JP7063031B2 - メッセージ提供装置、プログラム、及び表示制御方法 - Google Patents

メッセージ提供装置、プログラム、及び表示制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、メッセージ提供装置、プログラム、及び表示制御方法に関する。
特許文献1には、ユーザからの動作指示の結果を報告するメッセージを、そのメッセージの宛て先を明示して通知するメッセージ通知装置が記載されている。動作指示検出部は、メッセージから動作指示を検出するとともに、該メッセージを書き込んだメンバを指示者として特定し、報告メッセージ表示部は、該動作指示に従って動作した結果についてのメッセージを、該指示者を宛て先として明記した状態で家族伝言板に表視させる。
特開2014-164522号公報
チャットやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等の、ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービスでは、このメッセージサービス上で動作する、音声や文字を介した、人間との対話をシミュレーションする目的で設計された(擬人化)ソフトウェアロボットプログラム(以下、これを「チャットボット」という)が提案されている。チャットボットは、ユーザから入力されたメッセージから特定の単語や語句を検出し、それに合う予め用意された応答を出力するように動作する。チャットボットとしては、企業や店鋪などの、広告用または商業用に割り当てられたメッセンジャーサービスアカウントが運用するものもあり、ユーザは自然なメッセージのやり取りを通じてチャットボットと会話を楽しむことができる。また、2人のユーザ間でのメッセージのやり取りだけでなく、3人以上のユーザでグループを形成し、グループ内でのメッセージのやり取りもでき(グループチャット)、複数人で会話を楽しみながら、チャットボットに対して種々のサービスを実行させることができる。
ある1人のユーザがチャットボットとメッセージをやり取りする場合はともかく、複数のユーザとチャットボットがグループを形成してグループチャットを行う場合には、複数のユーザ間のメッセージのやり取りにチャットボットが自動応答し、ユーザの意に沿わずにサービスを提供してしまうのは好ましくない。
本発明は、複数のユーザ間のメッセージのやり取りにソフトウェアロボットプログラムが自動応答し、ユーザの意に沿わずにサービスを提供してしまう事態を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムの動作として、メッセージまたはスタンプを受け付けて特定サービスを実行する第1動作モードと、前記メッセージまたは前記スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない第2動作モードを少なくとも備え、前記ユーザからのメッセージまたはスタンプを受け付ける受け付け手段と、受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプが、第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプである場合に前記第1動作モードから第2動作モードに切り替え、前記第1の特定メッセージまたは前記第1の特定スタンプと異なる第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替える制御手段と、前記ユーザから受け付けたメッセージ、スタンプまたはプリントデータを記憶する記憶手段と、を備え、前記第2動作モードでは、前記ユーザからのメッセージ、スタンプまたはプリントデータを受け付けて前記記憶手段に記憶し、前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替わった後に、前記ソフトウェアロボットプログラムは、前記第2動作モードの間に受け付けて前記記憶手段に記憶されたメッセージ、スタンプまたはプリントデータに応じて前記特定サービスを実行するか否かを前記ユーザに通知するメッセージ提供装置である。
請求項に記載の発明は、前記第2動作モードでは、前記ユーザからのサービス要求メッセージまたはサービス要求スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない請求項1に記載のメッセージ提供装置である。
請求項に記載の発明は、前記第2動作モードでは、さらに、前記特定サービスを実行しない場合に前記第2動作モードである旨を前記ユーザに通知する請求項に記載のメッセージ提供装置である。
請求項に記載の発明は、前記第2動作モードでは、前記ユーザからのサービス要求メッセージまたはサービス要求スタンプを一定回数受け付けた場合に、第2動作モードであることを前記ユーザに通知する請求項1に記載のメッセージ提供装置である。
請求項に記載の発明は、前記第2動作モードでは、前記第1動作モードから前記第2動作モードへの移行タイミングが予め定めた時間よりも前である場合、または前記移行タイミングからのメッセージ数が予め定めた数を超えた場合に、第2動作モードであることを前記ユーザに通知する請求項1に記載のメッセージ提供装置である。
請求項に記載の発明は、前記ソフトウェアロボットプログラムは、メッセージまたはスタンプを受け付けて特定サービスを実行する第1ソフトウェアロボットプログラムと、前記メッセージまたは前記スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない第2ソフトウェアロボットプログラムを備え、前記第1動作モードでは前記第1ソフトウェアロボットプログラムが動作し、前記第2動作モードでは前記第2ソフトウェアロボットプログラムが動作する請求項1に記載のメッセージ提供装置である。
請求項に記載の発明は、受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプが、第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプである場合に前記第1ソフトウェアロボットプログラムは非動作となって第2ソフトウェアロボットプログラムが動作し、第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第1ソフトウェアロボットプログラムが動作する請求項に記載のメッセージ提供装置である。
請求項に記載の発明は、受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプに応じて前記特定サービスを実行した場合に前記第1ソフトウェアロボットプログラムは非動作となって第2ソフトウェアロボットプログラムが動作し、第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第1ソフトウェアロボットプログラムが動作する請求項に記載のメッセージ提供装置である。
請求項に記載の発明は、前記ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する際の、前記ユーザからの前記第1ソフトウェアロボットプログラムの招待操作に応じて、前記第2ソフトウェアロボットプログラムは前記第1ソフトウェアロボットプログラムとともに動作する請求項に記載のメッセージ提供装置である。
請求項10に記載の発明は、前記第1動作モードでは前記第1ソフトウェアロボットプログラムが動作して前記第2ソフトウェアロボットプログラムは非動作となり、前記第2動作モードでは前記第1ソフトウェアロボットプログラムが非動作となり前記第2ソフトウェアロボットプログラムは動作する請求項に記載のメッセージ提供装置である。
請求項11に記載の発明は、前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替わる場合に、前記第2ソフトウェアロボットプログラムは前記第1ソフトウェアロボットプログラムを動作させる請求項10に記載のメッセージ提供装置である。
請求項12に記載の発明は、前記特定サービスは、印刷サービスである請求項1~11のいずれかに記載のメッセージ提供装置である。
請求項13に記載の発明は、コンピュータを、ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムの動作として、メッセージまたはスタンプを受け付けて特定サービスを実行する第1動作モードと、前記メッセージまたは前記スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない第2動作モードを少なくとも備え、前記ユーザからのメッセージまたはスタンプを受け付ける受け付け手段と、受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプが、第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプである場合に前記第1動作モードから第2動作モードに切り替え、前記第1の特定メッセージまたは前記第1の特定スタンプと異なる第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替える制御手段であり、前記第2動作モードでは、前記ユーザからのメッセージ、スタンプまたはプリントデータを受け付けて記憶手段に記憶し、前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替わった後に、前記ソフトウェアロボットプログラムは、前記第2動作モードの間に受け付けて前記記憶手段に記憶されたメッセージ、スタンプまたはプリントデータに応じて前記特定サービスを実行するか否かを前記ユーザに通知する制御手段として動作させるためのプログラムである。
請求項14に記載の発明は、ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムの動作として、メッセージまたはスタンプを受け付けて特定サービスを実行する第1動作モードと、前記メッセージまたは前記スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない第2動作モードを少なくとも備え、前記ユーザからのメッセージまたはスタンプを受け付けるステップと、受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプが、第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプである場合に前記第1動作モードから第2動作モードに切り替えるとともに切り替わった旨を画面に表示させ、前記第1の特定メッセージまたは前記第1の特定スタンプと異なる第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替えるとともに切り替わった旨を画面に表示させるステップと、前記第2動作モードでは、前記ユーザからのメッセージ、スタンプまたはプリントデータを受け付けて記憶手段に記憶し、前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替わった後に、前記ソフトウェアロボットプログラムは、前記第2動作モードの間に受け付けて前記記憶手段に記憶されたメッセージ、スタンプまたはプリントデータに応じて前記特定サービスを実行するか否かを前記ユーザに通知するステップと、を備える表示制御方法である。
請求項1~14に記載の発明によれば、複数のユーザ間のメッセージのやり取りにソフトウェアロボットプログラムが自動応答し、ユーザの意に沿わずにサービスを提供してしまう事態が抑制される。また、第1動作モードに切り替わった後にそれ以前の第2動作モードの間に受け付けたメッセージ、スタンプ、プリントデータに応じて特定サービスが実行され得る。
請求項に記載の発明によれば、さらに、ユーザからのサービス要求メッセージまたはサービス要求スタンプを一定回数受け付けた場合に、第2動作モードであることがユーザに通知される。
請求項に記載の発明によれば、さらに、第1動作モードから第2動作モードへの移行タイミングが予め定めた時間よりも前である場合、または移行タイミングからのメッセージ数が予め定めた数を超えた場合に、第2動作モードであることがユーザに通知される。
請求項6~11に記載の発明によれば、さらに、第1ソフトウェアロボットプログラムと第2ソフトウェアロボットプログラムにより第1動作モードと第2動作モードが実現される。
請求項12に記載の発明によれば、さらに、複数のユーザ間のメッセージのやり取りにソフトウェアロボットプログラムが自動応答し、ユーザの意に沿わずにプリントサービスを提供してしまう事態が抑制される。
実施形態1のシステム構成図である。 実施形態1の機能ブロック図である。 実施形態1の構成ブロック図である。 実施形態1の設定情報登録説明図である。 設定情報テーブル説明図である。 実施形態1のユーザ端末画面説明図(その1)である。 実施形態1のユーザ端末画面説明図(その2)である。 実施形態1のモード切替説明図である。 実施形態1のユーザ端末画面説明図(その3)である。 実施形態1のユーザ端末画面説明図(その4)である。 実施形態1のユーザ端末画面説明図である。 実施形態1のシーケンス図である。 実施形態2のユーザ端末画面説明図である。 実施形態3のユーザ端末画面説明図である。 実施形態4のモード切替説明図である。 実施形態4のユーザ端末画面説明図(その1)である。 実施形態4のシーケンス説明図である。 実施形態4のユーザ端末画面説明図(その2)である。 実施形態5のユーザ端末画面説明図である。 変形例のシステム構成図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、チャットボットとして、ユーザからのメッセージに応じてプリントサービスを提供するチャットボットを例にとり説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態におけるメッセージサービスシステムの全体構成図を示す。メッセージサービスシステムは、ユーザ端末A(10A)~ユーザ端末C(10C)、チャットサービスサーバ14、ボットサーバA(16A)~ボットサーバB(16B)、及びプリンタA(18A)~プリンタB(18B)を備える。
ユーザ端末A(10A)~ユーザ端末C(10C)は、メッセージサービスのユーザが利用する端末であり、スマートフォンやタブレット端末、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報端末である。図では、ユーザ端末A(10A)、ユーザ端末B(10B)、ユーザ端末C(10C)の3台を示しているが、その数は任意である。ユーザは、ユーザ端末A(10A)~ユーザ端末C(10C)を操作してクラウド12上のチャットサービスサーバ14にアクセスし、他のユーザやチャットボットとメッセージをやり取りする。以下では、ユーザAがユーザ端末Aを操作し、ユーザBがユーザ端末Bを操作し、ユーザCがユーザ端末Cを操作するものとする。ユーザ端末A(10A)~ユーザ端末C(10C)とチャットサービスサーバ14は、有線あるいは無線の通信ネットワークでデータ送受信可能に接続される。通信ネットワークの一例はインターネット等の公衆回線であるが、専用回線でもよい。
チャットサービスサーバ14は、クラウド12上に配置されたクラウドサーバであり、チャットサービスを提供するサーバである。チャットサービスサーバ14は、1又は複数のサーバコンピュータで構成される。チャットサービスサーバ14は、ユーザ端末A~ユーザ端末Cに対するメッセージの送受信処理、及びメッセージ送受信の表示画面表示等、メッセージのやり取りに関する処理全般を実行する。チャットサービスサーバ14は、2人のユーザ間のメッセージのやり取りを処理する他に、3人以上のユーザでグループを形成し、グループ内でのメッセージのやり取りを処理することができる(グループチャット)。さらに、チャットサービスサーバ14は、ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)と協働し、ボットサーバ16A,16Bにより提供されるチャットボットに対するメッセージのやり取りを処理する。ユーザとチャットボットとのメッセージのやり取りには、1人のユーザとチャットボットとのメッセージのやり取り、及び複数のユーザとチャットボットとのメッセージのやり取りが含まれる。
ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、本実施形態におけるメッセージ提供装置として機能する。ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、ユーザとの間でメッセージをやり取りするチャットボットのソフトウェアロボットプログラムがインストールされ、当該プログラムを実行する。これらのボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、企業や店鋪などの、広告用または商業用に割り当てられたメッセンジャーサービスアカウントがそれぞれ運用するものであってもよい。ボットサーバA(16A)及びボットサーバB(16B)は、チャットサービスサーバ14と特定API(Application Programming Interface:アプリケーションプログラミングインタフェース)を介して協働し、ユーザとのメッセージをやり取りし、ユーザからのメッセージに自動応答してメッセージを返信する。特定APIは、チャットサービスサーバ14を利用するためのAPIである。APIの形式は任意であるが、例えばJSON(Javascript Object Notation:ジャバスクリプト オブジェクト ノーテイション)形式のAPIとし、規定のフォーマットのJSONデータをチャットサービスサーバ14の特定URLに対してPOSTやGETで送信し、結果がJSON形式のデータとして返ってくる。
ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、ユーザからのメッセージに動作指示が含まれている場合に、当該動作指示に応じて特定のサービス内容を実行する。本実施形態において、ボットサーバA(16A)は、ユーザからのメッセージにプリント指示が含まれている場合に、このプリント指示に応じてプリンタA(18A)あるいはプリンタB(18B)を動作させてプリント処理する「プリントボット」として機能する。他方、ボットサーバ16Bは、ユーザからの動作指示に応じて任意のサービスを提供し得る。図では、ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(18B)の2台を示しているが、その数は任意である。また、1台のボットサーバで複数のチャットボットを構成してもよく、複数台のボットサーバで1つのチャットボットを構成してもよい。
チャットボット(あるいはプリンタボット)としてのボットサーバAは、予めユーザ毎に登録された、ソフトウェアロボットプログラムの動作に関する設定情報に従ってプリンタAあるいはプリンタBを駆動してプリント処理を実行する。これらの設定情報は、プリンタAあるいはプリンタBを動作させるための動作条件ということもできる。ユーザAはユーザ端末Aを操作してプリンタAを動作させるための設定情報を入力して登録し、ユーザBはユーザ端末Bを操作してプリンタBを動作させるための設定情報を入力して登録する。
プリンタA(18A)、プリンタB(18B)は、ボットサーバAからの指令により画像のプリント処理を実行する。
図2は、ボットサーバA(16A)の機能ブロック図である。ボットサーバAは、機能ブロックとして、通信部160、メッセージ受付部161、内容解析部162、動作制御部163、応答メッセージ作成部164、ユーザ情報記憶部165、設定情報記憶部166、メッセージ記憶部167、及びAPIゲートウェイ168を備える。
通信部160は、チャットサービスサーバ14及びプリンタA、Bと通信する。通信部160は、APIゲートウェイ168を介してチャットサービスサーバ14と通信し、メッセージを交換する。通信部160は、APIゲートウェイ168を介してチャットサービスサーバ14から受信したメッセージ、すなわちユーザ端末A~ユーザ端末Cからのメッセージをメッセージ受付部161に出力する。また、通信部160は、応答メッセージ作成部164で作成された応答メッセージをAPIゲートウェイ168を介してチャットサービスサーバ14に送信(つまりユーザ端末A~ユーザ端末Cに送信)する。さらに、通信部160は、動作制御部163からの指令に従い、プリンタA,プリンタBにプリント指令を出力してプリンタA,Bを駆動する。
メッセージ受付部161は、受付手段として機能し、通信部160からのメッセージを受け付け、内容解析部162に出力する。メッセージには、設定情報の登録に関するメッセージが含まれる。メッセージ受付部161は、受け付けたメッセージをメッセージ記憶部167に順次記憶する。
内容解析部162は、受け付けたメッセージの内容を解析して動作制御部163に出力する。具体的には、受け付けたメッセージに含まれるユーザ識別子(ユーザID)を認識するとともに、メッセージに含まれるテキスト部分を抽出してその構文解析を実行する。構文解析の方法は任意であり、例えば、入力メッセージを形態素単位に分解した後、名詞や形容詞、動詞、疑問代名詞をキーワードとして抽出する。内容解析部162は、メッセージのテキスト部分に動作指示が含まれている場合に、その動作指示の内容を解析して動作制御部163に出力する。本実施形態における動作指示には、プリンタA、Bに対するプリント指示や、プリンタA,Bの設定情報についての指示が含まれる。
動作制御部163は、制御手段として機能し、内容解析部162で得られた解析結果に基づき、プリンタA,Bの動作に関する設定情報を設定情報記憶部166に登録する。また、動作制御部163は、ユーザからのメッセージに応答してプリンタA,Bにプリント指令を出力する。このとき、動作制御部163は、ユーザからの特定のメッセージ等に応じて動作モードを切り替える。動作モードは、第1モードと第2モードを備え、第1モードではユーザからのメッセージに自動応答してプリントサービスを実行するが、第2モードではプリントサービスを実行しない。
応答メッセージ作成部164は、内容解析部162における解析結果に応じて応答メッセージを作成し、通信部160を介してチャットサービスサーバ14に送信する。
ユーザ情報記憶部165は、チャットサービスサーバ14を利用するユーザの情報、特に、ボットサーバAで実現されるチャットボットを利用するユーザの情報をユーザ情報テーブルとして記憶する。チャットボットは、チャットサービスサーバ14で実現されるチャットサービス上で特定のアカウントが割り当てられており、このアカウントを指定してユーザが特定操作を行って利用可能あるいは利用権限を有する状態とする(以下、これを「友達登録」という)ことでチャットボットの利用が確定される。ユーザ情報は、例えばユーザIDである。各ユーザの権限についての情報を記憶してもよい。
設定情報記憶部166は、ボットサーバAで実現されるチャットボットを利用するユーザ毎の設定情報をテーブルとして記憶する。設定情報の項目は、例えば使用するプリンタの識別情報、カラーモード、用紙サイズ、部数等であるがこれに限定されない。後に説明するように、設定情報は、ボットサーバAが提供するサービスの内容に応じて決定され得る。プリントサービスの場合には、プリントに関する情報であり、検索サービスの場合には、検索条件に関する情報である。設定情報は、サービスの内容を規定する情報であり、複数の項目を含み得る。
メッセージ記憶部167は、メッセージ受付部161で受け付けたユーザからのメッセージを履歴として記憶する。
図3は、ボットサーバAの構成ブロック図を示す。ボットサーバAは、1又は複数のサーバコンピュータから構成され、1又は複数のCPU16b、ROM16c、RAM16d、通信インタフェース(I/F)16e、入出力I/F16f、及び記憶装置16gを備える。
1又は複数のCPU16bは、ROM16cあるいは記憶装置16gに記憶されたボットアプリを読み出し、RAM16dをワーキングメモリとして用いることでチャットボットの機能を実現する。すなわち、ユーザからのメッセージに自動応答し、ユーザからのメッセージに動作指示が含まれている場合に当該動作指示に応じてプリンタA,Bを駆動する。CPU16bは、ボットアプリを実行することで、図2におけるメッセージ受付部161、内容解析部162、動作制御部163、応答メッセージ作成部164、及びAPIゲートウェイ168を実現する。
通信I/F16eは、チャットサービスサーバ14とのメッセージのやり取りを行うとともに、プリンタA,Bに対してプリント指令を出力する。
入出力I/F16fは、キーボードマウス等の入力装置、表示装置等の出力装置とデータを送受信する。
記憶装置16gは、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)やSSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)等の不揮発性メモリで構成され、ボットアプリを記憶する他に、ユーザ情報テーブル、設定情報テーブル、及びメッセージ管理テーブルを記憶する。記憶装置16gは、図2におけるユーザ情報記憶部165,設定情報記憶部166,及びメッセージ記憶部167を実現する。
なお、本実施形態では、チャットボットを実現するためのソフトウェアロボットプログラムをCPUにより実行しているが、チャットボットの一部をプログラムの実行による処理ではなく、ハードウェア処理により実現してもよい。ハードウェア処理は、例えばASICやFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの回路を用いて行ってもよい。
次に、ユーザA及びユーザBを例にとり、設定情報の登録について説明する。
図4は、ユーザA及びユーザBによる設定登録処理を模式的に示す。
ユーザA及びユーザBは、チャットサービス上で特定のアカウントが割り当てられたチャットボットに対して友達登録を行うと、ボットサーバA(16A)は、ユーザA及びユーザBにそれぞれユーザ識別子(ユーザID)を割り当てるとともに、プリンタA及びプリンタBについても一意に特定するためのプリンタ識別子(プリンタID)を割り当てる。ユーザIDは、ユーザA及びユーザBのチャットサービス上のアカウントをそのまま援用してもよい。
次に、ユーザAは、チャットサービスサーバ14を経由してボットサーバA(16A)に対してメッセージを送信し、プリンタAまたはプリンタBを特定した上で、設定情報を登録させる。例えば、ユーザAは、プリンタAを特定した上で、設定情報として
カラーモード:カラー
用紙サイズ:A4
部数:1部
を指定するメッセージを送信する。ボットサーバAは、これらのメッセージを受信すると、そのメッセージ内容を解析し、設定情報として解釈するとユーザAとプリンタAとを対応付けた上で上記の設定情報を設定情報テーブルに記録する。
ユーザBについても同様であり、チャットサービスサーバ14を経由してボットサーバA(16A)に対してメッセージを送信し、プリンタAまたはプリンタBを特定した上で、設定情報を登録させる。例えば、ユーザBは、プリンタBを特定した上で、設定情報として
カラーモード:白黒
用紙サイズ:レター(letter)
部数:2部
を指定するメッセージを送信する。ボットサーバAは、これらのメッセージを受信すると、そのメッセージ内容を解析し、設定情報として解釈するとユーザBとプリンタBとを対応付けた上で上記の設定情報を設定情報テーブルに記録する。
図5は、設定情報記憶部166に記憶される設定情報テーブルの一例を示す。ユーザ毎に、プリンタ、色(カラーモード)、サイズ(用紙サイズ)、コピー数(部数)が対応付けて記録される。より詳しくは、ユーザの識別情報毎に、プリンタの識別情報、色(カラーモード)、サイズ(用紙サイズ)、コピー数(部数)が対応付けて記録される。
このように、ユーザAあるいはユーザBは、チャットボットを友達登録することでプリンタ及び設定情報を登録させ、チャットボットに「プリント」等のメッセージを送信することで所望のプリンタ及び所望の印刷条件でプリントサービスを実行させることができる。
他方で、ユーザAとユーザBが同一グループを形成してグループチャットを行っている場合において、ユーザAが友達登録しているチャットボットをそのグループチャットに参加させるときがある。ユーザA及びユーザBは、チャットを楽しみながら適宜、チャットボットにプリント指示を行い、プリントサービスを実行させることができるが、ユーザAとユーザBとの間のチャットにチャットボットが自動応答し、ユーザAまたはユーザBの意に沿わずにプリントサービスを実行してしまう場合がある。
そこで、本実施形態では、チャットボットの動作モードとして第1モードと第2モードを用意し、第1モードはプリントサービスを実行するモード、第2モードはプリントサービスを実行しないモードとし、これら2つのモードを動的に切り替えることでユーザAまたはユーザBの意に沿わない不要なプリントサービスの実行を抑制する。
図6は、ユーザAのみがチャットボットとメッセージをやり取りする場合のユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。ユーザ端末Aの画面には、チャットサービスサーバ14によりユーザAを示す表象図形(アイコン)100、及びチャットボットを示すアイコン104が表示される。そして、ユーザA、及びチャットボットのメッセージ200が上から下に時系列で表示される。
ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、
「プリント」
とのメッセージをチャットボットに送信する。また、このメッセージとともにプリントすべき画像データを添付する。メッセージに代えて、単に画像データのみを送信してもよい。
このメッセージを受信したチャットボットは、メッセージの内容を解析してプリント指示と解釈し、
「プリントします」
とのメッセージを作成して自動応答し、ユーザAの設定情報に従ってプリンタAまたはプリンタBを駆動してプリントサービスを実行する。プリントが完了すると、
「プリント完了しました」
とのメッセージを作成して自動応答する。
このように、ユーザAのみがチャットボットとメッセージをやり取りする場合には、ユーザAの意に沿わずにチャットボットが不要に自動応答してプリントサービスを実行することはあまりないと考えられる。
図7は、ユーザA、ユーザB及びチャットボットがグループチャットでメッセージをやり取りする場合のユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。ユーザAを示すアイコン100、チャットボットを示すアイコン104に加え、ユーザBを示すアイコン102が表示される。そして、ユーザA、ユーザB及びチャットボットのメッセージ200が上から下に時系列で表示される。
ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、
「あの写真いいね」
とのメッセージを送信する。このメッセージは、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。そして、このメッセージを視認したユーザBが、ユーザ端末Bを操作して、
「見たよ、確かにいいね」
とのメッセージを送信する。このメッセージも、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。そして、このメッセージを視認したユーザAが、
「そういえば、あのときの写真もプリントしようか」
等とメッセージを送信する。このメッセージも、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信されるため、チャットボットがこのメッセージに含まれる「プリント」とのキーワードを抽出し、
「プリントしますか?」
とのメッセージを作成して自動応答し得る。ユーザAとしては、ユーザBに対するメッセージであり、かつ、プリントする意思がないにもかかわらず、チャットボットが自動応答してプリントサービスを実行しようとするのは好ましくない。
さらに、ユーザから送付された画像に自動応答してプリントサービスを実行してしまうチャットボットもあり得、ユーザの意に沿わずに当該プリントサービスを実行して課金処理が生じてしまうのも好ましくない。
このような場合、ユーザAまたはユーザBは、特定のメッセージを送信することでチャットボットの動作を一時的に制限することで、不要なプリントサービスを実行しないようにする。
図8は、チャットボットの動作モードの切替を模式的に示す。チャットボットは、動作モードとして第1モードと第2モードを有する。第1モードは、ユーザのメッセージを受信し、これに応答してプリントサービスを実行するモードである。第2モードは、ユーザのメッセージは受信するものの、これに応答してプリントサービスを実行しないモードである。
チャットボットは、グループチャットに参加した時点では、第1モードとして動作する。そして、ユーザからの特定メッセージを受信すると、特定メッセージに応じて動作モードが第1モードから第2モードに切り替わる。第2モードに切り替わると、ユーザのメッセージは受信するものの、これに応答してプリントサービスは実行しないので、ユーザの意に沿わないプリントサービスの実行が抑制される。
また、チャットボットは、第2モードとして動作している間に、ユーザからの別の特定メッセージを受信すると、この特定メッセージに応じて動作モードが第2モードから再び第1モードに切り替わる。第1モードに切り替わると、ユーザのメッセージを受信し、これに応答してプリントサービスを再び実行する。チャットボットは、第1の特定メッセージにより第1モードから第2モードに切り替わり、第2の特定メッセージにより第2モードから再び第1モードに切り替わるといえる。
なお、特定メッセージではなく、ユーザからの特定スタンプ(あるいは特定マーク)の受信に応じて第1モードと第2モードを切り替えてもよい。グループチャットにおいて、特定のメッセージ内容を示すスタンプは公知である。ここで、チャットボットの第1モードと第2モードの切替は、チャットボットに対する任意の指示により行われ得る。チャットボットに対する指示には、チャットボットを選択した状態での指示と、チャットボットを選択しない状態での指示が含まれ得る。チャットボットを選択した状態での指示は、例えばチャットボットを選択した上でモードを切り替える、あるいは特定のチャットボットをグループチャットに招待することで行い得る。チャットボットを選択しない状態での指示は、グループチャットにおける発話や特定スタンプ(あるいは特定マーク)の送付が含まれ得る。チャットボットを選択しない状態での指示は、チャットボットを指定しない操作による当該チャットボットのモード切替といい得る。
図9は、チャットボットの動作モードが第1モードから第2モードに切り替わった場合の、ユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。
ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、
「あの写真いいね」
とのメッセージを送信する。このメッセージは、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。そして、このメッセージを視認したユーザBが、ユーザ端末Bを操作して、
「見たよ、確かにいいね」
とのメッセージを送信する。このメッセージも、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。そして、このメッセージを視認したユーザAが、
「そういえば、あのときの写真もプリントしようか」
等とメッセージを送信する。このメッセージも、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。チャットボットもこのメッセージを受信するが、第2モードで動作しているため、このメッセージに含まれる「プリント」とのキーワードを抽出し、
「プリントしますか?」
とのメッセージを作成して自動応答することはない。
図9では、第2モードで動作しているチャットボットのアイコン104が、非活動状態であることを示すアイコン105とともに表示されており、第2モードで動作していることを示す。なお、チャットボットはユーザAのメッセージに自動応答しないため、アイコン104,105は表示しなくてもよい。
他方、ユーザAからのメッセージを視認したユーザBは、
「そうだね、プリントしよう」
等とメッセージを送信し得る。チャットボットが不要に自動応答しないため、ユーザAとユーザBの間のメッセージが円滑に継続され得る。
図10は、チャットボットの動作モードが第1モードから第2モードへ、さらに第1モードへと順次切り替わる場合の、ユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。
ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、
「あの写真いいね」
とのメッセージを送信する。このメッセージは、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。そして、このメッセージを視認したユーザBが、ユーザ端末Bを操作して、
「見たよ、確かにいいね」
とのメッセージを送信する。このメッセージも、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。そして、このメッセージを視認したユーザAが、
「そういえば、あのときの写真もプリントしようか」
等とメッセージを送信する。このメッセージも、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。チャットボットもこのメッセージを受信し、第1モードで動作しているため、このメッセージに含まれる「プリント」とのキーワードを抽出し、
「プリントしますか?」
とのメッセージを作成して自動応答する。
このメッセージを視認したユーザAは、不要にチャットボットが応答したものと判断して、
「静かにして」
との特定メッセージ202を送信する。なお、チャットボットを指定して、
「@チャットボット 静かにして」
とのメッセージを送信してもよい、ここで、「@チャットボット」は、グループチャットにおいてチャットボットに向けたメッセージ(メンション)であることを示す。これにより、メッセージを受信するチャットボットを限定することができ、1つのグループチャットに複数のチャットボットが存在する場合において、特定チャットボットのモードのみを切り替えることができる。
この特定メッセージ202を受信したチャットボットは、メッセージ内容を解析し、特定メッセージに一致すると判定すると、第1モードから第2モードに切り替わる。そして、
「静かモードに切り替わります」
とのメッセージを作成して自動応答する。ここで、「静かモード」は、第2モードを意味する。また、第1モードから第2モードに切り替わったことに応じて、チャットボットのアイコン104に特定アイコン105を付加する。ユーザA及びユーザBは、チャットボットからのメッセージ及びアイコンの変化を視認することで、チャットボットの動作モードが第1モードから第2モードに切り替わったことを認識し得る。
次に、ユーザBは、ユーザ端末Bを操作して、
「あの原稿をプリントしようよ」
とのメッセージを送信する。このメッセージを視認したユーザAは、
「了解」
等とメッセージを送信する。このとき、ユーザBからのメッセージには「プリント」なるキーワードが含まれているが、チャットボットは第2モードで動作しているため、ユーザBのメッセージは受信するものの、これに応答することはない。
ユーザAは、チャットボットを再び第1モードに復帰させるために、
「活動して」
との特定メッセージ204を送信する。
この特定メッセージ204を受信したチャットボットは、メッセージ内容を解析し、特定メッセージに一致すると判定すると、第2モードから第1モードに切り替わる。そして、
「活動モードに切り替わります」
とのメッセージを作成して自動応答する。ここで、「活動モード」は、第1モードを意味する。また、第2モードから第1モードに切り替わったことに応じて、チャットボットのアイコン104に付加されていた特定アイコン105が消える。ユーザA及びユーザBは、チャットボットからのメッセージ及びアイコンの変化を視認することで、チャットボットの動作モードが第2モードから第1モードに切り替わったことを認識し得る。
その後、ユーザAが
「プリント」
とのメッセージを送信すると、チャットボットは、第1モードで動作しているから
「プリントします」
とのメッセージを作成して自動応答し、プリントサービスを実行する。
このように、ユーザは、
「静かにして」
との第1の特定メッセージ202でチャットボットを第1モードから第2モードに切り替え、
「活動して」
との第2の特定メッセージ204でチャットボットを第2モードから第1モードに切り替えることができる。すなわち、ユーザの自然な会話(チャット)によりチャットボットの動作モードが制御され得る。
図10では、ユーザからの特定メッセージによりチャットボットの動作モードを切り替えているが、ユーザからの特定スタンプによりチャットボットの動作モードを切り替えてもよい。
図11は、この場合のユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。
ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、
「あの写真いいね」
とのメッセージを送信する。このメッセージは、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。そして、このメッセージを視認したユーザBが、ユーザ端末Bを操作して、
「見たよ、確かにいいね」
とのメッセージを送信する。このメッセージも、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。そして、このメッセージを視認したユーザAが、
「そういえば、あのときの写真もプリントしようか」
等とメッセージを送信する。このメッセージも、グループチャットに参加している全てのユーザ(チャットボットを含む)に送信される。チャットボットもこのメッセージを受信し、第1モードで動作しているため、このメッセージに含まれる「プリント」とのキーワードを抽出し、
「プリントしますか?」
とのメッセージを作成して自動応答する。
このメッセージを視認したユーザAは、不要にチャットボットが応答したものと判断して、
「プリント中止して!」
との特定スタンプ300を送信する。なお、特定スタンプ300としては、「静かモードになって!」等の、モード切替を明確にする内容であってもよい。
この特定スタンプ300を受信したチャットボットは、スタンプ内容を解析し、特定スタンプに一致すると判定すると、第1モードから第2モードに切り替わる。そして、
「静かモードに切り替わります」
とのメッセージを作成して自動応答する。また、第1モードから第2モードに切り替わったことに応じて、チャットボットのアイコン104に特定アイコン105を付加する。ユーザA及びユーザBは、チャットボットからのメッセージ及びアイコンの変化を視認することで、チャットボットの動作モードが第1モードから第2モードに切り替わったことを認識し得る。
次に、ユーザBは、ユーザ端末Bを操作して、
「あの原稿をプリントしようよ」
とのメッセージを送信する。このメッセージを視認したユーザAは、
「了解」
等とメッセージを送信する。このとき、ユーザBからのメッセージには「プリント」なるキーワードが含まれているが、チャットボットは第2モードで動作しているため、ユーザBのメッセージは受信するものの、これに応答することはない。
ユーザAは、チャットボットを再び第1モードに復帰させるために、
「プリントおねがい!」
との特定スタンプ302を送信する。
この特定スタンプ302を受信したチャットボットは、スタンプ内容を解析し、特定スタンプに一致すると判定すると、第2モードから第1モードに切り替わる。そして、
「活動モードに切り替わります」
とのメッセージを作成して自動応答する。また、第2モードから第1モードに切り替わったことに応じて、チャットボットのアイコン104に付加されていた特定アイコン105が消える。ユーザA及びユーザBは、チャットボットからのメッセージ及びアイコンの変化を視認することで、チャットボットの動作モードが第2モードから第1モードに切り替わったことを認識し得る。
その後、ユーザAが
「プリント」
とのメッセージを送信すると、チャットボットは、第1モードで動作しているから
「プリントします」
とのメッセージを作成して自動応答し、プリントサービスを実行する。
図12は、本実施形態のシーケンス図を示す。
ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して特定操作(チャットボットのアカウントを指定して「友達登録」のボタンを操作)を行い、チャットボットを友達登録する。チャットボットは、ユーザAのユーザIDをユーザ情報テーブルに登録する。同様に、ユーザBは、ユーザ端末Bを操作してチャットボットを友達登録する。チャットボットは、ユーザBのユーザIDをユーザ情報テーブルに登録する。
次に、ユーザAとユーザBが形成しているグループチャット内に、ユーザAがチャットボットを招待する。
チャットボットは、この招待に応じて当該グループチャットに参加するとともに、その動作モードを第1モードとする。なお、第1モードは、チャットボットのデフォルトモードとし得る。なお、チャットボットは、グループチャットに参加した旨のメッセージを送信してもよい。
次に、ユーザBが、チャットボットが参加したことを確認した上で、
「プリントして」
等のプリントを指示するメッセージを送信する。
このメッセージを受信したチャットボットは、このプリント指示に応答してプリントサービスを実行する。プリントサービスが完了すると、
「プリントしました」
等のプリントを完了した旨のメッセージを送信する。
次に、ユーザAが、チャットボットが不要に応答していると判断した場合に、
「静かにして」
等の第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプを送信する。
第1の特定メッセージ/第1の特定スタンプを受信したチャットボットは、第1モードから第2モードに移行する。そして、
「静かモードに切り替わります」
等のメッセージを送信して第2モードへの移行をユーザA及びユーザBに知らせる。
その後、ユーザBが
「プリントして」
等のプリントを指示するメッセージを送信しても、チャットボットは第2モードに移行しているためプリントサービスを実行しない。
その後、ユーザBが、
「活動して」
等の第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプを送信する。
第2の特定メッセージ/第2の特定スタンプを受信したチャットボットは、第2モードから第1モードに移行する。そして、
「活動モードに切り替わります」
等のメッセージを送信して第1モードへの移行をユーザA及びユーザBに知らせる。
チャットボットは、第2モードで動作している間は、ユーザからのメッセージやスタンプを受信してメッセージ記憶部167に順次記憶するとともに、そのメッセージ内容やスタンプ内容を内容解析部162で解析して動作制御部163に出力するが、動作制御部163では、現在のモードが第1モードであるか第2モードであるかを判定し、第1モードである場合には解析内容に応じてプリンタAまたはプリンタBを駆動し、第2モードである場合には解析内容を無視するといえる。
<実施形態2>
チャットボットは、第2モードで動作している間も、ユーザからのメッセージを受信してメッセージ記憶部167に順次記憶しているので、第2モードから第1モードに切り替わった場合に、第2モードで動作している間にユーザから受信したメッセージを遡って実行し得る。
図13は、本実施形態におけるユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。
ユーザAは、任意のタイミングで
「プリント中止して!」
との特定スタンプを送信する。
この特定スタンプを受信したチャットボットは、第1モードから第2モードに切り替わり、
「静かモードに切り替わります」
とのメッセージを作成して送信する。そのアイコン104にも、特定アイコン105が付加されて第2モードに移行したことを示す。
この状態で、ユーザAが
「この写真をプリントして」
及び
「この写真もプリントして」
のメッセージを順次送信する。これらのメッセージには、それぞれ画像データとして写真1及び写真2が添付されている。
チャットボットは、第1モードから第2モードに切り替わっているので、これらのプリントを指示するメッセージに応答してプリントサービスを実行することはなく、単にこれらのメッセージを画像データとともにメッセージ記憶部167に順次記憶する。
次に、ユーザAが
「プリントおねがい!」
との特定スタンプを送信する。
この特定スタンプを受信したチャットボットは、第2モードから第1モードに切り替わり、
「活動モードに切り替わります」
とのメッセージを作成して送信する。そのアイコン104からは特定アイコン105が消えて第1モードに移行したことを示す。
この状態で、ユーザAが
「プリント」
等とメッセージを送信すると、チャットボットは、第1モードに切り替わっているため、このメッセージに応答して
「プリントします」
とのメッセージを作成して応答し、プリントサービスを実行する。
さらに、チャットボットは、メッセージ記憶部167に記憶されている、現在の第1モードに切り替わる前の第2モードの間に受信したメッセージを参照して、プリントを指示するメッセージ及び画像データが存在するか否かを判定する。第2モードの間に受信したプリントを指示するメッセージ及び画像データが存在する場合、これらのメッセージ及び画像データを抽出して
「先の写真1、写真2もプリントしますか?」
とのメッセージを作成して応答する。
このメッセージを視認したユーザAは
「写真1をプリントして」
等とメッセージを送信すると、チャットボットは、このメッセージに対して
「先の写真1をプリントします」
とのメッセージを作成して応答し、写真1を抽出してプリントサービスを実行する。なお、本実施形態では、第2モードの間に受信したメッセージ及び画像データを抽出しているが、プリントデータとしての画像データのみを受信している場合には、第1モードに移行した後にこれらの画像データを抽出してプリントサービスを実行してもよい。
<実施形態3>
実施形態1,2では、チャットボットが第1モードから第2モードに切り替わった場合に、
「静かモードに切り替わります」
等のメッセージを送信し、特定のアイコン105を表示して第2モードに切り替わったことをユーザに知らせているが、このようなメッセージを送信し、又はアイコン105を表示しない場合、あるいは送信/表示した場合であってもその後にユーザが忘れる場合もあり得ることから、チャットボットは、適当なタイミングにおいて第2モードで動作している旨を知らせてもよい。
図14は、本実施形態におけるユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。ユーザAは、任意のタイミングで
「プリント中止して!」
との特定スタンプを送信し、この特定スタンプを受信したチャットボットは、第1モードから第2モードに切り替わっているものとする。図では、第2モードに切り替わったことを示すアイコン105が表示されているが、アイコン105は表示しなくてもよい。
この状態で、ユーザAが
「この写真をプリントして」
とのメッセージを送信し、チャットボットから何らの応答もないことから、再度
「この写真をプリントして」
とのメッセージを送信する。
チャットボットは、第2モードに切り替わっているためプリントサービスを実行しないが、第2モードで動作している間にユーザからのプリントを指示するメッセージが一定回数に達した場合(例えば2回)、ユーザが第2モードに切り替わっていることを認識していないものとみなして、
「静かモードです」
とのメッセージを作成して応答する。さらに、
「活動モードに切り替えますか?」
とのメッセージを作成して応答する。
このメッセージを視認したユーザAは
「切り替えて」
等のメッセージを送信する。
このメッセージを受信したチャットボットは、その内容を解析し、特定メッセージ(第2の特定メッセージ)に一致すると判定して第2モードから第1モードに切り替わる。そして、
「活動モードに切り替わります」
とのメッセージを作成して応答する。
この後は、ユーザAからのプリントを指示するメッセージに応じてプリントサービスを実行する。このとき、第2モードで動作している間のメッセージ及び画像データをメッセージ記憶部167から読み出して実行してもよい。図14では、第2モードで動作している間のプリント指示を実行すべく
「先の写真をプリントします」
とのメッセージを作成し、遡って画像データのプリントサービスを実行していることを示す。
本実施形態では、一定回数として例えば2回を例示したが、3回以上でもよく、あるいは一定回数を1回としてもよい。この場合、ユーザからのプリント指示毎に静かモードである旨のメッセージを送信することになる。さらに、チャットボットが第2モードに切り替わった後に一定時間だけ経過すると、ユーザがそのことを忘れている場合があり、一定時間が経過していなくても、第2モードに切り替わった後にユーザからのメッセージが一定数を超えると画面上に表示されたメッセージから第2モードに切り替わった旨のメッセージが消え、再スクロールしないと見えないような場合もあり得るので、このような場合にはユーザからのプリントを指示するメッセージが1回でも
「静かモードです」
とのメッセージを作成して応答してもよい。
<実施形態4>
実施形態1~3では、チャットボットが、プリントサービスを実行する第1モードと、プリントサービスを実行しない第2モードの間で切り替わっているが、これに代えて、チャットボットとして、プリントサービスを実行する第1チャットボットと、プリントサービスを実行しない第2チャットボットを用意し、ユーザからの特定メッセージ/特定スタンプに応じて第1チャットボットと第2チャットボットを切り替えてもよい。プリントサービスを実行しない第2チャットボットは、ユーザからのメッセージを受信してメッセージ記憶部167に順次記憶するとともにメッセージ内容を解析するチャットボットとして機能し、必要な場合に第1チャットボットをグループチャットに招待して参加させる機能を有する。第1チャットボット及び第2チャットボットとも、ボットサーバAで実現される。第1チャットボット及び第2チャットボットは、互いに異なるプログラムモジュールである。
図15は、本実施形態におけるチャットボットの動作を模式的に示す。図8に示す第1モードとして第1チャットボット及び第2チャットボットが存在し、第2モードとして第2チャットボットが存在する。第1チャットボットと第2チャットボットが存在する場合、第2チャットボットは動作せず、第1チャットボットのみが動作してユーザからのメッセージを受信し、プリントを指示するメッセージに応じてプリントサービスを実行する。他方で、第2チャットボットのみが存在する場合、第2チャットボットはユーザからのメッセージは受信するもののプリントサービスは実行せず、ユーザからの特定メッセージ/特定スタンプに応じて第1チャットボットをグループチャットに招待する。第1モードでは第1チャットボットが動作して第2チャットボットは動作せず、第2モードでは第1チャットボットが動作せず第2チャットボットが動作するといえる。
第1チャットボットのみをグループチャットに参加させ、あるいは退出させる構成では、第1チャットボットを一度退出させた後に再び同じグループチャットに参加させる際には、第1チャットボットのアカウントを指定した上で第1チャットボットをグループチャットに招待する操作を行う必要があるところ、第1チャットボットに加えて第2チャットボットを用意し、第2チャットボットが第1チャットボットを自動的に招待する構成とすることで、ユーザの手間が省かれる。
また、第1チャットボットと第2チャットボットが並存している場合にプリントサービスが実行されるため、第1モードから第2モードへの切り替えは第1チャットボットのグループチャットからの退出により実現され、第2モードから第1モードへの切替は第1チャットボットのグループチャットへの参加により実現される。
なお、第2チャットボットは、ユーザからのメッセージを監視し、特定メッセージ/特定スタンプが送信された場合に第1チャットボットを招待する機能を有することから、「監視チャットボット」と表現し得る。
図16は、本実施形態におけるユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。デフォルト状態では、第1チャットボット及び第2チャットボットがともにグループチャットに参加しているものとする。例えば、ユーザが第1チャットボットを招待すると、第1チャットボットとともに第2チャットボットも自動的に招待されて参加するものとする。
ユーザAが
「プリント」
とのメッセージを送信する。
このメッセージを受信した第1チャットボットは、このメッセージに応じて
「プリントします」
とのメッセージを作成して応答し、プリントサービスを実行する。プリントが完了すると、
「プリントが完了しました」
とのメッセージを作成して応答する。第1チャットボットは、プリントサービスを実行すると、グループチャットから退出し、
「第1チャットボット退出しました」
とのメッセージを作成して送信する。なお、第1チャットボットは、プリントサービスを実行した後に自動的に退出するのではなく、実施形態1~3と同様に、特定メッセージ/特定スタンプを受信したことに応じて退出してもよい。
第1チャットボットが退出すると第2チャットボットのみとなり、第1モードから第2モードに切り替わる。第2チャットボットはプリントサービスを実行しないので、ユーザからのプリントを指示するメッセージ/スタンプを受信してもプリントサービスは実行されない。
次に、任意のタイミングでユーザAが
「プリントおねがい!」
のスタンプを送信する。
このスタンプを受信した第2チャットボットは、スタンプの内容を解析して特定スタンプに一致すると判定し、第1チャットボットを自動的に、つまりユーザからの招待のメッセージなしにグループチャットに招待する。なお、第2チャットボットは、第1チャットボットを招待するために必要な情報(第1チャットボットのアカウント)を記憶している。
第1チャットボットがグループチャットに参加すると、
「第1チャットボット参加しました」
とのメッセージを送信し、第2モードから第1モードに切り替わったことをユーザに知らせる。
図17は、本実施形態のシーケンス図である。
ユーザA及びユーザBは、それぞれチャットボットを友達登録する。なお、第1チャットボットを友達登録すると、これに伴い自動的に第2チャットボットも友達登録される。
次に、ユーザAは第1チャットボットをグループチャットに招待する。この招待に応じ、第1チャットボットに加えて第2チャットボットもグループチャットに参加する。このとき、
「第1チャットボットと第2チャットボットが参加しました」
とのメッセージを作成して応答してもよく、単に
「第1チャットボットが参加しました」
とのメッセージを作成して応答してもよい。第2チャットボットは、第1チャットボットのバックグラウンドで動作するソフトウェアロボットプログラムともいえ、ユーザは必ずしも第2チャットボットの存在を認識する必要はないからである。
第1チャットボット及び第2チャットボットが参加した第1モードにおいて、ユーザBがプリント指示を送信すると、第1チャットボットはこれに応じてプリントサービスを実行し、プリントが完了するとその旨のメッセージを送信する。第1チャットボットは、プリントサービスを実行すると、自動的に、またはユーザからの特定メッセージ/特定スタンプの受信に応じて、グループチャットから退出し、第1チャットボットが退出した旨をユーザA及びユーザBに送信する。
第1チャットボットが退出し、第2チャットボットのみが参加している第2モードにおいて、ユーザBがプリント指示を送信しても、第2チャットボットはプリントサービスを実行しない。
この状態で、ユーザBが特定メッセージ/特定スタンプを送信すると、第2チャットボルトは、特定メッセージ/特定スタンプに応じて第1チャットボットを再びグループチャットに招待し、第1チャットボットを参加させる。その後、第1チャットボットが参加した旨をユーザA及びユーザBに知らせる。
本実施形態では、第1チャットボットがグループチャットに参加すると、第2チャットボットも自動的に参加するため、ユーザが第2チャットボットの存在を確認し得る画面構成としてもよい。
図18は、ユーザ端末Aの表示部に表示される、グループチャットに参加しているユーザ(メンバ)の一覧リスト画面例である。ユーザA、ユーザB、第1チャットボットに加え、第2チャットボットも参加メンバとして表示される。これにより、ユーザは、第2チャットボットの存在を容易に認識し得る。なお、第2チャットボットは、第1チャットボットのバックグラウンドとして機能するので、第1チャットボットと異なる(但し、一定の関連性を有することが分かる程度の共通性を有する)アイコンで表示してもよい。
<実施形態5>
実施形態4では、第1チャットボットがグループチャットに参加すると、第2チャットボットも自動的に参加する構成としているが、第1チャットボットがグループチャットに参加しても第2チャットボットは自動的に参加せず、ユーザが手動で第2チャットボットを参加させる構成としてもよい。
図19は、この場合のユーザ端末Aの表示部に表示される画面例を示す。図19(a)は、第1チャットボットがグループチャットに参加した状態を示す。ユーザA、ユーザB、第1チャットボットが参加メンバとして表示される。この後、ユーザAが第2チャットボットのアカウントを指定して第2チャットボットを招待し、第2チャットボットが参加すると、図19(b)のように、第2チャットボットが新たな参加メンバとして表示される。
第1チャットボットが参加した場合に、第1チャットボットが第2チャットボットのアカウントを表示した上で第2チャットボットを招待するように促すメッセージを送信してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
<変形例1>
実施形態では、第1モードを「活動モード」、第2モードを「静かモード」としているが、第1モードで動作している状態を高機能チャットボット、第2モードで動作している状態を低機能チャットボットとしてもよい。
また、実施形態において、第1モード及び第2モードに加え、さらに第3モード、第4モード、・・・等と3以上のモードを備えてもよい。例えば、高機能チャットボット、
中機能チャットボット、低機能チャットボットとし、
高機能チャットボット:全てのユーザからのプリント指示に応じてプリントサービスを実行する
中機能チャットボット:特定のユーザからのプリント指示に応じてプリントサービスを実行する
低機能チャットボット:全てのユーザからのプリント指示に応じてプリントサービスを実行しない
と機能を分ける等である。中機能チャットボットでは、ユーザからのメッセージ/スタンプに含まれるユーザIDを抽出し、特定のユーザIDに一致すればプリント指示に応じてプリントサービスを実行する。高機能チャットボット、中機能チャットボット、低機能チャットボットの間の切り替えは、実施形態と同様に特定メッセージ/特定スタンプとし得る。例えば、
「プリント制限!」
とのスタンプに応じて高機能チャットボットから中機能チャットボットに切り替わり、
「プリント制限解除!」
とのスタンプに応じて中機能チャットボットから高機能チャットボットに切り替わる等である。
<変形例2>
実施形態では、ユーザからの特定メッセージ/特定スタンプに応じて第1モードと第2モードの切り替えを行っているが、特定ユーザからの特定メッセージ/特定スタンプに応じて第1モードと第2モードの切り替えを行ってもよい。
具体的には、ユーザAがグループチャットにチャットボットを招待した場合、ユーザAからの特定メッセージ/特定スタンプの送信に応じて第1モードと第2モードを切り替える等である。あるいは、第1の特定メッセージ/特定スタンプで第1モードから第2モードに切り替わり、当該第1の特定メッセージ/特定スタンプを送信したユーザからの第2の特定メッセージ/特定スタンプで第2モードから第1モードに切り替わるものの、それ以外のユーザからの第2の特定メッセージ/特定スタンプでは第2モードから第1モードに切り替わらず、第2モードをそのまま維持する等である。
<変形例3>
実施形態では、チャットボットとして、ユーザからのメッセージに応じてプリントサービスを提供するチャットボットを例にとり説明しているが、これ以外にもチャットボットは任意のサービスを提供し得る。これらのサービスを例示すると以下の通りである。
・音楽、ニュース記事、宿泊施設、書籍、料理レシピ等の検索サービス
・チケット予約サービス
・フリーマーケットへの出品/検索/取引連絡サービス
・他言語への翻訳サービス
図20は、翻訳サービスを実行する場合のシステム構成図を示す。図1と異なり、プリンタA(18A)、プリンタB(18B)に代えて、翻訳エンジンA(19A)、翻訳エンジン(19B)が備えられる。翻訳エンジンAは、日本語を英語に翻訳するソフトウェアロボットプログラムであり、翻訳エンジンBは、日本語を中国語に翻訳するソフトウェアロボットプログラムである。
ユーザAが、翻訳エンジンAを選択し、英訳に続いて元の日本語を表示するようなフォーマットを設定情報として設定して登録する。これにより、ユーザAがチャットボットに対して
「今日は空いていますか?」
とのメッセージを送信すると、チャットボットは、翻訳エンジンAを駆動して
「Are you free today?」
「今日は空いていますか?」
とのメッセージを自動応答する。
チャットボットがユーザの意に沿わずに不要に応答して翻訳サービスを実行する場合には、ユーザは特定メッセージ/特定スタンプを送信することでチャットボットを第1モードから第2モードに切り替える。例えば、
「翻訳を中止して!」
とのスタンプを送信することで第1モードから第2モードに切り替え、
「翻訳おねがい!」
とのスタンプを送信することで第2モードから第1モードに切り替える等である。
10A ユーザ端末A、10B ユーザ端末B、10C ユーザ端末C、12 クラウド、14 チャットサービスサーバ、16A ボットサーバA、16B ボットサーバB、18A プリンタA、18B プリンタB。

Claims (14)

  1. ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムの動作として、メッセージまたはスタンプを受け付けて特定サービスを実行する第1動作モードと、前記メッセージまたは前記スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない第2動作モードを少なくとも備え、
    前記ユーザからのメッセージまたはスタンプを受け付ける受け付け手段と、
    受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプが、第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプである場合に前記第1動作モードから第2動作モードに切り替え、前記第1の特定メッセージまたは前記第1の特定スタンプと異なる第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替える制御手段と、
    前記ユーザから受け付けたメッセージ、スタンプまたはプリントデータを記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記第2動作モードでは、前記ユーザからのメッセージ、スタンプまたはプリントデータを受け付けて前記記憶手段に記憶し、
    前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替わった後に、前記ソフトウェアロボットプログラムは、前記第2動作モードの間に受け付けて前記記憶手段に記憶されたメッセージ、スタンプまたはプリントデータに応じて前記特定サービスを実行するか否かを前記ユーザに通知する
    メッセージ提供装置。
  2. 前記第2動作モードでは、前記ユーザからのサービス要求メッセージまたはサービス要求スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない
    請求項1に記載のメッセージ提供装置。
  3. 前記第2動作モードでは、さらに、前記特定サービスを実行しない場合に前記第2動作モードである旨を前記ユーザに通知する
    請求項2に記載のメッセージ提供装置。
  4. 前記第2動作モードでは、前記ユーザからのサービス要求メッセージまたはサービス要求スタンプを一定回数受け付けた場合に、第2動作モードであることを前記ユーザに通知する
    請求項1に記載のメッセージ提供装置。
  5. 前記第2動作モードでは、前記第1動作モードから前記第2動作モードへの移行タイミングが予め定めた時間よりも前である場合、または前記移行タイミングからのメッセージ数が予め定めた数を超えた場合に、第2動作モードであることを前記ユーザに通知する
    請求項1に記載のメッセージ提供装置。
  6. 前記ソフトウェアロボットプログラムは、メッセージまたはスタンプを受け付けて特定サービスを実行する第1ソフトウェアロボットプログラムと、前記メッセージまたは前記スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない第2ソフトウェアロボットプログラムを備え、前記第1動作モードでは前記第1ソフトウェアロボットプログラムが動作し、前記第2動作モードでは前記第2ソフトウェアロボットプログラムが動作する
    請求項1に記載のメッセージ提供装置。
  7. 受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプが、第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプである場合に前記第1ソフトウェアロボットプログラムは非動作となって第2ソフトウェアロボットプログラムが動作し、第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第1ソフトウェアロボットプログラムが動作する
    請求項6に記載のメッセージ提供装置。
  8. 受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプに応じて前記特定サービスを実行した場合に前記第1ソフトウェアロボットプログラムは非動作となって第2ソフトウェアロボットプログラムが動作し、第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第1ソフトウェアロボットプログラムが動作する
    請求項6に記載のメッセージ提供装置。
  9. 前記ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する際の、前記ユーザからの前記第1ソフトウェアロボットプログラムの招待操作に応じて、前記第2ソフトウェアロボットプログラムは前記第1ソフトウェアロボットプログラムとともに動作する
    請求項6に記載のメッセージ提供装置。
  10. 前記第1動作モードでは前記第1ソフトウェアロボットプログラムが動作して前記第2ソフトウェアロボットプログラムは非動作となり、前記第2動作モードでは前記第1ソフトウェアロボットプログラムが非動作となり前記第2ソフトウェアロボットプログラムは動作する
    請求項9に記載のメッセージ提供装置。
  11. 前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替わる場合に、前記第2ソフトウェアロボットプログラムは前記第1ソフトウェアロボットプログラムを動作させる
    請求項10に記載のメッセージ提供装置。
  12. 前記特定サービスは、印刷サービスである
    請求項1~11のいずれかに記載のメッセージ提供装置。
  13. コンピュータを、
    ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムの動作として、メッセージまたはスタンプを受け付けて特定サービスを実行する第1動作モードと、前記メッセージまたは前記スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない第2動作モードを少なくとも備え、
    前記ユーザからのメッセージまたはスタンプを受け付ける受け付け手段と、
    受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプが、第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプである場合に前記第1動作モードから第2動作モードに切り替え、前記第1の特定メッセージまたは前記第1の特定スタンプと異なる第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替える制御手段であり、前記第2動作モードでは、前記ユーザからのメッセージ、スタンプまたはプリントデータを受け付けて記憶手段に記憶し、前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替わった後に、前記ソフトウェアロボットプログラムは、前記第2動作モードの間に受け付けて前記記憶手段に記憶されたメッセージ、スタンプまたはプリントデータに応じて前記特定サービスを実行するか否かを前記ユーザに通知する制御手段
    として動作させるためのプログラム。
  14. ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムの動作として、メッセージまたはスタンプを受け付けて特定サービスを実行する第1動作モードと、前記メッセージまたは前記スタンプを受け付けても前記特定サービスを実行しない第2動作モードを少なくとも備え、
    前記ユーザからのメッセージまたはスタンプを受け付けるステップと、
    受け付けた前記メッセージまたは前記スタンプが、第1の特定メッセージまたは第1の特定スタンプである場合に前記第1動作モードから第2動作モードに切り替えるとともに切り替わった旨を画面に表示させ、前記第1の特定メッセージまたは前記第1の特定スタンプと異なる第2の特定メッセージまたは第2の特定スタンプである場合に前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替えるとともに切り替わった旨を画面に表示させるステップと、
    前記第2動作モードでは、前記ユーザからのメッセージ、スタンプまたはプリントデータを受け付けて記憶手段に記憶し、前記第2動作モードから前記第1動作モードに切り替わった後に、前記ソフトウェアロボットプログラムは、前記第2動作モードの間に受け付けて前記記憶手段に記憶されたメッセージ、スタンプまたはプリントデータに応じて前記特定サービスを実行するか否かを前記ユーザに通知するステップと、
    を備える表示制御方法。
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