JP7001443B2 - 繊維堆積体搬送装置及び繊維堆積体の搬送方法 - Google Patents
繊維堆積体搬送装置及び繊維堆積体の搬送方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7001443B2 JP7001443B2 JP2017228999A JP2017228999A JP7001443B2 JP 7001443 B2 JP7001443 B2 JP 7001443B2 JP 2017228999 A JP2017228999 A JP 2017228999A JP 2017228999 A JP2017228999 A JP 2017228999A JP 7001443 B2 JP7001443 B2 JP 7001443B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- nip roll
- ionized gas
- deposit
- fiber deposit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
前記搬送ベルトの下流に、該搬送ベルトと対向して、且つ前記繊維堆積体の搬送方向と直交する方向にわたって該繊維堆積体を押圧可能に配されているニップロールと、
前記ニップロールの軸方向に沿って配されており、電離気体を前記ニップロールの周面へ直接に吹き付ける電離気体発生装置とを備える、繊維堆積体搬送装置を提供するものである。
前記電離気体を前記ニップロールの周面へ直接に吹き付けた状態下に、前記搬送ベルトと前記ニップロールとの間で前記繊維堆積体を押圧しながら搬送する、繊維堆積体の搬送方法を提供するものである。
<1>
互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの下流に、該搬送ベルトと対向して、且つ前記繊維堆積体の搬送方向と直交する方向にわたって該繊維堆積体を押圧可能に配されているニップロールと、
前記ニップロールの軸方向に沿って配されており、電離気体を前記ニップロールの周面へ直接に吹き付ける電離気体発生装置とを備える、繊維堆積体搬送装置。
前記繊維が、電界紡糸繊維又はメルトブローン繊維である、前記<1>に記載の繊維堆積体搬送装置。
<3>
前記電離気体発生装置が、コロナ放電によって前記電離気体を発生させるように構成されている、前記<1>又は<2>に記載の繊維堆積体搬送装置。
<4>
前記電離気体発生装置は、前記電離気体を、前記ニップロールの軸方向に沿って線状に吹き付けるか、又は前記ニップロールの軸方向に沿って点状に吹き付けるように構成されている、前記<1>ないし<3>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<5>
前記ニップロールの表面がエラストマー系材料を含む絶縁体からなる、前記<1>ないし<4>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
前記搬送ベルトとしては、例えば不織布、合成樹脂又は紙等からなるフィルム状又はメッシュ状の部材を用いることができ、これらの部材は表面に導電処理を施されているものでもよい、前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<7>
前記搬送ベルトの堆積面に堆積した繊維堆積体は、前記搬送ロールと前記ニップロールとの間で押圧されながら、搬送方向に搬送されるように構成されている、前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<8>
前記ニップロールによるプレス圧(線圧)は、70N/m以上600N/m以下であることが好ましく、75N/m以上550N/m以下であることがより好ましい、前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
前記電離気体が、前記ニップロールの周面の接線方向に対して直接吹き付けられるように構成されていることが好ましく、前記ニップロールをその軸線の面で断面視したときに、前記電離気体の噴射方向の延長線と前記ニップロールの円周とが二つの交点を有するように、前記電離気体が吹き付けられることがより好ましく、前記延長線が前記ニップロールの軸心を通るように吹き付けられることが一層好ましく構成されている、前記<1>ないし<8>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<10>
前記ニップロールの周面と前記電離気体発生装置の吐出口との間隔は、10mm以上150mm未満であることが好ましく、10mm以上100mm以下であることが更に好ましい、前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<11>
搬送装置は、導電性材料からなる捕集電極を備えていることが好ましく、前記捕集電極は、紡糸装置と対向するように、且つ前記搬送ベルトの背面に隣接するように配置されていることが更に好ましい、前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
<12>
前記電離気体発生装置における前記電離気体の噴射速度は、該装置の吐出口から25mmの位置の見掛け値として5m/s以上100m/s以下であることが好ましい、前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置。
前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載の繊維堆積体搬送装置を用いた繊維堆積体の搬送方法であって、
前記電離気体を前記ニップロールの周面へ直接に吹き付けた状態下に、前記搬送ベルトと前記ニップロールとの間で前記繊維堆積体を押圧しながら搬送する、繊維堆積体の搬送方法。
<14>
前記電離気体発生装置から前記電離気体を前記ニップロールの周面へ直接に吹き付けた状態下に、前記搬送ロールと前記ニップロールとの間で前記搬送ベルトの堆積面に堆積した前記繊維堆積体を押圧しながら搬送する、前記<13>に記載の繊維堆積体の搬送方法。
電界紡糸法によって紡糸した繊維を、図1(a)及び(b)に示す搬送装置10における堆積面20Sに捕集して、坪量が10g/m2である繊維堆積体Fを形成した。この繊維堆積体Fを、線圧が156N/mとなる条件下でニップロール30で押圧しながら、搬送方向Xに向けて搬送した。電離気体発生装置40は、ニップロール30の上方に配置した。電離気体Aは、ニップロール30の上方からニップロール30の周面に対して直接吹き付けた。
電離気体Aをニップロール30の周面へ吹き付けなかったほかは、実施例1と同様に、繊維堆積体を搬送した。
電離気体Aを繊維堆積体Fに対して直接に吹き付けたほかは、実施例1と同様に繊維堆積体を搬送した。
実施例1及び各比較例において、繊維の搬送時における、ニップロールへの意図しない繊維の堆積を以下の基準によって目視で評価した。評価結果を以下の表1に示す。
A:搬送される繊維がニップロールに堆積しない。
B:搬送される繊維がニップロールに堆積する。
実施例1及び各比較例において、繊維の搬送時における、搬送装置からの繊維の飛散を以下の基準によって目視で評価した。評価結果を以下の表1に示す。
A:繊維が搬送装置から飛散しない。
B:繊維が搬送装置から飛散する。
20 搬送ベルト
30 ニップロール
40 電離気体発生装置
A 電離気体
F 繊維堆積体
R 紡糸方向
X 搬送方向
Y 幅方向(軸方向)
Claims (6)
- 互いに結合していない繊維を含む繊維堆積体を一方向へ搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトにおける前記繊維が堆積される位置よりも下流に、該搬送ベルトと対向して、且つ前記繊維堆積体の搬送方向と直交する方向にわたって該繊維堆積体を押圧可能に配されているニップロールと、
前記ニップロールの軸方向に沿って配されており、電離気体を前記ニップロールの周面へ直接に吹き付ける電離気体発生装置とを備える、繊維堆積体搬送装置。 - 前記繊維が、電界紡糸繊維又はメルトブローン繊維である、請求項1に記載の繊維堆積体搬送装置。
- 前記電離気体発生装置が、コロナ放電によって前記電離気体を発生させるように構成されている、請求項1又は2に記載の繊維堆積体搬送装置。
- 前記電離気体発生装置は、前記電離気体を、前記ニップロールの軸方向に沿って線状に吹き付けるか、又は前記ニップロールの軸方向に沿って点状に吹き付けるように構成されている、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の繊維堆積体搬送装置。
- 前記ニップロールの表面がエラストマー系材料を含む絶縁体からなる、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の繊維堆積体搬送装置。
- 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の繊維堆積体搬送装置を用いた繊維堆積体の搬送方法であって、
前記電離気体を前記ニップロールの周面へ直接に吹き付けた状態下に、前記搬送ベルトと前記ニップロールとの間で前記繊維堆積体を押圧しながら搬送する、繊維堆積体の搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017228999A JP7001443B2 (ja) | 2017-11-29 | 2017-11-29 | 繊維堆積体搬送装置及び繊維堆積体の搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017228999A JP7001443B2 (ja) | 2017-11-29 | 2017-11-29 | 繊維堆積体搬送装置及び繊維堆積体の搬送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019099924A JP2019099924A (ja) | 2019-06-24 |
JP7001443B2 true JP7001443B2 (ja) | 2022-01-19 |
Family
ID=66976123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017228999A Active JP7001443B2 (ja) | 2017-11-29 | 2017-11-29 | 繊維堆積体搬送装置及び繊維堆積体の搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7001443B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001140159A (ja) | 1999-08-30 | 2001-05-22 | Nippon Petrochem Co Ltd | 縦配列不織布の製造方法および製造装置 |
JP2008156766A (ja) | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 不織布製造装置、不織布製造方法 |
JP2008230826A (ja) | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Toray Ind Inc | シートロール体の製造装置および製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4877168A (ja) * | 1972-01-24 | 1973-10-17 | ||
JPS5337450B2 (ja) * | 1974-02-01 | 1978-10-09 |
-
2017
- 2017-11-29 JP JP2017228999A patent/JP7001443B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001140159A (ja) | 1999-08-30 | 2001-05-22 | Nippon Petrochem Co Ltd | 縦配列不織布の製造方法および製造装置 |
JP2008156766A (ja) | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 不織布製造装置、不織布製造方法 |
JP2008230826A (ja) | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Toray Ind Inc | シートロール体の製造装置および製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019099924A (ja) | 2019-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6635106B2 (en) | Dust collecting apparatus and air-conditioning apparatus | |
JP6883385B2 (ja) | 静電気低減ローラー、及びウェブ上の静電気を低減させるための方法 | |
US5740006A (en) | Ionizing machine part for static elimination | |
JP4129261B2 (ja) | 電気紡糸法を用いたナノ繊維製造装置及びこれに採用される紡糸ノズルパック | |
TW200827501A (en) | Electrostatic spinning apparatus | |
EP0010756A1 (en) | Process for preparing a nonwoven web and apparatus for carrying out said process | |
CN105431577A (zh) | 纳米纤维制造装置、纳米纤维的制造方法和纳米纤维成型体 | |
US20110000975A1 (en) | Apparatus and Methods for Producing Charged Fluid Droplets | |
JP2005264353A (ja) | 繊維集合体の製造方法及び製造装置 | |
JP2018193658A5 (ja) | ||
CN106811869B (zh) | 层叠无纺布 | |
KR102212974B1 (ko) | 시트 및 시트 제조 방법 | |
JP2018193658A (ja) | 電界紡糸装置 | |
JP7001443B2 (ja) | 繊維堆積体搬送装置及び繊維堆積体の搬送方法 | |
JP7074465B2 (ja) | 繊維堆積体搬送装置及び繊維堆積体の搬送方法 | |
JPH0646819A (ja) | シガレットフイルタ用のフイラメントから成る帯状フイルタ材料を処理するための方法および装置 | |
JP2017155366A (ja) | 不織布の製造方法および製造装置 | |
CN111247281B (zh) | 电纺装置及方法 | |
JP2007224458A (ja) | 繊維集合体の製造方法 | |
JP2017133120A (ja) | 不織布、ならびにそれを具備する集塵フィルタ、微生物または生物組織の培地、およびコスメティック用品 | |
KR20210014052A (ko) | 미세먼지 여과용 복합 나노섬유 안면 마스크 | |
JP2018059221A (ja) | シート状の繊維堆積体の製造装置及び該繊維堆積体の製造方法 | |
US20170150588A1 (en) | Static elimination articles and methods for their use | |
JPH0480136B2 (ja) | ||
KR20120131378A (ko) | 이온분사 부직포 제조 장치 및 제조 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211224 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7001443 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |