JP2010175435A - 三次元情報検出装置及び三次元情報検出方法 - Google Patents

三次元情報検出装置及び三次元情報検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、高速に動く測定対象物に対しても、カメラから測定対象物までの距離を高精度な画像としてリアルタイムに検出する三次元情報検出装置及び三次元情報検出方法を提供することを目的とする。
【解決手段】強度変調光11を測定対象物200に照射する光源10と、
前記強度変調光の反射光12を受光し、該反射光の1周期の変調波に対して、又は所定の複数周期の変調波に対して、異なるタイミングでゲートを開放することにより撮像タイミングの異なる複数の画像61、62を取得する複数のゲート撮像素子41、42と、
前記複数の画像から、前記測定対象物の距離画像を算出する演算処理装置70と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、三次元情報検出装置及び三次元情報検出方法に関し、特に、強度変調光を測定対象物に照射し、測定対象物の距離画像を算出する三次元情報検出装置及び三次元情報検出方法に関する。
距離検出技術は、産業分野において広く活用されている要素技術である。近年のデジタル技術の進展とともに、距離検出技術は、「点」計測から「線」計測へと進展し、現在では更に「面」計測の技術が開発されつつある。「面」単位計測の進展により、瞬時に距離画像(センサから測定対象物までの奥行き距離を画像の輝度などで表現した距離分布画像)が計測できる高速三次元画像センサ技術が確立できれば、移動しながらの形状計測や、高速に動く測定対象物の形状計測など、これまで困難であった計測が可能となり、距離検出技術の応用範囲は大きく広がる。
このような、距離画像検出カメラとして、位相がπ/4ずつシフトする4種類の強度変調光をフレーム毎に順次切り替えて被写体に照射し、反射光を、高速シャッター機能を有する光学素子を通して固体撮像素子で撮像し、水平走査ライン毎に光蓄積と転送のタイミングがシフトする方法で得られた4種類の2次元画像を撮影し、位相がπ/2だけ異なる2種類の2次元画像の差である2種類の差画像の和と2種類の差画像の差との比に基づいて、距離画像を算出する3次元情報検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、所定周波数で強度変調され、出射光を測定対象物に照射するレーザ光源と、測定対象物からの反射光を受光して像増強するイメージレーザレーダ装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のイメージレーザレーダ装置は、所定周波数でゲイン変調されるイメージインテンシファイア管と、このゲイン変調周期の略1/4以下の周期であって、ゲインが単調に増加又は減少する期間においてのみ、イメージインテンシファイア管の出力をオンとするゲート手段とを備え、ゲイン変調周期とゲート手段の周期が同期することにより、距離に応じて濃淡が周期的に繰り返して変化する情報を得ることができ、測定距離結果を濃淡イメージで得るようにしている。
更に、所定の輝度を有する光で照明された測定対象物を光学像として結像し、この光学像を所定の撮像利得で撮像した映像から、測定対象物の各点の距離を検出する三次元情報検出方法であって、所定の輝度及び撮像利得の少なくとも一方が時間とともに変化し、これにより測定対象物の各点の距離を映像信号のフレーム時間に実時間で追随する速度で検出できるものが知られている(例えば、特許文献3参照)。時間とともに変化する輝度又は撮像利得を利用することで、撮像された測定対象物の映像の二次元的な輝度分布が得られ、この輝度分布には測定対象物の各点までの距離情報が含まれるため、測定対象物の立体情報を検出することができる。
特開2008−249430号公報 特開平6−294868号公報 特開2000−121339号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、距離検出に複数の画像が必要であるため、短時間に距離画像を得ることはできない。つまり、距離画像を得るには4ビデオフレーム必要であるため、フレームレートを120〔Hz〕としても、約33〔ms〕の撮影時間が必要である。この撮影時間内に、センサや測定対象物が大きく動けば、測定対象物の画像は動きぼけとなり、距離検出に誤差が生じてしまうという問題があった。そのため、本技術を高精度な形状計測へ応用するには、短時間で距離検出を行い、動きぼけの影響を無くす必要がある。
また、上述の特許文献2に記載の構成では、レーザ光の2次元走査と照明光の変調位相の変化があるため、測定対象物の立体情報を、映像信号のフレーム時間の速度で取り込むことが困難であるという問題があった。
更に、特許文献3に記載された発明は、測定対象物の立体情報を映像信号のフレーム内で検出することを目的とする。よって、フレーム時間に実時間で追随して立体情報を得ることができるが、フレーム時間より高速に動く測定対象物に対しては、映像信号自体が測定対象物の動きに対して追随できないという問題があった。
従来、一般的に放送や映像コンテンツに使用されるCCD(Charge Coupled Device)では、テレビ映像並の画質転送レートは30〔Hz〕や60〔Hz〕程度に制限され、更に、複数の画像から距離画像を算出するとなると、距離画像の実質的更新速度は、(CCD転送レート)/(距離算出に必要な画像枚数)となる。上述の特許文献3に記載の発明では、1台の高速なゲート変調撮像素子のあとに、CCDやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を使用している。そのため、得られる映像は、30〔Hz〕又は60〔Hz〕といったビデオフレームレートであるため、ビデオフレームレートよりも高速に動く測定対象物に対して、撮像時に動きボケが生じ、正しい距離画像を得ることができないという問題があった。
そこで、本発明は、高速に動く測定対象物に対しても、カメラから測定対象物までの距離を高精度な画像としてリアルタイムに検出する三次元情報検出装置及び三次元情報検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る三次元情報検出装置は、強度変調光を測定対象物に照射する光源と、
前記強度変調光の反射光を受光し、該反射光の1周期の変調波に対して、又は所定の複数周期の変調波に対して、異なるタイミングでゲートを開放することにより撮像タイミングの異なる複数の画像を取得する複数のゲート撮像素子と、
前記複数の画像から、前記測定対象物の距離画像を算出する演算処理装置と、を含むことを特徴とする。
これにより、ビデオフレームレートより遙かに短時間の反射光の1周期の変調波から、もしくは所定の複数周期の変調波から、フレームレートオーダーで見ればほぼ同時で、かつ極めて短時間だけ撮像タイミングの異なる複数の画像を取得することができるので、距離画像に必要な複数の画像をフレームレートオーダーで時分割で取得する従来技術と比較して、距離画像検出の大幅な高速化が実現できる。
第2の発明は、第1の発明に係る三次元情報検出装置において、
前記撮像タイミングは、外部から入力された同期信号に基づいて生成された制御信号により前記光源の強度変調、及び前記複数のゲート撮像素子のゲートタイミングの同期がとられ、前記制御信号に基づいて前記複数のゲート撮像素子間の位相差の調整が行われて定められることを特徴とする請求項1に記載の三次元情報検出装置。
これにより、外部から入力される同期信号に基づいて撮像タイミングの調整がなされ、同期を取って正確なタイミングで撮像を行うことができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る三次元情報検出装置において、
前記強度変調光の変調は、増加と減少の周期的な変化であり、
前記複数のゲート撮像素子の各々の撮像時間幅は、前記強度変調光の変調周期より短いことを特徴とする。
これにより、複数のゲート撮像素子を用いて強度変調光の1周期内で撮像が複数回行われ、比較的長い変調周期の強度変調光を用いて、測定可能な奥行き距離範囲(測定レンジ)が大きな距離画像の取得ができる。
また、第3の発明に係る三次元情報検出装置において、他の実施態様は、
前記複数のゲート撮像素子は、N台(Nは2以上の自然数)のゲート撮像素子を含み、
該N台のゲート撮像素子の各々の撮像タイミングは、互いに前記強度変調光の前記変調周期の略1/Nの位相差を有することを特徴とする。
これにより、複数台のゲート撮像素子の撮像タイミングを、1周期の変調波に対して均等かつ効率的に設定することができ、高精細な距離画像を取得することができる。
第4の発明は、第1又は第2の発明に係る三次元情報検出装置において、
前記強度変調光の変調は、短時間のパルス状の変調であり、
前記複数のゲート撮像素子は、撮像ゲインを所定の撮像ゲイン変調周期で変化させて撮像を行うことができ、該撮像ゲイン変調周期は、前記強度変調光のパルス変調の幅よりも大きいことを特徴とする。
これにより、撮像ゲインを変化させ、撮像ゲインの異なるタイミングで撮像を行うことにより、短い周期の強度変調光を用いても、1周期の反射光から複数の画像を取得することができ、高精度な距離画像を取得することができる。例えば、数ナノ秒のゲート機能を有するゲート撮像素子を用い、数10ピコ秒の周期の光源を使用した場合にも、高精度な距離画像を取得することができる。
また、第4の発明に係る三次元情報検出装置において、他の実施態様は、
前記複数のゲート撮像素子は、N台(Nは2以上の自然数)のゲート撮像素子を含み、
該N台のゲート撮像素子の各々の撮像タイミングは、互いに前記撮像ゲイン変調周期の略1/Nの時間差を有することを特徴とする。
これにより、複数台のゲート撮像素子の撮像タイミングを、1周期のパルスに対して均等かつ効率的に設定することができ、短い周期の強度変調光を用いた場合にも、効率よく高精度な距離画像を取得することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明に係る三次元情報検出装置において、
少なくとも1台の、前記強度変調光以外の環境光のもとで撮像を行い、環境光画像を取得する環境光撮像用ゲート撮像素子を更に有し、
前記演算処理装置は、前記複数のゲート撮像素子で取得された各画像と、前記環境光画像との差分画像を求め、該差分画像から前記距離画像を算出することを特徴とする。
これにより、環境光下で撮像を行うにおいても、環境光の影響を排除することができ、例えば、日差しが強い環境下での撮像であっても、高精度な距離画像を取得することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれかの発明に係る三次元情報検出装置において、
前記ゲート撮像素子が画像を取得し出力する画像フレーム時間内において、
前記強度変調光の変調及び/又は前記撮像ゲイン変調が実施されている期間は、画像の1フレーム時間内の所定のタイミングと所定の時間幅のみとなるように制限されたことを特徴とする。
これにより、距離検出のための光照射と撮像時間とを、動いている測定対象物の速度に応じて、1ビデオフレーム内のある限られた時間に設定することで、動きボケを防ぐことができ、瞬時に精度のよい形状測定が可能となる。
第7の発明は、第1〜6のいずれかの発明に係る三次元情報検出装置において、
前記複数のゲート撮像素子が撮像する画像が同じ画角となるように、同一光軸で撮像する撮像光学系を有することを特徴とする。
これにより、各ゲート撮像素子の撮像条件を同一とすることができ、画像のレジストレーションズレの無い高精度な距離画像を取得することができる。
また、本発明の一実施態様に係る三次元情報検出装置は、前記ゲート撮像素子と同じ画角の測定対象物のカラー画像を撮像するカラーカメラを更に有することを特徴とする。
これにより、高精度な距離画像を取得するとともにカラーカメラでカラー情報も取得でき、測定対象物の表面のテクスチャも付加して三次元形状モデルを生成することができる。
第8の発明は、第1〜7のいずれかの発明に係る三次元情報検出装置において、
移動体に搭載され、
前記光源は、該移動体の移動に伴って前記測定対象物の異なる位置に前記強度変調光を照射し、
前記複数のゲート撮像素子は、前記測定対象物の前記異なる位置の前記撮像タイミングの異なる複数の画像を取得し、
前記演算処理装置は、前記距離画像を移動しながら連続的に取得することを特徴とする。
これにより、例えば、車両等の移動体から路面形状やトンネル形状の三次元情報を取得したりするような、移動体を用いて広範囲の測定対象物の三次元情報を検出することができ、種々の応用的な撮像を行うことができる。
第9の発明は、第8の発明に係る三次元情報検出装置において、
連続的に取得された前記距離画像間の前後の画像間で、前記測定対象物の同じ領域が撮像されており、
前記演算処理装置は、前記同じ領域の画像に基づいて前記距離画像を貼り合わせ、前記測定対象物の全体の三次元形状情報を取得することを特徴とする。
これにより、広範囲の測定対象物の連続的な三次元情報を検出することができ、例えば、路面やトンネル等の形状を、広範囲に亘る連続画像として取得することが可能となる。
第10の発明に係る三次元情報検出方法は、強度変調光を測定対象物に照射するステップと、
前記強度変調光の反射光を受光し、該反射光の1周期の変調波に対して、又は所定の複数周期の変調波に対して、異なるタイミングで複数のゲート撮像素子の各ゲートを開放することにより、撮像タイミングの異なる複数の画像を取得するステップと、
前記複数の画像から、前記測定対象物の距離画像を算出する演算処理ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、高速に高精度な距離画像を取得することができ、高速に移動しながらの形状計測や、高速に移動している測定対象物の測定も瞬時に行うことが可能となる。
実施形態1に係る三次元情報検出装置150の全体構成の一例を示した図である。 実施形態1に係る三次元情報検出方法の説明図である。 実施形態2に係る三次元情報検出装置150の撮像ゲイン変調波形と強度変調光11の変調波形の一例を示した図である。 三角波の強度変調光11aを用いた距離算出の説明図である。図4(A)は、実施形態3の三次元情報検出装置150の設置状態例を示した図である。図4(B)は、強度変調光11a及び反射光12aとゲート撮像時間51a、52aとの関係図である。 実施形態4の強度変調光11bと撮像ゲイン変調波形51b、52bの関係図である。 実施形態5の強度変調光11cとゲート撮像時間51c〜54cの関係図である。 強度変調光11dと撮像ゲイン変調波51d、52dと第3の撮像ゲイン変調波53dとの関係図である。 実施形態7の1ビデオフレーム期間中の撮像方法の一例を示した図である。 実施形態8に係る三次元情報検出装置150aの全体構成図の一例である。 実施形態8の変形例1の三次元情報検出装置150bの全体構成図である。 実施形態8の変形例2の三次元情報検出装置150cの全体構成図である。 実施形態9に係る三次元情報検出装置150dの応用例を示した図である。 実施形態9に係る三次元情報検出装置150dの応用例を示した図である。図13(A)は、三次元情報検出装置150dを車両に搭載した応用例を示した図である。図13(B)は、三次元情報検出装置150dの製造ラインへの応用例を示した図である。 図14は、本実施形態の変形例の変調波と撮像タイミングの図の一例である。図14(A)は、実施形態1乃至9の変調波と撮像タイミングの一例を示した図である。図14(B)は、本実施形態の変形例の変調波と撮像タイミングの一例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
〔実施形態1〕
図1は、本発明を適用した実施形態1に係る三次元情報検出装置150の全体構成の一例を示した図である。図1において、実施形態1に係る三次元情報検出装置150は、光源10と、ゲート撮像素子40と、演算処理装置70とを備える。ゲート撮像素子40は、複数のゲート撮像素子41、42を含み、図1においては、2台のゲート撮像素子41、42を備えた例が示されている。演算処理装置70からは、距離画像80が算出され、出力される。
また、実施形態1に係る三次元情報検出装置150は、必要に応じて、カメラレンズ20と、分割光学系30とを備えてよい。更に、本実施形態に係る三次元情報検出装置150の関連構成要素として、測定対象物200が、図1において示されている。
光源10は、強度変調光11を発生させて測定対象物200に照射する手段である。光源10は、光を発生させるとともに、光を強度変調することができ、強度変調光を発生させる。光源10は、例えば、カメラレンズ20の撮像光軸の近傍に配置されてよい。光源10は、1個であってもよいし、カメラレンズ20の周辺に複数個の小さな光源がアレイ状に配置され、同期変調されて全体として1個の光源10を構成していてもよい。光源10は、撮影光軸に近接配置することで、測定対象物面上で照明光が照射されない影の部分の発生を防ぐことができる。光源10の前には、レンズは拡散板等が配置され、撮影される測定対象物200の全体に強度変調光11が照射されるように調整されていてよい。
光源10から発射された強度変調光11は、測定対象物200の表面で反射し、反射光12は、三次元情報検出装置150側のカメラレンズ20と、分割光学系30で各ゲート撮像素子41、42に結像される。
カメラレンズ20は、強度変調光11が測定対象物200に照射して反射した反射光12を受光し、受光した反射光12を調整して各ゲート撮像素子41、42に画像を結像する手段である。カメラレンズ20は、ズーム機能、フォーカス機能、アイリス機能等、一般的なカメラと同じ機能を備えていてよく、これらの操作に連動して、ゲート撮像素子41、42に等しい画角の画像が結像される。
分割光学系30は、カメラレンズ20で調整された反射光12を、2つの各ゲート撮像素子41、42に分割して導くための光学手段である。分割光学系30により、各ゲート撮像素子41、42に同じ反射光12が導かれ、画像が結像される。分割光学系30は、例えば、プリズムが適用されてもよい。
ゲート撮像素子40は、複数のゲート撮像素子41、42を含む。図1においては、2台のゲート撮像素子41、42を備えている例を挙げているが、2台以上、つまり複数であれば、更に多くのゲート撮像素子41、42を備えていてよい。詳細は後述するが、本実施形態に係る三次元情報検出装置150においては、複数のゲート撮像素子41、42を備えることにより、ほぼ同時のタイミングで複数の画像を取得することが可能となり、高精度な距離画像を高速で取得することが可能となる。
ゲート撮像素子41、42は、反射光を取り込み電気に変化する時間、つまり光を取り込むゲート開閉時間を短時間に制限し、撮像を行う撮像手段である。これは、一般的なカメラのシャッターの開閉に相当する機能と同じ効果であるが、ゲート撮像素子41、42によるゲートの開閉速度は、一般的なカメラに付属の機械的なシャッターや電気的シャッターなどのいわゆる高速シャッターと呼ばれるものより桁違いに早く、1〜2〔ns〕、数〔ns〕程度でゲート開閉を行い、撮像を行うことができる。ゲート撮像素子41、42における撮像時間の数n秒オーダーは、一般的な高速シャッターと比較して、5桁から6桁程度高速であることから、本実施形態においては、そのようなn秒オーダーレベルの撮像を行う素子を、ゲート撮像素子41、42と呼んでいる。
ゲート撮像素子41、42には、例えば、イメージインテンシファイア(Image Intensifier)のような電子管を適用してもよい。イメージインテンシファイアは、光電面やマイクロチャンネルプレート、蛍光面から構成されたイメージ電子管である。イメージインテンシファイアは、マイクロチャンネルプレートや蛍光面による光の増倍機能、又は光電面とマイクロチャンネルプレート間に印加するバイアス電圧のゲート幅を制御することで、ある一定期間内のみの画像撮影ができる。この撮影機能は、マイクロチャンネルプレートに印加する電圧の振幅や時間幅、波形を制御することで、各種ゲイン変調が実現できる。このときの撮像ゲイン変調は、短時間の矩形波状のパルス光でもよいし、正弦波状や三角波状に、単調に増加と減少を繰り返すものであってもよい。一般に、本実施形態においては、光の往復時間を検出することにより、距離画像を検出する手法を用いるため、変調時間も数10ナノ秒からサブナノ秒の超短時間の撮像ゲイン変調機能が必要である。なお、イメージインテンシファイアの蛍光面の光画像を、レンズやファイバープレートを用いて、CCDやCMOSなど現在広く一般に使用されている撮像素子に入力することにより、映像信号として出力することができる。
また、ゲート撮像素子41、42には、イメージインテンシファイアの他に、高速で撮像を行うことができるCCDやCMOSが適用されてもよい。近年、n秒オーダーの撮像機能を実現できるCCDやCMOSが入手可能であるので、このような高速撮像が可能なCCDやCMOSをゲート撮像素子41、42に適用してもよい。この場合、上述のイメージインテンシファイア等の電子管と異なり、ゲート撮像素子41、42の背後にCCDやCMOSを設ける必要が無いので、ゲート撮像素子41、42から直接的に光画像から電気信号である映像信号を出力することができる。
このように、ゲート撮像素子41、42は、n秒オーダーレベルでの撮像が可能な素子が適用されるが、n秒オーダーレベルに限定するものではなく、それより更に高速であっても、当然に本実施形態に適用することができる。将来的に、更に高速のゲート撮像素子41、42が実現されれば、そのようなゲート撮像素子41、42も好適に本発明に適用することができる。
なお、詳細は後述するが、各ゲート撮像素子41、42のゲートを開放するゲートタイミングと、強度変調光11の変調タイミングは同期駆動されている。また、強度変調光11の出力時間幅及び各ゲート撮像素子41、42の撮像ゲインの駆動時間幅は、外部から制御可能に構成されてもよい。
各ゲート撮像素子41、42から出力される各画像は、同期して距離画像80の演算処理装置70に入力され、演算処理装置70からは、距離画像80が演算・出力される。各ゲート撮像素子41、42からの出力信号は、映像信号でもよく、そのフレームレートは、30〔Hz〕、60〔Hz〕又は120〔Hz〕が一般的である。
演算処理装置70は、ゲート撮像素子41、42から入力された複数の画像に基づいて、距離画像を算出する演算処理手段である。演算処理装置70は、例えば、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)を搭載したコンピュータやマイクロコンピュータが適用されてもよいし、所定の演算処理回路が搭載されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)が適用されてもよい。また、演算処理装置70は、各ゲート撮像素子41、42のフレームレートに追従して距離画像の算出演算を行う。例えば、上述の例を適用すれば、各ゲート撮像素子41、42のフレームレートに追従して、30〔Hz〕、60〔Hz〕又は120〔Hz〕の更新速度で距離画像の算出演算を行う。
なお、以後の説明において、ゲート撮像素子を総称的に、又は特に区別をせずに単体のゲート撮像素子を指す場合はゲート撮像素子40と参照符号を付し、個々の各ゲート撮像素子を指す場合は、ゲート撮像素子41、42を付すものとする。
次に、図2を用いて、図1において説明した構成を有する実施形態1の係る三次元情報検出装置150の、概略動作について説明する。図2は、実施形態1に係る三次元情報検出装置150を用いた三次元情報検出方法について説明するための図である。
図2において、実施形態1に係る三次元情報検出装置150は、光源10と、ゲート撮像素子40と、演算処理装置70とを備える。図2においては、本実施形態に係る三次元情報検出方法を実行するために必要な、三次元情報検出装置150の演算処理を行う構成要素のみが示されている。また、本実施形態に係る三次元情報検出装置150の関連構成要素として、測定対象物200である被写体が示されている。
本実施形態に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法は、カメラから測定対象物200までの距離情報を画像として表した距離画像を取得する。距離検出の基本原理は、照射光の往復時間から、カメラと測定対象物200との距離を求める光飛行時間計測法に基づいている。
図2において示されるように、時間とともに光強度が変化する強度変調光11を光源10により出力し、測定対象物200に照射する。図2においては、強度変調光11は、三角波形状の光パルスとなっている。測定対象物200は、円柱の被写体201と、直方体の被写体202を含み、円柱の被写体201の方が、直方体の被写体202よりも、光源10との距離が接近している。
測定対象物200からの反射光12は、光源10との距離に応じて、位相が異なる。つまり、光源10に接近して距離の短い円柱の被写体201からは、短時間で反射光12Aが反射し、円柱の被写体202よりも光源10からの距離が遠い直方体の被写体202からは、反射光12Aよりも長時間かかって反射光12Bが反射する。
次に、反射光12A、12Bを、ある一定の時間内のみ画像を撮像する機能を有する複数台のゲート撮像素子41、42で撮像する。ここで、ある一定の時間とは、図2に示すように、ゲート撮像時間幅51、52が、1つの反射光12A、12Bの変調波の波形パルスから、複数の画像を異なるタイミングで撮像できる程の短時間を意味する。例えば、反射光12の周期が10〔ns〕のときに、ゲート撮像時間51、52の時間幅が1〜2〔ns〕であれば、図2に示すように、複数のゲート撮像素子41、42を用いて、1変調波から複数画像を異なる撮像タイミングで撮像できることになる。図2においては、ゲート撮像素子41は、反射光12Aからは、変調波が終了する直前の反射光12Aを撮像し、反射光12Bからは、波形値の減少が開始する頂点に近い部分を撮像している。同様に、ゲート撮像素子42は、反射光12Aからは、波形値が増加している頂点に近い部分を撮像し、反射光12Bからは、増加が開始した直後の小さい波形部分から撮像を行っている。
図2において、画像60として、ゲート撮像素子41で撮像した画像61と、ゲート撮像素子42で撮像した画像62が示されている。画像61においては、ゲート撮像素子41で円柱の被写体201と直方体の被写体202を撮像した画像が示されているが、輝度の高いタイミンで反射光12Bを受光及び撮像した直方体の被写体202の画像が白くなり(高輝度)、輝度の低いタイミングで反射光12Aを受光及び撮像した円柱の被写体202の画像が黒くなっている(低輝度)。一方、画像62においては、ゲート撮像素子42で同様の測定対象物200を撮像した画像が示されているが、反射光12Aを輝度の高いタイミングで受光及び撮像した円柱の被写体201の画像が白くなり、反射光12Bを輝度の低いタイミングで受光及び撮像した直方体の被写体202の画像が黒くなっている。
このような、画像61、62の各々に表れた同じゲート撮像素子41、42における反射光12Aと反射光12Bとの輝度差は、円柱の被写体201と直方体の被写体202との奥行きの差を示している。一方で、同一の反射光12Aにおけるゲート撮像素子41とゲート撮像素子42の撮像画像は、反射光12Aの同一の波形から取得された円柱の被写体201についての画像である。よって、ゲート撮像素子41とゲート撮像素子42のゲート開放のタイミング、つまり撮像タイミングの時間差を考慮すれば、同一の波形から2つの撮像画像61、62を取得できていることになる。そして、この2つの撮像画像61、62を用いて、反射光12Aの距離画像を算出する演算処理を行うようにすれば、1つの波形に対するデータ数が2つあるので、複数の画像データを用いて演算処理を行うことができる。そして、複数の画像データを用いた演算処理により、照射光の強度分布のムラや反射率の補正、バックグラウンド光の補正等を行うことができ、距離の情報のみを求めて距離画像を算出することができる。
また、反射光12A、12Bは、同一の周期で連続的な波形を有して反射するので、図2に示したような撮像タイミングで、反射光12A、12Bの輝度データを1周期の変調波毎に蓄積でき、高分解能かつ高S/N比の距離画像を取得することができる。つまり、図2においては、1周期の変調波から複数の撮像画像61、62を取得する状態が、紙面の都合上、1周期の波形に対してしか示されていないが、光源10から出力される強度変調光11が、複数周期が連続した波形であれば、反射光12A、12Bは、強度変調光に対応して複数周期が連続した波形となるので、各周期の波形に対して、1周期毎に複数の撮像画像61、62を取得できることになる。これにより、短時間の強度変調光11の照射であっても、十分な撮像画像61、62の画像データを蓄積することができ、短時間で高分解能と高S/Nを実現することができる。
このような、撮像タイミングと強度変調光11の反射光12の関係を考慮した演算を、演算処理手段70において行うようにすれば、高精度の輝度画像80を取得することができる。図2において、上述のような演算処理を演算処理手段70で行った結果、近い距離にある円柱の被写体201が明るく、遠い距離にある直方体の被写体202が暗い距離画像80が得られる。つまり、距離の情報が、輝度に反映された高精度の距離画像80が得られる。
このように、本実施形態に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法においては、反射光12の1つのパルス周期から、複数のゲート撮像素子41、42を用いて複数の画像61、62を取得することにより、高速に高精度の距離画像を取得できる。
なお、このような本実施形態において説明した高速かつ高精度の距離画像の取得は、ゲート撮像素子41、42の撮像ゲインを変化させて行うこともできるが、この内容については後述する。
次に、今まで説明した実施形態1に係る三次元情報検出装置150の構成を基本及び前提として、種々の強度変調光11と撮像ゲインの波形及びタイミング設定について、以下の実施形態において更に詳細に説明する。なお、以下の実施形態において、三次元情報検出装置150が、3台以上のゲート撮像素子40を備えている場合についても説明するが、そのような構成の三次元情報検出装置150も、実施形態1に含まれるものとする。例えば、図1の分割光学系30が更に多方向に分割が可能なものを用い、ゲート撮像素子41と同様の配置で光軸の周囲を取り囲むようにすれば、更に多くのゲート撮像素子40を配置することが可能となる。また、図2においても、各ゲート撮像素子41、42の数を増加させ、取得される画像61、62を増加させれば、同様の処理内容を適用することができる。よって、以下の実施形態において、構成に特別な相違が無い限り、三次元情報検出装置150の全体構成の図は省略し、各構成要素に付された参照符号も、同一の構成要素には同一の参照符号を付すものとする。
〔実施形態2〕
図3は、本発明を適用した実施形態2に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法におけるゲート撮像素子40の撮像ゲイン変調波形と、強度変調光11の変調波形の一例を示した図である。
図3において、強度変調波形11は、増加と減少を繰り返す周期的な変調をしている。強度変調波形11は、正弦波であってもよいし、直線的に増加及び減少する三角波であってもよい。また、周期的に増加と減少を繰り返す既知の非線形関数の波形であってもよい。ゲート撮像素子がN台(Nは2以上の自然数)の場合、第1ゲート撮像素子41、第2ゲート撮像素子42、・・・第Nゲート撮像素子43の各ゲート開放のタイミングを図のように、時間をずらして設定する。図3において、第1ゲート撮像時間51、第2ゲート撮像時間52、・・・第Nゲート撮像時間53が、各ゲート撮像素子41、42、43のゲート開放タイミングに対応して設定されている。また、強度変調光11の変調周期は、Tである。なお、実施形態1において、反射光12のパルスを取り上げて説明を行ったが、反射光12は、強度変調光11と同一の周期の波形が反射されるので、光源10から照射される強度変調光11の周期Tを調整することにより、反射光12の周期Tも同様に調整できる。よって、以下の実施形態においても、強度変調光11の周期Tが示されている場合と、反射光12の周期が示されている場合があるが、それらは同一の意味と考えてよい。
図3に示すように、ゲート撮像素子40がN台の場合、N台のゲート撮像素子40の個々の変調位相差は、略T/Nと設定するのがよい。これにより、1周期の強度変調光11のパルスから、最も均等かつ効率的に三次元情報を取得することができ、N台のゲート撮像素子40を効率的に用いて高精度の距離画像80を取得することができる。
なお、図3に示す場合には、強度変調光11の1周期の時間T内で、N台のゲート撮像素子40による撮像が、各々異なるタイミングで1回ずつ行われ、合計でN回の撮像が行われるので、当然に強度変調光11の周期Tよりも、各ゲート撮像時間51、52、53の時間幅は、周期Tよりも短時間となる。例えば、強度変調光11の周期は、10〔ns〕〜100〔ns〕の範囲で用途に応じて設定し、各ゲート撮像素子40のゲート撮像時間51、52、53の時間幅は、1〜2〔ns〕、又は数〔ns〕程度に設定してもよい。強度変調光11とN台のゲート撮像素子40のゲート撮像時間51、52、53の時間幅は、強度変調光の周期T内に異なるタイミングで複数のゲート撮像時間51、52、53を設定できる限り、種々の設定とすることができる。
実施形態2に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法によれば、N台のゲート撮像素子40と、各ゲート撮像素子40のゲート撮像時間51、52、53の2倍以上ある長い波長を有する強度変調光11を用いることにより、効率的に高精度の距離画像を検出することができる。
〔実施形態3〕
本発明を適用した実施形態3に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法においては、直線的に光強度が増加及び減少する強度変調光11aを用いた場合の距離算出の原理について説明する。
図4は、三角波の強度変調光11aを用いた場合の距離算出を説明する図である。図4(A)は、実施形態3に係る三次元情報検出装置150の設置状態の一例を示した図であり、図4(B)は、強度変調光11a及び反射光12aと、複数のゲート撮像素子40のゲート撮像時間51a、52aとの関係の一例を示した図である。
図4(A)において、測定対象物200に対して、距離d離れて三次元情報検出装置150が設置され、強度変調光11aが測定対象物200に照射され、反射光12aが反射して三次元情報検出装置150に受光された状態が示されている。例えば、このような状態で、実施形態3に係る三次元情報検出装置150による測定対象物200の撮像は行われる。
図4(B)において、強度変調光11a及び反射光12aと、第1ゲート撮像時間51a及び第2ゲート撮像時間52aが横軸を時間軸として示されている。本実施形態においては、簡単のため、第1のゲート撮像素子41と第2のゲート撮像素子42の2台のゲート撮像素子41、42が使用された場合を例に挙げて説明する。図4(B)において、第1のゲート撮像素子41と第2のゲート撮像素子42のゲート開放タイミングの間隔、つまり第1のゲート撮像時間51と第2のゲート撮像時間52の間隔は、強度変調光11aの周期TのT/2に設定している。
距離d離れた測定対象物200に、時間とともに係数sで光強度が増加及び減少する強度変調光11aを照明し、測定対象物200からの反射光12aを時刻tに短時間撮像すると、第1のゲート撮像素子41で第1のゲート撮像時間51に検出される信号量E(d,t)は、(1)式のように表される。
ここで、ρは測定対象物表面の反射特性係数、Tは撮像レンズ光学系の透過率、Fは照射光の最大輝度、cは光速度、Δtは撮像時間幅である。
一方、第2のゲート撮像素子42で第2のゲート撮像時間52に検出される信号量E(d,t)は、(2)式のように表される。
(1)式と(2)式より、撮像ゲインの異なる2枚の画像間での強度比をR=E/Eをとり、距離dを求めると、(3)式のようになる。
(3)式で示されるように、増加ゲイン時と減少ゲイン時に撮像した2つの画像間の比を計算することで、測定対象分200の反射率や、光の拡散による光の減衰効果等の影響をキャンセルし、距離を求めることができる。演算処理装置70では、第1のゲート撮像素子41と第2のゲート撮像素子42からの信号を同時に取り込み、(3)式の演算処理を行い、距離画像を算出して出力する。
〔実施形態4〕
次に、図5を用いて、図1乃至図4とは異なるゲート撮像素子40の撮像ゲイン変調と強度変調光11bの形態について説明する。図5は、本発明を適用した実施形態4に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法の、強度変調光11bと、第1の撮像ゲイン変調波形51b及び第2の撮像ゲイン変調波形52bとの関係を示した図である。
実施形態4に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法においては、強度変調光11bは、矩形波状のパルス変調が行われたパルス変調波形である。一方、第1のゲート撮像素子41及び第2のゲート撮像素子42の撮像ゲイン変調波形51b、52bは、増加及び減少する三角波の形状を有する。このように、強度変調光11bをパルス波にするとともに、ゲート撮像素子41とゲート撮像素子42の撮像ゲインを変調して時間の経過とともに変化させ、撮像を行うようにしてもよい。その際、撮像ゲインの変調波形51b、52bは、所定の周期を有するように変調が行われてよい。図5においては、強度変調光11bに対して、第1の撮像ゲイン変調波形51bと、第2の撮像ゲイン変調波形52bとは、その変調位相を、撮像ゲイン変調周期Tgの約半分だけずらし、変調位相差が撮像ゲイン変調周期Tgの約半分のTg/2となっている。
図4(A)に示したのと同様に、距離dの位置の測定対象物200に、光強度Fのパルス光を時刻tに照射し、測定対象物200からの反射光を、時間とともに係数gで増加する撮像ゲインをもつイメージセンサで撮像する。このとき、三次元情報検出装置150のカメラで検出される信号量E(d,t)は、(4)式で表される。
ここで、τは光のパルス幅である。次に、撮像ゲインが時間とともに係数gで減少する場合に、同様に撮像した時のカメラで検出される信号量E(d,t)は、(5)式で表される。
ここで、Tgは撮像ゲインの周期である。(4)式と(5)式より、撮像ゲインの異なる2枚の画像間での強度比をR=E/Eをとり、距離dを求めると、(6)式のようになる。
(6)式で示されるように、増加ゲイン時と減少ゲイン時に撮像した2つの画像間の比を計算することで、測定対象物200の反射率や、光の拡散による光の減衰効果等の影響をキャンセルし、距離dを算出して求めることができる。
このように、パルス状の強度変調光11bと、時間とともに変化する撮像ゲインの組み合わせでは、パルスレーザーを用いることができ、Qスイッチパルスレーザー光、モード同期パルス光など、ピコ秒からフェムト秒(10−15秒)のパルスレーザー光が使用できるため、高分解能な距離検出が可能となる。
この場合、測定できる範囲(測定レンジ)Dは、(7)式で表される。
このパルス光を用いる三次元情報検出方法では、パルス幅を狭くすることで、測定レンジを短くできるため、相対的に、絶対的分解能を高めることができる。そのため、高速かつ数〔mm〕以下の高分解能な距離の検出も可能となる。
〔実施形態5〕
図6は、本発明を適用した実施形態5に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法における強度変調光11cとゲート撮像時間51c〜54cとの関係を示した図である。実施形態5に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法においては、ゲート撮像素子40が4台ある場合について説明する。特に、実施形態5においては、距離画像の算出の方法を、具体的に説明する。
図6において、強度変調光11cの位相を略π/2毎にシフトさせ、1〜4フレームまでの画像を順次撮像すると、4種類のゲート撮像素子40に撮像される各画像強度V〜Vは、(8)〜(12)式で表される。
但し、φは変調位相、eは光源以外の外光成分(環境光成分)、tはシャッタータイミング、cは光速度、fは強度変調周波数である。
(8)〜(12)の4式より、位相φは(13)式で求められる。
ここで、(12)式よりφを消去すると、カメラから測定対象物200までの距離dは、(14)式のように求められる。
このように、測定対象物200の反射率ρの影響や、外光eの影響などをキャンセルして、カメラと測定対象物200間の距離dを求めることができる。また、本実施形態においては、4台のゲート撮像素子40を用いた例を挙げたが、少なくとも、異なる3位相以上の画像があれば、本実施形態と同様の方式を適用できるので、ゲート撮像素子40が3台以上存在すれば、本実施形態に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法を好適に適用することができる。
〔実施形態6〕
本発明の実施形態6に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法においては、測定対象物200からの反射光12、12a、12bを撮像する複数のゲート撮像素子40の他に、強度変調光11dが照射されていない時間帯にゲート変調撮影を行い、距離検出光以外の環境光の下で画像を検出する環境光撮像用ゲート撮像素子を少なくとも1台更に備える。例えば、本実施形態に係る三次元情報検出装置150が、距離検出用の第1のゲート撮像素子41及び第2のゲート撮像素子42の他に、環境光撮像用ゲート撮像素子43を1台備えるような構成としてもよい。これにより、第1のゲート撮像素子41及び第2のゲート撮像素子43で撮像した画像に基づいて、距離画像の演算算出を行っているときに、環境光撮像用ゲート撮像素子43で撮像した環境光下での画像の差分をとることで、屋外のような外乱光成分が多い環境下でも、三次元計測が可能となる。
以下、図7を用いて、具体的な内容の一例について説明する。図7は、強度変調光11dと、第1のゲート撮像素子41の第1の撮像ゲイン変調波51d及び第2のゲート撮像素子42の第2の撮像ゲイン変調波52dと、環境光撮像用ゲート撮像素子43の第3の撮像ゲイン変調波53dとの関係の一例を示した図である。
図7において、パルス状の強度変調光11dに対して、第1のゲート撮像素子41と第2のゲート撮像素子42は、第1の撮像ゲイン変調波51dと第2の撮像ゲイン変調波52dの変調位相をずらして撮像し、それぞれ画像V、Vを得るものとする。更に、環境光撮像用ゲート撮像素子43は、強度変調光11dを照射しないタイミングの時間帯に、第1の撮像ゲイン変調波51d及び第2の撮像ゲイン変調波52dと同じ波形の第3の撮像ゲイン変調波53dを用いて撮像を行い、画像Vを得るものとする。
ここで、第3の撮像ゲイン変調波53で撮像された画像Vは、距離検出以外の画像信号である。図7において、第1の撮像ゲイン変調波51d及び第2の撮像ゲイン変調波52dは、ともに強度変調光11dと異なる位相で交わっており、第3の撮像ゲイン変調波53dは、強度変調光11dと交わっていないことから、環境光撮像用ゲート撮像素子43により撮像された画像Vは、環境光下で撮像された画像であることが示されている。
画像V、V及びVより、(15)式で強度比Rが求められ、更に(16)式から距離画像が求められる。
このように、測定対象物200との距離測定用の複数のゲート撮像素子41、42の他に、環境光用ゲート撮像素子43を設け、環境用ゲート撮像素子43においては、光源10から発射された強度変調光11dを用いない状態で画像を取得することにより、環境光の影響を排除し、環境光の影響が強い屋外でも高精度の三次元画像を取得することができる。
なお、本実施形態においては、2台の距離測定用のゲート撮像素子41、42と、1台の環境光撮像用ゲート撮像素子43を用いた例を挙げて説明したが、少なくとも1台の環境光撮像用ゲート撮像素子43と、強度変調光11dの1周期のパルスから複数の画像を撮像できる複数の距離測定用のゲート撮像素子41、42を有していれば、ゲート撮像素子40の設定は用途に応じて種々の組み合わせとすることができる。
〔実施形態7〕
図8は、本発明を適用した実施形態7に係る三次元情報検出装置150における1ビデオフレーム期間中の撮像方法の一例を示した図である。図8において、1ビデオフレーム期間が示され、ビデオフレームの前半において強度変調光11eの照射及び撮像が行われ、後半においては強度変調光11eの照射も行われず、撮像ゲインも0となり、撮像が行われていない状態が示されている。
通常のビデオカメラで映像を撮影する場合、電子シャッター機能等を用いなければ、ほぼ1ビデオフレーム期間中(例えば、33〔ms〕や16.6〔ms〕)の総ての期間において、画像は撮像されて蓄積される。そのため、1ビデオフレーム期間中(例えば、フレームレート60〔Hz〕の場合、時間は約16.6〔ms〕)に撮影画面内で測定対象物200が動いた分だけ画像がぼけることになる。この状態で距離画像を撮像した場合、検出する距離画像もぼけ、正しい距離演算ができないことになってしまう。
そこで、本実施形態においては、上述の点を改善するため、強度変調光11eの出力時間と撮像時間を、1ビデオフレーム内のある一部の期間にのみ行うように制御する。強度変調光11eの照射時間と、撮像ゲインの変調時間を所定の時間に制限すれば、動いている測定対象物200でも動きぶれを低減し、瞬時に画像の撮影と距離画像の検出ができる。図8においては、1ビデオフレーム期間の前半に、強度変調光11eを測定対象物200に照射するとともに、複数のゲート撮像素子41、42の各々が、強度変調光11eの1パルスの周期内にゲート撮像時間51e、52eにおいて撮像を行っており、強度変調光11eの周期毎に、同様の撮像タイミングで撮像を行っている。
本発明でも基本原理として利用されている光飛行時間計測法では、一般的に、光の変調及び撮像変調は、数10〔MHz〕近辺の比較的高速な強度変調を行う。そのため、距離検出に必要な反射光12、12a、12bの撮影は、数10ナノ秒に1回程度の割合で可能である。但し、撮影時間が短いため、1回の撮影で得られる光の量はわずかであり、複数回行い、信号を蓄積する必要がある。この点、例えば、図8における光/撮像変調期間を数10〜数100μ秒とし、数10〜数100〔μs〕間、撮影を繰り返し、信号を増幅及び蓄積することで、信号対ノイズ比のよい画像取得に十分な光量が得られる。そして、撮像期間は、1ビデオフレームよりも桁違いに短い期間となっているので、動きの速い測定対象物200についても、動きぼけのない距離画像を取得することができる。
〔実施形態8〕
次に、図9を用いて、本発明を適用した実施形態8に係る三次元情報検出装置150a及び三次元情報検出方法について説明する。図9は、実施形態8に係る三次元情報検出装置150aの全体構成の一例を示した図である。
実施形態8に係る三次元情報検出装置150は、光源10と、カメラレンズ20と、分割光学系30と、複数のゲート撮像素子40と、演算処理装置70とを備え、演算処理装置70から距離画像80が出力される点で、実施形態1に係る三次元情報検出装置150と共通する。なお、複数のゲート撮像素子40は、具体的には、ゲート撮像素子41、42を含んでいる。
一方、実施形態8に係る三次元情報検出装置150aは、信号発生器90と、位相差調整手段100と、光源駆動部110と、撮像駆動装置120とを更に備える点で、実施形態1に係る三次元情報検出装置150と異なっている。
実施形態8に係る三次元情報検出装置150aにおいては、複数台のゲート撮像素子41、42を、同期駆動して撮像を行う。ここで、複数台のゲート撮像素子41、42で撮像する際には、撮像素子の面内補正と、一括制御、信号のアルゴリズム・系統と、光軸・画角調整機構、ズーム連動機構とが重要となる。以下、これらの点について詳細に説明する。
<撮像素子の面内補正について>
複数のゲート撮像素子41、42は、撮像面内に撮像感度のムラがあるため、不均一性を補正処理することが好ましい。撮像面内の不均一性の補正は、例えば、全体が白一色の基準パターンなどを、各ゲート撮像素子41、42で撮影することにより行う。このような基準パターンを撮像して各ゲート撮像素子41、42で得られる画像パターンには、ゲート撮像素子41、42の感度ムラや、撮像光学系20、30の輝度ムラにより、異なったシェーディング特性の画像が得られる。得られた画像間の輝度ムラによる不均一性を補正するため、各画像間の輝度比を求め、求めた輝度比の比率に応じて係数を画像に乗算することで、不均一性の補正を行うことができる。
具体的には、補正方法の一例として、全画像の平均画像を用いて、このような輝度ムラの補正を行う例について説明する。N個のゲート撮像素子40を用い、所定の基準パターンを撮影した画像を、それぞれV(x,y)、V(x,y)・・・V(x,y)とすると、全画像の平均画像は、(17)式のように求まる。
次に、平均画像に対する各画像の比α(x,y)は、(18)式のように求められる。
N個のゲート撮像素子40で得られた画像に、(18)式で算出された各係数α、α・・・αを乗算し、今までの実施形態で説明した距離演算を行なうことにより、N個のゲート撮像素子40の面内の感度の不均一性を低減させることができる。
<信号の制御方法について>
次に、図9を用いて、本実施形態に係る三次元情報検出装置150a及び三次元情報検出方法における信号の制御方法の一例について説明する。
映像同期信号95は、総ての部品のマスターとなる、画像フレーム(又はビデオフレーム)期間の起点を定めるクロックパルスのような信号である。映像同期信号95により、各部品は、画像フレーム毎に同期がとられることになる。
信号発生器90は、入力された映像同期信号95に基づいて、光源10と、各ゲート撮像素子41、42をオンとして同期駆動するための基準となる制御信号を発生させる基準信号発生手段である。信号発生器90は、外部から入力された映像同期信号95に基づいて生成した制御信号を、光源10と、各ゲート撮像素子41、42に分配出力し、画像フレーム期間内で各部品がオンとなって駆動動作を開始するタイミングの同期を取る。これにより、オン時間の同期がとられることになる。
位相差調整器100は、光源10、第1のゲート撮像素子41及び第2のゲート撮像素子42について、同一周期内で位相差を発生させ、光源10及び撮像の変調タイミングを調整する手段である。本実施形態における強度変調光11eと各ゲート撮像素子41、42との撮像タイミングの関係は、位相差調整器100で調整されることになる。
光源駆動部110は、光源10を駆動させる駆動手段であり、撮像駆動手段121、122は、ゲート撮像素子41、42を駆動させる駆動手段である。ゲート撮像素子41には撮像駆動手段121、ゲート撮像素子42には撮像駆動手段122が各々対応して設けられている。
図9に示した三次元情報検出装置150aにおいて、各ゲート撮像素子41、42による撮影映像は、マスターとなる映像同期信号95で、各フレームが同期駆動される。同時に、光源10及びゲート撮像素子41、42の信号発生器90にも映像同期信号95が入力され、図9及び図8に示すように、1ビデオフレーム間のあるタイミングに任意の期間だけ、変調信号が出力されるように制御されている。
このように、実施形態8に係る三次元情報検出装置150aのように、信号発生器90及び位相差調整器100を用いて、外部から入力される映像同期信号95に基づいて、信号の制御を行うようにしてもよい。これにより、外部の映像同期信号95を用途に応じた設定とすることにより、種々の用途に三次元情報検出装置150aを適用することができる。
なお、実施形態8に係る三次元検出装置150aの図9において説明した信号制御の構成及び方法は、必要に応じて、実施形態1乃至7に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法に適用してもよい。実施形態1乃至7に係る三次元情報検出装置150及び三次元情報検出方法は、撮像タイミングが予め設定されていてもよいし、他の方法により設定されてもよいし、実施形態8に係る三次元検出装置150aのように外部からの同期信号に基づいて設定が行われてもよい。
<画角と画像サイズ調整機構>
複数のゲート撮像素子41、42で撮影される画像は総て、等しい大きさ、画角及び焦点距離となるように配置されている。また、画像の撮影においては、カメラレンズ20のズーム機能が使用できるような光学配置になっている。例えば、ゲート撮像素子40aを3枚使用する例を図10に示す。
図10は、本発明を適用した実施形態8の変形例1に係る三次元情報検出装置150bの全体構成の一例を示した図である。実施形態8の変形例に係る三次元情報検出装置150bは、光源10と、レンズカメラ20と、演算処理装置70とを備え、演算処理装置70から距離画像80が出力される点は、実施形態1に係る三次元情報検出装置150の図1と同様である。実施形態8の変形例1に係る三次元情報検出装置150bは、ゲート撮像素子40aが3台のゲート撮像素子41、42、43を有する点と、分割結像光学素子30aが、3方向に反射光12を分割し、3つのゲート撮像素子41、42、43に対して画像を結像させる構成となっている点で、図1に係る三次元情報検出装置150の構成と異なっている。
図10において、カメラレンズ20は、ズーム機能とアイリス、フォーカス調整機能を有し、カメラレンズ20の後には、プリズムのような分割結像光学素子30aを有する。そして、分割結像光学素子30aのフォーカス面に、各ゲート撮像素子41、42、43が配置されている。ここで、カメラレンズ20及び分割結像光学素子30aは、距離検出を行う光の波長で最適な特性となるような撮像光学系として設計されていることが好ましい。距離検出用の波長としては、赤外〜近赤外領域の光が利用できる。特に、近赤外領域では、可視光領域に近いため、一般的な可視画像撮像用のカメラレンズ20が利用できる利点がある。更に、近赤外領域では、レーザやLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)等、高速変調可能な光源のバリエーションも広い。各ゲート撮像素子41、42、43は、分割結像光学素子30aに直接貼り合わせるか、又は、機械的な位置調整を可能とする調整機構を備えてもよい。
このように、実施形態8の変形例1に係る三次元情報検出装置150bによれば、分割結像光学素子30aを用いることにより、同じ光軸から各ゲート撮像素子41、42、43に等しい画角で画像を結像させることができ、カメラレンズ20の機能を最大限に発揮させることができる。
次に、図11を用いて、実施形態8の変形例2に係る三次元情報検出装置150cの説明を行う。図11は、実施形態8の変形例2に係る三次元情報検出装置150cの全体構成の一例を示した図である。
実施形態8の変形例2に係る三次元情報検出装置150cは、光源10と、カメラレンズ20と、3台のゲート撮像素子41、42、43を含むゲート撮像素子40bと、演算処理装置70を備え、演算処理装置70から、距離画像80を出力する点は、実施形態8の変形例1の係る三次元情報検出装置150bと同様である。一方、実施形態8の変形例2に係る三次元情報検出装置150cは、分割結像光学素子30bが、3つの分割結像光学素子31、32、33を含む点と、カラーカメラ130を更に備える点と、3台のゲート撮像素子41、42、43の配置が、カラーカメラ130も交えた配置となっている点と、三次元形状生成装置140を更に備える点で、変形例1に係る三次元情報検出装置150bと異なっている。
変形例2係る三次元情報検出装置150cにおいては、複数のゲート撮像素子41、42、43で撮影された画像と同じ画角のカラー画像が取得できるように、カラーカメラ130が配置される。つまり、各ゲート撮像素子41、42、43及びカラーカメラ130で撮像される画像の画角は、総て等しいことになり、カラーカメラ130で得た画像を、そのまま各ゲート撮像素子41、42、43で撮影された画像に貼り付けることが可能になる。これにより、測定対象物200のテクスチャ情報を得ることができ、得られた距離画像より、撮影測定対象物200の三次元形状生成時に、テクスチャマッピング等に使用することができる。三次元形状生成装置140は、そのようなテクスチャマッピングを行うことにより、三次元形状を生成する装置である。
ところで、測定対象物200が高速で動いている場合には、通常のカラーカメラを設置しただけでは、動きボケが生じてしまう。よって、距離検出用のゲート撮像素子40bと同様に、カラー画像撮像素子にも、高速なゲートシャッタ機能を用いることで、動きボケのないカラー画像を取得することができる。
なお、実施形態8の図9において説明した三次元情報検出装置150aの信号制御の構成は、変形例1に係る三次元情報検出装置150b及び/又は変形例2の係る三次元情報検出装置150cにも適用してよい。これにより、変形例1に係る三次元情報検出装置150b及び/又は変形例2の係る三次元情報検出装置150cにおいても、外部からのタイミング制御が可能となる。
〔実施形態9〕
図12は、本発明を適用した実施形態9に係る三次元情報検出装置150dの応用例を示した図である。実施形態9においては、実施形態1乃至8の三次元情報検出装置150、150a〜150cを、高速に移動する測定対象物205に対して適用した例を示している。よって、実施形態9に係る三次元情報検出装置150dは、構成としては、実施形態1乃至8に係る総ての実施形態を適用することができる。
図12に示すように、測定対象物205の三次元測定の形態としては、静止した対象物200だけでなく、高速に移動する測定対象物205に対しても、形状計測が可能である。この場合、測定対象物205の動く速度に応じて、光の照射と撮像時間幅を適宜調整することで対応できる。今まで説明したように、本実施形態1乃至8に係る三次元情報検出装置150、150a〜150cによれば、距離画像算出に必要な画像が短時間で取得できるため、高速移動する測定対象物205に対しても、また自らが高速移動しながらの測定対象物205の形状の計測が可能となる。
例えば、時速100〔km〕で走行する自動車に本実施形態に係る三次元情報検出装置150dを搭載し、路面の形状を動画で計測することを想定する。図12に示すように、光源10及びカメラレンズ20を鉛直方向下向きに設置し、測定対象物205である路面に光源10から強度変調光11fを照射する。強度変調光11fは、例えば、周期Tが約100〔ps〕のパルス変調波であってもよい。複数のゲート撮像素子41、42を含むゲート撮像素子40により、測定対象物205である路面の撮像が行われる。ここで、距離検出のために、前記図8に示した光/撮像変調期間を100〔μs〕に設定したとすると、この時間内に自動車は、2.7〔mm〕進むことになる。仮に、撮影画像がハイビジョン画像(1080×1920画素)で、撮影路面の幅が4〔m〕とすると、画像は1.3画素程度ぼけるだけであり、路面のひび割れや凹凸の測定は十分可能である。
そして、演算処理装置70を用いて、距離画像81〜84・・・を含む距離画像群80aを出力する。ここで、距離画像81〜84間で、重なり部分85を有していれば、この重なり部分から各距離画像を貼り合わせ、連続した測定対象物205の距離画像を取得することが可能になる。図12において、距離画像81と距離画像82は重なり部分86、距離画像82と距離画像83は重なり部分87、距離画像83と距離画像84は重なり部分88を各々有しており、重なり部分86、87、88を用いて、前後の距離画像81〜84同士を距離値が一致するように互いに貼り合せれば、移動時の車の振動や、横方向へのぶれが補正され、連続距離画像を取得することができる。これにより、一度では撮像できない大きい面積を有する測定対象物205に対しても、移動しながらの撮像により、全体を連続距離画像として三次元情報を連続的に取得することができる。
図13は、実施形態9に係る三次元情報検出装置150d及び三次元情報検出方法の応用用途の一例を示した図である。図13(A)は、実施形態9に係る三次元情報検出装置150dを、車両に搭載した応用例を示した図である。図13(B)は、実施形態9に係る三次元情報検出装置150dを、製造ラインに用いた応用例を示した図である。
図13(A)において、車両160の屋根には三次元情報検出装置151を搭載してトンネル206の壁面形状を検査できるように構成し、背面には三次元情報検出装置152を搭載して路面207の形状を検査できるように構成している。本実施形態に係る三次元情報検出装置150d、151、152は、高速での撮像が可能であるため、高速に移動する車両160に搭載し、道路面207やトンネル206の壁面形状を高精度に検出することができる。
図13(B)においては、本実施形態に係る三次元情報検出装置153が製造ラインの部品検査に利用されている。高速に流れる製造ラインベルト170上に載置され、高速移動する部品208の形状を検出し、部品208が適切に加工されているか否かを検出することができる。
また、その他の応用例として、飛行機の翼等の大型の測定対象物205の測定や、動きのある人体内部等の検出への可能性もあり、医療分野における検査や治療等への広範囲の応用が考えられる。本実施形態において説明した高速形状計測機能は、形状計測の効率化や人物の動き検出等、あらゆる産業分野において大きなインパクトを与えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。特に、各実施形態同士は、全体又は部分的に組み合わせることが可能であり、説明した種々の構成及び機能同士を組み合わせることができる。
また、今までの実施形態においては、1周期の変調波に対して、複数のゲート撮像素子40のゲート開放タイミングを異ならせて撮像を行う三次元情報検出方法について説明したが、同様の考え方を、所定の複数周期の変調波に対して適用することも可能である。
図14は、本実施形態の変形例について説明するための変調波と撮像タイミングの一例を示した図である。図14(A)は、今までの実施形態1乃至9において説明した変調波と撮像タイミングの一例を示した図である。図14(B)は、本実施形態の変形例の変調波と撮像タイミングの一例を示した図である。
図14(A)においては、反射光12aの1周期の変調波に対して、ゲート撮像時間51a、52aが設定されている。図14(A)は、撮像タイミングは異なるが、実施形態3の図4(B)に対応した図であり、反射光12aの1周期毎に、異なるゲート撮像時間51a、52aで複数の撮像画像61、62を取得している。これに対して、図14(B)においては、反射光11gの2周期毎に、異なるゲート撮像時間51f、52fで撮像を行っている。このように、所定の複数周期毎に、異なるゲート撮像時間51f、52fを設定し、複数の撮像画像61、62を取得するようにしてもよい。これにより、S/N比は、図14(A)に場合と比較してやや低下するものの、演算処理等に時間的余裕を持たせることができる。なお、図14(B)においては、所定の複数周期と2周期としたが、用途に応じて、3周期、4周期というように、任意に設定できることは言うまでもない。
このように、本実施形態に係る三次元情報検出装置150、150a〜150d及び三次元情報検出方法を、図14(B)に示すように、反射光12aの所定の複数周期の変調波に対して、複数のゲート撮像素子40のゲート開放を異なるタイミングで行い、所定の複数周期毎に複数の画像61、62を取得するようにしてもよい。
本発明は、種々の三次元情報検出に利用することができ、測定対象物が静止している場合は言うまでもなく、高速に移動している場合にも利用することができる。例えば、路面、トンネル壁面、製造ラインの部品、大型部品の形状検査に利用することができ、また、医療分野における形状検査にも利用できる。
10 光源
11、11a、11b、11c、11d、11e、11f 強度変調光
12、12A、12B、12a、12b 反射光
20 カメラレンズ
30、30a、30b、31、32、33 分割光学系
40、40a、41、42、43 ゲート撮像素子
51〜53、51a、52a、51c〜54c、51e、52e、51f、52f ゲート撮像時間
51b、52b、51d〜53d 撮像ゲイン変調波
60、61、62 画像
70 演算処理装置
80、80a、81、82、83、84 距離画像
85、86、87、88 距離画像の重なり部分
90 信号発生器
95 映像同期信号
100、101、102、103 位相調整器
110 光源駆動部
120、121、122 撮像駆動装置
130 カラーカメラ
140 3次元形状生成装置
150、150a、150b、150c、150d 三次元情報検出装置
160 車両
170 製造ラインベルト
200、201、202、205、206、207、208 測定対象物

Claims (10)

  1. 強度変調光を測定対象物に照射する光源と、
    前記強度変調光の反射光を受光し、該反射光の1周期の変調波に対して、又は所定の複数周期の変調波に対して、異なるタイミングでゲートを開放することにより撮像タイミングの異なる複数の画像を取得する複数のゲート撮像素子と、
    前記複数の画像から、前記測定対象物の距離画像を算出する演算処理装置と、を含むことを特徴とする三次元情報検出装置。
  2. 前記撮像タイミングは、外部から入力された同期信号に基づいて生成された制御信号により前記光源の強度変調、及び前記複数のゲート撮像素子のゲートタイミングの同期がとられ、前記制御信号に基づいて前記複数のゲート撮像素子間の位相差の調整が行われて定められることを特徴とする請求項1に記載の三次元情報検出装置。
  3. 前記強度変調光の変調は、増加と減少の周期的な変化であり、
    前記複数のゲート撮像素子の各々の撮像時間幅は、前記強度変調光の変調周期より短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の三次元情報検出装置。
  4. 前記強度変調光の変調は、短時間のパルス状の変調であり、
    前記複数のゲート撮像素子は、撮像ゲインを所定の撮像ゲイン変調周期で変化させて撮像を行うことができ、該撮像ゲイン変調周期は、前記強度変調光のパルス変調の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の三次元情報検出装置。
  5. 少なくとも1台の、前記強度変調光以外の環境光のもとで撮像を行い、環境光画像を取得する環境光撮像用ゲート撮像素子を更に有し、
    前記演算処理装置は、前記複数のゲート撮像素子で取得された各画像と、前記環境光画像との差分画像を求め、該差分画像から前記距離画像を算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の三次元情報検出装置。
  6. 前記ゲート撮像素子が画像を取得し出力する画像フレーム時間内において、
    前記強度変調光の変調及び/又は前記撮像ゲイン変調が実施されている期間は、画像の1フレーム時間内の所定のタイミングと所定の時間幅のみとなるように制限されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の三次元情報検出装置。
  7. 前記複数のゲート撮像素子が撮像する画像が同じ画角となるように、同一光軸で撮像する撮像光学系を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の三次元情報検出装置。
  8. 移動体に搭載され、
    前記光源は、該移動体の移動に伴って前記測定対象物の異なる位置に前記強度変調光を照射し、
    前記複数のゲート撮像素子は、前記測定対象物の前記異なる位置の複数の画像を、前記撮像タイミングの異なる取得し、
    前記演算処理装置は、前記距離画像を移動しながら連続的に取得することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載三次元情報検出装置。
  9. 連続的に取得された前記距離画像間の前後の画像間で、前記測定対象物の同じ領域が撮像されており、
    前記演算処理装置は、前記同じ領域の画像に基づいて前記距離画像を貼り合わせ、前記測定対象物の全体の三次元形状情報を取得することを特徴とする請求項8に記載の三次元情報検出装置。
  10. 強度変調光を測定対象物に照射するステップと、
    前記強度変調光の反射光を受光し、該反射光の1周期の変調波に対して、又は所定の複数周期の変調波に対して、異なるタイミングで複数のゲート撮像素子の各ゲートを開放することにより、撮像タイミングの異なる複数の画像を取得するステップと、
    前記複数の画像から、前記測定対象物の距離画像を算出する演算処理ステップと、を含むことを特徴とする三次元情報検出方法。
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