JP7076946B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
そこで、特許文献1には、吐出口の製造時のばらつきに対応して、吐出口毎に異なる駆動波形を用いてエネルギー発生素子を駆動することが開示されている。
[実施形態1]
図1に本発明の液体吐出装置の一例であるインクジェット記録装置を示す。このインクジェット記録装置の基本構造を説明する。インクジェット記録装置は、被記録媒体(例えば記録紙1)を搬送する搬送手段である紙送りローラー2と、記録紙1の搬送経路に沿って位置するプラテン3と、プラテン3に対向する位置にある4組の液体吐出ヘッド4を有している。4組の液体吐出ヘッド4はシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの液体インクをそれぞれ吐出して被記録媒体に記録を行うものである。
図4に本発明の他の実施形態の駆動回路を示す。前述した実施形態1と異なる点は、主に、液体吐出ヘッド4がROM41を有していないことと、シフトレジスタ402及びラッチ403が、1つの吐出口4bに対して2ビットになっていることである。これらの相違点に伴って若干の構成の変更がある。
本実施形態では、液体吐出ヘッド4にROM41を備えていないため、各吐出口4bに対応するエネルギー発生素子4aに印加する駆動波形を決定する駆動波形決定テーブルは、記録装置本体又はヘッド制御部5に記憶しておけばよい。また、記録装置本体に画像読取用のスキャナーを設けておき、テストパターンを印刷してスキャナーで読み取り、その読み取り結果に応じて個々の吐出口4bの特性を判定して駆動波形決定テーブルを生成してもよい。そのようにすることで、ROM41が不要であるとともに、液体吐出ヘッド4を長期間使用して劣化したこと等に起因する吐出量の変化にも対応することが可能である。
本実施形態では、吐出量が異なる(前述した例では3段階)の液滴吐出を使い分けることによって階調性に優れた画像を形成することができ、また、吐出不能時にメニスカス部分を振動させて不吐出状態を防止または解消できる等の優れた機能を実現している。
図5に本発明のさらに他の実施形態を示す。本実施形態は、液体吐出ヘッド4にROM41が設けられていない点は実施形態2と同様であり、シフトレジスタ402及びラッチ403が1つの吐出口4bに対して1ビットである点は実施形態1と同様である。
本実施形態では、液体吐出用の駆動波形データとは別に、不吐出状態を防止または解消するためのメニスカス振動用の駆動波形データを出力するための回路が設けられている。すなわち、シフトレジスタ402及びラッチ403が、吐出口4bの数より1つ多く設けられており、それに対応してメニスカス振動用メモリー415及びメニスカス振動用D/A変換回路416が設けられている。そして、ヘッド制御部5の駆動波形データ保存部51には、メニスカス振動用の駆動波形データと、液体吐出用の駆動波形データとメニスカス振動用の駆動波形データとの差に相当する多数の駆動波形データ(駆動波形差データ)を記憶させておく。本実施形態のテーブル格納手段には、吐出口4bごとに複数の駆動波形差データのうち、該当する吐出口4bに対応するエネルギー発生素子4aへの供給に対応した駆動波形差データをそれぞれ定めたテーブルを格納しておく。液体吐出(記録)や不吐出の防止または解消を行う場合には、テーブル格納手段に格納されたテーブルに基づいて、駆動波形データ保存部51から、これらの駆動波形データのいずれかを選択的に読み出し、ドライバーIC40に送る。すなわち、液体吐出は行なわず不吐出状態の防止や解消を行う場合には、駆動波形データ保存部51からメニスカス振動用の駆動波形データを読み出してメニスカス振動用メモリー415に記憶する。そしてこの駆動波形データを、メニスカス振動用D/A変換回路416でD/A変換し、アンプ407で増幅してエネルギー発生素子4aに供給して駆動する。それにより、吐出口4bのメニスカス部分の液体を振動させて固化を抑制し、不吐出状態を防止または解消する。
一方、液体を吐出して記録を行う場合には、駆動波形データ保存部51から駆動波形差データを読み出してメモリー405に記憶する。記録動作の開始時には、対応した駆動波形差データを読み出してD/A変換回路406でD/A変換し、アンプ407においてメニスカス振動用D/A変換回路416の出力とD/A変換回路406の出力とを加算する。この加算によって、液体吐出用の駆動波形データを得て、増幅した上でエネルギー発生素子4aに供給して駆動する。それによって吐出口4bから液体を吐出して記録を行う。
このように、本実施形態では、液体吐出する時には、駆動波形差データにメニスカス振動用の駆動波形データが加算されることにより、液体吐出用の駆動波形データが得られ、アンプで増幅した上でエネルギー発生素子4aに供給される。それに対し、液体吐出を行わない時には、メニスカス振動用の駆動波形データのみがアンプ407で増幅された上でエネルギー発生素子4aに供給される。
4a エネルギー発生素子
4b 吐出口
40 ドライバーIC
51 駆動波形データ保存部
405 メモリー
Claims (5)
- 複数の吐出口およびエネルギー発生素子を備えた液体吐出ヘッドと、複数の液体吐出用の駆動波形データを格納する駆動波形データ保存部と、前記吐出口ごとに、複数の前記液体吐出用の駆動波形データのうち、該当する前記吐出口に対応する前記エネルギー発生素子への供給に対応した液体吐出用の駆動波形データをそれぞれ定めたテーブルを格納するテーブル格納手段と、前記吐出口の各々に関して、前記テーブルに基づいて、複数の前記液体吐出用の駆動波形データのうちの前記対応した液体吐出用の駆動波形データのみを記憶するメモリーと、を含み、
前記メモリーは、前記吐出口ごとに設けられるとともに、前記液体吐出ヘッドに内蔵または接続されたドライバーICに設けられており、
前記メモリーには、前記ドライバーICに設けられたシフトレジスタ及びラッチをこの順に経由した、前記テーブルに基づくデータをもとに選択された駆動波形データが記憶され、
前記液体吐出装置の装置本体のヘッド制御部は、記録データを前記ドライバーICに送る手段を有し、
前記ドライバーICは、前記記録データに従って前記吐出口ごとに設けられた前記メモリーから送られる、前記メモリーに記憶された前記対応した液体吐出用の駆動波形データをD/A変換するD/A変換回路を前記吐出口ごとに有することを特徴とする、液体吐出装置。 - 前記駆動波形データ保存部は前記ヘッド制御部に設けられており、前記ヘッド制御部の前記駆動波形データ保存部から、前記ドライバーICの前記メモリーに、前記吐出口の各々に関して前記対応した液体吐出用の駆動波形データのみを記憶させる、請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記液体吐出ヘッドは移動可能であり、前記ドライバーICは、前記液体吐出ヘッドに内蔵されるか、または前記液体吐出ヘッドに接続されたフレキシブルケーブルに取り付けられて、前記液体吐出ヘッドとともに移動可能である、請求項1または2に記載の液体吐出装置。
- 前記ドライバーICは、前記駆動波形データ保存部から複数の前記液体吐出用の駆動波形データが送られる駆動波形データ受信制御部を有し、前記駆動波形データ受信制御部を介して、前記吐出口ごとに設けられた前記メモリーに前記対応した液体吐出用の駆動波形データのみが記憶される、請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記メモリーに記憶された前記対応した液体吐出用の駆動波形データがそのまま前記D/A変換回路に転送される、請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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