JP7068364B2 - 物体検知装置 - Google Patents

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Description

本願は、探索波を用いて被検知物体までの距離及び反射波の波高値の算出を行う物体検知装置に関するものである。
従来から、光波を始めとする音波、電磁波を探索波として、被検知物体に照射し、その反射波から距離を計測する距離測定装置が知られている。また、物体検知装置では、距離計測に加え、被検知物体における他の情報を収集するために、反射波の波高値の計測を行う。これにより、例えば路面の白線を検知することが可能である。
従来、測距対象物までの距離を測定する方法として、光パルスを対象物に対して投光し、その反射散乱光を受光することで、光パルスの投光から反射パルスの受光までに要した時間を計測し、この計測時間を用いて測距対象物までの距離を計測する光測距装置が知られている。ここでは、反射パルスの受光時刻の検出精度が測距精度に大きく影響する。検出精度を向上させるために、反射された反射波の波高値を計測する。波高値検出回路が検出した受光パルスを微分回路にて微分し出力された微分信号をさらに積分してピーク値を検出し、検出されたピーク値を受光パルスの波高値として補正し、この補正計測時間を用いて測距対象物までの距離を算出している(例えば、特許文献1参照。)。
また、検知対象とする物体までの距離以外にも障害物の高さを検出する測定する方法として、例えば車両に物体検知装置を併せて搭載して、測距センサが取り付けられた高さに存在する物体を基準障害物とし、基準障害物により反射された反射波の波高値を基準波高値として、検知対象とする物体の波高値と比較することで、検知対象とする物体の基準障害物に対する相対的な高さを算出している(例えば、特許文献2参照。)。
特開2007-147333号公報 特開2016-80650号公報
しかしながら、特許文献1の従来のパルス信号の波高値検出回路では、本来の距離測定の機能に加え、波高値を検出するために、検出回路が付加されるため、回路規模が増大する。例えば、波高値検出で用いられるピークホールド回路は、コンデンサとダイーオードとスイッチを使って、正方向のみ電流をコンデンサに流す構成で、流れた電流によりコンデンサに電荷がチャージされ、波高値の電圧を保持する。保持された波高値の測定が完了すると、コンデンサの片側の電極をスイッチでグランドと接続し、チャージされた電荷をディスチャージすることで電圧を保持する機能のリセットを行う。このような回路構成となっているため、高速スイッチング動作と外部からのスイッチ切り替え制御が必要となり、回路規模が増大して、装置が大掛かりとなるという課題があった。
また、特許文献2の従来の物体検知装置では、近距離での物体を検知する場合に、受信した反射波の波高値が飽和してしまうため波高値を算出できないので、このように、受信出力が飽和した場合、波高値がある閾値を超えた時刻である第1時刻と下回った時刻である第2時刻と探索波の送信時間とにより、波高値を推定している。このような方法で波高値を推定すると、探索波に拡がりがあるため、例えば、平坦な路面と傾斜がある路面を計測した場合、平坦な路面に対して傾斜がある路面の受信出力の立ち上りの傾きと立ち下りの傾きが小さくなる。そのため、第一時刻と第二時刻ならびに探索波の送信時間が同じ場合であっても推定される波高値が異なり、受信波形の形状により真値に対して誤差が生じるという課題があった。
本願は、上記の課題を解決するためになされたものであり、被検知物体までの距離情報を含む探索情報の計測精度の向上に利用される波高値を算出するために、新たにピークホールド回路あるいはそのための装置を追加することなく、計測精度を向上させることができる物体検知装置を提供することを目的としている。
本願に開示される物体検知装置は、被検知物体に向けてパルス状の探索波を出射する探索波出力部と、前記被検知物体で反射された前記探索波の反射波を受信する反射波受信部と、前記探索波の出射から前記反射波の受信までに要した時間から前記被検知物体までの距離を算出する距離算出部と、設定された2つの閾値における前記反射波の波形の立ち上り及び立ち下りの傾きから近似直線を求め、前記近似直線の交点と前記反射波の波高値の誤差を補正する誤差補正テーブルに基づいて前記交点を補正することで前記波高値を算出する波高値算出部と、を備えたことを特徴とするものである。

本願に開示される物体検知装置によれば、反射波の波形の立ち上り及び立ち下りの傾きから求めた近似直線により波高値を算出することで、実際の反射波の波高値との誤差を少なく抑えることができ、必要とされる被検知物体までの距離及び他の情報取集精度を向上させることができるという効果がある。
実施の形態1に係る物体検知装置の全体の概略構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る物体検知装置の光学系の概略構成を示す模式図である。 実施の形態1に係る物体検知装置に使用されるMEMSミラーの構成を示す図である。 実施の形態1におけるMEMSミラーを駆動するために通電される電流波形を示す図である。 実施の形態1におけるレーザ光線の照射走査方法を示す図である。 実施の形態1における制御装置のハードウェア構成を示す図である。 実施の形態1における被検知物体までの距離の検出方法を説明する図である。 実施の形態1におけるレーザ光源の駆動信号と反射光のタイムチャートを示す図である。 実施の形態1における反射光から閾値電圧における時間を算出する閾値時間算出回路の構成を示す図である。 実施の形態1における光検出器出力が非飽和である場合のレーザ光源の駆動信号のパルス幅と受光信号の波形のタイムチャートを示す図である。 実施の形態1における光検出器出力が飽和である場合のレーザ光源の駆動信号のパルス幅と受光信号の波形のタイムチャートを示す図である。 実施の形態1における光検出器出力が非飽和である場合の反射光の波高値の推定方法を説明するための図である。 実施の形態1における近似直線による波高値と反射光の波高値との誤差を説明するための図である。 実施の形態1における光検出器出力が飽和である場合の反射光の波高値の推定方法を説明するための図である。 実施の形態2における被検知物体に傾斜がある場合の反射光の波高値の推定方法を説明するための図である。 実施の形態3における光検出器出力が非飽和である場合のレーザ光源の駆動信号のパルス幅と反射光の波形がガウス分布であるとした場合のタイムチャートを示す図である。 実施の形態3における光検出器出力が飽和である場合のレーザ光源の駆動信号のパルス幅と反射波の波形がガウス分布であるとした場合のタイムチャートを示す図である。 実施の形態3における反射波の波形の半値半幅と近似直線との相関関係を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る物体検知装置の全体の概略構成を示す機能ブロック図である。図2は、実施の形態1に係る物体検知装置の光学系の概略構成を示す模式図である。図3から図14は、実施の形態1に係る物体検知装置の構成および動作の詳細を説明するための図である。
実施の形態1では、探索波としてレーザ光源を利用した物体検知装置1を例に説明する。物体検知装置1は、自車両に搭載されるとともに、自車両の前方にレーザ光L1を2次元走査して照射し、自車両の前方に存在する被検知物体40までの距離情報を含む探索情報を収集する。
次に、図1を用いて、実施の形態1に係る物体検知装置1の全体の構成について説明する。物体検知装置1は、探索波であるレーザ光L1を発生するレーザ光発生部11と、レーザ光L1を走査し被検知物体40に照射する走査部12と、走査部12を制御する走査制御部14と被検知物体40からの反射レーザ光L2を受光し、反射波である受光信号を出力する受光部13、および各部を制御する制御部20と、で構成されている。制御部20は、走査制御部14と、送受光制御部15と、距離算出部16及び波高値算出部17と、を備えている。送受光制御部15は、レーザ光源駆動回路112と光検出器制御回路132に指令を伝達する。距離算出部16は、出射されたレーザ光L1及び被検知物体40から反射した受光信号に基づいて物体までの距離を算出する。波高値算出部17は、受光信号の波高値を検出する。なお、探索波出力部は探索波であるレーザ光を出射するレーザ光発生部11、反射波受信部は反射レーザ光を受光する受光部13にそれぞれ相当する。
また、図2の模式図で示すように、物体検知装置1の光学系は、レーザ光源111と、出射されたレーザ光L1を走査する可動ミラー121と、筐体18に設けられレーザ光L1を透過させる透過窓19と、透過窓19から照射され、被検知物体40からの反射光を集光する集光ミラー133と、集光ミラー133により反射された反射光を検出する光検出器131と、で構成されている。
以下、物体検知装置1を構成する各部の動作の詳細について説明する。
レーザ光発生部11は、レーザ光源111とレーザ光源駆動回路112とにより構成されている。レーザ光源111からは、自車両前方に向けてレーザ光L1が出射される。図8に示すように、レーザ光源駆動回路112は、後述する制御部20の送受光制御部15からの指令信号に基づいて、パルス周期Tpでオンになるパルス状の出力信号(光源駆動信号)を生成する。レーザ光源駆動回路112から伝達された光源駆動信号がオンになった時に、レーザ光源111は、近赤外波長のレーザ光L1を発生し、レーザ光L1は走査部12の可動ミラー121に向かって出射される。なお、レーザ光源111から出射されたレーザ光L1は、レーザ光源111と走査部12との間に配置された集光ミラー133を透過する。
走査部12は、可動ミラー121とミラー駆動回路122とにより構成されている。可動ミラー121は、制御部20の走査制御部14からの指令に基づき、レーザ光L1の照射角度を走査して変更する。本実施の形態では、走査部12は、図5に示すように、自車両の前方に照射するレーザ光L1の照射角度を、自車両の進行方向(照射中心線)に対して左右方向及び上下方向に変化させる。図2の光学系の模式図に示すように、レーザ光源111から出射されたレーザ光L1は、集光ミラー133を透過した後、可動ミラー121で反射され、筐体18に設けられた透過窓19を透過して、可動ミラー121の角度に応じた照射角度で自車両の前方の照射範囲10に照射される。
本実施の形態では、可動ミラー121は、MEMSミラー121(Micro Electro Mechanical Systems)とされている。図3に示すように、MEMSミラー121は、互いに直交する第1軸C1と第2軸C2の回りにミラー121aを回転させる回転機構を備えている。MEMSミラー121は、ミラー121aが設けられた矩形板状の内側フレーム121bと、内側フレーム121bの外側に配置された矩形環板状の中間フレーム121cと、中間フレーム121cの外側に配置され矩形板状の外側フレーム121dと、を備えている。外側フレーム121dは、MEMSミラー121の本体に固定されている。
外側フレーム121dと中間フレーム121cとは、ねじり弾性を有する左右2つの第1トーションバー121eにより連結されている。中間フレーム121cは、外側フレーム121dに対して、2つの第1トーションバー121eを結ぶ第1軸C1を中心に捩られ回転する。第1軸C1の回りにどちらか片方側に捩れると、レーザ光L1の照射角度は上側又は下側に変化する。中間フレーム121cと内側フレーム121bとは、ねじり弾性を有する上下2つの第2トーションバー121fにより連結されている。内側フレーム121bは、中間フレーム121cに対して、2つの第2トーションバー121fを結ぶ第2軸C2を中心に捩られ回転する。第2軸C2の回りにどちらか片方側に捩れると、レーザ光L1の照射角度は左側又は右側に変化する。
中間フレーム121cには、フレームに沿った環状の第1コイル121gが設けられており、第1コイル121gに接続された第1電極パット121hが、外側フレーム121dに設けられている。また、内側フレーム121bには、フレームに沿った環状の第2コイル121iが設けられており、第2コイル121iに接続された第2電極パット121jが、外側フレーム121dに設けられている。MEMSミラー121には、図示されていないが永久磁石が設けられている。第1コイル121gに正側又は負側の電流が流れると、この永久磁石との相互作用で、中間フレーム121cを第1軸C1の回りにどちらか片方側にねじるローレンツ力が働き、そのローレンツ力による捩れ角度は、通電電流の大きさに比例する。同様に、第2コイル121iに正側又は負側の電流が流れると、永久磁石との相互作用で、内側フレーム121bを第2軸C2の回りにどちらか片方側にねじるローレンツ力が働き、そのローレンツ力による捩れ角度は、通電電流の大きさに比例する。
図4の上段のタイムチャートに示すように、ミラー駆動回路122は、走査制御部14の指令信号に従って、正の第1最大電流値Imx1と負の第1最小電流値Imn1との間を、第1周期Txで変動する電流を、第1電極パット121hを介して第1コイル121gに供給する。第1周期Txは、2次元走査の1フレーム分の周期となる。電流の変動波形は、例えば、のこぎり波又は三角波とされる。図5に示すように、レーザ光L1は、正の第1最大電流値Imx1に対応する上下方向の最大照射角度θUDmxと、負の第1最小電流値Imn1に対応する上下方向の最小照射角度θUDmnとの間を、第1周期Txで走査される。第1最大電流値Imx1及び第1最小電流値Imn1は、自車両の走行状態に応じて変化させてもよい。
図4の下段のタイムチャートに示すように、ミラー駆動回路122は、走査制御部14の指令信号に従って、正の第2最大電流値Imx2と負の第2最小電流値Imn2との間を、第2周期Tyで変動する電流を、第2電極パット121jを介して第2コイル121iに供給する。第2周期Tyは、第1周期Txよりも短い値に設定されており、第1周期Txを1フレームにおける左右方向の往復走査回数で除算した値に設定される。電流の変動波形は、例えば、正弦波又は矩形波とされる。図5に示すように、レーザ光は、正の第2最大電流値Imx2に対応する左右方向の最大照射角度θLRmxと、負の第2最小電流値Imn2に対応する左右方向の最小照射角度θLRmnとの間を、第2周期Tyで走査される。第2最大電流値Imx2及び第2最小電流値Imn2は、自車両の走行状態に応じて変化させてもよい。
受光部13は、自車両の前方の被検知物体40から反射されたレーザ光L1の反射レーザ光L2を受光する部分である。受光部13は、光検出器131と、光検出器制御回路132と、及び集光ミラー133とにより構成されている。図2に示すように、自車両の前方にある被検知物体40により反射された反射レーザ光L2は、透過窓19を透過し、可動ミラー121で反射された後、さらに集光ミラー133で反射され、光検出器131にて検出される。
光検出器131は、例えば、APD(Avalanche Photo Diode)を使用した受光素子を備えており、受光された反射レーザ光L2に応じた受光信号PVを出力する。光検出器制御回路132は、送受光制御部15からの指令信号に基づいて、光検出器131の動作を制御する。光検出器131から出力された受光信号PVは、制御部20の送受光制御部15、距離算出部16及び波高値算出部17に入力される。
なお、実施の形態1では光検出器131としてAPDを使用しているが、SPAD(Single Photon Avalanche Diode)、SPADアレイを使用する受光素子であってもよく、これらに限定されるものではない。
制御部20は、走査制御部14と、送受光制御部15と、距離算出部16及び波高値算出部17とにより構成されている。制御部20の各機能は、制御部20が備えた処理回路により実現される。具体的には、制御部20は、図6に示すように、処理回路として、CPU(Central Processing Unit)による演算処理装置(コンピュータ)90、演算処理装置90とデータのやり取りをする記憶装置91、演算処理装置90に外部の信号を入出力する入出力装置92、及び物体検知装置1の外部演算処理装置30とデータ通信を行う外部通信装置93を備えている。
演算処理装置90として、専用のハードウェアであっても、記憶装置91に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)であってもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)を始めとする、各種の論理回路、及び各種の信号処理回路が備えられていてもよい。また、演算処理装置90として、同じ種類のもの又は異なる種類のものが複数備えられ、各処理が分担して実行されるものであってもよい。記憶装置91として、演算処理装置90からのデータの読み出し及び書き込みが可能に構成されたRAM(Random Access Memory)、演算処理装置90からのデータの読み出しが可能に構成されたROM(Read Only Memory)が備えられている。なお、記憶装置91としては、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)を始めとする各種の記憶装置が用いられるものであってもよい。
演算処理装置90が専用のハードウェアである場合、演算処理装置90は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。走査制御部14、送受光制御部15、距離算出部16及び波高値算出部17の各部の機能それぞれを演算処理装置90で実現してもよいし、各部の機能をまとめて演算処理装置90で実現してもよい。
演算処理装置90がCPUの場合、走査制御部14、送受光制御部15、距離算出部16及び波高値算出部17の各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアは処理プログラムとして記述され、記憶装置91に格納される。演算処理装置90は、記憶装置91に記憶された処理プログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、制御部20は、演算処理装置90により実行されるときに、受光部13の受光信号PVを取り込み、取得された受光信号PVを送受光制御部15、距離算出部16及び波高値算出部17に送出するための処理工程、送受光制御部15における送受光制御信号を生成する処理工程、距離算出部16における走査制御部14からの走査制御信号を生成する処理工程、波高値算出部17における波高値を算出する処理工程、及び外部演算処理装置30にデータ処理結果を出力する処理工程が結果的に実行されることになる処理プログラムを格納するための記憶装置91を備える。また、これらの処理プログラムは、走査制御部14、送受光制御部15、距離算出部16及び波高値算出部17の手順あるいは方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、記憶装置91は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROMの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDが該当する。
入出力装置92には、レーザ光源駆動回路112、ミラー駆動回路122、光検出器制御回路132、及び光検出器131が接続され、これらと演算処理装置90との間でデータ及び制御指令の送受信を行う通信回路、入出力ポートを備えている。外部通信装置93は、外部演算処理装置30の外部装置との通信を行う。
そして、制御部20が備える各機能部14から17の各機能は、演算処理装置90が、記憶装置91に記憶されたソフトウェア(プログラム)を実行し、制御部20の他のハードウェアである記憶装置91、入出力装置92及び外部通信装置93と協働することにより実現される。なお、各機能部14から17が用いる距離判定のための設定データは、ソフトウェア(プログラム)の一部として、記憶装置91に記憶されている。以下、制御部20の各機能について詳細に説明する。
送受光制御部15は、レーザ光源駆動回路112に指令信号を伝達し、パルス周期Tpのパルス状のレーザ光L1を出力させる。また、送受光制御部15は、光検出器制御回路132に指令信号を伝達し、光検出器131で検出された受光信号PVを出力させる。さらに、距離算出部16及び波高値算出部17にも指令信号を伝達する。
距離算出部16は、出射されたレーザ光L1、受光信号PV、及び照射角度θに基づいて、照射角度θに存在する被検知物体40までの距離を算出する。図7に示すように、レーザ光源111から出射されたレーザ光L1は、距離Lだけ前方にある被検知物体40で反射され、その反射レーザ光L2は、距離Lだけ後方にある光検出器131で検出される。図8は、レーザ光源111を駆動する光源駆動信号電圧Vと、出射されたレーザ光L1が被検知物体40で反射され、光検出器131で受光された反射レーザ光L2の受光信号出力電圧Vと、の関係を示す。光源駆動信号電圧Vの立ち上り時点から受光信号出力電圧Vのピーク値が計測されるまでの時間Tcntは、レーザ光源111及び光検出器131と被検知物体40との間の距離Lをレーザ光L1,L2が往復する時間に相当する。したがって、時間Tcntに光速Cを乗算し、2で除算すれば、被検知物体40までの距離Lを算出することができる。
距離算出部16は、レーザ光源駆動回路112の光源駆動信号によりレーザ光源111がパルス状のレーザ光L1の出射を開始する時点から、受光部13の光検出器131が受光信号出力電圧Vを出力する時点までの時間を受光時間Tとして計測する。そして、距離算出部16は、受光時間Tに光速Cを乗算し、2で除算した値を、レーザ光L1の出射時点における照射角度θに存在する被検知物体40までの距離Lとして算出する。なお、距離算出部16は、受光部13から受光信号出力電圧Vが出力されていない場合は、その時点における照射角度θに対応する被検知物体40は検出されなかったものと判定して、距離Lの算出を行わない。その後、距離算出部16は、距離の算出結果を外部演算処理装置30に伝達する。
波高値算出部17は、受光部13の光検出器131から出力される受光信号出力電圧Vの大きさに基づいて反射レーザ光L2の強度を計測する。この受光信号出力電圧Vに対し2つの閾値電圧Vthが設定され、その電圧差と時間差から波高値が推定される。そこで、波高値を推定するための予備段階として、具体的には、図9に示すように波高値算出部17に設けられた閾値時間算出回路171にて、受光信号PVが処理される。まず、光検出器131からの受光信号出力電圧Vは、2つの比較器171a,171bにそれぞれ入力される。第1比較器171aに入力された受光信号出力電圧Vは、閾値電圧Vthと比較されて、矩形波の第1出力波形が生成される。また、第2比較器171bに入力された受光信号出力電圧Vは、閾値電圧Vthと比較されて矩形波の第2出力波形が生成される。次に、時間計測器171cでは、レーザ光L1を発光させる光源駆動信号電圧Vの立ち上り開始時点を基準として、第1出力波形と第2出力波形のそれぞれの立ち上り時間T,Tと立ち下り時間T,Tを算出する。
受光信号出力電圧Vが飽和しているかどうかの判定は、閾値電圧Vthにおける立ち上りの時間T2と閾値電圧Vthにおける立ち下りの時間T3との時間差T-Tの値により行う。具体的には、T-Tの値が、式(1)あるいは式(2)のいずれの関係を満たすかによる。ここで、TIは光源駆動信号のパルス幅、Tsは光検出器131の正常復帰時間、αは補正係数を示す。光源駆動信号のパルス幅TIに対し、受光信号出力電圧Vはノイズなどの影響を受けその波形が訛るため、補正係数αを予め実験的に求めておき加算する。
光検出器131は、入射光量(反射レーザ光L2の光強度)が最大電荷量を超えると受光信号出力電圧Vが飽和し、正常に復帰するまで時間(正常復帰時間)がかかる。この正常復帰時間Tsは、光検出器131に蓄えられた電荷が放電されるまでの時間であり、光検出器131に依存する。
T3-T2の値が、式(1)の関係を満たしているときは、受光信号PVの波高値Vpは飽和電圧Vsに達しておらず、受光信号出力電圧Vは非飽和の状態にある(図10)と判定され、これに対して、式(2)の関係を満たしているときは、受光信号PVの波形の波高値Vpは飽和電圧Vsを超えており、受光信号出力電圧Vは飽和の状態にある(図11)と判定される。

Figure 0007068364000001

Figure 0007068364000002

次に、受光信号出力電圧Vが、非飽和の状態にある場合の波高値Vpを推定する方法について説明する。図12に示すように、受光信号PVの波形と閾値電圧Vth、Vthを定義すれば、各閾値電圧における時間と電圧の関係は、(T,V),(T,V),(T,V),(T,V)となる。ここで、V,V=Vth、V,V=Vthである。
受光信号PVの立ち上りと立ち下りに対応した傾きを有する近似直線をそれぞれy=ax+b,y=cx+dと定義すれば、その傾きと切片は式(3)で求めることができる。
Figure 0007068364000003

この傾きと切片から、2つの近似直線の交点Vcは式(4)のように求めることができる。
Figure 0007068364000004

求めた近似直線の交点Vcと実際の受光信号PVの波形のピーク値である波高値Vpとの間には誤差が生じるが、この誤差εは近似直線の傾きと相関があるため、予め実験的に求めておくことができる。図13(a)に示すように受光信号PVの波形の幅が小さい場合には、近似直線の傾きは大きくなり、その交点Vcと波高値Vpの誤差εは大きくなるが、図13(b)に示すように受光信号PVの波形の幅が大きい場合、近似直線の傾きは小さくなり、その交点Vcと波高値Vpの誤差εは小さくなる。この関係から近似直線の傾きと、その交点Vcと波高値Vpの誤差εを補正する誤差補正テーブルを予め理論計算値あるいは実験的に求めて作成しておき、近似直線の交点Vcからこの誤差分を減算した値が波高値であると推定される。
続いて、受光信号出力電圧Vが、飽和の状態にある場合の波高値Vpを推定する方法について説明する。非飽和の状態と同様に、受光信号PVの波形と閾値電圧Vth、Vthを定義すれば、各閾値における時間Tと受光信号出力電圧Vの関係は、(T,V),(T,V),(T,V),(T,V)となる。
図14に示すように、受光信号PVの波形の立ち下りの座標は、時間T,Tから正常復帰時間Ts(光検出器で飽和した電荷が放電されるまでの時間)を差し引いた値T-Ts、T-Tsを用いて2つの近似直線を設定すれば、その交点Vcは以下のように求めることができる。
Figure 0007068364000005
求めた近似直線の交点Vcと波高値Vpとの間には誤差εが生じるが、この誤差εは近似直線の傾きと相関があるため、受光信号出力電圧Vが非飽和時の場合と同じ誤差補正テーブルを用いるか、または、予め実験的に求めた別の誤差補正テーブルを用いることもできる。近似直線の交点Vcからこの誤差分を減算した値が波高値であると推定される。
したがって、波高値算出部17による上述した手法を用いれば、安価でかつ小規模な回路構成で高精度に、波高値の算出を行うことができ、さらに、近距離の測定において反射光の強度が大きくて光検出器の出力が飽和した場合に、従来の回路構成では波高値の検出が困難な場合においても波高値を精度よく算出することが可能となる。
図1に示すように自車両の前方にレーザ光線を走査して照射を行い、受光信号から波高値を精度よく算出して、走査面内における被検知物体からの反射光量の違いを判別することで、例えば、路面上の白線の有無、また、その位置を正確に識別することが可能になる。
このように、実施の形態1による物体検知装置では、被検知物体までの距離を測定する機能だけでなく、受光信号の波形の立ち上り及び立ち下りの傾きに対応した近似直線を設定し、その交点から波高値を推定し、補正することで、高精度で波高値を算出することが可能となり、この波高値を用いることで被検知物体からの反射光量の違いを判別することができるので、例えば、路面上の白線の識別にも適用することができる。
実施の形態2.
図15は、実施の形態2に係る物体検知装置における波高値の算出の対象とする受光信号PVの波形を示す図である。実施の形態2に係る物体検知装置1の構成は、図1に示す実施の形態1と同様であるので説明を省略する。実施の形態1との相違点は、波高値の推定方法が異なる点である。
本実施の形態では、図15に示すように、被検知物体40が傾斜している場合、受光信号PVの波形形状が非対称となり、受光信号PVの波形の立ち上りの近似直線と立ち下りの近似直線の傾きとが異なる。近似直線の傾きが異なると、波高値Vpの推定値に誤差εが生じるため、被検知物体40の傾斜の有無を判定し、補正を加える必要が生じる。ここでは、受光信号PVの波形の立ち上りに対応する近似直線の傾きaと立ち下りに対応する近似直線の傾きcとの差を求め、以下の式(6)の関係が成立しているならば被検知物体40は傾斜していないものと判定し、式(6)の関係が成立していないならば被検知物体40は傾斜しているものと判定する。ここで、定数βは、例えば、任意の定数とし、実験的に求められた値とする。被検知物体40が傾斜していると判定された場合は、2つの近似直線の傾き差に応じた交点Vcと実際の波高値Vpとの誤差εを理論計算値あるいは実験値から求めた補正値を実施の形態1で示した2つの近似直線の交点Vcと波高値Vpの誤差補正テーブルに補正を加える。
Figure 0007068364000006
したがって、被検知物体の傾斜及びその形状で受光信号の波形形状が変わっても、受光信号の波形の立ち上りの傾きと立ち下りの傾きの差から被検知物体の傾斜の程度を判定し、補正を加えることで、高精度に波高値を推定することができる。
このように、実施の形態2による物体検知装置では、実施の形態1と同様の機能を有するとともに、被検知物体が傾斜していたり、外観形状が異なっていたりする場合であっても、高精度で波高値を算出することができる。
実施の形態3.
図16、図17は、実施の形態3に係る物体検知装置における波高値の算出の対象とする受光信号PVの波形を示す図である。実施の形態3に係る物体検知装置1の構成は、図1に示す実施の形態1と同様であるので説明を省略する。実施の形態1との相違点は、波高値の算出方法が異なる点である。
本実施の形態では、受光信号PVの波形がガウス関数(正規分布関数)に従うものであると仮定して、波高値Vpを算出する。ガウス関数を式(7)に示す。ここで、Aは最大値、tはピーク値の中心位置、wは半値半幅であるとする。
Figure 0007068364000007
式(7)を書き直せば、式(8)となり、最大値Aを求めることができる。ここでは、Aは受光信号PVの波形の波高値Vpを表している。
Figure 0007068364000008
具体的には、この式(8)に閾値電圧Vthとその時間Tを入力し、波高値Vpを求める。図16に示すように、光源駆動信号電圧Vの立ち上り開始から閾値電圧Vthまでの時間T,Tを受光信号PVの波形の中心位置からの時間Twに変換する。閾値電圧Vthとしては、閾値電圧Vthと閾値電圧Vthのどちらを用いてもよい。ここでは、閾値電圧Vthを用いる場合について説明する。
中心位置からの時間Twは、時間T,Tを用いて式(9)で表すことができる。式(9)は、受光信号出力電圧Vが非飽和の場合である。
Figure 0007068364000009
受光信号出力電圧Vが飽和した場合は、図17に示すように中心位置からの時間Twは、時間T,Tを用いて式(10)で表すことができる。
Figure 0007068364000010

ここで、式(8)で、x=Tw、t=0、f(x)=Vthとすると、波高値Vpは、式(11)で表すことができる。
Figure 0007068364000011
本実施の形態による波高値算出方法では、受光信号PVの波形の形状により波高値Vpに誤差が生じるため、誤差を補正する必要がある。ここで、誤差の補正に受光信号の波形の立ち上りの傾き、または立ち下りの傾きの少なくとも1つの情報を用いることで、受光信号の波形の形状を推定し、補正を行う。
半値半幅wは、図18に示すように、2つの閾値電圧Vth,Vthから求めた近似直線y=ax+b,y=ax+bの傾きa,aと相関がある。予め実験的に2つの閾値電圧における傾きと半値半幅wの関係を示すテーブルを作成しておくことで、半値半幅wを求めることができる。
したがって、受光信号の波形がガウス分布であると仮定することで、1つの閾値電圧から導き出された波高値を受光信号の波形の立ち上りの傾き、または立ち下りの傾きの少なくとも1つの情報を用い、傾きに応じて補正することで波高値を算出する。
なお、本実施の形態では、受光信号の波形がガウス関数であると仮定した場合について述べたが、ガウス関数以外の関数として、例えば、ローレンツ関数あるいはフォークト関数を用いてもよい。
このように、実施の形態3による物体検知装置では、受光信号の波形が特定の分布関数に対応していると仮定することで、1つの閾値電圧から導き出された波高値を受光信号の波形の立ち上りの傾き、または立ち下りの傾きの少なくとも1つの情報を用い、補正することで実施の形態1と同様、高精度で波高値を算出することができる。
なお、本実施の形態では、探索波としてレーザ光源を用いる場合について説明したが、他の光源(例えば、LED)、超音波、電磁波を用いる場合であってもよく、反射波から波高値を求める本手法を適用することができる。また、ここで被検知物体としては、先行車両の他、障害物、路面上に記された表示であってもよい。また、探索方向も自車両の前方、後方あるいは側方であってもよい。
また、本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施態様例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
また、図において、同一符号は、同一または相当部分を示す。
1 物体検知装置、10 照射範囲、11 レーザ光発生部、12 走査部、13 受光部、14 走査制御部、15 送受光制御部、16 距離算出部、17 波高値算出部、20 制御部、30 外部演算処理装置、40 被検知物体、90 演算処理装置、91 記憶装置、92 入出力装置、93 外部通信装置、111 レーザ光源、112 レーザ光源駆動回路、121 可動ミラー(MEMSミラー)、122 ミラー駆動回路、131 光検出器、132 光検出器制御回路、133 集光ミラー、171 閾値時間算出回路、171a 第1比較器、171b 第2比較器、171c 時間計測器、L1 レーザ光、L2 反射レーザ光

Claims (3)

  1. 被検知物体に向けてパルス状の探索波を出射する探索波出力部と、
    前記被検知物体で反射された前記探索波の反射波を受信する反射波受信部と、
    前記探索波の出射から前記反射波の受信までに要した時間から前記被検知物体までの距離を算出する距離算出部と、
    設定された2つの閾値における前記反射波の波形の立ち上り及び立ち下りの傾きから近似直線を求め、前記近似直線の交点と前記反射波の波高値の誤差を補正する誤差補正テーブルに基づいて前記交点を補正することで前記波高値を算出する波高値算出部と、を備えたことを特徴とする物体検知装置。
  2. 前記反射波の受信出力が飽和しているかどうかを、前記閾値における前記反射波の波形の前記立ち上りの時間と前記立ち下りの時間との時間差から判定することを特徴とする請求項1に記載の物体検知装置。
  3. 前記反射波の受信出力が飽和していると判定された場合に、前記反射波を受信する受信素子の出力飽和復帰時間を用いて、前記波高値を補正することを特徴とする請求項に記載の物体検知装置。
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