JP7073432B2 - 影響説明変数特定装置、影響説明変数特定方法及び影響説明変数特定用プログラム - Google Patents

影響説明変数特定装置、影響説明変数特定方法及び影響説明変数特定用プログラム Download PDF

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Description

この発明は、測定した値を説明変数として予測モデルによる演算を行ったときに異常が検出された場合に、説明変数中のどの説明変数が異常に対し影響度が大きいかを特定する影響説明変数特定装置、影響説明変数特定方法及び影響説明変数特定用プログラムに関するものである。
本願発明者らは、目的変数と説明変数から構成される教師データを用いて予測モデルを作成し、この予測モデルに対し実際に異常を捕えるべき対象機器において測定した説明変数を適用して得られた目的変数と、実際に測定された目的変数とから上記対象機器の異常を検出する装置の発明を出願した(特開2019-159365号、特願2019-055609号、特願2019-055615号、特願2019-160751号、特願2019-080556号)。この発明では、対象装置が異常であることの検出(或いは推定)を行うことができるが、どの説明変数が異常に大きく影響しているかについては考慮していない。
また、図1は3種類の花の平面図を示している。この3種類を分別する例として1つの花に存在している花弁とガク(額)の長さと幅を説明変数(花弁の長さ、花弁の幅、ガクの長さ、ガクの幅)として、3種類の花A、B、Cを目的変数として予測モデルを作成することができる。
図2は、花弁とガクの長さと幅の測定値(説明変数)と予測モデル図である。測定値(説明変数)がK1、K2、K2、K3であるとき、予測モデルは花の種類A(目的変数)と予測する(図2(A))。また、花弁とガクの長さと幅の測定値(説明変数)がK2、K1、K3、K1であるとき、予測モデルは花の種類B(目的変数)と予測する(図2(B))。更に、花弁とガクの長さと幅の測定値(説明変数)がK3、K2、K1、K1であるとき、予測モデルは花の種類C(目的変数)と予測する(図2(C))。
図3は、予測モデルの式であり、上記のように予測を行う予測モデルをf0で表すと、測定値(説明変数)K1、K2、K2、K3によって、花の種類A(目的変数)を予測した場合の式は図3(A)のように、A=f0(K1,K2,K2,K3)と記載することができる。また、測定値(説明変数)K2、K1、K3、K1によって、花の種類B(目的変数)を予測した場合の式は図3(B)のように、B=f0(K2,K1,K3,K1)と記載することができる。更に、測定値(説明変数)K3、K2、K1、K1によって、花の種類C(目的変数)を予測した場合の式は図3(C)のように、C=f0(K3,K2,K1,K1)と記載することができる。
ところが、図4(A)に示すように、測定値(説明変数)K1、K2、K1、K3と測定値(目的変数)Aが得られている場合に、予測モデルf0を用いた場合の予測では図4(B)に示すように、B=f0(K1,K2,K1,K3)となり、測定対象が異常であると判定されたとする。このように、異常が生じていることを検出できるものの、どの1つまたは複数の説明変数が異常であるために、異常と判定されたのかを特定することはできないものであった。
特許文献1には、データの説明変数に対しデータ項目のカテゴリを識別する付加文字列を付加し、データクレンジング/特徴化手段32によって、データの異常値を特定値に置換あるいは削除するデータクレンジングを行うことが記載されている。この場合、異常判断基準については、その異常値定義と置換値を設定し、設定に従って異常値を処理するものであり、目的変数が異常となった場合に、予測を行うために使用されるいくつかの説明変数中のいずれが影響しているかを特定するものではない。
特許文献2には、学習後の異常検出データモデルを用いて、計算した偏差データ信号及び工程ステップのタイプを示す工程タイプ指標のデータ処理によってステップ毎の異常検出を行い、工程ステップの時間ステップt又はパス長ステップl毎に異常確率pを計算し、更に、この異常確率pに基づいて、ワークピース及び生産プロセスステップの異常・正常の分類を行うものが開示されている。
上記引用文献2のものにおいても、目的変数が異常となった場合に、予測を行うために使用されるいくつかの説明変数中のいずれが影響しているかを求めることはできない。
特開2004-29971号公報 特開2019-135638号公報
本発明は、上記のような機械学習による異常検出の分野における課題を解決せんとしてなされたもので、その目的は、目的変数が異常となった場合に、予測を行うために使用されるいくつかの説明変数中のいずれが影響しているかを求めることが可能な影響説明変数特定装置を提供することである。
本実施形態に係る影響説明変数特定装置は、説明変数から目的変数を求める基本予測モデルと、前記基本予測モデルが求めた目的変数の正解確率を求める正解確率取得手段と、前記基本予測モデルを用いた演算により本来正解として算出されるべき正解目的変数を求め、この正解目的変数によって説明変数を代替し、この正解目的変数と代替されていない残りの説明変数とから前記正解目的変数を得るための代替された説明変数に代わるべき理想説明変数を算出する手段であって全ての説明変数に代わるべき全理想説明変数を算出する全理想説明変数算出手段と、前記説明変数毎に説明変数の重要度を求める重要度取得手段と、前記基本予測モデルによる演算に基づき異常が検出された場合に、測定した値を説明変数として前記正解確率取得手段により目的変数の正解確率である異常検出時正解確率を得る異常検出時正解確率取得手段と、前記基本予測モデルによる演算に基づき前記異常が検出された場合の説明変数を、前記全理想説明変数の対応する1つで順次置き換える補正を行って前記基本予測モデルに投入して目的変数を求めると共に、置き換えた理想説明変数毎に対応する正解確率である補正正解確率を前記正解確率取得手段によって得る補正正解確率取得手段と、前記説明変数毎に前記補正正解確率と前記異常検出時正解確率との差である差分正解確率を求める差分正解確率取得手段と、前記説明変数毎に前記差分正解確率を前記重要度により除算する除算手段と、前記除算手段の結果に基づき前記説明変数中のいずれが前記異常に影響したかを判定するための影響度を取得する影響度取得手段と
を具備することを特徴とする。
花の種類を、花弁とガクの幅と長さから予測する予測モデルを説明するための花の平面図。 図1の予測モデルにおける測定値と目的変数の関係を模式的に示した図。 図1の予測モデルにおける測定値と目的変数の関係を数式で示した図。 異常発生時の、予測モデルにおける測定値と目的変数の関係を模式的に示した図及び予測モデルにおける測定値と目的変数の関係を数式で示した図。 本発明の実施形態に係る影響説明変数特定装置を実現するコンピュータシステムの構成図。 本発明の第1の実施形態に係る影響説明変数特定装置の機能ブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る影響説明変数特定装置を実現するコンピュータシステムの動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る影響説明変数特定装置が目的変数の正解確率及び理想説明変数を求めるときの式を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る影響説明変数特定装置の機能ブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る影響説明変数特定装置の機能ブロック図。 本発明の実施形態に係る影響説明変数特定装置で用いる教師データの一例を示す図。 本発明の実施形態に係る影響説明変数特定装置で用いる教師データにより作成された予測モデルによる計算結果の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る影響説明変数特定装置で用いる異常データの一例を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置の機能ブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置を実現するコンピュータシステムの動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、正解確率取得手段32として基本予測モデル31で求めた目的変数の正解確率の一例を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた説明変数x1となる理想説明変数の一例を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた説明変数x2となる理想説明変数の一例を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた説明変数x3となる理想説明変数の一例を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた説明変数x4となる理想説明変数の一例を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた重要度の一例を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた補正正解確率p.1.x1~p.4.x4と差分正解確率d.p.1.x1~d.p.4.x4の一例を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた除算結果i.d.p.1.x1~i.d.p.4.x4と平均化した除算結果をavg.1.x1~avg.4.x4と標準化結果std.1.x1~std.4.x4の一例を示す図。
以下添付図面を参照して、本発明の実施形態に係る影響説明変数特定装置、影響説明変数特定方法及び影響説明変数特定用プログラムを説明する。各図において、同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図5は、本発明の実施形態に係る影響説明変数特定装置を実現するコンピュータシステムの構成図である。本発明の実施形態に係る影響説明変数特定装置1は、例えば図5に示されるようなパーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータシステムにより構成することができる。このコンピュータシステムは、CPU10が主メモリ11に記憶されている或いは主メモリ11に読み込んだプログラムやデータに基づき各部を制御し、必要な処理を実行することにより影響説明変数特定装置1として動作を行うものである。
CPU10には、バス12を介して外部記憶インタフェース13、入力インタフェース14、表示インタフェース15、データ入力インタフェース16が接続されている。外部記憶インタフェース13には、状態変動検出用プログラム等のプログラムと必要なデータ等が記憶されている外部記憶装置23が接続されている。入力インタフェース14には、コマンドやデータを入力するための入力装置としてのキーボードなどの入力装置24とポインティングデバイスとしてのマウス22が接続されている。
表示インタフェース15には、LEDやLCDなどの表示画面を有する表示装置25が接続されている。データ入力インタフェース16には、測定データを得るためのセンサ26-1、26-2、・・・、26-mが接続されている。センサ26-1、26-2、・・・、26-mは、測定データを得るための構成であり、データ入力を行うための記憶媒体や入力装置であっても良い。更に、このコンピュータシステムには、他の構成が備えられていても良く、また、図5の構成は一例に過ぎない。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る影響説明変数特定装置1の機能ブロック図である。上記において、CPU10では、外部記憶装置23内の影響説明変数特定用プログラムによって図6に記載の各手段等が実現される。即ち、基本予測モデル31、正解確率取得手段32、全理想説明変数算出手段33、重要度取得手段34、異常検出時正解確率取得手段35、補正正解確率取得手段36、差分正解確率取得手段37、除算手段38、影響度取得手段39が実現される。また、外部記憶装置23内には、図6に記載の教師データTが記憶されている。基本予測モデル31は教師データTを用いて基本予測モデル作成手段30が作成するものである。ここで、本実施形態では、基本予測モデル作成手段30は、基本予測モデル31を作成するためにこのコンピュータシステムに備えられているが、他の装置やプログラムによって作成された基本予測モデル31を用いるものであっても良く、この場合には、基本予測モデル作成手段30を備えていなくともよい。
基本予測モデル31は、機械学習により説明変数から目的変数を予測するものである。ここに、機械学習のアルゴリズムとしては、パターンマイニングのランダムフォレストを挙げることができるが、これ以外に、分類木や回帰木などのように分類器により(例えばツリー構造で)分岐を行って予測を行う機械学習によるアルゴリズムを採用することができる。また、基本予測モデル31は、重回帰分析による機械学習を行うものであっても良い。
正解確率取得手段32は、上記の基本予測モデル31が求めた目的変数の正解確率を求めるものである。具体的には、いくつかの機械学習プログラムでは、説明変数から目的変数を学習モデルにより求めた場合に、求めた説明変数がどのくらいの精度で算出されているかを示す正解率を出力させることのできる正解率算出モジュールが備えられている。本実施形態では、この正解率算出モジュールを正解確率取得手段32として用いる。
3種類の花の名前を当てる機械学習では、3種類の花の名前である文字列が目的変数となるが、花の名前である文字列を数値化して目的変数とすることもできる。機械学習においては、説明変数と目的変数が一定の関係にあることに基づき、例えば、複数の説明変数から1つの目的変数を求めることができる場合に、本願の実施形態では、目的変数を順次1種類の説明変数に代替して用いることとし、残りの複数の説明変数と上記代替した目的変数とを用いて、順次に代替された1種類の説明変数を予測することができる、ということを前提とするものである。具体的には、目的変数Yと説明変数X1、説明変数X2、説明変数X3、説明変数X4があるような機械学習の対象があるとする。この場合、4種の説明変数を用いて目的変数を求めるということが成り立つならば、また、目的変数と3種類の説明変数を用いて残りの1種類の説明変数を求めることができることを前提とするものである。数式で表すと、以下の(式0)が成り立つ場合、以下の(式1)、(式2)、(式3)、(式4)が成り立つことを前提とする。
Y=f0(X1,X2,X3、X4)・・・(式0)
X1=f1(Y,X2,X3,X4)・・・(式1)
X2=f2(Y,X1,X3,X4)・・・(式2)
X3=f3(Y,X1,X2,X4)・・・(式3)
X4=f4(Y,X1,X2,X3)・・・(式4)
上記(式0)により目的変数を求めた場合、求めた目的変数についての正解確率を求めることができる。また、(式1)、(式2)、(式3)、(式4)により、4種類の説明変数を求めた場合には、求めた説明変数についての正解確率を求めることができる。本実施形態ではこのような前提に基づいている。因みに、本実施形態では学習手法としてランダムフォレストと付随されている正解率算出モジュールを採用したが、他の学習手法と付随された正解率算出モジュールを用いても良い。
全理想説明変数算出手段33は、上記基本予測モデル31を用いた演算により本来正解として算出されるべき正解目的変数によって説明変数を代替し、この正解目的変数と代替されていない残りの説明変数とから上記正解目的変数を得るための代替された説明変数に代わるべき理想説明変数を算出する手段であって全ての説明変数に代わるべき全理想説明変数を算出するものである。具体的には、基本予測モデル31は、説明変数と目的変数とにより構成される教師データを用いた機械学習により作成される。そこで、この全理想説明変数算出手段33は、上記基本予測モデル31を作成した教師データを用いて、作成される。
より具体的には、上記教師データが(目的変数、第1説明変数、第2説明変数、・・・、第m(正の整数)説明変数)を1単位として、複数単位により構成されるものとする。教師データの括弧内のデータ並びは、弧内の第1番目が予測するデータ、以下が予測に用いるデータである。第1説明変数の理想説明変数を得るためには、目的変数と第1説明変数を交換して、(第1説明変数、目的変数、第2説明変数、・・・、第m(正の整数)説明変数)という並びの教師データを用い、弧内の第1番目である第1説明変数を予測する予測モデル(第1説明変数予測モデル)f1を作成する。第2説明変数の理想説明変数を得るためには、目的変数と第2説明変数を交換して、(第2説明変数、第1説明変数、目的変数、・・・、第m(正の整数)説明変数)という並びの教師データを用い、弧内の第1番目である第2説明変数を予測する予測モデル(第2説明変数予測モデル)を作成する。以下同様にして予測モデルが作成される。そして、第m説明変数の理想説明変数を得るためには、目的変数と第m説明変数を交換して、(第m説明変数、第1説明変数、第2説明変数、・・・、目的変数)という並びの教師データを用い、弧内の第1番目である第m説明変数を予測する予測モデル(第m説明変数予測モデル)を作成する。以下同様にして予測モデルが作成される。この第1説明変数予測モデル、第2説明変数予測モデル、・・・、第m説明変数予測モデルの集合が全理想説明変数算出手段33である。
重要度取得手段34は、上記説明変数毎に説明変数の重要度を求めるものである。ここに、重要度の求め方は、ランダムフォレストの予測モデルを作成する場合に重要度を求めて適切な決定木を作成するなどに用いる手法など、公知の手法を用いることができる。
異常検出時正解確率取得手段35は、上記基本予測モデル31による演算に基づき異常が検出された場合に、測定した値を説明変数として上記正解確率取得手段32により目的変数の正解確率である異常検出時正解確率を得るものである。
補正正解確率取得手段36は、上記基本予測モデル31による演算に基づき上記異常が検出された場合の説明変数を、上記全理想説明変数の対応する1つで順次置き換える補正を行って上記基本予測モデル31に投入して目的変数を求めると共に、置き換えた理想説明変数毎に対応する正解確率である補正正解確率を上記正解確率取得手段32によって得るものである。
差分正解確率取得手段37は、上記説明変数毎に上記補正正解確率と上記異常検出時正解確率との差である差分正解確率を求めるものである。除算手段38は、上記説明変数毎に上記差分正解確率を上記重要度により除算するものである。影響度取得手段39は、上記除算結果に基づき上記説明変数中のいずれが上記異常に影響したかを判定するための影響度を取得するものである。
以上の構成を有する実施形態に係る影響説明変数特定装置によって、図1から図4を用いて説明した3種類の花を目的変数とし、1つの花に存在している花弁とガクの長さと幅を説明変数として、異常検出を行った場合に、図4により説明した如く、異常と判定されたケースを例とする。
図7は、この影響説明変数特定装置が動作する手順をフローチャートにて示したものである。本ケースでは、異常と判定された測定データは、目的変数がAであり、説明変数はK5、K2、K1、K3である。
図8は、基本予測モデルの式と全理想説明変数を求める式である。図8(A)のように基本予測モデル31(予測モデルf0)が予測した目的変数はBである。このとき、CPU10は、正解確率取得手段32として基本予測モデル31が求めた目的変数の正解確率を求める(S11)。正解確率は、図8(A)のように45%であったとする。
次にCPU10は、全理想説明変数算出手段33として、基本予測モデル31を用いた演算により本来正解として算出されるべき正解目的変数を用いて求める(S12)。図8(A)のように、正解目的変数は、測定されている花の種類Aである。また、この正解目的変数Aと、代替されない残りの説明変数(最初のK5を除く、(K2、K1、K3))とから上記正解目的変数を得るための代替された説明変数に代わるべき理想説明変数を図8(B)のように予測モデル(第m(m=1~4)説明変数予測モデル)f1を用いて算出する(S13)。全ての説明変数に代わるべき全理想説明変数を算出することができたかを検出し(S14)、NOとなると、iをインクリメントさせ(S15)、ステップS13へ戻って処理を続ける。ステップS14においてYESとなると、ステップS16へ進む。この例では、説明変数が4種(図8(B)のR1~R4)であるので、4つの全理想説明変数を算出するとステップS14においてYESとなりステップS16へ進むことになる。このステップS16では、CPU10は、重要度取得手段34として、基本予測モデル31における説明変数毎に説明変数の重要度を求める(S16)。重要度も、説明変数が4種であるので、4つ求められる。
次に、ステップS17へ進み、CPU10は、異常検出時正解確率取得手段35として動作し、上記基本予測モデル31による演算に基づき異常が検出された場合に、測定した値を説明変数として上記正解確率取得手段32により目的変数の正解確率である異常検出時正解確率を得る(S17)。既に、正解確率取得手段32の説明において述べた通り、正解確率は、図8(A)のように45%である。
更に、CPU10は、補正正解確率取得手段36として、上記基本予測モデル31による演算に基づき上記異常が検出された場合の説明変数を、上記全理想説明変数の対応する1つで順次置き換える補正を行って上記基本予測モデル31に投入して目的変数を求める(S18)。この例では、ステップS14において説明した通り、4つの全理想説明変数が求められているので、基本予測モデル31のf0に適用した説明変数K5、K2、K1、K3を左から順に対応の理想説明変数に置き換えて目的変数を求める。この例では4回の置き換えと演算が行われて4つの目的変数が求められる。
次に、CPU10は、補正正解確率取得手段36として、置き換えた理想説明変数毎に対応する正解確率である補正正解確率を上記正解確率取得手段32によって求める(S19)。置き換えた理想説明変数は4つであるから4つの補正正解確率が求められることになる。
次に、CPU10は、差分正解確率取得手段37として、上記説明変数毎に上記補正正解確率と上記異常検出時正解確率との差である差分正解確率を求める(S20)。この例においては、異常検出時正解確率が45%であった。補正正解確率は各説明変数毎に例えば(95%、95%、96%、97%)となったとすると、差分正解確率は、(50%、50%、51%、52%)となる。
次に、CPU10は、除算手段38として、上記、説明変数毎に上記差分正解確率を上記重要度により除算する(S21)。例えば、説明変数毎の重要度が(40、50、50、50)であるときには、除算結果は、(1.25、1.0、1.02、1.04)となる。
更に、CPU10は、影響度取得手段39として、上記除算結果に基づき上記説明変数中のいずれが上記異常に影響したかを判定するための影響度を取得する(S22)。上記除算結果は、異常に影響した度合を表しているので、本例では、除算結果(1.25、1.0、1.02、1.04)をそのまま影響度とする。この結果、影響度が1.25である説明変数の並びが1番左の説明変数が、異常に寄与していたと結論することができる。
上記実施形態では、測定を1回行い、予測モデルf0を用いた予測で、B=f0(K1,K2,K1,K3)となり、異常であると判定された場合についての処理を説明した。しかし、測定を複数回行い、各回の測定値を用いて予測モデルf0を用いた予測を行い、異常判定を複数回得た場合においては、それぞれの測定回の値を用いて異常検出時正解確率、補正正解確率は、差分正解確率、除算結果を得ることができる。
即ち、測定を例えば3回(3回は、複数回の一例)行ってどれも異常と判定された場合には、除算結果は、例えば3通りのセット(1.25、1.0、1.02、1.04)、(1.20、1.02、1.01、1.06)、(1.28、1.01、1.06、1.14)のように求められる。このように複数(整数N回)の測定による場合には、整数N回分の測定した値を用いて処理を行い、各測定回毎に、除算結果を求め、各測定回毎の除算結果を平均化して上記説明変数毎の除算結果とする。
上記の3回の例では、除算結果の平均値が(1.23、1.01、1.03、1.08)として得られる。これを影響度とすると、影響度が1.23である説明変数の並びが1番左の説明変数が、異常に寄与していたと結論することができる。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る影響説明変数特定装置1の機能ブロック図である。図6の第1の実施形態の構成に、平均化手段41を追加したものである。この平均化手段41は、上記の平均化を行うものである。影響説明変数特定装置1のコンピュータシステムは図3に示した第1の実施形態のものと変わりない。
更に、上記の第1の実施形態、第2の実施形態では、影響度取得手段39が、除算結果或いは除算結果の平均値をそのまま影響度とした。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る影響説明変数特定装置1の機能ブロック図である。影響度取得手段39Aは、さらに上記除算手段による除算結果(平均化した除算結果を含む)を標準化する標準化手段42を具備し、上記標準化結果を影響度とする。影響説明変数特定装置1のコンピュータシステムは図3に示した第1の実施形態のものと変わりない。
次に、例えば、「ある物」を製造する装置があり、時系列的にstep1~step3による3stepの1クールを複数クール繰り返して、「ある物」を製造し完成するものとする。この製造装置にセンサ26-1、センサ26-2、センサ26-3、センサ26-4、センサ26-5が設けられ、各stepのときに検出したデータ値を取得する。センサ26-1~26-5が取得するデータは、例えば、温度、湿度、電圧、電流、圧力など、「ある物」の生産時に製造装置から取得できるもので、通常は、物理量である。勿論、センサを人の五感などとし、熱い、ぬるい、冷たいなどの感覚的な情報であっても良い。
上記のセンサ26-1~26-5の内のセンサ26-1~26-4により得られたデータを説明変数とする。センサ26-5により得られたデータを目的変数とする。図11は、上記のようにして得られたデータであって、x1~x4によって示す説明変数とstep1~step3によって示す目的変数とからなる教師データの一例である。step1~step3には数値が入っている。この教師データを用いて基本予測モデル31が作成される。
図12は、上記の作成された基本予測モデル31によって得られた目的変数の正解確率である。
更に図13は、上記の教師データを改竄して作成したデータであって、4クール分の異常データである。この異常データは、x1~x4によって示す説明変数とstep1~step3によって示す目的変数とからなる。この例では、第1クールのstep1~step3における説明変数x1に0を入れて異常が検出されるようにしてあり、第2クールのstep1~step3における説明変数x2に0を入れて異常が検出されるようにしてあり、第3クールのstep1~step3における説明変数x3に0を入れて異常が検出されるようにしてあり、第4クールのstep1~step3における説明変数x4に0を入れて異常が検出されるようにしてある。第5クールのstep1~step3における説明変数x1~x4には正常が検出されたときの数値を入れてあり、基本予測モデル31を用いた判定で正常と判定される。
図14は、第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置1の機能ブロック図である。この第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置1は、図14に示すような構成を有し、上記のようなデータを用いて影響説明変数特定を行う。第1の実施形態に対し、平均化手段41と標準化手段42の双方を備える。影響説明変数特定装置1のコンピュータシステムは、図3に示した第1の実施形態のものと変わりない。
図15は、第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置1のフローチャートである。本実施形態において、正解確率の求め方、異常発生の判定手法は第1の実施形態が用いた手法を用いるものとする。勿論、正解確率の求め方、異常発生の判定手法は他の手法を用いても良い。この実施形態では、正解確率が所定値(ここでは、91.1%)を下回ったときに、異常発生と判定することができる。
第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置1が、図15に示すフローチャートによって動作する場合に、図16から図23に示す数値が求められる。ここに、図16は、本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、正解確率取得手段32として基本予測モデル31で求めた目的変数の正解確率の一例を示す図である。図17は、本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた説明変数x1となる理想説明変数の一例を示す図である。図18は、本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた説明変数x2となる理想説明変数の一例を示す図である。図19は、本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた説明変数x3となる理想説明変数の一例を示す図である。図20は、本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた説明変数x4となる理想説明変数の一例を示す図である。図21は、本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた重要度の一例を示す図である。図22は、本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた補正正解確率p.1.x1~p.4.x4と差分正解確率d.p.1.x1~d.p.4.x4の一例を示す図である。そして、図23は、本発明の第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置のCPUが、求めた除算結果i.d.p.1.x1~i.d.p.4.x4と平均化した除算結果をavg.1.x1~avg.4.x4と標準化結果std.1.x1~std.4.x4の一例を示す図である。
以下、図15のフローチャートに沿って、第4の実施形態に係る影響説明変数特定装置1の動作を説明する。まず、CPU10は、上記図13のデータを用いて正解確率取得手段32として、基本予測モデル31が求めた目的変数の正解確率を求める(S31)。この結果、図16の「e3」の欄に示すように、第1クールで「29.5」、第2クールで「62.1」、第3クールで「20.6」、第4クールで「29.0」、第5クールで「95.8」という結果が得られる。この異常データ、正解確率が所定値(ここでは、91.1%)を下回ったときに、異常発生と判定するので、第5クールを除き異常発生と判定されたデータとなる。
次にCPU10は、全理想説明変数算出手段33として、基本予測モデル31を用いた演算により本来正解として算出されるべき正解目的変数を求める(S32)。上記図16の「e3」欄の正解確率で不正解とされた目的変数に代わるべき、step1~step3においては正解とされる目的変数を、例えば、教師データから求めることができる。この正解目的変数によって第i番目(当初は、i=1)である説明変数x1を代替し、第1説明変数予測モデルに投入することにより理想説明変数を予測モデル(第m(m=1~4)説明変数予測モデル)f1を用いて作成する(S33)。このようにして、図16のx1が0である説明変数を正解目的変数により代替して算出を行うことで、理想説明変数が得られる。
全て(図16のx1~x4)の説明変数に代わるべき全理想説明変数を算出することができたかを検出し(S34)、NOとなると、iをインクリメントさせ(S35)、ステップS33へ戻って処理を続ける。上記理想説明変数は1クール毎に3stepが存在するから、上記説明変数は1クールで3つ存在する。一方、ステップS34においてYESとなると、ステップS36へ進む。即ち、この例では、説明変数がx1~x4という4種であるので、4つの全理想説明変数を算出するとステップS34においてYESとなり、ステップS36へ進むことになる。
次のステップS36では、CPU10は、重要度取得手段34として、基本予測モデル31における説明変数毎に説明変数の重要度を求める(S36)。重要度も、説明変数が4種であるので、4つ求められる。求めた結果を図21に示す。縦に数値で、x1~x4を示し、横に百分率でx1~x4を示してある。
次に、ステップS37へ進み、CPU10は、異常検出時正解確率取得手段35として動作し、上記基本予測モデル31による演算に基づき異常が検出された場合に、測定した値を説明変数として上記正解確率取得手段32により目的変数の正解確率である異常検出時正解確率を得る(S37)。図16の「e3」の欄の右側には、説明変数x1~x4により目的変数p.step1~p.step3が得られる正解確率が記載されており、求めるべき目的変数p.step1~p.step3についての正解確率が1クール中の該当stepで求められて、「p.0.step」として、各クールに3個づつ示されている。「e3」が29.5のクールでは、100.0%、34.1%、86.5%、である。
更に、CPU10は、補正正解確率取得手段36として、上記基本予測モデル31による演算に基づき上記異常が検出された場合の説明変数を、上記全理想説明変数の対応する1つで順次置き換える補正を行って上記基本予測モデル31に投入して目的変数を求める(S38)。
この例では、ステップS34において説明した通り、4つの全理想説明変数x’1~x’4が求められているので、基本予測モデル31のf0に適用した説明変数x1~x4を左から順に対応の理想説明変数に置き換えて目的変数を求める。この例では図17から図20での4回の置き換えと演算が行われて図17から図20に示す4つの補正正解確率p.1.x1~p.4.x4に対応の目的変数が求められる。
次に、CPU10は、補正正解確率取得手段36として、置き換えた理想説明変数毎に対応する正解確率である補正正解確率を上記正解確率取得手段32によって求める(S39)。置き換えた理想説明変数は4つであるから4つの補正正解確率が、図17から図20及び図22に示す4つの補正正解確率p.1.x1~p.4.x4として求められることになる。図22においては、補正正解確率p.1.x1~p.4.x4のみを図17~図20から抜き出して示したものである。この図22及び後述する図23では、率を数値(小数点の数値)により示してある。
次に、CPU10は、差分正解確率取得手段37として、上記説明変数毎に上記補正正解確率と上記異常検出時正解確率との差である差分正解確率を求める(S40)。この例においては、図22に示すように、異常検出時正解確率がp.0.stepに示す通りであり、補正正解確率がp.1.x1~p.4.x4に示す通りであるから、差分正解確率は、図22のd.p.1.x1~d.p.4.x4に示す通りとなる。
次に、CPU10は、除算手段38として、上記、明変数毎に上記差分正解確率を上記重要度により除算する(S41)。重要度は、図21に示す通りであり、この各重要度で図22の差分正解確率d.p.1.x1~d.p.4.x4を除算する。除算結果を図23のi.d.p.1.x1~i.d.p.4.x4に示す。
本実施形態では、1クールにstep1~step3で示される3ステップの測定が行われるため、整数N(ここでは、3)回分の測定した値を用いて処理を行い、各測定回毎に、除算結果を求めて、図23のi.d.p.1.x1~i.d.p.4.x4に示される除算結果が得られている。そこで、各測定回毎の除算結果を平均化して上記説明変数毎の除算結果とする(S42)。この平均化した除算結果をavg.1.x1~avg.4.x4として、図23における除算結果i.d.p.1.x1~i.d.p.4.x4の右隣欄に示す。
上記平均化した除算結果avg.1.x1~avg.4.x4を影響度とすることができるが、本実施形態では、複数クールにおいて測定を行っているために、クール間において影響度の比較を適切に行うことができるようにするため、標準化手段42による標準化を行い(S43)、CPU10は影響度取得手段39Aとして標準化結果を影響度とする(S44)。標準化は、例えば図23に示される除算結果i.d.p.1.x1の平均から、平均化した除算結果avg.1.x1~avg.4.x4の平均との差を算出し、さらに、平均化した除算結果avg.1.x1~avg.4.x4の標準偏差にて除算する演算を行うことで求まる。標準化結果をstd.1.x1~std.4.x4として、図23における平均化した除算結果avg.1.x1~avg.4.x4の右隣欄に示す。
図23における平均化した除算結果avg.1.x1~avg.4.x4によっても、第1クールでは、step1~step3における説明変数x1の影響度が大きいこと、第2クールでは、step1~step3における説明変数x2の影響度が大きいこと、第3クールでは、step1~step3における説明変数x3の影響度が大きいこと、第4クールでは、step1~step3における説明変数x4の影響度が大きいこと、第5クールでは、step1~step3における説明変数x1~x4が正常であろうこと、がそれぞれ判定され得る。
図23における標準化結果std.1.x1~std.4.x4によれば、第1クールの説明変数x1の影響度が、第2クールの説明変数x2の影響度や第3クールの説明変数x3の影響度や第4クールの説明変数x4の影響度に比べてやや小さいことが判るようになり、複数のクール間において影響度の比較を適切に行うことができる。
本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11・・・主メモリ、12・・・バス、13・・・外部記憶インタフェース、14・・・入力インタフェース、15・・・表示インタフェース、16・・・データ入力インタフェース、22・・・マウス、23・・・外部記憶装置、24・・・入力装置、25・・・表示装置、26-1~26-m・・・センサ、30・・・基本予測モデル作成手段、31・・・基本予測モデル、32・・・正解確率取得手段、33・・・全理想説明変数算出手段、34・・・重要度取得手段、35・・・異常検出時正解確率取得手段、36・・・補正正解確率取得手段、37・・・差分正解確率取得手段、38・・・除算手段、39・・・影響度取得手段、39A・・・影響度取得手段、41・・・平均化手段、42・・・標準化手段

Claims (12)

  1. 説明変数から目的変数を求める基本予測モデルと、
    前記基本予測モデルが求めた目的変数の正解確率を求める正解確率取得手段と、
    前記基本予測モデルを用いた演算により本来正解として算出されるべき正解目的変数を求め、この正解目的変数によって説明変数を代替し、この正解目的変数と代替されていない残りの説明変数とから前記正解目的変数を得るための代替された説明変数に代わるべき理想説明変数を算出する手段であって全ての説明変数に代わるべき全理想説明変数を算出する全理想説明変数算出手段と、
    前記説明変数毎に説明変数の重要度を求める重要度取得手段と、
    前記基本予測モデルによる演算に基づき異常が検出された場合に、測定した値を説明変数として前記正解確率取得手段により目的変数の正解確率である異常検出時正解確率を得る異常検出時正解確率取得手段と、
    前記基本予測モデルによる演算に基づき前記異常が検出された場合の説明変数を、前記全理想説明変数の対応する1つで順次置き換える補正を行って前記基本予測モデルに投入して目的変数を求めると共に、置き換えた理想説明変数毎に対応する正解確率である補正正解確率を前記正解確率取得手段によって得る補正正解確率取得手段と、
    前記説明変数毎に前記補正正解確率と前記異常検出時正解確率との差である差分正解確率を求める差分正解確率取得手段と、
    前記説明変数毎に前記差分正解確率を前記重要度により除算する除算手段と、
    前記除算手段の結果に基づき前記説明変数中のいずれが前記異常に影響したかを判定するための影響度を取得する影響度取得手段と
    を具備することを特徴とする影響説明変数特定装置。
  2. 前記除算手段による除算結果を影響度とすることを特徴とする請求項1に記載の影響説明変数特定装置。
  3. 前記除算手段による除算結果を標準化する標準化手段を具備し、
    前記標準化手段の結果を影響度とすることを特徴とする請求項1に記載の影響説明変数特定装置。
  4. 整数N回分の測定した値を用いて処理を行い、
    各測定回毎に、除算結果を求め、
    各測定回毎の除算結果を平均化して前記説明変数毎の除算結果とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の影響説明変数特定装置。
  5. 説明変数から目的変数を求める基本予測モデルと、
    前記基本予測モデルが求めた目的変数の正解確率を求める正解確率取得手段と、
    前記基本予測モデルを用いた演算により本来正解として算出されるべき正解目的変数を求め、この正解目的変数によって説明変数を代替し、この正解目的変数と代替されていない残りの説明変数とから前記正解目的変数を得るための代替された説明変数に代わるべき理想説明変数を算出する手段であって全ての説明変数に代わるべき全理想説明変数を算出する全理想説明変数算出手段と、
    を用いた影響説明変数特定方法であって、
    前記基本予測モデルによる演算を行ったときに異常が検出された場合に、測定した値を説明変数として前記正解確率取得手段により目的変数の正解確率である異常検出時正解確率を得る処理を行い、
    前記基本予測モデルによる演算に基づき前記異常が検出された場合の説明変数を、前記全理想説明変数の対応する1つで順次置き換える補正を行って前記基本予測モデルに投入して目的変数を求めると共に、置き換えた理想説明変数毎に対応する正解確率である補正
    正解確率を前記正解確率取得手段によって得る処理を行い、
    前記説明変数毎に前記補正正解確率と前記異常検出時正解確率との差である差分正解確率を求める処理を行い、
    前記説明変数毎に説明変数の重要度を求める処理を行い、
    前記説明変数毎に前記差分正解確率を前記重要度により除算する処理を行い、
    前記除算する処理の結果に基づき前記説明変数中のいずれが前記異常に影響したかを判定するための影響度を取得する処理を行う
    ことを特徴とする影響説明変数特定方法。
  6. 前記除算する処理を行って得た除算結果を影響度とすることを特徴とする請求項5に記載の影響説明変数特定方法。
  7. 前記除算する処理を行って得た除算結果を標準化する処理を行い、
    前記標準化する処理の結果を影響度とすることを特徴とする請求項5に記載の影響説明変数特定方法。
  8. 整数N回分の測定した値を用いて処理を行い、
    各測定回毎に、除算結果を求め、
    各測定回毎の除算結果を平均化して前記説明変数毎の除算結果とすることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の影響説明変数特定方法。
  9. コンピュータを、
    説明変数から目的変数を求める基本予測モデル
    前記基本予測モデルが求めた目的変数の正解確率を求める正解確率取得手段、
    前記基本予測モデルを用いた演算により本来正解として算出されるべき正解目的変数を求め、この正解目的変数によって説明変数を代替し、この正解目的変数と代替されていない残りの説明変数とから前記正解目的変数を得るための代替された説明変数に代わるべき理想説明変数を算出する手段であって全ての説明変数に代わるべき全理想説明変数を算出する全理想説明変数算出手段、
    前記説明変数毎に説明変数の重要度を求める重要度取得手段、
    前記基本予測モデルによる演算に基づき異常が検出された場合に、測定した値を説明変数として前記正解確率取得手段により目的変数の正解確率である異常検出時正解確率を得る異常検出時正解確率取得手段、
    前記基本予測モデルによる演算に基づき前記異常が検出された場合の説明変数を、前記全理想説明変数の対応する1つで順次置き換える補正を行って前記基本予測モデルに投入して目的変数を求めると共に、置き換えた理想説明変数毎に対応する正解確率である補正正解確率を前記正解確率取得手段によって得る補正正解確率取得手段、
    前記説明変数毎に前記補正正解確率と前記異常検出時正解確率との差である差分正解確率を求める差分正解確率取得手段、
    前記説明変数毎に前記差分正解確率を前記重要度により除算する除算手段、
    前記除算手段の結果に基づき前記説明変数中のいずれが前記異常に影響したかを判定するための影響度を取得する影響度取得手段
    として機能させることを特徴とする影響説明変数特定用プログラム。
  10. 前記コンピュータを前記除算手段として機能させ、この除算による除算結果を影響度とすることを特徴とする請求項9に記載の影響説明変数特定用プログラム。
  11. 前記コンピュータを、
    前記除算手段による除算結果を標準化する標準化手段として機能させ、
    前記標準化手段の結果を影響度とすることを特徴とする請求項9に記載の影響説明変数
    特定用プログラム。
  12. 前記コンピュータに、
    整数N回分の測定した値を用いた処理を行わせ、
    各測定回毎に、除算結果を求め、
    前記コンピュータを、各測定回毎の除算結果を平均化して前記説明変数毎の除算結果として処理させることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の影響説明変数特定用プログラム。
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