JP7070364B2 - 包装箱 - Google Patents

包装箱 Download PDF

Info

Publication number
JP7070364B2
JP7070364B2 JP2018218218A JP2018218218A JP7070364B2 JP 7070364 B2 JP7070364 B2 JP 7070364B2 JP 2018218218 A JP2018218218 A JP 2018218218A JP 2018218218 A JP2018218218 A JP 2018218218A JP 7070364 B2 JP7070364 B2 JP 7070364B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom flap
tip
flap
fold line
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018218218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020083358A (ja
Inventor
大雅 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Holdings Corp, Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Holdings Corp
Priority to JP2018218218A priority Critical patent/JP7070364B2/ja
Publication of JP2020083358A publication Critical patent/JP2020083358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7070364B2 publication Critical patent/JP7070364B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

本発明は、包装箱に関する。
段ボール箱などの包装箱には、底面を構成するにあたって封緘材を使わないでロックするものがある。例えば、特許文献1の包装箱は、相対する底フラップを2組備えている。2組のうち1組の底フラップは、突き合わせフラップであって、内側に折り込まれたとき、先端が突き合わされる。また、各底フラップは、包装箱の側板と底フラップとの境界である罫線の一端部から底フラップの先端に向かって罫線に対し斜めとなる傾斜辺を備えるとともに、当該罫線の他端部から底フラップの先端に向かって罫線に対し垂直となる垂直辺を備えている。そして、互いに隣接する底フラップのうち、一方の底フラップの傾斜辺が外方に臨み、他方の底フラップの垂直辺が一方の底フラップの内側に隠れるように折り込まれることで包装箱の底面を構成している。
特許第4530700号公報
ところで、包装箱の側板が外力を受けて包装箱が変形するとき、突き合わせフラップとなる1組の底フラップの先端辺同士は、包装箱の内側に入り込みながら、離れたり、または、ずれたりする。底フラップの先端辺同士での離間やずれは、底面中央部に穴を開けてしまい、収容物を底面中央部から露出してしまうおそれがある。また、突き合わせフラップとなる1組の底フラップにおいて罫線から底フラップの先端までの長さに差があるときにも、底面中央部に穴が開いてしまい、包装箱の底面から収容物が露出してしまうおそれがある。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、底面での穴の形成が抑制可能な包装箱を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための包装箱は、前側板の下端に前下折線を介して接続された前底フラップと、右側板の下端に右下折線を介して接続された右底フラップと、後側板の下端に後下折線を介して接続された後底フラップと、左側板の下端に左下折線を介して接続された左底フラップと、を備えた直方体状を有する包装箱であって、前記前底フラップは、前底構成部と前先端片とを備え、前記後底フラップは、後底構成部と後先端片とを備え、前記前底構成部が、前記前下折線の右端部から前記前底フラップの先端側に傾斜する前傾斜辺と、前記前下折線の左端部から前記前底フラップの先端側に延びる前垂直辺とを有して、前記前傾斜辺が前記右底フラップの箱外側に位置し、かつ、前記前垂直辺が前記左底フラップの箱内側に位置し、前記前下折線から前記前底構成部の先端側の端辺までの長さが前記右下折線の長さの半分であり、前記前先端片が、前記前底構成部の前記端辺の左側で該端辺よりも先端側に延出し、前記後底構成部が、前記後下折線の左端部から前記後底フラップの先端側に傾斜する後傾斜辺と、前記後下折線の右端部から前記後底フラップの先端側に延びる後垂直辺とを有して、前記後傾斜辺が前記左底フラップの箱外側に位置し、かつ、前記後垂直辺が前記右底フラップの箱内側に位置し、前記後下折線から前記後底構成部の先端側の端辺までの長さが前記左下折線の長さの半分であり、前記後先端片が、前記後底構成部の前記端辺の右側で該端辺よりも先端側に延出し、前記前底構成部の端辺と前記後底構成部の端辺とが突き合わされ、前記前先端片が、前記後底構成部の箱内側に位置し、前記後先端片が、前記前底構成部の箱内側に位置する。
上記構成によれば、前底フラップの前先端片は、後底構成部の端辺よりも箱内側に位置する。後底フラップの後先端片は、前底構成部の端辺よりも箱内側に位置する。これにより、包装箱に外力が加わり撓んだとしても、端辺同士の間隙には、先端片が延在している。これにより、底面の中央部分に穴が形成されてしまうことを抑えることができる。
上記包装箱において、前記前底フラップにおける前記前下折線から前記前先端片の先端辺までの長さが前記右下折線の長さの半分以上であり、前記後底フラップにおける前記後下折線から前記後先端片の先端辺までの長さが前記左下折線の長さの半分以上である構成としてもよい。
上記構成によれば、底構成部の先端側の端辺の部分に必ず先端片が延在することになり、底面の中央部分に穴が形成されてしまうことを抑えることができる。
上記包装箱において、前記前底フラップは、前記前垂直辺を含み、前記左底フラップの箱内側に位置する前外側部を備え、前記前外側部は、前記前下折線の左端部から前記前先端片の先端辺に延びる前傾斜折線の外側に位置し、前記後底フラップは、前記後垂直辺を含み、前記右底フラップの箱内側に位置する後外側部を備え、前記後外側部は、前記後下折線の右端部から前記後先端片の先端辺に延びる後傾斜折線の外側に位置する構成としてもよい。
上記構成によれば、包装箱の底面を組み立てる際に、前傾斜折線で前外側部を撓み易くすることができる。また、後傾斜折線で後外側部を撓み易くすることができる。
上記包装箱において、前記前先端片と前記後先端片とは、互いに係合する係合溝を備えている構成としてもよい。
上記構成によれば、前底フラップの係合溝と後底フラップの係合溝とが係合されることで、包装箱の底面の強度を高めることができる。
上記課題を解決するためのブランクシートは、前後で一対の第1側板の下端に第1下折線を介して接続された第1底フラップと、左右で一対の第2側板の下端に第2下折線を介して接続された第2底フラップと、を備えた直方体状を有する包装箱の製造に用いられるブランクシートであって、前記第1側板と前記第2側板とが左右で交互に並び、前記第1底フラップは、底構成部と先端片とを備え、前記底構成部が、前記第1下折線の一端部から前記第1底フラップの先端側に延びる傾斜辺と、前記第1下折線の他端部から前記第1底フラップの先端側に延びる垂直辺とを有して、前記傾斜辺が一方の前記第2底フラップの箱外側に位置し、かつ、前記垂直辺が他方の前記第2底フラップの箱内側に位置するように前記包装箱で折られ、前記第1下折線から前記底構成部の先端側の端辺までの長さが前記第2下折線の長さの半分であり、前記先端片が、前記端辺における左右の一側端で該端辺よりも先端側に延出し、前記包装箱では、前記端辺同士が突き合わされ、かつ、一方の前記第1底フラップの前記先端片が、他方の前記第1底フラップの前記底構成部に対し箱内側に位置するように構成されている。
本発明によれば、底面での穴の形成が抑制される。
第1実施形態としての包装箱を底面側から見た斜視図。 第1実施形態としての包装箱を製造するブランクシートの平面図。 第1実施形態としての包装箱の組立方法を示す斜視図。 図3の続きであって、第1実施形態としての包装箱の組立方法を示す斜視図。 第1実施形態としての包装箱の底面図。 第1実施形態としての包装箱の他の組立方法を示す斜視図。 第2実施形態としての包装箱を製造するブランクシートの平面図。 第2実施形態としての包装箱を底面側から見た斜視図。
以下、本発明が適用された包装箱を図1ないし図8を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、第1実施形態としての包装箱1は、直方形形状を有する段ボール箱であって、ワンピースのブランクシートから組み立てられる。そして、包装箱1は、底面の部分を組み立てたときに、接着剤や粘着テープやステープルなどの封緘材を使わないでロックするボトムロック形式の段ボール箱である。
図1は、包装箱1を底面側から見た斜視図である。包装箱1は、後側板11と、右側板12と、前側板13と、左側板14とを備え、長さ面を構成する後側板11および前側板13が対向し、幅面を構成する右側板12および左側板14とが対向している。なお、後側板11および前側板13が第1側板であり、右側板12および左側板14が第2側板である。
包装箱1の天面は、例えば、後側板11の上端および前側板13の各々の上端に罫線を介して連設された突き合わせフラップとなる外フラップと、右側板12および左側板14の各々の上端に罫線を介して連設された内フラップとで構成されている。そして、内フラップを折り返してから、外フラップを内側に折り込み、外フラップの突き合わせ部分を接着剤や粘着テープやステープルなどの封緘材で接合することで天面を構成することができる。また、包装箱の天面は、後側板11の上端または前側板13の上端に罫線を介して回動可能な蓋板で構成されていてもよい。天面の構成は、これらの例に限定されるものではない。
包装箱1の底面は、後底フラップ21と、右底フラップ22と、前底フラップ23と、左底フラップ24とで構成される。底面は、底フラップ21~24を組み合わせることによって、接着剤や粘着テープやステープルなどの封緘材を用いることなくボトムロックにより構成される。
図2は、図1に示す包装箱1を製造するためのブランクシート2である。ブランクシート2は、後側板11、右側板12、前側板13、および、左側板14がこの順に一列に並んで設けられており、後側板11と右側板12との間に第1縦罫線16が介在され、右側板12と前側板13との間に第2縦罫線17が介在され、前側板13と左側板14との間に第3縦罫線18が介在されている。さらに、後側板11の縦辺には、継ぎ代15が第4縦罫線19を介して設けられている。継ぎ代15は、左側板14の縦辺に対して接着剤や粘着テープやステープルなどの封緘材によって接合される。
後底フラップ21は、後側板11の下端に位置する後下罫線11aを介して連設されている。右底フラップ22は、右側板12の下端に位置する右下罫線12aを介して連設されている。前底フラップ23は、前側板13の下端に位置する前下罫線13aを介して連設されている。左底フラップ24は、左側板14の下端に位置する左下罫線14aを介して連設されている。
後底フラップ21~左底フラップ24は、後下罫線11a~左下罫線14aの一端部側に傾斜辺26を備え、後下罫線11a~左下罫線14aの他端部側に垂直辺27を備えている。なお、後底フラップ21が備える傾斜辺26および垂直辺27がそれぞれ後傾斜辺および後垂直辺であり、前底フラップ23が備える傾斜辺26および垂直辺27がそれぞれ前傾斜辺および前垂直辺である。また、右底フラップ22が備える傾斜辺26および垂直辺27がそれぞれ右傾斜辺および右垂直辺であり、左底フラップ24が備える傾斜辺26および垂直辺27がそれぞれ左傾斜辺および左垂直辺である。
後底フラップ21~左底フラップ24の中で後底フラップ21および前底フラップ23の各々は、次のように構成されている。傾斜辺26ならびに後下罫線11aもしくは前下罫線13aを含む領域には、底面の一部を構成する底構成部28を備えている。底構成部28の先端は、後下罫線11aもしくは前下罫線13aと平行な端辺28aを備えている。さらに、底構成部28の先端側、すなわち端辺28aに隣接する位置からは先端側に先端片29が延出している。端辺28aは、傾斜辺26側に設けられ、先端片29は、垂直辺27側に設けられている。先端片29の先端は、後下罫線11aもしくは前下罫線13aと平行な先端辺29aを備えている。
なお、後底フラップ21の傾斜辺26および垂直辺27が後傾斜辺および後垂直辺であり、前底フラップ23の傾斜辺26および垂直辺27が前傾斜辺および前垂直辺である。また、後底フラップ21が備える先端片29が後先端片であり、前底フラップ23が備える先端片29が前先端片である。さらに、後底フラップ21の底構成部28が後底構成部であり、前底フラップ23の底構成部28が前底構成部である。
また、底構成部28および先端片29における後下罫線11aもしくは前下罫線13aの他端部側には、外側部30を備えている。外側部30は、後下罫線11aもしくは前下罫線13aの他端部から先端片29の先端辺29aに向かって斜めに延びる傾斜折線としての傾斜ミシン目30aを介して底構成部28および先端片29に対して連設されている。外側部30は、垂直辺27を備えている。なお、後底フラップ21の外側部30が後外側部であり、前底フラップ23の外側部30が前外側部である。
また、後底フラップ21~左底フラップ24の中で右底フラップ22および左底フラップ24の各々は、次のように構成されている。傾斜辺26ならびに右下罫線12aもしくは左下罫線14aを含む領域には、底面の一部を構成する底構成部31を備えている。また、底構成部31の右下罫線12aおよび左下罫線14aの他端部側には、外側部32を備えている。外側部32は、右下罫線12aおよび左下罫線14aの他端部から外側部32の先端辺32bに向かって斜めに延びる傾斜折線としての傾斜ミシン目32aを介して底構成部31に対して連設されている。外側部32は、垂直辺27を備えている。すなわち、右底フラップ22および左底フラップ24は、後底フラップ21および前底フラップ23と異なり、先端片29を備えていない。
なお、右底フラップ22の傾斜辺26および垂直辺27が右傾斜辺および右垂直辺であり、左底フラップ24の傾斜辺26および垂直辺27が左傾斜辺および左垂直辺である。また、右底フラップ22の底構成部31が右底構成部であり、左底フラップ24の底構成部31が左底構成部である。さらに、右底フラップ22の外側部32が右外側部であり、左底フラップ24の外側部32が左外側部である。
後底フラップ21~左底フラップ24における後下罫線11a~左下罫線14aから先端辺29a,32bまでの長さL1は、後下罫線11aおよび前下罫線13aの長さの1/2の長さで揃えられている。また、後底フラップ21および前底フラップ23における後下罫線11aおよび前下罫線13aから端辺28aまでの長さL2は、右下罫線12aおよび左下罫線14aの長さの1/2の長さである。さらに、後底フラップ21および前底フラップ23の後下罫線11aおよび前下罫線13aから先端辺29aまでの長さL1は、右側板12および左側板14における右下罫線12aおよび左下罫線14aの長さの1/2(L2)以上の長さであり、ここでは長さL1である。
次に、以上のように構成された包装箱1の組立方法について説明する。先ず、後側板11と左側板14とを継ぎ代15で接合し筒形状とする。第1組立方法では、一の底フラップを折り込んだ次に、折り込んだ底フラップの垂直辺27に隣接する底フラップを折り込むようにする。具体的には、図3に示すように、後底フラップ21~左底フラップ24の中の何れか1枚の底フラップを内側に折り込む。図3では、前底フラップ23を最初に内側に折り込んでいる。次いで、左底フラップ24が内側に折り込まれる。この際、左底フラップ24の傾斜辺26は、前底フラップ23の底構成部28の外側に位置し、前底フラップ23の外側部30および底構成部28の一部は、左底フラップ24の底構成部31の内側に位置する。
次いで、後底フラップ21が内側に折り込まれる。この際、後底フラップ21の傾斜辺26は、左底フラップ24の底構成部31の外側に位置し、左底フラップ24の外側部32および底構成部31の一部は、後底フラップ21の底構成部28の内側に位置する。これにより、最初に内側に折り込んだ前底フラップ23の先端片29は、後底フラップ21の端辺28aの位置から後底フラップ21の底構成部28の内側に位置する。また、後底フラップ21の先端片29は、前底フラップ23の端辺28aの位置から前底フラップ23の底構成部28の外側に位置する。そして、前底フラップ23の端辺28aと後底フラップ21の端辺28aとは、ほぼ一直線に並んだ状態となる。本発明においてはこの状態を前底構成部の端辺と後底構成部の端辺が突き合わされた状態という。
次いで、図4に示すように、右底フラップ22が内側に折り込まれる。この際、右底フラップ22の傾斜辺26は、後底フラップ21の底構成部28の外側に位置し、後底フラップ21の外側部30および底構成部28の一部は、右底フラップ22の底構成部31の内側に位置する。
この状態では、右底フラップ22の外側部32および底構成部31の一部は、最初に内側に折り込んだ前底フラップ23の傾斜辺26の外側に位置している。このため、右底フラップ22は何らロックされていない状態である。
そこで、最後に内側に折り込まれる右底フラップ22は、傾斜ミシン目32aを通じて外側部32を撓ませるようにして、この外側部32が前底フラップ23の底構成部28の内側に位置するように折り込まれる。このとき、前底フラップ23の端辺28aの内側に後底フラップ21の先端片29が折り込まれる。これにより、前底フラップ23の先端片29および後底フラップ21の先端片29は、互いに係合する。すなわち、先端片29の垂直辺と端辺28aとがなす角部同士が互いに係合する。また、右底フラップ22の外側部32および底構成部31の一部は、前底フラップ23の底構成部28の内側に位置する。これにより、図5に示すように、包装箱1の底面は、ボトムロックによって組み立てられる。
なお、このような第1組立方法において、最初に内側に折り込む底フラップは、前底フラップ23に限定されるものではない。すなわち、後底フラップ21を最初に折り込んでもよいし、右底フラップ22を最初に折り込んでもよいし、左底フラップ24を最初に折り込んでもよい。ただし、何れの場合も、1つの底フラップを折り込んだ次には、折り込んだ底フラップの垂直辺27に隣接する底フラップを折り込むようにする。
また、以上のような包装箱1は、図6に示すように組み立てることもできる。この第2組立方法では、後側板11と左側板14とを継ぎ代15で接合し筒形状としてから、相対する後底フラップ21と前底フラップ23とを内側に折り込む。これにより、前底フラップ23の先端片29が、後底フラップ21の端辺28aの位置から後底フラップ21の底構成部28の内側に位置される。また、後底フラップ21の先端片29が、前底フラップ23の端辺28aの位置から前底フラップ23の底構成部28の外側に位置される。なお、これとは逆に、前底フラップ23の先端片29が、後底フラップ21の底構成部28の外側に位置され、後底フラップ21の先端片29が、前底フラップ23の底構成部28の内側に位置されるようにしてもよい。
次いで、残りの相対する右底フラップ22と左底フラップ24とを内側に折り込む。すると、最後に折り込んだ左底フラップ24の傾斜辺26は、前底フラップ23の底構成部28の外側に位置し、外側部32は、後底フラップ21の底構成部28の外側に位置する。また、右底フラップ22の傾斜辺26は、後底フラップ21の底構成部28の外側に位置し、外側部32は、前底フラップ23の底構成部28の外側に位置する。この状態での底は、何らロックされていない状態である。
そこで、次いで、左底フラップ24の外側部32および底構成部31の一部は、外側部32を傾斜ミシン目32aを通じて撓ませて後底フラップ21の底構成部28の内側に折り込まれる。また、右底フラップ22の外側部32および底構成部31の一部は、外側部32を傾斜ミシン目32aを通じて撓ませて前底フラップ23の底構成部28の内側に折り込まれる。このとき、前底フラップ23の端辺28aの内側に後底フラップ21の先端片29が折り込まれる。これにより、前底フラップ23の先端片29および後底フラップ21の先端片29は、互いに係合する。これにより、図5に示すように、包装箱1の底面は、ボトムロックによって組み立てられる。
なお、図6の組立方法の変形例として、右底フラップ22と左底フラップ24とを内側に折り込んでから、後底フラップ21と前底フラップ23とを内側に折り込むようにしてもよい。
以上のような第1実施形態の包装箱1によれば以下に列挙する効果を得ることができる。
(1-1)後底フラップ21および前底フラップ23のうち一方の底フラップの先端片29は、他方の底フラップの端辺28aより底構成部28の内側に延在し、他方の底フラップの先端片29は、一方の底フラップの端辺28aより底構成部28の内側に延在する。これにより、後側板11~左側板14の筒状部が平行四辺形となるような外力が加わって撓んだとしても、端辺28aの部分には、先端片29が延在している。これにより、端辺28aの部分に穴が形成されてしまうことを抑えることができる。また、後底フラップ21および前底フラップ23の長さL2が、右側板12および左側板14の長さの1/2未満となってしまうこともある。このような場合であっても、端辺28aの部分には、先端片29が延在しているので、端辺28aの部分に穴が形成されてしまうことを抑えることができる。したがって、包装箱1に収容した収容物の一部が未開封の状態で見えてしまうことを防ぐことができる。
(1-2)後底フラップ21および前底フラップ23において、後下罫線11aおよび前下罫線13aから先端辺29aまでの長さL1は、右側板12および左側板14における右下罫線12aおよび左下罫線14aの長さの半分(L2)以上の長さである。これにより、端辺28aの部分に必ず先端片29が延在することになり、中央部分に穴が形成されてしまうことを抑えることができる。
(1-3)後底フラップ21~左底フラップ24の後下罫線11a~左下罫線14aから先端辺29a,32bまでの長さL1は、同じ長さである。これにより、全ての底フラップの下罫線から先端までの長さを揃えることができる。
(1-4)外側部30,32は、底構成部28,31に対して傾斜ミシン目30a,32aを介して設けられているので、底面を組み立て易くなる。
(1-5)傾斜ミシン目30a,32aは、隣接する底フラップの底構成部に隠れる。したがって、傾斜ミシン目30a,32aによって、包装箱1の底面の意匠が悪くなることを防ぐことができる。
〔第2実施形態〕
図7に示すように、第2実施形態としての包装箱1は、後底フラップ21および前底フラップ23において、先端片29と端辺28aとの角部に係合溝29bを設けたものである。そして、先端片29の中で係合溝29bを構成する突片29cは、その基端に係合溝29bと先端辺29aとを繋ぐ折線となるミシン目29dが設けられている。
第2実施形態の包装箱1についても、第1実施形態の包装箱と同様な方法で組み立てられる。具体的に、図3および図4に示す第1組立方法で組み立てる場合、最後、右底フラップ22が傾斜ミシン目32aを通じて外側部32を撓ませるようにして、この外側部32が前底フラップ23の底構成部28の内側に位置するように折り込まれる。このとき、前底フラップ23の端辺28aの内側に後底フラップ21の先端片29が折り込まれる。そして、後底フラップ21の係合溝29bと前底フラップ23の係合溝29bとは、後底フラップ21の突片29cおよび前底フラップ23の突片29cがミシン目29dを通じて撓むことで係合される。
また、図6に示す第2組立方法で組み立てる場合、相対する後底フラップ21と前底フラップ23とを内側に折り込んだ次に、残りの相対する右底フラップ22と左底フラップ24とを内側に折り込むことになる。これにより、左底フラップ24の傾斜辺26は、前底フラップ23の底構成部28の外側に位置し、左底フラップ24の外側部32および底構成部31の一部は、後底フラップ21の底構成部28の内側に折り込まれる。また、右底フラップ22の傾斜辺26は、後底フラップ21の底構成部28の外側に位置し、右底フラップ22の外側部32および底構成部31の一部は、前底フラップ23の底構成部28の内側に折り込まれる。この際に、前底フラップ23の端辺28aの内側に後底フラップ21の先端片29が折り込まれる。そして、後底フラップ21の係合溝29bと前底フラップ23の係合溝29bとは、後底フラップ21の突片29cおよび前底フラップ23の突片29cがミシン目29dを通じて撓むことで係合される。
以上のような第2実施形態の包装箱1によれば以下に列挙する効果を得ることができる。
(2-1)後底フラップ21の係合溝29bと前底フラップ23の係合溝29bとが係合されることで、包装箱1の底面の強度を高めることができる。
(2-2)係合溝29b同士を係合するとき、各突片29cがミシン目29dを通じて撓むことによって係合し易くなる。
なお、上記第1実施形態および第2実施形態は以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図3および図4に示す第1組立方法による場合、各底フラップにおける外側部30,32を撓ませる傾斜ミシン目30a,32aは、最後に内側に折り込む底フラップだけに設けるようにすればよい。第1組立方法では、外側部を撓ませる必要があるのは最後に折り込む底フラップの外側部だけであるからである。勿論、第1組立方法は、一の底フラップを折り込んだ次には、折り込んだ底フラップの垂直辺27に隣接する底フラップを折り込むようにするものである。作業者が何れの底フラップから内側に折り込み始めるかは不明であることから、全ての底フラップに外側部を撓ませるための傾斜ミシン目30a,32aを設けることが好ましい。
・図6に示す第2組立方法による場合、各底フラップにおける外側部30,32を撓ませる傾斜ミシン目30a,32aは、2番目の工程で内側に折り込む相対する底フラップの組だけに設けるようにすればよい。第2組立方法では、外側部を撓ませる必要があるのは2回目に折り込む組の底フラップの外側部だけであるからである。勿論、第2組立方法は、作業者が後底フラップ21および前底フラップ23の組と右底フラップ22と左底フラップ24の組の何れの組から折り込み作業を始めるか不明である。したがって、全ての底フラップに外側部を撓ませるための傾斜ミシン目30a,32aを設けることが好ましい。
・全ての底フラップにおいて、組立作業性が低下する程度が低い場合などは、傾斜ミシン目30a,32aを省略するようにしてもよい。
・第1実施形態及び第2実施形態は、図示されているとおり、いずれも、後底フラップ21および前底フラップ23において、後下罫線11aおよび前下罫線13aから先端片29の先端辺29aまでの長さL1は、後下罫線11aおよび前下罫線13aの長さの1/2としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更可能である。すなわち、L1は1/2よりも長くてもよいし、L2より長ければ1/2よりも短くてもよい。
・後底フラップ21および前底フラップ23における後下罫線11aおよび前下罫線13aから端辺28aまでの長さL2は、右下罫線12aおよび左下罫線14aの長さの半分(1/2)の長さであるが、本発明においては、この半分(1/2)には、厳密な半分(1/2)に対して若干のずれたものも含まれるものとする。
すなわち、包装箱1の底面を組み立てたとき、前底フラップ23の端辺28aと後底フラップ21の端辺28aとがほぼ一直線に並んだ状態(突き合わされた状態)とすることが好ましいが、この状態を実現するために、後底フラップ21および前底フラップ23における後下罫線11aおよび前下罫線13aから端辺28aまでの長さL2を、右下罫線12aおよび左下罫線14aの長さの半分(1/2)に対して、若干ずれを生じさせる場合がある。
その理由は、実際に包装箱1を組み立てる際は、包装箱1の素材である段ボールなどに厚みがあるため、継ぎ代で重なる部分の厚みなどを考慮してブランクシート2を設計する必要がある。このため、直方体の包装箱1を成形する場合でも、ブランクシート2の段階では対向する側面同士になる面の長さ(例えば右下罫線12aと左下罫線14a)は厳密には同じ長さとしない場合がある。
したがって、L2の長さが右下罫線や左下罫線の長さの1/2から若干ずれていても、結果的に、前底フラップ23の端辺28aと後底フラップ21の端辺28aがほぼ一直線に並んだ状態となっているのであれば、本発明においては半分であるとみなす。
なお、半分からのずれ分は、最大で、ブランクシート2の素材の厚さ分(一般的なAフルート段ボールシートの場合5mm前後)程度である。
・包装箱の材料は、段ポールに限定されるものではなく、例えば厚紙であってもよい。
1…包装箱、2…ブランクシート、11…後側板、11a…後下罫線、12…右側板、12a…右下罫線、13…前側板、13a…前下罫線、14…左側板、14a…左下罫線、15…継ぎ代、16…第1縦罫線、17…第2縦罫線、18…第3縦罫線、19…第4縦罫線、21…後底フラップ、22…右底フラップ、23…前底フラップ、24…左底フラップ、26…傾斜辺、27…垂直辺、28…底構成部、28a…端辺、29…先端片、29a…先端辺、29b…係合溝、29c…突片、29d…ミシン目、30…外側部、30a…傾斜ミシン目、31…底構成部、32…外側部、32a…傾斜ミシン目、32b…先端辺。

Claims (3)

  1. 前側板の下端に前下折線を介して接続された前底フラップと、
    右側板の下端に右下折線を介して接続された右底フラップと、
    後側板の下端に後下折線を介して接続された後底フラップと、
    左側板の下端に左下折線を介して接続された左底フラップと、
    を備えた直方体状を有する包装箱であって、
    前記前底フラップは、前底構成部と前先端片とを備え、
    前記後底フラップは、後底構成部と後先端片とを備え、
    前記前底構成部が、前記前下折線の右端部から前記前底フラップの先端側に傾斜する前傾斜辺と、前記前下折線の左端部から前記前底フラップの先端側に延びる前垂直辺とを有して、前記前傾斜辺が前記右底フラップの箱外側に位置し、かつ、前記前垂直辺が前記左底フラップの箱内側に位置し、前記前下折線から前記前底構成部の先端側の端辺までの長さが前記右下折線の長さの半分であり、
    前記前先端片が、前記前底構成部の前記端辺の左側で該端辺よりも先端側に延出し、
    前記後底構成部が、前記後下折線の左端部から前記後底フラップの先端側に傾斜する後傾斜辺と、前記後下折線の右端部から前記後底フラップの先端側に延びる後垂直辺とを有して、前記後傾斜辺が前記左底フラップの箱外側に位置し、かつ、前記後垂直辺が前記右底フラップの箱内側に位置し、前記後下折線から前記後底構成部の先端側の端辺までの長さが前記左下折線の長さの半分であり、
    前記後先端片が、前記後底構成部の前記端辺の右側で該端辺よりも先端側に延出し、
    前記右底フラップは、前記右下折線における前記後下折線側の端部から前記右底フラップの先端側に傾斜する右傾斜辺と、前記右下折線における前記前下折線側の端部から前記右底フラップの先端側に延びる右垂直辺と、前記右傾斜辺と前記右垂直辺とを繋ぐ前記右底フラップの先端辺と、を備え、前記右垂直辺と前記右底フラップの先端辺とが前記前底フラップの箱内側に位置し、
    前記左底フラップは、前記左下折線における前記前下折線側の端部から前記左底フラップの先端側に傾斜する左傾斜辺と、前記左下折線における前記後下折線側の端部から前記左底フラップの先端側に延びる左垂直辺と、前記左傾斜辺と前記左垂直辺とを繋ぐ前記左底フラップの先端辺と、を備え、前記左垂直辺と前記左底フラップの先端辺とが前記後底フラップの箱内側に位置し、
    前記前底フラップにおける前記前下折線から前記前先端片の先端辺までの長さ、前記右底フラップにおける前記右下折線から前記右底フラップの先端辺までの長さ、前記後底フラップにおける前記後下折線から前記後先端片の先端辺までの長さ、及び、前記左底フラップにおける前記左下折線から前記左底フラップの先端辺までの長さの何れもが同じ長さであり、かつ、前記右下折線の長さの半分よりも大きく、かつ、前記前下折線の半分の長さと等しく、
    前記前底構成部の端辺と前記後底構成部の端辺とが突き合わされ、
    前記前先端片が、前記後底構成部の箱内側に位置し、
    前記後先端片が、前記前底構成部の箱内側に位置する
    包装箱。
  2. 前記前底フラップは、前記前垂直辺を含み、前記左底フラップの箱内側に位置する前外側部を備え、前記前外側部は、前記前下折線の左端部から前記前先端片の先端辺に延びる前傾斜折線の外側に位置し、
    前記後底フラップは、前記後垂直辺を含み、前記右底フラップの箱内側に位置する後外側部を備え、前記後外側部は、前記後下折線の右端部から前記後先端片の先端辺に延びる後傾斜折線の外側に位置する
    請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記前先端片と前記後先端片とは、互いに係合する係合溝を備えている
    請求項1または2に記載の包装箱。
JP2018218218A 2018-11-21 2018-11-21 包装箱 Active JP7070364B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018218218A JP7070364B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 包装箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018218218A JP7070364B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 包装箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020083358A JP2020083358A (ja) 2020-06-04
JP7070364B2 true JP7070364B2 (ja) 2022-05-18

Family

ID=70906094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018218218A Active JP7070364B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7070364B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6974649B1 (ja) * 2021-06-16 2021-12-01 大王パッケージ株式会社 箱用シート

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003205929A (ja) 2002-01-11 2003-07-22 Tokan Kogyo Co Ltd 箱体の組立構造
JP2005280765A (ja) 2004-03-30 2005-10-13 Chiyoda Container Corp 段ボール板製包装箱
US20090121004A1 (en) 2007-11-13 2009-05-14 Graphic Packaging International, Inc. Carton Bottom Closure

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5342286Y1 (ja) * 1968-03-12 1978-10-12
JPS62113016U (ja) * 1985-12-30 1987-07-18

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003205929A (ja) 2002-01-11 2003-07-22 Tokan Kogyo Co Ltd 箱体の組立構造
JP2005280765A (ja) 2004-03-30 2005-10-13 Chiyoda Container Corp 段ボール板製包装箱
US20090121004A1 (en) 2007-11-13 2009-05-14 Graphic Packaging International, Inc. Carton Bottom Closure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020083358A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6684036B2 (ja) 包装箱およびブランクシート
JP7070364B2 (ja) 包装箱
JP7156431B2 (ja) 包装箱
JP6648600B2 (ja) ブランクシートの製造方法
JP5749602B2 (ja) 包装箱
JP3232968U (ja) 箱用シート
JP6832323B2 (ja) 包装箱
JP7521475B2 (ja) 包装箱
JP2021004085A (ja) 包装箱及びブランクシート
JP6988685B2 (ja) トレイ
JP6717170B2 (ja) 包装箱
JP2019142536A (ja) トレイ
JP5838004B1 (ja) 箱用シート
JP3237290U (ja) 包装箱
JP6975026B2 (ja) 折畳み式包装箱
JP3237448U (ja) シート材のコーナー固定構造
JP6907074B2 (ja) 包装箱
JP3223046U (ja) ロック機能付き包装箱
JP7366720B2 (ja) 包装箱
JP7292935B2 (ja) 包装箱
JP7254494B2 (ja) 包装用箱
JP7123535B2 (ja) 梱包容器及び梱包容器用シート材
JP3202577U (ja) 箱用シート
JP2024136088A (ja) 包装箱
JP3072764U (ja) 包装箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7070364

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150