JP7070991B2 - プッシュピン及び部材結合構造 - Google Patents
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Description
前記電子機器として、クライアントからの要求に対してサービスを提供するコンピューター(サーバ)に使用されるLANカードがある。このLANカードでは、半導体デバイスと、この半導体デバイスに放熱を促進すべく取り付けられるヒートシンクの固定とにプッシュピン用いられる。このプッシュピンは、強度の面から金属製であることが望ましいが、導体である金属はデバイスや配線から放射されるノイズを誘導する放射体(アンテナ)となってノイズを放射し、基板上のデバイスや配線に干渉を及ぼすことがあるため、回路の誤動作を確実に防止するには、この干渉の原因となるノイズをできるだけ抑制することが求められる。
特許文献1には、金属製の芯の表面を水溶性の樹脂で覆う技術が開示されている。
特許文献2には、金属製の芯の表面を樹脂で覆って防錆する技術が開示されている。
特許文献3には、金属製の芯によって樹脂製の本体を補強する技術が開示されている。
結合対象を貫通する棒状の本体と、この本体の一端および他端に設けられ、前記本体より大きな外形を有する第1の大径部および第2の大径部と、これら第1、第2の大径部および前記本体を貫通し、これらより強度の高い材料により形成された補強材とを有するプッシュピン。
符号1は、プッシュピンであり、このプッシュピン1は、全体が電気絶縁性の樹脂により形成され、棒状の本体2の両端に大径部を設けた構成となっている。すなわち前記プッシュピン1の一端には、前記本体部2より大径の円板状をなす第1の大径部3が設けられ、プッシュピン1の他端には、前記本体部2より大径の円錐状をなす第2の大径部4が設けられている。
前記プッシュピン1には、その中心軸を貫通する補強材5が設けられている。すなわち、前記補強材5は、前記本体2、第1、第2の大径部3、4の中心軸に沿って、これら三つの部分にまたがって配置されている。
前記第1、第2の大径部3、4は、前記本体部2の両側に設けられて、プッシュピン1が貫通する被接合部材の表面に接し、被接合部材が互いに離れようとする方向(例えば図1の上下方向)への荷重を本体部2に伝達する。前記補強材5は、金属により構成されているものの、表面が絶縁性の樹脂によって覆うことによりノイズの誘導が抑制される。
本体2、第1、第2の大径部3、4は、電気絶縁性の樹脂により一体に構成されている。前記補強材5は、例えば鋼線により構成されていて、中央の直線部51が本体2の中心軸線上に配置されている。前記直線部51の一端(図2の上端)には、図3に示すように、第1の異形部としての屈曲部52が半径方向へ延びるように形成されている。この第1の屈曲部52は、円板状の前記第1の大径部3内で、その半径方向へ延びるように設けられている。
前記直線部51の他端(図2の下端)には、図4に示すように、第2の異形部としての第2の屈曲部53が前記第1の屈曲部52と反対方向の半径方向へ延びるように形成されている。この第2の屈曲部53は、円錐状の前記第2の大径部3内でその半径方向へ延びるように設けられている。
前記第1の屈曲部52は大径部3内に埋め込まれて半径方向外方へ向けて延在し、また、前記第2の屈曲部53は第2の大径部4内に埋め込まれて半径方向外方へ向けて延在しているので、第1の屈曲部52の表面、および第2の屈曲部53の表面に厚く樹脂が被って定着されることとなり、十分な付着力を得ることができる。
この変形例1は、直線部51の両端に設けられた第1の屈曲部52A、第2の屈曲部53Aをそれぞれ図2の例よりさらに半径方向外方へ延長したものである。
このように、第1の屈曲部52A、第2の屈曲部53Aが大径部(3,4)内で半径方向に延在することにより、補強材5Aを樹脂に強固に固定することができる。
この変形例2は、直線部51の両端に設けられた第1の屈曲部52B、第2の屈曲部53Bをそれぞれ半径方向の一方向および180度反対側の他方向へ伸ばした構成とされている。
このように、第1の屈曲部52B、第2の屈曲部53Bとして、両方向へ伸ばすことにより、補強材5Bを樹脂により強固に固定することができる。
この変形例3は、前記実施形態の屈曲部に代えて、補強材5Cの直線部51の両端に塊状部52C、53Cを設けた構成となっている。塊状部52C、53Cは、例えば球形の金属であって、直線部51を構成する鋼等の金属に一体に固着されている。前記塊状部52C、53Cは、前記大径部(3、4)との接触面積が大きいため、プッシュピンに引っ張りや曲げの力が加わった場合に大径部(3、4)を構成する樹脂に食い込み難く、したがって、補強材を樹脂に対してより強固に定着させることができる。
2 本体
3 第1の大径部
4 第2の大径部
5、5A、5B、5C 補強材
51 直線部
52、52A、52B 第1の屈曲部(第1の異形部)
53、53A、53B 第2の屈曲部(第2の異形部)
52C 第1の塊状部(第1の異形部)
53C 第2の塊状部(第2の異形部)
Claims (2)
- 結合対象を貫通する棒状の本体と、
この本体の一端および他端に設けられ、前記本体より大きな外形を有する第1の大径部および第2の大径部と、
これら第1、第2の大径部および前記本体に埋め込まれ、これらより強度の高い材料により形成された補強材と、
を有し、
前記補強材の一端で前記第1の大径部の径方向に延びる第1異形部と、
前記補強材の他端で前記第2の大径部の径方向に延びる第2異形部と、
を有し、
前記第1異形部および第2異形部は、前記本体の径方向へ延びる線状の金属により構成された屈曲部であるプッシュピン。 - 一の部材と他の部材とを貫通して、請求項1に記載のプッシュピンを設けた部材結合構造。
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JP2018026351A JP7070991B2 (ja) | 2018-02-16 | 2018-02-16 | プッシュピン及び部材結合構造 |
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JP2018026351A JP7070991B2 (ja) | 2018-02-16 | 2018-02-16 | プッシュピン及び部材結合構造 |
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JP2019142033A JP2019142033A (ja) | 2019-08-29 |
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2018
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