JP7062879B2 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を表示装置に表示するための表示制御装置及び表示制御方法に関する。
鉄道の乗客の状況を確認するために複数の監視カメラを駅のプラットホームに配置することが広く行われている。例えば、特許文献1には、駅のプラットホームに配置されたカメラにより撮影された画像をサーバに保存することが記載されている。
特開2015-176478号公報
駅のプラットホームに配置された複数のカメラ間の死角を小さくするには、プラットホームになるべく多数のカメラを配置することが望ましい。しかしながら、多数のカメラにより撮像された撮像画像を同時に確認しようとすれば、急病人等の緊急事態の発生を見落としてしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、急病人等の緊急事態の発生を見落とすことを抑制することができる表示制御装置及び表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の表示制御装置は、駅のプラットホームに設置された撮像装置が生成した撮像画像を取得する取得部と、前記撮像画像に含まれる人の向きに基づいて、所定の数以上の人が同時に視認している視認対象物を特定する特定部と、前記特定部が特定した前記視認対象物を含む画像を表示装置に表示させる表示制御部と、を有する。
前記特定部は、前記撮像画像に含まれる複数の人に対する、前記視認対象物を視認している人の割合を特定し、前記表示制御部は、前記特定部が特定した前記割合が所定値以上である場合に、前記視認対象物を含む画像を前記表示装置に表示させてもよい。
前記取得部は、複数の前記撮像画像を取得し、前記特定部は、前記複数の撮像画像に基づいて、前記撮像画像に含まれている人が前記視認対象物を継続して視認している時間である継続視認時間を特定し、前記表示制御部は、前記継続視認時間が所定の時間以上である場合に、前記視認対象物を含む画像を前記表示装置に表示させてもよい。
前記表示制御部は、前記特定部が前記視認対象物を特定した後に、前記視認対象物から複数の人が離れたことを検出した場合、又は前記視認対象物に複数の人が集まったことを検出した場合に、警告情報を出力してもよい。
前記取得部は、前記撮像装置から所定の範囲内で収集された音を示す音情報をさらに取得し、前記特定部は、前記音情報が所定の条件を満たす場合に前記視認対象物を特定する処理を開始してもよい。
本発明の第2の態様の表示制御方法は、コンピュータが実行する、駅のプラットホームに設置された撮像装置が生成した撮像画像を取得するステップと、前記撮像画像に含まれる人の向きに基づいて、所定の数以上の人が同時に視認している視認対象物を特定するステップと、特定した前記視認対象物を含む画像を表示装置に表示させるステップと、を有する。
本発明によれば、急病人等の緊急事態の発生を見落とすことを抑制することができるという効果を奏する。
監視システムの構成を示す図である。 撮像装置により生成された撮像画像を示す。 撮像装置の構成を示す図である。 サーバの構成を示す図である。 撮像装置により乗客を撮像した様子を示す。 撮像装置により生成された撮像画像における複数の乗客の向きを示す。 表示制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
<実施の形態>
[監視システムSの構成の概要]
図1は、監視システムSの構成を示す図である。監視システムSは、鉄道の駅に設けられており、複数のカメラの撮像画像に基づいて、鉄道の乗客の急病や乗客同士のケンカ等の緊急事態を特定する。監視システムSは、複数のカメラの撮像画像のうち、特定した緊急事態を撮像しているカメラの撮像画像を表示する。
監視システムSは、複数の撮像装置1と、ハブ2と、サーバ3と、モニタ4とを備える。撮像装置1は、例えば複数の撮像部を有するステレオカメラであり、プラットホームに停車した列車のドア付近を撮像できる位置に設置されている。複数の撮像装置1は、それぞれが列車の一つのドア付近を撮像できる位置に設置されており、デイジーチェーン接続されている。
デイジーチェーン接続された複数の撮像装置1から構成される撮像装置群は、プラットホームごとに設けられている。複数のプラットホーム(例えば、図1におけるホームA~C)に設置された複数の撮像装置群は、ハブ2に接続されており、複数の撮像装置群の各撮像装置1が生成した撮像画像は、ハブ2を介してサーバ3に送信される。
サーバ3は、モニタ4に表示するための画像データを生成する表示制御装置である。サーバ3は、複数の撮像装置1から撮像画像を取得する。サーバ3は、撮像画像を解析する。具体的には、サーバ3は、撮像画像に写っている乗客の向きを検出することにより、所定の数以上の乗客に視認されている視認対象物を特定する。所定の数は、例えば2人又は3人以上の任意の数である。サーバ3は、複数の撮像装置1に対応する撮像画像のうち、特定した視認対象物を含む撮像画像をモニタ4に表示させる。モニタ4は、駅員室等に配置された表示装置である。
[監視システムSの動作の概要]
図2を参照して、監視システムSの動作の概要を説明する。図2(a)及び(b)は、撮像装置1により生成された撮像画像を示す。図2(a)及び(b)において乗客P1の向きを矢印で示す。監視システムSにおいて向きを検出できなかった乗客P1には、矢印を付していない。図2(a)は、通常時の撮像装置1による撮像画像であり、鉄道車両のドア付近における多数の乗客P1を示している。一部の乗客P1は、鉄道車両のドアの方向を向いており、移動中の乗客P1は、移動方向を向いている。
図2(b)は、緊急事態の発生時における撮像装置1による撮像画像である。例えば、急病人等の緊急事態が発生した場合、多数の乗客P1は、この緊急事態の当事者の方向を向く。そこで、監視システムSでは、複数の乗客P1の向きを検出することにより、緊急事態の発生を特定する。以下、撮像装置1及びサーバ3の構成を詳細に説明する。
[撮像装置1の構成]
図3は、撮像装置1の構成を示す図である。撮像装置1は、第1撮像部11、第2撮像部12、マイクロホン13、通信部14、記憶部15及び制御部16を有する。
第1撮像部11及び第2撮像部12のそれぞれは、レンズ及び撮像素子を有しており、撮像画像を生成する。第1撮像部11及び第2撮像部12は、プラットホームの表面と平行な方向に並んで設けられており、第1撮像部11と第2撮像部12との間には視差が存在する。したがって、サーバ3は、第1撮像部11が生成した撮像画像及び第2撮像部12が生成した撮像画像を用いることで、三次元画像を生成することができる。サーバ3は、三次元画像を解析することにより、乗客P1の向き及び動きを高い精度で検出することができる。
マイクロホン13は、撮像装置1から所定の範囲内において音を収集し、収集した音を示す音情報を制御部16に入力する。通信部14は、第1撮像部11及び第2撮像部12が生成した撮像画像と、マイクロホン13が収集した音情報とを送信するための通信インターフェースである。通信部14は、撮像画像及び音情報を隣の撮像装置1に対して送信する。複数の撮像装置1の通信部14が、それぞれ隣の撮像装置1に対して撮像画像及び音情報を送信することにより、全ての撮像装置1が生成した撮像画像及び音情報がサーバ3に届く。
記憶部15は、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体を有する。記憶部15は、第1撮像部11及び第2撮像部12が生成した撮像画像を一時的に記憶する。また、記憶部15は、制御部16が実行するプログラムを記憶している。
制御部16は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部15に記憶されたプログラムを実行することにより、撮像装置1の各部を制御する。制御部16は、例えば、第1撮像部11及び第2撮像部12に撮像画像を生成させる。また、制御部16は、第1撮像部11及び第2撮像部12により生成された撮像画像をサーバ3へ通信部14を介して送信する。また、制御部16は、マイクロホン13により収集された音情報をサーバ3へ通信部14を介して送信する。
[サーバ3の構成]
図4は、サーバ3の構成を示す図である。サーバ3は、モニタ接続部31、通信部32、記憶部33及び制御部34を備える。モニタ接続部31は、制御部34において生成された画像データをモニタ4に表示させるための通信インターフェースである。通信部32は、複数の撮像装置1との間でデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部32は、例えば、ハブ2を介して撮像装置1が生成した撮像画像及び音情報を受信する。
記憶部33は、ハードディスク、ROM及びRAM等の記憶媒体を有する。記憶部33は、複数の撮像装置1のそれぞれから受信した複数の撮像画像を一時的に記憶する。記憶部33は、制御部34が実行するプログラムを記憶している。
制御部34は、例えばCPUである。制御部34は、記憶部33が記憶しているプログラムを実行することにより、取得部341、特定部342及び表示制御部343として機能する。取得部341は、撮像装置1が生成した撮像画像及び音情報を通信部32により取得する。取得部341は、各撮像装置1に対応する複数の撮像画像及び音情報を取得する。
特定部342は、撮像画像に含まれる乗客P1の向きに基づいて、所定の数以上の乗客P1が同時に視認している視認対象物を特定する。所定の数は、例えば2人、又は3人以上の任意の数である。特定部342は、例えば、乗客P1の向きとして顔の向きを検出する。特定部342は、特定した視認対象物を含む撮影画像をモニタ4に表示する必要のある要注意画像として表示制御部343に入力する。
[特定部342による乗客の向きの検出]
図5を参照することにより、特定部342による乗客P1の向きの検出方法を説明する。図5は、撮像装置1により乗客P1を撮像した様子を示す。撮像装置1は、混雑時にも撮像範囲に支障を生じないことを考慮して、プラットホームの比較的高い位置に取り付けられており、例えば、乗客P1の頭部及び肩を上方から撮像する。特定部342は、まず、乗客P1の肩幅の方向を特定し、肩幅の方向に垂直な向きのうち、毛髪により黒くなっている側が向かっている背面方向とする。また、特定部342は、矢印で示すように、毛髪により黒くなっていない顔部分の向きを乗客P1の向きとして検出する。
[特定部342による乗客P1の視認対象物の特定]
図6を参照することにより、特定部342による複数の乗客P1の視認対象物の特定方法について説明する。図6は、撮像装置1により生成された撮像画像における複数の乗客P1を示す。矢印は、各乗客P1の向きに沿って延びる顔向き線である。特定部342は、撮像画像において顔向き線を描画し、単位面積当たりにおいて顔向き線が通過する本数が多い視認領域Cを視認対象物として特定する。図6の例において特定された視認領域Cを破線で示す。
なお、特定部342は、異なる撮像装置1に対応する複数の撮像画像を用いて、視認対象物を特定する構成であってもよい。例えば、特定部342は、既知の画像合成技術により、複数の撮像装置1により生成された撮像画像を互いに合成した合成画像を生成し、生成した合成画像において顔向き線を描画することにより視認対象物を特定してもよい。
また、特定部342は、特定した視認対象物をモニタ4に表示する必要があるか否かを判定する。モニタ4に表示する必要のある視認対象物の例としては、急病人、乗客同士のケンカ、不審物、火災等が挙げられる。特定部342は、撮像画像に含まれる複数の乗客に対する、視認対象物を視認している乗客の割合を特定する。緊急事態が発生した場合、周囲の多数の乗客が同じ視認対象物を視認する可能性が高い。そこで、特定部342は、視認対象物を視認している乗客の割合を特定することにより、視認対象物の緊急性を判定する。特定部342は、撮像画像に含まれる複数の乗客P1の数から、向きを検出できない乗客の数を除外して割合を特定してもよい。
特定部342は、特定した割合が所定値以上である場合に、視認対象物を含む撮像画像をモニタ4に表示する必要がある要注意画像として表示制御部343に入力する。所定値は、緊急事態を判別するための値であり、例えば、3~4割である。特定部342は、特定した割合が所定値未満である場合に、視認対象物を含む撮像画像を要注意画像でないと判定し、この撮像画像を表示制御部343に入力しない。
ところで、乗客P1は、一般的には、視認対象物の緊急性が高いほど視認対象物を長時間視認する傾向がある。そこで、特定部342は、複数の撮像画像に基づいて、撮像画像に含まれている乗客P1が視認対象物を継続して視認している時間である継続視認時間を特定する。この複数の撮像画像は、同一の撮像装置1により撮影タイミングをずらして生成した撮影画像である。継続視認時間は、例えば、特定部342における視認対象物の特定時から、乗客P1が視認対象物を視認しなくなったと特定部342が最初に判定した撮影画像の生成時までの時間である。
特定部342は、継続視認時間が所定の基準時間以上である場合に、視認対象物を含む撮像画像が要注意画像であると判定し、当該撮像画像を表示制御部343に入力する。基準時間は、視認対象物の緊急性を判定するための値であり、例えば、3~4秒である。一方、特定部342は、継続視認時間が基準時間未満である場合に、視認対象物を含む撮像画像が要注意画像でないと判定し、当該撮像画像を表示制御部343に入力しない。
また、特定部342は、視認対象物を特定した後に、視認対象物に起因する乗客P1の動きを検出することにより、視認対象物の緊急性を推測する。例えば、視認対象物が乗客P1同士のケンカである場合には、複数の乗客P1が危険回避のために視認対象物から離れる動きを特定部342において検出することが想定される。また、視認対象物が急病人である場合には、複数の乗客P1が救助のために視認対象物に集まる動きを特定部342において検出することが想定される。そこで、特定部342は、視認対象物を検出した後に乗客P1の動きを監視し、視認対象物から離れる乗客P1と、視認対象物を検出した後に視認対象物に集まる乗客P1とをそれぞれ検出する。
特定部342は、視認対象物を特定した後に視認対象物から離れる複数の乗客、あるいは、視認対象物を特定した後に視認対象物に集まる複数の乗客を検出した場合には、視認対象物を含む撮像画像が要注意画像よりも緊急性がさらに高い緊急画像であると判定し、当該撮像画像を表示制御部343に入力する。一方、特定部342は、視認対象物を特定した後に視認対象物から離れる複数の乗客を検出せず、且つ、視認対象物を特定した後に視認対象物に集まる複数の乗客を検出していない場合には、視認対象物を含む撮像画像が緊急画像でないと判定する。
本実施の形態では、特定部342は、取得部341が取得した音情報が所定の条件を満たす場合に、視認対象物を特定する処理を開始する。所定の条件とは、例えば、撮像装置1のマイクロホン13が人の叫び声等の大声を検出したこと、あるいは、プラットホームにおいて通常聞こえ得る音よりも大きく且つ駅構内のアナウンスや鉄道車両の走行音とは異なる音を検出したことである。
なお、乗客P1がプラットホームから見える位置に電光掲示板等がある場合、多数の乗客P1が電光掲示板を視認するという点では、急病人等の緊急事態が発生した場合と近い状況になる。しかしながら、この電光掲示板を含む撮影画像をモニタ4に表示することは、緊急事態を特定するという観点から好ましくない。そこで、記憶部33は、乗客P1が注目する可能性があり、且つ緊急性の低い物品として予め登録された物品を記憶している。また、特定部342は、視認対象物が緊急性の低い物品として予め記憶部33に記憶された物品である場合に、視認対象物を含む撮像画像を要注意画像及び緊急画像のいずれにも該当しないと判定し、当該撮像画像を表示制御部343に入力しない。
表示制御部343は、特定部342から入力された要注意画像及び緊急画像をモニタ接続部31によりモニタ4に表示させる。表示制御部343は、要注意画像と、緊急画像とを態様を異ならせてモニタ4に表示させる。例えば、表示制御部343は、緊急画像をモニタ4に表示する場合には、緊急事態の発生を示す警告情報とともにモニタ4に表示させる。一方、要注意画像をモニタ4に表示する場合には、警告情報を表示しないが、警告情報とは異なる情報を要注意画像とともに表示する構成であってもよい。また、表示制御部343は、警告情報を音声出力させてもよい。
また、特定部342は、撮像画像に含まれる複数の乗客に対する、視認対象物を視認している乗客の割合を特定する。表示制御部343は、特定部342が特定した割合に対応する画質で視認対象物を含む画像をモニタ4に表示させてもよい。「画質」は、拡大率、フレームレート、解像度等である。このような構成を採用することにより、緊急性が高い事態が発生した場合に、モニタ4を確認する者が視認対象物の状態をより正確に把握できる。
[サーバ3の動作のフローチャート]
図7は、サーバ3の動作の一例を示すフローチャートである。この処理手順は、取得部341が取得した音情報が所定の条件を満たす場合、例えば、撮像装置1のマイクロホン13が人の叫び声等の大声を検出した場合に開始する。
まず、取得部341は、撮像装置1が生成した撮像画像を通信部14により取得する(S11)。特定部342は、撮像画像に含まれる乗客P1の向きを検出する(S12)。特定部342は、検出した乗客P1の向きに基づいて、所定の数以上の乗客P1が同時に視認している視認対象物を特定する(S13)。
特定部342は、乗客P1が視認対象物を継続して視認している時間である継続視認時間と、所定の基準時間とを比較する(S14)。特定部342は、継続視認時間が所定の基準時間以上である場合に(S14のYES)、撮像画像に含まれる複数の乗客に対する、視認対象物を視認している乗客の割合を特定する。特定部342は、特定した割合を所定値と比較する(S15)。特定部342は、特定した割合が所定値以上である場合に(S15のYES)、乗客P1が注目する可能性があり且つ緊急性の低い物品として予め登録された物品を記憶部33から読み出す。さらに、特定部342は、視認対象物と、登録された物品とを比較する(S16)。
表示制御部343は、特定部342において視認対象物が登録された物品でないと判定した場合には(S16のNO)、視認対象物を含む撮像画像をモニタ4に表示させる(S17)。特定部342は、視認対象物を特定した後に視認対象物から離れる複数の乗客、あるいは、視認対象物を特定した後に視認対象物に集まる複数の乗客を検出したか否かを判定する(S18)。表示制御部343は、特定部342において視認対象物を特定した後に視認対象物から離れる複数の乗客、あるいは、視認対象物を特定した後に視認対象物に集まる複数の乗客を検出した場合には(S18のYES)、緊急事態の発生を示す警告情報をモニタ4に表示させ(S19)、処理を終了する。
表示制御部343は、ステップS14の判定において継続視認時間が基準時間未満である場合(S14のNO)、撮像画像をモニタ4に表示させることなく、処理を終了する。また、表示制御部343は、ステップS15の判定において撮像画像に含まれる複数の乗客に対する、視認対象物を視認している乗客の割合が所定値未満である場合に(S15のNO)、撮像画像をモニタ4に表示させることなく、処理を終了する。
表示制御部343は、ステップS16の判定において特定部342が視認対象物を登録された物品であると判定した場合には(S16のYES)、撮像画像をモニタ4に表示させることなく、処理を終了する。表示制御部343は、特定部342において視認対象物を特定した後に視認対象物から離れる複数の乗客、及び、視認対象物を特定した後に視認対象物に集まる複数の乗客のいずれも検出していない場合には(S18のNO)、警告情報をモニタ4に表示させることなく、処理を終了する。
本実施の形態によれば、特定部342は、所定の数以上の乗客P1が同時に視認している視認対象物を特定し、表示制御部343は、特定部342において特定した視認対象物をモニタ4に表示させる。このため、急病人等の緊急事態が発生した場合に、緊急事態の当事者等の視認対象物を含む撮像画像をモニタ4に表示することができるので、モニタ4を確認する者に緊急事態の発生を察知させることができる。
また、本実施の形態によれば、表示制御部343は、撮像画像に含まれる複数の乗客P1に対する、視認対象物を視認している乗客P1の割合が所定値以上である場合に、視認対象物を含む画像をモニタ4に表示させる。緊急事態が発生した場合、周囲の多数の乗客が同じ視認対象物を視認する可能性が高い。表示制御部343は、視認対象物を視認している乗客の割合が所定値以上の視認対象物をモニタ4に表示させるので、緊急性の高い視認対象物を精度よく表示させることができる。
また、本実施の形態によれば、表示制御部343は、継続視認時間が所定の基準時間以上である場合に、視認対象物を含む撮像画像をモニタ4に表示させる。乗客P1は、視認対象物の緊急性が高いほど視認対象物を長時間視認する傾向がある。表示制御部343は、継続視認時間が所定の基準時間以上である視認対象物をモニタ4に表示させるので、緊急性の高い視認対象物を精度よく表示させることができる。
また、本実施の形態によれば、表示制御部343は、視認対象物が予め定められた物品である場合に、視認対象物を含む撮像画像をモニタ4に表示させない。表示制御部343は、乗客P1が注目する可能性があり、且つ緊急性の低い物品を予め指定することにより、当該物品を視認対象物として含む撮像画像をモニタ4に表示させることを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、表示制御部343は、特定部342が視認対象物を特定した後に、視認対象物から複数の乗客が離れたことを特定部342において検出した場合、又は視認対象物に複数の乗客が集まったことを検出した場合に、警告情報を出力する。視認対象物から複数の乗客が離れた場合には、乗客同士のケンカ等の危険な状況が発生している可能性がある。また、視認対象物に複数の乗客が集まった場合には、急病人等の救助が必要な状況が発生している可能性がある。このため、表示制御部343は、視認対象物の周囲の乗客の動きに応じて警告情報を出力することにより、モニタ4を確認する者に注意喚起をすることができる。
また、本実施の形態によれば、取得部341は、撮像装置から所定の範囲内で収集された音を示す音情報をさらに取得し、特定部342は、音情報が所定の条件を満たす場合に視認対象物を特定する処理を開始する。特定部342は、音情報が所定の条件を満たす場合に視認対象物を特定するので、視認対象物を誤って特定することを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、表示制御部343が視認対象物を含む撮像画像をモニタ4に表示させる場合の例について説明した。しかしながら、本発明は撮像画像全体をモニタ4に表示させるものに限定されない。例えば、表示制御部343は、視認対象物を含む撮像画像のうち、視認対象物の周辺部分をモニタ4に拡大表示する構成であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 撮像装置
2 ハブ
3 サーバ
4 モニタ
11 第1撮像部
12 第2撮像部
13 マイクロホン
14 通信部
15 記憶部
16 制御部
31 モニタ接続部
32 通信部
33 記憶部
34 制御部
341 取得部
342 特定部
343 表示制御部
C 視認領域
P1 乗客
S 監視システム

Claims (5)

  1. 駅のプラットホームに設置された撮像装置が生成した撮像画像を取得する取得部と、
    前記撮像画像に含まれる人の向きに基づいて、所定の数以上の人が同時に視認している視認対象物を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した前記視認対象物を含む画像を表示装置に表示させ、前記特定部が前記視認対象物を特定した後に前記視認対象物から複数の人が離れたことを検出した場合、又は前記特定部が前記視認対象物を特定した後に前記視認対象物に複数の人が集まったことを検出した場合に、警告情報を出力する表示制御部と、
    を有する表示制御装置。
  2. 前記特定部は、前記撮像画像に含まれる複数の人に対する、前記視認対象物を視認している人の割合を特定し、
    前記表示制御部は、前記特定部が特定した前記割合が所定値以上である場合に、前記視認対象物を含む画像を前記表示装置に表示させる、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記取得部は、複数の前記撮像画像を取得し、
    前記特定部は、前記複数の撮像画像に基づいて、前記撮像画像に含まれている人が前記視認対象物を継続して視認している時間である継続視認時間を特定し、
    前記表示制御部は、前記継続視認時間が所定の時間以上である場合に、前記視認対象物を含む画像を前記表示装置に表示させる、
    請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記取得部は、前記撮像装置から所定の範囲内で収集された音を示す音情報をさらに取得し、
    前記特定部は、前記音情報が所定の条件を満たす場合に前記視認対象物を特定する処理を開始する、
    請求項1又は3に記載の表示制御装置。
  5. コンピュータが実行する、
    駅のプラットホームに設置された撮像装置が生成した撮像画像を取得するステップと、
    前記撮像画像に含まれる人の向きに基づいて、所定の数以上の人が同時に視認している視認対象物を特定するステップと、
    特定した前記視認対象物を含む画像を表示装置に表示させるステップと、
    前記視認対象物を特定した後に前記視認対象物から複数の人が離れたことを検出した場合、又は前記視認対象物を特定した後に前記視認対象物に複数の人が集まったことを検出した場合に、警告情報を出力するステップと、
    を有する表示制御方法。
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