JP7070991B2 - プッシュピン及び部材結合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、プッシュピン及び部材結合構造に関する。
従来、電子機器には、複数の構成部品の間に設けられて両者を連結し、あるいは相互に位置決めするプッシュピンが使用されている。
前記電子機器として、クライアントからの要求に対してサービスを提供するコンピューター(サーバ)に使用されるLANカードがある。このLANカードでは、半導体デバイスと、この半導体デバイスに放熱を促進すべく取り付けられるヒートシンクの固定とにプッシュピン用いられる。このプッシュピンは、強度の面から金属製であることが望ましいが、導体である金属はデバイスや配線から放射されるノイズを誘導する放射体(アンテナ)となってノイズを放射し、基板上のデバイスや配線に干渉を及ぼすことがあるため、回路の誤動作を確実に防止するには、この干渉の原因となるノイズをできるだけ抑制することが求められる。
このような金属製のプッシュピンを用いた場合の問題を考慮して、絶縁性の樹脂によりプッシュピンを構成することが考えられる。しかしながら、この樹脂材質のプッシュピンを使いてヒートシンクを固定すると、プッシュピンの折れによりヒートシンクが外れ、放熱効果が損なわれることがあり得る。また、サーバの外観からは、プッシュピンの破断等に起因して内部のヒートシンクが外れたことを判断することが難しい。このため、サーバを継続して運用した結果、半導体デバイスに放熱効果が得られなくなって温度上昇が生じ、この温度上昇による異常動作が生じて初めて、プッシュピンの破損等によるヒートシンク脱落の問題が発覚することとなる。また、放熱不良に伴う温度上昇によりダメージを受けたデバイスは、もはや所期の性能を保証することができない。
前記金属もしくは樹脂により構成されたプッシュピンの課題に鑑み、この種の用途に用いられるプッシュピンに採用され得る構造として、特許文献1~3に記載されたものがある。
特許文献1には、金属製の芯の表面を水溶性の樹脂で覆う技術が開示されている。
特許文献2には、金属製の芯の表面を樹脂で覆って防錆する技術が開示されている。
特許文献3には、金属製の芯によって樹脂製の本体を補強する技術が開示されている。
特開平8-028532号公報 実開昭61-194810号公報 実開昭62-081712号公報
しかしながら、特許文献1は、リサイクルの便を考慮して水溶性の樹脂を採用していることから、樹脂の耐久性についての配慮なされておらず、また、特許文献2にあっては、単に防錆を目的として金属製の芯の表面を樹脂で被覆するに過ぎないため、半導体デバイス等の発熱に伴う、いわゆる熱脆化によって樹脂が劣化すること、あるいは金属製の芯から樹脂が剥離して脱落することが避けられず、樹脂が剥離してしまうと強度を維持することが難しいという問題がある。
また特許文献3にあっては、金属製の芯材によって樹脂製の本体を補強しているため、引っ張り強度を高めることができるが、芯材に対する樹脂の付着力は必ずしも十分ではなく、過大な外力や、前述の熱脆化によって芯材と本体との間の付着が崩れ、あるいは樹脂が部分的に剥離すると、もはや金属製の芯材が補強効果を発揮することができなくなる場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、プッシュピンの結合力を高めることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様にかかる電子機器は、下記の特徴を有する。
結合対象を貫通する棒状の本体と、この本体の一端および他端に設けられ、前記本体より大きな外形を有する第1の大径部および第2の大径部と、これら第1、第2の大径部および前記本体を貫通し、これらより強度の高い材料により形成された補強材とを有するプッシュピン。
本発明によれば、第1の大径部と第2の大径部との間に設けられた補強材により、プッシュピンに大きな結合力を得ることができる。
本発明の最少構成にかかるプッシュピンの第1実施形態の断面図である。 本発明のプッシュピンの第2実施形態の縦断面図である。 図2のIII-IIIに沿う矢視図である。 図2のIV-IV線に沿う矢視図である。 図2のプッシュピンを被接合部材へ取り付けた状態の断面図である。 補強材の第1変形例の平面図である。 補強材の第2変形例の平面図である。 補強材の第3変形例の平面図である。 第2実施形態の比較例の劣化状態の説明図である。 第2実施形態の比較例の破断状態の説明図である。
本発明の最少構成にかかる電子機器の第1実施形態について図1を参照して説明する。
符号1は、プッシュピンであり、このプッシュピン1は、全体が電気絶縁性の樹脂により形成され、棒状の本体2の両端に大径部を設けた構成となっている。すなわち前記プッシュピン1の一端には、前記本体部2より大径の円板状をなす第1の大径部3が設けられ、プッシュピン1の他端には、前記本体部2より大径の円錐状をなす第2の大径部4が設けられている。
前記プッシュピン1には、その中心軸を貫通する補強材5が設けられている。すなわち、前記補強材5は、前記本体2、第1、第2の大径部3、4の中心軸に沿って、これら三つの部分にまたがって配置されている。
このように構成されたプッシュピン1は、例えば、互いに連結される複数の部材を厚さ方向へ貫通して設けられて、前記複数の部材を連結する。
前記第1、第2の大径部3、4は、前記本体部2の両側に設けられて、プッシュピン1が貫通する被接合部材の表面に接し、被接合部材が互いに離れようとする方向(例えば図1の上下方向)への荷重を本体部2に伝達する。前記補強材5は、金属により構成されているものの、表面が絶縁性の樹脂によって覆うことによりノイズの誘導が抑制される。
図2~図8は第2実施形態を示すものである。なお図1と共通の構成には同一符号を付し、説明を簡略化する。
本体2、第1、第2の大径部3、4は、電気絶縁性の樹脂により一体に構成されている。前記補強材5は、例えば鋼線により構成されていて、中央の直線部51が本体2の中心軸線上に配置されている。前記直線部51の一端(図2の上端)には、図3に示すように、第1の異形部としての屈曲部52が半径方向へ延びるように形成されている。この第1の屈曲部52は、円板状の前記第1の大径部3内で、その半径方向へ延びるように設けられている。
前記直線部51の他端(図2の下端)には、図4に示すように、第2の異形部としての第2の屈曲部53が前記第1の屈曲部52と反対方向の半径方向へ延びるように形成されている。この第2の屈曲部53は、円錐状の前記第2の大径部3内でその半径方向へ延びるように設けられている。
上記構成のプッシュピンは、例えば、上下に重ねられた第1、第2の板材61、62を貫通して設けられて、これら第1、第2の板材61、62を第1の大径部3と第2の駄生部4との間に挟んだ状態で一体に結合する。
前記第1の屈曲部52は大径部3内に埋め込まれて半径方向外方へ向けて延在し、また、前記第2の屈曲部53は第2の大径部4内に埋め込まれて半径方向外方へ向けて延在しているので、第1の屈曲部52の表面、および第2の屈曲部53の表面に厚く樹脂が被って定着されることとなり、十分な付着力を得ることができる。
このような構成により、第1の大径部3,第2の大径部4が互いに離れようとする方向への荷重、あるいは曲げ荷重を前記直線部51に伝達し、プッシュピン1を補強することができる。すなわち、鋼などの金属により構成された補強材5と樹脂により構成された本体部2、第2、第3の大径部2、3とが分離することなく、プッシュピン1に加わる荷重を補強材5によって支持することができる。
さらに、図9(a)矢印で示すように、本体部2に外方から可視光線、紫外線、赤外線等が照射されて樹脂が劣化し、あるいは高温環境下における熱酸化(熱脆化)によって、図9(b)あるいは(c)に示すように、表面近くのひび割れが、次第に中心方向へ成長した場合であっても、中心の補強材5によってプッシュピン1の全体の強度を維持することができる。
また、図10に示す比較例のプッシュピン1’にあっては、補強されていない樹脂のみで構成された本体2が、引っ張りによって、第1の大径部3’側と第2の大径部4’側とに容易に2分される。
補強材5の形状は、図2の例に限定されるものではなく、図6~図8の変形例1~3に各々例示したような形状であっても、あるいは、さらに他の形状を採用しても良いのはもちろんである。
図6は、第1、第2の異形部の変形例1を示す。
この変形例1は、直線部51の両端に設けられた第1の屈曲部52A、第2の屈曲部53Aをそれぞれ図2の例よりさらに半径方向外方へ延長したものである。
このように、第1の屈曲部52A、第2の屈曲部53Aが大径部(3,4)内で半径方向に延在することにより、補強材5Aを樹脂に強固に固定することができる。
図7は、第1、第2の異形部の変形例2を示す。
この変形例2は、直線部51の両端に設けられた第1の屈曲部52B、第2の屈曲部53Bをそれぞれ半径方向の一方向および180度反対側の他方向へ伸ばした構成とされている。
このように、第1の屈曲部52B、第2の屈曲部53Bとして、両方向へ伸ばすことにより、補強材5Bを樹脂により強固に固定することができる。
図8は、第1、第2の異形部の変形例3を示す。
この変形例3は、前記実施形態の屈曲部に代えて、補強材5Cの直線部51の両端に塊状部52C、53Cを設けた構成となっている。塊状部52C、53Cは、例えば球形の金属であって、直線部51を構成する鋼等の金属に一体に固着されている。前記塊状部52C、53Cは、前記大径部(3、4)との接触面積が大きいため、プッシュピンに引っ張りや曲げの力が加わった場合に大径部(3、4)を構成する樹脂に食い込み難く、したがって、補強材を樹脂に対してより強固に定着させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
本発明は、電子機器等の構成部品を連結するプッシュピンに利用することができる。
1 プッシュピン
2 本体
3 第1の大径部
4 第2の大径部
5、5A、5B、5C 補強材
51 直線部
52、52A、52B 第1の屈曲部(第1の異形部)
53、53A、53B 第2の屈曲部(第2の異形部)
52C 第1の塊状部(第1の異形部)
53C 第2の塊状部(第2の異形部)

Claims (2)

  1. 結合対象を貫通する棒状の本体と、
    この本体の一端および他端に設けられ、前記本体より大きな外形を有する第1の大径部および第2の大径部と、
    これら第1、第2の大径部および前記本体に埋め込まれ、これらより強度の高い材料により形成された補強材と、
    を有し、
    前記補強材の一端で前記第1の大径部の径方向に延びる第1異形部と、
    前記補強材の他端で前記第2の大径部の径方向に延びる第2異形部と、
    を有し、
    前記第1異形部および第2異形部は、前記本体の径方向へ延びる線状の金属により構成された屈曲部であるプッシュピン。
  2. 一の部材と他の部材とを貫通して、請求項1に記載のプッシュピンを設けた部材結合構造。
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