JP7073993B2 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、インターネット等のネットワークを介してVM(Virtual Machine)インスタンスを提供するIaaS(Infrastructure as a Service)と呼ばれるサービス形態が知られるようになってきた。また、IaaSとして提供されるVMインスタンスに対してソフトウェアをインストールして何等かのクラウドサービス(例えば、VMインスタンスをプリントサーバとして機能させたプリントサービス等)を提供することも行われている。
ここで、ユーザが指定する処理に対する課金額が上限値に近くなった場合、ユーザが指定可能な処理を制約することで、ユーザの処理枠の延命を図ることが可能な技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、VMインスタンスを利用するためには、仮想マシンの性能や台数等に応じた料金が発生する場合がある。このため、ユーザは、自身が提供するクラウドサービスの利用予定量(例えば、VMインスタンスが実行する処理のジョブ数等)を事前に見積った上で、適切な料金プランを決定することになる。
しかしながら、実際の利用量(すなわち、利用量の実績)が事前の見積りと異なる場合があり、料金プランが適切でないことがある。このため、例えば、利用量の実績が事前に見積った利用予定量よりも大きい場合には、仮想マシンの性能や台数が不足し、サービスのパフォーマンスが低下することがある。一方で、例えば、利用量の実績が事前に見積った利用予定量よりも小さい場合には、仮想マシンの性能や台数が過剰であり、無駄な料金が生じていることになる。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、利用実績に応じて適切な料金プランへ変更することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の実施の形態は、顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部と、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定部と、前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて、前記特定部が特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知部と、を有することを特徴とする。
利用実績に応じて適切な料金プランへ変更することができる。
本実施形態に係るサービス環境構築システムの全体構成の一例を示す図である。 仮想サーバ構築及び構築プラン変更の概略を説明する図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る環境構築装置の機能構成の一例を示す図である。 構築済情報テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係る環境構築処理の一例を示すフローチャートである。 環境構築画面の一例を示す図である。 料金プラン情報テーブルの一例を示す図(実施例1)である。 料金プラン情報テーブルの一例を示す図(実施例2)である。 料金プラン情報テーブルの一例を示す図(実施例3)である。 料金プラン情報テーブルの一例を示す図(実施例4)である。 構築プラン提案画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る環境構築プランの変更又は変更提案の通知処理の一例を示すフローチャートである。 構築プラン変更画面の一例を示す図である。 構築プラン変更提案画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と表す。)について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、VMインスタンスに対してソフトウェアをインストールして何等かのクラウドサービス(以降、「ユーザサービス」と表す。)を提供する場合に、このユーザサービスの利用量の予定又は実績に応じて、最適なVMインスタンスの環境構築プランを提案すると共に、この環境構築プランのVMインスタンスをプロビジョニング(Provisioning)するサービス環境構築システム1について説明する。なお、プロビジョニング(Provisioning)とは、物理マシン上にVMインスタンスを構築することを意味する。
ここで、ユーザサービスの利用量とは、所定の期間の間(例えば1か月間の間)にVMインスタンスが利用するリソースの利用量のことであり、例えば、ユーザサービスを実現する処理の当該期間の間のジョブ数や当該処理の対象となるデータの当該期間の間の総データサイズ等である。また、環境構築プランとは、仮想マシンの料金プランと、仮想マシンの台数とが含まれる情報のことである。なお、料金プランとは、例えば、仮想マシンの性能に応じて決定される料金(例えば月額料金等)のプランのことである。
以降では、環境構築プランを、単に「構築プラン」とも表す。
なお、VMインスタンスは、単に「VM」又は「仮想マシン」とも呼ばれる。また、特に、何等かのサーバ(例えば、プリントサーバ等)として機能させることを目的とした仮想マシンは「仮想サーバ」とも呼ばれる。以降では、VMインスタンスを何等かのサーバとして機能させることを想定し、「仮想サーバ」との用語を用いて説明する。
<全体構成>
まず、本実施形態に係るサービス環境構築システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るサービス環境構築システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るサービス環境構築システム1には、環境構築装置10と、端末装置20と、機器30とが含まれる。また、環境構築装置10と端末装置20とは、例えばインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続される。更に、環境構築装置10と機器30とは、IaaSとして仮想サーバを提供する業者(インフラ提供業者)のインフラ提供環境200とネットワークを介して通信可能に接続される。
環境構築装置10は、端末装置20から入力されたユーザサービスの利用量の予定(以降、「利用予定量」とも表す。)に応じて、当該端末装置20のユーザに対して、仮想サーバの最適な構築プランを提案する。そして、環境構築装置10は、当該構築プランに対するプロビジョニング指示に応じて、仮想サーバとして統括サーバ210及び機器管理サーバ220をインフラ提供環境200に構築する。これにより、ユーザサービスの提供に必要な環境が構築される。
また、環境構築装置10は、ユーザサービスの利用量の実績(以降、「利用実績量」とも表す。)に応じて、端末装置20のユーザに対して構築プランの変更提案を通知したり、構築プランを変更したことを通知したりする。このように、環境構築装置10は、仮想サーバが構築された後、実際の利用実績量に応じて最適な構築プランへの変更を提案したり、又は、当該最適な構築プランに変更したりする。
ここで、仮想サーバをインフラ提供環境200に構築する場合、仮想サーバの性能や台数に応じた料金が発生する。最適な構築プランとは、ユーザサービスの利用予定量又は利用実績量に必要な性能や台数を満たし、かつ、最も料金が安いプランのことである。このような最適プランへ変更することで、端末装置20のユーザは、仮想サーバの最適な性能及び台数で、ユーザサービスの利用に必要な環境(サービス環境)を構築することができる。言い換えれば、端末装置20のユーザは、ユーザサービスの利用に必要な仮想サーバを最適にサイジングすることができるようになる。
端末装置20は、ユーザサービスの利用に必要な環境を構築するユーザが用いるPC(パーソナルコンピュータ)等である。なお、端末装置20としては、例えば、スマートフォンやタブレット端末等が用いられても良い。
機器30は、ユーザサービスを利用する各種電子機器である。機器30としては、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置やPC等が挙げられる。なお、機器30としては、画像形成装置やPC以外にも、例えば、印刷装置、スキャナ装置、電子黒板装置、プロジェクタ装置、デジタルサイネージ装置、スマートフォン、タブレット端末等であっても良い。
ここで、インフラ提供環境200に仮想サーバとして構築される統括サーバ210及び機器管理サーバ220は、機器30がユーザサービスを利用するために必要となるサーバである。統括サーバ210は、例えば、機器30を所有する顧客毎に構築され、当該顧客に対して構築された1台以上の機器管理サーバ220を管理する。また、機器管理サーバ220は、例えば、機器30が設置されている顧客環境100毎に構築され、ユーザサービスを利用する機器30の管理と、当該機器30と連携してユーザサービスを実現するための処理とを行う。なお、顧客とは、ユーザサービスを利用する又は利用を希望する企業や団体等(以降、「企業等」と表す。)のことである。
例えば、或る顧客の顧客環境100として、顧客環境100A、顧客環境100B及び顧客環境100C等の複数の顧客環境100が存在するものとする。例えば、顧客環境100Aは本社におけるシステム環境、顧客環境100Bは或る支社におけるシステム環境、顧客環境100Cは別の或る支社におけるシステム環境である。この場合、例えば、顧客環境100Aに設置されている機器30を管理する機器管理サーバ220Aと、顧客環境100Bに設置されている機器30を管理する機器管理サーバ220Bと、顧客環境100Cに設置されている機器30を管理する機器管理サーバ220Cとがインフラ提供環境200に構築される。このように、顧客環境100毎に、当該顧客環境100に設置されている機器30を管理する機器管理サーバ220が構築される。
ただし、例えば、複数の顧客環境100が地理的に近い場合等には、これら複数の顧客環境100それぞれに設置されている機器30を管理する1台の機器管理サーバ220が構築されても良い。例えば、本社のシステム環境である顧客環境100Aに設置されている機器30と、或る支社のシステム環境である顧客環境100Bに設置されている機器30とを管理する1台の機器管理サーバ220が構築されても良い。
ここで、ユーザサービスの具体例として、印刷ジョブを蓄積するサーバとして機器管理サーバ220を機能させた「プリントサービス」が挙げられる。この場合、例えば、PC等である機器30で作成された印刷ジョブが機器管理サーバ220に蓄積される。そして、画像形成装置や印刷装置等である機器30が当該機器管理サーバ220から印刷ジョブを取得し、当該印刷ジョブを実行することで、印刷が行われる。これにより、PC等である機器30のユーザに対してプリントサービスが提供される。
また、ユーザサービスの他の具体例として、スキャン画像を所定の宛先に配信するサーバとして機器管理サーバ220を機能させた「スキャン配信サービス」が挙げられる。この場合、例えば、画像形成装置やスキャナ装置等である機器30が原稿をスキャンすることで作成したスキャン画像が機器管理サーバ220に送信される。そして、機器管理サーバ220が当該スキャン画像を所定の宛先に配信する。これにより、画像形成装置やスキャナ装置等である機器30のユーザに対してスキャン配信サービスが提供される。なお、スキャン配信サービスでは、機器管理サーバ220がスキャン画像に対して何等かの処理(例えば、OCR(Optical Character Recognition)処理等)を行った後、この処理結果を示すデータを所定の宛先に配信しても良い。なお、例えば、「スキャンによりスキャン画像を作成した後、このスキャン画像に対してOCR処理を行って、その後、配信処理を行う」等のように複数の処理を順に実行する処理又はサービスは「ワークフロー」とも称される。
このように、機器30と、当該機器30を管理する機器管理サーバ220とが連携した処理を行うことで、ユーザサービスが実現される。以降では、ユーザサービスの一例として、「プリントサービス」、「スキャン配信サービス」、又はその両方のいずれかを想定して説明する。なお、ユーザサービスが「プリントサービス」である場合、ユーザサービスの利用量は、例えば、「印刷ジョブのジョブ数」や「印刷対象のデータの総データサイズ」等である。また、ユーザサービスが「スキャン配信サービス」である場合、ユーザサービスの利用量は、例えば、「スキャン配信ジョブのジョブ数」や「配信対象(又はOCR対象)のデータの総データサイズ」等である。ただし、これら以外にも、ユーザサービスの利用量としては、例えば、機器30がユーザサービスを利用している間の利用時間等であっても良い。
なお、図1に示すサービス環境構築システム1の構成は一例であって他の構成であっても良い。例えば、環境構築装置10や端末装置20は、顧客環境100に含まれていても良い。また、ユーザサービスの内容やその実現方法によっては統括サーバ210が不要な場合も有り得る。この場合、環境構築装置10は、統括サーバ210をインフラ提供環境200に構築しなくても良い。
また、本実施形態では、ユーザサービスを提供するサービス提供業者と、インフラ提供環境200により仮想サーバを提供するインフラ提供業者とが異なる業者であることを想定しているが、必ずしも異なる業者である必要はなく、同一の業者であっても良い。また、仮想サーバの構築にあたってインフラ提供業者との間で行う契約(仮想サーバの構築に関する契約)は、顧客が行っても良いし、ユーザサービスを提供するサービス提供業者が行っても良い。
<仮想サーバの構築及び構築プランの変更>
ここで、本実施形態に係る環境構築装置10により、仮想サーバである統括サーバ210及び機器管理サーバ220をインフラ提供環境200に構築すると共に、利用実績量に応じて最適な構築プランに変更又は最適な構築プランへの変更を提案する場合について、図2を参照しながら説明する。図2は、仮想サーバ構築及び構築プラン変更の概略を説明する図である。仮想サーバが構築されることでユーザサービスの利用に必要な環境(サービス環境)が構築される。
なお、図2では、顧客環境100として、顧客環境100Aと、顧客環境100Bと、顧客環境100Cとが存在するものとし、それぞれの顧客環境100に対して1台ずつ機器管理サーバ220を構築するものとする。
S1-1)端末装置20は、ユーザサービスを利用するための仮想サーバを構築する場合、ユーザサービスの利用予定量を環境構築装置10に入力する。利用予定量には、例えば、ジョブ数や総データサイズ等が含まれる。なお、ジョブ数は、例えば、印刷ジョブのジョブ数、スキャン配信ジョブのジョブ数、又はその両方のジョブのジョブ数のいずれかである。同様に、総データサイズは、例えば、印刷対象のデータの総データサイズ、スキャン配信対象のデータの総データサイズ、又はその両方のデータの総データサイズのいずれかである。
S1-2)環境構築装置10は、端末装置20から入力された利用予定量に基づいて、最適な構築プランを特定する。そして、環境構築装置10は、特定した構築プランを端末装置20に提案する。これにより、端末装置20のユーザによって入力された利用予定量を満たすユーザサービスを提供でき、かつ、最も料金が安い構築プランが当該ユーザに提案される。
ここで、インフラ提供環境200には、物理サーバが設置されているデータセンタのシステム環境であるデータセンタ環境240が含まれる。なお、データセンタ環境240は、物理的に異なる場所に存在する複数のデータセンタ環境に分割されていても良い。例えば、データセンタ環境240は、アメリカ合衆国の東側の或る場所に存在するデータセンタのシステム環境であるデータセンタ環境と、アメリカ合衆国の西側の或る場所に存在するデータセンタのシステム環境であるデータセンタ環境とに分割されていても良い。
S1-3)端末装置20は、環境構築装置10から提案された構築プランによって仮想サーバを構築する場合、プロビジョニング指示を環境構築装置10に入力する。
S1-4)環境構築装置10は、端末装置20からプロビジョニング指示が入力されると、インフラ提供業者が公開しているWebAPI230に対して、プロビジョニング要求を送信する。このWebAPI230は、インフラ提供環境200に仮想サーバを構築したり、インフラ提供環境200に構築された仮想サーバから各種情報を取得したりするためのAPI(Application Programming Interface)である。環境構築装置10は、WebAPI230に対してプロビジョニング要求を送信することで、インフラ提供環境200に仮想サーバを構築することができる。プロビジョニング要求には、例えば、利用予定量に応じた仮想サーバの性能及び台数等の情報が含まれる。
これにより、例えば、顧客環境100Aに設置されている機器30を管理するための機器管理サーバ220Aと、顧客環境100Bに設置されている機器30を管理するための機器管理サーバ220Bと、顧客環境100Cに設置されている機器30を管理するための機器管理サーバ220Cとがデータセンタ環境240に構築される。
また、各機器管理サーバ220を管理するための統括サーバ210がデータセンタ環境240に構築される。なお、統括サーバ210は構築されなくても良い。
以上のように、本実施形態に係る環境構築装置10は、端末装置20のユーザによって入力された利用予定量(例えば、ユーザサービスのジョブ数や総データサイズ等)に応じた最適な構築プランを当該ユーザに提案する。そして、本実施形態に係る環境構築装置10は、端末装置20のユーザによって入力されたプロビジョニング指示に応じて、構築プランとして提案した仮想サーバを構築する。
このため、端末装置20のユーザは、ユーザサービスの利用に必要な仮想サーバの性能や台数等を考慮することなく、利用予定量(例えば、ジョブ数や総データサイズ等)を入力するだけで最適な構築プランで仮想サーバを構築することができるようになる。
S2-1)また、環境構築装置10は、所定のタイミング(例えば、毎月末やユーザにより指定された日時等)に、WebAPI230に対して、利用実績量の取得要求を送信する。環境構築装置10は、WebAPI230に対して利用実績量の取得要求を送信することで、ユーザサービスの利用実績量(すなわち、例えば、ジョブ数の実績値や総データサイズの実績値等)を取得することができる。利用実績量の取得要求には、利用実績量の取得に必要な情報(例えば、ユーザサービスの提供に必要な統括サーバ210を特定する情報等)が含まれる。
S2-2)環境構築装置10は、ユーザサービスの利用実績量に応じて、最適な構築プランを特定する。そして、環境構築装置10は、特定した構築プランが現在の構築プランと異なる場合(すなわち、現在の構築プランが最適でない場合)、構築プランを変更した上で、構築プランを変更したことを端末装置20に通知する。又は、環境構築装置10は、構築プランの変更提案を端末装置20に通知する。これにより、端末装置20のユーザに対して、利用実績量に応じた最適な構築プランに変更されたこと又は最適な構築プランへの変更提案が通知される。なお、利用実績量に応じた最適な構築プランに変更されたことを通知するか又は最適な構築プランへの変更提案を通知するかのいずれとするかは、例えば、ユーザとの間の契約によって決定される。
以上のように、本実施形態に係る環境構築装置10は、所定のタイミングに、ユーザサービスの利用実績量を取得する。そして、本実施形態に係る環境構築装置10は、取得した利用実績量に応じた最適な構築プランを特定し、特定した構築プランが現在の構築プランと異なる場合、構築プランの変更提案等をユーザに通知する。このため、端末装置20のユーザは、所定のタイミングで、ユーザサービスの利用実績量に応じた最適な構築プランへの変更等を行うことができるようになる。
したがって、本実施形態に係る環境構築装置10によれば、例えば、利用予定量の見積り精度が低いために利用実績量と異なっていた場合であっても、所定のタイミングで最適な構築プランに変更することができるようになる。また、本実施形態に係る環境構築装置10によれば、例えば、ユーザサービスの利用人数の増減等によって利用予定量と利用実績量が異なることになった場合であっても、所定のタイミングで最適な構築プランに変更することができるようになる。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る環境構築装置10、端末装置20及び機器30のハードウェア構成について説明する。
本実施形態に係る環境構築装置10及び端末装置20は、例えば図3に示すコンピュータ300を1台以上用いて実現することができる。図3は、コンピュータ300のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、機器30がPC等である場合、当該機器30も、例えば図3に示すコンピュータ300を1台以上用いて実現することができる。
図3に示すコンピュータ300は、入力装置301と、表示装置302と、外部I/F303と、通信I/F304とを有する。また、図3に示すコンピュータ300は、ROM(Read Only Memory)305と、RAM(Random Access Memory)306と、CPU(Central Processing Unit)307と、補助記憶装置308とを有する。これらの各ハードウェアは、それぞれがバス309で接続されている。
入力装置301は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザが各種操作を入力するのに用いられる。表示装置302は、例えば、ディスプレイ等であり、コンピュータ300による処理結果を表示する。なお、コンピュータ300は、入力装置301及び表示装置302のうちの少なくとも一方を有していなくても良い。
外部I/F303は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体303a等がある。コンピュータ300は、外部I/F303を介して、記録媒体303aの読み取りや書き込み等を行うことができる。記録媒体303aには、例えば、USBメモリ、SDメモリカード、フレキシブルディスク、CD、DVD等がある。
通信I/F304は、コンピュータ300をネットワークに接続するためのインタフェースである。コンピュータ300は、通信I/F304を介して、他の装置等と通信を行うことができる。
ROM305は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM305には、例えば、コンピュータ300の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS(Operating System)設定、及びネットワーク設定等のプログラムやデータが格納されている。RAM306は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。
CPU307は、ROM305や補助記憶装置308等からプログラムやデータをRAM306上に読み出して、処理を実行することで、コンピュータ300全体の制御や機能を実現する演算装置である。
補助記憶装置308は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置308に格納されるプログラムやデータには、コンピュータ300全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、OS上で各種機能を提供するアプリケーションプログラム、本実施形態を実現する1以上のプログラム等がある。補助記憶装置308は、格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステムやDB(データベース)により管理している。
本実施形態に係る環境構築装置10及び端末装置20は、図3に示すコンピュータ300のハードウェア構成により各種処理を実現できる。なお、統括サーバ210及び機器管理サーバ220(より正確には、統括サーバ210及び機器管理サーバ220を実現する物理サーバ)も、図3に示すコンピュータ300のハードウェア構成により実現される。
次に、機器30が画像形成装置である場合、機器30は、例えば図4に示す画像形成装置400により実現することができる。図4は、画像形成装置400のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4に示す画像形成装置400は、コントローラ401と、操作パネル402と、外部I/F403と、通信I/F404と、画像処理エンジン405とを有する。また、コントローラ401は、CPU411と、RAM412と、ROM413と、NVRAM414と、補助記憶装置415とを有する。
ROM413は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。RAM412は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。NVRAM414は、例えば設定情報等を格納している不揮発性の半導体メモリである。また、補助記憶装置415は、例えば、HDDやSSD等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。
CPU411は、ROM413やNVRAM414、補助記憶装置415等からプログラムやデータ、設定情報等をRAM412上に読み出し、処理を実行することで、画像形成装置400全体の制御や機能を実現する演算装置である。
操作パネル402は、ユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部とを備えている入出力装置である。外部I/F403は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体403a等がある。画像形成装置400は、外部I/F403を介して、記録媒体403aの読み取りや書き込み等を行うことができる。
記録媒体403aには、例えば、ICカード、USBメモリ、SDメモリカード、フレキシブルディスク、CD、DVD等がある。
通信I/F404は、画像形成装置400をネットワークに接続するためのインタフェースである。画像形成装置400は、通信I/F404を介して、他の装置等と通信を行うことができる。
画像処理エンジン405は、例えば、プロッタやスキャナ等であり、印刷処理やスキャン処理等の各種の画像処理を行う装置である。
本実施形態に係る機器30が画像形成装置である場合、当該機器30は、図4に示す画像形成装置400のハードウェア構成により、各種処理を実現できる。
<機能構成>
次に、本実施形態に係る環境構築装置10の機能構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る環境構築装置10の機能構成の一例を示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係る環境構築装置10は、入力受付部501と、表示制御部502と、構築済判定部503と、利用可否判定部504と、構築済情報作成・更新部505と、構築プラン特定部506と、利用実績量取得部507と、プロビジョニング部508と、通知部509とを有する。これら各部は、環境構築装置10にインストールされた1以上のプログラムがCPU307に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係る環境構築装置10は、記憶部510を有する。記憶部510は、例えば補助記憶装置308を用いて実現可能である。なお、記憶部510は、例えば、環境構築装置10とネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていても良い。
記憶部510は、料金プラン情報テーブル1000と、構築済情報テーブル2000とを記憶している。これらの各テーブルの詳細については後述する。
入力受付部501は、端末装置20からの各種入力(例えば、利用予定量の入力やプロビジョニング指示の入力等)を受け付ける。
表示制御部502は、各種画面を端末装置20に表示させる。各種画面としては、例えば、端末装置20のユーザが利用予定量を入力するための画面、端末装置20のユーザに対して最適な構築プランを提案するための画面等が挙げられる。
構築済判定部503は、入力受付部501により利用予定量の入力が受け付けられた場合、記憶部510に記憶されている構築済情報テーブル2000を参照して、利用予定量を入力したユーザに関して仮想サーバが構築済であるか否かを判定する。すなわち、構築済判定部503は、当該ユーザに関してサービス環境が構築済であるか否かを判定する。
利用可否判定部504は、構築済判定部503により仮想サーバが構築済であると判定された場合、構築済の仮想サーバでユーザサービスを利用可能であるか否かを判定する。構築済の仮想サーバでユーザサービスが利用可能とは、例えば、仮想サーバを新たに構築しなくても、ユーザにより入力された利用予定量のユーザサービスを構築済の仮想サーバ(すなわち、機器管理サーバ220等)で提供可能であること等を意味する。
構築済情報作成・更新部505は、利用可否判定部504により構築済の仮想サーバ(機器管理サーバ220等)でユーザサービスを利用可能であると判定された場合、構築済情報テーブル2000に格納されている構築済情報を更新する。構築済情報とは、ユーザ毎に、構築済の仮想サーバ(機器管理サーバ220等)が追加で利用可能な利用量(例えば、追加で蓄積可能なジョブ数)等を管理するための情報である。
また、構築済情報作成・更新部505は、プロビジョニング部508のプロビジョニング要求によって仮想サーバ(機器管理サーバ220等)が構築されると、構築された仮想サーバに関する構築済情報を作成し、構築済情報テーブル2000に格納する。
構築プラン特定部506は、入力受付部501により利用予定量の入力が受け付けられた場合、記憶部510に記憶されている料金プラン情報テーブル1000を参照して、当該利用予定量に応じた最適な構築プランを特定する。ここで、料金プラン情報テーブル1000に格納されている料金プラン情報は、仮想サーバの性能とその料金とが対応付けられた情報である。したがって、構築プラン特定部506は、料金プラン情報テーブル1000を参照して、料金の合計額が最も安く、かつ、当該利用予定量を満たす仮想サーバの性能及び台数を特定することで、最適な構築プランを特定する。
また、構築プラン特定部506は、利用実績量取得部507により利用実績量が取得された場合、記憶部510に記憶されている料金プラン情報テーブル1000を参照して、当該利用実績量に応じた最適な構築プランを特定する。すなわち、構築プラン特定部506は、料金プラン情報テーブル1000を参照して、料金の合計額が最も安く、かつ、当該利用実績量を満たす仮想サーバの性能及び台数を特定することで、最適な構築プランを特定する。
利用実績量取得部507は、所定のタイミングで、インフラ提供業者が公開するWebAPI230に対して利用実績量の取得要求を送信する。これにより、利用実績量取得部507により利用実績量が取得される。ここで、所定のタイミングとしては、任意の日時とすることができる。例えば、毎月末や毎週末であっても良いし、半年毎であっても良い。又は、例えば、ユーザにより指定された日時等であっても良い。このように、利用実績量取得部507は、予め決められた期間毎又は予め指定された日時に、利用実績量を取得する。
プロビジョニング部508は、入力受付部501によりプロビジョニング指示の入力が受け付けられた場合、インフラ提供業者が公開するWebAPI230に対してプロビジョニング要求を送信する。これにより、当該プロビジョニング要求に応じた仮想サーバがインフラ提供環境200に構築される。
通知部509は、構築プラン特定部506により特定された構築プランの提案又は変更提案を端末装置20に通知する。又は、通知部509は、構築プラン特定部506により特定された構築プランに変更したことを端末装置20に通知する。
≪構築済情報テーブル2000≫
ここで、記憶部510に記憶されている構築済情報テーブル2000について、図6を参照しながら説明する。図6は、構築済情報テーブル2000の一例を示す図である。
図6に示すように、構築済情報テーブル2000には、1以上の構築済情報が格納されている。各構築済情報には、データ項目として、「顧客ID」と、「仮想サーバ」と、「料金プラン」と、「余裕利用量」と、「自動変更フラグ」とが含まれる。
「顧客ID」には、ユーザサービスを利用する又は利用を希望する企業等である顧客を識別する顧客IDが設定される。「仮想サーバ」には、当該顧客が構築した1以上の仮想サーバ(機器管理サーバ220等)を識別する情報(例えば、機器管理サーバ220の名称等)が設定される。「料金プラン」には、当該仮想サーバの料金プランが設定される。「余裕利用量」には、当該顧客が構築した1以上の仮想サーバが追加で利用可能な利用量が設定される。「自動変更フラグ」には、当該顧客の利用実績量に応じて最適な構築プランへの変更を自動で許可するか否かを示すフラグが設定される。
ここで、例えば、「自動更新フラグ」に「自動変更許可」が設定されている場合、利用実績量に応じた最適な構築プランへ自動的に変更される。この場合、当該顧客の端末装置20には、利用実績量に応じて最適な構築プランへ変更されたことが通知される。一方で、例えば、「自動更新フラグ」に「自動変更不許可」が設定されている場合、利用実績量に応じた最適な構築プランへは自動的には変更されない。この場合、当該顧客の端末装置20には、利用実績量に応じた最適な構築プランへの変更提案が通知される。
このように、構築済情報テーブル2000には、顧客毎に、当該顧客が構築した仮想サーバに関する情報と、最適な構築プランへの自動変更を許可するか否かを示すフラグとが含まれる構築済情報が格納されている。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係るサービス環境構築システム1の処理の詳細について説明する。
≪環境構築処理≫
以降では、本実施形態に係る環境構築装置10によってサービス環境を構築する場合の処理(環境構築処理)について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係る環境構築処理の一例を示すフローチャートである。
まず、表示制御部502は、端末装置20からの要求に応じて、例えば図8に示す環境構築画面G100を当該端末装置20に表示させる(ステップS101)。端末装置20のユーザは、例えば、所定のURL(Uniform Resource Locator)をWebブラウザに入力したり、当該URLへのリンクを押下したりすること等で、図8に示す環境構築画面G100を表示させることができる。
図8に示す環境構築画面G100は、サービス環境の構築(すなわち、仮想サーバの構築)にあたってユーザサービスの利用予定量を入力するための画面である。図8に示す環境構築画面G100には、顧客ID表示欄G110と、利用予定量入力欄G120と、OKボタンG130とが含まれる。
顧客ID表示欄G110には、端末装置20のユーザが属する企業等である顧客を示す顧客IDが表示される。また、利用予定量入力欄G120は、例えば、ジョブ数や総データサイズ又はその両方等の利用予定量を入力するための入力欄である。なお、利用予定量入力欄G120は、例えば、ユーザサービス(例えば、「プリントサービス」や「スキャン配信サービス」等)毎の利用予定量(ジョブ数又は総データサイズ等)を入力する入力欄であっても良い。
ユーザは、利用予定量入力欄G120に利用予定量を入力した上で、OKボタンG130を押下する。これにより、ユーザは、利用予定量を入力することができる。なお、利用予定量としては、例えば、ジョブ数や総データサイズ等が挙げられるが、この利用予定量は或る単位期間(例えば1か月間)の利用予定量である。なお、ユーザは、利用予定量の他に、例えば、ユーザサービスを利用する機器30の台数や顧客環境100の場所等を入力することができても良い。
入力受付部501は、端末装置20のユーザによる利用予定量の入力を受け付ける(ステップS102)。入力受付部501が入力を受け付けた利用予定量には、当該ユーザが属する企業等の顧客IDと、利用予定量入力欄G120に入力された利用予定量とが含まれる。ここで、利用予定量は、「ジョブ数」、「総データサイズ」、「ジョブ数及び総データサイズ」、又は「ユーザサービス毎のジョブ数及び総データサイズ」のいずれかであるものとする。以降では、利用予定量として入力されたジョブ数を「予定ジョブ数」、利用予定量として入力された総データサイズを「予定総データサイズ」とも表す。
次に、構築済判定部503は、構築済情報テーブル2000を参照して、端末装置20のユーザが属する企業等がサービス環境を構築済みであるか否かを判定する(ステップS103)。このとき、構築済判定部503は、端末装置20のユーザが属する企業等を示す顧客IDの構築済情報が構築済情報テーブル2000に格納されている場合、サービス環境が構築済みであると判定する。一方で、構築済判定部503は、端末装置20のユーザが属する企業等を示す顧客IDの構築済情報が構築済情報テーブル2000に格納されていない場合、サービス環境が構築されていないと判定する。
ステップS103でサービス環境が構築されていないと判定された場合、構築プラン特定部506は、料金プラン情報テーブル1000を参照して、利用予定量に応じた最適な構築プランを特定する(ステップS104)。
ここで、利用予定量が「予定ジョブ数」である場合、「予定総データサイズ」である場合、「予定ジョブ数及び予定総データサイズ」である場合、「プリントサービスの予定ジョブ数及び予定総データサイズ並びにスキャン配信サービスの予定ジョブ数及び予定総データサイズ」である場合について説明する。
(実施例1)
実施例1として、利用予定量が「予定ジョブ数」である場合について説明する。まず、実施例1の料金プラン情報テーブル1000について、図9を参照しながら説明する。図9は、料金プラン情報テーブル1000の一例を示す図(実施例1)である。
図9に示すように、実施例1の料金プラン情報テーブル1000には、1以上の料金プラン情報が格納されている。各料金プラン情報には、データ項目として、「料金プラン」と、「CPU」と、「メモリ」と、「ジョブ数」と、「料金」とが含まれる。
「料金プラン」には、料金プランの名称が設定される。「CPU」には、当該料金プランで構築された仮想サーバ1台に割り当てられるCPUのコア数が設定される。「メモリ」には、当該料金プランで構築された仮想サーバ1台に割り当てられるメモリの容量が設定される。「ジョブ数」には、例えば、当該料金プランで構築された仮想サーバ(機器管理サーバ220等)1台が蓄積可能な印刷ジョブとスキャン配信ジョブとの合計数の上限が設定される。「料金」には、当該料金プランで仮想サーバ1台を構築した場合の料金(例えば、月額料金)が設定される。
図9に示す例では、料金プラン「Minimum」~「Super High」の4つの料金プランの料金プラン情報が料金プラン情報テーブル1000に格納されている。また、これらの料金プランは、料金が高い程、仮想サーバに割り当てられるCPUやメモリ、ジョブ数が多くなる(すなわち、料金が高い程、より高い性能の仮想サーバが構築される。)。
このように、実施例1の料金プラン情報テーブル1000には、仮想サーバを構築する際の料金プランの内容(仮想サーバの性能や料金等)を示す料金プラン情報が格納されている。なお、料金プランの内容は、例えば、インフラ提供業者によって決定される。
このとき、構築プラン特定部506は、実施例1の料金プラン情報テーブル1000を参照して、利用予定量(予定ジョブ数)に応じて、当該予定ジョブ数を満たし、かつ、料金(又は料金の合計)が最も安くなる料金プランを特定する。なお、この予定ジョブ数は、複数のユーザサービスがある場合(例えば、「プリントサービス」及び「スキャン配信サービス」)は、これらの複数のユーザサービスの予定ジョブ数の合計である。
例えば、予定ジョブ数が「400Job」であった場合、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台を構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台を特定する。
また、例えば、予定ジョブ数が「10500Job」であった場合、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台と、料金プラン「Basic」の仮想サーバ1台とを構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台と料金プラン「Basic」の仮想サーバ1台とを特定する。
また、例えば、予定ジョブ数が「11500Job」であった場合、料金プラン「High」の仮想サーバ1台を構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「High」の仮想サーバ1台を特定する。
また、例えば、予定ジョブ数が「201000Job」であった場合、料金プラン「Super High」の仮想サーバ2台と、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台とを構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Super High」の仮想サーバ2台と料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台とを特定する。
このように、実施例1では、構築プラン特定部506は、予定ジョブ数を満たし、かつ、最も料金が安い仮想サーバの料金プランとその台数とを最適な構築プランとして特定する。
(実施例2)
次に、実施例2として、利用予定量が「予定総データサイズ」である場合について説明する。まず、実施例2の料金プラン情報テーブル1000について、図10を参照しながら説明する。図10は、料金プラン情報テーブル1000の一例を示す図(実施例2)である。
図10に示すように、実施例2の料金プラン情報テーブル1000には、1以上の料金プラン情報が格納されている。各料金プラン情報には、データ項目として、「料金プラン」と、「CPU」と、「メモリ」と、「総データサイズ」と、「料金」とが含まれる。なお、「料金プラン」、「CPU」、「メモリ」及び「料金」は実施例1と同様である。
「総データサイズ」には、例えば、当該料金プランで構築された仮想サーバ(機器管理サーバ220等)1台が処理可能なデータ(印刷ジョブのデータ及びスキャン配信ジョブのデータ)のデータサイズの合計の上限が設定される。
このとき、構築プラン特定部506は、実施例2の料金プラン情報テーブル1000を参照して、利用予定量(予定総データサイズ)に応じて、当該予定総データサイズを満たし、かつ、料金(又は料金の合計)が最も安くなる料金プランを特定する。なお、この予定総データサイズは、複数のユーザサービスがある場合(例えば、「プリントサービス」及び「スキャン配信サービス」)は、これらの複数のユーザサービスのそれぞれで処理対象となるデータのデータサイズの合計である。
例えば、予定総データサイズが「5G」であった場合、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台を構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台を特定する。
また、例えば、予定総データサイズが「105G」であった場合、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台と、料金プラン「Basic」の仮想サーバ1台とを構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台と料金プラン「Basic」の仮想サーバ1台とを特定する。
また、例えば、予定総データサイズが「115G」であった場合、料金プラン「High」の仮想サーバ1台を構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「High」の仮想サーバ1台を特定する。
また、例えば、予定総データサイズが「2050G」であった場合、料金プラン「Super High」の仮想サーバ2台と、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台とを構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Super High」の仮想サーバ2台と料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台とを特定する。
このように、実施例2では、構築プラン特定部506は、予定総データサイズを満たし、かつ、最も料金が安い仮想サーバの料金プランとその台数とを最適な構築プランとして特定する。
(実施例3)
次に、実施例3として、利用予定量が「予定ジョブ数及び予定総データサイズ」である場合について説明する。まず、実施例3の料金プラン情報テーブル1000について、図11を参照しながら説明する。図11は、料金プラン情報テーブル1000の一例を示す図(実施例3)である。
図11に示すように、実施例3の料金プラン情報テーブル1000には、1以上の料金プラン情報が格納されている。各料金プラン情報には、データ項目として、「料金プラン」と、「CPU」と、「メモリ」と、「ジョブ数」と、「総データサイズ」と、「料金」とが含まれる。なお、「料金プラン」、「CPU」、「メモリ」及び「料金」は実施例1及び2と同様であり、「ジョブ数」は実施例1と同様であり、「総データサイズ」は実施例2と同様である。
このとき、構築プラン特定部506は、実施例3の料金プラン情報テーブル1000を参照して、利用予定量(予定ジョブ数及び予定総データサイズ)に応じて、当該予定ジョブ数及び予定総データサイズを満たし、かつ、料金(又は料金の合計)が最も安くなる料金プランを特定する。なお、この予定ジョブ数は、複数のユーザサービスがある場合(例えば、「プリントサービス」及び「スキャン配信サービス」)は、これらの複数のユーザサービスのジョブ数の合計である。同様に、この予定総データサイズは、これらの複数のユーザサービスのそれぞれで処理対象となるデータのデータサイズの合計である。
例えば、予定ジョブ数が「400Job」、予定総データサイズが「5G」であった場合、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台を構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台を特定する。
また、例えば、予定ジョブ数が「2000Job」、予定総データサイズが「5G」であった場合、料金プラン「Basic」の仮想サーバ1台を構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台を特定する。
また、例えば、予定ジョブ数が「190000Job」、予定総データサイズが「2050G」であった場合、料金プラン「Super High」の仮想サーバ2台と、料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台とを構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Super High」の仮想サーバ2台と料金プラン「Minimum」の仮想サーバ1台とを特定する。
このように、実施例3では、構築プラン特定部506は、予定ジョブ数及び予定総データサイズを満たし、かつ、最も料金が安い仮想サーバの料金プランとその台数とを最適な構築プランとして特定する。
(実施例4)
次に、実施例4として、利用予定量が「プリントサービスの予定ジョブ数及び予定総データサイズ」と「スキャン配信サービスの予定ジョブ数及び予定総データサイズ」とである場合について説明する。まず、実施例4の料金プラン情報テーブル1000について、図12を参照しながら説明する。図12は、料金プラン情報テーブル1000の一例を示す図(実施例4)である。
図12に示すように、実施例4の料金プラン情報テーブル1000には、1以上の料金プラン情報が格納されている。各料金プラン情報には、データ項目として、「料金プラン」と、「CPU」と、「メモリ」と、「Scan ジョブ数」と、「Scan 総データサイズ」と、「Print ジョブ数」と、「Print 総データサイズ」と、「料金」とが含まれる。なお、「料金プラン」、「CPU」、「メモリ」及び「料金」は実施例1~3と同様である。
「Scan ジョブ数」には、例えば、当該料金プランで構築された仮想サーバ(機器管理サーバ220等)1台が蓄積可能なスキャン配信ジョブのジョブ数の上限が設定される。「Scan 総データサイズ」には、例えば、当該料金プランで構築された仮想サーバ(機器管理サーバ220等)1台が処理可能なデータ(スキャン配信ジョブのデータ)のデータサイズの合計の上限が設定される。
「Print ジョブ数」には、例えば、当該料金プランで構築された仮想サーバ(機器管理サーバ220等)1台が蓄積可能な印刷ジョブのジョブ数の上限が設定される。「Print 総データサイズ」には、例えば、当該料金プランで構築された仮想サーバ(機器管理サーバ220等)1台が処理可能なデータ(印刷ジョブのデータ)のデータサイズの合計の上限が設定される。
図12に示す例では、「Scan/Print Minimum」、「Scan Minimum/Print Basic」、「Scan Minimum/Print High」、・・・、「Scan Super High/Print High」、「Scan/Print Super High」の16の料金プランの料金プラン情報が料金プラン情報テーブル1000に格納されている。
このとき、構築プラン特定部506は、実施例4の料金プラン情報テーブル1000を参照して、利用予定量(プリントサービスの予定ジョブ数及び予定総データサイズ並びにスキャン配信サービスの予定ジョブ数及び予定総データサイズ)に応じて、これらの予定ジョブ数及び予定総データサイズを満たし、かつ、料金(又は料金の合計)が最も安くなる料金プランを特定する。
例えば、スキャン配信サービスの予定ジョブ数が「400Job」、スキャン配信サービスの予定総データサイズが「5G」、プリントサービスの予定ジョブ数が「500Job」、プリントサービスの予定総データサイズが「5G」であるとする。この場合、料金プラン「Scan/Print Minimum」の仮想サーバ1台を構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Scan/Print Minimum」の仮想サーバ1台を特定する。
また、例えば、スキャン配信サービスの予定ジョブ数が「400Job」、スキャン配信サービスの予定総データサイズが「5G」、プリントサービスの予定ジョブ数が「2000Job」、プリントサービスの予定総データサイズが「5G」であるとする。この場合、料金プラン「Scan Minimum/Print Basic」の仮想サーバ1台を構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Scan Minimum/Print Basic」の仮想サーバ1台を特定する。
また、例えば、スキャン配信サービスの予定ジョブ数が「200000Job」、スキャン配信サービスの予定総データサイズが「2T」、プリントサービスの予定ジョブ数が「201000Job」、プリントサービスの予定総データサイズが「2T」であるとする。この場合、料金プラン「Scan/Print Super High」の仮想サーバ2台と、料金プラン「Scan/Print Minimum」の仮想サーバ1台とを構築することが最も安くユーザサービスを実現可能である。このため、この場合、構築プラン特定部506は、仮想サーバの料金プラン及び台数として、料金プラン「Scan/Print Super High」の仮想サーバ2台と料金プラン「Scan/Print Minimum」の仮想サーバ1台とを特定する。
このように、実施例4では、構築プラン特定部506は、ユーザサービス毎の予定ジョブ数及び予定総データサイズを満たし、かつ、最も料金が安い仮想サーバの料金プランとその台数とを最適な構築プランとして特定する。
図7に戻る。ステップS104に続いて、構築プラン特定部506は、特定した構築プランと、利用予定量とから余裕利用量を算出する(ステップS105)。ここで、余裕利用量は、当該構築プランの利用量の合計から利用予定量を減算することで得られる。
例えば、利用量が「ジョブ数」である場合、当該構築プランのジョブ数の合計から予定ジョブ数を減算することで、余裕利用量が得られる。同様に、利用量が「総データサイズ」である場合、当該構築プランの総データサイズの合計から予定総データサイズを減算することで、余裕利用量が得られる。
次に、表示制御部502は、例えば図13に示す構築プラン提案画面G200を端末装置20に表示させる(ステップS106)。
図13に示す構築プラン提案画面G200は、構築プラン特定部506により特定された構築プランと余裕利用量とが表示される画面である。図13に示す構築プラン提案画面G200には、構築プラン特定部506により特定された構築プランとして、合計表示欄G210と、内訳表示欄G220とが含まれる。また、図13に示す構築プラン提案画面G200には、構築プラン特定部506により算出された余裕利用量として、余裕利用量表示欄G230とが含まれる。
合計表示欄G210には、構築プラン特定部506により特定された構築プランとして、仮想マシンの料金プランと、その台数と、合計料金とが表示される。図13に示す例では、料金プラン「Minimum」の仮想マシンが2台、料金プラン「Basic」の仮想マシンが1台、料金プラン「High」の仮想マシンが1台、料金プラン「Super High」の仮想マシンが2台、合計料金が「1,650,000」であることを示している。
内訳表示欄G220には、構築プラン特定部506により特定された構築プランとして、どの仮想サーバがどの料金プランであるかが表示される。余裕利用量表示欄G230には、構築プラン特定部506により算出された余裕利用量が表示される。
これにより、端末装置20のユーザは、自身が入力した利用予定量のユーザサービスに最適な構築プラン(すなわち、仮想サーバの最適な料金プラン及びその台数)を知ることができる。また、端末装置20のユーザは、この構築プランで仮想サーバを構築した場合に、追加で利用可能な余裕利用量を知ることができる。
そして、端末装置20のユーザは、OKボタンG240を押下することで、プロビジョニング指示の入力を行うことができる。
入力受付部501は、端末装置20のユーザによるプロビジョニング指示の入力を受け付ける(ステップS107)。入力受付部501が入力を受け付けたプロビジョニング指示には、構築プランとして合計表示欄G210に表示された料金プラン及び台数が含まれる。
次に、プロビジョニング部508は、インフラ提供業者が公開するWebAPI230に対してプロビジョニング要求を送信する(ステップS108)。このとき、プロビジョニング部508は、例えば、料金プランを示す情報と、当該料金プランの仮想サーバの台数を示す情報とが含まれるプロビジョニング要求を送信する。これにより、インフラ提供環境200のデータセンタ環境240に、当該料金プランに対応する仮想サーバが当該台数構築される。
ここで、プロビジョニング部508は、仮想サーバをインフラ提供環境200に構築した後、ユーザサービスの実現に必要なプログラムを当該仮想サーバにインストールする必要がある。例えば、プロビジョニング部508は、インフラ提供環境200に構築された仮想サーバを機器管理サーバ220として機能させるためのプログラムを当該仮想サーバにインストールする必要がある。このため、プロビジョニング部508は、仮想サーバが構築された後、必要なプログラムのインストール要求を当該仮想サーバに送信する。
なお、上記のステップS108では、機器管理サーバ220として機能させる仮想サーバを構築したが、これに加えて、プロビジョニング部508は、統括サーバ210として機能させる仮想サーバの構築も行う。
次に、構築済情報作成・更新部505は、上記のステップS108のプロビジョニング要求によって仮想サーバ(機器管理サーバ220等)が構築されると、構築された仮想サーバに関する構築済情報を作成する。そして、構築済情報作成・更新部505は、作成した構築済情報を構築済情報テーブル2000に格納する(ステップS109)。ここで、このとき、構築済情報に含まれる自動変更フラグの値は、ユーザとの間の契約により決定される。すなわち、構築プランの自動変更を許可する旨の契約をユーザとの間で締結している場合は、当該構築済情報に含まれる自動変更フラグは「自動変更許可」に設定される。一方で、このような契約をユーザとの間で締結していない場合は、当該構築済情報に含まれる自動変更フラグは「自動変更不許可」に設定される。
ステップS103でサービス環境が構築済みであると判定された場合、利用可否判定部504は、構築済の仮想サーバでユーザサービスが利用可能であるか否かを判定する(ステップS110)。ここで、構築済の仮想サーバでユーザサービスが利用可能であるとは、例えば、利用予定量が余裕利用量よりも小さい場合である。
ステップS110で構築済の仮想サーバでユーザサービスが利用可能でないと判定された場合、ステップS104の処理が行われる。一方で、ステップS110で構築済の仮想サーバでユーザサービスが利用可能であると判定された場合、構築済情報作成・更新部505は、構築済情報テーブル2000に格納されている構築済情報を更新する(ステップS111)。すなわち、構築済情報作成・更新部505は、構築済情報テーブル2000に格納されている構築済情報のうち、当該顧客IDが含まれる構築済情報を特定する。そして、構築済情報作成・更新部505は、特定した構築済情報の余裕利用量に対して、予定利用量を加算する。これにより、該当の構築済情報の余裕利用量が更新される。
≪環境構築プランの変更又は変更提案の通知処理≫
以降では、本実施形態に係る環境構築装置10が利用実績量に応じて構築プランの変更又は変更提案の通知を行う場合の処理(環境構築プランの変更又は変更提案の通知処理)について、図14を参照しながら説明する。図14は、本実施形態に係る環境構築プランの変更又は変更提案の通知処理の一例を示すフローチャートである。
利用実績量取得部507は、所定のタイミングで、該当の顧客IDのユーザの利用実績量を取得する(ステップS201)。利用実績量は、上述したように、インフラ提供業者が公開するWebAPI230に対して利用実績量の取得要求を送信することで取得することができる。
次に、構築プラン特定部506は、図7のステップS104と同様に、料金プラン情報テーブル1000を参照して、利用実績量取得部507により取得された利用実績量に応じた最適な構築プランを特定する(ステップS202)。
次に、構築プラン特定部506は、特定した構築プランと、利用実績量とから余裕利用量を算出する(ステップS203)。ここで、余裕利用量は、当該構築プランの利用量の合計から利用実績量を減算することで得られる。
次に、構築プラン特定部506は、構築済情報テーブル2000を参照して、特定した構築プランが現在の構築プランと異なるか否かを判定する(ステップS204)。
ステップS204で現在の構築プランと異なると判定されなかった場合、処理を終了する。一方で、ステップS204で現在の構築プランと異なると判定された場合、構築プラン特定部506は、構築済情報テーブル2000を参照して、該当の顧客IDのユーザの自動変更フラグが「自動変更許可」であるか否かを判定する(ステップS205)。
ステップS205で自動変更フラグが「自動変更許可」であると判定された場合、プロビジョニング部508は、図7のステップS108と同様に、WebAPI230に対してプロビジョニング要求を送信する(ステップS206)。このとき、プロビジョニング部508は、例えば、該当の顧客IDと、上記のステップS202で特定された構築プランの料金プランを示す情報と、当該料金プランの仮想サーバの台数を示す情報とが含まれるプロビジョニング要求を送信する。これにより、インフラ提供環境200のデータセンタ環境240に構築されている仮想サーバの料金プラン及び台数が、上記のステップS202で特定された構築プランの料金プラン及び台数に変更される。言い換えれば、データセンタ環境240に構築されている仮想サーバが再構築される。
次に、構築済情報作成・更新部505は、構築済情報テーブル2000に格納されている構築済情報を更新する(ステップS207)。すなわち、構築済情報作成・更新部505は、構築済情報テーブル2000に格納されている構築済情報のうち、当該顧客IDが含まれる構築済情報を特定する。そして、構築済情報作成・更新部505は、特定した構築済情報を、上記のステップS202で特定された構築プランに関する構築済情報に更新する。これにより、該当の構築済情報が更新される。
次に、通知部509は、利用実績量に応じた最適な構築プランに変更されたことを端末装置20に通知する(ステップS208)。これにより、表示制御部502によって端末装置20には、例えば図15に示す構築プラン変更画面G300が表示される。
図15に示す構築プラン変更画面G300は、変更後の構築プランと余裕利用量とが表示される画面である。図15に示す構築プラン変更画面G300には、変更後の構築プランとして、合計表示欄G310と、内訳表示欄G320とが含まれる。また、図15に示す構築プラン変更画面G300には、変更後の構築プランの余裕利用量として、余裕利用量表示欄G330とが含まれる。
合計表示欄G310には、変更後の構築プランとして、変更後の仮想マシンの料金プランと、その台数と、合計料金とが表示される。図15に示す例では、料金プラン「Minimum」の仮想マシンが2台、料金プラン「Basic」の仮想マシンが0台、料金プラン「High」の仮想マシンが1台、料金プラン「Super High」の仮想マシンが2台、合計料金が「1,400,000」に変更されたことを示している。
内訳表示欄G320には、変更後の構築プランのどの仮想サーバがどの料金プランであるかが表示される。余裕利用量表示欄G330には、上記のステップS203で算出された利用余裕量が表示される。
これにより、端末装置20のユーザは、利用実績量に応じて構築プランが変更されたことと、変更後の構築プランの内容と、この構築プランにおける余裕利用量とを知ることができる。そして、端末装置20のユーザは、OKボタンG340を押下することで、この画面を閉じることができる。
ステップS205で自動変更フラグが「自動変更許可」であると判定されなかった場合、通知部509は、利用実績量に応じた最適な構築プランへの変更提案を端末装置20に通知する(ステップS209)。これにより、表示制御部502によって端末装置20には、例えば図16に示す構築プラン変更提案画面G400が表示される。
図16に示す構築プラン変更提案画面G400は、最適な構築プランへの変更を提案する画面である。図16に示す構築プラン変更提案画面G400には、構築プランの変更提案として、合計表示欄G410と、内訳表示欄G420とが含まれる。また、図16に示す構築プラン変更提案画面G400には、構築プランを変更した場合における余裕利用量として、余裕利用量表示欄G430とが含まれる。
合計表示欄G410には、変更を提案する構築プランとして、変更後の仮想マシンの料金プランと、その台数と、合計料金とが表示される。図16に示す例では、構築プランの変更によって、料金プラン「Minimum」の仮想マシンが2台、料金プラン「Basic」の仮想マシンが0台、料金プラン「High」の仮想マシンが1台、料金プラン「Super High」の仮想マシンが2台、合計料金が「1,400,000」に変更されることを示している。
内訳表示欄G420には、変更を提案する構築プランのどの仮想サーバがどの料金プランであるかが表示される。余裕利用量表示欄G430には、上記のステップS203で算出された利用余裕量が表示される。
これにより、端末装置20のユーザは、利用実績量に応じた最適な構築プランと、その内容及び余裕利用量とを知ることができる。そして、端末装置20のユーザは、「変更する」ボタンG440を押下することで、現在の構築プランを、この最適な構築プランに変更することができる。この場合、上記のステップS206~ステップS207と同様に、プロビジョニングを行った上で、構築済情報が更新される。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る環境構築装置10は、端末装置20のユーザが所望するユーザサービスの利用予定量(例えば、ジョブ数や総データサイズ等)に応じて、最適な構築プランを提示する。これにより、端末装置20のユーザは、ユーザサービスを利用するにあたり最適な仮想サーバの料金プランとその台数とを知ることができる。このため、端末装置20のユーザは、仮想サーバの料金のプランやその台数の決定等に必要な計算等を行うことなく、容易に仮想サーバを構築することができるようになる。
また、本実施形態に係る環境構築装置10は、構築済の仮想サーバの利用実績量に応じて最適な構築プランを特定した上で、特定した構築プランが現在の構築プランが異なる場合は、構築プランの変更等をユーザに通知する。これにより、利用予定量と利用実績量が異なる場合やユーザサービスを利用していく中で利用実績量に変更が生じた場合等であっても、所定のタイミングで、実際の利用実績量に応じた最適な構築プランに変更することができるようになる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 サービス環境構築システム
10 環境構築装置
20 端末装置
30 機器
501 入力受付部
502 表示制御部
503 構築済判定部
504 利用可否判定部
505 構築済情報作成・更新部
506 構築プラン特定部
507 利用実績量取得部
508 プロビジョニング部
509 通知部
510 記憶部
1000 料金プラン情報テーブル
2000 構築済情報テーブル
特開2002-108589号公報

Claims (12)

  1. 顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部と、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定部と、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記特定部が特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知部と、
    を有し、
    前記通知部は、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定部が判定した場合、前記特定部が特定した構築プランに変更することを提案する情報を前記ユーザに通知する、ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記特定部は、
    前記利用量の合計が前記実績値以上であり、かつ、前記利用量に対応する料金プランにより示される料金の合計が最も安くなるように、前記仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを決定することで前記構築プランを特定する、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記利用量は、所定の期間の間に前記仮想サーバで処理可能なジョブ数及び前記期間の間に前記仮想サーバで処理可能なデータサイズの少なくとも一方である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記機器は画像形成装置であり、
    前記ジョブ数は、前記機器で印刷機能を実行させるための印刷ジョブのジョブ数及び前記機器でスキャン機能が実行されることで生成されたスキャンデータが含まるスキャンジョブのジョブ数の少なくとも一方であり、
    前記データサイズは、前記印刷ジョブの処理対象となる印刷データのデータサイズ及び前記スキャンデータのデータサイズの少なくとも一方である、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  5. 環境構築システムと、端末装置とが含まれる情報処理システムであって、
    前記環境構築システムは、
    顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部と、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定部と、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記特定部が特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザの前記端末装置に通知する通知部と、
    を有し、
    前記通知部は、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定部が判定した場合、前記特定部が特定した構築プランに変更することを提案する情報を前記端末装置に通知し、
    前記端末装置は、
    前記特定部が特定した構築プランに変更することを提案する情報が含まれる画面を表示する表示制御部を有する、ことを特徴とする情報処理システム。
  6. 顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部と、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定部と、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記特定部が特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知部と、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定部が判定した場合、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバを、前記特定部が特定した構築プランで再構築する構築部と、
    を有し、
    前記通知部は、
    前記構築部が前記1以上の仮想サーバを再構築した場合、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランを、前記特定部が特定した構築プランに変更したことを示す情報を前記ユーザに通知する、ことを特徴とする情報処理システム。
  7. 顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部と、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定部と、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記特定部が特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知部と、
    を有し、
    前記通知部は、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定部が判定した場合、前記特定部が特定した構築プランに変更することを提案する情報を前記ユーザに通知する、ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部と、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定部と、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記特定部が特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知部と、
    前記特定部が特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定部が判定した場合、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバを、前記特定部が特定した構築プランで再構築する構築部と、
    を有し、
    前記通知部は、
    前記構築部が前記1以上の仮想サーバを再構築した場合、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランを、前記特定部が特定した構築プランに変更したことを示す情報を前記ユーザに通知する、ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部を有する情報処理装置が、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得手順と、
    前記取得手順で取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定手順と、
    前記特定手順で特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順での判定結果に応じて、前記特定手順で特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知手順と、
    を実行し、
    前記通知手順は、
    前記特定手順で特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定手順で判定した場合、前記特定手順で特定した構築プランに変更することを提案する情報を前記ユーザに通知する、ことを特徴とする情報処理方法。
  10. 顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部を有する情報処理装置が、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得手順と、
    前記取得手順で取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定手順と、
    前記特定手順で特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順での判定結果に応じて、前記特定手順で特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知手順と、
    前記特定手順で特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定手順で判定した場合、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバを、前記特定手順で特定した構築プランで再構築する構築手順と、
    を実行し、
    前記通知手順は、
    前記構築手順で前記1以上の仮想サーバを再構築した場合、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランを、前記特定手順で特定した構築プランに変更したことを示す情報を前記ユーザに通知する、ことを特徴とする情報処理方法。
  11. 顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部を有する情報処理装置に、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得手順と、
    前記取得手順で取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定手順と、
    前記特定手順で特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順での判定結果に応じて、前記特定手順で特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知手順と、
    を実行させ
    前記通知手順は、
    前記特定手順で特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定手順で判定した場合、前記特定手順で特定した構築プランに変更することを提案する情報を前記ユーザに通知する、ことを特徴とするプログラム。
  12. 顧客環境に含まれる機器とネットワークを介して通信可能な仮想サーバをインフラ提供環境に構築するサービスにおける料金プランと、該料金プランの仮想サーバで利用可能なリソースの利用量とを対応付けた料金プラン情報を記憶する記憶部を有する情報処理装置に、
    前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバから、前記利用量の実績値を取得する取得手順と、
    前記取得手順で取得した前記実績値に応じて、仮想サーバの台数と、該仮想サーバそれぞれの料金プランとを含む構築プランを、前記記憶部に記憶されている料金プラン情報から特定する特定手順と、
    前記特定手順で特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順での判定結果に応じて、前記特定手順で特定した構築プランに関する情報を、前記顧客環境に関連するユーザに通知する通知手順と、
    前記特定手順で特定した構築プランと、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランとが異なると前記判定手順で判定した場合、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバを、前記特定手順で特定した構築プランで再構築する構築手順と、
    を実行させ、
    前記通知手順は、
    前記構築手順で前記1以上の仮想サーバを再構築した場合、前記インフラ提供環境に構築されている1以上の仮想サーバの構築プランを、前記特定手順で特定した構築プランに変更したことを示す情報を前記ユーザに通知する、ことを特徴とするプログラム。
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