JP7064660B1 - 水硬性硬化体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

製造時の炭酸ガス排出量が少なく、炭酸ガス固定化機能を有し、コンクリート表面と内部での強度差が小さい水硬性硬化体の製造方法を提供する。水と、高炉スラグ微粉末とセメントとを含む混合セメントと、水酸化カルシウムと、を含有するセメント組成物を、硬化及び炭酸化養生する、水硬性硬化体の製造方法であって、水酸化カルシウムは、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して10質量部以上70質量部以下含有し、水酸化カルシウムは、高炉スラグ微粉末100質量部に対して30質量部以上500質量部以下含有する。

Description

本発明は、水硬性硬化体の製造方法、更に詳しくは、炭酸化養生を可能とする水硬性硬化体の製造方法に関する。
コンクリートに使用されているセメントは、製造時に原料の脱炭酸および焼成時の燃料より多量の炭酸ガス(二酸化炭素、CO)を排出する。よって、近年の気候変動抑制に対する関心の高まりを受け、コンクリートの製造時における炭酸ガスの排出量を大きく削減することが求められている。
炭酸ガスの排出量を削減する方法の一つとして、高炉水砕スラグ(以下、単に高炉スラグ微粉末という)をセメントに混合した混合セメントが広く用いられている。しかしながら、高炉スラグ微粉末の量を増加させると、硬化が遅くなり脱型までの期間が長くなることや、十分な強度を得るために長時間の湿潤養生が必要になる。このため、工期やコストの面での課題が残る。
一方、下記の特許文献1に記載されているように、製鋼スラグ粉末とポルトランドセメントにγ-CS(γ-2CaO・SiO;γビーライトとも呼ばれる)を添加したコンクリート混錬物を硬化させ、その後にコンリートを炭酸化養生したプレキャストコンクリートが開示されている。
特開2011-168436号公報
しかしながら、特許文献1においては、コンクリート表面においては炭酸ガスの吸収に伴う炭酸化養生が進み、コンクリート表面の強度は向上する一方、コンクリート内部においては炭酸化が進まずに強度が不足する。このため、コンクリート表面と内部とで強度差が生じるという問題があり、所定の薄さのプレキャストコンクリートなどに用途が限定されるので、更なる改善が求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑み、製造時の炭酸ガス排出量が少なく、炭酸ガス固定化機能も有すると共に、コンクリート表面と内部での強度差が小さい水硬性硬化体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、高炉スラグ微粉末を含むセメント組成物に、従来より多く水酸化カルシウム(消石灰)を含有させることで、コンクリート表面では炭酸化養生によって炭酸ガス固定化機能を有すると共に、表面と内部での強度差が小さい水硬性硬化体を得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1) 水と、高炉スラグ微粉末とセメントとを含む混合セメントと、水酸化カルシウムと、を含有するセメント組成物を、硬化及び炭酸化養生する、水硬性硬化体の製造方法であって、
前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末と前記セメントと前記水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して10質量部以上70質量部以下含有し、
前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末100質量部に対して30質量部以上500質量部以下含有する、水硬性硬化体の製造方法。
(1)の発明によれば、従来の刺激剤としての使用量に比べて、水酸化カルシウムを多量に含有している。このため、製造時の炭酸ガス排出量が少ない。また、炭酸化養生によって、コンクリート表面では水酸化カルシウム(Ca(OH))が炭酸ガスを吸収して炭酸カルシウム(CaCO)となるので、炭酸ガス固定機能を発揮できると共に、炭酸ガス吸収によって所定の強度も得られる。一方、コンクリート内部においても、水酸化カルシウムを用いることで、所定の強度が得られる。すなわち、本発明によれば、特許文献1のコンクリートと比較して、コンクリート表面と内部での強度差が小さい水硬性硬化体が得られる。なお、この点については後述する実施例において詳細に説明する。
(2) 前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末と前記セメントと前記水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して30質量部以上50質量部以下含有する、(1)に記載の水硬性硬化体の製造方法。
(2)の発明によれば、製造時の炭酸ガス排出量の低減と、炭酸ガス固定機能とを発揮しつつ、コンクリートの強度も維持でき、(1)の効果が更に顕著に得られる。
(3) 前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末100質量部に対して60質量部以上200質量部以下含有する、(1)又は(2)に記載の水硬性硬化体の製造方法。
(3)の発明によれば、製造時の炭酸ガス排出量の低減と、炭酸ガス固定機能とを発揮しつつ、コンクリートの強度も維持でき、(1)又は(2)の効果が更に顕著に得られる。
(4) 前記セメント組成物が更に膨張材を含有する、(1)から(3)のいずれかに記載の水硬性硬化体の製造方法。
(4)の発明によれば、高炉スラグ微粉末の置換率を高める結果、コンクリートの収縮率が高まるところ、これを効果的に抑制することができる。
(5) 前記セメント組成物が更に遅延剤を含有する、(1)から(4)のいずれかに記載の水硬性硬化体の製造方法。
(5)の発明によれば、水酸化カルシウムの含有量を増やす結果、コンクリートの硬化速度が速まるところ、これを効果的に抑制することができる。
(6) 水と、高炉スラグ微粉末とセメントとを含む混合セメントと、水酸化カルシウムと、を含有する、炭酸化養生用セメント組成物であって、
前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末と前記セメントと前記水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して10質量部以上70質量部以下含有し、
前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末100質量部に対して30質量部以上500質量部以下含有する、炭酸化養生用セメント組成物。
(6)組成物の発明によれば、(1)と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、製造時の炭酸ガス排出量が少なく、炭酸ガス固定化機能も有すると共に、コンクリート表面と内部での強度差が小さい水硬性硬化体の製造方法を提供することができる。
実施例の試験例2における、置換率と空隙率との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されない。
本発明のセメント組成物は、少なくとも、水(W)と、高炉スラグ微粉末(BFS)とセメント(C)とを含む混合セメントと、水酸化カルシウム(CH)と、必要に応じて骨材(細骨材(S)、粗骨材(G))と、を含有するものである。カッコ内の記号は実施例において用いられているそれぞれの材料を示す略記号である。以下、それぞれの材料について説明する。
[高炉スラグ微粉末(BFS)]
高炉スラグ微粉末(BFS)は、本発明においてはセメント(C)と共に混合セメントを構成する。高炉スラグ微粉末(BFS)はJIS A 6206:2013「コンクリート用高炉スラグ微粉末」に規定される微粉末である。高炉で、せん鉄と同時に生成する溶融状態の高炉スラグ微粉末を水によって急冷したものが高炉水砕スラグであり、その塩基度は1.60以上である。この高炉水砕スラグを乾燥・粉砕したもの、又はこれに、石膏を添加したものが、高炉スラグ微粉末である。ポルトランドセメントの一部を高炉スラグ微粉末で代替することにより、セメント製造段階での炭酸ガス排出量を低減させることができる。
高炉スラグ微粉末の種類は、比表面積(cm/g)によって次の4種類が存在するが、本発明においてはいずれを用いてもよい。
a)高炉スラグ微粉末3000:比表面積が2750以上3500未満
b)高炉スラグ微粉末4000:比表面積が3500以上5000未満
c)高炉スラグ微粉末6000:比表面積が5000以上7000未満
d)高炉スラグ微粉末8000:比表面積が7000以上10000未満
[セメント(C)]
セメント(C)は、本発明においては高炉スラグ微粉末(BFS)と共に混合セメントを構成する。
セメント(C)としては、ポルトランドセメントを好ましく用いることができる。ポルトランドセメントには、普通ポルトランドセメント(OPC)の他、早強、超早強、中庸熱、低熱耐硫酸塩等の種類があり、これらはJIS R 5210:2019に規定されている。セメント組成物においては、これら種々のポルトランドセメントの1種又は2種以上を配合するものを用いることができる。これらの中でも、普通ポルトランドセメント及び早強ポルトランドセメントの1種又は2種を使用したものを用いることが好ましい。
[混合セメント]
本発明における混合セメントは、上記の高炉スラグ微粉末(BFS)とセメント材(C)とを含む高炉セメントである。高炉セメントは、JIS R 5211:2009に規定されているものを用いることができる。
高炉セメントの種類は、高炉スラグ微粉末の質量%によってA種からC種に分類されている。高炉スラグ微粉末の割合が、5質量%超30質量%以下がA種であり、高炉スラグ微粉末の割合が、30質量%超60質量%以下がB種であり、高炉スラグ微粉末の割合が、60質量%超70質量以下がC種である。本発明においてはいずれも用いることができるが、高炉スラグ微粉末の置換率が高いと炭酸ガス発生が少なく、環境負荷が少ないのでB種やC種を用いることが好ましい。
[水酸化カルシウム(CH)]
本発明においては、セメント組成物中に、従来に比べてより多量の水酸化カルシウム(消石灰)を含有させる。水酸化カルシウムは、安価で入手し易いという利点がある。水酸化カルシウムは、例えば、アセチレンガスの製造工程から排出される副生生石灰を用いてもよい。これにより、廃棄物の有効利用を行うことができる。
水酸化カルシウムは、粉体の形態で用いることが好ましく、具体的には、ブレーン比表面積で1400cm/g~8000cm/gのものを用いることで、良好なフレッシュ性状が得られるので好ましい。ただし、この範囲を超える場合であっても、後述する遅延剤を使用することで良好なフレッシュ性状が得られる。
[細骨材(S)]
細骨材とは、JIS A 5308、JIS A 5005、JIS A 5002及びJIS A 5011で定義される骨材であり、細骨材としては、例えば砕砂、砂、川砂、海砂、石灰砕砂、再生骨材、軽量骨材、重量骨材等が挙げられる。
[粗骨材(G)]
粗骨材とは、上記同様、JIS A 5308、JIS A 5005、JIS A 5002及びJIS A 5011で定義される骨材であり、粒の大きさにより上記の細骨材とは区別されるもので、5mmふるいを通るか否かで区分するが、実用上は10mmふるいをすべて通り5mmふるいを重量で85%以上通るものを細骨材、5mmふるいに重量で85%以上とどまるものを粗骨材としている。
[膨張材(EX)]
膨張材とは、JIS A 6202:2017「コンクリート用膨張材」で定義される膨張材であり、セメント及び水とともに練り混ぜた場合、水和反応によってエトリンガイト、水酸化カルシウムなどを生成し,コンクリート又はモルタルを膨張させる作用のある混和材料である。本発明においては、高炉スラグ微粉末の一部を水酸化カルシウムで置換することになるので、収縮率が高くなる。このため、本発明においては膨張材を併用することが好ましい。
膨張材の性能による区分により、通常のコンクリートにおいて、収縮補償を目的として使用する場合、標準的な使用量を単位量30kg/mとする膨張材が膨張材30型であり、標準的な使用量を単位量20kg/mとする膨張材が膨張材20型であるが、本発明においてはいずれも用いることができる。
膨張材の具体例としては、カルシウムサルフォアルミネート系膨張材、生石灰系膨張材などが挙げられる。膨張材の含有量は、コンクリート1mに対して5~30kgの範囲で好ましく用いられる。
[遅延剤(T)]
遅延剤は、コンクリートの凝結や初期硬化の遅延を目的として用いられる。本発明においては、水酸化カルシウムの含有量を多くした結果、初期硬化が速まるので、遅延剤を含有させることが好ましい。
凝結遅延剤は、JIS A 6204:2011「コンクリート用化学混和剤」に従う混和剤である。JIS A 1147:2019「コンクリートの凝結時間試験方法」に従うセメントの凝結時間の差分が、始発時間において+15分よりも長く、または、終結時間において+0分よりも長い特性を有するものを選択することが好ましい。更には、始発時間において+30分よりも長く、かつ、終結時間において+0分よりも長い特性を有するものを選択することが好ましい。上限値は、始発時間において+90分より小さく、終結時間において+90分より小さいことが好ましい。また、始発時間において+210分より小さく、終結時間において+210分より小さいことが更に好ましい。
遅延剤としては、例えば、珪弗化物を主成分として遅延作用を有する遅延剤、従来よりも長時間の遅延を目的としたオキシカルボン酸塩を主成分とする遅延剤がある。リグニンスルホン酸塩やオキシカルボン酸塩は、セメント粒子表面に吸着し、セメントと水との接触を一時的に遮断することにより、初期水和反応を遅らせる。遅延剤として具体的には、グルコン酸ナトリウム、グルコン酸塩、オキシカルボン酸塩、超微粒子アクリルポリマーエマルション、オキシカルボン酸系化合物、ポリヒドロキシカルボン酸、リグニンスルホン酸塩、及び、これらの成分を含む複合体(例えば、変性リグニンスルホン酸化合物とオキシカルボン酸化合物の複合体)のうちのいずれかを主成分とする薬剤を選択することができる。
遅延剤の含有量は、結合材100質量部に対して好ましくは0.05質量部以上、更に好ましくは0.2質量部以上、また、好ましくは1.0質量部以下、更に好ましくは0.5質量部以下、の範囲で用いられる。
遅延剤の含有によりコンクリートの練り混ぜ後のフレッシュコンクリートのワーカビリティが確保される。例えば、コンクリートのスランプは、コンクリートの練り混ぜを開始してから1.0時間後、または、1.5時間後のスランプは、好ましくは8cm~18cm、更に好ましくは12cm~15cmに設定される。
[その他の材料]
セメント組成物は、本発明の効果を奏する範囲内で、その他の混和材などを更に含有していてよい。その他の混和材としては、例えば、γ-CS、石炭灰、フライアッシュ、石灰石微粉末、大気中の炭酸ガスを固定した軽質炭酸カルシウムなどの炭酸化合物、減水剤、流動化剤等が挙げられる。
[セメント組成物]
以下、本発明における上記のセメント組成の配合について詳細に説明する。上記のように、本発明においては、セメント組成物中に、従来に比べてより多量の水酸化カルシウム(消石灰)を含有させることを特徴としている。
セメント組成物における、水酸化カルシウムの含有量は、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して、10質量部以上70質量部以下含有し、30質量部以上50質量部以下含有することが好ましい。また、水酸化カルシウムは、高炉スラグ微粉末100質量部に対して30質量部以上500質量部以下含有し、60質量部以上200質量部以下含有することが好ましい。
水酸化カルシウムの含有量を、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して10質量部以上、好ましくは30質量部以上とし、かつ、高炉スラグ微粉末100質量部に対して30質量部以上、好ましくは60質量部以上とすることにより、セメント及び高炉スラグ微粉末の使用量を減らすことができるので、セメント組成物の製造時の炭酸ガス排出量を減らすことができる。また、後述する炭酸化養生により、水酸化カルシウムは炭酸化して炭酸カルシウムになることで炭酸ガスを吸収して炭酸ガス固定化に資する。また、これと共に、水酸化カルシウムが高炉スラグ微粉末の反応を促進して硬化に寄与し、コンクリート表面の強度向上にも資する。
従来、水酸化カルシウムは、セメント硬化の刺激材として用いられている。このため、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対する水酸化カルシウムの含有量は、通常10質量部未満と少なく、また、高炉スラグ微粉末100質量部に対して30質量部未満と少ない。これに対して、本発明においては、炭酸化養生を行うことを前提に水酸化カルシウムの含有量を増加させており、これにより、炭酸ガス固定化とコンクリート表面での強度向上の両立を図ることができる点に本発明の新規な点がある。
一方、上記の炭酸化の影響は、コンクリート内部(深部)までは浸透しないことが知られている。このため、水酸化カルシウムの含有量を多くし過ぎると、逆に、コンクリート内部ではセメント量の低下に由来して、所定の強度が得られ難くなる。本発明においては、水酸化カルシウムの含有量を70質量部以下、好ましくは50質量部以下とし、かつ、高炉スラグ微粉末100質量部に対して500質量部以下、好ましくは200質量部以下とすることで、所定のセメント量及び高炉スラグ微粉末を含有させることができ、コンクリート内部でも所定の強度が得られる。
本発明のセメント組成物における、セメントの含有量は、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して、10質量部以上90質量部以下であることが好ましく、15質量部以上70質量部以下であることがより好ましい。
本発明のセメント組成物における、高炉スラグ微粉末の含有量は、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して、10質量部以上60質量部以下であることが好ましく、20質量部以上50質量部以下であることがより好ましい。
本発明のセメント組成物における、高炉スラグ微粉末と水酸化カルシウムの合計量は、、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して、55質量部以上90質量部以下であることが好ましく、60質量部以上85質量部以下であることがより好ましい。
本発明のセメント組成物における、セメントと高炉スラグ微粉末の合計量は、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して、30質量部以上90質量部以下であることが好ましく、50質量部以上70質量部以下であることがより好ましい。
本発明のセメント組成物における、セメントと水酸化カルシウムの合計量は、高炉スラグ微粉末とセメントと水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して、40質量部以上90質量部以下であることが好ましく、55質量部以上75質量部以下であることがより好ましい。
本発明のセメント組成物における、水(W)/セメント(C)比は、好ましくは25%以上55%以下の範囲で適宜設定される。
細骨材(S)の含有量は、結合材100質量部に対して50~300質量部の範囲で好ましく用いられる。
粗骨材(G)の含有量は、結合材100質量部に対して200~350質量部の範囲で好ましく用いられる。
[炭酸化養生]
上記のセメント組成物は、例えば、型枠内に充填されて所定の形状に硬化された後、炭酸化養生される。セメント組成物は、炭酸化養生の前に完全に硬化されている必要はなく、例えば、自立可能に(型枠から外しても所定の形状を維持できる程度に)半硬化されていればよい。なお、本発明のセメント組成物は、プレキャストコンクリートのみならず、場所打ちとしても打設できる。
炭酸化養生は、例えば、上記の半硬化体を二酸化炭素含有ガスに曝すことで実施することができる。二酸化炭素含有ガスにおける二酸化炭素の含有割合は、大気中の濃度0.03%程度より多く、例えば1%以上であることが好ましく、10%以上であることがより好ましい。これにより炭酸化養生が迅速に実施される。なお、炭酸化養生に使用する炭酸ガスの供給源として、工場や施設から排出される燃焼排ガスを利用することができる。燃焼排ガスを炭酸化養生のチャンバー内に直接送り込んでもよいし、他のガスと混合したうえで送り込んでもよい。
炭酸化養生時の温度は特に限定されないが、15℃以上であることが好ましく、50℃以上であることがより好ましい。又、炭酸化養生時の温度は、例えば70℃以下であることが好ましい。
炭酸化養生の養生期間は、養生対象物の形状、養生条件等に応じて適宜設定してよい。例えば、養生期間は1~28日程度であればよい。炭酸化養生工程においては、未硬化成分の硬化反応が同時に進行してよい。
上記製造方法によって得ることができる本発明の水硬性硬化体は、そのまま残存型枠等の用途に供されてよく、必要に応じて成形、加工等を施されてから具体的な用途に供されてもよい。本発明の水硬性硬化体は、現場打ち鉄筋コンクリート、有スランプコンクリート、ゼロスランプコンクリート、プレストレストコンクリート等の用途に用いることができる。
以下、本発明の水硬性硬化体及びその製造方法について、実施例を挙げて詳細に説明する。尚、本発明は、以下に示す実施例に限定されるものではない。
表1、表2に示す組成にて、実施例及び比較例のセメント組成物を構成した。表中、Wは水、OPCは普通ポルトランドセメント、BFSは高炉スラグ微粉末、γ-CSはγビーライト、CHは水酸化カルシウム、EXは生石灰系膨張材、Sは細骨材、Gは粗骨材、Tはオキシカルボン酸塩を主成分とする遅延剤を意味する。それぞれの材料の性状は以下の通りである。
OPC:密度3.16g/cm
BFS:密度2.91g/cm
γ-CS:密度2.95g/cm
EX:密度3.16g/cm
S:密度2.64g/cm
G:密度2.65g/cm
T:密度1.20g/cm
Figure 0007064660000001
Figure 0007064660000002
[試験例1]
実施例及び比較例の各配合のフレッシュコンクリートを直径10cm×高さ20cmの円柱型枠に打設し、20℃、2日間の前養生を行い、その後、各固化体を炭酸化養生に供した。炭酸化養生の条件は、温度20℃、湿度50%RH、炭酸ガス濃度80%の大気圧環境とした。炭酸化養生を材齢28日で終了した。
なお、供試体の表面は炭酸化されるが、コンクリート表面から数十mmより内部では短期間での炭酸化が進まない。このため、コンクリート内部を模擬するために、実施例及び比較例の各配合のコンクリートを炭酸化養生せずに水中養生し、これをコンクリート内部の性状と模擬した。
実施例及び比較例のコンクリートについて、コンクリート表面(炭酸化養生)については、圧縮強度(JIS A 1108)及び炭酸ガス吸収量を、模擬コンクリート内部(水中養生)については圧縮強度のみを測定した。なお、炭酸ガス吸収量は、炭酸化前後の差分を無機炭素分析法により測定した結果である(単位kg-CO/m)。その結果を、表3に示す。
Figure 0007064660000003
表3の結果より、セメント組成物は本発明の組成範囲内である実施例は、炭酸化養生によって、炭酸ガスを吸収し、炭酸ガス固定化機能を有していることが理解できる。また、実施例のコンクリートは、コンクリート表面と内部とで圧縮強度の差が小さいことが理解できる。
[試験例2]
<水酸化カルシウム置換とγ-CS置換との比較>
試験例1の炭酸化養生した供試体について、コンクリート表面(炭酸化部分)とコンクリート内部(円柱中央部の未炭酸化部分)とで空隙率を測定した結果を図1に示す。ここで、コンクリートの空隙率は強度と相関するものである。炭酸化部分と未炭酸化部分はフェノールフタレイン1%アルコール溶液の噴霧による赤変有無で確認した。空隙率は水銀圧入式ポロシメータにて測定した。この結果を図1に示す。
置換率は、表1の組成における、(OPC+BFS+CH)100質量部に対するCH質量部を水酸化カルシウムの置換率(%)とし、比較例1、実施例1、2、5、6(それぞれ水酸化カルシウムの置換率が0%、16%、30%、50%、70%)をプロットした(図中CHで表す)。図1中、CH-Cは炭酸化部分の測定結果であり、CH-NCは未炭酸化部分の測定結果である。
一方、表1の組成における、(OPC+BFS+γ-CS)100質量部に対するγ-CS質量部をγ-CSの置換率(%)とし、比較例1、比較例5~7(それぞれγ-CSの置換率が0%、30%、50%、70%)をプロットした(図中γCSで表す)。図1中、γCS-Cは炭酸化部分の測定結果であり、γCS-NCは未炭酸化部分の測定結果である。
図1に示すように、実施例1、2、5、6の水酸化カルシウムで置換したコンクリートは、γ-CSで置換したコンクリートと比較して、コンクリート表面と内部とで空隙率差が小さく、強度差が小さいことが理解できる。
なお、本発明の水硬性硬化体の上記試験では、大気中の濃度より二酸化炭素含有割合が大きい二酸化炭素含有ガスにより炭酸化養生して試験を行ったが、大気中で養生を行ったとしても、養生時間つまり材齢を長期に設定することで、上記試験と同じ傾向の効果を奏することは言うまでもない。

Claims (6)

  1. 水と、高炉スラグ微粉末とセメントとを含む混合セメントと、水酸化カルシウムと、を含有するセメント組成物を、硬化及び炭酸化養生する、水硬性硬化体の製造方法であって、
    前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末と前記セメントと前記水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して10質量部以上70質量部以下含有し、
    前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末100質量部に対して30質量部以上500質量部以下含有する、水硬性硬化体の製造方法。
  2. 前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末と前記セメントと前記水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して30質量部以上50質量部以下含有する、請求項1に記載の水硬性硬化体の製造方法。
  3. 前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末100質量部に対して60質量部以上200質量部以下含有する、請求項1又は2に記載の水硬性硬化体の製造方法。
  4. 前記セメント組成物が更に膨張材を含有する、請求項1から3のいずれかに記載の水硬性硬化体の製造方法。
  5. 前記セメント組成物が更に遅延剤を含有する、請求項1から4のいずれかに記載の水硬性硬化体の製造方法。
  6. 水と、高炉スラグ微粉末とセメントとを含む混合セメントと、水酸化カルシウムと、を含有する、炭酸化養生用セメント組成物であって、
    前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末と前記セメントと前記水酸化カルシウムの合計量の100質量部に対して10質量部以上70質量部以下含有し、
    前記水酸化カルシウムを、前記高炉スラグ微粉末100質量部に対して30質量部以上500質量部以下含有する、炭酸化養生用セメント組成物。
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