JP5167755B2 - 光検出装置、光検出方法および車両 - Google Patents

光検出装置、光検出方法および車両 Download PDF

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本発明は、パルス光を被検物に照射して被検物からの光を検出する光検出装置、およびこの光検出装置を用いる乗用車等の車両に関するものである。
光を検知対象領域内の被検物に向けて照射し、被検物をCCDなどの撮像装置で撮像し、その撮像データを処理して被検物までの距離または被検物の形状などを計測する光学式の計測装置が知られている。このような計測装置において、被検物に照射された光の反射光が背景光に比べて弱いと、反射光は背景光の雑音に埋もれてしまい、反射光の認識は困難となる。
そこで、従来より、背景光の雑音を除去するための装置として同期検波を用いた光検出器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この同期検波を用いた光検出器は、点滅光源を用いて被検物に一定周波数のパルス光を投光し、点灯時の撮像装置の出力を正の値とし、消灯時の撮像装置の出力を負の値にして、撮像装置の出力を積分することで、点滅光源からのパルス光に基づく検出信号のみを抽出するものである。
特開2002−281387号公報
しかしながら、上記従来技術では、投光する光量レベルが、検知対象領域の光量レベル(背景光によるノイズ)に比べて低い場合、撮像装置の出力の積分回数を増大させてその反射光を検出していたため、その被検物を検出するのに多くの時間がかかっていた。
本発明による光検出装置および光検出方法では以下のようにして計測信号を出力する。所定周波数で点灯消灯するパルス光を被検物に照射し、パルス光が照射される被検物を含む領域を撮像する。所定周波数の1以上の整数倍の複数の周波数の信号を含む複数の参照信号を生成し、生成された複数の参照信号を用いて、撮像信号を同期検波する。同期検波された複数の検波信号を加算し、加算した同期検波信号に基づいて、ノイズ成分を除去した計測信号を出力する。
本発明によれば、背景光の光量レベルが高い環境または被検物からの光が弱い環境下でも、被検物からの光を短時間で効率良く検出できる。
図1〜図8を参照して本発明による光検出方法を適用した距離計測装置の一実施形態について説明する。本実施形態による距離計測装置は、乗用車等の車両に備えられている。図1は、本実施形態の距離計測装置を搭載した車両MBを示す。距離計測装置は、第1および第2の投光装置1L,1Rと、撮像装置2と、図4のコントロールユニットCUとを備えている。
第1および第2の投光装置1L,1Rは、車両MBのフロントバンパー3の左端部および右端部の近傍に設置されている。第1および第2の投光装置1L,1Rは、それぞれ、内部のレーザ光源からのレーザ光を、路面に垂直な方向に細長いスリット光として車両前方に左右方向に走査しながら照射する。なお、第1および第2の投光装置1L,1Rは同一であり、車両前方の斜め左方向を投光装置1Lで投光し、車両前方の斜め右方向を投光装置1Rで投光し、後述する駆動制御部32の投光コントロール信号T1のタイミングに同期して撮像装置2で撮像する。以下、投光装置1として説明する。
撮像装置2は、フロントガラスの上部中央付近、すなわちルーフ4の前端部中央裏側のルームミラー(不図示)の近傍に取り付けられたカメラを含む。この実施形態の距離計測装置では、投光装置1からスリット光を車両前方へ照射しながら、撮像装置2で車両前方を撮像する。撮像装置2には背景光も入射するため、背景光によるノイズを除去するために、スリット光は予め定められた周波数でパルス発光している。
図2は、車両MBに備えられた距離計測装置によって、撮像装置2から車両前方の種々の物体までの距離計測を説明する図である。図2において、右前方を走行中の別の車両MB1までの距離d1は、車両MB1に照射されるスリット光LBの投光角度αと、車両MB1からの反射光LB1が撮像装置2に入射する際の車両MBの前方方向に対する角度である撮像角度γとを用いると、三角測量に基づく次式で計算できる。なお、投光装置1と撮像装置2との車両の前後方向の間隔をf、車両の幅寸法をeとしている。また、投光角度αは、スリット光の進行方向と車両の幅方向との角度である。なお、図2中、符号SCは投光装置1のスキャン範囲を示している。
d1=(e・sinαcosγ+f・cosαcosγ)/cos(α+γ) …(1)
図3は、投光装置1および撮像装置2の構成を示す。投光装置1は、レーザ光よりなるスリット光LBを出力するレーザ光源(ラインレーザ)7と、スリット光LBを走査するミラー8とを備えている。レーザ光源7は、投光信号T11によって制御されるレーザ駆動部6からの駆動信号DRVがハイレベルの期間に点灯し、駆動信号DRVがローレベルの期間に消灯する。距離計測時の駆動信号DRVは、ハイレベルの期間とローレベルの期間との比であるデューティ比が1:1の周期TPの信号であるため、それに応じてスリット光LBも周期TPで、デューティ比が1:1でパルス発光する。また、ミラー8は、投光信号T12によって制御される駆動部5によって不図示のモータを介して揺動される。ミラー8は、スリット光LBの投光角度αiが所定の最小値α1から最大値αI(Iは2以上の整数で、i=1〜I)まで一定の角速度で変化するように駆動される。
投光信号T11,T12は図4のコントロールユニットCUから供給される。また、投光装置1の近傍に、背景光の光量をモニタするための光電センサよりなる照度モニタ9が設置され、照度モニタ9の検出信号T4が図4のコントロールユニットCUに供給される。
図3において、撮像装置2は、対物レンズ11と、CCDまたはCMOSなどの多数の画素を2次元的に配列した撮像素子12とを有し、投光装置1から照射光を照射しつつ車両前方を撮像する。撮像装置2はまた、撮像素子12から出力される撮像信号をA/D変換するA/D変換器13と、A/D変換された撮像信号を記憶する画像メモリ14を含んで構成される。
撮像素子12の多数の画素は二次元的に配列されているが、図3においては、水平方向に配列された一列のJ個(Jは2以上の整数)の画素PXj(j=1〜J)のみを示している。以下の説明では、主に、一列の画素PXjの撮像信号sj(t)を処理するものとして説明するが、他の列の画素の撮像信号も同様に処理される。
図3においては、スリット光LBが投光角度αiで点P1に照射され、点P1からの反射光LB1が、対物レンズ11の光軸AXに対して角度γjで、すなわち撮像角度γjでj番目の画素PXjに入射している。同様に、スリット光LBが例えば投光角度αhで点P2に照射された場合、点P2からの反射光LB2は、撮像角度γkでk番目の画素PXkに受光される。このように、各画素PXj毎に、それぞれ画素に受光する反射光の撮像角度γjが予め分かっている。なお、撮像装置2から点P1までの距離に依存して、反射光の像の撮像素子12上での大きさが異なるが、例えば最も光量が大きい画素(ここではPXj)を特定することで、点P1からの反射光LB1の撮像角度γjを正確に求めることができる。
投光信号T11,T12と同期して図4のコントロールユニットCUから出力されるカメラコントロール信号T2により撮像素子12は撮像を開始する。撮像装置2による撮像周期は、投光装置1から照射されるパルスの発光周期よりも短く、1つのパルス発光周期に対して複数回の撮像が行われる。したがって撮像装置2は、ミラー8から反射される投光角度αiのスリット光LBの1パルス周期において複数回撮像を行う。各撮像ごとに、撮像素子12の各画素PXjから読み出された撮像信号sj(t)はA/D変換器13を介して画像メモリ14に記憶される。撮像素子12の他の列の各画素からの撮像信号についても同様に処理され、画像メモリ14に複数枚の画像データが記憶される。これらの複数枚の画像データは加算され、特定の投光角度αiに対して取得された画像データとして画像メモリ14に記憶される。
この場合、画像メモリ14の記憶領域から読み出された投光角度αiに対応する画像データについて、各列毎の撮像信号(撮像信号sj(t)を一例として説明する)のうち、最も信号レベルの高い画素PXjを特定することで、その投光角度αiにおける被検物からの反射光の撮像装置2に対する撮像角度γjを求めることができる。これらの角度αiおよびγjを式(1)の投光角度αおよび撮像角度γに代入することによって、その画素PXj(撮像角度γj)で撮像される被検物までの距離d1jを求めることができる。
なお、本実施の形態では、A/D変換器13から出力される一連の撮像信号sj(t)も原撮像信号T5として図4のコントロールユニットCUに供給されている。後述するように、この原撮像信号T5は、被写体の明るさを判別するために使用することができる。
−コントロールユニットCU−
図4は、投光装置1および撮像装置2の動作を制御し、撮像装置2の撮像信号を処理して車両前方の被検物体を検出して警報するコントロールユニットCUを示す。コントロールユニットCUは、RAM、ROM、CPU、および周辺回路などを備えた制御回路であり、コンピュータのソフトウェアによって後述する各種処理を実行する。ASICやFPGAなどのハードウエア構成の論理回路を組合せて実現することも可能である。
コントロールユニットCUは、投光装置駆動部31と、駆動制御部32と、参照信号生成部33と、同期検波処理部34と、画像メモリ35とを備えている。投光装置駆動部31は、投光装置1に投光信号T11,T12を出力して投光装置1からのスリット光LBのパルス発光および走査を制御する。駆動制御部32は、装置全体の動作を統括的に制御する。参照信号生成部33は、同期検波のための参照信号を生成する。同期検波処理部34は、撮像装置2(実際には図3の画像メモリ14)から供給される撮像信号をその参照信号を用いて同期検波する。画像メモリ35は、同期検波処理部34から出力される撮像信号を記憶する。さらに、コントロールユニットCUは、照射光抽出部36と、距離計測部37とを備えている。照射光抽出部36は、画像メモリ35から読み出した撮像信号を用いて、図3を参照して説明したように、スリット光LBの各投光角度αi(i=1〜I)に対応して反射光(照射光)を受光する撮像素子12上の画素PXj(ひいては撮像角度γj)を特定する。距離計測部37は、投光角度αiと撮像角度γjとを用いて式(1)から被検物までの距離d1を算出する。
−駆動制御部32−
駆動制御部32には、照度モニタ9からの検出信号T4と、撮像装置2からの原撮像信号T5とが供給されている。駆動制御部32は、投光コントロール信号T1を投光装置駆動部31に、カメラコントロール信号T2を撮像装置2に、参照信号コントロール信号T3を参照信号生成部33にそれぞれ供給する。投光コントロール信号T1により、投光装置駆動部31は、スリット光のパルス発光のタイミングと投光角度とを制御する。カメラコントロール信号T2により、撮像装置2は、撮像素子12による撮像タイミングを制御する。参照信号コントロール信号T3により、参照信号生成部33は、参照信号の組合せおよび出力タイミングを制御する。また、図示は省略するが、駆動制御部32は、画像メモリ35への撮像信号の読み書きのタイミング、照射光抽出部36の動作、および距離計測部37の動作も制御する。このような同期信号T1〜T3により、画像メモリ14に記憶した画像データを投射角度と対応付けすることができ、また、画像メモリ14から読み出す画像データに乗じる参照信号との同期を取ることが可能となる。
図5(A)および(B)を参照して撮像信号sjを詳細に説明する。図5は、図3のスリット光LBがある投光角度αpで点灯しているときに、撮像素子12の一連の画素PXj(j=1〜J)から読み出される撮像信号sjの一例を示す。図5(A)は被検物からの反射光が強い場合、図5(B)は被検物からの反射光が弱い場合である。図5(A)および(B)において、点線のノイズ信号BGは背景光によるものである。このとき、図5(A)の場合には、被検物からの反射光の光量が最も大きい画素PXp(ひいては撮像角度γp)を正確に特定できるが、図5(B)の場合には、単に信号レベルのみから判断すると、ノイズ信号BGによって被検物からの反射光の光量が最も大きい画素が画素PX2(撮像角度γ2)と誤認されて、被検物までの距離も誤って計算される。
このように背景光が直射日光等の強い光であるか、または被検物が遠方にあって反射光が弱いと、ノイズ信号BGに比べてスリット光LBによる信号レベルが低い。この場合、単に信号レベルのみから判断すると、その被検物に対応する画素PXj、ひいては撮像角度γjを誤認して、それまでの距離が誤って計算される恐れがある。このような誤認を防止するために、本実施の形態では、スリット光LBをパルス発光して、後述のように得られる撮像信号を同期検波する。
−参照信号生成部33−
図4の参照信号生成部33において生成される参照信号について説明する。スリット光LBが点灯される期間でハイレベルとなり、消灯している期間でローレベルとなる矩形波信号をf(t)として、スリット光LBが点灯しているときの撮像素子12の任意の画素PXjの撮像信号s(t)のレベルを2・a0 とする。このとき、パルス発光しているスリット光LBによる撮像信号s(t)は次の関数a0 ×f(t)で表すことができる。さらに、以下の式では、スリット光LBのパルス発光の周期TPに対応する周波数f(=1/TP)の角周波数ω(=2π・f)を用いて、スリット光LBがデューティ比1:1でパルス発光しているものとして、関数f(t)をフーリエ級数で展開している。
この式(2)から、関数a0 ×f(t)には、スリット光LBのパルス発光の周波数fの奇数倍、すなわち1倍、3倍、5倍、7倍、…の周波数のsin波成分が含まれていることが分かる。そこで、本実施の形態では、そのうちの周波数fの1倍、3倍、および5倍の周波数成分を取り出すために、参照信号として、周波数がfの1倍、3倍、および5倍のsin波よりなる3つの参照信号r1(t)(=sin(ωt)),r3(t)(=sin(3ωt)),r5(t)(=sin(5ωt))を用いることとする。具体的に、図4の駆動制御部32は、コントロール信号T3により、関数a0 ×f(t)で表すことができる撮像信号s(t)を画像メモリ14から読み込むタイミングに同期して、参照信号生成部33から3つの参照信号r1(t),r3(t),r5(t)を同期検波処理部34に出力する。なお、参照信号の数を増加するほど、スリット光LBに起因する撮像信号の検出精度は向上する。
−同期検波処理部34−
図6は同期検波処理部34の構成を示す。同期検波処理部34は、掛算部41,42,43と、加算部44と、ローパルフィルタ回路(LPF回路)45とを備えている。掛算部41,42,43は、図4の撮像装置2(画像メモリ14)からの撮像信号s(t)にそれぞれ参照信号r1(t),r3(t),r5(t)を乗算して積信号p1(t),p3(t),p5(t)を出力する。加算部44は、積信号p1(t),p3(t),p5(t)を加算する。加算部45の和信号ps(t)は次の(3)式で示すことができる。
ps(t)= a0 ×f(t){r1(t)+r3(t)+r5(t)}
=a0 ×f(t){sin(ωt)+sin(3ωt)+sin(5ωt)}
=(2/π)(a0 +a0 /3+a0 /5)+周波数f以上の成分 …(3)
ローパルフィルタ回路(LPF回路)45は、(3)式で示される和信号ps(t)のなかから、周波数がf(スリット光LBのパルス発光の周波数)より小さい周波数成分を有する和信号ps(t)を抽出する。LPF回路45は、たとえばカットオフ周波数がf/2のローパルフィルタであり、LPF回路45から出力される撮像信号x(t)は、式(3)の直流成分(周波数がfより小さい成分)に対応している。
同期検波処理について図5(D)(E)を参照してさらに具体的に説明する。
図5(D)は、同期検波処理部34に供給される撮像信号sj(t)の時間変化を示すグラフの一例を示している。撮像信号sj(t)には、背景光によるノイズ信号BGjに対して、パルス発光されるスリット光による信号成分DSjが加算されている。信号成分DSjは、上述したように、最大振幅が2a0であり、また、信号成分DSj中の黒点は、撮像素子12からの読み出し時点を意味している。撮像信号sj(t)を同期検波処理部34で処理すると、図5(E)に示すように、背景光によるノイズ信号が除去された低い周波数の信号LFjよりなる撮像信号xj(t)が得られる。撮像信号xj(t)の最高レベルは、所定の係数を除いてa0 にa0 /3およびa0 /5を加算したものであり、S/N比が向上している。
すなわち、LPF回路45によって、所定周波数以下の信号成分を含む信号(a0 +a0 /3+a0 /5)を得ることができる。この信号の強度は、参照信号としてsin(ωt)のみを用いる従来例に比べて、ほぼ53%高くなっており、背景光に影響されることなく、より高精度にスリット光LBによる反射光を検出できる。なお、参照信号としてr1(t),r3(t)のみを用いることも可能であり、この場合に同期検波によって得られる直流の信号レベルは、従来例に比べてほぼ33%高くなる。
同期検波処理部34における同期検波処理は、撮像装置2の撮像素子12の各画素PXj(j=1〜J)の撮像信号sj(t)についてそれぞれ実行される。実際には、撮像素子12の垂直方向に配列された画素の撮像信号についても同様に同期検波処理が行われる。
なお、同期検波処理部34中の掛算部41,42,43の個数は、使用される参照信号の個数と同じである。また、掛算部41,42,43および加算部44をデジタル回路またはアナログ回路で構成することも可能である。
図7(A)〜(I)は、図6に示した各信号の一例を示し、撮像信号s(t)が図7(A)に示す周期TP(周波数f)の矩形波信号とすると、参照信号r1(t),r3(t),r5(t)はそれぞれ図7(B),(C),(D)に示すように周期がTP,TP/3,TP/5のsin波信号である。積信号p1(t),p3(t),p5(t)はそれぞれ図7(E),(F),(G)に示すような信号であり、それらの和信号ps(t)は図7(H)に示すような信号である。最終的に同期検波後に得られる撮像信号x(t)は、図7(I)に示すような直流信号となる。なお、実際には、周波数がfより小さい成分の信号である。図7(I)から理解されるように、撮像信号x(t)からは背景光に起因するノイズ信号が除去されている。
−計測動作−
図5の距離計測装置で行われる計測動作を図8のフローチャートを参照して説明する。この動作は図5の駆動制御部32によって制御される。
ステップS1において、図4の駆動制御部32は、同期検波で使用する複数の参照信号の組み合わせを決定する。ここでは、上述のように図3のスリット光LBの周波数fを用いて、周波数f,3f,5fの3つの参照信号r1(t),r3(t),r5(t)が選択される。なお、図4の照度モニタ9からの検出信号T4によって背景光の光量が小さいこと(低輝度)が分かるような場合には、例えば周波数がfおよび3fの2つの参照信号のみを使用してもよい。この場合には、図6の同期検波処理部34において、掛算部43は使用されない。
ステップS3において、駆動制御部32から、投光装置駆動部31に投光コントロール信号T1を出力するとともに、この投光コントロール信号T1に同期して、撮像装置2にカメラコントロール信号T2を出力する。これによって、図3のスリット光LBの投光角度αi(i=1〜I)に対応させて、撮像装置2が撮像動作を行い、撮像素子12からの撮像信号が画像メモリ14に記憶される。
ステップS5において、駆動制御部32は参照信号コントロール信号T3を参照信号生成部33に出力して、上記の3つの参照信号r1(t),r3(t),r5(t)の同期検波処理部34への供給を開始させる。これと同期して撮像装置2の画像メモリ14から、図7(A)〜(D)に示すタイミングで、各画素の撮像信号s(t)を読み出して同期検波処理部34に供給する。この結果、ステップS9において、同期検波処理部34において撮像信号s(t)に対して参照信号を用いた同期検波処理が行われて、低い周波数の撮像信号x(t)が得られ、撮像信号x(t)は図3の投光角度αiに対応して図4の画像メモリ35に記憶される。
ステップS11において、図3の撮像素子12の全部の画素の撮像信号について同期検波処理が完了するまで、ステップS5からS9の処理が繰り返される。ステップS11において、全部の画素の撮像信号について同期検波処理が完了したときに、動作はステップS13に移行して、照射光抽出部36は画像メモリ35から撮像信号x(t)を読み出す。そして、図3を参照して説明したように、スリット光LBの各投光角度αi毎に照射光の抽出、すなわち撮像素子12中で最も受光量(撮像信号x(t)の信号レベル)が大きい画素PXj(ひいては撮像角度γj)が特定される。次のステップS15において、図4の距離計測部37によって、式(1)を用いて撮像角度γj毎に被検物までの距離d1が計測される。
本実施の形態の距離計測装置によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)投光装置1は、所定の周波数fでパルス発光されるスリット光LBを被検物に照射し、撮像装置2は、パルス光で照射される被検物を含む車両前方の撮像領域を撮像する。周波数f,3f,5fの3つの参照信号r1(t),r3(t),r5(t)を用いて、撮像装置2から出力される撮像信号sj(t)を同期検波し、3つの検波信号を加算する。このような同期検波を撮像素子12の各画素ごとに行うことにより、背景光に影響されることなく、スリット光LBによる被検物からの光を検出できる。その結果、パルス光(スリット光LB)の光量レベルを抑えることが可能となり、距離計測装置中の投光装置1の大型化を避けて、外界に与える影響を抑えながらも、背景光の光量レベルが高い環境または被検物からの光が弱い環境下でも、被検物からの光を検出できる。
(2)本実施の形態のようにスリット光LBを矩形波状に点滅させる場合、そのスリット光LBには、その周波数fの成分の他に、その2倍以上の高次の周波数成分が含まれる。そこで、参照信号として、周波数fの2倍以上の整数倍の周波数の信号も用いることで、従来は検出できなかったパルス光成分も検出でき、被検物からの光の検出精度が向上する。
(3)参照信号には、周波数fと同じ周波数の参照信号r1(t)も含まれている。この周波数成分は最も検出信号が大きいため、被検物からの光の検出精度が向上する。
(4)上記の3つの参照信号r1(t),r3(t),r5(t)は、すべて周波数fの1倍以上の奇数倍の周波数の信号である。本実施の形態のスリット光LBのようにデューティ比が1:1でパルス駆動される場合には、式(2)で示すように、その周波数成分は周波数(角周波数)が周波数f(角周波数ω)の奇数倍の成分のみが含まれる。従って、参照信号としても、周波数fの奇数倍の周波数の信号のみを用いることによって、不要な掛算部を用いることなく、効率的に撮像信号の同期検波を行うことができる。
(5)図5のコントロールユニットCUは、投光装置1のパルス発光動作、撮像装置2の撮像動作、および参照信号生成部33の参照信号生成動作を制御する駆動制御部32をさらに備えている。従って、撮像装置2での撮像動作と、撮像信号の同期検波とのタイミングを異ならせることができ、多数の画素の撮影素子を使用しても、撮像動作と同期検波動作と距離計測動作の各処理を効率よく円滑に行うことができる。
(6)本実施の形態では、被検物からの光を撮像装置2の撮像素子12で受光し、同期検波処理部34は、上記の参照信号を用いて撮像素子12の複数の画素のそれぞれから読み出される撮像信号の同期検波を行っている。従って、1次元的または2次元的な光量分布を背景光の影響を抑えて効率的に高精度に検出できる。
(7)参照信号は周波数の異なる3つの参照信号を含み、同期検波処理部34は、撮像装置2から出力される撮像信号にそれぞれその3つの参照信号のうちの互いに異なる一つの信号を掛ける複数の掛算部41〜43と、これらの掛算部41〜43の出力信号を加算する加算部44と、加算部44の出力信号から周波数fよりも小さい周波数成分を抽出するローパスフィルタ回路45とを有している。従って、参照信号の数が多くなっても効率的に同期検波を行うことができる。
(8)本実施の形態の車両は、本実施の形態の距離計測装置を備え、投光装置1は車両の前方に向けてパルス光(スリット光LB)を照射し、撮像装置2は、車両の前方にある被検物から反射または散乱される光を検出している。従って、背景光に影響されることなく、または被検物が遠方にある場合でも、車両前方の被検物からの光を高精度に検出できる。
(9)本実施の形態の距離計測装置を備えた車両において、同期検波処理部34から出力される信号に基づいて被検物までの距離を検出する距離計測部37を備えているため、その被検物までの距離を高精度に計測できる。
上記実施の形態による距離計測装置を以下のように変形することができる。
(1)変形例1
上記の実施の形態では、3つの参照信号r1(t),r3(t),r5(t)を生成して同期検波を行う例を示したが、本発明はこれに限定されず、参照信号の数を増加させてもよい。たとえば、図4の駆動制御部32では、同期検波処理部34から出力される撮像信号x(t)のレベル(抽出された照射光の光量レベル)が低い場合、参照信号の数を増加させるように構成することができる。この場合には、例えば式(2)の角周波数7ω9ω……の参照信号を追加する。これによって、撮像信号x(t)の信号レベルを上げることが可能となる。なお、参照信号と同数の掛算器を必要とする。
(2)変形例2
上記の実施の形態では、背景光を検出する照度モニタ9を備えている。そこで、駆動制御部32は、照度モニタ9で検出される背景光の光量レベルによって検知対象領域の明るさを判断し、この明るさの情報に基づいて、自動的に参照信号生成部33から出力される参照信号の周波数の組合せを決定してもよい。なお、光量センサ9に代えて、撮像装置2からの撮像信号である原撮像信号T5のレベルにより明るさを判断してもよい。
照度モニタ9で検出される光量レベル、あるいは撮像装置2による原撮像信号T5の出力が高い場合、検知対象領域が明るいので、参照信号の数を増加させる。照度モニタ9で検出される光量レベル、あるいは撮像装置2による原撮像信号T5の出力が低い場合、検知対象領域の明るさが暗いので、参照信号の数を減少させる。これを実施することで、検知対象領域が明るいときにおいても、被検物の検出精度を向上することができる。
(3)変形例3
上記の実施の形態では、スリット光LBは周波数fで、かつデューティ比1:1でパルス発光するものとしたので、参照信号の周波数はfの奇数倍であった。しかしながら、スリット光LBのパルス発光のデューティ比が1:1から外れる場合には、スリット光LBには周波数がfの偶数倍の成分も含まれることがある。この場合には、参照光としても、周波数がfの2倍以上の偶数倍の信号を用いることで、被検物の検出精度が向上する。
(4)変形例4
上記の実施の形態では、参照信号に周波数fの信号も含まれているが、上記の実施の形態の同期検波処理部34を従来の周波数fの参照信号のみで同期検波を行う装置に付加するような場合には、同期検波処理部34では周波数fの参照信号を用いる必要はない。その従来の同期検波を行う装置の出力に、同期検波処理部34(この場合には、周波数fの参照信号は用いない)の出力を加算することによって、被検物からの光をより高精度に検出可能となる。
(5)変形例5
上記実施の形態では、撮像素子12の各画素から読み出した撮像信号をデジタル化して同期検波するものとして説明した。しかし、アナログ撮像信号に複数の参照信号を乗じて検波し、生成された検波信号を加算してローパスフィルタリングするアナログ回路で本発明を実現することもできる。
(6)変形例6
上記の実施の形態では、被検物からの光を2次元に複数の光電変換素子を配列した撮像装置2(撮像素子)で受光しているが、被検物からの光を単一のフォトダイオード等の受光素子で受光することも可能である。この場合にも、受光素子の検出信号をスリット光LBの周波数の2倍以上の周波数の信号を含む参照信号を用いて同期検波することで、被検物からの光を高精度に検出できる。これは、例えば車両の前方の1箇所(一つの撮像角度)における被検物までの距離を計測するような場合に適用可能である。このように単一の受光素子の検出信号の同期検波は、ほぼリアルタイムのアナログ回路によっても容易に実現できる。
また、上記の実施の形態では、本発明の光検出装置を車両に搭載した距離計測装置に適用した例を示したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、例えば鉄道や船舶などの他の乗り物や、産業ロボット・警備ロボット・介護ロボットなどのロボット、あるいは産業機器などの移動する装置に搭載される各種の計測装置に適用できる他、固定して使用される測定機器等(形状測定装置等を含む)にも適用することができる。
また、図4の投光装置1から照射する光は、上記の実施の形態で示したスリット光LB(照射光)に限定されるものではなく、適用された機器、検知対象領域、および被検物に応じて最適の形態の光を照射すればよい。例えば、照射光を単に検知対象領域全体に照射するようにしてもよい。このようにすることで、照射光を高精度で抽出することが可能となる。
さらに、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態に何ら限定されない。また、上述した実施の形態および変形例は組み合わせてもよい。
なお、特許請求の範囲の構成要素と上述の実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、投光手段は投光装置1に、撮像手段は撮像装置2に、参照信号生成手段は参照信号生成部33に、同期検波信号出力手段は同期検波処理部34に、制御手段は駆動制御部32に、距離情報算出手段は距離計測部37にそれぞれ対応する。
なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項との対応関係になんら限定も拘束もされない。
本発明の実施の形態の一例の距離計測装置が搭載された車両を示す斜視図である。 その実施の形態において距離計測時の状態の一例を示す図である。 その実施の形態の距離計測装置の光学系等の構成を示す図である。 投光装置1および撮像装置2の動作を制御するコントロールユニットCUの構成を示すブロック図である。 (A)は信号レベルが高い場合の各画素の撮像信号の一例を示す図、(B)は信号レベルが低い場合の各画素の撮像信号の一例を示す図、(C)は同期検波後の各画素の撮像信号の一例を示す図、(D)はパルス光の成分を含むある画素の時間軸上の撮像信号の一例を示す図、(E)はある画素の同期検波後の時間軸上の撮像信号の一例を示す図である。 図4中の同期検波処理部34の構成を示すブロック図である。 図6の同期検波処理部34中の各信号の一例を示す図である。 実施の形態における距離計測動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1:投光装置 2:カメラ
CU:コントロールユニット 31:投光装置駆動部
32:駆動制御部 33:参照信号生成部
34:同期検波処理部 37:距離計測部
41〜43:掛算部 44:加算部
45:ローパルフィルタ回路

Claims (12)

  1. 所定周波数で点灯消灯するパルス光を被検物に照射する投光手段と、
    前記パルス光が照射される前記被検物を含む領域を撮像する撮像手段と、
    前記所定周波数の1以上の整数倍の複数の周波数の信号を含む複数の参照信号を生成する参照信号生成手段と、
    前記参照信号生成手段で生成される前記複数の参照信号を用いて、前記撮像手段から出力される撮像信号を同期検波し、同期検波された複数の前記検波信号を加算し、加算した同期検波信号に基づいて、ノイズ成分を除去した計測信号を出力する同期検波出力手段とを備えることを特徴とする光検出装置。
  2. 請求項1に記載の光検出装置において、
    前記複数の参照信号のそれぞれは、前記所定周波数の1倍以上の奇数倍の複数の周波数の信号であることを特徴とする光検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の光検出装置において、
    前記撮像手段は、2次元に配置された複数の画素を有する撮像素子であり、
    前記同期検波出力手段は、前記複数の参照信号を用いて前記複数の画素のそれぞれから読み出された複数の撮像信号をそれぞれ同期検波し、前記複数の撮像信号の同期検波信号に基づいて前記計測信号を出力することを特徴とする光検出装置。
  4. 請求項3に記載の光検出装置において、
    前記同期検波出力手段は、
    前記撮像信号に前記複数の参照信号をそれぞれ掛ける複数の掛算部と、
    前記複数の掛算部の出力信号を加算する加算部と、
    前記加算部の出力信号から前記所定周波数よりも低い周波数成分の信号を前記計測信号として抽出するローパスフィルタ部とを有することを特徴とする光検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光検出装置において、
    前記参照信号生成手段は、前記被検物の背景光の明るさが明るいほど、前記参照信号の数を多くすることを特徴とする光検出装置。
  6. 請求項4に記載の光検出装置において、
    前記参照信号生成手段は、前記同期検波出力手段の前記加算部から出力される信号、または前記ローパスフィルタ部から出力される前記計測信号レベルが高いほど、前記参照信号の数を多くすることを特徴とする光検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の光検出装置において、
    前記投光手段のパルス発光動作、前記撮像手段の撮像動作、および前記参照信号生成手段の信号生成動作を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする光検出装置。
  8. 請求項7に記載の光検出装置において、
    前記撮像手段による撮像周期は、前記投光手段から照射されるパルスの発光周期よりも短く、1つのパルス発光周期に対して複数回の撮像が行われることを特徴とする光検出装置。
  9. 請求項8に記載の光検出装置において、
    前記撮像手段から出力される撮像信号は、前記投光手段から照射されるパルスの発光タイミングと同期してフレームメモリに転送され、フレームメモリには複数枚分の画像データが記憶されることを特徴とする光検出装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の光検出装置を備えた車両において、
    前記投光手段は、車両前方に向けて前記パルス光を照射し、前記撮像手段は、前記車両前方を撮像することを特徴とする車両。
  11. 請求項10に記載の車両において、
    前記同期検波出力手段から出力される前記計測信号に基づいて前記被検物までの距離情報を算出する距離情報算出手段をさらに備えることを特徴とする車両。
  12. 所定周波数で点灯消灯するパルス光を被検物に照射する照射工程と、
    前記パルス光が照射される前記被検物を含む領域を撮像する撮像工程と、
    前記所定周波数の1以上の整数倍の複数の周波数の信号を含む複数の参照信号を生成する参照信号生成工程と、
    前記参照信号生成工程で生成される前記複数の参照信号を用いて、前記撮像工程で取得される撮像信号を同期検波し、同期検波された複数の前記検波信号を加算し、加算した同期検波信号に基づいて、ノイズ成分を除去した計測信号を出力する同期検波出力工程とを備えることを特徴とする光検出方法。
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