JP7065802B2 - 軌道生成装置、軌道生成方法、プログラム、及びロボットシステム - Google Patents

軌道生成装置、軌道生成方法、プログラム、及びロボットシステム Download PDF

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Description

本発明は、軌道生成装置、軌道生成方法、プログラム、及びロボットシステムに関する。
ロボットのアームに装着されている吸着ノズルを用いて物体を搬送する場合、物体を吸着ノズルによって損傷しないように吸着ノズルの速度を制御する必要がある。
特許文献1には「部品を吸着して基板に実装する部品吸着ノズルと、前記部品吸着ノズルを動作させるノズル駆動手段と、前記ノズル駆動手段を制御するノズル駆動制御手段とを備え、前記ノズル駆動制御手段は、実装高さよりも高い高さである第1の高さまで第1の速度で前記部品吸着ノズルを下降させ、前記第1の高さから前記実装高さまでは前記第1の速度よりも遅い第2の速度で前記部品吸着ノズルを下降させて前記基板に前記部品を実装させ、前記ノズル駆動制御手段は、前記部品の実装対象となる基板の種類に応じて前記第1の高さを変更する、部品実装装置。」と記載されている。
特開2017-220538号公報
特許文献1に記載の部品実装装置では、部品吸着ノズルが部品に接触するときの衝撃を和らげることができる。しかしながら、低速でのアプローチ距離が短いと部品の高さが変わった場合に,高速で吸着ノズルが部品に接触するため、部品吸着ノズルが部品を損傷してしまう可能性がある。また、該部品実装装置では、部品吸着ノズルの移動に要する時間を短縮することについては考慮されていない。
また、上述したロボットに対する従来の制御では、吸着ノズルを物体に押し付けた後、吸着ノズルの吸引圧力が上がるまでの十分な時間だけ吸着ノズルを停止させている。この停止時間は、吸着ノズルによって物体を吸着して搬送するまでの一連の物体吸着作業に要する時間が長くなる要因になっている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、一連の物体吸着作業に要する時間を短縮できるようにすることを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係る軌道生成装置は、物体を搬送するためのロボットの軌道を生成する軌道生成装置であって、前記ロボットが有する吸着ノズルと前記物体とが接触するときの前記吸着ノズルの基準点の位置となる第1経由点の座標、前記第1経由点における前記吸着ノズルの速度、加速度、及び加加速度を少なくとも含む経路条件情報を取得する経路条件取得部と、前記経路条件情報に基づき、前記吸着ノズルを前記物体に押し込んだときの前記基準点の位置となる第2経由点の座標を算出する加圧距離・座標算出部と、前記経路条件情報を満たし、所定の始点から前記第1経由点、及び前記第2経由点を経由して終点に至る前記吸着ノズルの軌道を生成する軌道生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、一連の物体吸着作業に要する時間を短縮することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の一実施の形態に係るロボットシステムの構成例を示す図である。 図2は、ロボットの吸着ノズルの動きの概要を説明するための図である。 図3は、軌道生成装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図4は、経路条件情報の一例を示す図である。 図5は、吸引条件情報の一例を示す図である。 図6は、ロボット形状情報の一例を示す図である。 図7は、上限値情報の一例を示す図である。 図8(A)~(D)は、吸着ノズルが第1経由点から第2経由点まで移動する軌道の一例を説明するための図であり、図8(A)は吸着ノズルのx座標、図8(B)は吸着ノズルの速度、図8(C)は吸着ノズルの加速度、図8(D)は吸着ノズルの加加速度の時系列変化を表す図である。 図9(A)~(D)は、吸着ノズルが第2経由点から第3経由点まで移動する軌道の一例を説明するための図であり、図9(A)は吸着ノズルのx座標、図9(B)は吸着ノズルの速度、図9(C)は吸着ノズルの加速度、図9(D)は吸着ノズルの加加速度の時系列変化を表す図である。 図10は、軌道生成装置による軌道生成処理の一例を説明するフローチャートである。 図11は、押込み時の経路条件再算出処理の一例を説明するフローチャートである。 図12は、引上げ時の経路条件再算出処理の一例を説明するフローチャートである。 図13は、停止時間算出処理の一例を説明するフローチャートである。 図14は、出力画面の表示例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aより成る」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含むものとする。
<本発明の一実施の形態に係るロボットシステム10の構成例>
図1は、本発明の一実施の形態に係るロボットシステム10の構成例を示している。
該ロボットシステム10は、ロボット1、軌道生成装置11、作業指示装置12、撮像装置13、及び制御装置14を備える。なお、軌道生成装置11、作業指示装置12、及び制御装置14については、ロボット1の位置に関係なく、任意の位置に配置することができる。例えば、軌道生成装置11を、所謂、クラウドサーバ上に配置してもよい。また、例えば、軌道生成装置11の機能を作業指示装置12または制御装置14に組み込んでも良い。
ロボット1は、例えば多関節型ロボットであり、複数の関節によって接続された複数のリンクからなるアーム2と、吸着ノズル3とを備える。なお、ロボット1の関節及びリンクの数、各リンクのリンク長さ及び可動範囲については、後述するロボット形状情報1123(図6)に記録されている。
吸着ノズル3は、複数のリンクを接続したアーム2の先端に装着されている。吸着ノズル3は、吸着する方向に伸縮可能な吸着面を有しており、吸着面の吸引圧力を上げることによって物体4を吸着させることができる。
図2は、ロボット1の吸着ノズル3の動きの概要を説明するための図である。
ロボット1は、吸着ノズル3の先端を、所定の始点から載置台5に置かれた物体4の上面に想定した接触点P1まで移動させる。次に、ロボット1は、吸着ノズル3による吸引を開始しながら吸着ノズル3を停止点P2まで押し込んで物体4を吸着ノズル3に吸着させる。最後に、ロボット1は、吸着ノズル3を引上げ点P3まで引き上げてから所定の位置まで搬送する。なお、接触点P1においては吸着ノズル3を停止せず、始点から停止点P2まで連続的に減速させる。また、引上げ点P3においても吸着ノズル3を停止せず、停止点P2から所定の速度まで連続的に加速させる。
ここで、接触点P1は、吸着ノズル3が物体4に接触するときの吸着ノズル3に設定されている基準点(例えば、吸着面の中心)の座標である。以下、接触点P1を第1経由点P1と称する。吸着ノズル3の軌道は、第1経由点P1における吸着ノズル3の速度ベクトルがV、加速度ベクトルがAとなるように軌道生成装置11によって決定される。
停止点P2は、例えば吸着ノズル3を物体4に押し込んだときの吸着ノズル3に設定されている基準点の座標である。ただし、吸着ノズル3が物体4に吸着する際には、吸着ノズル3が縮むことになるので、その場合、停止点P2は、実際の基準点の位置ではなく、吸着ノズル3が縮まず、図面下方向に移動したと仮定したときの基準点の位置を採用するようにする。以下、停止点P2を第2経由点P2と称する。吸着ノズル3は、第2経由点P2において速度及び加速度が0となる。
引上げ点P3は、吸着ノズル3によって吸着された物体4の引上げが開始されるときの吸着ノズル3に設定されている基準点の座標である。以下、引上げ点P3を第3経由点P3と称する。第3経由点P3は、第1経由点P1と同じ座標である。ただし、第3経由点P3を、第1経由点P1と異なる座標に設定してもよい。吸着ノズル3の軌道は、第3経由点P3における吸着ノズル3の速度ベクトル及び加速度ベクトルそれぞれが所定値V,Aとなるように軌道生成装置11によって決定される。
本実施の形態において、吸着ノズル3の座標・姿勢は、吸着ノズル3の所定の基準点のxyz座標(x,y,z)及びxyz軸周りの回転角(φ,θ,ψ)を用いて表す。なお、吸着ノズル3の座標は、ロボットが有する全ての関節の回転角を用いて表すこともできる。
図1に戻る。軌道生成装置11は、作業指示装置12から取得する各種の条件に基づき、吸着ノズル3の軌道を生成して制御装置14に出力する。なお、本実施の形態では、吸着ノズル3の軌道を、ロボット1の軌道とも称する。
作業指示装置12は、ユーザからの入力に基づき、経路条件情報1121及び吸引条件情報1122(いずれも図3)を生成して、軌道生成装置11に出力する。なお、経路条件情報1121には、例えば、ユーザから入力される第1経由点P1及び第3経由点P3それぞれの座標・姿勢、それぞれにおける吸着ノズル3の速度、加速度、加加速度等を含む経路条件情報や吸引条件情報等が含まれる。なお、加加速度は、加速度を時間方向に微分した値であり、躍度とも称される。また、本実施の形態において、速度、加速度、加加速度を表す大文字の英字(A,V,J等)はベクトルであり、小文字の英字(a,v,j等)はスカラーである。
撮像装置13は、物体4を画角に含むように撮像し、その結果得られる画像を作業指示装置12に出力する。作業指示装置12は、撮像装置13から入力される画像に基づき、経路条件情報1121における第1経由点P1及び第3経由点P3の座標・姿勢等を設定するようにしてもよい。
制御装置14は、軌道生成装置11から入力される軌道情報に基づいてロボット1の動作を制御する。
<軌道生成装置11の構成例>
次に、図3は、軌道生成装置11を構成する機能ブロックの構成例を示している。
軌道生成装置11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、ストレージ、通信インターフェース等を有するPC(パーソナルコンピュータ)等のコンピュータからなる。軌道生成装置11は、制御部111、記憶部112、入力部113、表示部114、及び通信部115を備える。
制御部111は、経路条件取得部1111、吸引条件取得部1112、経路条件再算出部1113、軌道生成部1114、加圧距離・座標算出部1115、加圧時間算出部1116、引上げ時間算出部1117、停止時間算出部1118、及び表示制御部1119の各機能ブロックを有する。制御部111の各機能ブロックは、PCのCPUが所定のプログラムを実行することによって実現される。
経路条件取得部1111は、作業指示装置12から経路条件情報1121を取得して記憶部112に格納する。吸引条件取得部1112は、作業指示装置12から吸引条件情報1122を取得して記憶部112に格納する。
経路条件再算出部1113は、作業指示装置12から取得した経路条件情報1121に記録されている第1経由点P1における速度ベクトルV、加速度ベクトルA、及び加加速度ベクトルJ、並びに第3経由点P3における速度ベクトルV、加速度ベクトルA、及び加加速度ベクトルJが適切であるか否かを判断する(詳細後述)。そして、適切ではないと判断した場合、経路条件再算出部1113は、経路条件情報1121に記録されている第1経由点P1における速度ベクトルV、加速度ベクトルA、及び加加速度ベクトルJ、並びに第3経由点P3における速度ベクトルV、加速度ベクトルA、及び加加速度ベクトルJのうち、適切ではないと判断したものを修正し、記憶部112の経路条件情報1121を更新する。
軌道生成部1114は、記憶部112に格納されている経路条件情報1121、及びロボット形状情報1123に基づき、吸着ノズル3の軌道を生成する。具体的には、第1経由点P1における吸着ノズル3の速度ベクトルV及び加速度ベクトルA、第2経由点P2における吸着ノズル3の速度ベクトルが0、及び加速度ベクトルが0、並びに、第3経由点P3における吸着ノズル3の速度ベクトルV、及び加速度ベクトルAの各条件を満たすように、所定の始点から第1経由点P1、第2経由点P2、及び第3経由点P3を経由して終点までの吸着ノズル3の軌道を生成する。なお、軌道生成部1114による軌道生成には、既存の手法を用いることができる。
加圧距離・座標算出部1115は、記憶部112に格納されている経路条件情報1121に基づき、第1経由点P1から吸着ノズル3が吸引を開始して第2経由点P2に至るまでの加圧距離x、及び第2経由点P2の座標を算出する。
加圧時間算出部1116は、吸着ノズル3の第1経由点P1から第2経由点P2までの移動時間であって、且つ、吸着ノズル3の吸引圧力を上げるために必要な加圧時間tを算出する。
引上げ時間算出部1117は、吸着ノズル3を第2経由点P2から第3経由点P3に移動させるための引上げ時間tを算出する。
停止時間算出部1118は、加圧時間t、引上げ時間t、及び吸引条件情報1122に含まれる吸引時間tに基づき、吸着ノズル3を第2経由点P2に停止させている停止時間tを算出する。
表示制御部1119は、表示部114に対する出力画面50(図14)等の表示を制御する。
記憶部112は、経路条件情報1121、吸引条件情報1122、ロボット形状情報1123、及び上限値情報1124を記憶する。経路条件情報1121、吸引条件情報1122、ロボット形状情報1123、及び上限値情報1124については、予め記憶部112に格納されている、またはユーザにより入力されるものとする。記憶部112は、例えばPCのストレージまたはメモリによって実現される。
入力部113は、ユーザからの各種の操作を受け付ける。入力部113は、例えばPCが備えるキーボード、マウス等の入力デバイスからなる。
表示部114は、表示制御部1119からの制御に従い、例えば、出力画面50(図14)等を表示する。表示部114は、例えばPCが備えるディスプレイからなる。
通信部115は、所定のネットワークを介して作業指示装置12や制御装置14と通信を行う。通信部115は、例えばPCが備える通信インターフェースからなる。
次に、図4は、経路条件情報1121の一例を示している。
経路条件情報1121には、吸着ノズル3の第1経由点P1における座標・姿勢(x,y,z,φ,θ,ψ)、速度ベクトルV、加速度ベクトルA、加加速度ベクトルJ、最大加速度A1max、及び最大加加速度J1maxが記録されている。また、経路条件情報1121には、第3経由点P3における座標・姿勢(x,y,z,φ,θ,ψ)、速度ベクトルV、加速度ベクトルA、加加速度ベクトルJ、最大加速度A3max、及び最大加加速度J3maxが記録されている。
ただし、第1経由点P1及び第3経由点P3における最大加速度及び最大加加速度については、物体4の質量および吸着表面状態、並びに、吸着ノズル3の座標・姿勢及び加速方向に応じて変更するようにしてもよい。ここで,吸着表面状態とは,吸着面の細かい凹凸形状などのテクスチャーや液体で濡れているか否かなどをあらわす。
次に、図5は、吸引条件情報1122の一例を示している。吸引条件情報1122には、吸着ノズル3が所定の吸引圧力に達するまでに要する時間tに対して余裕αを加えた吸引時間t(=t+α)が記録されている。
次に、図6は、ロボット形状情報1123の一例を示している。ロボット形状情報1123には、ロボット1が有する複数(同図の場合、6)の各リンクについてのリンク長[mm]、可動範囲[度]、及びモデル名が記録されている。
次に、図7は、上限値情報1124の一例を示している。上限値情報1124は、物体4の重量、並びに、吸着ノズル3の座標・姿勢及び加速方向の様々な組み合わせに対して、加速度上限値及び加加速度上限値が対応付けて記録されている。
経路条件再算出部1113は、上限値情報1124に基づき、経路条件情報1121に含まれる第1経由点P1における速度ベクトルV1、加速度ベクトルA1、及び加加速度ベクトルJ1、並びに第3経由点P3における速度ベクトルV3、加速度ベクトルA3、及び加加速度ベクトルJ3のうち,上限値を超えたものがある場合は,記憶部112の経路条件情報1121のうち少なくとも一つを修正することができる。
<吸着ノズル3の軌道>
次に、第1経由点P1、第2経由点P2、及び第3経由点P3を順に移動する吸着ノズル3の軌道について、図8及び図9を参照して説明する。
図8は、吸着ノズル3が物体4を第1経由点P1から第2経由点P2まで押し込む時の軌道の一例を説明するための図である。
図8の例では、説明を簡単にするため、x,y,z座標のうち、x方向(図2の下方向)への移動についてのみ説明するが、y方向及びz方向についても、x方向と同様に扱えばよい。また、y方向及びz方向への移動は0とみなしてもよい。さらに、本実施の形態では、吸着ノズル3の加加速度jを一定値としているが、吸着ノズル3の加加速度jは一定値に限らない。
同図(A)は、吸着ノズル3のx座標の時系列変化を表しており、横軸が時間、縦軸がx座標を示している。横軸のtは、吸着ノズル3が第1経由点P1から第2経由点P2に至るまでの時間である。第1経由点P1のx座標を0、第2経由点P2のx座標をxとした場合、吸着ノズル3のx座標は、例えば次式(1)に従って変化する。
Figure 0007065802000001
同図(B)は、吸着ノズル3の速度vの時系列変化を表しており、横軸が時間、縦軸が速度vを示している。第1経由点P1の速度をv、第2経由点P2の速度を0とした場合、吸着ノズル3の速度vは、例えば次式(2)に従って変化する。
Figure 0007065802000002
同図(C)は、吸着ノズル3の加速度aの時系列変化を表しており、横軸が時間、縦軸が加速度aを示している。第1経由点P1の加速度をa、第2経由点P2の加速度を0とした場合、吸着ノズル3の加速度aは、例えば次式(3)に従って変化する。
Figure 0007065802000003
同図(D)は、吸着ノズル3の加加速度jの時系列変化を表しており、横軸が時間、縦軸が加加速度jを示している。本実施の形態の場合、上述したように、加加速度jは、次式(4)に示されるように一定値jであり変化しない。
Figure 0007065802000004
吸着ノズル3は、第1経由点P1から第2経由点P2(x=x)まで時間tを要して移動し、第2経由点P2における速度と加速度は0である。そこで、t=t,a=0を式(3)に代入して次式(5)を得る。
Figure 0007065802000005
さらに、式(5)を式(2)に代入して、次式(6)を得る。
Figure 0007065802000006
またさらに、t=t,x=x、式(5)、及び式(6)を式(1)に代入して、次式(7)を得る。
Figure 0007065802000007
次に、図9は、吸着ノズル3が第2経由点P2から第3経由点P3まで物体4を引き上げる時の軌道の一例を説明するための図である。
図9の例は、図8の例と同様、説明を簡単にするため、x,y,z座標のうち、x方向(図面の下方向)への移動についてのみ説明するが、y方向及びz方向についても、x方向と同様に扱えばよい。また、y方向及びz方向への移動は0とみなしてもよい。
同図(A)は、吸着ノズル3のx座標の時系列変化を表しており、横軸が時間、縦軸がx座標を示している。横軸のtは、吸着ノズル3が第2経由点P2から第3経由点P3に至るまでの時間である。第2経由点P2のx座標をx、第3経由点P3のx座標を0とした場合、吸着ノズル3のx座標は、例えば次式(8)に従って変化する。
Figure 0007065802000008
同図(B)は、吸着ノズル3の速度vの時系列変化を表しており、横軸が時間、縦軸が速度vを示している。第2経由点P2の速度を0、第3経由点P3の速度をvとした場合、吸着ノズル3の速度vは、例えば次式(9)に従って変化する。
Figure 0007065802000009
同図(C)は、吸着ノズル3の加速度aの時系列変化を表しており、横軸が時間、縦軸が加速度aを示している。第2経由点P2の加速度を0、第3経由点P3の加速度をaとした場合、吸着ノズル3の加速度aは、例えば次式(10)に従って変化する。
Figure 0007065802000010
同図(D)は、吸着ノズル3の加加速度jの時系列変化を表しており、横軸が時間、縦軸が加加速度jを示している。本実施の形態の場合、上述したように、加加速度jは、次式(11)に示されるように一定値jであり変化しない。
Figure 0007065802000011
吸着ノズル3は、第2経由点P2から第3経由点P3(x=0)まで時間tを要して移動し、第3経由点P3における速度はvであり、加速度はaである。そこで、t=t,x=0を式(8)に代入して次式(12)を得る。
Figure 0007065802000012
また、t=t,a=aを式(10)に代入して次式(13)を得る。
Figure 0007065802000013
さらに、t=t,v=vを及び式(13)を式(9)に代入して、次式(14)を得る。
Figure 0007065802000014
<軌道生成装置11による軌道生成処理>
次に、図10は、軌道生成装置11による軌道生成処理の一例を説明するフローチャートである。
この軌道生成処理は、例えばユーザからの所定の開始操作や,撮像装置13で物体4の存在を検知した際に発せられる信号に応じて開始される。
はじめに、経路条件取得部1111が、経路条件情報1121を記憶部112から取得する(ステップS1)。次に、吸引条件取得部1112が、吸引条件情報1122を記憶部112から取得する(ステップS2)。
次に、経路条件再算出部1113が、経路条件再算出処理を行う(ステップS3)。具体的には、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に含まれる第1経由点P1における速度ベクトルV、加速度ベクトルA、及び加加速度ベクトルJ、並びに第3経由点P3における速度ベクトルV、加速度ベクトルA、及び加加速度ベクトルJが適切であるか否かを判断する。
そして、適切ではないと判断した場合、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に含まれる第1経由点P1における速度ベクトルV、加速度ベクトルA、及び加加速度ベクトルJ、並びに第3経由点P3における速度ベクトルV、加速度ベクトルA、及び加加速度ベクトルJを修正し、記憶部112の経路条件情報1121を更新する。
ここで、ステップS3における経路条件再算出処理について、図11及び図12を参照して詳述する。
図11は、ステップS3における経路条件再算出処理のうち、第1経由点P1から第2経由点P2への押込み時の経路条件再算出処理の一例を説明するフローチャートである。
はじめに、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている加加速度jが最大加加速度j1max以下であるか否かを判断する(ステップS11)。ここで、加加速度jが最大加加速度j1max以下ではないと判断した場合(ステップS11でNo)、経路条件再算出部1113が、加加速度jを最大加加速度j1maxに修正して記憶部112の経路条件情報1121を更新する(ステップS12)。
反対に、経路条件再算出部1113が、加加速度jが最大加加速度j1max以下であると判断した場合(ステップS11でYes)、ステップS12をスキップして処理をステップS13に進める。
次に、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている加速度aが最大加速度a1max以下であるか否かを判断する(ステップS13)。ここで、加速度aが最大加速度a1max以下ではないと判断した場合(ステップS13でNo)、経路条件再算出部1113が、加速度aを最大加速度a1maxに修正して記憶部112の経路条件情報1121を更新する(ステップS14)。
反対に、経路条件再算出部1113が、加速度aが最大加速度a1max以下であると判断した場合(ステップS13でYes)、ステップS14をスキップして処理をステップS15に進める。
次に、経路条件再算出部1113が、適宜修正した加加速度j及び加速度aを式(6)に代入して速度vを算出し、経路条件情報1121に記録されている速度vと比較する(ステップS15)。
そして、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている速度vが、式(6)から算出された速度vよりも小さいと判断した場合(ステップS15で<)、式(6)を満たすように、加速度aを√(2j)に修正して記憶部112の経路条件情報1121を更新する(ステップS16)。
反対に、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている速度vが、式(6)から算出された速度vよりも大きいと判断した場合(ステップS15で>)、速度vを、式(6)から算出された速度vに修正して記憶部112の経路条件情報1121を更新する(ステップS17)。
さらに、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている速度vが、式(6)から算出された速度vと等しいと判断した場合(ステップS15で=)、ステップS16,S17をスキップして、押込み時の経路条件再算出処理を終了する。
次に、図12は、ステップS3における経路条件再算出処理のうち、第2経由点P2から第3経由点P3への引上げ時の経路条件再算出処理の一例を説明するフローチャートである。
はじめに、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている加加速度jが最大加加速度j3maxに-1を乗算した-j3max以下であるか否かを判断する(ステップS21)。ここで、加加速度jが-j3max以下であると判断した場合(ステップS21でYes)、経路条件再算出部1113が、加加速度jを-j3maxに修正して記憶部112の経路条件情報1121を更新する(ステップS22)。
反対に、経路条件再算出部1113が、加加速度jが-j3max以下ではないと判断した場合(ステップS21でNo)、ステップS22をスキップして処理をステップS23に進める。
次に、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている加速度aが最大加速度a3maxに-1を乗算した-a3max以下であるか否かを判断する(ステップS23)。ここで、加速度aが-a3max以下であると判断した場合(ステップS23でYes)、経路条件再算出部1113が、加速度aを-a3maxに修正して記憶部112の経路条件情報1121を更新する(ステップS24)。
反対に、経路条件再算出部1113が、加速度aが-a3max以下ではないと判断した場合(ステップS23でNo)、ステップS24をスキップして処理をステップS25に進める。
次に、経路条件再算出部1113が、適宜修正した加加速度j及び加速度aを式(14)に代入して速度vを算出し、経路条件情報1121に記録されている速度vと比較する(ステップS25)。
そして、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている速度vが、式(14)から算出された速度vよりも大きいと判断した場合(ステップS25で>)、式(14)を満たすように、加速度aを√(2j)に修正して記憶部112の経路条件情報1121を更新する(ステップS26)。
反対に、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている速度vが、式(14)から算出された速度vよりも小さいと判断した場合(ステップS25で<)、速度vを、式(14)から算出された速度vに修正して記憶部112の経路条件情報1121を更新する(ステップS27)。
さらに、経路条件再算出部1113が、経路条件情報1121に記録されている速度vが、式(14)から算出された速度vと等しいと判断した場合(ステップS25で=)、ステップS26,S27をスキップして、引上げ時の経路条件再算出処理を終了する。
以上に説明した経路条件再算出処理によって、記憶部112に格納された経路条件情報1121を適宜、修正して更新した後、処理は図10のステップS4に進められる。
図10に戻る。次に、加圧距離・座標算出部1115が、記憶部112に格納された経路条件情報1121に基づき、加圧距離x、及び第2経由点P2の座標を算出する(ステップS4)。
具体的には、加圧距離・座標算出部1115が、式(7)に従って加圧距離xを算出する。さらに、加圧距離・座標算出部1115が、次式(15)に示されるように、第1経由点P1の座標(x,y,z)を、第1経由点P1における速度ベクトルVの方向に加圧距離xだけ移動することにより第2経由点P2の座標(x,y,z)を算出する。
Figure 0007065802000015
ただし、第1経由点P1における速度ベクトルVについては、次式(16)に示されるとおりである。
Figure 0007065802000016
次に、軌道生成部1114が、記憶部112に格納された経路条件情報1121、及びロボット形状情報1123に基づき、所定の始点から第1経由点P1、第2経由点P2、及び第3経由点P3を経由して終点に至る吸着ノズル3の軌道を生成する(ステップS5)。
次に、加圧時間算出部1116が、記憶部112に格納された経路条件情報1121に基づき、式(5)を用いて加圧時間tを算出する(ステップS6)。
次に、引上げ時間算出部1117が、記憶部112に格納された経路条件情報1121に基づき、式(12)を用いて引上げ時間tを算出する(ステップS7)。
次に、停止時間算出部1118が、加圧時間t、引上げ時間t、及び吸引条件情報1122に含まれる吸引時間tに基づき、第2経由点P2に吸着ノズル3を停止させる停止時間tを算出する(ステップS8)。
次に、図13は、ステップS8における停止時間算出処理の一例を説明するフローチャートである。
はじめに、停止時間算出部1118が、加圧時間tと引上げ時間tとの加算値(t+t)が吸引時間t以下であるか否かを判定する(ステップS31)。ここで、加算値(t+t)が吸引時間t以下ではないと判定した場合(ステップS31でNo)、停止時間算出部1118が、停止時間tを0に設定する(ステップS32)。
反対に、加算値(t+t)が吸引時間t以下であると判定した場合(ステップS31でYes)、停止時間算出部1118が、停止時間tとして、吸引時間tから加算値(t+t)を減算した値を算出する(ステップS32)。以上で、ステップS8における停止時間算出処理は終了される。
図10に戻る。最後に、通信部115が、ステップS5で生成された軌道、ステップS6で算出された加圧時間t、ステップS7で算出された引上げ時間t、及び、ステップS8で算出された停止時間tを制御装置14に送信する(ステップS9)。制御装置14では、軌道生成装置11から送信された軌道、加圧時間t、引上げ時間t、及び、停止時間tに基づき、ロボット1を制御することになる。以上で、軌道生成処理は終了される。
以上に説明した軌道生成処理によれば、所定の始点から第1経由点P1、第2経由点P2、及び第3経由点P3を経由して終点に至る軌道であって、第1経由点P1にて停止することなく、第1経由点P1から第2経由点P2まで連続的に減速し、また、第3経由点P3にて停止することなく、第2経由点P2から第3経由点P3まで連続的に加速する軌道を生成することができる。
また、ユーザが設定した第1経由点P1及び第3経由点P3それぞれにおける速度ベクトル及び加速度ベクトルを、その上限を超えないように適宜修正することができる。
さらに、第1経由点P1から吸着ノズル3の吸引を開始して第2経由点P2に移動するので、第2経由点P2における停止時間tを極力短くすることができる。したがって、一連の物体吸着作業に要する時間を短縮することが可能となる。
<出力画面50の表示例>
次に、図14は、軌道生成装置11の表示部114に表示される出力画面50の表示例を示している。
出力画面50には、軌道パラメータ表示領域51、生成軌道表示領域52、及び表示切替ボタン53が設けられる。
軌道パラメータ表示領域51には、第1経由点P1の座標、速度ベクトル、加速度ベクトル、及び押込み時間(加圧時間t1)、第2経由点P2の座標、及び停止時間t、並びに、第3経由点P3の座標、速度ベクトル、加速度ベクトル、及び引上げ時間tが表示される。
生成軌道表示領域52には、軌道生成部1114によって生成された吸着ノズル3の位置、速度、加速度、及び加加速度の時系列変化が表示される。
表示切替ボタン53は、ユーザが操作する毎に、軌道パラメータ表示領域51、及び生成軌道表示領域52における表示を、ユーザが設定した修正前のものと、経路条件再算出部1113によって修正されたものとに切り替えることができる。
ユーザは、表示切替ボタン53を操作することによって表示が切り替わる軌道パラメータ表示領域51及び生成軌道表示領域52を見ることによって、自身が設定した速度及び加速度が適切であったか否か(修正されているか否か)を確認することができる。また、一連の物体吸着作業に要する時間(押込み時間(加圧時間t1)、停止時間t、及び引上げ時間tの加算値)を知ることができる。
また、ユーザは、生成軌道表示領域52を見ることにより、吸着ノズル3の動きを直感的に把握することができる。
本発明は、上記した実施形態や変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1・・・ロボット、2・・・アーム、3・・・吸着ノズル、4・・・物体、5・・・載置台、10・・・ロボットシステム、11・・・軌道生成装置、12・・・作業指示装置、13・・・撮像装置、14・・・制御装置、50・・・出力画面、51・・・軌道パラメータ表示領域、52・・・生成軌道表示領域、53・・・表示切替ボタン、111・・・制御部、112・・・記憶部、113・・・入力部、114・・・表示部、115・・・通信部、1111・・・経路条件取得部、1112・・・吸引条件取得部、1113・・・経路条件再算出部、1114・・・軌道生成部、1115・・・加圧距離・座標算出部、1116・・・加圧時間算出部、1117・・・時間算出部、1118・・・停止時間算出部、1119・・・表示制御部、1121・・・経路条件情報、1122・・・吸引条件情報、1123・・・ロボット形状情報、1124・・・上限値情報

Claims (12)

  1. 物体を搬送するためのロボットの軌道を生成する軌道生成装置であって、
    前記ロボットが有する吸着ノズルと前記物体とが接触するときの前記吸着ノズルの基準点の位置となる第1経由点の座標、前記第1経由点における前記吸着ノズルの速度、加速度、及び加加速度を少なくとも含む経路条件情報を取得する経路条件取得部と、
    前記経路条件情報に基づき、前記吸着ノズルを前記物体に押し込んだときの前記基準点の位置となる第2経由点の座標を算出する加圧距離・座標算出部と、
    前記経路条件情報を満たし、所定の始点から前記第1経由点、及び前記第2経由点を経由して終点に至る前記吸着ノズルの軌道を生成する軌道生成部と、
    を備えることを特徴とする軌道生成装置。
  2. 請求項1に記載の軌道生成装置であって、
    前記経路条件取得部は、前記吸着ノズルによって吸着された前記物体の引上げが開始されるときの前記基準点の位置となる第3経由点における前記吸着ノズルの速度、加速度、及び加加速度を含む前記経路条件情報を取得し、
    前記軌道生成部は、前記経路条件情報を満たし、所定の始点から前記第1経由点、前記第2経由点、及び前記第3経由点を経由して終点に至る前記吸着ノズルの軌道を生成する
    ことを特徴とする軌道生成装置。
  3. 請求項2に記載の軌道生成装置であって、
    前記吸着ノズルが所定の吸引圧力に達するまでに要する吸引時間を表す吸引条件情報を取得する吸引条件取得部と、
    前記吸引条件情報に基づいて前記第2経由点における停止時間を算出する停止時間算出部と、
    を備えることを特徴とする軌道生成装置。
  4. 請求項3に記載の軌道生成装置であって、
    前記経路条件情報に基づき、前記吸着ノズルを前記第1経由点から前記第2経由点に移動させるための時間であって、且つ、前記吸着ノズルの吸引圧力を上げるために必要な加圧時間を算出する加圧時間算出部と、
    前記経路条件情報に基づき、前記吸着ノズルを前記第2経由点から前記第3経由点に移動させるための引上げ時間を算出する引上げ時間算出部と、
    を備え、
    前記停止時間算出部は、前記吸引条件情報が表す前記吸引時間、前記加圧時間、及び前記引上げ時間に基づいて前記第2経由点における前記停止時間を算出する
    ことを特徴とする軌道生成装置。
  5. 請求項3に記載の軌道生成装置であって、
    算出された前記停止時間を含む出力画面を表示させる表示制御部を、
    備えることを特徴とする軌道生成装置。
  6. 請求項2に記載の軌道生成装置であって、
    前記経路条件情報は、前記第1経由点における前記吸着ノズルの最大加速度、及び最大加加速度を含み、
    前記経路条件情報に含まれる前記第1経由点における前記吸着ノズルの前記最大加速度、及び前記最大加加速度に基づいて、前記経路条件情報に含まれる前記第1経由点における前記速度、または前記加速度、または前記加加速度を修正する経路条件再算出部を、
    備えることを特徴とする軌道生成装置。
  7. 請求項6に記載の軌道生成装置であって、
    前記経路条件情報は、前記第3経由点における前記吸着ノズルの最大加速度、及び最大加加速度を含み、
    前記経路条件再算出部は、前記経路条件情報に含まれる前記第3経由点における前記吸着ノズルの前記最大加速度、及び前記最大加加速度に基づいて、前記経路条件情報に含まれる前記第3経由点における前記速度、または前記加速度、または前記加加速度を修正する
    ことを特徴とする軌道生成装置。
  8. 請求項7に記載の軌道生成装置であって、
    前記経路条件再算出部は、前記物体の質量、及び吸着表面状態、前記吸着ノズルの座標・姿勢、及び前記吸着ノズルの加速方向の少なくとも一つに応じて、前記経路条件情報に含まれる前記第1経由点における前記吸着ノズルの前記最大加速度及び前記最大加加速度、並び前記第3経由点における前記吸着ノズルの前記最大加速度及び前記最大加加速度のうちの少なくとも一つを修正する
    ことを特徴とする軌道生成装置。
  9. 物体を搬送するためのロボットの軌道を生成する軌道生成装置による軌道生成方法であって、
    前記ロボットが有する吸着ノズルと前記物体とが接触するときの前記吸着ノズルの基準点の位置となる第1経由点の座標、前記第1経由点における前記吸着ノズルの速度、加速度、及び加加速度を少なくとも含む経路条件情報を取得する経路条件取得ステップと、
    前記経路条件情報に基づき、前記吸着ノズルを前記物体に押し込んだときの前記基準点の位置となる第2経由点の座標を算出する加圧距離・座標算出ステップと、
    前記経路条件情報を満たし、所定の始点から前記第1経由点、及び前記第2経由点を経由して終点に至る前記吸着ノズルの軌道を生成する軌道生成ステップと、
    を含むことを特徴とする軌道生成方法。
  10. コンピュータを、
    ロボットが有する吸着ノズルと物体とが接触するときの前記吸着ノズルの基準点の位置となる第1経由点の座標、前記第1経由点における前記吸着ノズルの速度、加速度、及び加加速度を少なくとも含む経路条件情報を取得する経路条件取得部と、
    前記経路条件情報に基づき、前記吸着ノズルを前記物体に押し込んだときの前記基準点の位置となる第2経由点の座標を算出する加圧距離・座標算出部と、
    前記経路条件情報を満たし、所定の始点から前記第1経由点、及び前記第2経由点を経由して終点に至る前記吸着ノズルの軌道を生成する軌道生成部と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 物体を搬送するためのロボットと、前記ロボットの軌道を生成する軌道生成装置と、生成された前記軌道に基づいて前記ロボットを制御する制御装置と、を備えるロボットシステムにおいて、
    前記ロボットは、
    リンクの先端に前記物体を吸着するための吸着ノズルを、備え、
    前記軌道生成装置は、
    前記吸着ノズルと前記物体とが接触するときの前記吸着ノズルの基準点の位置となる第1経由点の座標、前記第1経由点における前記吸着ノズルの速度、加速度、及び加加速度を少なくとも含む経路条件情報を取得する経路条件取得部と、
    前記経路条件情報に基づき、前記吸着ノズルを前記物体に押し込んだときの前記基準点の位置となる第2経由点の座標を算出する加圧距離・座標算出部と、
    前記経路条件情報を満たし、所定の始点から前記第1経由点、及び前記第2経由点を経由して終点に至る前記吸着ノズルの軌道を生成する軌道生成部と、を備える
    ことを特徴とするロボットシステム。
  12. 請求項11に記載のロボットシステムであって、
    前記物体を画角に含む画像を撮像する撮像装置と、
    前記画像に基づき、前記第1経由点の座標を設定する作業指示装置と、
    を備えることを特徴とするロボットシステム。
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