JP7065247B1 - ヒト唾液orp値による植物から受ける健康効果の判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】日常の衣食住における生活習慣の中で、植物を用いて使用する被験者の体内を還元させ体調良好に導くか、又は酸化させ体調不良に導くかの事前確認が科学的に客観的に指標することができなかった。【解決手段】健康面の影響を判定する方法において、ヒト唾液ORP酸化還元電位測定装置を使用し、前記対象物である植物に触れる前と、触れた後について、前記被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、前記対象物である植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法である。【選択図】図11

Description

本発明はヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法にかんするものである。植物の中には薬理作用の強いものがあったり、使い方によっては人体に有毒になるものがあり、前記植物利用が無農薬、無化学肥料栽培もしくは化学汚染されていない土壌環境下で光合成の恵みを受けて育った植物であるほど、本発明を立証するために、後述の無農薬栽培のバナナの葉に触れた時と農薬使用のバナナを食した前後の人間の健康面の影響をヒト唾液ORPで検証した表5で示した一例からもわかるように、本発明が意図する個々人に適合する植物から受ける健康効果の判定方法を着眼点とする所期の目的を達成することができるのである。しかし、前記植物利用が無農薬、無化学肥料栽培による植物使用にのみに限定せずとも、本発明の前記確認方法で個々人に適合する植物を見つけることに繋がるのである。
これまで長年にわたって植物を使用して、沢山の医薬品を産み出してきました。例えば、アスピリンの成分である柳、鎮痛薬のモルヒネの成分であるケシ、また、キナの木は長年マラリア治療薬キニーネの原料として用いられている。植物の中には薬理作用の強いものがあることは周知されている。一般人が、植物の薬用利用における体内に直接、経口摂取、又は点滴及び注射注入後の体内の健康面への影響を確認するには、体感的、又は主観的な推測に委ねられているのである。ましてや、使用対象物とする植物利用後の体内の影響を確認するには困難となる。
特許文献1は、医師や薬剤師などが医療用漢方製剤を処方する際に、患者に適した医療用漢方製剤を容易に選択できるように支援する医療用漢方製剤選択支援システムを提供している。
特許文献2は、後天性免疫不全症候群(エイズ)を治療する伝統的な漢方薬製剤及びその製造方法に関する。該製剤は多標的に作用するものであり、人体の免疫機能を高めるばかりでなく、抗ウイルス、抗感染および抗腫瘍効果を有していることを提供している。
特許文献3は、処方が簡単で、プロセスが科学的かつ合理的な、うつ病に伴う症候群の複数の症状を顕著に改善する薬力学的効果の特性を有する、抗うつ効果を有する漢方薬エキス及びその調製方法を提供している。
特許文献4は、漢方薬抽出物、その製造方法及び使用方法を提供することにある。漢方薬抽出物は、CaN-NF-AT経路を効果的に阻害することができ、皮膚の炎症又は自己免疫性疾患、例えば、湿疹の治療において効果を示すことができることを提供している。
特開2010-198343 特願2007-506639 特願2019-559814 特許番号6554181
文献1は、医師や薬剤師などが医療用漢方製剤を処方する際に、患者に適した医療用漢方製剤を容易に選択できるように支援する医療用漢方製剤選択支援システムを提供している。が、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法について明記されてなく、本発明とは技術的意図を異にする。
文献2において、後天性免疫不全症候群(エイズ)を治療する伝統的な漢方薬製剤及びその製造方法に関する。該製剤は多標的に作用するものであり、人体の免疫機能を高めるばかりでなく、抗ウイルス、抗感染および抗腫瘍効果を有していることを提供しているが、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法について明記されてなく、本発明とは技術的意図を異にする。
文献3において、処方が簡単で、プロセスが科学的かつ合理的な、うつ病に伴う症候群の複数の症状を顕著に改善する薬力学的効果の特性を有する、抗うつ効果を有する漢方薬エキス及びその調製方法を提供することについて記述されているが、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法について明記されてなく、本発明とは技術的意図を異にする。
文献4において、漢方薬抽出物、その製造方法及び使用方法を提供することにある。漢方薬抽出物は、CaN-NF-AT経路を効果的に阻害することができ、皮膚の炎症又は自己免疫性疾患、例えば、湿疹の治療において効果を示すことができることを提供しているが、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法について明記されてなく、本発明とは技術的意図を異にする。
本発明において、植物の中には薬理作用の強いものがあったり、使い方によっては人体に有毒になるものがあり、飲食しないで確認できる手段を用いることで誤食事故を防ぐことができるのである。前記植物利用が無農薬、無化学肥料栽培もしくは化学汚染されていない土壌環境下で光合成の恵みを受けて育った植物であるほど、本発明を立証するために、無農薬栽培のバナナの葉に触れた時と農薬使用のバナナを食した前後の人間の健康面の影響をヒト唾液ORPで検証した表5で示した一例からもわかるように、本発明が意図する個々人に適合する植物の蒸散作用による人間へのヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法の着眼点とする所期の目的を達成することができるのである。しかし、前記植物利用が無農薬、無化学肥料栽培による植物使用にのみに限定せずとも、本発明の前記確認方法で個々人に適合する植物を見つけることに繋がるのである。
本発明のヒト唾液ORPによる植物である果実の生の表皮及び生の果肉、又は生の葉、草木の生の葉、野菜の生の葉、生の海藻、花の生の花びらを用いた植物の蒸散作用を活用して健康作用を高める方法としたのである。前記健康作用とは、人間・動物などの心身全体が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力・機能を高めることで、手術を施したり、人工的な薬物を投与したりしなくても自分で治す機能を高めることに繋がると考えたのである。
本発明の植物である果実の生の表皮及び生の果肉、又は生の葉、草木の生の葉、野菜の生の葉、生の海藻、前記植物の生の花を用いたヒト唾液ORPによる植物の蒸散作用による人間への健康効果の実証装置と方法とした着眼点について述べる。植物は光合成により人間が生きていくうえで欠かせない酸素を産生することは既に周知されている。さらには、果実の果肉及び表皮、草木の葉、草木の葉、野菜の葉、海藻は蒸散という水分を排出する機能があり、また、空気中の陽極のプラスイオンを吸着することで陰極のマイナスイオンが残り、葉が生い茂る環境、落葉樹、又は針葉樹においては周年にわたり葉をつけている環境が混在する森林環境下で過ごした時のすがすがしく美味しい空気を体感できる理由である。
しかし、前記植物である果実の生の表皮及び生の果肉、又は生の葉、草木の生の葉、野菜の生の葉、生の海藻、前記植物の生の花から蒸散という水分を排出する機能の恩恵を、人間の健康面への影響を確認するには、体感的、又は主観的な推測に委ねられ、客観的に科学的に見える化が出来なかったのである。体感的には、昔から長ネギを軽く網焼きして布に包み首に巻くことで咳止めや、のどの痛みを軽減させる知恵の一例は周知されていたのであるが、あくまでも体感的な推測であり客観的に科学的な指標が出来なかったのである。
蒸散とは、植物の地上部から大気中へ水蒸気が放出される現象である。蒸散は主に葉の裏側で起こるが、これは、蒸散の行われる気孔が裏側に集中しているからである。一方、葉の表側や茎、花、果実、海藻類においても蒸散機能を持っている。前記植物は単なる水分の蒸発が受動的な現象である一方、蒸散は生物体による能動的な調節であり、水分蒸発での水分枯渇を防ぐために気孔の開閉制御が行われ、果実の果肉及び表皮、花びら、草木の葉、海で生息する藻類及び清流中に生息するバイカモ類(梅花藻)も同様に蒸散機能を持っていることに本発明は注視し、植物を食することなく人体部位に触れさせることで人間の健康面への影響を、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法に着眼したのである。
植物には、自身に必要な水分以外にも、運搬という目的で利用している水分がある。これらの水分は根から吸収され運ばれますが、役割を終えた水分は根に戻らず、葉の裏側にある気孔という組織から放出され、二酸化炭素や化学物質などが含まれた外気を取り込むのである。これを蒸散と言うのである。蒸散で放出される水分は蒸留水と同じで清潔な水分であるため、空気をきれいにし、植物が持つ細胞壁を有し、生存に必要なすべての有機物を炭酸ガス、水などの無機物から合成できる独立栄養形式を有し光合成による前記清潔な水分を含む酸素の産生メカニズムである。植物は、空気が乾燥してくると、蒸散をすることで周囲の空気の湿度を上げて体内との湿潤さを小さくし、葉の水分を保とうとする。この時に、根から水分を吸い上げて葉に送るのであるが、葉からの給水要求に応じた十分な水を根から得られないと、植物自身の体内の水分が減ってしまうことで、自分の身を守るために気孔を閉じて蒸散しないメカニズムが働くのである。前記植物の葉の蒸散は葉の裏側にある気孔が主であるが、葉の表面のクチクラ層を通して蒸散も行われることは周知されている。
植物の根が旺盛にあり、必要に応じた水を切らさないようにすれば、乾燥した状況でも植物は蒸散システムが働きを確認できるのは、一例として、土植えの植物の場合を考察すると、乾燥した環境下を常に植物の根の底面に水を溜めてしまう環境下にすると、前記葉の能動的な蒸散調節が制御され、逆に根腐れを起こして元気な根を失ってしまうのである。果実の生皮も同様に、果実の生皮の底面に水を浸すと水に接触している生皮部は腐敗進行が早まるのである。このことから、本発明はヒト唾液ORPによる果実の果肉及び表皮、花びら、草木の葉、海で生息する藻類及び清流中に生息するバイカモ類(梅花藻)に着眼したのである。
植物の根と葉の結びつきについて、前記蒸散作用にかかる論文として、日本生態学会誌59、2009年に、北里大学一般教育部論文、根系の水と栄養吸収の生理生態で発表されている。人間は体感的に、森や森林に入ったり、太い幹及び根に手足やその他の人体部位を触れることで、精神的なやすらぎや体の疲労を軽減される体験は周知されている。ミズナラの樹木の幹に耳をあてると、幹の中を流動する水流音を確認し、幹に両手でしがみついたり、頭部をあてると精神的なやすらぎを体験するのである。このように、本発明の植物による人体への健康作用の確認方法は植物の枝葉及び花に限定されず植物の全体であり、根、幹、茎、葉、花が持つ成長作用を活用することに着眼し、植物の葉及び花を使用して、後述する実施例の表1~表7によって、前記精神的なやすらぎや体の疲労を軽減される体験が単なる思い込みではなく、客観的に本発明の所期の目的を達成するために、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法としたのである。
本発明に用いる葉を採取して保管する手段について述べる。前記鮮度保持管理システムは図7で示す通りである。植物の葉の切り取りは、枝から切り取るとき、葉の葉柄である部分から鋭利で切れ味が良いはさみ、又は刃物で切り取ることが大切である。なぜなら、前記植物の蒸散をスムースにするために葉柄の茎から水分吸収し、葉の鮮度を維持するうえで重要になるのである。葉の構成図は8で示している。日本酒を水とで希釈して(希釈する割合は日本酒10%~40%、水60%~90%とし)、前記切り取った葉の表裏全面に噴霧する。これは、葉の表裏の表面に化学肥料及び農薬、又は菌が付着している場合を考慮しているのであり、化学肥料不使用及び農薬不使用での環境下で生育したことが明らかな植物は、前記日本酒と水とで希釈し噴霧する過程は必要ない。前記切り取った葉は、天然水、又は地下水を利用して水洗いした後、次に、前記天然水、又は地下水を入れた容器に前記葉の葉柄部分の切り口を浸して置き、日中は、晴天及び雨天にかかわらず太陽光の直射光でなく間接光が差し込む室内環境下で、夜は暗室の状態にし、太陽光は自然摂理に委ね、前記植物の葉が切り取られた状態は、前記太陽光の直射光による葉の鮮度保持の影響を避けるようにしたのである。採取した植物の葉の保管環境温度は10℃~28℃の範囲とし、湿度は30~70%の範囲とすることで本発明に使用する対象物とする葉の採取及び保管により、前記植物の葉の大量利用にも対応できる鮮度保持管理システムが確立できるのである。
つづいて本発明に用いる花を採取して保管する手段について述べる。前記鮮度保持管理システムは図7で示す通りである。植物の花の切り取りは、植物の花軸から伸びた花柄を切り取るとき、花の花柄である部分から鋭利で切れ味が良いはさみ、又は刃物で切り取ることが大切である。なぜなら、前記植物の蒸散をスムースにするために花柄から水分吸収し、花の鮮度を維持するうえで重要になるのである。花の構成図は9で示している。前記前記切り取った花は、日本酒を水とで希釈して(希釈する割合は日本酒10%~40%、水60%~90%とし)、前記切り取った花の表裏全面に噴霧する。これは、花の表裏の表面に化学肥料及び農薬、又は菌が付着している場合を考慮しているのであり、化学肥料不使用及び農薬不使用での環境下で生育したことが明らかな植物は、前記日本酒と水とで希釈し噴霧する過程は必要ない。前記切り取った花の表裏全面に噴霧し、水洗いしないで噴霧後、天然水、又は地下水を入れた容器に前記花の花柄部分の切り口を浸して置き、日中は、晴天及び雨天にかかわらず太陽光の直射光でなく間接光が差し込む室内環境下で、夜は暗室の状態にし、太陽光は自然摂理に委ね、前記植物の花が切り取られた状態は、前記太陽光の直射光に花の鮮度保持の影響を避けるようにしたのである。採取した植物の花の保管環境温度は10℃~28℃の範囲とし、湿度は30%~70%の範囲とすることで本発明に使用する対象物とする花の採取及び保管により、前記植物の花の大量利用にも対応できる鮮度保持管理システムが確立できるのである。なお、日本酒の殺菌力を比較研究した論文が、金沢大学医学部微生物学教室の林喜久男氏によって、嗜好品の殺菌作用について、と題してブドウ球菌、コレラ菌、チフス菌を1時間~2時間以内に殺菌することを発表され公知されている。
本発明は、前記植物の蒸散調節を活用し、対象物とする前記植物である果実の生の表皮及び生の果肉、又は生の葉、草木の生の葉、野菜の生の葉、生の海藻、前記植物の生の花の何れかを活用して、被験者の人体の生体部位に生じた化膿、又は炎症部位に前記対象物を触れることで、ヒト唾液ORP酸化還元電位測定装置を使用し、前記対象物に触れる前と、触れた後について、前記被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位により求めるORP値を測定してその変化を求め、健康面の影響を体感的、又は主観的な推測に委ねることなく、ヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用を活用し個々人に適合する植物の蒸散作用による健康効果の判定方法で科学的に客観的な数値データで体内の酸化還元状態を可視化判定することができるようにしたのである。
対象物とする植物の生の葉を足の両側のくるぶしに触れたりすることによるORP値の変化を求め、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。 対象物とする植物の生の花びらを足の両側のくるぶしに触れたりすることによるORP値の変化を求め、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。 対象物とする植物の生の葉を頭部に触れたりすることによるORP値の変化を求め、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。 対象物とする植物の生の葉を首に巻き付けて触れたりすることによるORP値の変化を求め、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。 対象物とする植物であるバナナの生の葉に触れたりすることによるORP値の変化を求め、ヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。 測定対象物とする植物を飲食することなく、植物を人体部位に触れたりすることによるORP値の変化 を求め、健康面の影響を判定するヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法のフローチャートである。 使用対象物とする植物の葉、又は花の採取における鮮度保持管理システム。 植物の葉の構成図。 植物の花の構成図。 風邪症状の患者22名の唾液ORPと回復との相関。 唾液ORP度数分布 唾液ORP値と血液検査との相関。 唾液ORP値と血液検査との相関。 唾液ORP値と血液検査との相関。 唾液ORP値と血液検査との相関。 唾液ORP値と血液検査との相関。 体調度を数値化図表。 医学書院の臨床検査 論文 ORP値図表。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明のヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用による人間への健康効果の実証装置と方法の有効性を証明するため、前記厚生労働省から医療機器として認証された人間の唾液ORP測定装置を用いて、前記本発明の人間の健康面の影響を可視化する方法を検証したのである。そして、検証した結果を表1~表7で示されたように酸化還元反応が偶然に示されたものでないことを証明したのである。さらに、図1~図14により、前記本発明の方法を説明する。
図1について説明する。図1(a)~(d)に示されるように、本実施形態では一例として、生の葉が人体部位に触れる前で、本発明の健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するための唾液採取のための綿棒を咥えていない1である。両足のくるぶしに生の葉3を、両手を用いてくるぶしに装着しようとする前記両手2であり、生の葉がずり落ちないように天然素材の包袋5、又は天然素材のネット(図せず)で押さえ、敏感肌の場合を考慮し、直接、肌に紙テープ4が触れないようにしている。前記両足のくるぶしに生の葉3を装着後、対象となる前記植物の葉に触れた状態で、健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するため、綿棒6を口にくわえて唾液含浸させ、本発明のヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。
図2について説明する。図2(a)~(d)に示されるように、本実施形態では一例として、生の花びらが人体部位に触れる前で、本発明の健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するための唾液採取のための綿棒を咥えていない1である。両足のくるぶしに生の花びら7を、両手を用いてくるぶしに装着しようとする前記両手2であり、生の花びらがずり落ちないように天然素材の包袋5、又は天然素材のネット(図せず)で押さえ、敏感肌の場合を考慮し、直接、肌に紙テープ4が触れないようにしている。前記両足のくるぶしに生の花びら7を装着後、対象となる前記生の花びら7に触れた状態で、健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するため、前記綿棒6を口にくわえて唾液含浸させ、本発明のヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。
図3について説明する。図3(a)~(c)に示されるように、本実施形態では一例として、生の葉が人体部位に触れる前で、本発明の健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するための唾液採取のための綿棒を咥えていない1である。頭部に生の葉3を、両手を用いて前記頭部に装着しようとする前記両手2であり、頭部装着の前記生の葉がずり落ちないように天然素材のネット8で押さえ、前記頭部に前記生の葉3を装着後、対象となる前記生の葉3に触れた状態で、健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するため、前記綿棒6を口にくわえて唾液含浸させ、本発明のヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。
図4について説明する。図4(a)~(c)に示されるように、本実施形態では一例として、生の葉が人体部位に触れる前で、本発明の健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するための唾液採取のための綿棒を咥えていない1である。首に生の葉3を巻き、両手を用いて前記首に装着しようとする前記両手2であり、首に装着の前記生の葉がずり落ちないように天然繊維の包袋5で押さえ、前記包袋使用の場合は敏感肌の場合を考慮し、直接、肌に前記紙テープ4が触れないようにする。前記頭部に前記生の葉3を装着後、対象となる前記生の葉3に首筋の肌が触れた状態で、健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するため、前記綿棒6を口にくわえて唾液含浸させ、本発明のヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。
図5について説明する。図4(a)~(d)に示されるように、本実施形態では一例として、生の葉が人体部位に触れる前で、本発明の健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するための唾液採取のための綿棒を咥えていない1である。パンツ姿の下着だけでの仰向けで寝た状態の全身9の下に、バナナの生の葉を敷いた10であり、又は敏感肌の場合を考慮し、直接、肌に前記バナナの生の葉10が触れないように、前記バナナの生の葉10の上に天然繊維のシーツ11で覆い、前記パンツ姿の下着だけでの全身9を仰向けで寝た状態であり、前記バナナの生の葉10に触れた状態、又は起きた後で、健康面の影響をヒト唾液ORPで測定するため、前記綿棒6を口にくわえて唾液含浸させ、本発明のヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法の一例図である。
図6について説明する。飲食することなく、対象物の植物に触れることによるORP値の変化を求め、健康面の影響を判定することを特徴とする本発明のヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法とするフローチャート12であり、本発明に用いた植物対象物13として、野生植物及び栽培植物の生の葉、又は生の花14であり、野生樹木、又は植栽樹木の生の葉15であり、果実である16及び海藻、生の海藻17である。そして、本発明の利用対象18として、人間19であり、哺乳動物20である。これらのヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用による植物から受ける健康効果の判定方法に用いた機器は、後述する医療機器であるヒト唾液ORP測定装置21を用いたのである。
図7について説明する。植物の葉及び花の採取及び鮮度保持管理システム22であり、植物の葉及び花の採取方法23として、鋭利で切れ味が良いはさみ、又は刃物で切り取る24であり、葉を切り取る箇所25は、葉の葉柄である部分から切り取る27で、切り取った葉の洗浄、保管について、前記切り取った葉の、鮮度保持管理システムにおいて、人工的に作った化学肥料使用、又は農薬使用での環境下で育ったことが明らかな植物のみ、日本酒を水とで、日本酒2に対して水8で希釈し、前記希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の葉の表裏に噴霧する。但し、前記化学肥料不使用、又は農薬不使用で育った事が明らかな植物の場合は、前記噴霧する工程は除くことを29で示している。花を切り取る箇所26は、花の花柄である部分から切り取る28で、切り取った花は洗浄しないで保管について、前記切り取った花の、鮮度保持管理システムにおいて、人工的に作った化学肥料使用、又は農薬使用での環境下で育ったことが明らかな植物のみ、日本酒を水とで、希釈する割合は日本酒10%~40%、水60%~90%とし、前記希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の花の表裏に噴霧する。但し、前記化学肥料不使用、又は農薬不使用で育った事が明らかな植物の場合は、前記噴霧する工程は除くことを30で示している。採取した植物の葉及び花の保管環境温度と湿度について31で示している。前記植物の葉及び花の採取及び保管生産システム22は、本発明に用いる対象物の植物の葉及び花の大量利用にも対応できるよう、植物採取後の鮮度保持管理生システム32が確立できるのである。よって、気候風土により、季節によっては採取困難な植物の葉と花を使用することが可能となる。
図8について説明する。植物の葉の葉脈33であり、植物の葉の切り取りは、枝から切り取るとき、葉の葉柄34である部分から鋭利で切れ味が良いはさみ、又は刃物で切り取ることが大切である。その理由は前記植物の蒸散をスムースにするために葉柄34の先端部分35を鋭利で切れ味が良いはさみ、又は刃物で切り取ることで前記葉柄34から水分吸収し、葉の鮮度を維持するうえで重要になるのである。前記切り取った葉は天然水、又は地下水を利用して水洗いした後、前記天然水、又は地下水を入れた容器に前記葉の葉柄部分の切り口を浸して置き、日中は、晴天及び雨天にかかわらず太陽光の直射光でなく間接光が差し込む室内環境下で、夜は暗室の状態にし、前記植物の葉が切り取られた状態は、前記太陽光の直射光による葉の鮮度保持の影響を避けるようにしたのである。採取した植物の葉の保管環境温度は10℃~28℃の範囲とし、湿度は30~70%の範囲とすることで本発明に使用する対象物とする葉の採取及び保管により、前記植物の葉の大量利用にも対応できる鮮度保持管理システムが確立できるのである。
図9について説明する。人体部位に触れさせる植物の花の花びら36であり、おしべ37であり、めしべ38である。花びらを支えるがく片39であり、みつせん40である。植物の花の切り取りは、花の花柄41である部分から鋭利で切れ味が良いはさみ、又は刃物で切り取ることが大切である。その理由は前記植物の蒸散をスムースにするために花柄41の先端部を鋭利で切れ味が良いはさみ、又は刃物で切り取ることで前記花柄41から水分吸収し、花の鮮度を維持するうえで重要になるのである。前記花柄先端部を切り取った花は、水洗いはしないで前記天然水、又は地下水を入れた容器に前記花の花柄部分の切り口を浸して置き、日中は、晴天及び雨天にかかわらず太陽光の直射光でなく間接光が差し込む室内環境下で、夜は暗室の状態にし、前記植物の花が切り取られた状態は、前記太陽光の直射光による花の鮮度保持の影響を避けるようにしたのである。採取した植物の花の保管環境温度は10℃~28℃の範囲とし、湿度は30~70%の範囲とすることで本発明に使用する対象物とする花の採取及び保管により、鮮度保持保管期間の目安は、使用する対象植物採取から、1年の保管を目安とし、保管された植物の中からの使用においては、保管日付日の古いモノから順次使用することで、採取植物の廃棄ロスを無くし、より、鮮度の高い植物を計画的に利用できるようにする。よって、本発明に用いる植物の大量利用にも対応できる鮮度保持管理システムが確立できるのである。
図10について説明する。図10は、本願出願人とヒト唾液ORP共同研究者の岡澤美江子医師は、3,800症例の健常者及び疾患者の唾液ORP臨床された時点で、医学書院の臨床検査2009年Vol.53のNo.7で、体温とヒト唾液ORP値との相関を実証した発熱前の徴候をキャッチするORPとして、風邪症状の患者22名(A~V)のORP、治療により体調の回復との相関でORPが還元方向を示した図表として、ヒト唾液ORP値と健康面との密接な関連を、体温と体調の症状とヒト唾液ORP値との相関図表により明確に示唆し、強い酸化方向の数値は、健康が変調を起こす前触れと考えられると述べている。
図11について説明する。図11は、本願出願人とヒト唾液ORP共同研究者の岡澤美江子医師は、3,800症例の健常者及び疾患者の唾液ORP臨床された時点で、医学書院の臨床検査2009年Vol.53のNo.7で、唾液ORP値にみる健常者と疾病者の度数分布表図を発表している。健常者は患者の付き添い又は健康管理のアドバイスを受けに来院された方(付き添い来院の健常者でありながら食品、飲料摂取直後の測定や、その他の一過性の過労ストレス状態で酸化範囲の人は疾病者には含まれていません)。疾病者は患者として来院された方(ただし、食生活改善や食品、飲料摂取直後の測定で抗酸化食品を摂取した患者さんは、還元範囲に重なっていいます)。11~40mVの範囲の中に疾病者が含まれている患者測定については、1時間以内に日本茶や野菜ジュース、コーヒーなどの抗酸化の還元作用が強い食品、食料を摂取していた場合、一時的に還元範囲のORPが確認さているが、明確に40~50mVを境に、健常者と疾病者の相関関係が度数分布表図で、ヒト唾液ORP値と健康面との密接な関連を明確に示唆していることが示されている。
図12-1~図12-5について説明する。図12-1~図12-5では被験者の唾液ORP値と血液検査との相関を示した図である。なお、前記岡澤美江子医師の著書でオルプ発行、命の源流を探る唾液イオン反応「天の配慮」の日本語版と英語版の中で、唾液ORP値と健康面の相関について発表している。これまでは、体内の酸化(体調不良)状態を確認するには、体感的、又は主観的な推測に委ねられていましたが、侵襲をともなわない検体液を唾液のテーマに絞り込んで科学的に客観的な数値データで体内の酸化還元状態の「見える化」を実現できたとしている。前記岡澤美江子医師の著書「天の配慮」の中には、三渓園クリニック院長、内科医の矢崎宏子医師ともにヒト唾液ORPについて数多くの唾液ORP応用研究成果を発表されていることで、多くの医師をはじめ一般読者に読まれている。前記矢崎宏子医師との共同研究成果として、三渓園クリニックに来院された慢性疾患A~Eさんの5名の診療における唾液ORPと血液検査を、血液採取とヒト唾液ORPを同時に採取して相関を検証したのである。血液検査の項目は(1)中性脂肪、(2)アポリポ蛋白B、(3)アポリポ蛋白E、(4)CRP、(5)LDL-C、(6)HDL-Cで唾液ORPとの比較検証を行ったのである。ここに示したデータは一例ではあり、血液検査項目(1)~(6)の血液検査が基準値を外れた場合と唾液ORPの体内酸化との相関が示唆されている事が考察できるとして、体内では唾液ORP及び血液は刻々と変化していますので、唾液ORP測定と採血は、必須条件として同時に行ったのである。被験(A)~(E)のデータの相関の見方の一例としてデータ(A)の場合で説明すると。ここでは、唾液ORPの基準値は40mV以下。血液の中性脂肪の基準値は35-149mg/dl。CRPの基準値は0.30mg/dl以下となり睡液ORP及び採血日が2007年9月25日では、唾液ORPは132mVで、中性脂肪は246mg/dl、CRPは0.55mg/dlで、唾液ORP及び採血日が2008年9月30日では、唾液ORPは士0mVで、中性脂肪は78mg/dl、CRPは0.03mg/dlを示し、治療より体調が回復したことが唾液ORPは基準値以下を示し、また、(1)~(6)の血液検査項目においても基準値内の数値を示し、唾液ORPと血液項目が健康面との密接な相関を示唆していることが示されている。
図13について説明する。図13は、本願出願人が既に特許を得ている特許第6454836号の明細書の中に記載されている図6に、体調度を数値化した図表としてヒト唾液ORP値と健康面との密接な関連を明確に示唆していることは示されている。その内容は体調良好群は唾液ORP値が39mV以下で、マイナス数値方向を示した唾液ORP値ほど、体内の自己免疫力が強い還元作用の還元数値が強い体調良好群範囲のA1であり、体調良好もしくは体調不良の境界は唾液ORP値が40mV~50mVの範囲が、一時的な体調不良症状を示し、治療処置もしくは体調を安静に休息することで体調良好側、又は体調不良側に傾くかの還元境界のA2であり、体調半不良群は唾液ORP値が51mV~120mVの範囲が体内の炎症、疲弊、過労、老化要因の体調半不良群となり、プラス数値方向を示した唾液ORP値の酸化数値が強いほど、体調不良が高まる体調半不良群のORP値範囲がA3であり、体調不良群は唾液ORP値が121mVを超える強い酸化数値は、重篤な症状を示す被験者に示される体調不良群のORP値範囲がA4である。なお、プラス200mVを超える唾液ORP値は、生命に危険が迫っている状態である。これは、神奈川県横浜市の岡沢クリニック院長の岡澤美江子医師及び神奈川
県横浜市の三渓園クリニック院長の矢崎宏子医師の両医師の20年におよぶ日常診療での体調状態を判定するヒト唾液ORP臨床は2014年6月21日現在において、延べ13,000症例を超えている。この検証蓄積により、唾液のORP数値を限定して体調度の確認が示されたのである。
図14について説明する。図14は、本願出願人とヒト唾液ORP共同研究者の岡澤美江子医師は、3,800症例の健常者及び疾患者の唾液ORP臨床された時点で、医学書院の臨床検査2009年Vol.53のNo.7で、唾液ORP数値を限定して体調度を確認とする論文を発表されている中で、体調度を数値化した図表としてヒト唾液ORP値と健康面との密接な関連を、体調度図表で明確に示唆していることが示されている。
本発明の前記対象物とする果実とは(果肉及び果実の生の表皮又は生の葉である)、バナナ、アケビ、アセロラ、アボガド、アンズ、ウメ、ミカン、オレンジ、グレープフルーツ、柑橘類、カリン、柿、グアバ、西洋梨、日本梨、ブドウ、ブルーベリー、マンゴー、リンゴ、レモン、キンカン、パパイア、イチジク、プルーン、ナツメ、スイカ、ビワ、スグリ、ザクロ、ヤマモモ、イチゴ、カポス、デコポン、ドラゴンフルーツ、ドリアン、ネフタリン、ノニ、パイナップル、ブンタン、ポンカン、ライチ、ブラックベリーであり、前記対象物とする果実はこれらに限定されない。
さらに本発明の対象物とする前記植物の生の葉とは(野菜の生の葉を含む)であり、キャベツの葉、ホウレンソウの葉、シソの葉、チンゲン菜の葉、トマトの葉、ピーマンの葉、パプリカの葉、サヤエンドウの葉、キュウリの葉、玉ねぎの葉、長ネギの葉、野沢菜の葉、ブロッコリーの葉、ミツバの葉、セロリの葉、レタスの葉、春菊の葉、ニラの葉、ニンニクの葉、ラッキョの葉、ミョウガの葉、大根の葉、レンコンの葉、ショウガの葉、サツマイモの葉、ジャガイモの葉、山芋の葉、里芋の葉、バナナの葉、わさびの葉、トウモロコシの葉であり、前記植物の中には野山や道端に生息する植物としては、ヨモギの葉、ドクダミの葉、イタドリの葉、オオバキボウシの葉、カラーの葉、蓮の葉、モンステラの葉、カポックの葉、クロトンの葉、ストレリチアの葉、オーガースタの葉、オオバコの葉、ユリの葉、アサガオの葉、タンポポの葉、たばこの葉、モリンガの葉、カボチャの葉、ひまわりの葉、リンドウの葉、笹の葉、ギボウシの葉、ハンゲショウの葉、クロモジの葉、クズの葉、クローバーの葉、ツユクサの葉、バジルの葉、レモングラスの葉、ジャーマンカモミールの葉、コリアンダーの葉、ミントの葉、ローズマリーの葉、オレガノの葉、セージの葉、ナスタチウムの葉、ラベンダーの葉、ルッコラの葉、ユーカリの葉、イタリアンパセリの葉、スペアミントの葉、アシタバの葉、レモンバームの葉、シナモンの葉、ニホンハッカの葉、パクチーの葉、フェンネルの葉、ユキノシタの葉、アーティチョークの葉、アオキの葉、アカネの葉、アケビの葉、アマチャヅルの葉、アマドコロの葉、アロエの葉、イカリソウの葉、イチヤクソウの葉、ウスバサイシンの葉、ウツボグサの葉、エゾウコギの葉、エビスグサの葉、オケラの葉、オタネニンジンの葉、オナモミの葉、オミナエシの葉、カキドオシの葉、ガジュツの葉、ガマの葉、カモマイルの葉、カラスウリの葉、カラダイオウの葉、カンアオイの葉、カンゾウの葉、キキョウの葉、キササゲの葉、ギョウジャニンニクの葉、スズランの葉、キンセンカの葉、クマザサの葉、ケイトウの葉、ゲンノショウコの葉、コホネの葉、ゴールデンシールの葉、ゴマの葉、コモンセージの葉、アオリアンダーの葉、サジオモダカの葉、シャクナゲの葉、ショウブの葉、スイカズラの葉、センブリの葉、ターメリックの葉、タデの葉、シランの葉、ナズナの葉、ハトムギの葉、ヨモギの葉、ヘンプの葉、麻の葉であり、前記対象物とする植物の生の葉はこれらに限定されない。
つづいて本発明の対象物とする前記樹木の生の葉は、ゴムの木の葉、ホオノキの葉、班入りアオキの葉、イチビの葉、カシワの葉、ゲッケイジュの葉、カギカズラの葉、イチョウの葉、プルメリアの葉、クスノキの葉、ケヤキの葉、アジサイの葉、月桂樹の葉、ツバキの葉、クヌギの葉、コナラの葉、シラカシの葉、ヤツデの葉、オリーブの葉、檜の葉、松の葉、桑の葉、杉の葉、金木犀の葉、ジンチョウゲの葉、クチナシの葉、ニオイバンマツリの葉、コブシの葉、ハナカイドウの葉、ムクゲの葉、タイサンボクの葉、サクラの葉、エゴノキの葉、アカシアの葉、ナンジャモンジャの葉、マサキの葉、ブラシノキの葉、レッドロビンの葉、サンゴジュの葉、シャリンバイの葉、ヒラドツツジの葉、ヤマモモの葉、エゾヤマザクラの葉、ウドの葉、キハダの葉、クサボケの葉、クコの葉、クロモジの葉、クワの葉、サネカズラの葉、サンショウの葉、シナノキの葉、タラノキの葉、トチノキの葉、トチュウの葉、ナツメの葉、ニガキの葉、ニッケイの葉、ネズミモチの葉、ハブソウの葉、スダシの葉、モミジバフウの葉、タブノキの葉、カツラの葉、カエデの葉、ダイダイの葉、ボケの葉、竹の葉、ユリノキの葉、ミズナラの葉、アカメモチの葉、トベラの葉、マルバアオバの葉、メヒルギの葉、モッコクの葉、ヤマグワの葉であり、前記対象物とする樹木の生の葉はこれらに限定されない。
さらに対象物とする前記海藻は、海で生息する昆布、わかめ及び清流中に生息するバイカモ類(梅花藻)であり、前記対象物とする藻はこれらに限定されない。
対象物とする前記植物の生の花は、アサガオ、アジサイ、アネモネ、アブラナ、アマリリス、アヤメ、カキツバタ、ウメ、サクラ、エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、オトギリソウ、カサブランカ、カトレア、カーネーション、ガーベラ、キキョウ、キク、キンセンカ、キンモクセイ、グラジオラス、コスモス、コブシ、サクラソウ、ジャスミン、ジンチョウゲ、スイセン、スイレン、スズラン、スミレ、ダリア、タンポポ、チューリップ、ツツジ、ツバキ、ハイビスカス、プルメリア、ハナミズキ、ハナショウブ、バラ、ヒマワリ、ブーゲンビリア、フクジュソウ、フジ、フヨウ、ボタン、マツバボタン、マーガレット、ミズバショウ、ヤマブキ、ラベンダー、ラン、リンドウ、レンゲソウ、サフラン、リュウノウギク、カンナであり、前記対象物とする植物の生の花はこれらに限定されない。
本発明の対象物とする前記果実の果肉及び果実の生の表皮及び生の葉、植物の生の葉、又は樹木の生の葉、海で生息する藻類及び清流中に生息するバイカモ類(梅花藻)も同様に蒸散機能を持っていることに本発明は注視し、植物を人体部位に触れさせることで、植物の蒸散作用による植物から受ける健康効果の判定方法としたのである。
なお、本発明に活用する植物において、野生植物は厳しい環境でも成長し、繁殖する為に環境条件に合わないときは発芽しないというように臨機応変に対応できる能力を持っているだけでなく、硬い殻や鋭いとげといった外敵から身を守るための装備があるのである。一方、栽培植物は、栽培のしやすさ効率が優先され、それに合うように品種改良されている為、栽培植物を何も手を加えずに育てようとすると枯れたり、うまく育たないということがあるが、道端や野山に生育する前記野生植物、又は田畑及び温室栽培で生育された植物の活用において、何れの植物種類の使用を限定しないのである。しかしながら、人間の健康面の影響を考えるなら、前記道端や野山に生育する前記野生植物、又は田畑及び温室栽培で生育される植物が農薬や化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこに生物など自然の恵みを生かした環境下で育つ植物利用が望ましいのである。
ここで、本発明の対象物とする植物の効果の検証に用いた、唾液ORPの測定装置の原理と効果について述べる。酸化還元電位の原理とは、ORP(Oxidation Reduction Potential)の酸化させる力と還元させる力の差を電位差で表した数値のことである。酸化とは電子を失う化学反応のことで、具体的には物質に酸素が化合する反応、あるいは物質が水素を奪われる反応である。還元とは電子を受け取る化学反応のことで、具体的には物質から酸素が奪われる反応、あるいは物質が水素と化合する反応である。このことから、人間の生体内物質である唾液の酸化体と還元体との活量比率を測定し、少なくとも参照電極と指示電極を設け、指示電極に当接する試料溶液である唾液により、酸化還元反応を測定することで、本発明の使用する対象物に触れたりすることによるORP値の変化を求め、植物の蒸散作用による人間への健康効果の実証装置と方法に用いることができるのである。なお、唾液ORP装置については、本発明出願人は既に特許(例えば、特許第6142122号、特許第6251878号、特許第6253171号、特許第6454836号、特許第6557811号、特許第6593910号)を得ている。
上記目的を達成するために、本発明は請求項1の構成要件とで、前記測定対象物の植物を人体部位に触れる前と後のORP値の変化を求め、健康面の影響を判定するヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用による人間への健康効果の実証装置と方法を活用し個々人に適合する植物の効果の要件を果たせるようにしたのである。
(1)請求項1の構成要件とで構成されているので、日本の厚生労働省が認証している医療機器である唾液ORP測定装置ORPreader(日本の登録商標JP5889347)厚生労働省から医療機器として認証されているヒト唾液ORP測定装置を用いて、植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法を活用し個々人に適合する植物の健康面の効果を可視化する検証をしたのである。
(2)前記(1)によって、表1~表7に示す通り、被験者が使用する植物の葉が持っている蒸散という水分を排出する機能を活用し、前記測定対象物の植物の生の葉を人体部位に触れることによる使用前と使用後のORP値の変化を求め、健康面の影響を判定するヒト唾液ORPによる植物利用の自己治癒力の確認方法が偶然に一致して還元作用を示したとは考えられないのであり、前記本発明の着眼点によって、ヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法を活用し個々人に適合する植物の健康面の効果を可視化する検証を証明することができたのである。
(3)請求項1~請求項4も前記(1)~(2)と同様に、被験者が使用する対象物に触れたりすることによるORP値の変化を求め、健康面の影響を判定するヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法を活用し個々人に適合する植物の健康面の効果を証明したのである。
ちなみに 健常者と疾病者の唾液ORP境界数値は40~50mVであり、酸化有意の数値は50mV以上であり、還元有意は40mV以下であることを、本発明者とヒト唾液ORP共同研究者の岡澤美江子医師は、3,800症例の健常者及び疾患者の唾液ORP臨床された時点で、医学書院の臨床検査2009年Vol.53 No.7で、唾液ORP数値を限定して体調度を確認とする論文を発表され公知されている。
本発明における植物の生の葉の検証は表1~表7で示したデータの植物利用は、生育している植物の葉の付け根部分からハサミで切り取り後、水での流水及び蒸留水に浸け、葉の表面の汚れを取り、布、又はやわらかいテッシュペーパーで葉の表裏の表面に付着している水気を拭き取って使うことで、植物の蒸散機能を効果的に活用できるのである。葉の裏側は蒸散機能の気孔が裏側に集中していることを周知した上で、前記植物の葉を人間の肌に触れさせる表裏は限定しないようにする。葉の表側に触れるようにして検証した実施例表1~表6とした理由は、葉の種類によっては、葉の裏側は、前記気孔を取り囲む細胞の形が違うので敏感肌には、葉の裏側のザラザラ感や、痛みをともなう不快感となる。そこで、葉の表側にも蒸散機能を持っていることに注視し、葉の表側は、なめらかで敏感肌の人への不快感が軽減され、人間の皮膚から植物が持つ蒸散機能を吸収できることに着眼したのである。表4で示した植物の花びらの利用は、生育している植物の花びらの付け根部分からハサミで切り取り後、水洗いしないで、開花した花びらの外側を肌に触れさせて検証したのである。
本発明の効果を検証した実施例表1について説明する。表1は、被験者が使用する対象物である植物の葉を人体部位に触れた前後のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作の効果を検証したのである。前記植物の生の葉は、観葉植物のストレリチアオーガースターの生の葉、クロトンの生の葉、道端や森林で身近に手にできる班入りアオキの生の葉のいずれにおいても、触れる前の唾液ORP値と触れた後の唾液ORP値の経時変化の唾液ORPの値差は明確に体内を還元方向に導くことが示された。さらには、肩痛の症状を訴える測定対象者の被験者No.1~No.4において前記植物の葉を触れる前と触れた後の経時変化で、前記被験者が体感的にも前記肩痛が軽減されたと訴える現象と比例するように、植物利用の健康効果の判断方法が偶然に一致して還元作用を示したとは考えられないのであり、前記本発明のヒト唾液ORP指標で植物の蒸散作用によって植物から受ける健康効果の判定方法を実証した一例である。前記対象物の生の葉は、天然水、又は飲料水で水洗いした後、テッシュペーパー、又は乾いた布で良く拭取り後に、図7で示す通り、採取した植物の鮮度保持管理を活用した前記対象物の生の葉を使用したのである。なお、表1での実施例で用いた植物の葉は化学肥料使用、又は農薬使用の環境下で育ったのか確証がない植物なので、日本酒を水とで、希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の葉の表裏に噴霧することはしていない。

Figure 0007065247000002
本発明の効果を検証した実施例表2について説明する。表2は、被験者が使用する対象物である植物の生の葉を人体部位に触れた前後のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作の効果を検証したのである。前記植物の生の葉は、ヤツデの生の葉、ショウガの生の葉のいずれにおいても、触れる前の唾液ORP値と触れた後の唾液ORP値の経時変化の唾液ORPの値差は明確に体内を還元方向に導くことが示された。さらには、肩痛の症状を訴える測定対象者の被験者No.25~No.32において前記植物の葉を触れる前と触れた後の経時変化で、前記被験者が体感的にも痛みが軽減されたと訴える現象と比例するように、植物利用の健康効果の判断方法が偶然に一致して還元作用を示したとは考えられないのであり、前記本発明のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法を実証した一例である。前記対象物の生の葉は、天然水、又は飲料水で水洗いした後、テッシュペーパー、又は乾いた布で良く拭取り後に、図7で示す通り、採取した植物の鮮度保持管理を活用した前記対象物の生の葉を使用したのである。なお、表2での実施例で用いた植物の葉は化学肥料使用、又は農薬使用の環境下で育ったのか確証がない植物なので、日本酒を水とで、希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の葉の表裏に噴霧することはしていない。
Figure 0007065247000003
本発明の効果を検証した実施例表3について説明する。表3は、被験者が使用する対象物である植物の生の葉を人体部位に触れた前後のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作の効果を検証したのである。前記植物の生の葉は、里芋の生の葉、カンナの生の葉、ケヤキの生の葉、クスノキの生の葉、桑の生の葉のいずれにおいても、触れる前の唾液ORP値と触れた後の唾液ORP値の経時変化の唾液ORPの値差は明確に体内を還元方向に導くことが示された。さらには、肩痛の症状を訴える測定対象者の被験者No.37~No.40において前記植物の葉を触れる前と触れた後の経時変化で、体感的にも前記肩痛が軽減されたと訴える現象と比例するように、植物利用のヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法が偶然に一致して還元作用を示したとは考えられないのであり、前記本発明のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作用によって植物から受ける健康効果の判定方法を実証した一例である。前記対象物の生の葉は、天然水、又は飲料水で水洗いした後、テッシュペーパー、又は乾いた布で良く拭取り後に、図7で示す通り、採取した植物の鮮度保持管理を活用した前記対象物の生の葉を使用したのである。なお、表3での実施例で用いた植物の葉は化学肥料使用、又は農薬使用の環境下で育ったのか確証がない植物なので、日本酒を水とで、希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の葉の表裏に噴霧することはしていない。
Figure 0007065247000004
本発明の効果を検証した実施例表4について説明する。表4は、被験者が使用する対象物である植物の生の花びらは、水などで洗うことをしないで前記生の花びらを人体部位に触れた前後のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作の効果を検証したのである。前記植物の生の花びらは、ショウガの生の花びら、フヨウの生の花びらのいずれにおいても、触れる前の唾液ORP値と触れた後の唾液ORP値の経時変化の唾液ORPの値差は明確に体内を還元方向に導くことが示され、植物利用の健康判断方法が偶然に一致して還元作用を示したとは考えられないのであり、前記本発明のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作用によって植物から受ける健康効果の判定方法を実証した一例である。なお、表4での実施は、前記花びらの使用では水洗いはしない。なお、図7で示す通り、採取した植物の鮮度保持管理を活用した前記対象物の生の花を使用したのである。そして、表4での実施例で用いた植物の花の被験者No.57~No.64及びNo.69~No.76は化学肥料使用、又は農薬使用の環境下で育ったのか確証がない植物なので、日本酒を水とで、日本酒20パーセントに対して水80パーセントの割合で希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の花に噴霧することはしていない。そこで、被験者No.65~No.68及びNo.77~No.80は、前記日本酒を水とで、日本酒20パーセントに対して水80パーセントの割合で希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の花に噴霧している。表4で示されたように、前記噴霧の有無の比較により、還元作用のヒト唾液ORP値差が示され、前記日本酒と水とで希釈した混合液で噴霧した植物の花の方が使用後における還元の強さが示されたものの、前記噴霧の有無に関係なく還元作用が示され、ヒト唾液ORP測定装置を用いて、植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定が明確に示されたのである。

Figure 0007065247000005
本発明の効果を検証した実施例表5について説明する。表5は、被験者が使用する対象物である植物の葉を人体部位に触れたヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作の効果を検証したのである。バナナの大きい葉の上に全身を横たえて使用において、触れる前の唾液ORP値と触れた後の唾液ORP値の経時変化及び、就寝前の唾液ORP値と睡眠7時間後の寝起きの唾液ORPの値差は明確に体内を還元方向に導くことが示され、植物の蒸散作用を活用し個々人に適合する植物の蒸散作用よって、植物から受ける健康効果の判定方法が偶然に一致して還元作用を示したとは考えられないのであり、前記本発明のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定方法を実証した一例である。なお、前記バナナの生の葉は化学剤不使用及び農薬不使用栽培表示の愛知県、稲沢フルーツ園のバナナの生の葉であり、バナナの果肉も同様に化学剤不使用及び農薬不使用栽培表示の前記稲沢フルーツ園のバナナの果肉を食べた前後の経時変化が、前記バナナの葉を使用しての植物の蒸散作用を活用し個々人に適合する植物の蒸散作用によって植物から受ける健康効果の判定方法と同じく還元作用を示したのである。一方、通常に市販の農薬使用栽培表示のバナナの果肉を食べた後の酸化作用から、農薬使用栽培園で収穫した生の葉を使用した時の人間の健康面への影響は、酸化傾向を示すことが容易に考察できることから、農薬使用のバナナの生の葉を使用して、全身を横たえてのモニター検証は、全身の肌が触れることになり、被験者の体内が酸化方向の影響を受けることが考察されることから、前記農薬使用栽培のバナナの葉での検証は、前記被験者の体調を考慮して検証は、あえてしていない。しかし、被験者No.81~No.92の実施例により、植物から受ける健康効果の判定方法は実証できたと考える。前記対象物のバナナの生の葉は、天然水、又は地下水で水洗いした後、テッシュペーパー、又は乾いた布で良く拭取り後に、図7で示す通り、採取した植物の鮮度保持管理を活用した前記対象物の生の葉を使用したのである。なお、表5での実施例で用いたバナナの葉は化学肥料不使用、又は農薬不使用の環境下で育ったことが明らかな植物なので、日本酒を水とで、希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取ったバナナの葉の表裏に噴霧することはしないで、天然水、又は飲料水で水洗いしたものである。

Figure 0007065247000006
本発明の効果を検証した実施例表6について説明する。表6は、被験者が使用する対象物である植物の生の葉を人体部位に触れた前後のヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作の効果を検証したのである。前記植物の生の葉は、キャベツの生の葉、ケールの生の葉、茶葉の生の葉、いずれにおいても、触れる前の唾液ORP値と触れた後の唾液ORP値の経時変化の唾液ORPの値差は明確に体内を還元方向に導くことが示された。さらには、肩痛の症状を訴える測定対象者の被験者No.93~No.96及びNo.101~No.104、さらに足首痛の症状を訴える測定対象者のNo.113~No.116において前記植物の葉を触れる前と触れた後の経時変化で、前記被験者が体感的にも痛みが軽減されたと訴える現象と比例するように、植物利用の健康判断方法が偶然に一致して還元作用を示したとは考えられないのであり、前記本発明のヒト唾液指標による植物の蒸散作用によって植物から受ける健康効果の判定方法を実証した一例である。前記対象物の生の葉は、天然水、又は飲料水で水洗いした後、テッシュペーパー、又は乾いた布で良く拭取り後に、図7で示す通り、採取した植物の鮮度保持管理を活用した前記対象物の生の葉を使用したのである。なお、表6での実施例で用いた植物の葉は化学肥料使用、又は農薬使用の環境下で育ったのか確証がない植物なので、日本酒を水とで、希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の葉の表裏に噴霧することはしていない。そこで、被験者No.97~No.100及びNo.105~No.108、さらにNo.117~No.120は、前記日本酒を水とで、日本酒20パーセントに対して水80パーセントの割合で希釈して得られた混合液を用いて、前記切り取った植物の葉に噴霧している。表6で示されたように、前記噴霧の有無の比較により、前記日本酒と水とで希釈した混合液で噴霧した植物の方が使用後における還元の強さが示されたものの、前記噴霧の有無に関係なく還元作用が示され、ヒト唾液ORP測定装置を用いて、植物の蒸散作用によって、植物から受ける健康効果の判定が明確に示されたのである。本発明の有用性を実証するための前記表5のバナナの葉を用いての実施例で、無化学、無肥料栽培のバナナにおいて、前記稲沢フルーツ園のバナナの葉に前記日本酒と水とで希釈した混合液を噴霧させない使用においても表1~表4、そして、表6~表7の実施例と同様に、使用後のヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定が明確に示されたのである。

Figure 0007065247000007
本発明の効果を実証するために検証した実施例の表7について説明する。被験者が使用する対象物である植物に触れることにおいて、植物の蒸散作用により、前記植物から蒸散された水分を人間の皮膚が触れることで、前記人間の皮膚を通して体内に吸収することによって、表1~表6に示された還元作用が前記植物の蒸散作用によるものかを客観的に証明するために、植物の葉汁の水分と、飲料水を、飲んだ前後の唾液ORP値の変化を比較検証したのである。植物の葉汁の還元作用は、総じて植物の葉汁は飲む前の唾液ORP値と比較すると飲んだ後のORP値は還元作用を示したのである。一方、飲料水である一般家庭用の水道水、ミネラルウォーター、温泉水、海洋深層水を飲んだ前後の唾液ORP値は、前記植物の葉汁と比較して酸化還元作用に著しいORPの値差が明確に示されたのである。むしろ、水道水及びミネラルウォーターを飲んだ後の唾液ORP値は酸化方向に傾くことが示された。よって、表1~表6で示されたORP値が偶然に示されたとは考えにくく、植物が持つ蒸散作用により発散された水分に、人間が触れることにより、前記人間の皮膚を通して体内に吸収された前記植物からの影響を受けて、前記人間の体調度に密接に関連していることが表7に示された実施例によって、植物の蒸散作用効果によるものであると証明できたのである。なお、実施例の表7は、図7で示す通り、採取した植物を温度、湿度、日中は太陽光の間接光、夜は暗室にした鮮度保持管理の環境下にして、2昼夜間を経て保管しておいた前記対象物の生の葉を使用した一例である。本発明に用いる植物は、図7で示す鮮度保持管理システム環境下では、植物の葉、又は植物の花を採取後、植物の葉は洗浄して葉の表面の水滴を乾燥、ふき取りする。植物の花は洗浄しないで、前記鮮度保持管理システムでの保管目安は1年以内で、自然環境下による植物品種に併せて、その土地、その国々の気象条件で、自然生育を最優先とし、四季折々に成長する植物を採取した前記植物の葉、又は植物の花を目視確認、又は実態顕微鏡で抜き取り検査し、鮮度状態を確認し、保管された植物の中からの使用においては、保管日付日の古いモノから順次使用することで、採取植物の廃棄ロスを無くし、より、鮮度の高い植物を計画的に利用できるようにする。

Figure 0007065247000008
前記本発明の着眼点による発明手段で、表1~表7に示した通り被験者が使用する対象物とする植物に触れることによるORP値の変化を求め、ヒト唾液ORP指標による植物の蒸散作用を活用した植物による個々人に適合する植物の蒸散作用によって植物から受ける健康効果の判定方法によって所期の目的を達成できることが示されたのである。
本発明は、対象物である植物に触れることにより、前記対象物を人体部位に触れることによる健康面の影響を判定する方法において、ヒト唾液ORP酸化還元電位測定装置を使用し、前記対象物である植物に触れる前と、触れた後について、前記被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、前記対象物による健康面の影響を判定することを特徴とする植物による人体への健康作用の確認方法であり、植物の蒸散調節の利用は自然環境を守り、有益な植物を利用せずに大量焼却処理をしている現状を減らし、植物の有効活用は年々増大する医療費を軽減することに繋がり、自然素材の植物利用の循環は前記植物の大量利用にも対応できるように、植物採取の人員、採取した植物の鮮度保持管理システムの確立より産業上において大いに資すると考える。
1植物に触れる前。
2両足のくるぶしに植物の葉を装着。
3植物の生の葉。
4紙テープ。
5包袋。
6綿棒。
7生の花びら。
8ネット。
9仰向けで寝た状態の全身。
10バナナの葉。
11シーツ。
12~21植物による人体への健康作用の確認方法とするフローチャート。
22~32植物の葉、又は花の採取における鮮度保持管理システム。
33~35葉
36~41花
A1体調良好群
A2酸化還元境界
A3体調半不良群
A4体調不良群

Claims (4)

  1. 健康面の影響を把握するヒト唾液ORP測定装置を用いて、対象物とする植物の葉又は花を採取し、前記採取した植物の葉又は花を、飲食しないで人体部位に触れさせることによる健康面の影響を判定する方法において、前記植物の葉又は花に、前記人体部位が触れる前と、触れた後について、被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、前記対象物とする植物の葉又は花の、前記人体部位に触れることによる健康面への影響を把握することを特徴とするヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法。
  2. 前記対象物を触れさせる人体部位は、体調不良と推測された人体部位であることを特徴とする請求項1に記載のヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法。
  3. 前記対象物を触れさせる人体部位は、人体に生じた化膿、又は炎症部位であることを特徴とする請求項1に記載のヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法。
  4. 前記対象物である植物の葉、又は植物の花を布に包み、その状態で前記対象物を人体に触れさせることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のヒト唾液ORP値による植物から受ける健康効果の判定方法。
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