JP7062959B2 - 車両検知器、車両検知方法、および車両検知プログラム - Google Patents

車両検知器、車両検知方法、および車両検知プログラム Download PDF

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Description

この発明は、道路上を走行する車両を検知する技術に関する。
従来、片側複車線の道路を走行している車両を車線毎に検知し、当該道路の交通量を取得することが行われている。例えば、一方の車線の路側に設置したカメラの撮像画像を処理し、各車線を走行している車両を検知する装置がある。このカメラのアングルは、道路の幅方向に横断する方向である。このように設置したカメラの撮像画像において、隣接する2つの車線を並走している2台の車両が重なって撮像されることがある。この装置は、隣接する2つの車線を並走している2台の車両が重なっている撮像画像を処理したとき、2台の車両を分離することができず、カメラ側の車線を走行している1台の車両として検知することがある。
また、三次元画像撮像装置を用いて車両の撮像を行い、取得した三次元データから車両の検知と車両情報の取得を行う車両検知システムがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の車両検知システムの三次元画像撮像装置は、センサを備えた受信スキャンレス型のレーザ画像計測装置である。センサは、走行車線脇に設けられた支柱の所定の高度の位置に設置されている。センサは、上方から道路の幅方向に車両を走査して、並走する車両を検知している。センサは、センサビームを奥行方向の1次元に走査し、その走査範囲における測距と走査角から、対象物の二次元断面を取得する。また、対象物が通過することにより、その三次元画像を取得する。
特許文献1に記載の車両検知システムでは、三次元画像撮像装置により、センサの照射領域において、目標物の高度、奥行距離、強度情報を取得する。三次元画像撮像装置は、高度値又は強度値の情報を用いて、不要データの除去を行う。三次元画像撮像装置では、取得された画像の左右方向(時間変化方向)をライン方向とすると、三次元データ画素の個数を算出する。三次元画像撮像装置は、有効画素とユーザによって設定した個数閾値との比較を行い、有効画素数が個数閾値以上であるか否かで車両を検知する。
特開2012-108755号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両検知システムでは、三次元画像を使用して併走する2つの車両を検知するため、システム構成及び処理が複雑になる。
この発明の目的は、より簡易なシステムで車両検知の精度を向上する技術を提供することにある。
この発明の車両検知器は、上記目的を達するために、以下のように構成している。
この車両検知器は、画像入力部と、検知部と、仮判定部と、特定部とを備えている。前記画像入力部は、車両の走行方向が同じであって、隣り合う第1車線及び第2車線を含む対象エリアを前記第1車線側から撮像した画像が入力される。前記検知部は、前記画像入力部に入力された前記画像を処理して前記第1車線及び前記第2車線を走行する対象車両を検知する。前記仮判定部は、前記検知部によって検知された前記対象車両の全幅の長さに基づいて、前記対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかを仮判定する。前記特定部は、前記仮判定部が前記対象車両が2台の車両であると仮判定した場合、前記第2車線上において、前記対象車両に連続する他の車両との相対的な位置に基づいて、前記対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかを特定する。
この構成では、対象車両の全幅に基づいて、仮判定された対象車両に連続する他の車両との相対的位置に基づいて車両が1台であるか2台であるかを特定しているのでより簡易なシステム構成で車両検知の精度を向上することができる。
また、この車両検知器では、前記特定部は、前記対象車両の走行方向において、前記対象車両に連続する先行車両と、前記対象車両に連続する後続車両との相対的な位置に基づいて、前記対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかを特定することが好ましい。
このような構成にすることで、車両検知器は、より正確に、対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかを特定することができる。
また、この車両検知器の前記画像入力部には、前記画像において、前記対象エリアを撮像するカメラの撮像軸が前記第1車線と道路の幅方向に横断するように撮像された画像が入力されることが好ましい。
このような構成にすることで、車両検知器は、より正確に、道路対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかを特定することができる。
また、この車両検知器は、前記仮判定部が前記対象車両が2台の車両であると仮判定した場合、前記第2車線上において、前記対象車両と、前記対象車両に連続して通過する車両との距離を算出する算出部をさらに備えてもよい。
このような構成にすることで、車両検知器は、対象車両に連続して通過する車両との距離の長さに基づいて対象車両を1台の車両であるか2台の車両であるかを特定するので、より正確に対象車両を特定することができる。
また、この車両検知器では、前記検知部は、交差点において、所望の期間、通行権が与えられている前記対象車両を検知することが好ましい。
このような構成にすることで、必要な期間にだけ車両を検知する処理が実行されるので、車両検知機器における処理の負荷が軽減される。
この発明によれば、より簡易なシステム構成で車両検知の精度を向上することができる。
車両検知器の設置例を示す概略図である。 図1とは別の角度から見た車両検知器の設置例を示す概略図である。 車両追跡情報の一例を示す説明図である。 車両検知器に入力される画像の一例を示す説明図である。 対象車両と他の車両との位置関係を示す説明図である。 車両検知器に入力される画像であって、図4とは別の例を示す説明図である。 車両検知器の主要部の構成を示すブロック図である。 車両検知器の全体の動作の一例を示すフローチャートである。 車両検知器の特定部の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態である車両検知器1について説明する。
<1.適用例>
図1は、この例に係る車両検知器1の設置例を示す概略図である。図2は、図1とは別の角度から見た車両検知器1の設置例を示す概略図である。なお、図1及び2で示される一点鎖線のライン104は、以下の説明において、第1車線101及び第2車線102を区別するための線である。
この例に係る車両検知器1は、図1に示すように、交差点を通過(走行)する車両3A、3Bを検出する。また、車両検知器1は、交差点を通過する車両3A、3Bの追跡を行う。車両検知器1は、撮像装置2が撮像した画像を処理して、対象エリア100を走行する車両、例えば車両3A、3Bを検出する。
車両検知器1は、図2に示すように、例えば、ポール200の下部に取り付けられ、撮像装置2から画像を入力する。車両検知器1は、例えば、ポール200の上部に設置されている撮像装置2と有線又は無線で接続されている。
なお、車両検知器1は、対象エリア100付近に設置される例に限定されない。車両検知器1は、対象エリア100と距離的に離れて設置されていてもよい。この場合、車両検知器1は、撮像装置2とネットワークを介して通信可能に接続されていてもよい。また、車両検知器1は、撮像装置2で撮像された画像を録画したハードディスクなどから画像を入力して車両3A、3Bを検出してもよい。
撮像装置2は、図1及び図2に示すように、交差点の第1車線101及び第2車線102を走行する車両3A、3Bを含む対象エリア100を撮像する。撮像装置2は、例えば、動画像を撮像するビデオカメラである。撮像装置2は、第1車線101又は第2車線102を走行する車両3A、3Bの上方かつ第1車線側から撮像する。言い換えると、撮像装置2は、撮像軸が第1車線101又は第2車線102を幅方向に横断する方向になるように対象エリア100を撮像する。
車両検知器1は、例えば、予め記憶部125(図7参照)に記憶されている背景画像を利用した公知の背景差分方式で、対象エリア100に存在する車両3A、3Bを検出する。より詳細には、車両検知器1は、背景画像と、入力された画像20Aとの背景差分画像を取得する。車両検知器1は、背景差分画像の画素毎に、背景画素又は前景画素に区別する。そして、車両検知器1は、背景画素の集合を背景領域とし、また、前景画素の集合を車両領域として判定する。
車両検知器1は、検出した車両3A、3Bに車両IDを付与する。より詳細には、車両検知器1は、画像毎に、検出した車両3A、3Bに仮IDを付与する。そして、車両検知器1は、検出した車両3A、3Bがすでに車両IDが付与されている場合、仮IDを破棄する。また、検出した車両3A、3Bに車両IDが以前に付与されていなかった場合、車両検知器1は、車両3A、3Bに仮IDを車両IDとして付与する。
図3は、この例に係る車両検知器1が生成する車両追跡情報の一例を示す説明図である。車両検知器1は、図3に示すように、車両IDが付与された車両3A、3B毎に、車両追跡情報を生成する。車両追跡情報には、車両3A、3Bの検出時刻(画像の撮像時刻)及び位置(交差点上の位置を示す座標)等が対応付けられている。これにより、車両検知器1は、車両3A、3Bの追跡をすることができる。
図4は、この例における車両検知器1に入力される画像の一例を示す説明図である。図5は、この例に係る対象車両3Cと他の車両との位置関係を示す説明図である。なお、図4で示される画像20Aは車両検知器1に入力される画像の一例であって、車両検知器1には、時刻毎に異なる画像が入力される。
この例に係る車両検知器1は、図4に示すように、検知ライン103上にある車両の全幅W1の長さを取得する。車両検知器1は、検知ライン103上に存在する車両の全幅W1の長さを取得することで、検知ライン103上にある車両が1台であるか2台であるかを仮判定する。なお、検知ライン103は、対象エリア100内に設定される。また、以下の説明では、検知ライン103上にある車両を対象車両3Cと呼ぶ。なお、この例における全幅W1は、検知ライン103と平行な方向であって、背景差分方式によって抽出された対象車両3Cの輪郭に基づいて算出された長さである。言い換えると、この例における全幅W1は、検知ライン103と平行な方向であって、画像(例えば画像20A、20B)上における対象車両3Cの側面及び天面を含む幅である。つまり、この例における全幅W1は、いわゆる車両の全幅(車幅)と異なる場合がある。
車両検知器1は、対象車両3Cが2台であると仮判定した場合、対象車両3Cが2台であるか否かを特定する。車両検知器1は、図5に示すように、第2車線102を走行し、対象車両3Cに連続する他の車両との相対的な位置に基づいて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台で車両であるかを特定する。
車両検知器1は、対象車両3Cが2台の車両であると仮判定した場合、対象車両3Cが存在する車両領域には、図5に示すように、第1車線101を走行する第1対象車両3C1と、第2車線102を走行する第2対象車両3C2とが存在すると仮定する。そして、車両検知器1は、車両追跡情報を用いて、第2対象車両3C2に連続する他の車両との相対的な位置を取得する。
車両検知器1は、第2対象車両3C2と、第2車線102上であって第2対象車両3C2に連続する先行車両3Dとの距離m1を取得する。また、車両検知器1は、第2対象車両3C2と、第2車線102上であって第2対象車両3C2に連続して走行する後続車両3Eとの距離m2を取得する。車両検知器1は、車両追跡情報に含まれる撮像時刻の情報と位置の情報とから、対象車両3C、先行車両3D及び後続車両3Eの速度を計算し、第2対象車両3C2と先行車両3Dとの距離m1、又は第2対象車両3C2と後続車両3Eとの距離m2を算出する。車両検知器1は、距離m1及び距離m2に基づいて、対象車両3Cが1台であるか2台であるかを特定する。例えば、距離m1及び距離m2が所望の距離以上の場合、対象車両3Cは2台の車両であると特定する。
図6は、この例における車両検知器1に入力される図4とは別の画像の一例を示す説明図である。なお、図6で示される画像20Bは車両検知器1に入力される画像の一例である。
車両検知器1は、図6に示すように、対象車両3C(図6ではトラック)の全幅W1に基づいて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを仮判定する。図6で示される対象車両3Cのように、対象車両3Cが1台の車両であっても、全幅W1が比較的長い場合には、車両検知器1は、対象車両3Cは2台の車両であると仮判定する。この場合、車両検知器1は、上述と同様に、第1車線101を走行する第1対象車両3C1と、第2車線102を走行する第2対象車両3C2とが存在すると仮定する。そして、車両検知器1は、車両追跡情報を用いて、第2対象車両3C2に連続する他の車両との相対的な位置を取得して、第2対象車両3C2に連続する他の車両との相対的な位置を取得して、距離m1又は距離m2が、例えば、所望の距離よりも短い場合、1台の車両として特定する。
上述のように、車両検知器1は、対象車両3Cの全幅W1の長さに基づいて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを仮判定するので、図6に示すように、対象車両3Cが1台の車両であっても、2台の車両であると仮判定する場合もある。そこで、車両検知器1は、第2車線102を走行する他の車両との距離m1及び距離m2を算出することで、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを最終的に特定する。
なお、車両検知器1は、車両追跡情報に含まれる撮像時刻の情報と位置の情報とから、第2対象車両3C2と先行車両3Dとの時間差t1又は第2対象車両3C2と後続車両3Eとの時間差t2を算出してもよい。この場合、車両検知器1は、時間差t1及び時間差t2に基づいて、対象車両3Cが1台であるか2台であるかを特定する。
<2.構成例>
図7は、この例に係る車両検知器1の主要部の構成を示すブロック図である。車両検知器1は、図7に示すように、画像入力部11と、制御ユニット12と、出力部13とを備えている。
画像入力部11には、車両(例えば、車両3A、3B)の走行方向が同じであって、隣り合う第1車線101及び第2車線102を含む対象エリア100を、上方かつ第1車線101側から撮像装置2で撮像した画像(例えば、画像20A、20B)が入力される(図4及び図6参照)。画像入力部11には、定期的(例えば100msec毎)に撮像装置2から画像が入力される。画像入力部11は、画像を処理して、例えば、1画素3バイトで表現された画像に変換する。
制御ユニット12は、検知部121と、仮判定部122と、算出部123と、特定部124と、記憶部125とを備えている。
検知部121は、画像入力部11に画像が入力されると、例えば、背景差分方式で、第1車線101又は第2車線102を走行する車両3A、3Bを検出する(図2参照)。検知部121は、検出した車両3A、3Bに仮IDを付与する。検知部121は、検出した車両3A、3BにID番号がすでに付与されていた場合、仮IDを破棄する。また、検知部121は、検出した車両3A、3BにID番号が付与されていなかった場合、車両3A、3Bに仮IDをID番号として付与する。さらに、検知部121は、検出した車両3A、3Bに対して撮像時刻の情報及び位置の情報を車両追跡情報に追加する(図3参照)。
また、検知部121は、対象車両3Cが検知ライン103上にあることを検知する。検知部121は、対象車両3Cの全幅W1の長さを取得する(図4参照)。検知部121は、例えば全幅W1を画面上の画素数で表した数値に変換し、対応する車両IDの車両追跡情報に全幅W1を追加する(図3参照)。
検知部121は、差分背景画像から、対象車両3Cの輪郭を取得する。検知部121は、この対象車両3Cの輪郭に基づいて、検知ライン103と平行な方向における全幅W1の長さを取得する。
仮判定部122は、対象車両3Cの全幅W1の長さ基づいて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを仮判定する。対象車両3Cが検知ライン103上にあることを検知部121が検知すると、仮判定部122は、対象車両3Cの全幅W1の長さが所望の閾値以上であるか否かを判定する。対象車両3Cの全幅W1の長さが所望の閾値以上の場合、仮判定部122は、対象車両3Cが2台の車両(第1対象車両3C1及び第2対象車両3C2)であると仮判定する。
ところで、第1対象車両3C1は、第1車線101を走行する車両である。第2対象車両3C2は、第2車線102を、第1対象車両3C1と並んで走行(併走)している可能性がある車両である。仮判定部122は、対象車両3Cの全幅W1の長さが所望の閾値よりも短い場合、対象車両3Cが1台の車両であると判定する。つまり、仮判定部122は、対象車両3Cの全幅W1の長さが所望の閾値よりも短い場合、対象車両3Cが、第1対象車両3C1であると判定(特定)する。
算出部123は、対象車両3Cが2台の車両(第1対象車両3C1及び第2対象車両3C2)であると仮判定部122が仮判定した場合、第2対象車両3C2と、第2車線102上を走行する先行車両3Dとの距離m1及び後続車両3Eとの距離m2を算出する(図5参照)。算出部123は、例えば、車両追跡情報を用いて、距離m1、m2を取得する(図3参照)。
特定部124は対象車両3Cが2台の車両(第1対象車両3C1及び第2対象車両3C2)であると仮判定部122が仮判定した場合、第2車線102上において、第2対象車両3C2に連続する他の車両との相対的な位置に基づいて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを特定する。特定部124は、第2対象車両3C2と、先行車両3Dとの距離m1及び後続車両3Eとの距離m2とに基づいて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを特定する。
特定部124は、距離m1が、閾値以上の場合、対象車両3Cは2台であると特定する。また、特定部124は、例えば、距離m2が、閾値以上の場合、対象車両3Cは2台であると特定する。
なお、車両検知器1は、対象車両3Cが2台であると特定部124が特定した場合、車両追跡情報を変更するなどの処理を行う。つまり、車両検知器1は、第2対象車両3C2に対して以前に車両IDが付与されていなかった場合に仮IDを車両IDとして付与する。そして、車両検知器1は、対象車両3Cにおける車両追跡情報をコピーして、コピーされた車両追跡情報の車両IDを第2対象車両3C2に付与された車両IDに変更する。
出力部13は、対象車両3Cが1台の車両であるか、2台の車両であるかを特定した特定結果などを外部の装置(外部装置)4に出力する。
これにより、この例に係る車両検知器1は、仮判定部122によって対象車両3Cの全幅W1に基づいて、対象車両3Cが1台であるか2台であるかを仮判定する。さらに、この例に係る車両検知器1は、仮判定部122で対象車両3Cが2台であると仮判定された場合、特定部124が、先行車両3Dとの距離m1及び後続車両3Eとの距離m2に基づいて、対象車両3Cが1台であるか2台であるかを特定する。この結果、この例に係る車両検知器1は、より簡易なシステムで車両検知の精度を向上することができる。
なお、制御ユニット12は、車両検知器1の動作を制御する。また、制御ユニット12は、ハードウェアCPU、記憶部(メモリ)125、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明に係る車両検知プログラムを実行したときに、検知部121、仮判定部122及び特定部124として動作する。また、記憶部125は、この発明に係る車両検知プログラムを展開する領域や、この車両検知プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット12は、ハードウェアCPU、記憶部125等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明に係る車両検知方法を実行するコンピュータである。
<3.動作例>
図8は、この例に係る車両検知器1の全体の動作の一例を示すフローチャートである。図9は、車両検知器1の特定部124の動作の一例を示すフローチャートである。
車両検知器1の動作について、図8を参照して説明する。なお、以下の説明は一例であって、これに限定されるものではない。車両検知器1の検知部121には、撮像装置2から画像が入力される(S11)。検知部121は、対象車両3Cが検知ライン103上にあることを検知する(S12)。検知部121は、検知ライン103上の対象車両3Cの全幅W1の長さを取得する(S13)。仮判定部122は、対象車両3Cの全幅W1の長さが閾値以上であるか否かを判定する(S14)。仮判定部122は、対象車両3Cの全幅W1の長さが閾値以上である場合(S14:Yes)、対象車両3Cが2台であると仮判定する(S15)。特定部124は、仮判定部122によって対象車両3Cが2台であると仮判定された場合に、特定処理を行う(S16)。
また、仮判定部122が対象車両3Cの全幅W1の長さが閾値よりも短い場合、対象車両3Cは、1台であると判定し(S17)、車両検知器1は、処理をS11に戻す。
次に、車両検知器1の特定処理の一例について図を参照して説明する。以下に説明する特定処理は一例であって、これに限定されるものではない。算出部123は、対象車両3Cと、第2車線102上を走行する先行車両3Dとの距離m1を算出する(S21)。特定部124は、距離m1が所望の閾値以上であるか否かを判定する(S22)。特定部124は、距離m1が所望の閾値以上であると判定した場合(S22:Yes)、対象車両3Cは2台の車両であると特定する(S23)。
また、特定部124は、距離m1が所望の閾値よりも短いと判定した場合(S22:No)、対象車両3Cと、第2車線102上を走行する後続車両3Eとの距離m2を取得する(S24)。特定部124は、距離m2が所望の閾値以上であるか否かを判定する(S25)。特定部124は、距離m2が所望の閾値以上であると判定した場合(S25:Yes)、対象車両3Cは2台の車両であると特定する(S23)。
さらに、特定部124は、距離m2が所望の閾値よりも短いと判定した場合(S25:No)、対象車両3Cは1台の車両であると特定する(S26)。
これにより、この例に係る車両検知器1は、対象車両3Cが2台の車両であると仮判定された場合、先行車両3Dとの距離m1及び後続車両3Eとの距離m2に基づいて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを特定する。この結果、この例に係る車両検知器1は、より簡易なシステムで車両検知の精度を向上することができる。
なお、車両検知器1の特定部124は、対象車両3Cと、先行車両3Dとの距離m1、及び後続車両3Eとの距離m2の何れか一方の判定結果のみを用いて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを特定してもよい。
また、車両検知器1の特定部124は、上述のS21及びS22と、S24及びS25の処理を入れ替えて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを特定してもよい。
<4.変形例>
上述の実施形態に係る車両検知器1は、交差点において、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを特定する。変形例に係る車両検知器1は、交差点において、所望の期間、通行権が与えられている対象車両3Cを検知する。交差点では、交差点の信号の点灯表示が赤から青に変化した場合、複数の車両が交差点で併走する頻度が高くなる。このような場合に、この変形例に係る車両検知器1は、交差点の信号の点灯表示が赤から青に変化してから、次に点灯表示が青から黄に変化するまでよりも短い時間に、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを特定してもよい。この変形例に係る車両検知器1では、処理の負荷を軽減することができる。
また、別の変形例に係る車両検知器1は、交差点における車両の検出に限定されない。変形例の車両検知器1は、片側複車線の一般道路において、例えば、歩行者用の横断歩道が存在する道路を走行する車両を検出してもよい。
また、別の変形例に係る車両検知器1は、3つ以上の車線で構成される片側複車線で使用されてもよい。
また、別の変形例に係る車両検知器1は、先行車両3Dと後続車両3Eとの距離m3に基づいて、対象車両3Cが1台の車両であるか2台の車両であるかを特定してもよい(図5参照)。この変形例に係る車両検知器1の算出部123は、例えば、車両追跡情報を用いて、先行車両3Dと後続車両3Eとの距離m3を算出する。特定部124は、距離m3が所望の閾値以上であれば、対象車両3Cが2台であると特定する。また、特定部124は、距離m3が閾値よりも短い場合、対象車両3Cは、1台であると特定する。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
車両(3A、3B)の走行方向が同じであって、隣り合う第1車線(101)及び第2車線(102)を含む対象エリア(100)を前記第1車線(101)側から撮像した画像(20A、20B)が入力される画像入力部(11)と、前記画像入力部(11)に入力された前記画像(20A、20B)を処理して前記第1車線(101)及び前記第2車線(102)を走行する対象車両(3C)を検知する検知部(121)と、前記検知部(121)によって検知された前記対象車両(3C)の全幅(W1)の長さに基づいて、前記対象車両(3C)が1台の車両であるか2台の車両であるかを仮判定する仮判定部(122)と、前記仮判定部(122)が前記対象車両(3C)が2台の車両であると仮判定した場合、前記第2車線上(102)において、前記対象車両(3C)に連続する他の車両(3E、3E)との相対的な位置に基づいて、前記対象車両(3C)が1台の車両であるか2台の車両であるかを特定する特定部(123)と、を備える、車両検知器(1)。
1…車両検知器
11…画像入力部
20A、20B…画像
3A、3B…車両
3C…対象車両
3D…先行車両(他の車両)
3E…後続車両(他の車両)
W1…対象車両の全幅
100…対象車両
101…第1車線
102…第2車線
121…検知部
122…仮判定部
123…算出部
124…特定部

Claims (7)

  1. 車両の走行方向が同じであって、隣り合う第1車線及び第2車線を含む対象エリアを前記第1車線側から撮像した画像が入力される画像入力部と、
    前記画像入力部に入力された前記画像を処理して前記第1車線及び前記第2車線を走行する対象車両を検知する検知部と、
    前記検知部によって検知された前記対象車両の全幅の長さが第1閾値以上であるかどうかによって、前記対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかを仮判定する仮判定部と、
    前記仮判定部によって前記対象車両が2台の車両であると仮判定された場合、前記第2車線を走行している先行車両と前記対象車両との第1車頭間距離が第2閾値以上である場合、または前記第2車線を走行している後続車両と前記対象車両との第2車頭間距離が前記第2閾値以上である場合に、2台の車両であると特定する特定部と、を備えた車両検知器。
  2. 前記仮判定部は、前記検知部によって検知された前記対象車両の全幅の長さが前記第1閾値以上であれば、前記対象車両が2台の車両であると仮判定する、
    請求項1に記載の車両検知器。
  3. 前記画像入力部には、前記画像において、前記対象エリアを撮像するカメラの撮像軸が前記第1車線と道路の幅方向に横断するように撮像された画像が入力される、
    請求項1又は2に記載の車両検知器。
  4. 前記検知部は、交差点内において、前記対象車両を検知する、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の車両検知器。
  5. 前記仮判定部は、前記交差点における青信号の開始から設定時間経過するまでの期間、前記検知部によって検知された前記対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかの仮判定を行い、
    前記設定時間は、前記青信号の継続時間よりも短い、
    請求項4に記載の車両検知器。
  6. 車両の走行方向が同じであって、隣り合う第1車線及び第2車線を含む対象エリアを前記第1車線側から撮像された画像を処理して前記第1車線及び前記第2車線を走行する対象車両を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによって検知された前記対象車両の全幅の長さが第1閾値以上であるかどうかによって、前記対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかを仮判定する仮判定ステップと、
    前記仮判定ステップで前記対象車両が2台の車両であると仮判定された場合、前記第2車線を走行している先行車両と前記対象車両との第1車頭間距離が第2閾値以上である場合、または前記第2車線を走行している後続車両と前記対象車両との第2車頭間距離が前記第2閾値以上である場合に、2台の車両であると特定する特定ステップと、をコンピュータが実行する車両検知方法。
  7. 車両の走行方向が同じであって、隣り合う第1車線及び第2車線を含む対象エリアを前記第1車線側から撮像された画像を処理して前記第1車線及び前記第2車線を走行する対象車両を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによって検知された前記対象車両の全幅の長さに基づいて、前記対象車両が1台の車両であるか2台の車両であるかを仮判定する仮判定ステップと、
    前記仮判定ステップで前記対象車両が2台の車両であると仮判定された場合、前記第2車線を走行している先行車両と前記対象車両との第1車頭間距離が第2閾値以上である場合、または前記第2車線を走行している後続車両と前記対象車両との第2車頭間距離が前記第2閾値以上である場合に、2台の車両であると特定する特定ステップと、をコンピュータに実行させる車両検知プログラム。
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