JP7064428B2 - アンテナ素子、アレイアンテナ、通信ユニット、移動体及び基地局 - Google Patents

アンテナ素子、アレイアンテナ、通信ユニット、移動体及び基地局 Download PDF

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Description

本開示は、アンテナ素子、アレイアンテナ、通信ユニット、移動体及び基地局に関する。
アンテナから放射された電磁波は、金属導体で反射される。金属導体で反射された電磁波は、180°の位相ずれが生じる。反射された電磁波は、アンテナから放射された電磁波と合成される。アンテナから放射された電磁波は、位相のずれのある電磁波との合成によって、振幅が小さくなる場合がある。結果、アンテナから放射される電磁波の振幅は、小さくなる。アンテナと金属導体との距離を、放射する電磁波の波長λの1/4とすることで、反射波による影響を低減している。
これに対して、人工的な磁気壁によって、反射波による影響を低減する技術が提案されている。この技術は例えば非特許文献1,2に記載されている。
村上他,"誘電体基板を用いた人工磁気導体の低姿勢設計と帯域特性" 信学論(B),Vol.J98-B No.2,pp.172-179 村上他,"AMC反射板付ダイポールアンテナのための反射板の最適構成" 信学論(B),Vol.J98-B No.11,pp.1212-1220
しかしながら、非特許文献1,2に記載の技術には、改善の余地がある。
本開示は、改善された、アンテナ素子、アレイアンテナ、通信ユニット、移動体及び基地局を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係るアンテナ素子は、
アンテナ素子であって、
第1平面に沿って広がり、複数の第1導体を含む導体部と、
前記導体部と離れて位置し、前記第1平面に沿って広がるグラウンド導体と、
前記グラウンド導体から前記導体部に向かって延びる、3つ以上の第1所定数の接続導体と、
前記導体部に電磁気的に接続される第1給電線と、
前記第1給電線とは異なる位置で、前記導体部に電磁気的に接続される第2給電線と、
前記第1給電線及び前記第2給電線の少なくとも何れかと電気的に接続されるフィルタと、を有し、
前記フィルタは、前記グラウンド導体に重ねられて位置する。
本開示の一実施形態に係るアレイアンテナは、
複数の、上述のアンテナ素子と、
前記複数のアンテナ素子が並ぶアンテナ基板と、を含む。
本開示の一実施形態に係る通信ユニットは、
上述のアレイアンテナと、
前記フィルタに接続されるコントローラと、を有する。
本開示の一実施形態に係る移動体は、
上述の通信ユニットを備える。
本開示の一実施形態に係る基地局は、
上述のアレイアンテナと、
前記フィルタに接続されるコントローラと、を有する。
本開示の一実施形態によれば、改善された、アンテナ素子、アレイアンテナ、通信ユニット、移動体及び基地局が提供され得る。
一実施形態に係る共振構造体の斜視図である。 図1に示す共振構造体をZ軸の負方向から見た斜視図である。 図1に示す共振構造体の一部を分解した斜視図である。 図1に示すL1-L1線に沿った共振構造体の断面図である。 一実施形態に係るアレイアンテナの斜視図である。 図5に示す範囲Aにおけるアレイアンテナの拡大図である。 図6に示すL2-L2線に沿ったアレイアンテナの断面図である。 図6に示すL3-L3線に沿ったアレイアンテナの断面図である。 図6に示すアンテナ素子の回路図である。 他の実施形態に係るアレイアンテナの断面図である。 図10に示すアンテナ素子の回路図である。 一実施形態に係るアレイアンテナの斜視図である。 図12に示すアレイアンテナの断面図である。 一実施形態に係るアレイアンテナの斜視図である。 図14に示すアレイアンテナの断面図である(その1)。 図14に示すアレイアンテナの断面図である(その2)。 他の実施形態に係るアレイアンテナの断面図である。 一実施形態に係る通信ユニットのブロック図である。 図18に示す通信ユニットの断面図である。 一実施形態に係る移動体のブロック図である。 一実施形態に係る基地局のブロック図である。 アンテナ素子の配列の他の例を示す図である。
本開示において「誘電体材料」は、セラミック材料及び樹脂材料の何れかを組成として含み得る。セラミック材料は、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、ガラスセラミック焼結体、ガラス母材中に結晶成分を析出させた結晶化ガラス、及び、雲母若しくはチタン酸アルミニウム等の微結晶焼結体を含む。樹脂材料は、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、及び、液晶ポリマー等の未硬化物を硬化させたものを含む。
本開示において「導電性材料」は、金属材料、金属材料の合金、金属ペーストの硬化物、及び、導電性高分子の何れかを組成として含み得る。金属材料は、銅、銀、パラジウム、金、白金、アルミニウム、クロム、ニッケル、カドミウム鉛、セレン、マンガン、錫、バナジウム、リチウム、コバルト、及び、チタン等を含む。合金は、複数の金属材料を含む。金属ペースト剤は、金属材料の粉末を有機溶剤、及び、バインダとともに混練したものを含む。バインダは、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、及び、ポリエーテルイミド樹脂を含む。導電性ポリマーは、ポリチオフェン系ポリマー、ポリアセチレン系ポリマー、ポリアニリン系ポリマー、及び、ポリピロール系ポリマー等を含む。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1乃至図22に示す構成要素において、同一構成要素には、同一符号を付す。
[共振構造体の構造例]
図1は、一実施形態に係る共振構造体10の斜視図である。図2は、図1に示す共振構造体10をZ軸の負方向から見た斜視図である。図3は、図1に示す共振構造体10の一部を分解した斜視図である。図4は、図1に示すL1-L1線に沿った共振構造体10の断面図である。
図1乃至図4では、XYZ座標系を用いる。X軸の正方向とX軸の負方向とを特に区別しない場合、X軸の正方向とX軸の負方向は、まとめて「X方向」と記載する。Y軸の正方向とY軸の負方向とを特に区別しない場合、Y軸の正方向とY軸の負方向は、まとめて「Y方向」と記載する。Z軸の正方向とZ軸の負方向とを特に区別しない場合、Z軸の正方向とZ軸の負方向は、まとめて「Z方向」と記載する。
図1乃至図4では、第1平面は、XYZ座標系におけるXY平面として示す。第1方向は、X方向として示す。第1方向と交わる第2方向は、Y方向として示す。
共振構造体10は、1又は複数の共振周波数で共振する。共振構造体10は、図1及び図2に示すように、基体20と、導体部30と、グラウンド導体40とを有する。共振構造体10は、接続導体60-1,60-2,60-3,60-4を有する。以下では、接続導体60-1~60-4を特に区別しない場合、接続導体60-1~60-4は、まとめて「接続導体60」と記載する。共振構造体10が有する接続導体60の数は、4つに限定されない。共振構造体10は、第1所定数の接続導体60を有すればよい。第1所定数は、3つ以上である。共振構造体10は、図1に示す第1給電線51及び第2給電線52の少なくとも何れかを有してよい。
基体20は、誘電体材料を含み得る。基体20の比誘電率は、共振構造体10の所望の共振周波数に応じて、適宜調整されてよい。
基体20は、導体部30及びグラウンド導体40を支持する。基体20は、図1及び図2に示すように、四角柱である。ただし、基体20は、導体部30及びグラウンド導体40を支持し得る範囲において任意の形状であってよい。基体20は、図4に示すように、上面21及び下面22を有する。上面21及び下面22は、XY平面に沿って広がる。
図1に示す導体部30は、導電性材料を含み得る。導体部30、グラウンド導体40、第1給電線51、第2給電線52及び接続導体60は、同一の導電性材料を含んでよいし、異なる導電性材料を含んでよい。
図1に示す導体部30は、共振器の一部として機能する。導体部30は、XY平面に沿って広がる。導体部30は、X方向に略平行な2辺と、Y方向に略平行な2辺とを含む、略正方形状である。ただし、導体部30は、任意の形状であってよい。導体部30は、基体20の上面21に位置する。共振構造体10は、外部から導体部30が位置する基体20の上面21へ入射する所定周波数の電磁波に対して、人工磁気壁特性を示し得る。
本開示において「人工磁気壁特性(Artificial Magnetic Conductor Character)」は、入射する入射波と反射される反射波との位相差が0度となる面の特性を意味する。人工磁気壁特性を有する面では、周波数バンドにおいて、入射波と反射波の位相差が-90度~+90度となる。
図1に示すように、導体部30は、隙間Sx及び隙間Syを含む。隙間Sxは、Y方向に沿って延びる。隙間Sxは、X方向において、導体部30のX方向に略平行な辺の中央付近に位置する。隙間Syは、X方向に沿って延びる。隙間Syは、Y方向において、導体部30のY方向に略平行な辺の中央付近に位置する。隙間Sxの幅及び隙間Syの幅は、共振構造体10の所望の共振周波数に応じて、適宜調整されてよい。
導体部30は、図1に示すように、第1導体31-1,31-2,31-3,31-4を含む。以下、第1導体31-1~31-4を特に区別しない場合、第1導体31-1~31-4は、まとめて「第1導体31」と記載する。導体部30が含む第1導体31の数は、4つに限定されない。導体部30は、任意の数の第1導体31を含んでよい。
図1に示す第1導体31は、平板状の導体とし得る。第1導体31は、同一形状の、X方向に略平行な2辺と、Y方向に略平行な2辺とを含む、略正方形状である。ただし、第1導体31-1~31-4の各々は、任意の形状であってよい。第1導体31-1~31-4の各々は、図1及び図3に示すように、互いに異なる接続導体60-1~60-4の1つに接続される。第1導体31は、図1に示すように、正方形の4つの角部のうちの1つの角部に、接続部31aを含み得る。接続部31aには、接続導体60が接続される。第1導体31は、接続部31aを省略し得る。第1導体31は、一部が接続部31aを含み、他の一部が接続部31aを省略し得る。図1に示す接続部31aは、円形状である。ただし、接続部31aは、円形状に限定されず、任意の形状であってよい。
第1導体31-1~31-4の各々は、XY平面に沿って広がる。図1に示すように、第1導体31-1~第1導体31-4の各々は、X方向及びY方向に沿った正方格子状に並び得る。
例えば、第1導体31-1と第1導体31-2は、X方向及びY方向に沿った正方格子のX方向に沿って並ぶ。第1導体31-3と第1導体31-4は、X方向及びY方向に沿った正方格子のX方向に沿って並ぶ。第1導体31-1と第1導体31-4は、X方向及びY方向に沿った正方格子のY方向に沿って並ぶ。第1導体31-2と第1導体31-3は、X方向及びY方向に沿った正方格子のY方向に沿って並ぶ。第1導体31-1と第1導体31-3は、X方向及びY方向に沿った正方格子の第1対角方向に沿って並ぶ。第1対角方向は、X軸の正方向からY軸の正方向に向けて45度傾いた方向である。第1導体31-2と第1導体31-4は、X方向及びY方向に沿った正方格子の第2対角線に沿って並ぶ。第2対角方向は、X軸の正方向からY軸の正方向に向けて135度傾いた方向である。
ただし、第1導体31-1~31-4が並ぶ格子は、正方格子に限定されない。第1導体31-1~第1導体31-4は、任意に並んでよい。例えば、第1導体31は、斜交格子状、長方格子状、三角格子状、及び、六方格子状に並んでよい。
第1導体31は、異なる第1導体31との間に隙間を有することで、当該異なる第1導体31と容量的に接続される部位を含む。例えば、第1導体31-1と第1導体31-2は、互いの間に隙間Sxを有することで、容量的に接続され得る。第1導体31-3と第1導体31-4は、互いの間に隙間Sxを有することで、容量的に接続され得る。第1導体31-1と第1導体31-4とは、互いの間に隙間Syを有することで、容量的に接続され得る。第1導体31-2と第1導体31-3は、互いの間に隙間Syを有することで、容量的に接続され得る。第1導体31-1と第1導体31-3は、互いの間に隙間Sx及び隙間Syを有することで、容量的に接続され得る。第1導体31-1と第1導体31-3は、第1導体31-2及び第1導体31-4を介して、容量的に接続され得る。第1導体31-2と第1導体31-4は、互いの間に隙間Sx及び隙間Syを有することで、容量的に接続され得る。第1導体31-2と第1導体31-4は、第1導体31-1及び第1導体31-3を介して、容量的に接続され得る。
図1に示すように、共振構造体10は、隙間Sxに容量素子C1,C2を有してよい。共振構造体10は、隙間Syに容量素子C3,C4を有してよい。容量素子C1~C4は、チップコンデンサ等であってよい。容量素子C1は、隙間Sxにおいて、第1導体31-1と第1導体31-2との間に位置する。容量素子C1は、第1導体31-1と第1導体31-2とを容量的に接続する。容量素子C2は、隙間Sxにおいて、第1導体31-3と第1導体31-4との間に位置する。容量素子C2は、第1導体31-3と第1導体31-4とを容量的に接続する。容量素子C3は、隙間Syにおいて、第1導体31-2と第1導体31-3との間に位置する。容量素子C3は、第1導体31-2と第1導体31-3とを容量的に接続する。容量素子C4は、隙間Syにおいて、第1導体31-1と第1導体31-4との間に位置する。容量素子C4は、第1導体31-1と第1導体31-4とを容量的に接続する。容量素子C1,C2の隙間Sxにおける位置及び容量素子C3,C4の隙間Syにおける位置は、共振構造体10の所望の共振周波数に応じて、適宜調整されてよい。容量素子C1~C4の容量値は、共振構造体10の所望の共振周波数に応じて、適宜調整されてよい。容量素子C1~C4の容量値を大きくすると、共振構造体10の共振周波数は低くなり得る。容量素子C1~C4の容量値を小さくすると、共振構造体10の共振周波数は高くなり得る。
図2に示すグラウンド導体40は、導電性材料を含み得る。グラウンド導体40は、共振構造体10において基準となる電位を提供する。グラウンド導体40は、共振構造体10を備える機器のグラウンドに接続されてよい。グラウンド導体40は、平板状の導体とし得る。グラウンド導体40は、図2に示すように、基体20の下面22に位置する。グラウンド導体40のZ軸の負方向側には、共振構造体10を備える機器の多様な部品が位置してよい。一例として、グラウンド導体40のZ軸の負方向側に、金属板が位置してよい。アンテナとしての共振構造体10は、金属板がグラウンド導体40のZ軸の負方向側に位置しても、所定周波数での放射効率を維持し得る。
グラウンド導体40は、図2及び図3に示すように、XY平面に沿って広がる。グラウンド導体40は、導体部30と離れて位置する。グラウンド導体40と導体部30との間には、図4に示すように、基体20が介在する。グラウンド導体40は、図3に示すように、Z方向において、導体部30と対向する。グラウンド導体40は、導体部30の形状に応じた形状である。本実施形態では、グラウンド導体40は、図2に示すように、略正方形の導体部30に応じた略正方形状である。ただし、グラウンド導体40は、導体部30の形状に応じた、任意の形状であってよい。
グラウンド導体40は、正方形の4つの角部の各々に、接続部40aを含む。接続部40aには、接続導体60が接続される。グラウンド導体40は、接続部40aの一部を省略し得る。図2に示す接続部40aは、円形状である。ただし、接続部40aは、円形状に限定されず、任意の形状であってよい。
図3に示す第1給電線51及び第2給電線52は、導電性材料を含み得る。第1給電線51及び第2給電線52の各々は、スルーホール導体又はビア導体等であり得る。第1給電線51及び第2給電線52は、基体20の中に位置し得る。
図3に示す第1給電線51は、図1に示す導体部30に含まれる第1導体31-1に電磁気的に接続される。本開示において「電磁気的な接続」は、電気的な接続又は磁気的な接続であってよい。第1給電線51は、図2に示すグラウンド導体40の開口41から、外部の機器等へ延在し得る。
第1給電線51は、第1導体31-1を経由して導体部30に電力を給電する。第1給電線51は、第1導体31-1を経由して導体部30からの電力を、外部の機器等に給電する。
図3に示す第2給電線52は、図1に示す導体部30に含まれる第1導体31-2に電磁気的に接続される。換言すると、第2給電線52は、第1給電線51とは異なる位置で、導体部30に電磁気的に接続される。第2給電線52は、図2に示すように、グラウンド導体40の開口42から、外部の機器等へ延在し得る。
第2給電線52は、第1導体31-2を経由して導体部30に電力を給電する。第2給電線52は、第1導体31-2を経由して導体部30からの電力を、外部の機器等に給電する。
図3に示す接続導体60は、導電性材料を含み得る。接続導体60は、グラウンド導体40から導体部30に向かって延びる。接続導体60は、スルーホール導体又はビア導体等であり得る。接続導体60-1~60-4の各々は、第1導体31-1~31-4とグラウンド導体40とを各々接続する。
<共振状態の例1>
図1に示す接続導体60-1と接続導体60-4は、1つのセットとなり得る。接続導体60-2と接続導体60-3は、1つのセットとなり得る。接続導体60-1,60-4のセットと、接続導体60-2,60-3のセットとは、第1方向としてのX方向に沿って並ぶ、第1接続対となる。換言すると、接続導体60-1,60-4のセットと接続導体60-2,60-3のセットは、第1導体31が並ぶ正方格子において、第1導体31-1,31-4のセットと第1導体31-2,31-3のセットとが並ぶX方向に沿って並ぶ、第1接続対となる。
共振構造体10は、X方向に平行な第1経路に沿って、第1周波数で共振する。第1経路は、第1接続対の接続導体60-1,60-4のセット及び接続導体60-2,60-3のセットを経る第1電流経路の一部である。第1電流経路は、グラウンド導体40と、第1導体31-1,31-4のセットと、第1導体31-2,31-3のセットと、第1接続対の接続導体60-1,60-4のセット及び接続導体60-2,60-3のセットとを含む。第1電流経路の一部は、図4に、電流経路Iとして示す。
共振構造体10がX方向に平行な第1経路に沿って第1周波数で共振するとき、接続導体60-1,60-4のセットと、接続導体60-2,60-3のセットは、一対の電気壁として機能する。共振構造体10がX方向に平行な第1経路に沿って第1周波数で共振するとき、第1経路を含む第1電流経路を流れる電流から観て、接続導体60-1,60-2のセットと、接続導体60-3,60-4のセットとは、一対の磁気壁として機能する。接続導体60-1,60-4のセット及び接続導体60-2,60-3のセットが一対の電気壁として機能し、接続導体60-1,60-2のセット及び接続導体60-3,60-4のセットが一対の磁気壁として機能することで、共振構造体10は、外部から導体部30が位置する基体20の上面21へ入射する第1周波数の第1経路に沿って偏波する電磁波に対して、人工磁気壁特性を示す。
共振構造体10は、アンテナとして、第1給電線51から導体部30に電力が供給されることにより、第1経路に沿って(すなわちX方向に沿って)偏波する電磁波を放射し得る。
<共振状態の例2>
接続導体60-1と接続導体60-2は、1つのセットとなり得る。接続導体60-3と接続導体60-4は、1つのセットとなり得る。接続導体60-1,60-2のセットと、接続導体60-3,60-4のセットは、第2方向としてのY方向に沿って並ぶ、第2接続対となる。換言すると、接続導体60-1,60-2のセットと接続導体60-3,60-4のセットは、第1導体31が並ぶ正方格子において、第1導体31-1,31-2のセットと第1導体31-3,31-4のセットとが並ぶY方向に沿って並ぶ、第2接続対となる。
共振構造体10は、Y方向に平行な第2経路に沿って、第2周波数で共振する。第2経路は、第2接続対の接続導体60-1,60-2のセット及び接続導体60-3,60-4のセットを経る第2電流経路の一部である。第2電流経路は、グラウンド導体40と、第1導体31-1,31-2のセットと、第1導体31-3,31-4のセットと、第2接続対の接続導体60-1,60-2のセット及び接続導体60-3,60-4のセットとを含む。
共振構造体10がY方向に平行な第2経路に沿って第2周波数で共振するとき、接続導体60-1,60-2のセットと、接続導体60-3,60-4のセットとは、一対の電気壁として機能する。共振構造体10が第2経路に沿って第2周波数で共振するとき、第2経路を含む第2電流経路を流れる電流から観て、接続導体60-2,60-3のセットと、接続導体60-1,60-4のセットとは、一対の磁気壁として機能する。接続導体60-1,60-2のセット及び接続導体60-3,60-4のセットが一対の電気壁として機能し、接続導体60-2,60-3のセット及び接続導体60-1,60-4のセットが一対の磁気壁として機能することで、共振構造体10は、外部から導体部30が位置する基体20の上面21へ入射する第2周波数の第2経路に沿って偏波する電磁波に対して、人工磁気壁特性を示す。
共振構造体10は、アンテナとして、第2給電線52から導体部30に電力が供給されることにより、第2経路に沿って(すなわちY方向に沿って)偏波する電磁波を放射し得る。
共振構造体10では、図1に示すように、導体部30が、略正方形状である。共振構造体10では、導体部30が略正方形状であるため、第1電流経路の長さと、第2電流経路の長さとが等しくなり得る。共振構造体10では、第1電流経路の長さと第2電流経路の長さとが等しいため、第1周波数と、第2周波数とが等しくなり得る。
ただし、共振構造体10の用途等に応じては、第1周波数と第2周波数とを異ならせてよい。例えば、導体部30を長方形状とすることにより、第1電流経路の長さと第2電流経路の長さとを異ならせて、第1周波数と第2周波数とを異ならせてよい。
[アレイアンテナの構成例1]
図5は、一実施形態に係るアレイアンテナ1の斜視図である。図6は、図5に示す範囲Aにおけるアレイアンテナ1の拡大図である。図7は、図6に示すL2-L2線に沿ったアレイアンテナ1の断面図である。図8は、図6に示すL3-L3線に沿ったアレイアンテナ1の断面図である。図9は、図6に示すアンテナ素子100-1,100-2の回路図である。
以後の図面では、xyz座標系を用いる。x軸の正方向とx軸の負方向とを特に区別しない場合、x軸の正方向とx軸の負方向は、まとめて「x方向」と記載する。y軸の正方向とy軸の負方向とを特に区別しない場合、y軸の正方向とy軸の負方向は、まとめて「y方向」と記載する。z軸の正方向とz軸の負方向とを特に区別しない場合、z軸の正方向とz軸の負方向は、まとめて「z方向」と記載する。
以後の図面では、第4方向は、x方向として示す。第4方向と交わる第5方向は、y方向として示す。第8方向は、z方向として示す。図5等に示すxyz座標系は、図1等に示すXYZ座標系に対応してよい。この場合、第4方向すなわち図5に示すx方向は、第1方向である図1に示すX方向又は第2方向である図1に示すY方向に対応し得る。
図5に示すアレイアンテナ1は、回路基板2上に位置してよい。アレイアンテナ1は、回路基板2を介して集積回路3に接続され得る。集積回路3は、RFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)であってよい。アレイアンテナ1は、回路基板2を介さずに、集積回路3に直接接続されてよい。換言すると、アレイアンテナ1は、回路基板2上に位置しなくてよい。アレイアンテナ1は、アンテナ素子100-1(第1アンテナ素子)と、アンテナ素子100-2(第2アンテナ素子)と、アンテナ基板200とを有する。
以下、アンテナ素子100-1,100-2を特に区別しない場合、アンテナ素子100-1,100-2は、まとめて「アンテナ素子100」と記載する。アレイアンテナ1は、任意の数のアンテナ素子100を有してよい。
複数のアンテナ素子100は、x方向及びy方向に沿った正方格子状に並ぶ。ただし、複数のアンテナ素子100が並ぶ格子は、正方格子に限定されない。複数のアンテナ素子100は、任意に並んでよい。例えば、複数のアンテナ素子100は、斜交格子状、長方格子状、三角格子状、及び、六方格子状に並んでよい。
複数のアンテナ素子100は、図7及び図8に示すように、アンテナ基板200と一体化されてよい。
アンテナ素子100-1とアンテナ素子100-2は、図6に示すように、x方向に沿って並び得る。アンテナ素子100-1とアンテナ素子100-2は、互いに隣接し得る。
アンテナ素子100-1は、図9に示すように、アンテナ110-1(第1アンテナ)と、フィルタ120-1(第1フィルタ)とを有する。アンテナ素子100-2は、図9に示すように、アンテナ110-2(第2アンテナ)と、フィルタ120-2(第2フィルタ)とを有する。
以下、アンテナ110-1,110-2を特に区別しない場合、アンテナ110-1,110-2は、まとめて「アンテナ110」と記載する。以下、フィルタ120-1,120-2を特に区別しない場合、フィルタ120-1,120-2は、まとめて「フィルタ120」と記載する。
本実施形態では、アンテナ110に、図1に示す共振構造体10を採用する。ただし、アンテナ110には、任意の共振構造体が採用されてよい。アンテナ110は、図6及び図7に示すように、第1導体31-1~31-4を含む導体部30と、グラウンド導体40と、第1給電線51と、第2給電線52と、接続導体60-1~60-4とを有する。図7及び図8に示すように、アンテナ110-1のグラウンド導体40と、アンテナ110-2のグラウンド導体40とは、一体化されてよい。
図7に示すように、アンテナ110-1の第1給電線51とアンテナ110-2の第1給電線51は、配線51aに電気的に接続される。配線51aは、グラウンド導体40と、フィルタ120のグラウンド導体121との間に位置する。配線51aは、電磁気的にフィルタ120-1に接続される。本実施形態では、配線51aは、磁気的にフィルタ12-1に接続される。具体的には、配線51aは、xy平面において、フィルタ120-1のグラウンド導体121の開口121aを覆う。配線51aは、フィルタ120-1のグラウンド導体121の開口121aを覆うことで、フィルタ120-1に磁気的に接続される。
配線51aがフィルタ120-1に電磁気的に接続されことで、図9に示すように、アンテナ110-1は、配線51a及びアンテナ110-1の第1給電線51を介して、フィルタ120-1に電磁気的に接続される。また、アンテナ110-2は、配線51a及びアンテナ110-2の第1給電線51を介して、フィルタ120-1に電磁気的に接続される。
アンテナ110-1は、図9に示すフィルタ120-1から第1給電線51を介して供給される電力を、図6に示すx方向に沿って偏波する電磁波として放射する。アンテナ110-1は、外部からアンテナ110-1に入射する電磁波のうち、x方向に沿って偏波する電磁波を、図9に示す第1給電線51を介してフィルタ120-1に供給する。
アンテナ110-2は、図9に示すフィルタ120-1から第1給電線51を介して供給される電力を、図6に示すx方向に沿って偏波する電磁波として放射する。アンテナ110-2は、外部からアンテナ110-2に入射する電磁波のうち、x方向に沿って偏波する電磁波を、図9に示す第1給電線51を介してフィルタ120-1に供給する。
図8に示すように、アンテナ110-1の第2給電線52とアンテナ110-2の第2給電線52は、配線52aに電気的に接続される。配線52aは、グラウンド導体40と、フィルタ120のグラウンド導体121との間に位置する。配線52aは、電磁気的にフィルタ120-2に接続される。本実施形態では、配線52aは、フィルタ120-2に磁気的に接続される。具体的には、配線52aは、xy平面において、フィルタ120-2のグラウンド導体121の開口121aを覆う。配線52aは、フィルタ120-2のグラウンド導体121の開口121aを覆うことで、フィルタ120-2に磁気的に接続される。
配線52aがフィルタ120-2に電磁気的に接続されることで、図9に示すように、アンテナ110-1は、配線52a及びアンテナ110-1の第2給電線52を介して、フィルタ120-2に電磁気的に接続される。また、アンテナ110-2は、配線52a及びアンテナ110-2の第2給電線52を介して、フィルタ120-2に電磁気的に接続される。
アンテナ110-1は、図9に示すフィルタ120-2から第2給電線52を介して供給される電力を、図6に示すy方向に沿って偏波する電磁波として放射する。アンテナ110-1は、外部からアンテナ110-1に入射する電磁波のうち、y方向に沿って偏波する電磁波を、図9に示す第2給電線52を介してフィルタ120-2に供給する。
アンテナ110-2は、図9に示すフィルタ120-2から第2給電線52を介して供給される電力を、図6に示すy方向に沿って偏波する電磁波として放射する。アンテナ110-2は、外部からアンテナ110-2に入射する電磁波のうち、y方向に沿って偏波する電磁波を、図9に示す第2給電線52を介してフィルタ120-2に供給する。
図7に示すように、フィルタ120-1は、配線51aを介して、アンテナ110-1の第1給電線51及びアンテナ110-2の第1給電線51と電磁気的に接続される。フィルタ120-1は、アンテナ110-1のグラウンド導体40に重ねられて位置する。フィルタ120-1のxy平面における位置は、アンテナ110-1のxy平面における位置と同じか又はその付近であってよい。フィルタ120-1は、アンテナ基板200の中に位置してよい。
図8に示すように、フィルタ120-2は、配線52aを介して、アンテナ110-1の第2給電線52及びアンテナ110-2の第2給電線52と電磁気的に接続される。フィルタ120-2は、アンテナ110-2のグラウンド導体40に重ねられて位置する。フィルタ120-2のxy平面における位置は、アンテナ110-2のxy平面における位置と同じか又はその近辺であってよい。フィルタ120-2は、アンテナ基板200の中に位置してよい。
フィルタ120は、積層導波管型フィルタである。ただし、フィルタ120は、積層導波管型フィルタに限定されない。フィルタ120には、アレイアンテナ1の用途等に応じて、任意の構造が採用されてよい。フィルタ120は、図7及び図8に示すように、グラウンド導体121と、配線122と、導体123,124,125と、導体126,127とを含む。フィルタ120は、任意の数の導体123等を含んでよい。
グラウンド導体121は、導電性材料を含み得る。グラウンド導体121、配線122、導体123~125、導体126,127及びアンテナ110に含まれる部材は、同一の導電性材料を含んでよいし、異なる導電性材料を含んでよい。図7及び図8に示すように、グラウンド導体121は、開口121aを含む。フィルタ120-1のグラウンド導体121と、フィルタ120-2のグラウンド導体121は、一体化されてよい。
図7に示すように、フィルタ120-1のグラウンド導体121は、アンテナ110-1のグラウンド導体40に重ねられる。フィルタ120-1のグラウンド導体121の開口121aは、配線51aに対向する。
図8に示すように、フィルタ120-2のグラウンド導体121は、アンテナ110-2のグラウンド導体40に重ねられる。フィルタ120-2のグラウンド導体121の開口121aは、配線52aに対向する。
図7及び図8に示す配線122は、導電性材料を含み得る。配線122は、xy平面において、導体125の開口125aを覆う。配線122は、図5に示す回路基板2に電気的に接続される。配線122は、図5に示す回路基板2を介して、集積回路3に電気的に接続される。図5に示すアレイアンテナ1が集積回路3に直接接続される場合、配線122は、集積回路3に電気的に直接接続され得る。
導体123~125は、導電性材料を含み得る。導体123~125は、積層導波管の一部として機能する。導体123,124,125の各々は、開口123a,124a,125aを各々含む。導体123~125は、z方向において、開口123a~125aが対向するように位置する。導体123~125の各々は、各々の開口123a~125aを介して電磁結合される。
図7及び図8に示す導体126は、フィルタ120の一方の端部付近において、z方向に沿って延びる。y方向に並ぶ複数の導体126は、y方向に延びる導体123~125を介して電気的に接続される。図7及び図8に示す導体127は、フィルタ120の他方の端部付近において、z方向に沿って延在する。y方向に並ぶ複数の導体126は、y方向に延びる導体123~125を介して電気的に接続される。
図7及び図8に示すアンテナ基板200は、図1に示す基体20と同様に、誘電体材料を含み得る。アンテナ基板200には、複数のアンテナ素子100が並ぶ。
このように、アンテナ素子100は、図7に示すように、アンテナ110と、アンテナ110のグラウンド導体40に重ねられて位置するフィルタ120とを備える。フィルタ120がアンテナ110のグラウンド導体40に重ねられることで、アンテナ素子100は、小型化され得る。従って、改善された、アンテナ素子100が提供され得る。また、アンテナ素子100を小型化することにより、アレイアンテナ1が小型化され得る。従って、改善された、アレイアンテナ1が提供され得る。
[アレイアンテナの構造例2]
図10は、他の実施形態に係るアレイアンテナ1Aの断面図である。図11は、図10に示すアンテナ素子100Aの回路図である。アレイアンテナ1Aは、図5に示すアレイアンテナ1の他の実施形態である。図10に示す断面図は、図6に示すL3-L3線の断面図に相当する。
アレイアンテナ1Aは、複数のアンテナ素子100Aと、アンテナ基板200とを有する。アレイアンテナ1Aの外観構成は、図5に示すアレイアンテナ1と同様である。複数のアンテナ素子100Aは、図5に示すアンテナ素子100と同様に、アンテナ基板200において正方格子状に並び得る。アンテナ素子100Aは、図10及び図11に示すように、アンテナ110Aと、フィルタ120とを有する。
図10に示すように、アンテナ110Aの第1給電線51と、アンテナ110Aの第2給電線52とは、配線53に電気的に接続される。配線53は、グラウンド導体40と、フィルタ120のグラウンド導体121との間に位置する。配線53は、フィルタ120に電磁気的に接続される。本実施形態では、配線53は、フィルタ120に磁気的に接続される。具体的には、配線53は、フィルタ120のグラウンド導体121の開口121aを覆う。配線53は、フィルタ120のグラウンド導体121の開口121aを覆うことで、フィルタ120に磁気的に接続される。
配線53がフィルタ120に電磁気的に接続されことで、図11に示すように、アンテナ110Aは、第1給電線51及び第2給電線52を介して、フィルタ120に電磁気的に接続される。
アンテナ110Aは、フィルタ120から第1給電線51及び第2給電線52を介して供給される電力を、電磁波として放射する。アンテナ110Aは、外部からアンテナ110Aに入射する電磁波を、第1給電線51及び第2給電線52を介してフィルタ120に供給する。
フィルタ120は、配線53を介して、アンテナ110Aの第1給電線51及び第2給電線52に電磁気的に接続される。
図10に示すアレイアンテナ1Aのその他の構成及び効果は、図5に示すアレイアンテナ1の構成及び効果と同様である。
[アレイアンテナの構造例3]
図12は、一実施形態に係るアレイアンテナ1Bの斜視図である。図13は、図12に示すアレイアンテナ1Bの断面図である。図13に示す断面図は、図6に示すL3-L3線に沿った断面図に相当する。
図12に示すアレイアンテナ1Bは、図5に示す構成と同様に、回路基板2を介して集積回路3と電気的に接続される。アレイアンテナ1Bは、複数のアンテナ素子100Bと、アンテナ基板210とを有する。
アンテナ素子100Bは、図13に示すように、アンテナ110Aと、フィルタ130とを有する。
アンテナ素子100Bの回路構成は、上述の図11に示す構成と同様になり得る。つまり、アンテナ110Aは、第1給電線51及び第2給電線を介して、フィルタ130に電磁気的に接続される。
具体的には、図13に示すように、アンテナ110Aの第1給電線51と、アンテナ110Aの第2給電線52とは、配線53に電気的に接続される。配線53は、グラウンド導体40と、フィルタ130のグラウンド導体131との間に位置する。配線53は、上述の図10に示す構造と同様に、フィルタ130に電磁気的に接続される。配線53がフィルタ130に電磁気的に接続されことで、アンテナ110Aは、第1給電線51及び第2給電線52を介して、フィルタ130に電磁気的に接続される。
アンテナ110Aは、フィルタ130から第1給電線51及び第2給電線52を介して供給される電力を、電磁波として放射する。アンテナ110Aは、外部からアンテナ110Aに入射する電磁波を、第1給電線51及び第2給電線52を介してフィルタ130に供給する。
図13に示すように、フィルタ130は、配線53を介して、アンテナ110Aの第1給電線51及び第2給電線52に電磁気的に接続される。フィルタ130は、アンテナ110Aのグラウンド導体40に重ねられて位置する。フィルタ130のxy平面における位置は、アンテナ110Aのxy平面における位置と同じか又はその付近であってよい。フィルタ130は、アンテナ基板210の基板部211の中に位置してよい。
フィルタ130は、誘電体フィルタである。ただし、フィルタ130は、誘電体フィルタに限定されない。フィルタ130には、アレイアンテナ1Bの用途等に応じて、任意の構造が採用されてよい。フィルタ130は、図13に示すように、グラウンド導体131と、配線132と、3つの誘電体ブロック133と、導体134,135,136と、導体137,138とを含む。フィルタ130は、任意の数の誘電体ブロック133を含んでよい。
グラウンド導体131は、導電性材料を含み得る。グラウンド導体131、配線132、導体134~136、導体137,138及びアンテナ110Aに含まれる部材は、同一の導電性材料を含んでよいし、異なる導電性材料を含んでよい。グラウンド導体131は、開口131aを含む。グラウンド導体131の開口131aは、配線53に対向する。
配線132は、導電性材料を含み得る。配線132は、xy平面において、導体136の開口136aを覆う。配線132は、図12に示す回路基板2に電気的に接続される。配線132は、図12に示す回路基板2を介して、集積回路3に電気的に接続される。図12に示すアレイアンテナ1Bが集積回路3に直接接続される場合、配線132は、集積回路3に電気的に直接接続され得る。
誘電体ブロック133は、誘電体材料を含み得る。誘電体ブロック133の誘電率は、アレイアンテナ1Bの用途等に応じて、適宜選択されてよい。
導体134~136は、導電性材料を含み得る。導体134,135,136の各々は、開口134a,135a,136aを各々含む。導体134~136は、z方向において、開口134a~136aが対向するように位置する。導体134~136の各々は、各々の開口134a~136aを介して電磁結合される。
導体137,138は、導電性材料を含み得る。導体137は、誘電体ブロック133に含まれるzy平面に略平行な2つの面のうち、誘電体ブロック133の一方の面に位置する。導体138は、誘電体ブロック133に含まれるzy平面に略平行な2つの面のうち、誘電体ブロック133の他方の面に位置する。導体137,138の各々は、zy平面に沿って広がる。
図12に示すアンテナ基板210は、図1に示す基体20と同様に、誘電体材料を含み得る。アンテナ基板210は、複数の基板部211を含む。基板部211には、図12及び図13に示すように、1つのアンテナ素子100Bが並ぶ。ただし、図12に示す基板部211には、任意の数のアンテナ素子100Bが並んでよい。
基板部211は、アレイアンテナ1Bにおいて、アンテナ素子100Bが並ぶ態様に応じて、適宜並び得る。例えばアンテナ素子100Bがx方向及びy方向に沿った正方格子状に並ぶ場合、複数の基板部211は、x方向及びy方向に沿った正方格子状に並び得る。例えばアンテナ素子100Bがx方向(又はy方向)に沿った直線状に並ぶ場合、複数の基板部211は、x方向(又はy方向)に沿って並び得る。
アレイアンテナ1Bのその他の構成及び効果は、図5に示すアレイアンテナ1の構成及び効果と同様である。
[アレイアンテナの構造例4]
図14は、一実施形態に係るアレイアンテナ1Cの斜視図である。図15は、図14に示すアレイアンテナ1Cの断面図である(その1)。図15に示す断面図は、図6に示すL2-L2に沿った断面図に相当する。図16は、図14に示すアレイアンテナ1Cの断面図である(その2)。図16に示す断面図は、図6に示すL3-L3に沿った断面図に相当する。
図14に示すアレイアンテナ1Cは、回路基板2を介して、集積回路3と電気的に接続される。アレイアンテナ1Cは、アンテナ素子100C-1(第1アンテナ素子)及びアンテナ素子100C-2(第2アンテナ素子)と、アンテナ基板220とを有する。
以下、アンテナ素子100C-1,100C-2を特に区別しない場合、アンテナ素子100C-1,100C-2は、まとめて「アンテナ素子100C」と記載する。アレイアンテナ1は、任意の数のアンテナ素子100Cを有してよい。
複数のアンテナ素子100Cは、アンテナ基板220において、格子状に並ぶ。例えば、図14に示すように、4つのアンテナ素子100Cが、アンテナ基板220の基板部221において正方格子状に並ぶ。
アンテナ素子100C-1は、アンテナ110-1と、フィルタ140-1とを含む。アンテナ素子100C-2は、アンテナ110-2と、フィルタ140-2とを含む。以下、フィルタ140-1,140-2を特に区別しない場合、フィルタ140-1,140-2は、まとめて「フィルタ140」と記載する。
アンテナ素子100C-1,100C-2の回路構成は、図9に示す回路構成と同様になり得る。つまり、アンテナ素子100C-1,100C-2は、各々の第1給電線51及び配線51aを介してフィルタ140-1に電磁気的に接続される。アンテナ素子100C-1,100C-2は、各々の第2給電線52及び配線52aを介してフィルタ140-2に電磁気的に接続される。
図15に示すように、フィルタ140-1は、配線51aを介して、アンテナ110-1の第1給電線51及びアンテナ110-2の第1給電線51と電磁気的に接続される。フィルタ140-1は、アンテナ110-1のグラウンド導体40に重ねられて位置する。フィルタ140-1のxy平面における位置は、アンテナ110-1のxy平面における位置と同じか又はその付近であってよい。
図16に示すように、フィルタ140-2は、配線52aを介して、アンテナ110-1の第2給電線52及びアンテナ110-2の第2給電線52と電磁気的に接続される。フィルタ140-2は、アンテナ110-2のグラウンド導体40に重ねられて位置する。フィルタ140-2のxy平面における位置は、アンテナ110-2のxy平面における位置と同じか又はその近辺であってよい。
フィルタ140は、誘電体フィルタである。ただし、フィルタ140は、誘電体フィルタに限定されない。フィルタ140には、アレイアンテナ1Cの用途等に応じて、任意の構造が採用されてよい。フィルタ140は、図15及び図16に示すように、グラウンド導体141と、配線142と、3つの誘電体ブロック143と、導体144,145,146と、導体147,148とを含む。フィルタ140は、任意の数の誘電体ブロック143を含んでよい。
グラウンド導体141は、導電性材料を含み得る。グラウンド導体141、配線142、導体144~146、導体147,148及びアンテナ110に含まれる部材は、同一の導電性材料を含んでよいし、異なる導電性材料を含んでよい。図15及び図16に示すように、グラウンド導体141は、開口141aを含む。
図15に示すように、フィルタ140-1のグラウンド導体141は、アンテナ110-1のグラウンド導体40に重ねられる。フィルタ140-1のグラウンド導体141の開口141aは、配線51aに対向する。
図16に示すように、フィルタ140-2のグラウンド導体141は、アンテナ110-2のグラウンド導体40に重ねられる。フィルタ140-2のグラウンド導体141の開口141aは、配線52aに対向する。
図15及び図16に示す配線142は、導電性材料を含み得る。配線142は、xy平面において、導体146の開口146aを覆う。配線142は、図14に示す回路基板2に電気的に接続される。配線142は、図14に示す回路基板2を介して、集積回路3に電気的に接続される。図14に示すアレイアンテナ1が集積回路3に直接接続される場合、配線142は、集積回路3に電気的に直接接続され得る。
誘電体ブロック143は、誘電体材料を含み得る。誘電体ブロック143の誘電率は、アレイアンテナ1Cの用途等に応じて、適宜選択されてよい。
導体144~146は、導電性材料を含み得る。導体144,145,146の各々は、開口144a,145a,146aを各々含む。導体144~146は、z方向において、開口144a~146aが対向するように位置する。導体144~146の各々は、各々の開口144a~146aを介して電磁結合される。
導体147,148は、導電性材料を含み得る。導体147は、誘電体ブロック143に含まれるzy平面に略平行な2つの面のうち、誘電体ブロック143の一方の面に位置する。導体148は、誘電体ブロック143に含まれるzy平面に略平行な2つの面のうち、誘電体ブロック143の他方の面に位置する。導体147,148の各々は、zy平面に沿って広がる。
図14に示すアンテナ基板220は、図1に示す基体20と同様に、誘電体材料を含み得る。アンテナ基板220は、複数の基板部221を含む。基板部221には、4つのアンテナ素子100Cが並ぶ。基板部221において、4つのアンテナ素子100Cは、x方向及びy方向に沿った正方格子状に並ぶ。ただし、基板部221に並ぶアンテナ素子100Cの数は、4つに限定されない。基板部221には、少なくとも1つのアンテナ素子100Cが配置されていればよい。
基板部221は、アレイアンテナ1Cにおいて、アンテナ素子100が並ぶ態様に応じて、適宜並び得る。例えばアンテナ素子100Cがx方向及びy方向に沿った正方格子状に並ぶ場合、複数の基板部221は、x方向及びy方向に沿った正方格子状に並び得る。
アレイアンテナ1Cのその他の構成及び効果は、図5に示すアレイアンテナ1の構成及び効果と同様である。
[アレイアンテナの構造例5]
図17は、他の実施形態に係るアレイアンテナ1Dの断面図である。図17に示す断面図は、図6に示すL3-L3線に沿った断面図に相当する。アレイアンテナ1Dは、図14に示すアレイアンテナ1Cの他の実施形態である。
アレイアンテナ1Dは、複数のアンテナ素子100Dと、アンテナ基板220とを有する。複数のアンテナ素子100Dは、図14に示す構成と同様に、アンテナ基板220の基板部221において正方格子状に並び得る。
アンテナ素子100Dは、アンテナ110Aと、フィルタ140とを有する。アンテナ素子100Dの回路構成は、図11に示す回路構成と同様になり得る。つまり、アンテナ110Aは、第1給電線51及び第2給電線52を介してフィルタ140に電磁気的に接続される。
具体的には、図17に示すように、アンテナ110Aの第1給電線51と、アンテナ110Aの第2給電線52とは、配線53に電気的に接続される。配線53は、グラウンド導体40と、フィルタ140のグラウンド導体141との間に位置する。配線53は、図10に示す構成と同様に、フィルタ140に電磁気的に接続される。配線53がフィルタ140に電磁気的に接続されことで、アンテナ110Aは、第1給電線51及び第2給電線52を介して、フィルタ140に電磁気的に接続される。
図17に示すアレイアンテナ1Dのその他の構成及び効果は、図5に示すアレイアンテナ1の構成及び効果と同様である。
[通信ユニット]
図18は、一実施形態に係る通信ユニット4のブロック図である。図19は、図18に示す通信ユニット4の断面図である。
通信ユニット4は、図18に示すように、機能ブロックとして、アレイアンテナ1と、集積回路3と、電池8Aと、センサ8Bとを備える。通信ユニット4は、集積回路3の構成要素として、RFモジュール5、メモリ6Aと、コントローラ6Bとを有する。通信ユニット4は、図19に示すように、筐体4A内に、アレイアンテナ1と、回路基板2と、ヒートシンク7とを備える。回路基板2には、集積回路3、電池8A及びセンサ8Cが、搭載される。
通信ユニット4は、図18に示すように、集積回路3の内部に、メモリ6A及びコントローラ6Bを備える。ただし、通信ユニット4は、集積回路3の外部に、メモリ6A及びコントローラ6Bを備えてよい。また、通信ユニット4は、アレイアンテナ1の代わりに、図1に示すアレイアンテナ1A、図12に示すアレイアンテナ1B、図14に示すアレイアンテナ1C及び図17に示すアレイアンテナ1Dの何れを備えてもよい。
RFモジュール5は、変調回路及び復調回路を含んでよい。RFモジュール5は、コントローラ6Bの制御に基づいて、アレイアンテナ1に供給する電力を制御し得る。RFモジュール5は、コントローラ6Bの制御に基づいて、ベースバンド信号を変調し、アレイアンテナ1に供給し得る。RFモジュール5は、コントローラ6Bの制御に基づいて、アレイアンテナ1により受信された電気信号をベースバンド信号に変調し得る。
図18に示すメモリ6Aは、例えば半導体メモリ等を含み得る。メモリ6Aは、コントローラ6Bのワークメモリとして機能し得る。メモリ6Aは、コントローラ6Bに含まれてよい。メモリ6Aは、通信ユニット4の各機能を実現する処理内容を記述したプログラム、及び、通信ユニット4における処理に用いられる情報等を記憶する。
図18に示すコントローラ6Bは、例えばプロセッサを含み得る。コントローラ6Bは、1以上のプロセッサを含んでよい。プロセッサは、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、及び、特定の処理に特化した専用のプロセッサを含んでよい。専用のプロセッサは、特定用途向けICを含んでよい。特定用途向けICは、ASICともいう。プロセッサは、プログラマブルロジックデバイスを含んでよい。プログラマブルロジックデバイスは、PLDともいう。PLDは、FPGAを含んでよい。コントローラ6Bは、1つ又は複数のプロセッサが協働するSoC、及び、SiPの何れかであってよい。コントローラ6Bは、メモリ6Aに、各種情報、又は、通信ユニット4の各構成部を動作させるためのプログラム等を格納してよい。
図18に示すコントローラ6Bは、RFモジュール5を介して、アンテナ素子100のフィルタ120に接続される。コントローラ6Bは、電気信号としての送信信号を、RFモジュール5を制御して、アレイアンテナ1によって電磁波として放射する。コントローラ6Bは、RFモジュール5を制御して、アレイアンテナ1によって電磁波としての受信信号を電気信号として取得する。
例えば、コントローラ6Bは、通信ユニット4から送信する送信信号を生成する。コントローラ6Bは、センサ8Bから測定データを取得してよい。コントローラ6Bは、測定データに応じた送信信号を生成してよい。
図19に示すヒートシンク7は、任意の熱伝導部材を含み得る。ヒートシンク7は、集積回路3に接触してよい。ヒートシンク7は、集積回路3等から発生した熱を、通信ユニット4の外部に放出する。
電池8Aは、通信ユニット4に電力を供給する。電池8Aは、メモリ6A、コントローラ6B及びセンサ8Bの少なくとも1つに電力を供給し得る。電池8Aは、1次バッテリ及び二次バッテリの少なくとも一方を含み得る。電池8Aのマイナス極は、回路基板2のグラウンド端子に電気的に接続される。電池8Aのマイナス極は、アレイアンテナ1のグラウンド導体40に電気的に接続される。
センサ8Bは、例えば、速度センサ、振動センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、回転角センサ、角速度センサ、地磁気センサ、マグネットセンサ、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、光センサ、照度センサ、UVセンサ、ガスセンサ、ガス濃度センサ、雰囲気センサ、レベルセンサ、匂いセンサ、圧力センサ、空気圧センサ、接点センサ、風力センサ、赤外線センサ、人感センサ、変位量センサ、画像センサ、重量センサ、煙センサ、漏液センサ、バイタルセンサ、バッテリ残量センサ、超音波センサ又はGPS(Global Positioning System)信号の受信装置等を含んでよい。
[移動体]
図20は、一実施形態に係る移動体9Aのブロック図である。
本開示における「移動体」は、例えば車両、船舶、及び、航空機等を含んでよい。車両は、例えば自動車、産業車両、鉄道車両、生活車両、及び、滑走路を走行する固定翼機等を含んでよい。自動車は、例えば乗用車、トラック、バス、二輪車、及び、トロリーバス等を含んでよい。産業車両は、例えば農業及び建設向けの産業車両等を含んでよい。産業車両は、例えばフォークリフト及びゴルフカート等を含んでよい。農業向けの産業車両は、例えばトラクター、耕耘機、移植機、バインダー、コンバイン、及び、芝刈り機等を含んでよい。建設向けの産業車両は、例えばブルドーザー、スクレーバー、ショベルカー、クレーン車、ダンプカー、及び、ロードローラ等を含んでよい。車両は、人力で走行するものを含んでよい。車両の分類は、上述した例に限られない。例えば、自動車は、道路を走行可能な産業車両を含んでよい。複数の分類に同じ車両が含まれてよい。船舶は、例えばマリンジェット、ボート、及び、タンカー等を含んでよい。航空機は、例えば固定翼機及び回転翼機等を含んでよい。
移動体9Aは、通信ユニット4を備える。移動体9Aは、通信ユニット4の他、例えば移動体9Aの所望の機能を発揮するために、任意の構成要素を備えてよい。例えば移動体9Aが自動車である場合、移動体9Aは、エンジン、ブレーキ及びステアリング等を備えてよい。
[基地局]
図21は、一実施形態に係る基地局9Bのブロック図である。
本開示における「基地局」は、移動体9Aと無線通信可能な固定された基地等を示す。本開示における「基地局」は、電気通信事業者又は無線従事者等が管理する無線設備を含んでよい。
基地局9Bは、通信ユニット4を備える。基地局9Bは、図18に示す通信ユニット4の構成要素のうち、アレイアンテナ1と、アレイアンテナ1に接続されるコントローラ6Bとを少なくとも有すればよい。また、基地局9Bは、通信ユニット4の他、例えば基地局9Bの所望の機能を発揮するために、任意の構成要素を備えてよい。
本開示に係る構成は、以上説明してきた実施形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形又は変更が可能である。例えば、各構成部等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、図5に示すアンテナ素子100は、アレイアンテナ1Aにおいて三角格子状に並んでよい。図22には、アンテナ素子100を三角格子状に配置する例を示す。図22に示す位置P1は、アンテナ素子100の位置を示す。図22に示す第6方向は、第4方向となす角度が90度未満となる方向である。第7方向は、第4方向及び第6方向と交わる方向である。同様に、図1に示すアンテナ素子100A、図12に示すアンテナ素子100B、図14に示すアンテナ素子100C及び図17に示すアンテナ素子100Dは、三角格子状に並んでよい。
本開示に係る構成を説明する図は、模式的なものである。図面上の寸法比率等は、現実のものと必ずしも一致しない。
本開示において「第1」、「第2」、「第3」等の記載は、当該構成を区別するための識別子の一例である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1周波数は、第2周波数と識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠、及び、大きい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。
1,1A,1B,1C,1D アレイアンテナ
2 回路基板
3 集積回路
4 通信ユニット
4A 筐体
5 RFモジュール
6A メモリ
6B コントローラ
7 ヒートシンク
8A 電池
8B センサ
9A 移動体
9B 基地局
10 共振構造体
20 基体
21 上面
22 下面
30 導体部
31,31-1,31-2,31-3,31-4 第1導体
31a,40a 接続部
40 グラウンド基板
41,42 開口
51 第1給電線
52 第2給電線
51a,52a,53 配線
60,60-1,60-2,60-3,60-4 接続導体
100,100A,100B,100C,100D アンテナ素子
100-1,100C-1 アンテナ素子(第1アンテナ素子)
100-2,100C-2 アンテナ素子(第2アンテナ素子)
110 アンテナ
110-1 アンテナ(第1アンテナ)
110-2 アンテナ(第2アンテナ)
120,130,140 フィルタ
120-1,140-1 フィルタ(第1フィルタ)
120-2,140-2 フィルタ(第2フィルタ)
121,131,141 グラウンド導体
122,132,142 配線
121a,131a,141a 開口
123~125,134~136,144~146 導体
123a~125a,134a~136a,144a~146a 開口
133,143 誘電体ブロック
126,127,137,138,147,148 導体
200,210,220 アンテナ基板
211,221 基板部
C1,C2,C3,C4 容量素子

Claims (14)

  1. アンテナ素子であって、
    第1平面に沿って広がり、複数の第1導体を含む導体部と、
    前記導体部と離れて位置し、前記第1平面に沿って広がるグラウンド導体と、
    前記グラウンド導体から前記導体部に向かって延びる、3つ以上の第1所定数の接続導体と、
    前記導体部に電磁気的に接続される第1給電線と、
    前記第1給電線とは異なる位置で、前記導体部に電磁気的に接続される第2給電線と、
    前記第1給電線及び前記第2給電線の少なくとも何れかと電気的に接続されるフィルタと、を有し、
    前記フィルタは、前記グラウンド導体に重ねられて位置する、アンテナ素子。
  2. 請求項1に記載のアンテナ素子であって、
    前記複数の第1導体のうちの少なくとも2つは、異なる前記接続導体に接続され、
    前記第1所定数の接続導体は、
    何れか2つが、前記第1平面に含まれる第1方向に沿って並ぶ、第1接続対と、
    何れか2つが、前記第1平面に含まれ且つ前記第1方向と交わる第2方向に沿って並ぶ、第2接続対と、を含み、
    前記アンテナ素子は、
    前記グラウンド導体と、前記導体部と、前記第1接続対とを含む第1電流経路に沿って第1周波数で共振し、
    前記グラウンド導体と、前記導体部と、前記第2接続対とを含む第2電流経路に沿って第2周波数で共振する、アンテナ素子。
  3. 複数の、請求項1又は2に記載のアンテナ素子と、
    前記複数のアンテナ素子が並ぶアンテナ基板と、を含む、アレイアンテナ。
  4. 請求項3に記載のアレイアンテナであって、
    前記複数のアンテナ素子は、前記アンテナ基板と一体化されている、アレイアンテナ。
  5. 請求項3に記載のアレイアンテナであって、
    前記アンテナ基板は、複数の基板部を含み、
    前記基板部には、少なくとも1つの前記アンテナ素子が並ぶ、アレイアンテナ。
  6. 請求項3乃至5の何れか一項に記載のアレイアンテナであって、
    前記複数のアンテナ素子は、第4方向に沿って並ぶ、アレイアンテナ。
  7. 請求項3乃至6の何れか一項に記載のアレイアンテナであって、
    前記複数のアンテナ素子は、
    第1アンテナ及び第1フィルタを含む第1アンテナ素子と、
    第2アンテナ及び第2フィルタを含む第2アンテナ素子と、を有し、
    前記第1フィルタは、前記第1アンテナの第1給電線及び前記第2アンテナの第1給電線に電気的に接続され、
    前記第2フィルタは、前記第1アンテナの第2給電線及び前記第2アンテナの第2給電線に電気的に接続される、アレイアンテナ。
  8. 請求項3乃至6の何れか一項に記載のアレイアンテナであって、
    前記アンテナ素子は、
    アンテナと、
    前記アンテナの第1給電線及び第2給電線に電気的に接続されるフィルタと、を有する、アレイアンテナ。
  9. 請求項3乃至8の何れか一項に記載のアレイアンテナであって、
    前記複数のアンテナ素子は、第4方向及び当該第4方向と交わる第5方向に沿って格子状に並ぶ、アレイアンテナ。
  10. 請求項3乃至8の何れか一項に記載のアレイアンテナであって、
    前記複数のアンテナ素子は、第4方向、当該第4方向となす角度が90度未満である第6方向、並びに、当該第4方向及び当該第6方向と交わる第7方向に沿って、格子状に並ぶ、アレイアンテナ。
  11. 請求項9又は10に記載のアレイアンテナであって、
    前記第4方向は、前記第1方向又は前記第2方向に、沿う方向である、アレイアンテナ。
  12. 請求項3乃至11の何れか一項に記載のアレイアンテナと、
    前記フィルタに接続されるコントローラと、を有する、通信ユニット。
  13. 請求項12に記載の通信ユニットを備える、移動体。
  14. 請求項3乃至11の何れか一項に記載のアレイアンテナと、
    前記フィルタに接続されるコントローラと、を有する、基地局。
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