JP7066836B2 - 車両のための自動ブレーキ装置および車両を自動的に制動するための方法 - Google Patents

車両のための自動ブレーキ装置および車両を自動的に制動するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両のための自動ブレーキ装置、および車両のための自動速度制御装置に関する。さらに、本発明は、車両を自動的に制動するための方法、および車両の速度を自動的に制御するための方法に関する。
従来技術によれば、車両のための自動速度制御装置が公知である。例えば特許文献1には、車両のための車間自動制御システムが記載されており、この車間自動制御システムにおいては、車両の固有の車線上または固有の車線とは異なる車線上を走行する少なくとも1つの他車両が検出される。次いで、予め設定された最大減速値と同じかこれよりも低い減速度で車両が減速されることによって、予め設定された最小間隔が維持されるかどうかが自動的に決定される。
ドイツ連邦共和国特許公開第102014209520号明細書
本発明は、請求項1の特徴を有する車両のための自動ブレーキ装置、請求項5の特徴を有する車両のための自動速度制御装置、請求項6の特徴を有する車両を自動的に制動するための方法、請求項10の特徴を有する車両の速度を自動的に制御するための方法を提供する。
本発明は、微粒子最適化された走行形式が望まれている地域を通る車両の走行中に微粒子排出を減少または阻止するための可能性を提供する。従って、多くの人々にとって高い微粒子値が有害である地域内において、微粒子放出を効果的に阻止/減少させることができる。従って、本発明は微粒子負荷を著しく減少/除去するために役立つ。
本発明は、少なくとも一時的に実施された自動的な車両速度の低下によって、支援された若しくは自動的なブレーキ機能、または支援された若しくは自動的な走行機能を有するすべての製品において使用され得る。このようなすべての製品のために、本発明は、使用された車両の環境に基づくおよび/または状況に基づく走行形式を提供し、この走行形式によって、微粒子放出が、微粒子最適化された走行形式が望まれている地域において効果的に減少または阻止される。さらに、本発明は、前記利点を保証するために、高自動化された走行操作にさえ適用され得る、ということを指摘しておく。
自動ブレーキ装置の好適な実施例によれば、電子回路装置が追加的に、少なくとも1つの周囲検出センサおよび/または少なくとも1つの車両状態検出センサの少なくとも1つのセンサ信号を考慮して、非常ブレーキ状況が存在するかどうかを確認するために、および場合によっては、たとえ車両が、ちょうど電子回路装置に予め設定された微粒子保護地域を通って走行しているときでも、少なくとも1つのブレーキシステム構成要素を、少なくとも1つの摩擦ブレーキによって少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力が最大ブレーキ力上昇勾配だけおよび/または最大ブレーキ力まで増大されるように制御するように、設計されている。
これにより、通常条件下で生ぜしめられる車両の微粒子最適化された走行形式にも拘わらず、非常ブレーキ状況において車両は迅速に停止状態にもたらされる。従って、自動ブレーキ装置を装備した車両はさらに高い安全標準を有している。
自動ブレーキ装置の別の好適な実施例によれば、電子回路装置が追加的に、限界ブレーキ力上昇勾配および/または限界ブレーキ力を、車両の自動的な制動を生ぜしめるために用いられた少なくとも1つの摩擦構成要素の少なくとも1つの温度を考慮して規定するように、設計されている。例えば、限界ブレーキ力上昇勾配および/または限界ブレーキ力は、実際のブレーキディスク温度および/または実際のブレーキライニング温度を考慮して規定することができる。これにより、ここに記載した自動ブレーキ装置の実施例は、少なくとも1つの摩擦ブレーキによって生ぜしめられた制動中の微粒子の放出が、ブレーキ力上昇勾配およびブレーキ力にのみ依存するのではなく、実際のブレーキディスク温度および実際のブレーキライニング温度にも依存していることを考慮する。従って、ここに記載した自動ブレーキ装置の実施例によって、車両の自動的な制動は、減少された/阻止された微粒子放出にも拘わらず車両ができるだけ迅速に減速されるかまたは停止状態にもたらされるように、実施される。従ってさらに、自動ブレーキ装置を備えた車両の運転者のためにより良好な制動および走行快適性が引き続き保証される。
さらに、車両が、ちょうど電子回路装置に予め設定された微粒子保護地域を通って走行する限り、および少なくとも非常ブレーキ状況が存在しないときに、電子回路装置が追加的に、車両の発電機によってどのくらいの最大発電機ブレーキ力を生ぜしめることができるかを算出することができる。この場合、電子回路装置は好適な形式で、少なくとも車両が、予め設定されたまたは規定された最大時間間隔内で最大発電機ブレーキ力によって制動可能である限り、少なくとも1つのブレーキシステム構成要素としての発電機制御装置を、車両が発電機によって制動されるように制御するように、設計されている。従って、ここに記載した自動ブレーキ装置の実施例は、発電機による車両の制動が通常は、少なくとも1つの摩擦ブレーキによる車両の制動よりも、微粒子発生の危険性が小さいということを考慮する。従って、車両を制動するために発電機を好適に利用することによって、微粒子放出が追加的に減少/阻止され得る。
前記利点は、相応の自動ブレーキ装置を有する車両のための自動速度制御装置によっても生ぜしめられる。自動速度制御装置は、自動ブレーキ装置の前記実施例のすべての特徴を有して構成され得ることを明確に指摘しておく。
同様に、車両を自動的に制動するための対応する方法を実施する際にも、前記利点は保証されている。車両を自動的に制動するための方法も、自動ブレーキ装置の前記実施例に従ってさらに改良され得る。
さらに、車両の速度を自動的に制御するための対応する方法も前記特徴を提供する。車両の速度を自動的に制御するための方法は同様に、自動ブレーキ装置の前記実施例に従ってさらに改良され得る。
車両を自動的に制動するための方法の1実施例のフローチャートである。 自動ブレーキ装置の1実施例の概略図である。
本発明のその他の特徴および利点を以下に図面を用いて説明する。
図1は、車両を自動的に制動するための方法の1実施例のフローチャートを示す。
車両/自動車を自動的に制動するための、以下に記載した方法の実施可能性は、所定の車両型式/自動車型式に限定されない。車両の自動的な制動とは、(ゼロではない残留速度に)車両を自動的に減速させることであるとも、また(車両の停止状態まで)車両を自動的に停止させることであるとも解釈されてよい。車両のそれぞれの制動は自動的に、つまり車両の運転者の制動要求なしに行われる。従って、車両のこのような形式の自動的な制動は、外部誘導式の制動、「無人運転」制動、運転者制動要求なしの制動または非人力制動とも言い換えることができる。車両の自動的な制動は、通常は、少なくとも1つの周囲検出センサおよび/または少なくとも1つの車両状態検出センサの少なくとも1つのセンサ信号に対する応答として行われる。例えば、少なくとも一人の検知された人および/または少なくとも1つの検出された対象物(例えば少なくとも1つの他車両)に対して安全間隔を保つためにおよび/または事故の危険を低下させるために、少なくとも1つのセンサ信号を用いて、車両の減速または停止が好適/必要であることが検知される。ここに記載された方法の実施可能性は、少なくとも1つの周囲検出センサおよび/または少なくとも1つの車両状態検出センサの所定のセンサ型式に制限されることも、また少なくとも1つのセンサ信号を評価するための特別な評価プログラムに限定されることもない、ということを明確に指摘しておく。
車両の自動的な制動は、少なくとも1つの摩擦ブレーキによって車両の少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力を用いて車両が制動されるように、車両の少なくとも1つの摩擦ブレーキによって行われる。この場合、最大ブレーキ力上昇勾配および/または最大ブレーキ力は技術に基づいてまたはプログラミングされて、少なくとも1つの摩擦ブレーキによって少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力が、少なくとも時として所定の最大ブレーキ力上昇勾配でおよび/または所定の最大ブレーキ力まで増大されるように、予め設定されている。(通常は、生ぜしめられたブレーキ力は、技術に基づいてまたはプログラミングされて、ブレーキ力上昇勾配に関して所定の最大ブレーキ力上昇勾配を超えるかまたは所定の最大ブレーキ力を超えて増大され得ない。)
この方法は、方法ステップS1を有しており、この方法ステップS1で、車両がちょうど所定のまたは自己設定された微粒子保護地域を通って走行しているかどうか算出される。微粒子保護地域とは、法的に規定された微粒子保護地域であると解釈される必要はない。その代わり、ここに記載された方法の実施前に、低い微粒子放出が望まれる地域の自己選択された数が微粒子保護地域として規定される。微粒子保護地域は、例えば環境ゾーン、市街地域および/または地域中心核であってよい。微粒子非保護地域として、例えば田園地域および/または高速道路(例えばアウトバーン)が挙げられる。同様に、微粒子保護地域を微粒子非保護地域に対して画定する少なくとも1つの特徴/基準が選択/決定され得る。特に許容された最高速度は、微粒子保護地域と微粒子非保護地域とを区別するために評価され得る。許容された最高速度が所定のまたは自己規定された制限速度下回っている場合、高い確率で、この地域内で低い微粒子放出が望まれていることを前提としており、これに対して、所定のまたは自己規定された制限速度を上回る許容された最高速度は、微粒子非保護地域の通過を意味する。従って、例えば交通標識識別によって、微粒子保護地域と微粒子非保護地域とを確実に区別することができる。方法ステップS1は自動化されていて、自動的に、つまり運転者の補助なしで実施され得る、ということを明確に指摘しておく。
オプション的な形式で、自動的な制動の前に方法ステップS0が実施されてよい。方法ステップS0は、方法ステップS1の前、後または方法ステップS1と時間的に重なって実施されてよい。方法ステップS0で、少なくとも1つの周囲検出センサおよび/または少なくとも1つの車両状態検出センサの少なくとも1つのセンサ信号を考慮して、非常ブレーキ状況が存在するかどうかが規定される。非常ブレーキ状況が存在する場合の、この方法の反応について以下に説明する。
少なくとも非常ブレーキ状況が存在していない限り、車両がちょうど微粒子保護地域内を通って走行していることが確認されると、車両の自動的な制動のための方法ステップS2が実施される。このために、方法ステップS2中に(つまり自動的な制動中に)、少なくとも1つの摩擦ブレーキによって少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力が、せいぜい最大ブレーキ力上昇勾配よりも小さい所定の若しくは規定された限界ブレーキ力上昇勾配で、かつ/またはせいぜい最大ブレーキ力よりも小さい所定の若しくは規定された限界ブレーキ力まで増大される。例えば、方法ステップS2中に(つまり自動的な制動中に)、車両のブレーキシステムの少なくとも1つのブレーキシステム構成要素は、自動的な制動中にブレーキ力を増大させる、生ぜしめられたブレーキ力上昇勾配が、所定の若しくは規定された限界ブレーキ力上昇勾配を上回らず、かつ/または自動的な制動中に生ぜしめられたブレーキ力がせいぜい所定の若しくは規定された限界ブレーキ力と同じとなるように、制御/駆動される。
従って、ここに記載された方法は、従来形式の微粒子排出が、強いおよび/または迅速な制動中の摩擦構成要素の摩耗にしばしば起因することを考慮する。方法ステップS2中に実施された力上昇勾配を最大で限界圧力上昇勾配に制限することによって、および/または方法ステップS2中に生ぜしめられたブレーキ力を限界ブレーキ力に制限することによって、(摩擦表面に対する摩擦材料の制限された押圧力に基づいて)微粒子放出が防止/減少される。このような形式による摩耗の防止は、例えば環境ゾーン、市街地域および地域中心核等の微粒子保護地域内で特に望まれている。従って、ここに記載された方法は、生活条件および環境条件の改善のために本質的に寄与する。
少なくとも1つの摩擦ブレーキとは、少なくとも1つの液圧式の摩擦ブレーキおよび/または少なくとも1つの電気機械式の摩擦ブレーキであると解釈されてよい。液圧式の摩擦ブレーキを使用した場合、少なくとも1つの液圧式の摩擦ブレーキによって少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力は、少なくとも1つの液圧式の摩擦ブレーキ内に存在する/発生されたブレーキ圧に相当する。従って、少なくとも1つの液圧式の摩擦ブレーキによってもたらされたブレーキ力を増大させるブレーキ力上昇勾配は、少なくとも1つの液圧式の摩擦ブレーキ内に存在する/生ぜしめられたブレーキ圧を増幅する圧力上昇勾配に相当する。従って、最大ブレーキ力上昇勾配、限界ブレーキ力上昇勾配、最大ブレーキ力および限界ブレーキ力は、最大圧力上昇勾配、限界圧力上昇勾配、最大ブレーキ圧および限界ブレーキ圧に相当する。方法ステップS2が液圧式の摩擦ブレーキを使用して実施されると、少なくとも1つの液圧式の摩擦ブレーキ内に存在する/生ぜしめられたブレーキ圧は、せいぜい最大圧力上昇勾配よりも小さい所定の若しくは規定された限界圧力上昇勾配だけ増大され、かつ/またはせいぜい最大ブレーキ圧よりも小さい所定の若しくは規定された制限ブレーキ圧まで増大される。
ここに記載された実施例において、方法ステップS2の前にオプション的な方法ステップS3が実施され、この方法ステップS3で、車両のブレーキシステムの少なくとも1つのブレーキシステム構成要素を制御するための電子回路装置が、「微粒子最適化されたブレーキ方式または走行方式」に切替えられる。オプション的な形式で、方法ステップS2の前に(場合によっては方法ステップS3なしで)、方法ステップS4が実施されてよく、この方法ステップS4で、車両の自動的な制動を生ぜしめるために用いられた少なくとも1つの摩擦構成要素の少なくとも1つの(算出された/実際の)温度を考慮して、限界ブレーキ力上昇勾配および/または限界ブレーキ力が決定される。例えば、(算出された/実際の)ブレーキディスク温度および/または(算出された/実際の)ブレーキライニング温度を考慮して、限界ブレーキ力上昇勾配および/または限界ブレーキ力が決定され得る。選択的にまたは補足的に、限界ブレーキ力上昇勾配および/または限界ブレーキ力の決定の際に車両の自動的な制動を生ぜしめるために用いられた少なくとも1つの(別の)摩擦構成要素の少なくとも1つの(算出された/実際の)温度が(一緒に)考慮されてもよい。(相応に、方法ステップS4で、少なくとも1つの使用された摩擦構成要素の少なくとも1つの(算出された/実際の)温度、例えば(算出された/実際の)ブレーキディスク温度および/または(算出された/実際の)ブレーキライニング温度等を考慮して、限界圧力上昇勾配および/または限界ブレーキ圧が決定されてもよい。)
ここに記載された方法は、電気およびハイブリッド車両のために最適化されるように拡大されてもよい。電気またはハイブリッド車両は、通常は発電機(若しくは発電機式に使用可能な電動機)、例えばその電気式の駆動モータを有している。発電機は、たいていは車両の少なくとも1つの摩擦ブレーキよりも微粒子発生の危険性は僅かである。これは、不都合な微粒子発生を減少/避けるために利用され得る。このために(例えば方法ステップS3で)、車両の発電機によって、どの程度の最大発電機ブレーキ力が発生可能であるかが算出される。少なくとも、所定のまたは決定された最大時間間隔内の車両の自動的な制動が、(もっぱら)最大発電機ブレーキ力によって生ぜしめられる場合には、方法ステップS5が実施され、この方法ステップS5で、車両は(もっぱら)発電機によって制動される。最大時間間隔内で車両の自動的な制動を生ぜしめるための最大発電機ブレーキ力が不十分である場合は、車両を発電機によっておよび少なくとも1つの摩擦ブレーキによって制動させるために、方法ステップS2およびS5が一緒に/同時に実施されてもよい。この場合、提供された最大発電機ブレーキ力が完全に車両の自動的な制動のために利用され、少なくとも1つの摩擦ブレーキが、最大時間間隔内で車両の自動的な制動を(完全に)生ぜしめるための、発電機の「不足しているブレーキ作用」を埋め合わせるためにだけ用いられ、この場合、少なくとも1つの摩擦ブレーキによって少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力は、高くとも限界ブレーキ力上昇勾配だけ増大させられ、かつ/または高くとも限界ブレーキ力まで増大させられる。これは、微粒子保護地域内では発電機はマスタモードで運転され、これに対して少なくとも1つの摩擦ブレーキはスレーブモードにある、と言い換えてもよい。
ここに記載された方法は、車両の速度を自動的に制御するための方法に拡大されてもよい。この場合、微粒子保護地域を通る車両の走行中に、(オプション的な)方法ステップS6によって、車両の強い/微粒子を発生させる制動が微粒子保護地域を通る車両の走行中に避けられるように、先見的な走行方式が実施されてよい。例えば前もって自動的に制動された車両の(後からの)加速が、微粒子保護地域を通る車両の走行中に限界加速度に制限され、かつ/または制限速度まで制限され得る。このような形式で、微粒子保護地域を通る車両の走行中に車両の強い/微粒子を発生させる制動が殆ど発生しないことが保証され得る。従って、既に先を見越して(後からの)微粒子発生は阻止され得る。
例えば車両がちょうど微粒子非保護地域を通って走行しているので、方法ステップS1で車両の実際の走行が微粒子保護地域を通っていないことが確認されると、車両を自動的に制動するための方法ステップS7が実施される。方法ステップS7中に(つまり自動的な制動中に)、少なくとも1つの摩擦ブレーキによって少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力の増大の際に、ブレーキ力上昇勾配の制限(最大ブレーキ力上昇勾配を下回る)なし、および最大でもたらされたブレーキ力の制限(最大ブレーキ力を下回る)なしが維持される。その代わり、少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力が自動的に、最大ブレーキ力上昇勾配だけ、および/または最大ブレーキ力まで増大され得る。好適な形式で、方法ステップS7で、車両の自動的な制動が短くかつ/または強い制動によって生ぜしめられる。
方法ステップS0で確認された非常ブレーキ状況においても、車両がまさに微粒子保護地域を通って走行するときでも、車両の自動的な制動のために方法ステップS7が実施される。次いで、好適な形式で、少なくとも1つの対応配設されたホイールに少なくとも1つの摩擦ブレーキによってもたらされたブレーキ力が、最大ブレーキ力上昇勾配だけ増大され、かつ/または最大ブレーキ力に増大される。これにより、非常ブレーキ状況が存在する場合、微粒子最適化が下位に置かれ、車両は短い時間内で制動され/停止状態にもたらされ得る。従って、ここに記載した方法は、これによって制動された車両の高い安全基準をもたらす。
方法ステップS7の前に、(オプション的な)方法ステップS8が実施されてよく、この方法ステップS8で、車両のブレーキシステムの少なくとも1つのブレーキシステム構成要素を制御するための電子回路装置が「スポーツ的な制動または走行方式」に切替えられる。「スポーツ的な制動または走行方式」とは、例えば燃費最適化された走行方式および/またはCO2エミッションの少ない走行方式であると解釈されてもよい。
上記方法は、少なくとも1つの摩擦ブレーキを、様々な環境において選択的に、微粒子排出物を減少させるかまたはスポーツ的な走行形式を生ぜしめるために使用するために、状況に応じたブレーキ方式(および場合によっては走行方式)を可能にする。検知された環境に応じて自動的に環境のために最適化されたブレーキ方式(場合によっては走行方式)が選択される。この場合、より長い、しかしながらあまり強くない制動が微粒子のために最適化されていて、これに対して短いが強い制動がスポーツ走行方式のために好適である、ということが考慮される。
図2は、自動ブレーキ装置の1実施例の概略図を示す。
図2に概略的に示された自動ブレーキ装置は、ブレーキオートマチックまたはブレーキアシストとも呼ばれる。自動ブレーキ装置によって、車両は運転者のブレーキ要求なしで減速されることも停止されることもできる。車両とは、特に自動車のことであると解釈されてよく、この場合、自動ブレーキ装置の使用可能性は、車両型式/自動車型式に限定されない。自動ブレーキ装置は、自動速度制御装置として若しくは自動速度制御装置の一部として構成されてもよい。自動速度制御装置とは、特に運転者支援システム、例えばACCシステム(Automated Cruise Control System:自動クルーズコントロールシステム)であると解釈されてよい。
自動ブレーキ装置は、電子回路装置10を有しており、この電子回路装置10は、車両が車両の少なくとも1つの摩擦ブレーキ16によって車両の少なくとも1つの(図示されていない)対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力を用いて制動可能であるように、車両のブレーキシステムの少なくとも1つのブレーキシステム構成要素12a,12bを少なくとも1つの制御信号14a,14bによって制御するように設計されている。この場合、少なくとも時として、少なくとも1つの摩擦ブレーキ16によって、少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力が、所定の最大ブレーキ力上昇勾配だけ増大されかつ/または所定の最大ブレーキ力まで増大されている。最大ブレーキ力上昇勾配および最大ブレーキ力は、技術的にまたはプログラミングされ予め設定されている。
例えば、電子回路装置10は、少なくとも1つの周囲検出センサ20aおよび/または少なくとも1つの車両状態検出センサ20bの少なくとも1つのセンサ信号18a,18bを用いてオートマチックに/自動的に、車両の自動的な制動が好適であるかどうかを検出する。非常ブレーキ状況の存在も、電子回路装置10によって少なくとも1つのセンサ信号18a,18bを考慮して確認可能/検出可能である。
少なくとも非常ブレーキ状況が存在しない場合、電子回路装置10は、少なくとも1つの制御信号14a,14bをアウトプットする前に、車両がちょうど電子回路装置10に予め設定された微粒子保護地域を通って走行しているかどうかを算出するように設計されている。微粒子保護地域を通る自動車の実際の走行の検知は、例えば少なくとも1つの周囲検出センサ20aの少なくとも1つのセンサ信号18aの評価によって行われる。場合によっては、つまり車両がちょうど微粒子保護地域を通って走行している場合、電子回路装置10は、少なくとも1つの摩擦ブレーキ16によって少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力が、せいぜい最大ブレーキ力上昇勾配よりも小さい所定の若しくは決定された限界ブレーキ力上昇勾配で増大されているか、および/またはせいぜい最大ブレーキ力よりも小さい所定の若しくは決定された限界ブレーキ力まで増大されるように、少なくとも1つのブレーキシステム構成要素12a,12bを制御するように設計されている。従って、自動ブレーキ装置も、微粒子保護地域を通って車両が走行する間、「微粒子最適化されたブレーキ方式または走行方式」を、例えば電子回路装置10を「微粒子最適化された制御方式」P1に切替えることによって実現する。
実施態様として、電子回路装置10が追加的に、車両の自動的な制動を生ぜしめるために用いられる少なくとも1つの摩擦構成要素の少なくとも1つの(算出された/実際の)温度、例えば実際のブレーキディスク温度および/または実際のブレーキライニング温度を考慮して、限界ブレーキ力上昇勾配および/または限界ブレーキ力を規定するように設計されていてよい。(従って、電子回路装置10は、少なくとも上記方法ステップS2およびS4を実施するために構成されていてよい。)少なくとも1つの(算出された/実際の)温度は、少なくとも1つの温度センサ24の少なくとも1つの温度信号22によって電子回路装置10に提供され得る。(実際の)車両速度も速度センサ26によって測定され、速度信号28として電子回路装置10に提供され得る。
その他のオプション的な実施態様として、電子回路装置10は、車両が、ちょうど予め設定された微粒子保護地域を通って走行していて、しかも少なくとも非常ブレーキ状況が存在しない限り、追加的に、車両の発電機30によってどのくらいの最大発電機ブレーキ力を生ぜしめることができるかを算出するように設計されていてもよく、また、少なくとも車両が(もっぱら)最大発電機ブレーキ力によって、予め設定されたまたは規定された最大時間間隔内で制動可能である限り、電子回路装置10は追加的に、(少なくとも1つのブレーキシステム構成要素12a,12bとしての)発電機制御装置12bを、車両が発電機30によって制動されている/制動されるように制御するために設計されていてもよい。車両を自動的に制動するために発電機30を好適に使用することによって、追加的に、少なくとも1つの摩擦ブレーキ16によって可能な限り僅かな微粒子しか排出されないことが保証され得る。
しかしながら電子回路装置10によって、車両がちょうど微粒子保護地域を通って走行していないことが検知されると、電子回路装置10は、少なくとも1つのブレーキシステム構成要素12aおよび12bの制御の際にブレーキ力上昇勾配の制限(最大ブレーキ力上昇勾配を下回る)を維持しないように、および生ぜしめられる最大ブレーキ力の制限(最大ブレーキ力を下回る)を維持しないように、設計されている。電子回路装置10が非常ブレーキ状況の存在を確認しても、電子回路装置10は、たとえ車両がちょうど電子回路装置10に予め設定された微粒子保護地域を通って走行するとしても、少なくとも1つのブレーキシステム構成要素12a,12bをブレーキ力上昇勾配の制限(最大ブレーキ力上昇勾配を下回る)なしで、および生ぜしめられる最大ブレーキ力の制限(最大ブレーキ力を下回る)なしで制御するように、設計されていてよい。例えば電子回路装置10は、少なくとも1つのブレーキシステム構成要素12a,12bを、予め設定された非常ブレーキ状況の確認後に、少なくとも1つの摩擦ブレーキ16によって少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力が最大ブレーキ力上昇勾配だけおよび/または最大ブレーキ力まで増大されている/増大されるように、制御する。微粒子非保護地域内で「スポーツ的なブレーキ方式または走行方式」を生ぜしめるためにおよび/または非常ブレーキ状況が存在する場合に、電子回路装置10が「通常の制御方式」P2に切替えられる。
少なくとも1つの摩擦ブレーキ16とは、少なくとも1つの液圧式の摩擦ブレーキ16および/または少なくとも1つの電気機械式の摩擦ブレーキ16であると解釈されてよい。好適な補足として、少なくとも1つの摩擦ブレーキ16は、相対的に少ない摩耗に関連して最適化された(有機的なまたは金属の)摩擦材料で構成されていてよい。少なくとも1つのブレーキシステム構成要素12a,12bは、例えば電気機械式の摩擦ブレーキ16のコントロールユニット12a、少なくとも1つの液圧式の摩擦ブレーキ16と協働する液圧装置12aおよび/または発電機制御装置12bであってよい。
10 電子回路装置
12a,12b ブレーキシステム構成要素
12a コントロールユニット、液圧装置
12b 発電機制御装置
14a,14b 制御信号
16 摩擦ブレーキ
18a,18b センサ信号
20a 周囲検出センサ
20b 車両状態検出センサ
22 温度信号
24 温度センサ
26 速度センサ
28 速度信号
30 発電機
P1 微粒子最適化された制御方式
S0,S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8 方法ステップ

Claims (10)

  1. 車両のための自動ブレーキ装置であって、
    電子回路装置(10)を有しており、該電子回路装置(10)は、車両の少なくとも1つの摩擦ブレーキ(16)によって車両の少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力を用いて車両が制動可能となるように、少なくとも1つの制御信号(14a,14b)により車両のブレーキシステムの少なくとも1つのブレーキシステム構成要素(12a,12b)を制御するように設計されており、この場合、少なくとも時として、少なくとも1つの前記摩擦ブレーキ(16)によって少なくとも1つの対応配設された前記ホイールにもたらされたブレーキ力が、予め設定された最大ブレーキ力上昇勾配だけおよび/または予め設定された最大ブレーキ力まで増大されている形式のものにおいて、
    前記電子回路装置(10)は、少なくとも非常ブレーキ状況が存在していないときに、少なくとも1つの前記制御信号(14a,14b)のアウトプット前に、車両が、ちょうど前記電子回路装置(10)に予め設定された微粒子から保護されるべき地域である微粒子保護地域を通って走行しているかどうかを算出するように設計されていて、および前記電子回路装置(10)は、前記微粒子保護地域を通って走行しているときには、制動による微粒子の放出量を減少させるために、少なくとも1つの前記ブレーキシステム構成要素(12a,12b)を、少なくとも1つの前記摩擦ブレーキ(16)によって少なくとも1つの対応配設された前記ホイールにもたらされたブレーキ力が、せいぜい前記最大ブレーキ力上昇勾配よりも小さい予め設定された若しくは規定された限界ブレーキ力上昇勾配で、および/またはせいぜい前記最大ブレーキ力よりも小さい予め設定された若しくは規定された限界ブレーキ力まで増大されているように、設計されていて、前記微粒子保護地域を微粒子非保護地域に対して画定する少なくとも1つの特徴が択さ、または、前記微粒子保護地域を微粒子非保護地域に対して画定する少なくとも1つの基準が決定されることを特徴とする、車両のための自動ブレーキ装置。
  2. 前記電子回路装置(10)が追加的に、少なくとも1つの周囲検出センサ(20a)および/または少なくとも1つの車両状態検出センサ(20b)の少なくとも1つのセンサ信号(18a,18b)を考慮して、非常ブレーキ状況が存在するかどうかを確認し、および前記非常ブレーキ状況が存在する場合には、たとえ車両が、ちょうど前記電子回路装置(10)に予め設定された微粒子保護地域を通って走行しているときでも、少なくとも1つの前記ブレーキシステム構成要素(12a,12b)を、少なくとも1つの前記摩擦ブレーキ(16)によって少なくとも1つの対応配設された前記ホイールにもたらされたブレーキ力が、前記最大ブレーキ力上昇勾配だけおよび/または前記最大ブレーキ力まで増大されるように制御するように、設計されている、請求項1記載の自動ブレーキ装置。
  3. 前記電子回路装置(10)が追加的に、前記限界ブレーキ力上昇勾配および/または前記限界ブレーキ力を、車両の自動的な制動を生ぜしめるために用いられた少なくとも1つの摩擦構成要素の少なくとも1つの温度を考慮して規定するように、設計されている、請求項1または2記載の自動ブレーキ装置。
  4. 車両が、ちょうど前記電子回路装置(10)に予め設定された微粒子保護地域を通って走行する限り、および少なくとも非常ブレーキ状況が存在しないときに、前記電子回路装置(10)が追加的に、車両の発電機(30)によってどのくらいの最大発電機ブレーキ力を生ぜしめることができるかを算出し、かつ、少なくとも車両が、予め設定されたまたは規定された最大時間間隔内で最大発電機ブレーキ力によって制動可能である限り、少なくとも1つの前記ブレーキシステム構成要素(12b)としての発電機制御装置(12b)を、車両が前記発電機(30)によって制動されるように制御するように、設計されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の自動ブレーキ装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項記載の自動ブレーキ装置を有する、車両のための自動速度制御装置。
  6. 車両を自動的に制動するための方法であって、
    車両が少なくとも1つの摩擦ブレーキ(16)によって車両の少なくとも1つの対応配設されたホイールにもたらされたブレーキ力によって制動され、この場合、少なくとも時として、少なくとも1つの前記摩擦ブレーキ(16)によって少なくとも1つの対応配設された前記ホイールにもたらされたブレーキ力が、予め設定された最大ブレーキ力上昇勾配で、および/または予め設定された最大ブレーキ力まで増大されるように、車両の少なくとも1つの前記摩擦ブレーキ(16)によって車両を自動的に制動するステップ(S7)を有している方法において、
    少なくとも非常ブレーキ状況が存在しないときに自動的な制動の前に実施される、車両が、ちょうど予め設定されたまたは自己規定された微粒子から保護されるべき地域である微粒子保護地域を通って走行しているかどうかを算出するステップ(S1)を有しており、
    この場合、車両がちょうど微粒子保護地域を通って走行することが確認される限り、制動による微粒子の放出量を減少させるために、自動的な制動中に、少なくとも1つの前記摩擦ブレーキ(16)によって少なくとも1つの対応配設された前記ホイールにもたらされたブレーキ力が、せいぜい前記最大ブレーキ力上昇勾配よりも小さい予め設定された若しくは規定された限界ブレーキ力上昇勾配で、および/またはせいぜい前記最大ブレーキ力よりも小さい予め設定された若しくは規定された限界ブレーキ力まで増大されるステップ(S2)を有していて、
    前記微粒子保護地域を微粒子非保護地域に対して画定する少なくとも1つの特徴が択さ、または、前記微粒子保護地域を微粒子非保護地域に対して画定する少なくとも1つの基準が決定され
    ことを特徴とする、車両を自動的に制動するための方法。
  7. 自動的な制動の前に、少なくとも1つの周囲検出センサ(20a)および/または少なくとも1つの車両状態検出センサ(20b)の少なくとも1つのセンサ信号(18a,18b)を考慮して、非常ブレーキ状況が存在するかどうかを確認し、非常ブレーキ状況が確認されると、たとえ車両がちょうど微粒子保護地域を通って走行していても、少なくとも1つの前記摩擦ブレーキによって少なくとも1つの対応配設された前記ホイールにもたらされたブレーキ力を、前記最大ブレーキ力上昇勾配だけおよび/または前記最大ブレーキ力まで増大させる(S7)、請求項6記載の方法。
  8. 前記限界ブレーキ力上昇勾配および/または前記限界ブレーキ力を、車両の自動的な制動を生ぜしめるために用いられた少なくとも1つの摩擦構成要素の少なくとも1つの温度を考慮して規定する、請求項6または7記載の方法。
  9. 車両がちょうど微粒子保護地域を通って走行している限り、および少なくとも非常ブレーキ状況が存在しないときに、車両の発電機(30)によって、どのくらいの最大発電機ブレーキ力を生ぜしめることができるかを算出し、少なくとも車両の自動的な制動が予め設定されたまたは規定された最大時間間隔内で最大発電機ブレーキ力によって生ぜしめることができる限り、車両を前記発電機(30)によって制動する(S5)、請求項6から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 車両の速度を自動的に制御するための方法において、
    請求項6から9までのいずれか1項記載の方法による車両の自動的な制動によって、車両の速度を低下させるステップを有している、車両の速度を自動的に制御するための方法。
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