Dを除去する様子を説明する図である。蓋部37を外筒部36(筒状体31)から取り外し、上方(図9矢印参照)へ引き抜くと、蓋部37と共に磁石38も上方へ移動する。磁石38が上方へ移動した分だけ、外筒部36の下側には磁石38が存在しない領域が発生する。その結果、外筒部36の磁石38が存在しない部分においては、磁性体Dが外筒部36から離れ、下方に落下する。
図10は、磁石組立体35の上端近傍を拡大表示した図である。外筒部36の上端近傍に板状部36cが設けられているため、磁石38と共に上方に移動した磁性体Dは、板状部36cに跳ね返されて下方に落下する。このように、筒状部30から磁性体Dを容易に除去することができる。
筒状部30がケース11から取り外されたら、ケース11からフィルタエレメント20をケース11から取り外す。その後、新しいフィルタエレメント20をケース11の内部に挿入し、磁性体Dを除去した筒状部30をケース11に挿入する。
本実施の形態によれば、ろ過対象の液体は外筒部36及び蓋部37と、磁石38との間の空間に流入せず、ろ過対象の液体に含まれる磁性体の塵埃が外筒部36の外側に付着するため、磁石38に磁性体が直接付着しない。また、外筒部36の内部に磁石38が着脱可能に設けられているため、磁石38を抜くことで外筒部36に付着した磁性体の塵埃を外筒部36から容易に除去することができる。したがって、磁性体を吸着しつつ、容易にメンテナンスをすることができる。
なお、本実施の形態では、フィルタエレメント20とケース11との間に磁石組立体35を設けたが、磁石組立体35を設ける位置はこれに限られない。磁石組立体35はフィルタケース10の内部に設けられていればよく、例えば磁石組立体35が空間S2に設けられていてもよい。ただし、濾材22に付着する塵埃を減らし、濾材22の交換頻度を下げるためには、フィルタエレメント20とケース11との間に磁石組立体35を設けることが望ましい。また、本実施の形態では、磁石組立体35が筒状部31に設けられるが、筒状部31は必須ではなく、磁石組立体35は単独でフィルタケース10の内部に設けられていてもよい。
また、本実施の形態では、磁石組立体35の高さとフィルタエレメント20の高さとが略同一であるが、磁石組立体35の高さはフィルタエレメント20の高さより低くてもよい。ただし、より多くの液体L1を磁石組立体35に触れさせるためには、磁石組立体35の高さとフィルタエレメント20の高さとが略同一とすることが望ましい。そして、磁石組立体35の高さとフィルタエレメント20の高さとが略同一の場合には、磁石組立体35を、フィルタケース10及びフィルタエレメント20の中心軸と略平行に設けることが望ましい。
また、本実施の形態では、磁石38と共に上方に移動した磁性体を跳ね返して下方に落下させる板状部36cが外筒部36の上端近傍に設けられているが、板状部36cの形態はこれに限られない。図11は、変形例にかかる磁石組立体35Aの概略を示す図である。磁石組立体35Aは、略板状の板状部36dが上端近傍に形成された外筒部36Aを有する。板状部36dは、下側の面が、上側に凸となる曲面となっている。これにより、板状部36dに当接した磁性体がより滑らかに下方に移動する。
また、本実施の形態では、外筒部36は有底略筒形状であり、封止部である下端面36bを有したが、封止部の形態はこれに限られない。図12は、変形例にかかる磁石組立体35Bの概略を示す図である。磁石組立体35Bは、略筒形状の外筒部36Bを有する。外筒部36の下端近傍には、外筒部36Bと磁石38との間に液体が流入しないようにする封止部としてガスケット39が設けられ、ガスケット39に磁石38の下端が圧入される。また図示しないが、略筒状の側面36aの下端に凸部を一体形成し、凸部に磁石38を圧入することで、凸部を封止部としてもよい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成の追加、削除、置換等をすることが可能である。
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、「略円筒形状」とは、厳密に円筒形状の場合には限られない。また、例えば、単に略中央等と表現する場合において、厳密に中央等の場合のみでなく、略中央等の場合を含むものとする。
1 :フィルタ装置
10 :フィルタケース
11 :ケース
11a :開口端
11b :溝
11c :底面
11d :リブ
12 :ヘッド
12a :流入部
12b :流出部
20 :フィルタエレメント
21 :内筒
21b :孔
22 :濾材
23 :外筒
24、25:プレート
24a、25a:板状部
25b :筒状部
30 :筒状部
31 :筒状体
31a :孔
35、35A、35B:磁石組立体
36、36A、36B:外筒部
36a :側面
36b :下端面
36c、36d:板状部
37 :蓋部
37a :板状部
38 :磁石
39 :ガスケット
40 :インジケータ
41、42、43:シール部材

Claims (6)

  1. 有底略円筒形状のケースと、前記ケースの上側の開口端に連結されたヘッドと、を有するフィルタケースと、
    略円筒形状の濾材と、前記濾材の内側に設けられた略円筒形状の内筒と、前記濾材の下端を覆う下プレートと、前記濾材の上端を覆うプレートと、を有し、前記フィルタケースの内部に設けられたフィルタエレメントと、
    前記フィルタケースの内部、かつ、前記フィルタエレメントと前記フィルタケースとの間に設けられた磁石組立体と、
    前記フィルタケースの内部、かつ前記フィルタエレメントの外側に設けられた略筒状の筒状体と、
    を備え、
    前記ヘッドを前記フィルタケースから取り外した状態で、前記フィルタエレメント及び前記磁石組立体は、それぞれ、前記フィルタケースから取り外し可能であり、
    前記磁石組立体は、略筒状の外筒部と、前記外筒部の上端を覆う蓋部と、前記蓋部から下方に突出するように前記蓋部に一体に設けられた略棒状の磁石と、を有し、
    前記磁石は、前記外筒部の内部に挿入され、
    前記蓋部は、前記外筒部に対して、液密かつ着脱可能に設けられ、
    前記外筒部の下端近傍には、前記外筒部と前記磁石との間に液体が流入しないようにする封止部が設けられており、
    前記外筒部は、前記筒状体に一体形成され、
    前記フィルタケースは、液体を前記フィルタケースの内部空間のうちの前記フィルタエレメントの外側の空間に流入させる流入部と、前記フィルタエレメントを通過した液体を前記フィルタケースの外部へ流出させる流出部と、を有し、
    前記筒状体には、前記外筒部に隣接して、前記筒状体の側面を貫通する孔が形成された
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  2. 請求項に記載のフィルタ装置であって、
    前記筒状体及び前記磁石組立体の高さは、前記フィルタエレメントの高さと略同一であり、
    前記磁石組立体は、前記フィルタケース及び前記フィルタエレメントの中心軸と略平行に設けられたことを特徴とするフィルタ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のフィルタ装置であって、
    前記磁石組立体を複数備え、
    前記磁石組立体は、平面視において均等に配置されることを特徴とするフィルタ装置。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載のフィルタ装置であって、
    前記外筒部は、前記封止部である下端面が一体形成された有底略筒形状の部材であることを特徴とするフィルタ装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載のフィルタ装置であって、
    前記外筒部の上端近傍には、略板状の第1板状部が設けられており、
    前記蓋部の下端近傍には、略板状の第2板状部が設けられており、
    前記蓋部が前記外筒部に設けられると、前記第1板状部と前記第2板状部とが当接することを特徴とするフィルタ装置。
  6. 請求項5に記載のフィルタ装置であって、
    前記第1板状部の下側の面が上側に凸となる曲面となっていることを特徴とするフィルタ装置。
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