JP7065067B2 - 廃棄物埋設構造及び浸透水供給方法 - Google Patents

廃棄物埋設構造及び浸透水供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、廃棄物埋設構造及び浸透水供給方法に関する。
従来、廃棄物の埋設構造として、廃棄物の上側に設けられる粗粒層と、この粗粒層の上側に設けられる細粒層とを組み合わせた構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004-322018号公報
埋設された廃棄物を安定化させるためには、廃棄物の性質に応じて適切な水分の供給が求められる。廃棄物には、廃棄物層を覆っている層に降雨や降雪に因る降水が浸透することでその浸透水が供給されるが、廃棄物層を覆っている層の構造によって浸透水の供給のされ方が異なる。廃棄物の種類によっては、一回あたりの浸透水の供給量を抑え、浸透水の供給の回数を増やすことで安定化が促進されることがある。
そこで、本発明は、廃棄物層への一回あたりの浸透水の供給量を抑え、浸透水の供給の回数を増やすことを目的としている。
本発明の廃棄物埋設構造は、廃棄物層の少なくとも一部を覆う粗粒層と、前記粗粒層を覆う細粒層と、前記細粒層に浸透した浸透水を前記粗粒層を介さずに前記廃棄物層に供給する供給路と、を備えている。
本発明の浸透水供給方法は、廃棄物層の少なくとも一部を覆う第1層と、前記第1層を覆うとともに、前記第1層よりも保水性が大きい第2層と、を設け、前記第2層に浸透した浸透水を前記第1層を介さずに前記廃棄物層に供給する。
本発明によれば、廃棄物層への一回あたりの浸透水の供給量を抑え、浸透水の供給の回数を増やすことができる。
図1は第1実施形態の処理施設に設置された廃棄物埋設構造の断面を模式的に示す説明図である。 図2(A)は第1実施形態の廃棄物埋設構造における浸透水の流れの様子を示す説明図であり、図2(B)は比較例の廃棄物埋設構造における浸透水の流れの様子を示す説明図である。 図3(A)は降水量の経時変化を示すグラフであり、図3(B)は第1実施形態の廃棄物埋設構造において廃棄物層に供給される浸透水の供給量の経時変化を示すグラフであり、図3(C)は比較例の廃棄物埋設構造において廃棄物層に供給される浸透水の供給量の経時変化を示すグラフである。 図4は第2実施形態の処理施設に設置された廃棄物埋設構造の断面を模式的に示す説明図である。 図5は第3実施形態の処理施設に設置された廃棄物埋設構造の断面を模式的に示す説明図である。 図6は第4実施形態の処理施設に設置された廃棄物埋設構造の断面を模式的に示す説明図である。 図7は第5実施形態の処理施設に設置された廃棄物埋設構造の断面を模式的に示す説明図である。
以下、図面に基づいて、実施形態について説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、廃棄物の処理施設100について説明する。図1は第1実施形態の処理施設100に設置された廃棄物埋設構造10の断面を模式的に示す説明図である。本実施形態の廃棄物の処理施設100は、廃棄物を地中に埋設し、降水に起因する浸透水を適切に供給することで、廃棄物を安定化し、処理するための施設である。処理施設100に設けられた廃棄物層11は、長期間に亘って、一回あたりの浸透水の供給量が少量、かつ、浸透水の供給の回数が多いことで安定化が進む廃棄物を含む。図1を参照すると、廃棄物埋設構造10は、廃棄物層11の少なくとも一部を覆う第1層としての粗粒層12と、この粗粒層12を覆う第2層としての細粒層13を備える。ここで、粗粒層12が廃棄物層11の少なくとも一部を覆うとは、廃棄物層11と粗粒層12との間に他の層がある場合も含んでいる。廃棄物埋設構造10は、細粒層13に浸透した浸透水を粗粒層12を介さずに廃棄物層11に供給する供給路15を備える。さらに、廃棄物埋設構造10は、粗粒層12に浸透した浸透水が廃棄物層11に浸透するのを抑制する抑制部18を備えている。抑制部18は、粗粒層12と廃棄物層11との間に設けられ、粗粒層12に浸透した浸透水が廃棄物層11に浸透するのを抑制する抑制層19と、粗粒層12に浸透した浸透水を廃棄物層11の外部に排水する排水部20を含んでいる。
廃棄物埋設構造10は、例えば、緩傾斜地を利用して凹陥地を造成した領域に構築することができる。凹陥地の山側法面、底部、および左右の法面には、水の透過を防止できる図示しない遮水層を形成しておくとよい。これにより、凹陥地周辺の地下水が凹陥地内部に侵入するのを防止できる。ただし、廃棄物埋設構造10は、凹陥地に限らず、平坦地を造成した領域に構築してもよい。
粗粒層12と細粒層13は、細粒層13の毛細管力によって保水することができるいわゆるキャピラリーバリア層14を形成している。粗粒層12は、礫、砂利、砕石などにより形成されている。粗粒層12を覆う細粒層13は、粗粒層12の上表面に保水性の大きい砂などを敷設することで形成されている。細粒層13は、浸透した水が表面張力作用で保水状態を維持でき、保水性が粗粒層12よりも大きくなるようにその粒径が選定された砂等によって形成されている。粗粒層12と細粒層13は、それぞれの層厚、選定される材料によって、細粒層13の保水量を調整することができる。このため、粗粒層12と細粒層13のそれぞれの層厚、材料は、廃棄物埋設構造10に求められる諸元や仕様に応じて適宜選定することができる。細粒層13の上側には、細粒層13を覆う表土21が設けられている。表土21は、処理施設100の表層を形成しており、処理施設100における降雨や降雪による降水は、表土21に浸透して、細粒層13に到達する。キャピラリーバリア層14では、粗粒層12と細粒層13の層厚や材料の組み合わせにより定まる保水限界を超えた水量が細粒層13から粗粒層12へ浸透する。細粒層13の保水限界については、後に詳細に説明する。
供給路15は、境界部13aと、流下部16aと配水部16bを含む。境界部13aは、粗粒層12と細粒層13との境界に位置している。流下部16aは、粗粒層12の側方を通過して細粒層13から粗粒層12を介さずに廃棄物層11へ浸透水を流下させ、浸透水を廃棄物層11へ供給する。配水部16bは、廃棄物層11の上側の広範囲に張り巡らされている。配水部16bには、流下部16aから浸透水が流れ込む。境界部13aは勾配を有しており、浸透水は、その勾配の下流側を通じて流下部16aへ流れ込む。境界部13aに勾配が設けられており、また、流下部16aが、この勾配の低い側に形成されているので、表土21を通過して細粒層13に到達した浸透水は、境界部13aの勾配に沿って細粒層13内を流下部16aに向かって流れる。流下部16aに流れ着いた浸透水は、流下部16a内を流下し、廃棄物層11へ直接供給され、また、配水部16bを通じて廃棄物層11の広範囲に亘って供給される。
流下部16aは、境界部13aの勾配に沿って流れてきた浸透水を下方に流下させることができればよい。流下部16aは、場合によっては空洞であってもよいし、細粒層13と同等又は類似の材料を用いて形成してもよい。
配水部16bは、樹脂や金属材料を用いることができ、例えば、廃棄物層11上へ張り巡らせたパイプ状の部材やU字溝等の部材であり、これらの部材に供給孔を設けることで、浸透水を廃棄物層11へ供給することができる。供給孔を複数個所に設けることで、廃棄物層11の複数個所に浸透水を供給することができる。なお、配水部16bとして、パイプ等の部材を用いることなく、廃棄物層11の広範囲に広がり、浸透水が流れ易い透水性の高い層を、例えば、不織布や土やジオメンブレンなどで形成することで、廃棄物層11上に浸透水が供給される広い供給面積を確保するようにしてもよい。これらの措置を講じることで、廃棄物層11の広範囲に平準化して浸透水を供給することができる。また、廃棄物層11への浸透水の供給量等を考慮して、必要に応じて配水部16bへ流れ込んだ浸透水の一部を廃棄物層11の外部へ排水するようにしてもよい。
流下部16aと粗粒層12との間には、流下部16aと粗粒層12との間で浸透水が行き来することがないように、遮蔽壁部17が設けられている。遮蔽壁部17としては、例えば、コンクリート、金属、樹脂などを用いることができる。
抑制部18は、表土21を通過し、細粒層13に到達した浸透水のうち、細粒層13の保水限界を超えたために粗粒層12に浸透した浸透水が廃棄物層11に浸透することを抑制するために設けられている。本実施形態における抑制部18は、抑制層19を含む。本実施形態では、廃棄物層11の上側に配水部16bが設けられているので、抑制層19は、配水部16bを覆うように設けられている。抑制層19は、配水部16bを覆うように敷設された遮水シートである。遮水シートは、従来公知の材質のものを採用することができる。抑制層19が遮水シートである場合、浸透水は、抑制層19を通過することができない。このため、粗粒層12から廃棄物層11への浸透水の供給が遮断される。また、抑制層19としてベントナイト等の難透水性層を採用してもよいし、コンクリート、アスファルトコンクリート、鋼製板、プラスチック製板等、遮水性が確保できるものであれば、抑制層19として適宜採用することができる。なお、抑制層19の機能として、粗粒層12内の浸透水の一部が廃棄物層11へ供給されることが許容される場合には、抑制層19に透孔を設ける等の措置を講じてもよい。
粗粒層12と抑制層19との境界部12aには、勾配が設けられている。境界部12aの勾配の下流側には、排水部20に含まれる集水口20aが設けられている。集水口20aには、排水部20に含まれる排水路20bが接続されている。本実施形態では、境界部12aの勾配は、粗粒層12と細粒層13との境界部13aと同じ勾配としているが、これらの勾配は、異なる勾配であってもよい。また、粗粒層12内の浸透水が集水口20aに流れ込むことができる構造となっていれば、境界部12aは、水平部分を備えた構造であってもよい。排水路20bは、廃棄物層11の外部まで延設されており、粗粒層12内の浸透水を廃棄物層11の外部に排水する。排水路20bは排水用のポンプを備えていてもよい。排水路20bは、有孔管や無孔管等のパイプ状の部材や溝形状を有する部材によって形成することができる。また、これらの部材内に浸透水が流れ易い透水性の高い層を形成し、排水に用いるようにすることもできる。
本実施形態では、抑制部18として抑制層19と排水部20を備えているが、廃棄物埋設構造10は、抑制層19と排水部20の少なくも一方を備えていればよい。抑制層19を備え、排水部20を備えていない形態とする場合、浸透水は抑制層19によって粗粒層12に蓄えられる。粗粒層12に蓄えられた浸透水は、蒸発することで、廃棄物層11への給水が抑制される。なお、浸透水の蒸発は、空気の供給口を設けたり、処理施設100のガス管を利用して熱を与えたりして行えばよい。熱を与える場合には、廃棄物層11の反応熱を利用することもできる。一方、例えば、配水部16bを設けることで、粗粒層12から廃棄物層11へ、直接供給される浸透水の量が抑制されるような場合には、排水部20を備え、抑制層19を省略した構成としてもよい。なお、廃棄物層11の上に即日覆土を設けるような構成としてもよい。
ここで、図2(A)、図2(B)及び図3(A)から図3(C)を参照して、本実施形態の廃棄物埋設構造10における浸透水の流れを比較例の廃棄物埋設構造30における浸透水の流れと比較しつつ説明する。図2(A)は本実施形態の廃棄物埋設構造10における浸透水の流れの様子を示す説明図であり、図2(B)は比較例の廃棄物埋設構造30における浸透水の流れの様子を示す説明図である。図3(A)は降水量の経時変化を示すグラフであり、図3(B)は本実施形態の廃棄物埋設構造10において廃棄物層11に供給される浸透水の供給量の経時変化を示すグラフである。また、図3(C)は比較例の廃棄物埋設構造において廃棄物層に供給される浸透水の供給量の経時変化を示すグラフである。図3(A)に示すグラフの縦軸は、一日あたりの降水量mm/dであり、図3(B)および図3(C)に示すグラフの縦軸は、一日あたりの廃棄物層への浸透水の供給量mm/dを示している。
まず、図2(B)に示す比較例の廃棄物埋設構造30について説明する。廃棄物埋設構造30は、廃棄物層31の少なくとも一部を覆う粗粒層32と、この粗粒層32を覆う細粒層33を備える。粗粒層32と細粒層33は、本実施形態の廃棄物埋設構造10と同様に細粒層33の毛細管力によって保水することができるいわゆるキャピラリーバリア層34を形成している。また、細粒層33の上側には、細粒層33を覆う表土35が設けられている。廃棄物埋設構造30、細粒層33に浸透した浸透水を排水する排水部36を備えている。
粗粒層32と細粒層33との境界部33aは勾配を有しており、この勾配の下流側には、排水部36を形成する集水口36aが設けられている。集水口36aには、排水路36bが接続されている。排水路36bは、廃棄物層31の外部まで延設されており、細粒層33に保水された浸透水を廃棄物層31の外部へ排水する。
つぎに、図2(B)に示す比較例の廃棄物埋設構造30における浸透水の流れについて説明する。矢示37で示すように廃棄物埋設構造30上に降雨や降雪があると、その降水が表土35に浸透し、表土35に浸透した浸透水は、矢示38で示すように細粒層33に浸透する。
ここで、細粒層33の保水限界を「a」とし、廃棄物埋設構造30における表土35から細粒層33に浸透する降水量を「b」とする。また、表土35から細粒層33に浸透する降水量「b」が細粒層33の保水限界「a」を超えて、細粒層33から粗粒層32へ浸透する浸透水の量を「c=b-a」と表記するものとする。
まず、表土35から細粒層33に浸透する降水量「b」が細粒層33の保水限界「a」よりも多い場合、すなわち、b>aの場合について説明する。この場合、表土35から細粒層33に浸透する降水量「b」のうち、細粒層33の保水限界である「a」については細粒層33に保水される。細粒層33に保水された浸透水は、境界部33aの勾配に沿って矢示39のように集水口36aに向かって流れる。集水口36aへ流れ込んだ浸透水は、排水路36bを通じて矢示40のように廃棄物層11の外部へ排出される。
一方、表土35から細粒層33に浸透する降水量「b」のうち、細粒層33の保水限界を超えた「c=b-a」の浸透水は、矢示41のように、細粒層33から粗粒層32へ流れ込み、さらに、矢示42のように粗粒層32から廃棄物層31へ供給される。
つぎに、表土35から細粒層33に浸透する降水量「b」が細粒層33の保水限界「a」以下である場合、すなわち、b≦aの場合について説明する。この場合、表土35から細粒層33に浸透する降水量「b」の全量が細粒層13に保水される。細粒層33に保水された浸透水は、境界部33aの勾配に沿って矢示39のように集水口36aに向かって流れる。集水口36aへ流れ込んだ浸透水は、排水路36bを通じて矢示40のように廃棄物層11の外部へ排出される。この場合、表土35から細粒層33に浸透する降水量「b」は細粒層33の保水限界「a」を超えていないため、浸透水が細粒層33から粗粒層32に浸透することはなく、浸透水が廃棄物層31へ供給されることはない。
このように、比較例の廃棄物埋設構造30では、降水量が少なく、b≦aとなる場合、ほとんどの浸透水が細粒層33に保水され、排水部36を通じて廃棄物層11の外部へ排水される。このため、保水限界「a」を超える降水がない場合には、廃棄物層31へ浸透水が供給されることがないため、浸透水が廃棄物層31へ供給される回数が減る。その一方、細粒層33の保水限界「a」を超えるような降水量となった場合、すなわち、b>aとなる場合には、保水限界「a」を超えた「c=b-a」のほぼ全量が廃棄物層31へ供給されることになる。このため、豪雨のときなどには、一回の浸透水の供給量が、非常に多くなることがある。
ここで、図3(A)、図3(C)を参照して、比較例の廃棄物埋設構造30における廃棄物層31への供給の様子について説明する。
図3(C)を参照すると、図3(A)において降水が認められる場合においても、浸透水の廃棄物層31への供給がほとんど認められない場合が多い。換言すると、浸透水の廃棄物層31への浸透水の供給回数が少ない。その一方で、例えば、平成17年9月(H17.9)頃のように、200mm/dに到達するような降水量が非常に多い場合には、100mm/d程度の浸透水が廃棄物層31へ供給されていることが分かる。なお、実際にはmm/dの値に面積を乗じることにより浸透水の流量が求められる。このように、比較例の廃棄物埋設構造30では、廃棄物層31への一回あたりの浸透水の供給量が多いことがあり、また、浸透水の供給の回数が少ない。このような浸透水の供給形態は、本実施形態における廃棄物の安定化に適合していない。
つぎに、図2(A)に示す本実施形態の廃棄物埋設構造10における浸透水の流れについて説明する。矢示22で示すように廃棄物埋設構造10上に降雨や降雪があると、その降水が表土21に浸透し、表土21に浸透した浸透水は、矢示23で示すように細粒層13に浸透する。細粒層13の保水限界は、粗粒層12と細粒層13の組み合わせ等の条件に基づいて定まる。
ここでも、説明の便宜上、本実施形態における細粒層13の保水限界を「a」とし、廃棄物埋設構造10における降水量を「b」とする。また、表土21から細粒層33に浸透する降水量「b」が細粒層13の保水限界「a」を超えて、細粒層13から粗粒層12へ浸透する浸透水の量を「c=b-a」と表記するものとする。
まず、表土21から細粒層33に浸透する降水量「b」が細粒層13の保水限界「a」よりも多い場合、すなわち、b>aの場合について説明する。この場合、表土21から細粒層33に浸透する降水量「b」のうち、細粒層13の保水限界である「a」については細粒層13に保水される。細粒層13に保水された浸透水は、境界部13aの勾配に沿って矢示24のように下流側に向かって流れる。そして、浸透水は、矢示25で示すように流下部16aを通じて、また、配水部16bを通じて廃棄物層11に供給される。
一方、表土21から細粒層33に浸透する降水量「b」のうち、細粒層13の保水限界である「a」を超えた残り「c=b-a」の浸透水は、矢示27のように、細粒層13から粗粒層12へ浸透し、矢示28で示すように境界部12aの勾配に沿って集水口20aへ向かって流れる。集水口20aへ流れ込んだ浸透水は、排水路20bを通じて廃棄物層11の外部へ排出される。
つぎに、表土21から細粒層33に浸透する降水量「b」が細粒層13の保水限界「a」以下である場合、すなわち、b≦aの場合について説明する。この場合、表土21から細粒層33に浸透する降水量「b」の全量が細粒層13に保水される。細粒層13に保水された浸透水は、境界部13aの勾配に沿って矢示24のように下流側に向かって流れる。そして、浸透水は、矢示25で示すように流下部16aを通じて、また、配水部16bを通じて廃棄物層11に供給される。そして、この場合、表土21から細粒層33に浸透する降水量「b」は細粒層13の保水限界「a」を超えていないため、浸透水が細粒層13から粗粒層12に浸透することはない。
以上のように、本実施形態の廃棄物埋設構造10では、b>aの場合、b≦aの場合のいずれであっても、降水があるたびに細粒層13、流下部16a及び配水部16bを通じて浸透水が廃棄物層11に供給されるため、廃棄物層11へ供給される回数が増える。その一方、細粒層13の保水限界「a」を超えた浸透水「c=b-a」については、粗粒層12へ浸透し、排水部20を通じて廃棄物層11の外部へ排水される。このため、廃棄物層11への一回あたりの供給量は、抑えられる。すなわち、細粒層13の保水限界「a」を超えた浸透水については、廃棄物層11の外部へ排水されるため、廃棄物層11への浸透水の供給量が抑えられる。
ここで、図3(A)、図3(B)を参照して、本実施形態の廃棄物埋設構造10における廃棄物層11への供給の様子について説明する。
図3(B)を参照すると、グラフの形状は、図3(A)に示すグラフの形状に近い形状を示している。ただし、図3(B)における縦軸のスケールは、図3(A)における縦軸を拡大して示しており、廃棄物層11への浸透水の供給量は、降水量と比較すると、少ない。このように、本実施形態では、降雨や降雪があったときには、その降水量が少ない場合であっても、一定量の浸透水の廃棄物層11への供給が認められる。すなわち、浸透水の廃棄物層11への供給の回数が多い。その一方で、例えば、平成17年9月(H17.9)頃のように、200mm/dに到達するような降水量が非常に多い場合であっても浸透水の廃棄物層11への供給量は15mm/d程度であり、降水量と比較して非常に少ない。このように、廃棄物層11への一回あたりの浸透水の供給量が抑えられる。このような浸透水の供給態様は、本実施形態における廃棄物の安定化に適合している。
このように、本実施形態の廃棄物埋設構造10は、粗粒層12と、細粒層13と、細粒層13に浸透した浸透水を粗粒層12を介さずに廃棄物層11に供給する供給路15とを備える。このため、降水量が少ない場合であっても細粒層13から供給路15を通じて浸透水を廃棄物層11へ供給することができ、浸透水の供給の回数を増やすことができる。また、細粒層13は保水限界を有しており、この保水限界に応じた浸透水が廃棄物層11へ供給されるため、廃棄物層11への一回あたりの浸透水の供給量を抑えることができる。
また、本実施形態では、細粒層13に勾配が設けられているため、勾配に沿って、浸透水を廃棄物層11へ向かって流し、供給することができる。
また、本実施形態では、配水部16bを備えていることで、廃棄物層11の広範囲に平準化して浸透水を供給することができる。
また、本実施形態では、廃棄物埋設構造10は、粗粒層12に浸透した浸透水が廃棄物層11に浸透するのを抑制する抑制層19を備えるので、降水量が多い場合に、廃棄物層11への浸透水の供給量を抑制することができる。
また、本実施形態では、排水部20を備えることで、抑制層19に溜まる浸透水を廃棄物層11の外部へ排出することができる。
なお、廃棄物層11に埋設される廃棄物の種類は、廃棄物埋設構造10に含まれる構成要素を適宜変更することで実現される廃棄物層11への給水形態に応じて適宜選定することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変形してもよい。すなわち、図4に示す廃棄物埋設構造50としてもよい。変形例の廃棄物埋設構造50が第1実施形態の廃棄物埋設構造10と異なるのは、廃棄物埋設構造10が備えていた配水部16bを備えていない点である。
変形例の廃棄物埋設構造50は、敷設面積が小さいなど、浸透水を広範囲に供給する必要がないため、配水部16bを省略している。配水部16bを省略することで、施工を簡略化することができ、コストを低減することができる。また、図4において、境界部12aが右端から左端に向けた勾配であり、また、抑制層19が形成されているので、廃棄物層11のうち右端の領域Arは、粗粒層12からの浸透水が実質的に供給されない。また、流下部16aは、この勾配の低い側に形成されている。このため、廃棄物層11の領域Arは流下部16aが形成された部分とは離れており(反対側に位置しており)、供給路15からの浸透水も実質的に供給されない。このため、廃棄物層11の領域Arには、廃棄物として水銀などの廃水銀等処理物を廃棄することができる。なお、廃棄物層11の領域Arは、境界部12aの勾配角度にもよるが、廃棄物層11の一端(本実施形態では右端)の1%から45%程度、好ましくは1%から30%程度、より好ましくは1%から10%程度の領域とすれば、廃水銀等処理物が浸透水に浸漬することがない。
(第2実施形態)
つぎに、図5を参照して第2実施形態の処理施設200に設置された廃棄物埋設構造60について、説明する。廃棄物埋設構造60は、廃棄物層61の少なくとも一部を覆う第1層としての粗粒層62と、この粗粒層62を覆う第2層としての細粒層63を備える。細粒層63の上側には、細粒層63を覆う表土71が設けられている。なお、本実施形態において、粗粒層62が廃棄物層61の少なくとも一部を覆うとは、廃棄物層61と粗粒層62との間に他の層がある場合も含んでいる。
廃棄物埋設構造60は、第1の領域Ar1と第2の領域Ar2を備えている。そして、それぞれの領域に、第1実施形態の廃棄物埋設構造10と同様の構造を備えている。
廃棄物埋設構造60は、第1の領域Ar1に粗粒層62と細粒層63との第1の境界部63a1を備えており、また、第2の領域Ar2に粗粒層62と細粒層63との第2の境界部63a2を備えている。ここで、第1の境界部63a1と第2の境界部63a2は、いずれも勾配を有しているが、両者の勾配は異なっている。すなわち、廃棄物埋設構造60は、複数の異なる勾配を備えている。勾配を異ならせることで、細粒層63内に保水され、細粒層63内を流れる浸透水の流れる速度、距離等を調節することができる。また、複数の異なる勾配を備えることで廃棄物層61に対し、異なる位置から浸透水を供給することができる。なお、廃棄物層61は、1の領域Ar1と第2の領域Ar2とで同じ廃棄物でもよく、1の領域Ar1と第2の領域Ar2とで異なる廃棄物でもよい。
なお、本実施形態では、第1の領域Ar1に粗粒層62と抑制層69との第1の境界部62a1を備え、第2の領域Ar2に粗粒層62と抑制層69との第2の境界部62a2を備えている。そして、第1の境界部62a1と第2の境界部62a2はともに勾配を有するが、その勾配は異なっている。このように、両者の勾配を異ならせることで、複数個所から排水することができる。なお、本実施形態は、勾配の向きが異なっており、水平に対する勾配の角度が同じ廃棄物埋設構造60にも適用することができる。
(第3実施形態)
つぎに、図6を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態の処理施設300は、第3の領域Ar3と第4の領域Ar4とに区画されている。そして、第3の領域Ar3には、第1実施形態の廃棄物埋設構造10が設けられ、第4の領域Ar4には、第1実施形態の説明において、比較例とした廃棄物埋設構造30が設けられている。図6に描かれている廃棄物埋設構造30は、図2(A)に描かれている廃棄物埋設構造30とは反転させて描かれているが、その基本的な構成は、同一である。
第3実施形態が備える廃棄物埋設構造10と廃棄物埋設構造30の基本的な構成は、第1実施形態の説明と重複するため、その詳細の説明は省略する。ただし、図2(B)における廃棄物層31は、廃棄物層81に置き換えられている。廃棄物層31と廃棄物層81とでは、層を形成している廃棄物の性質が異なっており、その安定化のために求められる浸透水の供給態様が異なっている。
第1実施形態の説明において、廃棄物埋設構造10は、廃棄物層11への一回あたりの浸透水の供給量を抑え、浸透水の供給の回数を増やすことができる構造である。一方の廃棄物埋設構造30は、廃棄物層81への給水回数は少ないが、一回あたりの給水を多くすることができる。
廃棄物の安定化に適した浸透水の供給形態は、廃棄物の種類によって異なることが知られている。このため、一つの処理施設であっても、領域によって埋設されている廃棄物の性質が異なっている場合には、埋設されている廃棄物の性質に応じて、より安定化し易い浸透水の供給を実現することができる廃棄物埋設構造を採用することができる。
なお、本実施形態では、2種類の廃棄物埋設構造を組み合わせて採用しているが、さらに多くの種類の廃棄物埋設構造を組み合わせてもよい。また、本実施形態において、第4の領域Ar4では境界部33aが左端から右端に向けた勾配であり、集水口36aが領域Ar4aとは他端側にある。このため、廃棄物層81の一端側(本実施形態では左端)の領域Ar4aには、粗粒層32からの浸透水が実質的に供給されない。また、領域Ar4aは、第3の領域Ar3の流下部16aが形成された部分とは離れており(反対側に位置しており)、供給路15からの浸透水も実質的に供給されない。このため、廃棄物層11の領域Ar4aには、廃棄物として水銀などの廃水銀等処理物を廃棄することができる。なお、廃棄物層81の領域Ar4aは、境界部33aの勾配角度にもよるが、廃棄物層81の一端(本実施形態では左端)の1%から45%程度、好ましくは1%から30%程度、より好ましくは1%から10%程度の領域とすれば、廃水銀等処理物が浸透水に浸漬することがない。
(第4実施形態)
つぎに、図7を参照して、第4実施形態について説明する。第4実施形態の処理施設400は、第1実施形態で説明した廃棄物埋設構造10を並べて配置した形態を有している。このように複数の廃棄物埋設構造10を並べて配置することで、一つ一つの廃棄物埋設構造10の寸法を小さく設定することができる。廃棄物埋設構造10の寸法を小さくすることで、例えば、粗粒層12と細粒層13との境界部13aの長さを短くすることができ、これに伴って、流下部16aを配置する幅を狭く設定することができる。これにより、流下部16aを通じて廃棄物層11へ浸透水を供給する幅を狭くすることができる。図7に示す例では、各廃棄物埋設構造10は、配水部16bを備えているが、流下部16aの配置の幅を狭くすることで、配水部16bを廃止した場合であっても、廃棄物層11の広範囲に平準化して浸透水を供給することができる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、第4実施形態において、廃棄物埋設構造10を並べて配置する際に、配置の向きを互い違いにしてW型となるような処理施設400としてもよい。また、第1実施形態から第4実施形態までを適宜組み合わせて用いるようにしてもよい。
10、30、50、60 廃棄物埋設構造
11、31、81 廃棄物層
12、32、62 粗粒層
12a 境界部
13、33、63 細粒層
13a 境界部
14 キャピラリーバリア
15 供給路
16a 流下部
16b 配水部
17 遮蔽壁部
18 抑制部
19 抑制層
20 排水部
63a1 第1の境界部
63a2 第2の境界部

Claims (9)

  1. 廃棄物層の少なくとも一部を覆う粗粒層と、
    前記粗粒層を覆う細粒層と、
    前記細粒層に接続されるとともに、前記廃棄物層の上側に設けられた配水部を有し、前記細粒層に浸透した浸透水を前記粗粒層を介さずに前記配水部から前記廃棄物層に供給する供給路と、
    前記粗粒層から前記廃棄物層への浸透水の浸水を抑制する抑制部と、を備え、
    前記抑制部は、前記粗粒層に浸透した浸透水の前記廃棄物層への浸透を抑制する抑制層と、前記粗粒層に浸透した浸透水を前記粗粒層から排水する排水部との少なくとも一方を備えている廃棄物埋設構造。
  2. 前記抑制層は、前記粗粒層から前記配水部への浸水を遮蔽する難透水性部材である請求項1記載の廃棄物埋設構造。
  3. 前記供給路は前記細粒層と接続した流下部
    前記流下部への前記粗粒層からの浸透水の浸水を遮蔽する遮蔽壁と、を備えている請求項1または請求項2記載の廃棄物埋設構造。
  4. 前記細粒層には勾配が設けられており、
    前記供給路の一部は、前記細粒層の低い側に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の廃棄物埋設構造。
  5. 前記配水部は、前記廃棄物層の複数個所に前記浸透水を供給する請求項1から4のいずれか一項に記載の廃棄物埋設構造。
  6. 前記粗粒層と前記細粒層とには複数の異なる勾配が設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載の廃棄物埋設構造。
  7. 廃棄物層の少なくとも一部を覆う第1層と、前記第1層を覆うとともに、前記第1層よりも保水性が大きい第2層と、を設け、
    前記第2層に接続されるとともに、前記廃棄物層の上側に設けられた配水部を有し、前記第2層に浸透した浸透水を前記第1層を介さずに前記配水部から前記廃棄物層に供給する供給路を設け、
    前記第1層に浸透した浸透水の前記廃棄物層への浸透を抑制する抑制層と、前記第1層に浸透した浸透水を前記第1層から排水する排水部との少なくとも一方により前記第1層から前記廃棄物層への浸透水の浸水を抑制する浸透水供給方法。
  8. 前記抑制層による抑制は、前記第1層から前記配水部への浸水を遮蔽する難透水性部材を用いて行われる請求項7記載の浸透水供給方法。
  9. 前記供給路は前記第2層と接続した流下部を備え、
    前記第1層から前記廃棄物層への浸透水の浸水の抑制は、前記流下部への前記第1層からの浸水を遮蔽する遮蔽壁により行われる請求項7または8記載の浸透水供給方法。
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