JP7074037B2 - 画像取得システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像取得システムに関する。
近年、車載カメラによる画像を解析することにより車両の周囲状況を把握し車両を安全に運行させる自動運転システムなどの安全機能製品や、車載カメラによる車両周辺状況の録画を行うドライブレコーダ等の普及が加速している。
特開2012-201178号公報 特開2001-206201号公報 特開平07-121678号公報
車載カメラは通常は車内に設置され、外部の状況はウィンドシールガラス等を透過して撮影されるが、これら安全機能製品の性能を確保するためには、ウィンドシールガラス等をクリアな状態に保つ必要がある。一方、ワイパが、カメラの前方を通過する際に、ワイパによりカメラの撮影範囲が遮蔽されることにより画像を取得できず、画像が欠落することによって、安全機能製品の正常動作の断続や、ドライブレコーダにおける画像の取りこぼし等が発生する場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイパによる撮影画像の取りこぼしを補完することにより、安全機能装置等における正常動作を極力確保し、ドライブレコーダの録画における画像のコマ欠落を補完することができる画像取得システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載した画像取得システムは、車両のウィンドシールガラスを透過して映像を撮影するカメラ12と、車両のウィンドシールガラスを払拭するワイパ16aと、前記ワイパの動作を制御するワイパ制御部16と、前記ワイパの位置を検出するワイパ位置検出部17と、前記カメラ、前記ワイパ、及び前記ワイパ位置検出部を制御する制御部10と、を備え、前記制御部は、前記ワイパ位置検出部から取得する前記ワイパの位置情報から、前記ワイパが前記カメラの撮影範囲を通過開始する時刻を検知し、前記制御部は、前記ワイパが前記カメラの撮影範囲を通過開始する時刻から所定時間、前記カメラが映像を撮影するフレーム数を増加させる処理を行う。
この構成により、ワイパ16aによる払拭後の短時間で多くの撮影画像を取得できるため、空白期間に撮影できなかった分の画像を補完することによってカメラ12による画像の取りこぼしを極力少なくすることができる。カメラ12における撮影画像の取りこぼしを補完することにより、安全機能装置等における安全機能の正常動作を極力確保し、ドライブレコーダの録画における画像の欠落を補完することができる。
実施形態に係る画像取得システムの概略構成を示すブロック図 画像取得システムにおける処理フローの概要を示す図 画像取得システムにおける処理フローの概要を示す図 画像取得システムにおける処理フローの概要を示す図 画像取得システムにおける処理フローの概要を示す図 処理フローのタイムチャートの概要を示す図 処理フローのタイムチャートの概要を示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、画像取得システム1は、カメラ制御部10、カメラ12、ワイパ制御部16、安全機能装置18、及びドライブレコーダ20を備えており、これらは車内LANやCAN等の通信線22により通信可能に接続されている。カメラ制御部10は、CPU、ROM、RAM、I/O等を備えるマイクロコンピュータを主体として構成されており、ワイパ制御部16、安全機能装置18から取得される情報に応じてカメラ12による画像撮影を制御している。カメラ制御部10による各種制御は、例えばROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
ワイパ制御部16、安全機能装置18、及びドライブレコーダ20は、それぞれ、図示しないCPU、ROM、RAM、I/O等を備えるマイクロコンピュータを主体として構成されており、それぞれの機能は、例えばROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
カメラ12としては例えばCCDセンサ素子、COMSセンサ素子等の撮像素子を用いたデジタルカメラを用いることができる。カメラ12はカメラ制御部10により制御されており、カメラ12は静止画や動画を撮影することができる。カメラ制御部10と通信線22は車両インターフェイス14を介して通信可能に接続されている。
カメラ12は車両外部等の映像を撮影する画像取得部として機能する。カメラ12はカメラ制御部10、安全機能装置18及びドライブレコーダ20に撮影した画像情報を送信する。カメラ12は例えば図示しないウィンドシールドガラスを透過して外部を撮影可能となるように、ウィンドシールドガラスの内面に接着されて設置されている。
ワイパ16aはウィンドシールドガラスの外面の雨滴等を払拭可能に構成されている。ワイパ16aは、ウィンドシールガラス表面を往復回動するように構成され、カメラ12の前方、すなわち撮影範囲を一時的に遮蔽して通過する。
カメラ12は一台である必要はなく、複数台のカメラを設ける構成としてもよい。例えば、車両の前方を撮影するカメラを複数台としたり、後方を撮影するカメラを設けたりするなど、複数台のカメラで撮影した映像をカメラ制御部10、安全機能装置18及びドライブレコーダ20に送信する構成としてもよい。また、ここでは、カメラ制御部10により制御される1台のカメラ12によりた画像を撮影する構成を例示したが、安全機能装置18及びドライブレコーダ20のそれぞれに専用のカメラを設けた構成とし、それぞれのカメラをそれぞれの制御部により制御する構成としてもよい。
ワイパ制御部16には、ワイパ16a、ワイパ駆動部16bが接続されている。ワイパ16aは、図示しない略直線状の払拭部によりウィンドシールドガラス上を、ワイパ駆動部16bにより扇形を描くように往復駆動され、ウィンドシールガラスに付着した雨滴等を払拭する。ワイパ駆動部16bは例えばモータによりワイパ16aの払拭動作を駆動する駆動部として機能する。ワイパ制御部16は、ワイパ16a及びワイパ駆動部16bを制御する制御部として機能し、ワイパ制御部16はカメラ制御部10により制御される。
ワイパ位置検出部17はワイパ16aの位置情報を検出するセンサとして機能する。ワイパ位置検出部17は、例えばワイパ16aの例えば動作角度を検出するセンサでもよいし、その他の方法を用いてワイパ16aの位置を検出するものであってもよい。ワイパ位置検出部17により取得されたワイパ位置情報はカメラ制御部10に送信される。ワイパ位置検出部17により、ワイパ16aのウィンドシールドガラス上における位置が検出されることにより、カメラ制御部10は、ワイパ16aがカメラ12の撮影範囲を遮蔽開始する時刻、すなわちワイパ16aがカメラ12の撮影範囲を通過開始する時刻を検知する。なお、カメラ制御部10は、予め、例えば起動直後に予備動作などを行って、ワイパ位置検出部17から取得するワイパ16aの位置情報とカメラ12による撮影情報を対応付け、ワイパ16aがカメラ12の撮影範囲を通過開始する時刻を検知できるように設定する。
安全機能装置18は、例えば自動運転装置もしくは運転アシスト装置であり、例えば、LKA(レーンキーピングアシスト)、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、PCS(プリクラッシュセーフティシステム)、衝突防止装置、AFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)等の、車両の安全を確保する安全機能を備えている。ドライブレコーダ20は、自動車事故等の記録のためにカメラ12によって撮影された動画などの画像情報を記録する装置である。
以下に、画像取得システム1における作用について説明する。画像取得システム1において、雨天時などには、ウィンドシールガラスに付着する雨滴や、カメラ12の撮影範囲を通過するワイパ16aにより、カメラ12による画像撮影が阻害される。このため、この画像を利用する安全機能装置18やドライブレコーダ20においてその機能を発揮しうるために必要な程度の画像データを取得することができず、安全機能装置18の安全機能、ドライブレコーダ20の録画機能に支障を来すことになる。
例えば安全機能装置18が自動運転システムである場合、ワイパ16aがカメラ12の撮影範囲を通過することによって撮影が阻害され、例えば道路のレーンを認識できない画像が取得される。このため、自動運転制御の正常動作を実施できないことが断続的に生じる場合がある。
また、ドライブレコーダ20においては、ワイパ16aによりカメラ12の撮影範囲を遮蔽された際に、例えば事故の状況を撮影できない等の支障が生じる場合がある。また、多くの雨滴がカメラ12の撮影範囲に付着する場合は、ワイパ制御部16による払拭直後の所定時間程度しか鮮明な画像を取得することができなくなるため、安全機能装置18による正常な自動運転制御や、ドライブレコーダ20による撮影画像の取得が更に困難となる。
画像取得システム1においては、カメラ12の撮影範囲をワイパ16aが通過開始した後の所定の時間、カメラ12による撮影においてフレーム数(F/S)を増加させる制御が実施される。なお、フレームとは撮影動画画像の1コマを意味し、フレーム数とは1秒間の撮影フレーム数(Flame/Sec)で定義される。カメラ12の撮影範囲をワイパ16aが通過開始した後の所定時間は、例えば400msecとして設定される。
フレーム数を増加させることにより、ウィンドシールガラスに付着した雨滴や、カメラ12の撮影範囲を遮蔽するワイパ16aによって阻害されることが無い正常画像をできるだけ多く取得することが可能となる。従って、安全機能装置18の正常な動作を確保し、ドライブレコーダ20における撮影画像の取りこぼしを補完することができる。
ここで、正常画像とは、安全機能装置18やドライブレコーダ20の機能を正常に機能させるのに十分にクリアな画像を意味している。例えば安全機能装置18がLKA、ACC、PCS、衝突防止装置、AFS等の機能を備えている場合に、これら機能が正常に機能するために十分クリアな画像であり、例えば、道路のレーンや前車等の状況が機能を実現するのに支障が無い程度にクリアに撮影された画像を意味する。機能によっては複数コマの正常画像が必要な場合もあるし、1コマの正常画像で十分な場合もある。ドライブレコーダ20であれば、正常画像とは道路状況やナンバープレート等がクリアに撮影された画像を意味する。
以下の説明では、カメラ制御部10が全体の制御部として機能する場合を例示して説明するが、例えば、カメラ制御部10、カメラ12、ワイパ制御部16、ワイパ16a、ワイパ駆動部16b、ワイパ位置検出部17、安全機能装置18及びドライブレコーダ20を統括的に制御する制御部を別途設けて、これにより全体を制御するように構成してもよい。
図2に示すように、カメラ制御部10は、車両のイグニッション(以下、IGと称する)、もしくはアクセサリースイッチ(以下、ACCと称する)がオンしているか(S1)、ワイパ16aがオンして動作中か(S2)、運転者は車両に搭乗しているか(S3)、安全機能装置18又はドライブレコーダ20が動作中か(S4)の判定を行う。
IGオフ(S1:NO)、ワイパが動作していない(S2:NO)、運転者が搭乗していない(S3:NO)、安全機能装置18又はドライブレコーダ20が動作中でない(S4:NO)場合の何れかの場合は、元に戻って待機状態となる。
IGオンもしくはACCオン(S1:YES)、ワイパ16aの動作中(S2:YES)、ワイパ16aの動作中(S2:YES)、安全機能装置18又はドライブレコーダ20の動作中(S3:YES)の場合は、撮影制御処理を実施する(S5)。撮影制御処理(S5)の終了後は元に戻り、上述の待機状態となる。
後述するように、撮影制御処理におけるフレーム数制御処理では、カメラ12のフレーム数(F/S)を大きくするため、ワイパ16aがカメラ12の撮影範囲を通過開始してから撮影範囲を通過完了するまでの、カメラ12による画像取得が阻害される期間(以下、空白期間と称する)を含め、これ以後の所定期間におけるフレーム数を増加させることで、空白期間において取得できなかった分の撮影画像の欠落を補完することができる。このため、画像の取りこぼしを低減することができる。例えば、カメラ12のフレーム数を、1秒間に10フレームの画像を取得する10(F/S)から、1秒間に25フレームの画像を取得する25(F/S)に増加させる。
次に、撮影制御処理(S5)の内容について説明する。図3に示すように、カメラ制御部10は、雨が降っているか(S10)、雨により安全機能装置18の正常動作が断続的か(S11)の判定をする。雨が降っておらず(S10:NO)、安全機能装置18の正常動作が断続的でない場合すなわち正常動作が継続している場合は(S11:NO)、元に戻って待機動作となる。なお、雨が降っているか否かの判定は、カメラ制御部10における画像解析や、図示しない雨滴センサからの信号、あるいは、図示しない車両センタから取得した天気情報を利用することにより行うことができる。
雨が降っており(S10:YES)、安全機能装置18の正常動作が断続的である場合は(S11:YES)、フレーム数制御処理(S12)、ワイパ速度制御処理(S13)を所定時間実施し、その後、フレーム数を元に戻し(S14)、ワイパ速度を元に戻して(S15)、リターンする。なお、ワイパ速度制御処理(S13)及びワイパ速度を元に戻す際には(S15)、運転者によるワイパ設定を無効にしてワイパ制御部16による制御を有効とする。
次に、フレーム数制御処理(S12)の内容について説明する。図4に示すように、カメラ制御部10は、カメラ12のフレーム数(F/S)は最大値すなわちMAX値か否かを判定する(S20)。すなわち、カメラ12の撮影性能のMAXまでフレーム数が増加されているかを判定する(S20)。フレーム数がMAXの場合(S20:YES)はこれ以上フレーム数を増加させることができないため、リターンし、ワイパ速度制御処理(S13)に移行する。なお、図6に、フレーム数制御処理におけるタイムチャートを示している。
フレーム数がMAXでない場合は(S20:NO)、ワイパ16aのカメラ12の撮影範囲の通過開始を判定する(S21)。ワイパ16aがカメラ12の撮影範囲の通過を開始したかを検知すると(S21:YES)、カメラ制御部10は、カメラ12の撮影におけるフレーム数(F/S)を、所定数増加させる(S22)。増加させるフレーム数はあらかじめ設定されており、例えば10(F/S)から25(F/S)に、15(F/S)だけ増加させる。
次に、カメラ制御部10は、安全機能装置18の正常動作が断続的であるか否かを判定する(S23)。この判定は、安全機能装置18から、画像が劣化して例えば道路のレーン情報を把握することができず自動運転を実行することができない期間が発生しているとの情報を受信することにより行うことができる。
安全機能装置18の正常動作が断続的でない場合すなわち安全機能装置18の正常動作が継続している場合は(S23:NO)、リターンする。
安全機能装置18の正常動作が断続的である場合は(S23:YES)、フレーム数がMAXでない場合は(S20:NO)、ワイパ16aがカメラ12の撮影範囲を通過開始する時刻から(S21:YES)、再度、カメラ12のフレーム数を増加させる(S22)。この場合は、フレーム数を例えば25(F/S)から40(F/S)に増加させる。以下これを、カメラ12による画像の取込数がMAXとなるまで繰り返す。
次に、ワイパ速度制御処理(S13)の内容について説明する。図5に示すように、カメラ制御部10は、安全機能装置18の正常動作が断続的であるか否か(S30)、ワイパ16aの動作速度はMAXか(S31)を判定する。
安全機能装置18の正常動作が断続的であり(S30:YES)、ワイパ16aの動作速度がMAXでない場合は(S31:NO)、ワイパ16aの速度を増加させ(S33)、再度、安全機能装置18の正常動作が断続的であるか(S30)、ワイパ16aの速度はMAXであるか(S31)の判定を行う。図7に、上記に説明したワイパ速度制御処理におけるタイムチャートを示しているが、ワイパ速度を増加させると、図6及び図7に示す様に、空白期間はA→Bのように短くなるため、ワイパ16aがカメラ12の撮影範囲を遮蔽する空白時間が減少することにより欠落する画像が減少し、相対的にクリアな状態で撮影可能な期間が増加する。
安全機能装置18の正常動作が断続的でなく(S30:NO)、又は、ワイパ16aの速度はMAXである場合は(S31:YES)、安全機能装置18を停止して(S33)、リターンする。安全機能装置18の正常動作が断続的でない場合は、フレーム数制御処理(S12)におけるフレーム数の増加により十分鮮明な画像が取得でき、安全機能装置18が正常動作していることから、更にワイパ速度を増加させる必要がないためである。また、ワイパ16aの速度が既にMAXである場合はそれ以上ワイパ速度を増加させることができないため、ワイパ速度制御処理(S13)を実施することができないためである。
実施形態に係る画像取得システム1によれば以下の効果を得る。
画像取得システム1によれば、カメラ制御部10は、撮影制御処理(S5)において、ワイパ16aがカメラ12の撮影範囲を通過開始した時刻以後の所定期間のフレーム数(F/S)を増加させるフレーム数制御処理を実行する(S12)。これにより、ワイパ16aによる払拭後の短時間で多くのクリアな撮影画像を取得できるため、空白期間に撮影できなかった分の画像を補完することによってカメラ12による画像の取りこぼしを極力少なくすることができるという効果を得る。
カメラ12における撮影画像の取りこぼしを補完することにより、安全機能装置等における安全機能の正常動作の断続を極力回避して安全機能装置等における正常動作を極力確保し、安全機能の動作中断を起こりづらくさせるとともに、ドライブレコーダの録画における画像のコマ欠落を補完することができる。
また、これにより、カメラ12の撮影範囲のワイパ16aによる雨滴の払拭直後から撮影画像を取得できるため、カメラ12の撮影範囲が最も清浄でクリアな状態の画像の取得が可能となるという効果を得る。
また、画像取得システム1によれば、撮影制御処理(S5)において、ワイパ16aの往復速度を増加させるワイパ速度制御処理(S13)を実施する。これによれば、カメラ12の撮影範囲をワイパ16aが通過するのにかかる時間を極力短くすることができるため、空白期間を短くして、画像を撮影する時間を多くすることができるため、カメラ12による画像の取りこぼしを極力少なくすると同時にクリアな画像を多く取得することができるという効果を得る。
これにより、安全機能装置18の正常動作を継続させることが可能となり、また、ドライブレコーダ20の画像取りこぼしを補完することが可能となる。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
上記実施形態において、カメラ12の撮影範囲をワイパ16aが通過開始した後の所定時間、カメラ12による撮影においてフレーム数(F/S)を増加させる制御を行ったが、例えば以下のように改変してもよい。例えば、ワイパ16aがウィンドシールガラスを払拭完了した直後の所定時間、カメラ12による撮影においてフレーム数(F/S)を増加させる制御を実施するようにしてもよい。また、空白期間の前後にわたる所定時間、フレーム数(F/S)を増加させる制御を行うようにしてもよい。
また、撮影制御処理において、安全機能装置18の正常動作が断続的か否かを(S11)、フレーム数制御処理(S12)及びワイパ速度制御処理(S13)に移行する条件としているが、これに替えて、ドライブレコーダ20における動画のコマ落ち数や、ナンバープレートの数字が読み取れない等をフレーム数制御処理(S12)及びワイパ速度制御処理(S13)に移行する条件としてもよい。
また、西日本であれば60Hz、東日本であれば50hzの電源周波数によって制御されるLED信号機の点滅周期と、カメラ12によるフレーム数の周期が合致すると、カメラ12の映像において、信号の灯火が消えた映像や、点滅する映像が撮影される場合がある。そこで、画像取得システム1において、車両の信号待ちを検知し、カメラ12におけるフレーム数を変更して撮影することにより、フレーム周期をLED信号機の点滅周期に合致しないようにずらすことにより、確実にLED信号機の映像を撮影できるように制御するようにしてもよい。
また、カメラ12の撮影におけるフレーム数を増加させた場合に、ドライブレコーダ20に録画する画像解像度を低下させたり、撮影した画像の記録を、一旦RAMに記録した後にSD等の外部記憶媒体に書込むように変更し、CPUの処理負荷を軽減したりする制御を行ってもよい。
また、ワイパ速度制御処理(S13)において、カメラ12の撮影範囲を通過する間だけ、ワイパ16aの動作速度を増加させるように制御してもよい。
1…画像取得システム、10…カメラ制御部(制御部)、12…カメラ、16…ワイパ制御部(制御部)、16a…ワイパ、17…ワイパ位置検出部、16b…ワイパ駆動部、18…安全機能装置、20…ドライブレコーダ

Claims (6)

  1. 車両のウィンドシールガラスを透過して映像を撮影するカメラ(12)と、
    車両のウィンドシールガラスを払拭するワイパ(16a)と、
    前記ワイパの動作を制御するワイパ制御部(16)と、
    前記ワイパの位置を検出するワイパ位置検出部(17)と、
    前記カメラ、前記ワイパ、及び前記ワイパ位置検出部を制御する制御部(10)と、を備え、
    前記制御部は、前記ワイパ位置検出部から取得する前記ワイパの位置情報から、前記ワイパが前記カメラの撮影範囲を通過開始する時刻を検知し、
    前記制御部は、前記ワイパが前記カメラの撮影範囲を通過開始する時刻から所定時間、前記カメラが映像を撮影するフレーム数を増加させる処理を行う、画像取得システム。
  2. 前記制御部は、前記ワイパが前記カメラの撮影範囲を通過開始する時刻から所定時間、前記ワイパの動作速度を増加させる処理を行う、請求項1に記載の画像取得システム。
  3. 前記カメラが映像を撮影するフレーム数を最大値まで増加させる処理を行った後に、前記ワイパの動作速度を増加させる処理を行う、請求項2に記載の画像取得システム。
  4. 前記制御部は、前記カメラが映像を撮影するフレーム数を増加させる処理を所定時間実施した後、フレーム数を元に戻す処理を行う請求項1から3の何れか一項に記載の画像取得システム。
  5. 前記制御部は、前記ワイパの動作速度を増加させる処理を所定時間実施した後、前記ワイパの動作速度を元に戻す処理を行う請求項1から4の何れか一項に記載の画像取得システム。
  6. 更に、車両の安全を確保する安全機能を備える安全機能装置(18)を備え、
    前記安全機能装置の安全機能が断続的になった場合に、前記ワイパが前記カメラの撮影範囲を通過開始する時刻から所定時間、前記カメラが映像を撮影するフレーム数を増加させる処理を行う、請求項1から5の何れか一項に記載の画像取得システム。

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