JP7066218B2 - 高炉用羽口 - Google Patents

高炉用羽口 Download PDF

Info

Publication number
JP7066218B2
JP7066218B2 JP2020161544A JP2020161544A JP7066218B2 JP 7066218 B2 JP7066218 B2 JP 7066218B2 JP 2020161544 A JP2020161544 A JP 2020161544A JP 2020161544 A JP2020161544 A JP 2020161544A JP 7066218 B2 JP7066218 B2 JP 7066218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water channel
cylinder portion
tuyere
separation wall
inner cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020161544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022054473A (ja
Inventor
由記 古森
Original Assignee
後藤合金株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 後藤合金株式会社 filed Critical 後藤合金株式会社
Priority to JP2020161544A priority Critical patent/JP7066218B2/ja
Publication of JP2022054473A publication Critical patent/JP2022054473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7066218B2 publication Critical patent/JP7066218B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Blast Furnaces (AREA)

Description

本発明は、羽口内に親水路及び子水路を夫々独立して形成した高炉用羽口に関する。
従来の高炉用羽口において、羽口本体は、外筒、この外筒内に同芯的に組み付けられた内筒、先端カバーと、外筒と内筒、先端カバー、内筒内に設けられた螺旋流路を経由して排水口に至る流路から構成されていた。
そして、万一羽口が溶損した場合には、一旦冷却水の循環を停止して羽口の損傷箇所を修理するか、羽口本体の交換を行っていたため、羽口の溶損事故が発生する度に高炉の運転を停止する必要があり、操業効率が低下する大きな要因となっていた。
特開平2012-153973号公報
本発明は、叙上の理由により提案されるものであって、羽口損傷時にも操業を停止することなく、高炉の操業を継続することを可能とする高炉用羽口を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、羽口本体部及び外郭カバー及び先端カバーから構成される高炉用羽口であって、前記羽口本体部は、貫通穴を形成する内筒部と、この内筒部の外側に設けられた外筒部と、前記内筒部と外筒部間に設けられ、一部が前記内筒部と外筒部と外郭カバーに接触して前記内筒部と外筒部間に親水路と子水路を形成する分離壁部と、前記羽口本体部の背面に形成された親給水口、親排水口、子給水口及び子排水口と、から成り、前記外筒部の先端には前記分離壁部と一部が接触するように外郭カバーが取り付けられていること、前記羽口本体部の先端には先端カバーが取り付けられていること、前記親水路は、前記外筒部と前記分離壁部間に形成され、前記親給水口から前記羽口本体部の先端側に延びる水路S1と、前記外郭カバーと前記分離壁部間に形成された螺旋状の水路S2及び水路S3と、前記内筒部と前記分離壁部間に形成された水路S4と、前記水路S3及び水路S4間に設けられた水路移行部と、前記外筒部と前記分離壁部間及び前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記親排水口に繋がる水路S5と、から成り、前記子水路は、前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子給水口から前記羽口本体部の先端側に延びる水路S11と、前記羽口本体部の先端と前記先端カバー間に形成された水路S12と、前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子排水口に繋がる水路S13から成ることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、羽口本体部及び外郭カバー及び先端カバーから構成される高炉用羽口であって、前記羽口本体部は、貫通穴を形成する内筒部と、この内筒部の外側に設けられた外筒部と、前記内筒部と外筒部間に設けられ、一部が前記内筒部と外筒部と外郭カバーに接触して前記内筒部と外筒部間に親水路と子水路を形成する分離壁部と、前記羽口本体部の背面に形成された親給水口、親排水口、子給水口及び子排水口と、から成り、前記外筒部の先端には前記分離壁部と一部が接触するように外郭カバーが取り付けられていること、前記羽口本体部の先端には先端カバーが取り付けられていること、前記親水路は、前記外筒部と前記分離壁部間に形成され、前記親給水口から前記羽口本体部の先端側に延びる水路S6と、前記外郭カバーと前記分離壁部間に形成された平行な2本の水路S7と、前記内筒部と前記分離壁部間に形成された平行な2本の水路S8と、前記水路S7及び水路S8間に設けられた水路移行部と、前記外筒部と前記分離壁部間及び前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子排水口に繋がる水路S9と、から成り、前記子水路は、前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子給水口から前記羽口本体部の先端側に延びる水路S11と、前記羽口本体部の先端と前記先端カバー間に形成された水路S12と、前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子排水口に繋がる水路S13から成ることを特徴とするものである。
本発明によれば、高炉の稼動中に羽口の先端部が破損して冷却水の漏出が発生した場合、特許文献1に係る発明では先端水路から外郭の螺旋水路を止める構造となっているが、本発明においては子水路と親水路が夫々独立しているため、子水路である羽口先端の水路を止めて、親水路である羽口外郭の水路側の冷却水の循環のみで高炉の稼動を継続することが可能となる。
高炉用羽口の側断面図である。 高炉用羽口の背面図である。 冷却水路の説明図である。 羽口本体部の斜視図である。 羽口本体部の斜視図である。 高炉用羽口の側断面図である。 高炉用羽口の背面図である。 冷却水路の説明図である。 羽口本体部の斜視図である。 羽口本体部の斜視図である。 高炉用羽口の背面斜視図である。
以下、図1~図11に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は高炉用羽口の側断面図、図2は高炉用羽口の背面図、図3は冷却水路の説明図、図4、図5は羽口本体部の斜視図であって、符号の1は本発明に係る高炉用羽口、2は羽口本体部、3は内筒部、4は内筒部3の外側に設けられた外筒部、5は内筒部3と外筒部4間に設けられ、一部が内筒部3と外筒部4と外郭カバー10に接触して内筒部3と外筒部4間に親水路13と子水路12を形成する分離壁部、6は冷却水が供給される子給水口、7は冷却水が排出される子排水口、8は冷却水が供給される親給水口、9は冷却水が排出される親排水口、10は外筒部4の先端に取り付けられ、分離壁部5と一部が接触する外郭カバー、11は羽口本体部2の先端に取り付けられた先端カバー、16は貫通穴である。
符号の12は水路S11、水路S12及び水路S13で構成された子水路、13は水路S1、水路S2、水路S3、水路S4及び水路S5で構成された親水路である。
子水路12における冷却水の流れは、羽口本体部2の背面に形成された子給水口6から給水された冷却水が、内筒部3と分離壁部5間に形成され、羽口本体部2の先端側に延びる水路S11を通り、先端カバー11と羽口本体部2間に形成された水路S12を周回した後、内筒部3と分離壁部5間に形成された水路S13を通り、羽口本体部2の背面に形成された子排水口7から排出される構成となっており、これらを繰り返すことで冷却水を循環させ、主に羽口本体部2の先端と先端カバー11を冷却するものである。
親水路13における冷却水の流れは、羽口本体部2の背面に形成された親給水口8から給水された冷却水が、外筒部4と分離壁部5間に形成され、羽口本体部の先端側に延びる水路S1を通り、外郭カバー10と分離壁部5間に形成された螺旋状の水路S2及び水路S3を通った後、水路移行部15Aを経由して内筒部3と分離壁部5間に形成された水路S4を通り、次に内筒部3と分離壁部5間及び外筒部4と分離壁部5間に形成された水路S5を通り、羽口本体部2の背面に形成された親排水口9から排出される構成となっており、これらを繰り返すことで冷却水を循環させる。
親水路13は主に羽口本体部2の胴体部(内筒部3と外筒部4)を冷却するものであり、親水路13内を流れる冷却水のみでも高炉用羽口1に対して十分な冷却能力が得られるように設計されている。
本実施例においては、図4、図5に示されるように、水路S2及び水路S3で羽口本体部2の先端側に延びる二段の螺旋状の水路(螺旋水路)を構成しているが、この螺旋水路は二段に限定されるものではなく、三段以上の螺旋水路としてもよい。
図6は高炉用羽口1の側断面図、図7は高炉用羽口1の背面図、図8は冷却水路の説明図、図9、図10は羽口本体部2の斜視図であって、親水路14以外の各部の名称や機能、子水路12における冷却水の流れの構成については実施例1と同様である。
符号の14は水路S6、水路S7、水路S8及び水路S9で構成された親水路である。
本実施例の親水路14における冷却水の流れは、羽口本体部2の背面に形成された親給水口8から給水された冷却水が、外筒部4と分離壁部5間に形成され、羽口本体部の先端側に延びる水路S6を通り、分岐しながら外郭カバー10と分離壁部5間に形成された平行な2本の水路S7を通った後、水路移行部15Bを経由して内筒部3と分離壁部5間に形成された平行な2本の水路S8を通り、次に内筒部3と分離壁部5間及び外筒部4と分離壁部5間に形成された水路S9を通り、羽口本体部2の背面に形成された親排水口9から排出される構成となっており、これらを繰り返すことで冷却水を循環させる。
以上のように、本発明に係る高炉用羽口1は、子水路12と親水路13、14の二系統の水路が夫々独立した構成となっているため、子水路12側において損傷が発生した場合、子水路12側の冷却水の循環を止め、親水路13、14側のみ冷却水を循環させることで高炉用羽口1を冷却し、高炉の操業を継続することができる。
1 高炉用羽口
2 羽口本体部
3 内筒部
4 外筒部
5 分離壁部
6 子給水口
7 子排水口
8 親給水口
9 親排水口
10 外郭カバー
11 先端カバー
12 子水路
13 親水路
14 親水路
15A 水路移行部
15B 水路移行部
16 貫通穴
S1~S9 水路
S11~S13 水路

Claims (2)

  1. 羽口本体部及び外郭カバー及び先端カバーから構成される高炉用羽口であって、
    前記羽口本体部は、貫通穴を形成する内筒部と、この内筒部の外側に設けられた外筒部と、前記内筒部と外筒部間に設けられ、一部が前記内筒部と外筒部と外郭カバーに接触して前記内筒部と外筒部間に親水路と子水路を形成する分離壁部と、前記羽口本体部の背面に形成された親給水口、親排水口、子給水口及び子排水口と、から成り、
    前記外筒部の先端には前記分離壁部と一部が接触するように外郭カバーが取り付けられていること、
    前記羽口本体部の先端には先端カバーが取り付けられていること、
    前記親水路は、前記外筒部と前記分離壁部間に形成され、前記親給水口から前記羽口本体部の先端側に延びる水路S1と、前記外郭カバーと前記分離壁部間に形成された螺旋状の水路S2及び水路S3と、前記内筒部と前記分離壁部間に形成された水路S4と、前記水路S3及び水路S4間に設けられた水路移行部と、前記外筒部と前記分離壁部間及び前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記親排水口に繋がる水路S5と、から成り、
    前記子水路は、前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子給水口から前記羽口本体部の先端側に延びる水路S11と、前記羽口本体部の先端と前記先端カバー間に形成された水路S12と、前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子排水口に繋がる水路S13から成ること、を特徴とする高炉用羽口。
  2. 羽口本体部及び外郭カバー及び先端カバーから構成される高炉用羽口であって、
    前記羽口本体部は、貫通穴を形成する内筒部と、この内筒部の外側に設けられた外筒部と、前記内筒部と外筒部間に設けられ、一部が前記内筒部と外筒部と外郭カバーに接触して前記内筒部と外筒部間に親水路と子水路を形成する分離壁部と、前記羽口本体部の背面に形成された親給水口、親排水口、子給水口及び子排水口と、から成り、
    前記外筒部の先端には前記分離壁部と一部が接触するように外郭カバーが取り付けられていること、
    前記羽口本体部の先端には先端カバーが取り付けられていること、
    前記親水路は、前記外筒部と前記分離壁部間に形成され、前記親給水口から前記羽口本体部の先端側に延びる水路S6と、前記外郭カバーと前記分離壁部間に形成された平行な2本の水路S7と、前記内筒部と前記分離壁部間に形成された平行な2本の水路S8と、
    前記水路S7及び水路S8間に設けられた水路移行部と、前記外筒部と前記分離壁部間及び前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子排水口に繋がる水路S9と、から成り、
    前記子水路は、前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子給水口から前記羽口本体部の先端側に延びる水路S11と、前記羽口本体部の先端と前記先端カバー間に形成された水路S12と、前記内筒部と前記分離壁部間に形成され、前記子排水口に繋がる水路S13から成ること、を特徴とする高炉用羽口。
JP2020161544A 2020-09-26 2020-09-26 高炉用羽口 Active JP7066218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020161544A JP7066218B2 (ja) 2020-09-26 2020-09-26 高炉用羽口

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020161544A JP7066218B2 (ja) 2020-09-26 2020-09-26 高炉用羽口

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022054473A JP2022054473A (ja) 2022-04-07
JP7066218B2 true JP7066218B2 (ja) 2022-05-13

Family

ID=80998075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020161544A Active JP7066218B2 (ja) 2020-09-26 2020-09-26 高炉用羽口

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7066218B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070235910A1 (en) 2006-04-11 2007-10-11 Hae-Yang Lee Double chamber single directional spiral tuyere for blast furnaces
JP2012153973A (ja) 2011-01-24 2012-08-16 Seoul Engineering Co Ltd 製鉄工業炉用羽口
CN109439826A (zh) 2018-12-13 2019-03-08 常州市武进长虹结晶器有限公司 高炉冷却风口

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5518347Y2 (ja) * 1976-12-06 1980-04-28
JPS55124445U (ja) * 1979-02-24 1980-09-03

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070235910A1 (en) 2006-04-11 2007-10-11 Hae-Yang Lee Double chamber single directional spiral tuyere for blast furnaces
JP2012153973A (ja) 2011-01-24 2012-08-16 Seoul Engineering Co Ltd 製鉄工業炉用羽口
CN109439826A (zh) 2018-12-13 2019-03-08 常州市武进长虹结晶器有限公司 高炉冷却风口

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022054473A (ja) 2022-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4513002B2 (ja) ノズルセグメントのプラットホーム端縁用の冷却システム
US5848876A (en) Cooling system for cooling platform of gas turbine moving blade
JP5009270B2 (ja) Egrクーラの切替バルブ
JP6917037B2 (ja) 高炉用羽口
JP7066218B2 (ja) 高炉用羽口
BR112012012697B1 (pt) algaraviz para forno de fabricação de ferro
KR100783078B1 (ko) 고로용 더블 챔버 스파이럴형 풍구
KR101686540B1 (ko) 수랭식 플라즈마 토치
JP5432299B2 (ja) プラズマ切断装置およびプラズマトーチの冷却方法
ES2260902T3 (es) Maquina de circulacion de fluido en espiral.
JP7418876B1 (ja) 独立した2つ以上の送風口を備える高炉用送風羽口
JP2004511745A (ja) 竪炉のための冷却要素
US6446565B2 (en) Blast tuyere for shaft furnaces, in particular blast furnaces or hot-blast cupola furnaces
KR102581167B1 (ko) 란스 헤드
JP4759759B2 (ja) ダイカストマシン用スプールブッシュ
KR20060025750A (ko) 다이캐스팅기의 냉각 슬리브
KR101182118B1 (ko) 주조용 롤
US10413897B2 (en) Ion exchanger
JP3794014B2 (ja) 軸受装置
CN108225025A (zh) 燃烧炉的风口装置
TWM530492U (zh) 馬達殼體散熱結構改良
KR200193059Y1 (ko) 용광로의 출선용구 고정소켓
JP6038620B2 (ja) ガスタービン冷却翼およびガスタービン冷却翼の補修方法
JP2005052892A (ja) ダイキャスト用金型の冷却路形成方法、シリンダブロックのウォータジャケット用入子金型及び圧縮機用スクロール製造用金型
JP3776592B2 (ja) 水冷却用ノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210922

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7066218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150