JP7063227B2 - 電動オイルポンプ - Google Patents

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本発明は、電動オイルポンプに関する。
特許文献1には、吸入口に対して吸入ポートを回転軸の反対側に設け、吸入口から吸入したオイルを、電動モータ内部を経由して吸入ポートへと導入する油路を設けることにより、電動モータを冷却することができる電動オイルポンプが開示されている。
特開2013-183603号公報
特許文献1を始めとする従来の電動オイルポンプは、例えば図3のような構成を備えている。同図に示した電動オイルポンプ101は、ポンプケース111内に配置されたギヤポンプ12と、当該ギヤポンプ12を回転駆動するモータ17と、ポンプケース111の下部のポンププレート113に設けられた吸入配管14および吐出配管15と、を備えている。このような電動オイルポンプ101では、低温時にはオイルの粘度が上昇し、吐出配管15に接続されている潤滑配管内の抵抗が増加する。そのため、オイル供給先(例えば車両のトランスアクスル)の撹拌損失が増加するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、オイル供給先の撹拌損失の増加を抑制することができる電動オイルポンプを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電動オイルポンプは、ポンプケース内に配置されたギヤポンプと、モータケース内に配置され、前記ギヤポンプを回転駆動するモータと、前記ポンプケースの下部に設けられた吸入配管および吐出配管と、を備える電動オイルポンプにおいて、前記ポンプケース内のオイルを前記モータケース内に供給する第一のオイル経路と、前記モータケース内と前記吐出配管とを接続し、前記モータケース内のオイルを前記吐出配管に供給する第二のオイル経路と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明に係る電動オイルポンプは、第一のオイル経路と第二のオイル経路とを備えることにより、モータの発熱によりモータケース内のオイルを加熱し、加熱したオイルを、吐出配管を通じて、オイル供給先である車両のトランスアクスル等の各部に供給することができる。
本発明に係る電動オイルポンプによれば、オイル供給先の撹拌損失の増加を抑制することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る電動オイルポンプの構成を模式的に示す断面図である。 図2は、本発明の第二実施形態に係る電動オイルポンプの構成を模式的に示す断面図である。 図3は、従来の電動オイルポンプの構成を模式的に示す断面図である。
本発明の実施形態に係る電動オイルポンプについて、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下で参照する図面では、発明の説明に必要な構成のみを具体的に図示し、その他の構成の図示は省略している。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係る電動オイルポンプ1について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る電動オイルポンプ1は、例えば車両のトランスアクスルに内蔵されるトランスアクスル内蔵型の電動オイルポンプである。電動オイルポンプ1は、トランスアクスル内のギヤ噛み合い部、軸受等の潤滑、モータの冷却等に利用される。
本実施形態に係る電動オイルポンプ1は、ポンプケース11と、ギヤポンプ12と、ポンププレート13と、吸入配管14と、吐出配管15と、モータケース16と、モータ17と、ドライバ室18と、を備えている。なお、電動オイルポンプ1は、下部がオイル(潤滑油)に浸漬されている。同図では、ポンププレート13よりも下側の部分がオイルに浸漬されている状態を例示している。
ポンプケース11内に設けられた油室11aには、ギヤポンプ12が配置されている。このギヤポンプ12は、モータ17に連結された回転軸121と、ギヤ部122と、を備えている。ポンプケース11の下部には、ポンププレート13が設けられている。このポンププレート13には、吸入配管14と吐出配管15とが設けられている。吸入配管14および吐出配管15は、回転軸121に対して対称の位置に設けられている。
吸入配管14は、図示しないストレーナによって濾過された、電動オイルポンプ1の周囲のオイルを吸入し、油室11a内に供給する。吐出配管15は、トランスアクスルにおける図示しない潤滑配管に接続されており、油室11a内のオイルを吐出し、潤滑配管に供給する。
モータケース16内に設けられたモータ室16aには、モータ17が配置されている。モータ17は、例えばブラシレスモータであり、ギヤポンプ12の回転軸121を回転駆動する。ドライバ室18は密閉されており、その内部には、モータ17の動作を制御する図示しないモータドライバが設けられている。
ここで、前記した従来の電動オイルポンプ101(図3参照)において、発熱時のモータ17は、ポンプケース111内に滞留するオイルによって冷却される。そのため、高負荷運転時にはモータ17の発熱による温度上昇が大きくなるため、ポンプ稼働負荷領域が、予め設定されたモータ17の制限温度に制約されるという問題があった。また、低温時には、オイルの粘度上昇により、吐出配管15に接続されている潤滑配管内の抵抗が増加するため、オイル供給先であるトランスアクスル内の撹拌損失が増加するという問題があった。
そこで、本実施形態に係る電動オイルポンプ1では、図1に示すように、ポンプケース11内のオイルをモータケース16内のモータ室16aに供給するオイル経路(第一のオイル経路)19と、モータケース16内のモータ室16aと吐出配管15とを接続し、モータ室16a内のオイルを吐出配管15に供給するオイル経路(第二のオイル経路)20と、を設けることとした。
オイル経路19およびオイル経路20は、ポンププレート13内、ポンプケース11内およびモータケース16に亘って形成されている。また、オイル経路19およびオイル経路20は、回転軸121に対して対称の位置に設けられている。オイル経路19は、矢印Aに示すように、電動オイルポンプ1の周囲のオイルをモータ室16a内に供給する。また、オイル経路20は、矢印Bに示すように、モータ室16a内のオイルを、吐出配管15に供給する。なお、オイル経路20は、下側が二又に分岐しており、分岐の一方(紙面左側)が吐出配管15に接続され、分岐の他方(紙面右側)が封鎖されている。
電動オイルポンプ1は、上記のようなオイル経路19,20を備えることにより、高負荷運転時には、オイル経路19,20の配管流速を利用した負圧効果等により、モータ室16aの少量のオイルを循環させ、モータ17を冷却(抜熱)する。これにより、高負荷運転時におけるポンプ稼働負荷領域を増加させることができる。
また、電動オイルポンプ1は、上記のようなオイル経路19,20を備えることにより、低温時には、モータ17の発熱を利用して、吐出配管15から吐出されるオイルの温度を上昇させ、オイルの粘度を低下させる。これにより、吐出配管15に接続されている潤滑配管内の抵抗が低減し、オイル供給先であるトランスアクスル内の撹拌損失を低減することができる。
電動オイルポンプ1では、具体的には、吐出側のオイルの流速を利用して、吐出配管15にモータ室16a内のオイルを吸い込ませる。これにより、油没しているポンププレート13に設けられた吸入配管14からオイルが導入され、モータ室16a内のオイルが循環を始める。このように、モータ室16a内のオイルを循環させることにより、高負荷運転時にはモータ17を冷却し、低温時には温まったオイルを効率的に吐出することが可能となる。
また、電動オイルポンプ1では、負圧(圧力差)効果を利用することにより、図1に示すように、別途の動力を用いることなく、モータ室16a内のオイルをポンプケース11内で時計回りに循環させることができる。このようなオイルの循環は、モータ17が高回転となって流速が増加した際に特に顕著となる。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態に係る電動オイルポンプ1Aについて、図2を参照しながら説明する。本実施形態に係る電動オイルポンプ1Aの構成は、を除いて、前記した電動オイルポンプ1と同様である。従って、以下の説明では、電動オイルポンプ1と共通する構成については説明を省略する。
前記した電動オイルポンプ1では、吸入配管14および吐出配管15の径が一定に形成されていた。一方、本実施形態に係る電動オイルポンプ1Aでは、吐出配管15Aの径が一定ではなく、吐出配管15Aの一部に、他の部分よりも径の大きい拡径部151が設けられている。また、電動オイルポンプ1Aのオイル経路19は、下側が二又に分岐しており、分岐の一方(紙面左側)が封鎖され、分岐の他方(紙面右側)が吸入配管14に接続されている。
電動オイルポンプ1Aでは、このように吐出配管15Aの一部の断面積を変更することにより、吸入配管14を流れるオイルと吐出配管15Aを流れるオイルとの間に流速差(圧力差)を発生させる。これにより、モータ室16a内のオイルをポンプケース11内で反時計回りに循環させ、前記した電動オイルポンプ1と同様に、高負荷運転時にはモータ17を冷却し、低温時には温まったオイルを効率的に吐出することが可能となる。
以上説明したような本実施形態に係る電動オイルポンプ1,1Aによれば、オイル経路19,20を備えることにより、モータ17の発熱によりモータケース16内(モータ室16a内)のオイルを加熱し、加熱したオイルを、吐出配管15,15Aを通じて、オイル供給先である車両のトランスアクスル等の各部に供給することができる。従って、電動オイルポンプ1,1Aによれば、オイル供給先の撹拌損失の増加を抑制することができる。
以上、本発明に係る電動オイルポンプについて、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、前記した電動オイルポンプ1,1Aでは、オイル経路19,20の直径を調整することにより、オイルの循環流量をごく少量とすることが好ましい。これにより、ポンプ損失の増加を抑制することができる。
また、前記した電動オイルポンプ1Aでは、吐出配管15Aの一部の断面積を変更することにより、吸入配管14を流れるオイルと吐出配管15Aを流れるオイルとの間で積極的に流速差を生じさせていたが、一定の断面積を有する吐出配管15を用いた場合であっても、例えば吸入配管14と吐出配管15とで常に流速差が発生するように設計することにより、時計回りまたは反時計回りにオイルの循環流を発生させることが可能である。
1,1A,101 電動オイルポンプ
11,111 ポンプケース
11a 油室
12 ギヤポンプ
121 回転軸
122 ギヤ部
13,113 ポンププレート
14 吸入配管
15,15A 吐出配管
151 拡径部
16 モータケース
16a モータ室
17 モータ
18 ドライバ室
19 オイル経路(第一のオイル経路)
20 オイル経路(第二のオイル経路)

Claims (1)

  1. ポンプケース内に配置されたギヤポンプと、モータケース内に配置され、前記ギヤポンプを回転駆動するモータと、前記ポンプケースの下部に設けられた吸入配管および吐出配管と、を備える電動オイルポンプにおいて、
    前記ポンプケース内のオイルを前記モータケース内に供給する第一のオイル経路と、
    前記モータケース内と前記吐出配管とを接続し、前記モータケース内のオイルを前記吐出配管に供給する第二のオイル経路と、
    を備え
    前記第二のオイル経路と、前記ギヤポンプと前記吐出配管とを接続するオイル経路とが、別々に設けられていることを特徴とする電動オイルポンプ。
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