JP7062849B2 - 密封装置 - Google Patents
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相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を密封する密封装置において、
前記軸に固定されるスリーブと、
前記ハウジングに固定されるケースと、
前記スリーブに固定され、かつ前記ケースの端面に対して摺動自在なリップ部を有する端面シールと、
前記スリーブとケースとを仮固定し、かつ前記ケースが前記ハウジングに固定され、前記スリーブが前記軸に固定された後に取り外されるセットプレートと、
前記端面シールよりも密封対象側に配されて、該端面シールとの間に密閉空間を形成する密閉構造と、
を備えることを特徴とする。
径方向の外側が前記ケースに固定され、かつ径方向内側が前記スリーブに摺動自在に設
けられる密封補助部材を備えるとよい。
前記ケースに固定される被固定部材と、
前記スリーブに固定され、かつ前記被固定部材に摺動自在に設けられる密封補助部材を備えることも好適である。
前記ケースに固定される被固定部材と、
該被固定部材に固定され、かつ前記スリーブに対して摺動自在に設けられる密封補助部材を備えることも好適である。
円筒部と、
該円筒部における密封対象側とは反対側の端部から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部と、
を備え、
前記端面シールにおける前記リップ部は、前記内向きフランジ部における密封対象側の端面に対して摺動自在に設けられるとよい。
前記内向きフランジ部から密封対象側とは反対側に向かって伸びる環状部と、
該環状部の外周面側に設けられる環状溝と、
を備え、
前記スリーブの外周面側には径方向外側に向かって突出する環状突出部が設けられると共に、
前記セットプレートは、
前記環状溝に係合する第1突起部と、
前記環状部と環状突出部との間に挟み込まれる第2突起部と、
を備えており、第1突起部が前記環状溝に係合されつつ、第2突起部が前記環状部と環状突出部の両者に密着した状態で前記セットプレートが前記スリーブに固定されることにより、前記ケースとスリーブの軸線方向の位置決めがなされるとよい。
図1~図4を参照して、本発明の実施例1に係る密封装置について説明する。図1は本発明の実施例1に係る密封装置の平面図である。図2は本発明の実施例1に係るセットプレートの斜視図である。図3は本発明の実施例1に係る密封装置を取り付ける過程の状態を示す模式的断面図である。図4は本発明の実施例1に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。なお、図3及び図4中の密封装置は、図1中のAA断面図である。
特に、図1~図3を参照して、本実施例に係る密封装置100の構成について説明する。本実施例に係る密封装置100は、相対的に回転する軸300とハウジング200との間の環状隙間を密封する役割を担っている。そして、密封装置100は、軸300に固定される金属製のスリーブ110と、ハウジング200に固定される金属製のケース130と、スリーブ110に固定されるゴムなどの弾性体製の端面シール140とを備えている。また、本実施例に係る密封装置100においては、端面シール140よりも密封対象側(H)に配されて、この端面シール140との間に密閉空間Kを形成する密閉構造191が備えられている。
外向きフランジ部132には、密封装置100をハウジング200に固定するためのボルト183の軸部が挿通される貫通孔132aが複数(図示の例では4個)設けられている。
134が径方向に対して突き当たった状態で、スリーブ110に対して固定されるように構成されている。なお、セットプレート150と環状部134が径方向に対して突き当たるようにするためには、セットプレート150における第1突起部151が環状溝135の溝底に突き当たるように設計すればよい。または、環状部134における環状溝135が設けられていない部分が、セットプレート150における第1突起部151と第2突起部152との間の部分に突き当たるように設計してもよい。そして、セットプレート150は、周方向の複数個所(本実施例では4か所)に固定されることにより、ケース130とスリーブ110の径方向の位置決めがなされた状態で、これらケース130とスリーブ110が固定される。
特に、図3及び図4を参照して、軸300とハウジング200とを備える装置に対する密封装置100の取り付け方について説明する。上記の通り、スリーブ110と端面シール140とケース130は、セットプレート150によって、1部品として取り扱うことができる。そして、これらスリーブ110と端面シール140とケース130とセットプレート150からなるユニットは、複数(本実施例では4個)のボルト183によって、ハウジング200に固定される。このとき、上記のユニットとハウジング200との間に、密閉構造191が挟持される。これにより、密封装置100がハウジング200に固定された状態となる。
束されなくなる。ただし、スリーブ110は軸300に固定され、ケース130はハウジング200に固定されているので、スリーブ110とケース130との軸線方向の位置関係は維持される。そして、例えば、静止するハウジング200に対して軸300が回転すると、ハウジング200に固定されたケース130は静止した状態を保ちつつ、スリーブ110と端面シール140は軸300と共に回転する。また、スリーブ110とケース130との軸線方向の位置関係は維持されるため、端面シール140におけるリップ部141と内向きフランジ部133との摺動状態は安定的に維持される。従って、密封対象流体が、密封対象側(H)から、その反対側(L)に漏れることを抑制することができる。
本実施例に係る密封装置100によれば、端面シール140をスリーブ110に固定した状態で、セットプレート150によってスリーブ110とケース130とを仮固定することにより、スリーブ110と端面シール140とケース130とを位置決めさせた状態で固定できる。これにより、これらスリーブ110と端面シール140とケース130とを1部品として取り扱うことができる。そして、ケース130をハウジング200に固定し、スリーブ110を軸300に固定した後に、セットプレート150を取り外せばよいので、密封装置100の取り付け作業は容易である。
図5には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、密閉構造の構成が、上記実施例1の場合とは異なる場合の構成を示す。密閉構造以外の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
封補助部材192bは、スリーブ110に固定され、かつ被固定部材192aに摺動自在に設けられる。この密封補助部材192bは、弾性体(例えばゴムやナイロン)により構成される端面シールである。なお、本実施例においては、密封補助部材192bは、被固定部材192aにおける密封対象側(H)の端面に対して摺動自在に設けられている。
図6には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、密閉構造の構成が、上記実施例1の場合とは異なる場合の構成を示す。密閉構造以外の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
図7には、本発明の実施例4が示されている。本実施例においては、密閉構造の構成が、上記実施例1の場合とは異なる場合の構成を示す。密閉構造以外の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
110 スリーブ
111 貫通孔
112 環状溝
120 スリーブカラー
121 貫通孔
122 貫通孔
130 ケース
131 円筒部
132 外向きフランジ部
132a 貫通孔
133 内向きフランジ部
134 環状部
135 環状溝
140 端面シール
141 リップ部
142 荷重受け部
150 セットプレート
151 第1突起部
152 第2突起部
153 貫通孔
161 シールリング
170 ガータスプリング
181 セットスクリュー
182 ボルト
183 ボルト
191,192,193,194 密閉構造
191a,192b,193b,194b 密封補助部材
191b 保持板
191c,192d,193c,193d,194c ガスケット
192a,193a,194a 被固定部材
192c ボルト
200 ハウジング
300 軸
K 密閉空間
Claims (7)
- 相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を密封する密封装置において、
前記軸に固定されるスリーブと、
前記ハウジングに固定されるケースと、
前記スリーブに固定され、かつ前記ケースの端面に対して摺動自在なリップ部を有する端面シールと、
前記スリーブとケースとを仮固定し、かつ前記ケースが前記ハウジングに固定され、前記スリーブが前記軸に固定された後に取り外されるセットプレートと、
前記端面シールよりも密封対象側に配されて、該端面シールとの間に密閉空間を形成する密閉構造と、
を備えることを特徴とする密封装置。 - 前記密閉構造は、
径方向の外側が前記ケースに固定され、かつ径方向内側が前記スリーブに摺動自在に設けられる密封補助部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 前記密閉構造は、
前記ケースに固定される被固定部材と、
前記スリーブに固定され、かつ前記被固定部材に摺動自在に設けられる密封補助部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 前記密閉構造は、
前記ケースに固定される被固定部材と、
該被固定部材に固定され、かつ前記スリーブに対して摺動自在に設けられる密封補助部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 前記ケースは、
円筒部と、
該円筒部における密封対象側とは反対側の端部から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部と、
を備え、
前記端面シールにおける前記リップ部は、前記内向きフランジ部における密封対象側の端面に対して摺動自在に設けられることを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の密封装置。 - 前記ケースは、
前記内向きフランジ部から密封対象側とは反対側に向かって伸びる環状部と、
該環状部の外周面側に設けられる環状溝と、
を備え、
前記スリーブの外周面側には径方向外側に向かって突出する環状突出部が設けられると共に、
前記セットプレートは、
前記環状溝に係合する第1突起部と、
前記環状部と環状突出部との間に挟み込まれる第2突起部と、
を備えており、第1突起部が前記環状溝に係合されつつ、第2突起部が前記環状部と環状突出部の両者に密着した状態で前記セットプレートが前記スリーブに固定されることにより、前記ケースとスリーブの軸線方向の位置決めがなされることを特徴とする請求項5に記載の密封装置。 - 前記セットプレートと前記環状部が径方向に対して突き当たった状態で前記セットプレートが前記スリーブに対して固定されると共に、該セットプレートは、周方向の複数個所に固定されることにより、前記ケースとスリーブの径方向の位置決めがなされることを特徴とする請求項6に記載の密封装置。
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JP2018099482A JP7062849B2 (ja) | 2018-05-24 | 2018-05-24 | 密封装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018099482A JP7062849B2 (ja) | 2018-05-24 | 2018-05-24 | 密封装置 |
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JP2003074713A (ja) | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Eagle Ind Co Ltd | メカニカルシール装置 |
WO2016021433A1 (ja) | 2014-08-08 | 2016-02-11 | イーグルブルグマンジャパン株式会社 | 密封装置 |
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2018
- 2018-05-24 JP JP2018099482A patent/JP7062849B2/ja active Active
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JP2003074713A (ja) | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Eagle Ind Co Ltd | メカニカルシール装置 |
WO2016021433A1 (ja) | 2014-08-08 | 2016-02-11 | イーグルブルグマンジャパン株式会社 | 密封装置 |
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