JP7069086B2 - 固体電池用負極材料および固体電池 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の電極材料を用いた固体電池10の例を示す図である。固体電池10は、例えば層状に構成され、正極層11と、負極層13と、これらの電極層の間に介在する固体電解質層15とを有しており、さらに正極の集電を行う正極集電体12と、負極の集電を行う負極集電体14を備えている。これらの層は、例えば図1に示すように、負極集電体14、負極層13、固体電解質層15、正極層11、正極集電体12の順に積層されて構成される。
正極層11は、少なくとも正極活物質を含有する層である。正極活物質としては、電荷移動媒体を放出および吸蔵することができる材料を適宜選択して用いればよい。電荷移動媒体伝導性を向上させる観点から、任意に固体電解質を含んでいてもよい。また、導電性を向上させるために任意に導電助材を含んでいてもよい。さらに、可撓性を発現させる等の観点から、任意にバインダーを含んでいてもよい。固体電解質、導電助材およびバインダーについては、一般に固体電池に使用されるものを用いることができる。
正極集電体12は、正極層11の集電を行う機能を有するものであれば、特に限定されず、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、ニッケル、鉄およびチタン等を挙げることができ、中でもアルミニウム、アルミニウム合金およびステンレスが好ましい。また、正極集電体12の形状としては、例えば、箔状、板状、メッシュ状等を挙げることができる。
負極層13は、本実施形態に係る固体電池用負極材料を層状に配置したものである。即ち、負極層13は、負極活物質と、固体電解質と、を含有する。また、導電性を向上させるために任意に導電助材を含んでいてもよい。さらに、可撓性を発現させる等の観点から、任意にバインダーを含んでいてもよい。固体電解質、導電助材およびバインダーについては、一般に固体電池に使用されるものを用いることができる。
負極活物質2の好ましい粒径と、固体電解質1の好ましい粒径とを規定することで、上述の一連の作用がより効果的に作用する。活物質として機能しつつ、体積膨張収縮が負極材料の劣化を引き起こさないために、負極活物質2の粒径D50は、50nm~3μmであることがさらに好ましい。また、負極活物質2の粒子と固体電解質1の粒子の接触性を向上させるため、負極活物質2の粒子の粒径D50に応じて、固体電解質1の粒子の粒径D50は、上述したように0.6~10μmの範囲内であることが好ましい。
負極集電体14は、負極層13の集電を行う機能を有するものであれば特に限定されない。負極集電体14の材料としては、例えばニッケル、銅、およびステンレス等を挙げることができる。また、負極集電体14の形状としては、例えば、箔状、板状、メッシュ状等を挙げることができる。
固体電解質層15は、正極層11および負極層13の間に積層される層であり、少なくとも固体電解質材料を含有する層である。固体電解質層15に含まれる固体電解質材料を介して、正極活物質および負極活物質の間で電荷移動媒体伝導を行うことができる。
本実施形態に係る固体電池は、上述の正極(正極層11および正極集電体12)と、固体電解質層15と、負極(負極層13および負極集電体14)と、を図1に示すような順序となるように積層することで製造される。なお、正極、固体電解質層および負極を積層した後は、任意にプレスして一体化してもよい。さらに、この構成を単位電池として複数積層することで一体とし、高出力の電池を形成することができる。
硫化物固体電解質の粉末(D10=1.2μm、D50=3.3μm、D90=9.0μm)に、単体Si(純Si)の粉末を、ボールミルにより混合することで、硫化物固体電解質粒子の表面が単体Si(純Si)粒子で被覆された固体電池用負極材料を作製した。単体Si(純Si)は、粒径D50が50nmのものを用いた。硫化物固体電解質粒子の表面が単体Si粒子で被覆された固体電池用負極材料に、導電助材であるアセチレンブラックを添加しボールミル処理をさらに行った。硫化物固体電解質、Si、アセチレンブラックの配合比率は50質量%、40質量%、10質量%とした。混合条件としては、100rpmで合計2時間の処理を行った。これにより、固体電池用負極合材を作製した。
負極電極層の形成時、成型圧力を6ton/cm2にした以外は実施例1と同様に作製し実施例2の固体電池を得た。
負極電極層の形成時、成型圧力を8ton/cm2にした以外は実施例1と同様に作製し実施例3の固体電池を得た。
硫化物固体電解質の粉末(D10=0.9μm、D50=2.0μm、D90=8.0μm)に、単体Si(純Si)の粉末を、ボールミルにより混合することで固体電池用負極材料を作製した。単体Si(純Si)は、粒径D50が3.2μmのものを用いた。固体電池用負極材料に、導電助材であるアセチレンブラックを添加しボールミル処理をさらに行った。硫化物固体電解質、Si、アセチレンブラックの配合比率は50質量%、40質量%、10質量%とした。混合条件としては、100rpmで合計2時間の処理を行った。これにより、固体電池用負極合材を作製した。以降、実施例1と同様の作製手順で比較例1の固体電池を得た。
2 …負極活物質
21,21a …固体電池用負極材料
3 …正極材料
4 …導電助材
10,10b …固体電池
11 …正極層
12 …正極集電体
13 …負極層
14 …負極集電体
15 …固体電解質層
Claims (7)
- 負極活物質と、固体電解質と、有する固体電池用負極材料であって、
前記負極活物質は、Si化合物および/または単体Siを含み、
体積基準による累積粒度分布における50%粒径をD50としたときに、前記負極活物質のD50は、前記固体電解質のD50よりも小さく、
前記固体電解質の粒子は、その表面が前記負極活物質の粒子により被覆されている、固体電池用負極材料。 - 前記負極活物質のD50は、3μm未満であり、
前記固体電解質のD50は、0.6~10μmである、請求項1に記載の固体電池用負極材料。 - 体積基準による累積粒度分布における90%粒径をD90とし、体積基準による累積粒度分布における10%粒径をD10としたときに、前記負極活物質のD90よりも前記固体電解質のD10が大きい、請求項1または2に記載の固体電池用負極材料。
- 前記固体電解質は、硫化物系固体電解質である、請求項1~3いずれかに記載の固体電池用負極材料。
- 負極活物質と、固体電解質と、有する固体電池用負極材料であって、
前記負極活物質は、Si化合物および/または単体Siを含み、
体積基準による累積粒度分布における50%粒径をD50としたときに、前記負極活物質のD50は、前記固体電解質のD50よりも小さく、
前記固体電解質の粒子間に前記負極活物質の粒子が介在しており、
体積基準による累積粒度分布における90%粒径をD 90 とし、体積基準による累積粒度分布における10%粒径をD 10 としたときに、前記負極活物質のD 90 よりも前記固体電解質のD 10 が大きい、固体電池用負極材料。 - 正極層と、負極層と、これら正極層と負極層の間に配置される固体電解質層と、を有する固体電池であって、
前記負極層は、請求項1~5いずれかに記載の固体電池用負極材料により構成される、固体電池。 - 前記負極層の空隙率は、前記正極層の空隙率よりも高い、請求項6に記載の固体電池。
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