JP7074465B2 - 繊維堆積体搬送装置及び繊維堆積体の搬送方法 - Google Patents
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Description
前記搬送ベルトと前記繊維堆積体との間に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置又は該位置よりも下流側の位置において、電離気体を該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備える繊維堆積体搬送装置を提供するものである。
前記搬送ベルトの背面に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置又は該位置よりも下流側の位置において、電離気体を該搬送ベルトを介して該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備える繊維堆積体搬送装置を提供するものである。
<1>
互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトと前記繊維堆積体との間に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置又は該位置よりも下流側の位置において、電離気体を該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備える繊維堆積体搬送装置。
互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの背面に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置又は該位置よりも下流側の位置において、電離気体を該搬送ベルトを介して該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備える繊維堆積体搬送装置。
<3>
前記繊維が、電界紡糸繊維又はメルトブローン繊維である、前記<1>又は<2>に記載の繊維堆積体搬送装置。
<4>
前記電離気体発生装置が、コロナ放電によって前記電離気体を発生させるように構成されている、前記<1>ないし<3>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<5>
前記搬送ベルトは、不織布、合成樹脂又は紙等からなるフィルム状又はメッシュ状の部材である、前記<1>ないし<4>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
前記ニップロールの表面は柔軟性を有する部材からなることが好ましく、前記ニップロールの表面は絶縁体からなることが好ましく、前記ニップロールの表面は、ウレタンやシリコーン、ポリイソプレン、ポリブタジエン等の柔軟性を有するエラストマー系材料を含む絶縁体からなることが一層好ましい、前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<7>
前記ニップロールによるプレス圧(線圧)は、70N/m以上600N/m以下であることが好ましく、75N/m以上550N/m以下であることがより好ましい、前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<8>
前記電離気体の吹き付けは、少なくとも前記繊維堆積体の幅方向全域に前記電離気体が直接吹き付けられるように構成されていることが好ましく、前記電離気体の吹き付けの態様としては、前記繊維堆積体の幅方向に線状に吹き付けてもよく、点状に複数吹き付けてもよく、このような前記電離気体の吹き付けを行うためには、前記電離気体発生装置における前記電離気体の吐出口を、前記繊維堆積体の幅方向に沿うように、連続的又は断続的なスリット状に形成されているか、又はスプレー状に複数形成されている、前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<9>
前記電離気体の吹き付け位置と前記電離気体発生装置の吐出口との間隔は、10mm以上300mm以下であることが好ましい、前記<1>ないし<8>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
前記電離気体発生装置における前記電離気体の噴射速度は、該装置の吐出口から25mmの位置の見掛け値として5m/s以上100m/s以下であることが好ましい、前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<11>
前記搬送装置は、導電性材料からなる捕集電極を備えていることが好ましく、該捕集電極は、紡糸装置と対向するように、且つ前記搬送ベルトの背面に隣接するように配置されていることが好ましい、前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<12>
前記搬送装置が前記繊維堆積体を搬送方向に沿って搬送できるように構成されている、前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<13>
前記搬送装置が、前記繊維堆積体を前記搬送ベルトの搬送面とガイドロールとの間に案内できるように構成されている、前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<14>
前記ガイドロールは、前記搬送ベルトの搬送面から離間した位置に配されているか、又は前記繊維堆積体を前記搬送ベルトの該搬送面と該ガイドロールとの間に案内できるように配されていいる、前記<13>に記載の繊維堆積体搬送装置。
前記電離気体の吹き付けは、その方向が少なくとも搬送方向に沿う方向の成分を有するように行われる、前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<16>
前記搬送ベルトは、気体が流通可能に形成された搬送ベルトを用いることが好ましく、搬送ベルト20に複数の貫通孔を設けるか、又は搬送ベルト20をメッシュ状の部材で構成されている、前記<15>に記載の繊維堆積体搬送装置。
<17>
前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置を用いた繊維堆積体の搬送方法。
電界紡糸法によって紡糸した繊維を、図1(a)及び(b)に示す搬送装置10における堆積面20Sに捕集して、坪量が10g/m2である繊維堆積体Fを形成した。この繊維堆積体Fを、線圧が156N/mとなる条件下でニップロール30で押圧しながら、搬送方向Xに向けて搬送した。電離気体発生装置40は、搬送ベルト20と繊維堆積体Fとの間に配置した。電離気体Aは、搬送ベルト20と繊維堆積体Fとが剥離する位置Pに対して吹き付けた。
電離気体Aの吹き付けを行わなかったほかは、実施例1と同様に繊維堆積体を搬送した。
電離気体Aに代えて、電離していない空気流を上記位置Pに吹き付けたほかは、実施例1と同様に繊維堆積体を搬送した。
実施例1及び各比較例において、繊維堆積体の搬送時における、たわみの発生を以下の基準によって目視で評価した。評価結果を以下の表1に示す。
A:繊維堆積体を搬送ベルトから容易に剥離でき、搬送時にたわみが発生しない。
B:繊維堆積体を搬送ベルトから容易に剥離できず、搬送時にたわみが発生する。
実施例1及び各比較例において、繊維堆積体の搬送時における、しわの発生を以下の基準によって目視で評価した。評価結果を以下の表1に示す。
A:繊維堆積体を搬送ベルトから容易に剥離でき、搬送時にしわが発生しない。
B:繊維堆積体を搬送ベルトから容易に剥離できず、搬送時にしわが発生する。
20 搬送ベルト
22 ガイドロール
30 ニップロール
40 電離気体発生装置
A 電離気体
F 繊維堆積体
R 紡糸方向
X 搬送方向
Y 幅方向(軸方向)
Claims (5)
- 互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトにおける前記繊維堆積体の堆積面に対向し、且つ該繊維堆積体を押圧可能に配されたニップロールと、
前記搬送ベルトと前記繊維堆積体との間に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置よりも下流側の位置において、電離気体を該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備える繊維堆積体搬送装置。 - 互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトと前記繊維堆積体との間に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置又は該位置よりも下流側の位置において、電離気体を該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備え、
前記電離気体発生装置が、前記搬送ベルトを搬送する搬送ロールの軸方向に沿って配されている、繊維堆積体搬送装置。 - 互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送し且つ気体が流通可能に形成された搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの搬送方向の下流側に位置し、前記繊維堆積体を下流の工程へ案内するためのガイドロールと、
前記搬送ベルトの背面に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置又は該位置よりも下流側の位置において、電離気体を該搬送ベルトを介して該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備え、
前記ガイドロールが、前記搬送ベルトの搬送面から離間した位置に配されており、前記繊維堆積体のみを前記下流の工程へ案内するものである、繊維堆積体搬送装置。 - 互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトと前記繊維堆積体との間に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置又は該位置よりも下流側の位置において、電離気体を該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備える繊維堆積体搬送装置を用いて製造された繊維堆積体からなるシートの製造方法であって、
前記繊維の原料となる樹脂がポリプロピレン又はポリエチレンである、シートの製造方法。 - 互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの背面に配され、且つ該搬送ベルトと該繊維堆積体とが剥離する位置又は該位置よりも下流側の位置において、電離気体を該搬送ベルトを介して該繊維堆積体に吹き付ける電離気体発生装置と、を備える繊維堆積体搬送装置を用いて製造された繊維堆積体からなるシートの製造方法であって、
前記繊維の原料となる樹脂がポリプロピレン又はポリエチレンである、シートの製造方法。
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JP2006283240A (ja) | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Oji Paper Co Ltd | ウェブ製造装置 |
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JP2014010971A (ja) | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Panasonic Corp | 高分子電解質膜、膜電極接合体、高分子電解質型燃料電池および高分子電解質膜の製造方法 |
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