JP7069956B2 - 障害管理システム、障害管理装置及びプログラム - Google Patents

障害管理システム、障害管理装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、障害管理システム、障害管理装置及びプログラムに関する。
機器に発生した障害を障害票情報として管理するヘルプデスクシステムが従来から知られている。このようなヘルプデスクシステムでは、例えば、機器で発生した障害を検知したユーザや障害発生の連絡を受けたヘルプデスクの担当者等が障害に関する各種情報を入力することで障害票情報が作成される。なお、障害票情報は、チケット、障害チケット、インシデントチケット、トラブルチケット等とも称される。
また、多種多数の機器によってサービスを提供する情報処理システムにおける障害発生時に、開発者が本番環境から障害原因の解析のために必要とする各機器上のログ情報等を効率的に素早く収集することが可能な技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の従来技術では、障害が発生した機器及び機能に応じて、ログ情報を収集すべき機器を特定する必要があった。例えば、ユーザは、或る機器における或る機能で障害が発生した場合、当該機器における当該機能と何等かの関係がある機器をログ情報の収集対象と特定する必要がある。このため、例えば、ヘルプデスクシステムの担当者等のユーザは、ログ情報の収集対象の機器の特定に多大な負担を要していた。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、障害が発生した機器及び機能に応じたログ情報を収集することを目的する。
上記目的を達成するため、本発明の実施の形態は、機器が有する所定の機能で発生した障害を管理するための障害票情報が入力されると、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する特定手段と、前記機器と、前記特定手段により特定された他の機器とからログ情報を取得する取得手段と、を有することを特徴とする。
障害が発生した機器及び機能に応じたログ情報を収集することができる。
本実施形態に係る障害管理システムの全体構成の一例を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る機器が画像形成装置である場合のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る障害管理装置の機能構成の一例を示す図(実施例1)である。 障害票情報の一例を示す図(実施例1)である。 機器情報の一例を示す図(実施例1)である。 依存関係情報の一例を示す図(実施例1)である。 各機器の依存関係の一例を模式的に示す図である。 障害発生時の全体処理の一例を示すフローチャート(実施例1)である。 ログ情報の取得処理の一例を示すフローチャート(実施例1)である。 本実施形態に係る障害管理装置の機能構成の一例を示す図(実施例2)である。 機器情報の一例を示す図(実施例2)である。 機器種別情報の一例を示す図(実施例2)である。 ログ情報の取得処理の一例を示すフローチャート(実施例2)である。 本実施形態に係る障害管理装置の機能構成の一例を示す図(実施例3)である。 条件情報の一例を示す図(実施例3)である。 ログ情報の取得処理の一例を示すフローチャート(実施例3)である。 ログ取得条件の設定画面の一例を示す図(実施例3)である。
以下、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と表す。)について説明する。以降では、機器が有する或る機能で障害が発生した場合に、当該障害が発生した機器及び機能に応じたログ情報を収集する障害管理システム1について説明する。
<全体構成>
まず、本実施形態に係る障害管理システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る障害管理システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る障害管理システム1には、障害管理装置10と、複数の機器20とが含まれる。また、障害管理装置10と機器20とは、例えばインターネット等のネットワークNを介して通信可能に接続されている。
障害管理装置10は、機器20が有する或る機能で発生した障害を管理するための障害票情報を作成すると共に、当該障害が発生した機器20及び機能に応じたログ情報を収集するコンピュータ又はコンピュータシステムである。障害管理装置10は、障害に関する情報(以降、「障害情報」と表す。)がユーザ(例えば、ヘルプデスクの担当者や機器30の利用者、障害の発見者、機器30の管理者等)により入力された場合に、障害票情報を作成すると共に、当該障害が発生した機器20及び機能に応じたログ情報を収集する。
このとき、本実施形態に係る障害管理装置10は、障害が発生した機器20からログ情報を取得すると共に、当該障害が発生した機能に関して当該機器20と依存関係にある他の機器20からもログ情報を取得する。これにより、障害が発生した機器20だけでなく、障害が発生した機能に関して当該機器20と依存関係がある他の機器20からもログ情報が取得される。したがって、例えば、障害対応を行う担当者等は、当該障害を解決するための解析等に必要なログ情報を得ることができるようになる。
ここで、或る機能に関して依存関係があるとは、例えば、当該機能に関して機器20同士が協調動作している場合、当該機能を実現するあたり一方の機器20が他方の機器20で実行される何等かの処理の結果を必要としている場合等が挙げられる。このため、或る機器20が或る機能に関して他の機器20と依存関係にある場合、当該或る機器20が当該機能を実現するには、当該他の機器20が正常に稼働していることが前提となる。
なお、本実施形態では「障害票情報」との用語を用いているが、障害票情報によって管理される対象は障害に限られず、例えば、故障、異常、インシデント、トラブル、動作不良等であっても良い。また、ログ情報とは、動作ログや操作ログ等を示す情報のことである。
機器20は、障害の発生が管理される各種電子機器である。機器20としては、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)や印刷装置、スキャナ装置、FAX装置等の種々の画像形成装置、PC(パーソナルコンピュータ)、サーバ装置、ルータ等が挙げられる。ただし、機器20は、これら以外にも、例えば、スマートフォン、タブレット端末、プロジェクタ、電子黒板装置、デジタルサイネージ装置、テレビ会議装置等の任意の電子機器であっても良い。以降では、複数の機器20の各々を区別して表す場合は、「機器20-1」、「機器20-2」等と表す。
ここで、機器20が有する機能は、機器20の種別(機器種別)によって異なる。例えば、機器20が印刷装置やMFP等である場合、当該機器20は、例えば、印刷サーバ装置から印刷ジョブを取得し、取得した印刷ジョブを実行して印刷を行う「プル印刷」機能を有する。また、例えば、機器20がスキャナ装置やMFP等である場合、当該機器20は、スキャンにより生成した画像データをスキャン配信サーバ装置に送信する「スキャン配信」機能を有する。なお、スキャン配信サーバ装置では、機器20から受信した画像データを、指定された宛先に配信する。このとき、「スキャン配信」機能では、画像に対して何等かの処理(例えば、OCR(Optical Character Recognition)処理等)を行った後、この処理結果を示すデータを、指定された宛先に配信しても良い。
また、例えば、機器20が印刷サーバ装置である場合、当該機器20は、印刷ジョブを蓄積する機能、印刷装置等の要求に応じて印刷ジョブを送信する機能等を有する。更に、例えば、機器20がスキャン配信サーバである場合、当該機器20は、スキャナ装置等から受信した画像データを、指定された宛先に配信する機能等を有する。
なお、図1に示す障害管理システム1の構成は一例であって、他の構成であっても良い。例えば、本実施形態に係る障害管理システム1には、機器20が有する或る機能で障害が発生したか否かを監視する機器監視装置が含まれていても良い。機器監視装置が障害管理システム1に含まれる場合、機器20が有する或る機能で障害が発生したことを機器監視装置が検知すると、当該機器監視装置が障害情報を障害管理装置10に送信すれば良い。
また、本実施形態に係る障害管理システム1では、障害票情報の作成とログ情報の収集とを障害管理装置10が行っているが、これに限られず、例えば、障害票情報の作成を行う障害票情報作成装置と、ログ情報の収集を行うログ情報収集装置とに分けられても良い。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る障害管理装置10及び機器20のハードウェア構成について説明する。
≪障害管理装置10、機器20がサーバ装置である場合≫
まず、本実施形態に係る障害管理装置10のハードウェア構成と、本実施形態に係る機器20がサーバ装置である場合のハードウェア構成とについて説明する。障害管理装置10と、サーバ装置である場合における機器20とは、例えば図2に示すコンピュータ100を1台以上用いて実現することができる。図2は、コンピュータ100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すコンピュータ100は、入力装置101と、表示装置102と、外部I/F103と、通信I/F104とを有する。また、図2に示すコンピュータ100は、ROM(Read Only Memory)105と、RAM(Random Access Memory)106と、CPU(Central Processing Unit)107と、補助記憶装置108とを有する。これらの各ハードウェアは、それぞれがバス109で接続されている。
入力装置101は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザが各種操作を入力するのに用いられる。表示装置102は、例えば、ディスプレイ等であり、コンピュータ100による処理結果を表示する。なお、コンピュータ100は、入力装置101及び表示装置102のうちの少なくとも一方を有していなくても良い。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103a等がある。コンピュータ100は、外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取りや書き込み等を行うことができる。記録媒体103aには、例えば、USBメモリ、SDメモリカード、フレキシブルディスク、CD、DVD等がある。
通信I/F104は、コンピュータ100をネットワークNに接続するためのインタフェースである。コンピュータ100は、通信I/F104を介して、他の装置と通信を行うことができる。
ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM105には、例えば、コンピュータ100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS(Operating System)設定、及びネットワーク設定等のプログラムやデータが格納されている。RAM106は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。
CPU107は、ROM105や補助記憶装置108等からプログラムやデータをRAM106上に読み出して、処理を実行することで、コンピュータ100全体の制御や機能を実現する演算装置である。
補助記憶装置108は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置108に格納されるプログラムやデータには、コンピュータ100全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、OS上で各種機能を提供するアプリケーションプログラム、本実施形態を実現する1以上のプログラム等がある。補助記憶装置108は、格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステムやDB(データベース)により管理している。
本実施形態に係る障害管理装置10及び機器20は、図2に示すコンピュータ100のハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
≪機器20が画像形成装置である場合≫
次に、本実施形態に係る機器20が画像形成装置である場合のハードウェア構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る機器20が画像形成装置である場合のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る機器20は、コントローラ201と、操作パネル202と、外部I/F203と、通信I/F204と、画像処理エンジン205とを有する。また、コントローラ201は、CPU211と、RAM212と、ROM213と、NVRAM214と、補助記憶装置215とを有する。
ROM213は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。RAM212は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。NVRAM214は、例えば設定情報等を格納している不揮発性の半導体メモリである。また、補助記憶装置215は、例えば、HDDやSSD等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。
CPU211は、ROM213やNVRAM214、補助記憶装置215等からプログラムやデータ、設定情報等をRAM212上に読み出し、処理を実行することで、機器20全体の制御や機能を実現する演算装置である。
操作パネル202は、ユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部とを備えている入出力装置である。外部I/F203は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体203a等がある。機器30は、外部I/F203を介して、記録媒体203aの読み取りや書き込み等を行うことができる。
記録媒体203aには、例えば、ICカード、USBメモリ、SDメモリカード、フレキシブルディスク、CD、DVD等がある。
通信I/F204は、機器20をネットワークNに接続するためのインタフェースである。機器20は、通信I/F204を介して、他の装置と通信を行うことができる。
画像処理エンジン205は、例えば、プロッタやスキャナ等であり、印刷処理やスキャン処理等の各種の画像処理を行う装置である。
本実施形態に係る機器20は、図3に示すハードウェア構成を有することにより、後述するような各種処理を実現できる。
(実施例1)
以降では、本実施形態に係る障害管理装置10の実施例1について説明する。
<機能構成>
実施例1における障害管理装置10の機能構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る障害管理装置10の機能構成の一例を示す図(実施例1)である。
図4に示すように、実施例1における障害管理装置10は、障害情報受付部301と、障害票情報作成部302と、ログ情報取得処理部303とを有する。これら各部は、障害管理装置10にインストールされた1以上のプログラムがCPU107に実行させる処理により実現される。
また、実施例1における障害管理装置10は、障害票情報記憶部304と、機器情報記憶部305と、依存関係情報記憶部306とを有する。これら各記憶部は、例えば補助記憶装置108を用いて実現可能である。なお、これら各記憶部のうちの少なくとも1つの記憶部が、障害管理装置10とネットワークNを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていても良い。
障害情報受付部301は、障害情報を受け付ける。障害情報受付部301は、例えば、ユーザによる障害情報の入力操作によって入力された障害情報を受け付ける。
障害票情報作成部302は、障害情報受付部301が受け付けた障害情報から障害票情報1000を作成する。そして、障害票情報作成部302は、作成した障害票情報1000を障害票情報記憶部304に記憶させる。
ログ情報取得処理部303は、障害票情報1000に基づいて、障害が発生した機器20と、当該障害が発生した機能に関して当該機器20と依存関係がある他の機器20とからログ情報を取得するための処理を行う。ログ情報取得処理部303には、機器機能特定部311と、依存関係情報取得部312と、機能判定部313と、ログ情報取得部314とが含まれる。
機器機能特定部311は、障害が発生した機器20の機器ID(機器20を識別する識別情報)と、当該機器20で障害が発生した機能の機能コード(機能を識別する識別情報)とを特定する。機器IDと機能コードとは、障害票情報記憶部304に記憶されている障害票情報1000から特定される。以降では、障害が発生した機器20を「障害発生機器20」、当該機器20が有する機能のうち、当該障害が発生した機能を「障害発生機能」とも表す。
依存関係情報取得部312は、機器機能特定部311が特定した機器IDを用いて、障害発生機器20と依存関係にある他の機器20が定義された依存関係情報3000を依存関係情報記憶部306から取得する。
機能判定部313は、依存関係情報取得部312が取得した依存関係情報3000に含まれる機能コードと、障害発生機能の機能コードとが同一であるか否かを判定する。
ログ情報取得部314は、機能判定部313により依存関係情報に含まれる機能コードと、障害発生機能の機能コードとが同一であると判定された場合、当該依存関係情報に含まれる機器IDの機器20(障害発生機器20以外の機器20)からログ情報を取得する。ログ情報は、機器情報記憶部305に記憶されている機器情報2000を用いて取得される。
障害票情報記憶部304は、機器20が有する機能で発生した障害を管理するための障害票情報1000を記憶する。なお、障害票情報記憶部304には、1以上の障害票情報1000が記憶される。
ここで、障害票情報1000の一例について、図5を参照しながら説明する。図5は、障害票情報1000の一例を示す図(実施例1)である。
図5に示す障害票情報1000には、フィールド(データの項目)として、「障害票ID」、「機器ID」、「機能コード」等が含まれる。
「障害票ID」は、フィールド値として、障害票情報1000を識別する識別情報(障害票ID)が設定される。なお、障害票IDとしては、例えば、GUID(Globally Unique Identifier)等を用いることができる。
「機器ID」は、フィールド値として、障害が発生した機器20(障害発生機器20)を識別する識別情報(機器ID)が設定される。なお、機器IDとしては、例えば、機器30のIP(Internet Protocol)アドレスやホスト名、製造固有番号等を用いることができる。
「機能コード」は、フィールド値として、障害が発生した機能(障害発生機能)を識別する識別情報(機能コード)が設定される。
このように、障害票情報1000には、機器20が有する機能で発生した障害を管理するための種々のフィールド及びフィールド値が含まれる。なお、障害票情報1000には、フィールドとして、例えば、障害票情報1000が起票(作成)された日付が設定される「起票日」、障害に対する対応の優先度が設定される「優先度」が含まれていても良い。また、障害票情報1000には、これら以外にも、例えば、障害発生機器20を所有する顧客の識別情報(顧客ID)が設定される「顧客ID」、障害の対応状態が設定される「状態」、障害の影響度が設定される「影響度」等が含まれていても良い。
機器情報記憶部305は、機器20に関する種々の情報を管理するための機器情報2000を記憶する。なお、機器情報記憶部305には、1以上の機器情報2000が記憶される。
ここで、機器情報2000の一例について、図6を参照しながら説明する。図6は、機器情報2000の一例を示す図(実施例1)である。
図6に示す機器情報2000には、フィールドとして、「機器ID」、「IPアドレス」等が含まれる。
「機器ID」は、フィールド値として、機器20を識別する識別情報(機器ID)が設定される。「IPアドレス」は、機器20のIPアドレスが設定される。IPアドレスは、例えば、機器20からログ情報を取得する際の取得先として用いられる。
なお、機器情報2000には、フィールドとして、例えば、機器20の名称が設定される「機器名」、機器20を所有する顧客の識別情報(顧客ID)が設定される「顧客ID」、機器20の設置場所が設定される「設置場所」等が含まれていても良い。
このように、機器情報2000には、機器20を管理するための種々のフィールド及びフィールド値が含まれる。
依存関係情報記憶部306は、所定の機能に関して機器20同士の依存関係が定義された依存関係情報3000を記憶する。なお、依存関係情報記憶部306には、1以上の依存関係情報3000が記憶される。
ここで、依存関係情報3000の一例について、図7を参照しながら説明する。図7は、依存関係情報3000の一例を示す図(実施例1)である。
図7に示す依存関係情報3000には、フィールドとして、「依存元機器」、「依存先機器」、「機能コード」等が含まれる。
「依存元機器」は、フィールド値として、依存元となる機器20を識別する識別情報(機器ID)が設定される。「依存先機器」は、フィールド値として、依存先となる機器20を識別する識別情報(機器ID)が設定される。「機能コード」は、フィールド値として、フィールド「依存元機器」に設定されている機器IDの機器20が、フィールド「依存先機器」に設定されている機器IDの機器20に依存している機能の機能コードが設定される。
例えば、図7に示す例では、フィールド「依存元機器」に「機器001」、フィールド「依存先機器」に「機器011」、フィールド「機能コード」に「プル印刷」がそれぞれ設定されている。これは、機器ID「機器001」の機器20は、機能コード「プル印刷」に関して、機器ID「機器011」に依存していることを示している。
このように、依存関係情報3000には、機器20同士の依存関係と、これらの機器20が依存している機能とを管理するための種々のフィールド及びフィールド値が含まれる。
ここで、依存関係情報3000によって定義される各機器20の依存関係について、図8を参照しながら説明する。図8は、各機器20の依存関係の一例を模式的に示す図である。
図8に示す例では、印刷装置である機器20-1と、MFPである機器20-2と、印刷サーバ装置である機器20-3と、スキャン配信サーバ装置である機器20-4と、ストレージサーバ装置である機器20-5とが示されている。
このような場合、例えば、機能コード「プル印刷」に関して、機器20-1は依存元機器となり、機器20-3は依存先機器となる。同様に、例えば、機能コード「プル印刷」に関して、機器20-2は依存元機器となり、機器20-3は依存先機器となる。これは、機器20-3が有する「プル印刷」機能に障害が発生した場合、機器20-1及び機器20-2は、機器20-3から印刷ジョブを取得することができず、印刷を行うことができなくなるためである。
また、例えば、機能コード「スキャン配信」に関して、機器20-2は依存元機器となり、機器20-4は依存先機器となる。これは、機器20-4が有する「スキャン配信」機能に障害が発生した場合、機器20-2は、スキャンにより生成した画像データを機器20-4に送信することができなくなるためである。
更に、例えば、機能コード「ストレージ」に関して、機器20-4は依存元機器となり、機器20-5は依存先機器となる。これは、機器20-5が有する「ストレージ」機能に障害が発生した場合、機器20-4は、機器20-2から受信した画像データを機器20-5に配信することができなくなるためである。
このように、依存関係情報記憶部306に記憶されている依存関係情報3000によって、各機器20は、或る機能に関して他の機器20との依存関係が定義される。このような依存関係が定義されることで、障害発生機器20と障害発生機能に関して依存している他の機器20からもログ情報を取得することができるようになり、障害原因の解析に有用なログ情報を取得することができるようになる。すなわち、障害内容(障害が発生した機器及び機能)に応じて、当該障害の原因となり得る他の機器20からもログ情報を取得することにより、障害原因の解析に有用なログ情報を取得することができるようになる。
<障害発生時の全体処理>
以降では、機器20が有する機能で障害が発生した場合における障害管理装置10の全体的な処理について、図9を参照しながら説明する。図9は、障害発生時の全体処理の一例を示すフローチャート(実施例1)である。
まず、障害情報受付部301は、機器20が有する機能で発生した障害の障害情報を受け付ける(ステップS101)。障害情報には、障害発生機器の機器IDと、障害発生機能の機能コードとが少なくとも含まれる。なお、障害情報受付部301は、ユーザによる障害情報の入力操作によって入力された障害情報を受け付けても良いし、機器20が有する機能で障害が発生したか否かを監視する機器監視装置から送信された障害情報を受け付けても良い。
次に、障害票情報作成部302は、上記のステップS101で受け付けた障害情報から障害票情報1000を作成する(ステップS102)。障害票情報作成部302は、例えば、障害票IDを生成した上で、当該障害票IDと、障害情報に含まれる機器ID及び機能コードとが含まれる障害票情報1000を作成する。
次に、障害票情報作成部302は、上記のステップS102で作成した障害票情報1000を障害票情報記憶部304に記憶させる(ステップS103)。
次に、ログ情報取得処理部303は、障害票情報1000に基づいて、障害発生機器20のログ情報と、当該障害発生機器20と障害発生機能に関して依存関係がある他の機器20とからログ情報を取得する処理(ログ情報の取得処理)を行う(ステップS104)。なお、ログ情報の取得処理の詳細については後述する。
以上により、実施例1における障害管理装置10は、機器20が有する機能で障害が発生した場合、当該機能に関して当該機器20と依存関係がある他の機器20からもログ情報を取得する。このように、当該障害の原因となり得る他の機器20(すなわち、障害発生機能に関して障害発生機器20と依存関係がある機器20)からもログ情報を取得することで、例えば、障害対応を行う担当者等が障害原因の解析を行うにあたって有用なログ情報を取得することができるようになる。
なお、図9に示す例では、障害票情報1000が作成及び保存(ステップS103~ステップS104)された事を契機としてログ情報の取得処理(ステップS104)を行っているが、これに限られない。ログ情報の取得処理は、ログ情報を取得する障害に関する障害票情報1000が作成された後、任意の事象を契機として行うことができる。例えば、ログ情報の取得処理は、ユーザの操作(例えば、障害票情報1000を指定した上で、ログ情報の取得を開始する操作等)を契機として行われても良い。また、例えば、ログ情報の取得処理は、機器監視装置からの要求(例えば、ログ情報の取得要求等)を契機として行われても良い。
<ログ情報の取得処理>
次に、図9のステップS104の処理(ログ情報の取得処理)の詳細について、図10を参照しながら説明する。図10は、ログ情報の取得処理の一例を示すフローチャート(実施例1)である。ログ情報の取得処理は、図9のステップS104で作成された障害票情報1000又はユーザにより指定された障害票情報1000がログ情報取得処理部303に入力されることで開始される。したがって、図10における障害票情報1000は、図9のステップS104で作成された障害票情報1000又はユーザにより指定された障害票情報1000である。
まず、機器機能特定部311は、障害発生機器20の機器IDと、障害発生機能の機能コードとを障害票情報1000から特定する(ステップS201)。すなわち、機器機能特定部311は、障害票情報1000に含まれる機器ID及び機能コードを、それぞれ障害発生機器20の機器ID及び障害発生機能の機能コードと特定する。
次に、ログ情報取得部314は、上記のステップS201で特定した機器IDの機器20(障害発生機器20)からログ情報を取得する(ステップS202)。ログ情報取得部314は、例えば、機器情報記憶部305に記憶されている機器情報2000のうち、当該機器IDが含まれる機器情報2000を特定した上で、特定した機器情報2000に含まれるIPアドレスに対してログ情報の取得要求を送信する。これにより、ログ情報取得部314は、当該取得要求の応答として、障害発生機器20のログ情報を取得することができる。
次に、依存関係情報取得部312は、依存関係情報記憶部3065に記憶されている依存関係情報3000のうち、上記のステップS201で特定した機器IDが含まれる依存関係情報3000を1件取得する(ステップS203)。このとき、依存関係情報取得部312は、フィールド「依存元機器」に当該機器IDが設定されている依存関係情報3000を取得しても良いし、フィールド「依存先機器」に当該機器IDが設定されている依存関係情報3000を取得しても良い。また、フィールド「依存元機器」又は「依存先機器」のいずれかに当該機器IDが設定されている依存関係情報3000を取得しても良い。以降では、依存関係情報3000に含まれる機器IDのうち、障害発生機器20の機器IDでない機器IDによって示される機器20を「依存機器20」とも表す。依存機器20は、障害発生機器20と何等かの機能に関して依存関係にある機器20のことである。
なお、上記のステップS202において、当該機器IDが含まれる依存関係情報3000が存在しない場合(すなわち、障害発生機器20と依存関係にある機器20が存在しない場合)、障害管理装置10は、処理を終了させる。
次に、機能判定部313は、上記のステップS201で特定した機能コード(すなわち、障害発生機能の機能コード)と、依存関係情報取得部312により取得された依存関係情報3000に含まれる機能コードとが同一であるか否かを判定する(ステップS204)。これは、障害発生機器20と、依存機器20とが障害発生機能に関して依存関係にあるか否かを判定することを意味する。
ステップS204において機能コードが同一であると判定された場合、ログ情報取得部314は、依存機器20からログ情報を取得する(ステップS205)。ログ情報取得部314は、例えば、機器情報記憶部305に記憶されている機器情報2000のうち、依存機器20の機器IDが含まれる機器情報2000を特定した上で、特定した機器情報2000に含まれるIPアドレスに対してログ情報の取得要求を送信する。これにより、ログ情報取得部314は、当該取得要求の応答として、依存機器20のログ情報を取得することができる。
ステップS204において機能コードが同一でないと判定された場合又はステップS205に続いて、依存関係情報取得部312は、上記のステップS201で特定した機器IDが含まれ、かつ、未取得の依存関係情報3000が存在するか否かを判定する(ステップS206)。
ステップS206において当該機器IDが含まれ、かつ、未取得の依存関係情報3000が存在しないと判定された場合、障害管理装置10は、処理を終了する。
一方で、ステップS206において当該機器IDが含まれ、かつ、未取得の依存関係情報3000が存在すると判定された場合、依存関係情報取得部312は、当該機器IDが含まれ、かつ、未取得の依存関係情報3000を依存関係情報記憶部306から取得する(ステップS207)。そして、障害管理装置10は、ステップS204に進む。これにより、障害発生機器20の機器IDが含まれる全ての依存関係情報3000を用いて、ステップS204~ステップS205の処理が繰り返し実行される。
以上のように、実施例1における障害管理装置10は、障害発生機器20のログ情報を取得すると共に、障害発生機能に関して依存関係がある全ての依存機器20からもログ情報を取得する。このように、実施例1における障害管理装置10は、障害内容(障害が発生した機器及び機能)に応じて、当該障害の原因となり得る他の機器20からもログ情報を取得することができる。これにより、障害原因の解析に有用なログ情報が得られる。
なお、図10に示すログ情報の取得処理では、障害発生機器20のログ情報と、当該障害発生機器20と障害発生機能に関して依存する機器20(依存機器20)のログ情報とを取得する場合について説明したが、更に依存する機器20のログ情報を取得しても良い。すなわち、依存機器20と障害発生機能に関して依存する機器20のログ情報を取得しても良い。このように、障害発生機器20を起点として、障害発生機能に関して階層的に依存関係がある機器20からもログ情報を取得しても良い。
また、図10に示すログ情報の取得処理では、ステップS202で障害発生機器20からログ情報を取得した後、ステップS205を繰り返し実行することで依存機器20からログ情報を取得しているが、これに限られない。例えば、ログ情報の取得対象の依存機器20を特定した後、障害発生機器20からのログ情報の取得と、依存機器20からのログ情報の取得とを同じタイミングで行っても良い。
(実施例2)
以降では、本実施形態に係る障害管理装置10の実施例2について説明する。実施例2では、ログ情報が複数のログ種別に分類される場合に、障害発生機能に応じたログ種別のログ情報を障害発生機器20及び依存機器20から取得する場合について説明する。すなわち、実施例2では、全てのログ種別のログ情報を障害発生機器20及び依存機器20から取得するのではなく、障害発生機能に応じたログ種別のログ情報のみを障害発生機器20及び依存機器20から取得する場合である。
これにより、実施例2では、ログ情報の取得対象の機器20から取得されるログ情報の量を減らすことができると共に、障害解析に有用なログ種別のログ情報のみを取得することができるようになる。
なお、実施例2では、主に、実施例1との相違点について説明し、実施例1と同様の構成要素については、その説明を省略する。
<機能構成>
実施例2における障害管理装置10の機能構成について、図11を参照しながら説明する。図11は、本実施形態に係る障害管理装置10の機能構成の一例を示す図(実施例2)である。
図11に示すように、実施例2における障害管理装置10のログ情報取得処理部303には、更に、機器種別特定部315と、ログ種別特定部316とが含まれる。また、実施例2における障害管理装置10は、更に、機器種別情報記憶部307を有する。機器種別情報記憶部307は、例えば補助記憶装置108を用いて実現可能である。なお、機器種別情報記憶部307は、障害管理装置10とネットワークNを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていても良い。
機器種別特定部315は、ログ情報の取得対象の機器20(障害発生機器20及び依存機器20)の機器種別を特定する。機器種別は、機器情報記憶部305に記憶されている機器情報2000から特定される。ここで、実施例2における機器情報2000の一例について、図12を参照しながら説明する。図12は、機器情報2000の一例を示す図(実施例2)である。
図12に示す機器情報2000には、フィールドとして、更に、「機器種別」が含まれる。「機器種別」は、フィールド値として、機器20の種別が設定される。機器20の種別としては、例えば、様々な機能を有するサーバ装置であることを示す「多機能サーバ」、プル印刷に用いられるサーバ装置であることを示す「プル印刷サーバ」、スキャン配信に用いられるサーバ装置であることを示す「スキャン配信サーバ」等が挙げられる。また、機器20の種別としては、例えば、MFPであることを示す「MFP」、印刷装置であることを示す「印刷装置」、スキャナ装置であることを示す「スキャナ装置」等が挙げられる。
このように、実施例2における機器情報2000には、機器20の種別が設定されるフィールドが含まれる。
ログ種別特定部316は、ログ情報の取得対象の機器20(障害発生機器20及び依存機器20)から取得するログ情報の種別(ログ種別)を特定する。ログ種別は、機器種別情報記憶部307に記憶されている機器種別情報4000から特定される。
機器種別情報記憶部307は、機器種別毎に、当該機器種別の機器20で取得可能なログ種別が定義された機器種別情報4000を記憶する。なお、機器種別情報記憶部307には、機器種別毎に、1以上の機器種別情報4000が記憶される。
ここで、機器種別情報4000の一例について、図13を参照しながら説明する。図13は、機器種別情報4000の一例を示す図(実施例2)である。
図13に示す機器種別情報4000には、フィールドとして、「機器種別」、「機能別ログ種別定義」等が含まれる。
「機器種別」は、フィールド値として、機器20の種別が設定される。「機能別ログ種別定義」は、フィールド値として、当該機器種別の機器20が有する機能と、当該機能に対応するログ種別との組が設定される。
例えば、図13に示す例では、フィールド「機器種別」に「多機能サーバ」、フィールド「機能別ログ種別定義」に「プル印刷=印刷エンジンログ,スキャン配信=配信エンジンログ,・・・」が設定されている。これは、機器種別が「多機能サーバ」の機器20は、「プル印刷」機能及び「スキャン配信」機能を有し、「プル印刷」機能に対応するログ種別は「印刷エンジンログ」であり、「スキャン配信」機能に対応するログ種別は「配信エンジンログ」であることを示している。
このように、機器種別情報4000には、機器種別に対して、当該機器種別の機器20が有する機能と当該機能に対応するログ種別との組が設定されるフィールドが含まれる。
<ログ情報の取得処理>
以降では、実施例2におけるログ情報の取得処理(図9のステップS104の処理の詳細)について、図14を参照しながら説明する。図14は、ログ情報の取得処理の一例を示すフローチャート(実施例2)である。なお、図14のステップS201、ステップS203~ステップS204、及びステップS206~ステップS207の処理は、図10と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS201に続いて、機器種別特定部315は、ステップS201で特定した機器IDの機器20(障害発生機器20)の機器種別を特定する(ステップS301)。すなわち、機器種別特定部315は、機器情報記憶部305に記憶されている機器情報2000のうち、当該機器IDが含まれる機器情報2000を特定した上で、特定した機器情報2000に含まれる機器種別を特定する。これにより、障害発生機器20の機器種別が特定される。
次に、ログ種別特定部316は、上記のステップS301で特定した機器種別に応じて、ログ情報の取得対象となるログ種別を特定する(ステップS302)。すなわち、ログ種別特定部316は、機器種別情報記憶部307に記憶されている機器種別情報4000のうち、当該機器種別が含まれる機器種別情報4000を特定する。そして、ログ種別特定部316は、特定した機器種別情報4000の機能別ログ種別定義により、ステップS201で特定した機能コード(すなわち、障害発生機能の機能コード)に対応するログ種別を特定する。これにより、ログ情報の取得対象となるログ種別が特定される。
次に、ログ情報取得部314は、ステップS201で特定した機器IDの機器20(障害発生機器20)から、上記のステップS302で特定したログ種別のログ情報を取得する(ステップS303)。ログ情報取得部314は、例えば、障害発生機器20のIPアドレスに対して、ログ種別を指定したログ情報の取得要求を送信することで、当該ログ種別のログ情報を障害発生機器20から取得することができる。
ステップS204において機能コードが同一であると判定された場合、ログ情報取得部314は、依存機器20から、上記のステップS302で特定したログ種別のログ情報を取得する(ステップS304)。ログ情報取得部314は、例えば、依存機器20のIPアドレスに対して、ログ種別を指定したログ情報の取得要求を送信することで、当該ログ種別のログ情報を当該依存機器20から取得することができる。
以上のように、実施例2における障害管理装置10は、障害発生機能に対応するログ種別のログ情報を障害発生機器20及び依存機器20から取得する。これにより、ログ情報を取得する際のネットワーク通信量等を削減させることができると共に、障害原因の解析に有用なログ種別のログ情報のみを得ることができる。
(実施例3)
以降では、本実施形態に係る障害管理装置10の実施例3について説明する。実施例3では、ユーザ等により予め設定された条件を満たす機器20(依存機器20)からログ情報を取得する場合について説明する。
なお、実施例3では、主に、実施例1との相違点について説明し、実施例1と同様の構成要素については、その説明を省略する。
<機能構成>
実施例3における障害管理装置10の機能構成について、図15を参照しながら説明する。図15は、本実施形態に係る障害管理装置10の機能構成の一例を示す図(実施例3)である。
図15に示すように、実施例3における障害管理装置10は、更に、条件情報記憶部308を有する。条件情報記憶部308は、例えば補助記憶装置108を用いて実現可能である。なお、条件情報記憶部308は、障害管理装置10とネットワークNを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていても良い。
また、実施例3における障害管理装置10のログ情報取得処理部303に含まれる依存関係情報取得部312は、障害発生機器20の機器IDと障害発生機能の機能コードとを用いて、条件情報記憶部308に記憶されている条件情報5000に設定されているログ取得条件を満たすように依存関係情報3000を依存関係情報記憶部306から取得する。
条件情報記憶部308は、機能コード毎に、当該機能コードに対応するログ取得条件が設定された条件情報5000を記憶する。
ここで、条件情報5000の一例について、図16を参照しながら説明する。図16は、条件情報5000の一例を示す図(実施例3)である。
図16に示す条件情報5000には、フィールドとして、「機能コード」、「ログ取得条件」等が含まれる。「機能コード」は、フィールド値として、障害が発生した機能(障害発生機能)を識別する識別情報(機能コード)が設定される。「ログ取得条件」は、フィールド値として、当該機能コードに対応するログ取得条件(ログ情報が取得される依存機器20の条件)が設定される。
図16に示す例では、フィールド「機能コード」に「プル印刷」、フィールド「ログ取得条件」に「依存先のみ」が設定されている。これは、障害発生機能が「プル印刷」である場合、依存関係情報取得部312により、障害発生機器20の機器IDがフィールド「依存元機器」のフィールド値として定義されている依存関係情報3000が取得されることを示している。これにより、障害発生機能が「プル印刷」である場合、当該障害発生機能に関して障害発生機器20との関係で依存先となっている依存機器20からログ情報が取得される。
なお、フィールド「ログ取得条件」に設定されるフィールド値としては、例えば、「依存元のみ」、「依存元又は依存先のいずれか」等が挙げられる。「依存元のみ」が設定されている場合、障害発生機能に関して障害発生機器20との関係で依存元となっている依存機器20からログ情報が取得される。また、「依存元又は依存先のいずれか」が設定されている場合、障害発生機能に関して障害発生機器20との関係で依存元又は依存先のいずれかとなっている依存機器20からログ情報が取得される。
このように、条件情報5000には、機能コード毎に、当該機能コードの機能で障害が発生した場合におけるログ取得条件が設定されるフィールドが含まれる。なお、条件情報5000には、上記のフィールド以外にも、例えば、障害発生機器20を起点としてログ情報の取得範囲となる依存関係の階層を設定するためのフィールド等が含まれていても良い。
<ログ情報の取得処理>
以降では、実施例3におけるログ情報の取得処理(図9のステップS104の処理の詳細)について、図17を参照しながら説明する。図17は、ログ情報の取得処理の一例を示すフローチャート(実施例3)である。なお、図17のステップS201~ステップS202及びステップS204~ステップS207は、図10と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS202に続いて、依存関係情報取得部312は、依存関係情報記憶部3065に記憶されている依存関係情報3000のうち、障害発生機器20の機器IDが含まれ、かつ、障害発生機能に対応する条件情報5000のログ取得条件を満すように依存関係情報3000を1件取得する(ステップS401)。すなわち、依存関係情報取得部312は、条件情報記憶部308に記憶されている条件情報5000のうち、障害発生機能の機能コードが含まれる条件情報5000を特定する。そして、依存関係情報取得部312は、特定した条件情報5000のログ取得条件と、障害発生機器20の機器IDとに応じて、ログ取得条件を満たす依存関係情報3000を1件取得する。
ここで、ログ取得条件を満たす依存関係情報3000とは、例えば、ログ取得条件が「依存先のみ」である場合、障害発生機器20の機器IDがフィールド「依存元機器」に設定されている依存関係情報3000のことである。また、例えば、ログ取得条件が「依存元のみ」である場合、障害発生機器20の機器IDがフィールド「依存先機器」に設定されている依存関係情報3000のことである。更に、例えば、ログ取得条件が「依存元又は依存先のいずれか」である場合、障害発生機器20の機器IDがフィールド「依存先機器」又は「依存元機器」のいずれかに設定されている依存関係情報3000のことである。
これにより、ステップS205において、ログ取得条件を満たす依存機器20からログ情報が取得される。なお、ステップS402の処理は、上記のステップS401の処理と同様である。
以上のように、実施例3における障害管理装置10は、障害発生機器20からログ情報を取得すると共に、障害発生機能に応じて、ログ取得条件を満たす依存機器20からログ情報を取得する。障害発生機能に応じて、ログ情報の取得対象となる依存機器20を柔軟に変更することができるようになる。
ここで、条件情報5000含まれるフィールド「ログ取得条件」のフィールド値は、例えば図18に示すログ取得条件の設定画面G100において設定することができる。図18に示すログ取得条件の設定画面G100には、機能コード選択欄G101と、ログ取得条件選択欄G102と、設定ボタンG103とが含まれる。ユーザは、機能コード選択欄G101及びログ取得条件選択欄G10から所望の機能コード及びログ取得条件をそれぞれ選択した上で、設定ボタンG103を押下することで、当該機能コードに対応する条件情報5000のログ取得条件を設定(又は変更)することができる。なお、図18に示すログ取得条件の設定画面G100は、ユーザの操作等に応じて、例えば、障害管理装置10の表示装置102や障害管理装置10とネットワークNを介して接続される端末装置のディスプレイ等に表示される。
本発明は、具体的に開示された上記の各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 障害管理システム
10 障害管理装置
20 機器
301 障害情報受付部
302 障害票情報作成部
303 ログ情報取得処理部
304 障害票情報記憶部
305 機器情報記憶部
306 依存関係情報記憶部
311 機器機能特定部
312 依存関係情報取得部
313 機能判定部
314 ログ情報取得部
1000 障害票情報
2000 機器情報
3000 依存関係情報
特開2011-197785号公報

Claims (9)

  1. 機器が有する所定の機能で発生した障害を管理するための障害票情報が入力されると、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する特定手段と、
    前記機器と、前記特定手段により特定された他の機器とからログ情報を取得する取得手段と、
    を有し、
    前記取得手段は、
    前記機器と前記他の機器とから、前記機器の機器種別と前記障害が発生した前記機能とに応じたログ種別のログ情報を取得する、ことを特徴とする障害管理システム。
  2. 機器が有する所定の機能で発生した障害を管理するための障害票情報が入力されると、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する特定手段と、
    前記機器と、前記特定手段により特定された他の機器とからログ情報を取得する取得手段と、
    を有し、
    前記特定手段は、
    ログ情報の取得対象となる依存関係の条件が定義された条件情報を参照して、前記条件を満たし、かつ、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する、ことを特徴とする障害管理システム。
  3. 前記依存関係の条件は、前記機器が他の機器の依存元であることを示す第1条件、前記機器が他の機器の依存先であることを示す第2条件、又は前記第1条件若しくは前記第2条件を示す第3条件のいずれかである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の障害管理システム。
  4. 前記特定手段は、
    前記機能に関して前記機器の依存先となる他の機器と、前記機能に関して前記機器が依存先となる他の機器とのうちの少なくとも一方の他の機器を特定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の障害管理システム。
  5. 前記機能は、印刷ジョブを蓄積する印刷サーバと連携した印刷処理を実行する印刷機能又は画像データを指定された宛先に配信する配信サーバと連携したスキャン処理を実行するスキャン配信機能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の障害管理システム。
  6. 機器が有する所定の機能で発生した障害を管理するための障害票情報が入力されると、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する特定手段と、
    前記機器と、前記特定手段により特定された他の機器とからログ情報を取得する取得手段と、
    を有し、
    前記取得手段は、
    前記機器と前記他の機器とから、前記機器の機器種別と前記障害が発生した前記機能とに応じたログ種別のログ情報を取得する、ことを特徴とする障害管理装置。
  7. 機器が有する所定の機能で発生した障害を管理するための障害票情報が入力されると、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する特定手段と、
    前記機器と、前記特定手段により特定された他の機器とからログ情報を取得する取得手段と、
    を有し、
    前記特定手段は、
    ログ情報の取得対象となる依存関係の条件が定義された条件情報を参照して、前記条件を満たし、かつ、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する、ことを特徴とする障害管理装置。
  8. 機器が有する所定の機能で発生した障害を管理するための障害票情報が入力されると、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する特定手順と、
    前記機器と、前記特定手順により特定された他の機器とからログ情報を取得する取得手と、
    をコンピュータに実行させ
    前記取得手順は、
    前記機器と前記他の機器とから、前記機器の機器種別と前記障害が発生した前記機能とに応じたログ種別のログ情報を取得する、ことを特徴とするプログラム。
  9. 機器が有する所定の機能で発生した障害を管理するための障害票情報が入力されると、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する特定手順と、
    前記機器と、前記特定手順により特定された他の機器とからログ情報を取得する取得手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記特定手順は、
    ログ情報の取得対象となる依存関係の条件が定義された条件情報を参照して、前記条件を満たし、かつ、前記機器と前記機能に関して依存関係にある他の機器を特定する、ことを特徴とするプログラム。
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