JP7063341B2 - 評価プログラム、情報処理装置および評価方法 - Google Patents

評価プログラム、情報処理装置および評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7063341B2
JP7063341B2 JP2019567799A JP2019567799A JP7063341B2 JP 7063341 B2 JP7063341 B2 JP 7063341B2 JP 2019567799 A JP2019567799 A JP 2019567799A JP 2019567799 A JP2019567799 A JP 2019567799A JP 7063341 B2 JP7063341 B2 JP 7063341B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
item
record
records
row
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019567799A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019146090A1 (ja
Inventor
貴英 村本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2019146090A1 publication Critical patent/JPWO2019146090A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7063341B2 publication Critical patent/JP7063341B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/067Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/21Design, administration or maintenance of databases
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Economics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、評価プログラム等に関する。
XBRL(eXtensible Business Reporting Language)による財務諸表を金融庁へ提出することが義務付けられている。XBRLとは、ビジネス報告の作成、流通および利用を容易にするためのデータ記述言語として、XML(eXtensible Markup Language)をベースに開発された言語である。
金融庁や東証等の監督機関に提出される財務諸表のデータは、インスタンスと呼ばれる。インスタンスは、監督機関から公開されている定義体(「タクソノミ」という)に基づいて作成される。タクソノミは、項目に相当するXBRL要素の名前や型情報を定義したスキーマと、XBRL同士の関係性を定義したリンクベースから構成される。XBRL要素同士の関係性は、例えば、財務諸表上での項目の表示順序や集計方法等に相当する。
ここで、財務諸表としてのインスタンスを作成する流れの参考例を、図11を参照して説明する。図11は、インスタンスを作成する流れの参考例を示す図である。監督機関では、XBRLで記述されたタクソノミが記憶され、公開されている。提出企業では、マッピングエンジンが、公開されているタクソノミをダウンロードして(S110)、タクソノミに基づいてマッピング定義およびテンプレートシートを生成する(S120)。テンプレートシートとは、Excel等の表計算ソフトで作成されたテーブルのことをいう。マッピング定義とは、テーブル内のヘッダー部分や入力部分のセルの位置およびサイズ情報、並びにセルに対応するXBRL要素のプロパティ情報の紐付けを定義したものである。
そして、担当者がテンプレートシートに財務データを入力し、入力済みシートを作成する(S130)。この入力済みシートをマッピングエンジンに入力し、マッピングエンジンは、入力された入力済みシートを、マッピング定義を用いてインスタンスに変換し(S140)、インスタンスを監督機関へアップロードする(S150)。監督機関では、インスタンスを蓄積し、検証する。
ところで、近年、監督機関および利用者から、財務報告の詳細化が求められるようになってきている。財務報告の詳細化には、例えば、全社単位から事業所単位への詳細化や年次単位から月次単位への詳細化が挙げられる。また、財務報告の詳細化が求められたことに応じて、XBRLデータのテーブル表示用レイアウトを記述するための国際標準仕様(テーブルリンクベース)が勧告化された。テーブルリンクベースは、欧州の公的機関が発行するタクソノミにおいて、固定長テーブル、可変長テーブルおよび3次元テーブルで使用されている。今後の財務報告では、企業ごとに、サイズや個数の異なるテーブルによる詳細な財務報告へシフトすることが予想される。
図12A、図12Bおよび図12Cは、テンプレートシートに入力された入力済みシートを示すテーブルの参考例を示す図である。なお、図12A、図12Bおよび図12Cでは、例えば、金融庁が、関東に出店している企業に対して、関東エリア内の店舗の売上リストの電子データを提出させている場合である。
図12Aは、企業の規模が大きい場合の企業の関東エリア内の全店舗の売上リストの入力済みシートである。図12Bは、企業の規模が小さい場合の企業の関東エリア内の全店舗の売上リストの入力済みシートである。マッピングエンジンは、これらの入力済みシートごとに売上リストを上から下まで1行ずつ読み込み、読み込んだ行を左から右へセルの値を抜き出して、所定の属性値または要素値にセットすることで、XMLインスタンスを生成する。
図12Cは、売上リストのテーブルを内訳テーブルと合計テーブルとに分けて、テーブルリンクベースを用いて再現したものである。テーブルリンクベースでは、エリアの内訳と合計とは、テーブルを分けることが知られている。
ここで、入力済みシートをインスタンスに変換する際に、入力済みシートに含まれる複数のブロックの開始位置を判別する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、評価装置は、複数の行のうちの各行について、マッピング定義から取得したセル構成(文字列とデータ型の組み合わせ)と、入力済みシートの行のセル構成との比較を行い、比較結果に応じて、比較処理の対象行の評価を行う。
国際公開第2017/199309号
しかしながら、入力済みシートをインスタンスに変換する際に、入力済みシートに含まれるレコードの評価に関する処理負荷がかかる場合があるという問題がある。
例えば、入力済みシートは、テンプレートシートに入力されたシートであるが、テンプレートシートの初期表示の文字列は、提出企業の担当者によって変更されたり、表計算ソフトによって自動で変更されたりする場合がある。初期表示の文字列は、タクソノミで定義されている。初期表示の文字列が変更されると、マッピングエンジンは、マッピング定義を用いて入力済みシートをインスタンスに変換する際に、変更された文字列とマッピング定義の対象の文字列とが完全一致しなくなり、エラーとみなされてしまう。したがって、かかる場合には、入力済みシートをインスタンスに変換する際に、入力済みシートに含まれるレコードの評価に関する処理負荷がかかってしまう。
1つの側面では、本発明は、入力済みシートをインスタンスに変換する際に、入力済みシートに含まれるレコードの評価に関する処理負荷を低減することを目的とする。
一態様の評価プログラムは、順序付けられた複数のレコードを含み、各レコードが複数の項目にそれぞれ対応付けられた複数の項目値を有するレコード群を取得し、取得した前記レコード群に含まれるレコードのうち、第1のレコードと、前記第1のレコードが対応付けられた順序に対して所定関係を有する順序に対応付けられた第2のレコードとを特定し、前記第1のレコードに含まれる項目値のうち、第1の項目に対応付けられた項目値が、前記第2のレコードに含まれる項目値のうち、前記第1の項目に対応付けられた項目値と異なる場合、前記第1のレコードに含まれる第2の項目に対応付けられた項目値が条件を満たすか否かの判定を行い、判定結果に基づき、前記第1のレコードの評価を行う、処理をコンピュータに実行させる。
一つの態様によれば、入力済みシートをインスタンスに変換する際に、入力済みシートに含まれるレコードの評価に関する処理負荷を低減することができる。
図1は、実施例に係る情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、実施例に係るテンプレートシートの一例を示す図である。 図3は、実施例に係るマッピング定義の一例を示す図である。 図4は、実施例に係る入力済みシートの一例を示す図である。 図5は、実施例に係る入力済みシートの別の例を示す図である。 図6は、実施例に係る構造解析処理のイメージを示す図である。 図7は、実施例に係るデータ変換処理のイメージを示す図である。 図8は、実施例に係るデータ変換処理のフローチャートの一例を示す図である。 図9は、実施例に係る情報処理装置の用途の一例を示す図である。 図10は、評価プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。 図11は、インスタンスを作成する流れの参考例を示す図である。 図12Aは、テンプレートシートに入力された入力済みシートを示すテーブルの参考例を示す図である。 図12Bは、テンプレートシートに入力された入力済みシートを示すテーブルの参考例を示す図である。 図12Cは、テンプレートシートに入力された入力済みシートを示すテーブルの参考例を示す図である。
以下に、本願の開示する評価プログラム、情報処理装置および評価方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[実施例に係る情報処理装置の構成]
図1は、実施例に係る情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、情報処理装置1は、テーブル形式のデータの表記内容の揺れを吸収しつつ、テーブル形式のデータをXBRLで記述されたインスタンスに変換する。ここでいうインスタンスは、「XBRLインスタンス」という。ここでいう変換は、「マッピング」と同義である。
情報処理装置1は、記憶部2と、制御部3とを有する。
記憶部2は、例えばフラッシュメモリ(Flash Memory)やFRAM(登録商標)(Ferroelectric Random Access Memory)等の不揮発性の半導体メモリ素子等の記憶装置に対応する。そして、記憶部2は、XBRLタクソノミ21、マッピング定義22、テンプレートシート23および入力済みシート24を有する。
XBRLタクソノミ21は、XBRL要素の体系を定義したものであり、スキーマ、リンクベースおよびテーブルリンクベースからなる。スキーマとは、XBRL要素の名前やデータ型等の属性情報を記憶する辞書であり、実施例では「項目定義」に対応する。リンクベースとは、例えばXBRL要素間の親子関係や表示順や表示名等を記述する文書である。テーブルリンクベースとは、XBRL要素のテーブルレイアウトを記述する文書であり、実施例では、「テーブルレイアウト」に対応する。
マッピング定義22は、テーブル内のヘッダー(タイトル)部分のデータ型の組み合わせ情報を定義する。マッピング定義22には、例えば、X軸のヘッダー部、Y軸のヘッダー部およびZ軸のヘッダー部のデータ型の組み合わせが定義される。データ型には、一例として、文字列型、日付型や数値型が挙げられるが、これに限定されない。また、マッピング定義22は、テーブル内のセルとXBRL要素との紐付けや、ヘッダーに階層がある場合にはヘッダーの階層構造を定義する。例えば、テーブル内のセルとXBRL要素との紐付け情報には、テーブル内のヘッダー部分や入力部分のセルの列の位置やセルに対応するXBRL要素のプロパティ情報が定義される。ヘッダーの階層構造には、ヘッダー内の第1のセルと第2のセルが階層構造である場合、第1のセルの列の文字列と、第2のセルの列の入力部分の入力内容および初期表示の文字列が定義される。なお、マッピング定義22は、後述する構造解析部32によって生成される。また、マッピング定義22の内容の一例については、後述する。
テンプレートシート23は、財務諸表を再現した入力フォームを示す汎用的なテンプレートシートである。テンプレートシート23は、Excel等の表計算ソフトで作成されるテーブルのことをいう。なお、テンプレートシート23は、テーブルリンクベース(テーブルレイアウト)を用いて定義され、後述する構造解析部32によって生成される。また、テンプレートシート23の内容の一例については、後述する。
入力済みシート24は、テンプレートシート23に財務データを入力済みのシートである。入力済みシート24は、ユーザによって入力される。ユーザは、例えば、提出企業の担当者である。
制御部3は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。そして、制御部3は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路またはCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。さらに、制御部3は、入力部31と、構造解析部32と、データ変換部33と、出力部34とを有する。なお、データ変換部33は、取得部、特定部、判定部および評価部の一例である。
入力部31は、XBRLタクソノミ21を入力し、入力したXBRLタクソノミ21を記憶部2に格納する。
構造解析部32は、XBRLタクソノミ21の解析を行い、テーブルリンクベース(テーブルレイアウト)の定義に従ったマッピング定義22およびテンプレートシート23を生成する。構造解析部32は、生成したマッピング定義22およびテンプレートシート23を記憶部2に格納する。
[テンプレートシートの一例]
ここで、テンプレートシート23の一例を、図2を参照して説明する。図2は、実施例に係るテンプレートシートの一例を示す図である。なお、図2で説明するテンプレートシート23は、ある企業の全店舗の売上リストのテンプレートであるとする。
図2に示すように、テンプレートシート23は、Y軸のヘッダー部とX軸のヘッダー部のタイトル行を有する。また、テンプレートシート23は、タイトル行の後に複数のブロックを有する。つまり、テンプレートシート23は、タイトル行と複数のブロックとで1個のテーブルを構成している。図2では、テンプレートシート23は、複数のエリアに対するブロックが続いた後、最終行に、総計(Total)のブロックが配置されている。なお、ブロックの並び順は、XBRLタクソノミ21で定義されている。
また、Y軸ヘッダー部のAREA列とSHOP列とは親子関係にあり、階層構造を形成している。なお、Y軸ヘッダー部の階層構造は、XBRLタクソノミ21で定義されている。
ブロックは、AREA列、SHOP列およびSALES列で構成されている。AREA列は、エリアの名称(エリア名)である。AREA列には、各エリア名が設定される。各エリア名や各エリア名の順序は、XBRLタクソノミ21のテーブルレイアウトで定義されている。SHOP列は、各店舗名と小計の固定文字列「SubTotal」が設定される。各店舗名は、ユーザによって入力される。小計の固定文字列「SubTotal」は、XBRLタクソノミ21のテーブルレイアウトで定義されている。SALES列では、各店舗の売上の値と、ブロック内の小計の値とがユーザによって入力される。なお、ブロック内のSHOP列の店舗名は、ユーザによって必要に応じて追加される。店舗名は、任意の文字列である。小計は、ブロックの最終行に位置する。
最後のブロックは、AREA列とSHOP列との結合セルと、SALES列のセルとで構成されている。結合セルは、総計の固定文字列「Total」が設定されている。総計の固定文字列「Total」は、XBRLタクソノミ21のテーブルレイアウトで定義されている。SALES列のセルは、全ブロックの店舗の総計の値がユーザによって入力される。
また、テンプレートシート23の各セルには、各データ型が設定される。各セルのデータ型は、XBRLタクソノミ21の項目定義で定義されている。
[マッピング定義の一例]
図3は、実施例に係るマッピング定義の一例を示す図である。なお、図3で説明するマッピング定義22は、ある企業の全店舗の売上リストのマッピングに関する定義であるとする。図3に示すように、マッピング定義22は、セルとXBRL要素との紐付け情報を含む。セルとXBRL要素との紐付け情報には、以下の情報が記述される。A列に値を設定または入力するセルについて、エリアの場合には、XBRL要素を示す<Sales>要素の<Area>プロパティの値と紐付けられる。また、総計の場合には、XBRL要素を示す<Sales>要素の<Level>プロパティの値「Total」と紐付けられる。B列に値を設定または入力するセルについて、店舗の場合には、XBRL要素を示す<Sales>要素の<Shop>プロパティの値と紐付けられる。また、小計の場合には、XBRL要素を示す<Sales>要素の<Level>プロパティの値「Total」と紐付けられる。C列に値を入力するセルについて、XBRL要素を示す<Sales>要素の値と紐付けられる。
また、マッピング定義22は、さらに、Y軸ヘッダーの階層構造の情報を含む。すなわち、Y軸ヘッダー部のAREA列およびSHOP列の階層構造が定義される。Y軸のヘッダー部のAREA列の値が「Tokyo」である場合、Y軸のヘッダー部のSHOP列の店舗が繰り返され、「Tokyo」ブロックの最終行に小計の固定文字列「SubTotal」が設定される。また、Y軸のヘッダー部のAREA列の値が「Saitama」である場合、Y軸のヘッダー部のSHOP列の店舗が繰り返され、「Saitama」ブロックの最終行に小計の固定文字列「SubTotal」が設定される。そして、Y軸のヘッダー部のAREA列の値が「Total」である場合に、全ブロックが終了となる。
なお、マッピング定義22は、図示していないが、さらに、データ型の組み合わせ情報を含む。例えば、データ型の組み合わせ情報には、X軸のヘッダー部のデータ型の組み合わせが設定される。データ型の組み合わせ情報には、Y軸のヘッダー部のデータ型の組み合わせが設定される。データ型の組み合わせ情報には、値を入力する値セル部の組み合わせ情報が設定される。例えば、Y軸のヘッダー部のデータ型の組み合わせとして、「文字列型,文字列型」が設定される。X軸のヘッダー部のデータ型の組み合わせとして、「数値型」が設定される。
[入力済みシートの一例]
図4は、実施例に係る入力済みシートの一例を示す図である。図4に示す入力済みシート24は、図2で示したテンプレートシート23にユーザが財務データを入力した結果である。入力済みシート24は、複数のブロックからなる。
各ブロックの最終行には、「SHOP」列に「SubTotal」の文字列が初期設定される。そして、最後ブロックには、AREA列とSHOP列との結合セルに「Total」の文字列が初期設定される。なお、「SubTotal」および「Total」は、テンプレートシート23に初期設定されている。ここでは、5個のブロックが表わされている。「Tokyo」ブロック、「Kanagawa」ブロック、「Chiba」ブロック、「Saitama」ブロックおよび「Total」ブロックが表わされている。図4では、各ブロックのSHOP列の店舗名の数は、複数個であるが、1個であっても良いし、0個であっても良いし、数に制限はない。店舗名の数が0個である場合には、店舗名が空欄に設定されれば良い。
[入力済みシートの別の例]
図5は、実施例に係る入力済みシートの別の例を示す図である。図5に示す入力済みシート24は、図2で示したテンプレートシート23にユーザが財務データを入力した結果であることは、図4で示した入力済みシート24と同じである。
各ブロックの最終行には、「SHOP」列に初期表示として「SubTotal」の文字列が設定されるが、設定された文字列が変更される場合がある。例えば、符号a1では、ユーザが初期表示の文字列「SubTotal」の先頭文字「S」を小文字の「s」に変更した場合である。また、符号a2では、ユーザが初期表示の文字列「SubTotal」の全文字を小文字に変更した場合である。また、符号a3では、ユーザが初期表示の文字列「SubTotal」の末尾に空白を追加した場合である。また、符号a4では、ユーザが初期表示の文字列「SubTotal」の全文字を全角に変更した場合である。なお、ユーザが初期表示の文字列を変更する場合と説明したが、これに限定されず、表計算ソフトがセルの書式設定に応じて初期表示の文字列を自動的に変更する場合であっても良い。
このような初期表示の文字列が変更されると、マッピングエンジンは、マッピング定義22を用いて入力済みシート24をXBRLインスタンス41に変換する際に、変更された文字列とマッピング定義22の対象の文字列とが完全一致せず、エラーとみなす。そこで、以降のデータ変換部33では、マッピング定義22を用いて入力済みシート24をXBRLインスタンス41に変換する際に、ブロック内の小計の文字列について、入力済みシート24の文字列とマッピング定義22の対象の文字列とを正規化したうえで比較し、完全一致すれば、ブロックの最終行であると評価する場合を説明する。
図1に戻って、データ変換部33は、入力済みシート24を参照して、複数の行に含まれる行のうち、第1の行と、第1の行が対応付けられた順序に対して、所定の関係を有する順序に対応付けられた第2の行とを特定する。例えば、データ変換部33は、入力済みシート24を参照して、Y軸とX軸のヘッダー部のタイトル行を取得する。データ変換部33は、入力済みシート24を参照して、ヘッダー部より後の第1の行と、第1の行の次の行の第2の行とを特定し、特定した2行を読み込む。
また、データ変換部33は、第1の行に含まれる項目値のうち、第1の項目に対応付けられた項目値が、第2の行に含まれる項目値のうち、第1の項目に対応付けられた項目値と異なるか否かを判定する。データ変換部33は、第1の行の第1の項目に対応付けられた項目値が第2の行の第1の項目に対応付けられた項目値と異なる場合には、第1の行がブロックの最終行であると予想する。すなわち、データ変換部33は、第1の行が行群の中の切れ目と予想する。そして、データ変換部33は、第1の行に含まれる第2の項目に対応付けられた項目値が条件を満たすか否かの判定を行う。例えば、データ変換部33は、第1の行に含まれるセル値のうち、AREAの項目に対応付けられたセル値が、第2の行に含まれるセル値のうち、AREAの項目に対応付けられたセル値と異なるか否かを判定する。データ変換部33は、異なる場合には、第1の行がブロックの最終行であると予想し、第1の行に含まれるSHOPの項目に対応付けられたセル値が条件を満たすか否かの判定を行う。すなわち、データ変換部33は、第1の行に含まれるSHOPの項目に対応付けられたセル値がマッピング定義22に定義された対象の文字列と一致するという条件を満たすか否かの判定を行う。一例として、データ変換部33は、第1の行に含まれるSHOPの項目に対応付けられたセル値と、マッピング定義22に定義された対象の文字列とを正規化し、正規化後の値と、正規化後の文字列とが完全一致するか否かの判定を行う。ここでいう正規化とは、例えば、対象のセル値および対象の文字列について、前後の空白を除去すること、全て小文字に統一すること、全て半角に統一することである。
また、データ変換部33は、条件を満たすか否かの判定結果に基づき、第1の行の評価を行う。例えば、データ変換部33は、条件を満たすと判定した場合には、第1の行がブロックの最終行であると評価する。すなわち、データ変換部33は、第1の行が行群の中の切れ目の行であると評価する。そして、データ変換部33は、第1の行のSHOPの項目に対応付けられたセル値を取得し、取得したセル値の行をマッピングし、XBRLインスタンス41に追加する。例えば、図5が示す入力済みシート24の場合には、SHOPの項目に対応付けられたセル値とは、「subTotal」、「subtotal」、「SubTotal 」や「SubTotal」のことをいう。また、データ変換部33は、条件を満たさないと判定した場合には、取得したセル値の不正を通知する。
なお、データ変換部33は、第1の行の第1の項目に対応付けられた項目値が第2の行の第1の項目に対応付けられた項目値と同じ場合には、第1の行と第2の行とが同じブロックであると判断する。そして、データ変換部33は、第1の行に含まれるSHOPの項目に対応付けられたセル値の行をマッピングし、XBRLインスタンス41に追加すればば良い。例えば、図5が示す入力済みシート24の場合には、SHOPの項目に対応付けられたセル値とは、AREAのセル値が「Tokyo」である場合には、「Shinjyuku」、「Ikebukuro」、・・・、「Ueno」のことをいう。
出力部34は、データ変換部33によって変換された結果を示すXBRLインスタンス41を出力する。例えば、出力部34は、変換結果であるXBRLインタンス41をモニタに出力しても良いし、記憶部2に記憶するようにしても良い。
[構造解析処理のイメージ]
ここで、実施例に係る構造解析処理のイメージを、図6を参照して説明する。図6は、実施例に係る構造解析処理のイメージを示す図である。図6に示すように、構造解析部32は、XBRLタクソノミ21を入力する。そして、構造解析部32は、入力したXBRLタクソノミ21を解析し、マッピング定義22およびテンプレートシート23を生成し、出力する。
例えば、構造解析部32は、XBRLタクソノミ21のテーブルレイアウトから、XY軸のヘッダー部と値セル部のレイアウト(並び順)を取得する。構造解析部32は、XBRLタクソノミ21のテーブルレイアウトから、XY軸のヘッダー部の情報や値セル部のデータ型を取得する。XY軸のヘッダー部の情報には、タイトルの文字列およびその値のデータ型が挙げられる。ここでは、X軸では、タイトルが“SALES”となる。そして、Sales要素の値のデータ型は、数値型を示す。なお、XBRL要素のデータ型は、項目定義から取得される。また、Y軸では、タイトルとして“AREA”,“SHOP”の値の並びとなる。そして、AREA列とSHOP列のレイアウト(並び順)が、ツリーから取得される。
そして、構造解析部32は、解析したレイアウト(並び順)に従って、テンプレートシート23を生成し、生成したテンプレートシート23を出力する。
そして、構造解析部32は、テンプレートシート23の各セルに対応するXBRL要素の情報を、マッピング定義22のセルとXBRL要素の紐付け情報に設定する。構造解析部32は、解析したレイアウト(並び順)に従って、Y軸のヘッダー部の階層構造を設定する。ここでは、Y軸のヘッダー部では、AREAが“Tokyo”である場合に、SHOPとして店舗が繰り返され、最後に小計としての“SubTotal”が設定される。同様に、AREAが“Saitama”である場合に、SHOPとして店舗が繰り返され、最後に小計としての“SubTotal”が設定される。そして、AREAが“Total”である場合に、Y軸のヘッダー部の階層構造が終了する。
[データ変換処理のイメージ]
ここで、実施例に係るデータ変換処理のイメージを、図7を参照して説明する。図7は、実施例に係るデータ変換処理のイメージを示す図である。図7に示すように、データ変換部33は、マッピング定義22を用いて入力済みシート24をXBRLインスタンス41に変換する際に、1行先読みして先読みした行のエリア名が1行目のエリア名と異なるタイミングで、1行目の小計の文字列が条件を満たすか否かを判定する。
例えば、データ変換部33は、入力済みシート24を参照して、ヘッダー部より後の2行を特定し、特定した2行を読み込む。データ変換部33は、1行目に含まれるセル値のうち、AREAの項目に対応付けられたセル値が、2行目に含まれるセル値のうち、AREAの項目に対応付けられたセル値と異なるか否かを判定する。ここでは、一例として、1行目が符号b1で示す行であって、2行目が符号b2で示す行であるとする。すると、1行目のAREAの項目に対応付けられたセル値が“Tokyo”であり、2行目のAREAの項目に対応付けられたセル値が“Kanagawa”である。したがって、1行目のAREA項目に対応付けられたセル値が2行目のAREA項目に対応付けられたセル値と異なると判定される。かかる場合には、1行目がブロックの最終行であると予想される。
そして、データ変換部33は、1行目に含まれるSHOPの項目に対応付けられたセル値がマッピング定義22に定義された対象の文字列と一致するという条件を満たすか否かの判定を行う。一例として、データ変換部33は、1行目に含まれるSHOPの項目に対応付けられたセル値と、マッピング定義22に定義された対象の文字列とを正規化し、正規化後の値と、正規化後の文字列とが完全一致するか否かの判定を行う。ここでは、1行目が符号b1で示す行であるとする。すると、1行目に含まれるSHOPの項目に対応付けられたセル値が“subTotal”(符号c1)である。マッピング定義22に定義された対象の文字列は、“SubTotal”(符号c2)である。ここでいう正規化が、対象のセル値および対象の文字列について、前後の空白を除去すること、全て小文字に統一すること、全て半角に統一することであるとする。すると、符号c1で示される“subTotal”が正規後の値は、“subtotal”となる。符号c2で示される“SubTotal”が正規後の文字列は、“subtotal”となる。したがって、正規化後の値と、文字列とが完全一致すると判定される。
そして、データ変換部33は、条件を満たすと判定した場合には、1行目がブロックの最終行であると評価する。すなわち、データ変換部33は、1行目がブロックの切れ目であると評価する。そして、データ変換部32は、1行目のSHOPの項目に対応付けられたセル値の行をマッピングし、XBRLインスタンス41に追加する。ここでは、符号b1で示される行がマッピング定義22を用いてマッピングされ、マッピングされた結果(符号d1)がXBRLインスタンス41に追加される。なお、データ変換部33は、条件を満たさないと判定した場合には、取得したセル値の不正を通知する。
また、データ変換部33は、1行目に含まれるセル値のうち、AREAの項目に対応付けられたセル値が、2行目に含まれるセル値のうち、AREAの項目に対応付けられたセル値と同じである場合には、1行目と2行目とが同じブロックであると判断する。そして、データ変換部33は、1行目に含まれるSHOPの項目に対応付けられたセル値の行をマッピングし、XBRLインスタンス41に追加する。ここでは、符号b3で示される行がマッピング定義22を用いてマッピングされ、マッピングされた結果(符号d2)がXBRLインスタンス41に追加される。
このようにして、データ変換部33では、マッピング定義22を用いて入力済みシート24をXBRLインスタンス41に変換する際に、小計の文字列をマッピング定義22の対象の文字列とともに正規化したうえで比較するので、小計の文字列に表記揺れがあっても適切にマッピングすることができる。また、データ変換部33は、2行ずつ処理し、2行目のエリア名が1行目のエリア名と異なる場合に、1行目がブロックの切れ目であり、小計を含むとみなすことができる。このため、データ変換部33は、このタイミングで小計の文字列をマッピング定義22の対象の文字列とともに正規化し比較することができる。したがって、データ変換部33は、1行ずつ小計だけでなく小計以外の文字列をもマッピング定義22の対象の文字列とともに正規化し比較するよりも、全体の処理時間を削減できる。
[データ変換処理のフローチャート]
次に、実施例に係るデータ変換処理のフローチャートについて、図8を参照して説明する。図8は、実施例に係るデータ変換処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、入力済みシート24は、図2が示すテンプレートシート23に入力したものとする。
まず、データ変換部33は、入力済みシート24を受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。入力済みシート24を受け付けていないと判定した場合には(ステップS11;No)、データ変換部33は、入力済みシート24を受け付けるまで、判定処理を繰り返す。
一方、入力済みシート24を受け付けたと判定した場合には(ステップS11;Yes)、データ変換部33は、X軸とY軸のヘッダー部のタイトル行を取得する(ステップS12)。データ変換部33は、ヘッダー部より後の2行を解析対象行として読み込む(ステップS13)。
そして、データ変換部33は、2行目の“AREA”列の文字列は1行目と同じであるか否かを判定する(ステップS14)。同じであると判定した場合には(ステップS14;Yes)、データ変換部33は、1行目の“SHOP”列の店舗の文字列を取得し、マッピング定義22を用いて店舗のマッピング処理を行う(ステップS15)。
そして、データ変換部33は、1行目を破棄し、2行目を1行目にシフトし、2行目に新規の1行を読み込む(ステップS16)。データ変換部33は、読み込んだ1行がデータの終端を含むか否かを判定する(ステップS17)。データの終端を含むレコードとは、例えば、空行(何も設定されていない行)のことをいう。読み込んだ1行がデータの終端を含む行であると判定した場合には(ステップS17;Yes)、データ変換部33は、入力済みシート24の最終行であると判断し、データ変換処理を終了する。
一方、読み込んだ1行がデータの終端を含む行でないと判定した場合には(ステップS17;No)、データ変換部33は、新規の2行を処理すべく、ステップS14に移行する。
ステップS14において、2行目の“AREA”列の文字列は1行目と同じでないと判定した場合には(ステップS14;No)、データ変換部33は、1行目がブロックの最終行であると判断する。言い換えれば、データ変換部33は、2行目がブロックの開始行であると判断する。そして、データ変換部33は、2行目の“AREA”列の文字列は、マッピング定義22の次ブロックのエリア名と同じであるか否かを判定する(ステップS18)。
同じでないと判定した場合には(ステップS18;No)、データ変換部33は、エラーであるとしてエリア名の不正を通知し(ステップS19)、データ変換処理を終了する。
一方、同じであると判定した場合には(ステップS18;Yes)、データ変換部33は、1行目の“SHOP”列の文字列を正規化する(ステップS20)。すなわち、データ変換部33は、小計の文字列を正規化する。
そして、データ変換部33は、1行目の“SHOP”列の正規化後の文字列は、マッピング定義22の小計の正規化後の文字列(例えば“subtotal”)と同じであるか否かを判定する(ステップS21)。同じでないと判定した場合には(ステップS21;No)、データ変換部33は、エラーであるとして小計の不正を通知し(ステップS22)、データ変換処理を終了する。
一方、同じであると判定した場合には(ステップS21;Yes)、データ変換部33は、データ変換部33は、1行目の“SHOP”列の文字列の小計の文字列を取得し、小計のマッピング処理を行う(ステップS23)。
そして、データ変換部33は、2行目の“AREA”列の文字列は、マッピング定義22の総計の文字列(例えば“Total”)と同じであるか否かを判定する(ステップS24)。同じ出ないと判定した場合には(ステップS24;No)、データ変換部33は、次の行を読み込むべく、ステップS16に移行する。
一方、同じであると判定した場合には(ステップS24;Yes)、データ変換部33は、2行目の総計のマッピング処理を行う(ステップS25)。そして、データ変換部33は、データ変換処理を終了する。
[情報処理装置の用途の一例]
次に、実施例に係る情報処理装置の用途の一例を、図9を参照して説明する。図9は、実施例に係る情報処理装置の用途の一例を示す図である。図9に示すように、情報処理装置1は、監督機関側に設置される。監督機関によってXBRLタクソノミ21が作成される。そして、構造解析部32は、作成されたXBRLタクソノミ21を入力し、入力したXBRLタクソノミ21を用いて、テンプレートシート23およびマッピング定義22を生成する(S210)。監督機関は、生成されたテンプレートシート23およびマッピング定義22を公開し、提出企業がテンプレートシート23を取得できるようにする。提出企業は、取得したテンプレートシート23を用いて財務データを入力し、入力済みシート24を作成する。そして、データ変換部33は、入力済みシート24を入力し、入力した入力済みシート24をXBRLインスタンス41に変換する(S220)。
なお、図9で示した情報処理装置1は、監督機関側に設置されたサーバモデルであるが、これに限定されない。情報処理装置1は、提出企業側に設置されるクライアントモデルであっても良い。
[実施例の効果]
上記実施例によれば、情報処理装置1は、順序付けられた複数のレコードを含み、各レコードが複数の項目にそれぞれ対応付けられた複数の項目値を有するレコード群を取得する。情報処理装置1は、取得したレコード群に含まれるレコードのうち、第1のレコードと、第1のレコードが対応付けられた順序に対して所定関係を有する順序に対応付けられた第2のレコードとを特定する。情報処理装置1は、第1のレコードに含まれる項目値のうち、第1の項目に対応付けられた項目値が、第2のレコードに含まれる項目値のうち、第1の項目に対応付けられた項目値と異なる場合、第1のレコードに含まれる第2の項目に対応付けられた項目値が条件を満たすか否かの判定を行う。情報処理装置1は、判定結果に基づき、第1のレコードの評価を行う。かかる構成によれば、情報処理装置1は、レコードの評価に関する処理負荷を低減することができる。例えば、情報処理装置1は、第2の項目に対応付けられた項目値の表記に揺れがあっても、第1のレコードの第1の項目に対応付けられた項目値が第2のレコードの第1の項目に対応付けられた項目値と異なるタイミングで、表記の揺れを正規化したうえで第1のレコードの評価を行うので、全体の処理時間を削減できる。すなわち、情報処理装置1は、1レコードずつ第2の項目に対応付けられた項目値が条件を満たすか否かを判定するよりも、第2の項目に対応付けられたピンポイントの項目値(例えば小計の文字列)について条件を満たすか否かを判定することで、全体の処理時間を削減できる。
また、上記実施例によれば、情報処理装置1は、第1のレコードに含まれる第2の項目に対応付けられた項目値を正規化するとともに、正規化された項目値が予め登録されたキーワードと一致するか否かの判定を行う。かかる構成によれば、情報処理装置1は、第2の項目に対応付けられた項目値の表記の揺れを効率的に判定できる。この結果、情報処理装置1は、第2の項目に対応付けられた項目値に表記の揺れがあった場合であっても、表記の揺れを吸収したうえで、この項目値についてもマッピング処理を行うことができる。
また、上記実施例によれば、情報処理装置1は、正規化された項目値がキーワードと一致する場合に、第1のレコードがレコード群の中の切れ目のレコードであると評価する。かかる構成によれば、情報処理装置1は、項目値の表記に揺れがあっても、表記の揺れを吸収しつつ、継続して評価することができる。
また、上記実施例によれば、情報処理装置1は、正規化された項目値がキーワードと一致しない場合に、第1のレコードがレコード群の中の切れ目のレコードでないと評価し、評価結果を通知する。かかる構成によれば、情報処理装置1は、項目値が不正であることを知らせることができる。
[プログラム等]
なお、情報処理装置1は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置に、上記した制御部3と、記憶部2等の各機能を搭載することによって実現することができる。
また、図示した情報処理装置1の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、情報処理装置1の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、入力部31と構造解析部32とを1個の部として統合しても良い。データ変換部33と出力部34とを1個の部として統合しても良い。一方、構造解析部32を、マッピング定義22を生成する第1の生成部と、テンプレートシート23を生成する第2の生成部とに分散しても良い。また、XBRLタクソノミ21、マッピング定義22、テンプレートシート23および入力済みシート24等の記憶部2を情報処理装置1の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしても良い。
また、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図1に示した情報処理装置1と同様の機能を実現する評価プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図10は、評価プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図10に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)203と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置215と、表示装置209を制御する表示制御部207を有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読取るドライブ装置213と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行う通信制御部217とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するメモリ201と、HDD(Hard Disk Drive)205を有する。そして、メモリ201、CPU203、HDD205、表示制御部207、ドライブ装置213、入力装置215、通信制御部217は、バス219で接続されている。
ドライブ装置213は、例えばリムーバブルディスク211用の装置である。HDD205は、評価プログラム205aおよび評価処理関連情報205bを記憶する。
CPU203は、評価プログラム205aを読み出して、メモリ201に展開する。評価プログラム205aは、評価プロセスとして機能する。
例えば、評価プロセスは、制御部3の各機能部に対応する。評価処理関連情報205bは、XBRLタクソノミ21、マッピング定義22、テンプレートシート23および入力済みシート24に対応する。
なお、評価プログラム205aについては、必ずしも最初からHDD205に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、光磁気ディスク、IC(Integrated Circuit)カード等の「可搬用の物理媒体」に当該プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200がこれらからプログラム205aを読み出して実行するようにしても良い。
1 情報処理装置
2 記憶部
3 制御部
21 XBRLタクソノミ
22 マッピング定義
23 テンプレートシート
24 入力済みシート
31 入力部
32 構造解析部
33 データ変換部
34 出力部
41 XBRLインスタンス

Claims (6)

  1. 複数の項目を定義するタイトルレコードに後続したレコード群であって、前記複数の項目のうち第1の項目に対応付けられた項目値によって順序付けられた複数のレコードを含み、各レコードが前記複数の項目にそれぞれ対応付けられた複数の項目値を有するレコード群を取得し、
    取得した前記レコード群に含まれるレコードのうち、第1のレコードと、前記第1のレコードの次に続く第2のレコードとを特定し、
    前記第1のレコードに含まれる項目値のうち前記第1の項目に対応付けられた項目値が、前記第2のレコードに含まれる項目値のうち前記第1の項目に対応付けられた項目値と異なる場合、前記第1のレコードに含まれる前記第1の項目と異なる第2の項目に対応付けられた項目値が条件を満たすか否かの判定を行い、
    判定結果に基づき、前記第1のレコードの評価を行う、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする評価プログラム。
  2. 前記判定を行う処理は、前記第1のレコードに含まれる前記第2の項目に対応付けられた項目値を正規化するとともに、正規化された項目値が予め登録されたキーワードと一致するか否かの判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の評価プログラム。
  3. 前記評価を行う処理は、前記正規化された項目値が前記キーワードと一致する場合に、前記第1のレコードが前記レコード群の中の切れ目のレコードであると評価する
    ことを特徴とする請求項2に記載の評価プログラム。
  4. 前記評価を行う処理は、前記正規化された項目値が前記キーワードと一致しない場合に、前記第1のレコードが前記レコード群の中の切れ目のレコードでないと評価し、評価結果を通知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の評価プログラム。
  5. 複数の項目を定義するタイトルレコードに後続したレコード群であって、前記複数の項目のうち第1の項目に対応付けられた項目値によって順序付けられた複数のレコードを含み、各レコードが前記複数の項目にそれぞれ対応付けられた複数の項目値を有するレコード群を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記レコード群に含まれるレコードのうち、第1のレコードと、前記第1のレコードの次に続く第2のレコードとを特定する特定部と、
    前記第1のレコードに含まれる項目値のうち前記第1の項目に対応付けられた項目値が、前記第2のレコードに含まれる項目値のうち前記第1の項目に対応付けられた項目値と異なる場合、前記第1のレコードに含まれる前記第1の項目と異なる第2の項目に対応付けられた項目値が条件を満たすか否かの判定を行う判定部と、
    判定結果に基づき、前記第1のレコードの評価を行う評価部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 複数の項目を定義するタイトルレコードに後続したレコード群であって、前記複数の項目のうち第1の項目に対応付けられた項目値によって順序付けられた複数のレコードを含み、各レコードが前記複数の項目にそれぞれ対応付けられた複数の項目値を有するレコード群を取得し、
    取得した前記レコード群に含まれるレコードのうち、第1のレコードと、前記第1のレコードの次に続く第2のレコードとを特定し、
    前記第1のレコードに含まれる項目値のうち前記第1の項目に対応付けられた項目値が、前記第2のレコードに含まれる項目値のうち前記第1の項目に対応付けられた項目値と異なる場合、前記第1のレコードに含まれる前記第1の項目と異なる第2の項目に対応付けられた項目値が条件を満たすか否かの判定を行い、
    判定結果に基づき、前記第1のレコードの評価を行う、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする評価方法。
JP2019567799A 2018-01-26 2018-01-26 評価プログラム、情報処理装置および評価方法 Active JP7063341B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/002584 WO2019146090A1 (ja) 2018-01-26 2018-01-26 評価プログラム、情報処理装置および評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019146090A1 JPWO2019146090A1 (ja) 2020-11-19
JP7063341B2 true JP7063341B2 (ja) 2022-05-09

Family

ID=67394587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019567799A Active JP7063341B2 (ja) 2018-01-26 2018-01-26 評価プログラム、情報処理装置および評価方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11687867B2 (ja)
JP (1) JP7063341B2 (ja)
RU (1) RU2758571C1 (ja)
WO (1) WO2019146090A1 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003316765A (ja) 2002-04-23 2003-11-07 Hitachi Ltd 階層化文書マッピング装置
JP2005267195A (ja) 2004-03-18 2005-09-29 Nippon Digital Kenkyusho:Kk 階層化文書情報生成装置、階層化文書情報生成方法および階層化文書情報生成プログラム
JP2006139594A (ja) 2004-11-12 2006-06-01 Seiko Epson Corp 販売実績集計システム
WO2008041310A1 (en) 2006-10-02 2008-04-10 Fujitsu Limited Document error inference processing program, processing device and processing method
JP2008165641A (ja) 2006-12-28 2008-07-17 Ntt Data Corp 会計情報収集・分析システム及びその方法並びにプログラム
JP2012073951A (ja) 2010-09-29 2012-04-12 Fujitsu Ltd 文字列比較プログラム、文字列比較装置及び文字列比較方法
WO2015166973A1 (ja) 2014-05-02 2015-11-05 株式会社野村総合研究所 企業財務データを集約する集約サーバ、方法及びコンピュータプログラム
WO2017199309A1 (ja) 2016-05-16 2017-11-23 富士通株式会社 評価プログラム、評価装置および評価方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6947947B2 (en) * 2001-08-17 2005-09-20 Universal Business Matrix Llc Method for adding metadata to data
US8176003B2 (en) * 2007-06-29 2012-05-08 Microsoft Corporation Automatic designation of XBRL taxonomy tags
US20110137923A1 (en) * 2009-12-09 2011-06-09 Evtext, Inc. Xbrl data mapping builder
RU2527201C1 (ru) * 2013-01-24 2014-08-27 Общество с ограниченной ответственностью "Системное моделирование и анализ" Способ конверсии данных, устройство конверсии данных и система конверсии данных
CN105243108B (zh) * 2015-09-24 2018-10-30 四川长虹电器股份有限公司 基于xbrl的智能报告平台系统
US11893500B2 (en) * 2017-11-28 2024-02-06 International Business Machines Corporation Data classification for data lake catalog

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003316765A (ja) 2002-04-23 2003-11-07 Hitachi Ltd 階層化文書マッピング装置
JP2005267195A (ja) 2004-03-18 2005-09-29 Nippon Digital Kenkyusho:Kk 階層化文書情報生成装置、階層化文書情報生成方法および階層化文書情報生成プログラム
JP2006139594A (ja) 2004-11-12 2006-06-01 Seiko Epson Corp 販売実績集計システム
WO2008041310A1 (en) 2006-10-02 2008-04-10 Fujitsu Limited Document error inference processing program, processing device and processing method
JP2008165641A (ja) 2006-12-28 2008-07-17 Ntt Data Corp 会計情報収集・分析システム及びその方法並びにプログラム
JP2012073951A (ja) 2010-09-29 2012-04-12 Fujitsu Ltd 文字列比較プログラム、文字列比較装置及び文字列比較方法
WO2015166973A1 (ja) 2014-05-02 2015-11-05 株式会社野村総合研究所 企業財務データを集約する集約サーバ、方法及びコンピュータプログラム
WO2017199309A1 (ja) 2016-05-16 2017-11-23 富士通株式会社 評価プログラム、評価装置および評価方法

Also Published As

Publication number Publication date
RU2758571C1 (ru) 2021-10-29
WO2019146090A1 (ja) 2019-08-01
US20200342371A1 (en) 2020-10-29
US11687867B2 (en) 2023-06-27
JPWO2019146090A1 (ja) 2020-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8832102B2 (en) Methods and apparatuses for clustering electronic documents based on structural features and static content features
US20060230025A1 (en) Enterprise software system having multidimensional XBRL engine
US20150081431A1 (en) Posterior probability calculating apparatus, posterior probability calculating method, and non-transitory computer-readable recording medium
US7743071B2 (en) Efficient data handling representations
US20090132901A1 (en) Systems and methods for classifying content using matrix factorization
US9785725B2 (en) Method and system for visualizing relational data as RDF graphs with interactive response time
KR20120135218A (ko) 매치를 특징화하는 규칙을 사용하는 메타데이터 소스의 매칭
US7720831B2 (en) Handling multi-dimensional data including writeback data
US9400826B2 (en) Method and system for aggregate content modeling
JP3845553B2 (ja) データベースにおけるドキュメントのリトリーブ・ランク付けを実行するコンピュータ・システム、およびプログラム
US20050033768A1 (en) Method and apparatus for identifying an object using an object description language
US20060230075A1 (en) Method and apparatus for exchanging data with a database
JP5135412B2 (ja) 文書分析装置およびプログラム
JP4750628B2 (ja) 情報ランキング方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US9189478B2 (en) System and method for collecting data from an electronic document and storing the data in a dynamically organized data structure
JP7063341B2 (ja) 評価プログラム、情報処理装置および評価方法
US11055477B2 (en) Evaluation device, evaluation method, and recording medium evaluating a line as a start line of a table
US7885927B2 (en) Transfer of table instances between databases
JP7040536B2 (ja) 特定プログラム、情報処理装置および特定方法
CN113254612A (zh) 知识问答处理方法、装置、设备及存储介质
Schweizer et al. On modeling missing data of an incomplete design in the CFA framework
JPWO2020240873A1 (ja) 検証方法、情報処理装置及び検証プログラム
JP2018151805A (ja) データ項目名推定装置、データ項目名推定方法、及びプログラム
US20050198064A1 (en) Method and apparatus for validating propagation of XML constraints to relations
Heine et al. A DSL for Automated Data Quality Monitoring

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7063341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150