JP7062418B2 - 情報処理装置及び仕分システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及び仕分システムに関する。
小包などの物品(荷物)を配送する仕分システムでは、収集した荷物を配送先ごとに仕分ける作業が必要となる。例えば、物品を把持する把持機構と、把持機構を移動させるアーム機構とを有するロボットアームを備える仕分システムが実用化されている。ロボットアームを備える仕分システムでは、物品が積載されたかご車(容器)からロボットアームにより物品を把持して持ち上げ、物品を仕分先まで移動させる。
ロボットアームがかご車に接触した場合、ロボットアームが破損する可能性がある。この為、ロボットアームは、かご車を避けるように予め設定された動作計画に基づいて、把持機構を移動させる。しかし、仕分システムにおいて用いられるかご車の形状にバラつきがあることが想定される。また、かご車の設置位置にもバラつきが生じることが想定される。この為、動作計画に基づいて把持機構を移動させたとしても、ロボットアームがかご車に接触する可能性があるという課題がある。
特開2009-70078号公報
本発明が解決しようとする課題は、ロボットアームがかご車に接触する事を避ける事が出来る情報処理装置及び仕分システムを提供することである。
実施形態によれば、所定範囲に置かれた容器に積載された物品を把持する把持機構と、動作計画に基づいて前記把持機構を移動させるアーム機構とを有するロボットアームに前記動作計画を供給する情報処理装置は、制御部を具備する。制御部は、点群データ上の少なくとも3点以上の組合せ毎に法線を算出し、前記法線に基づいて、前記点群データにおいて前記かご車と、前記物品の位置とを特定し、前記かご車と前記物品の位置に基づいて前記把持機構により前記物品を把持する把持点を決定し、前記把持機構と前記かご車が接触しないように前記把持機構を前記把持点に移動させる前記動作計画を生成し、前記動作計画を前記ロボットアームに供給する。前記制御部は、前記点群データにおいて、前記かご車の外側を向く法線が算出され、且つ最も外側に存在する領域を、前記かご車の外枠として特定し、前記カゴ車の外枠として特定された前記領域を回避対象の領域として決定する。
図1は、第1の実施形態に係る仕分システムの概略的な構成例について説明する為の説明図である。 図2は、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例について説明する為の説明図である。 図3は、第1の実施形態に係るロボットアームの動作の例について説明する為のフローチャートである。 図4は、第1の実施形態に係る情報処理装置の動作の例について説明する為のフローチャートである。 図5は、距離センサにより撮像された画像データの例について説明する為の説明図である。 図6は、距離センサにより生成された点群データの例について説明する為の説明図である。 図7は、点群データに基づいて算出された法線の例について説明する為の説明図である。 図8は、第1の実施形態に係る情報処理装置の動作の他の例について説明する為のフローチャートである。 図9は、底面パターンの例について説明する為の説明図である。 図10は、第2の実施形態に係る仕分システムの概略的な構成例について説明する為の説明図である。 図11は、第2の実施形態に係る情報処理装置の動作の例について説明する為のフローチャートである。 図12は、識別用コードが付与されたかご車を撮像した画像データの例を示す。 図13は、第3の実施形態に係る仕分システムの概略的な構成例について説明する為の説明図である。 図14は、第3の実施形態に係る情報処理装置の動作の例について説明する為のフローチャートである。 図15は、一次元センサからかご車までの距離を測定する例について説明する為の説明図である。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る仕分システム1の概略的な構成例について説明する為の説明図である。
仕分システム1は、かご車2に積載された仕分対象である物品3を所定の仕分先に仕分けるシステムである。
かご車2は、底面11と、外周枠12と、天枠13とを有する。底面11は、キャスターなどに組み合わされ、水平面とほぼ平行な面を有する部材である。外周枠12は、底面11から鉛直方向に延びるように構成される部材である。外周枠12は、例えばかご車2の外周の4面のうちの3面を囲む柵として構成される。天枠13は、外周枠12の底面11と逆側の端部に設けられる。天枠13は、底面11と平行、即ち水平方向に軸が延びた円筒状に形成されている。なお、かご車2は、仕分対象の物品3が積載される容器の一例であり、荷台、またはパレットなど、物品3を積載することができるものであれば如何なるものであってもよい。
仕分先は、例えばベルトコンベア4である。なお、仕分先は、ベルトコンベア4に限定されるものではなく、仕分用のカゴであっても良いし、作業台などであっても良い。
仕分システム1は、ロボットアーム5、情報処理装置6、及び操作端末7を備える。また、仕分システム1は、距離センサ8をさらに備える。ロボットアーム5、情報処理装置6、操作端末7、及び距離センサ8は、ネットワーク9を介して互いに通信可能に構成されている。
まず、ロボットアーム5の構成について説明する。
ロボットアーム5は、かご車2から物品3を持ち上げ、物品を仕分先に供給する装置である。ロボットアーム5は、把持機構21、アーム機構22、接触センサ23、及びコントローラ24を備える。
把持機構21は、物品3を把持する機構である。把持機構21は、例えば、物品3に吸着する吸着パッドを備える。吸着パッドは、物品3の表面に接し、且つコントローラ24の制御によりパッド内が負圧になることにより、物品3の表面に吸着し、物品3を把持する。また、把持機構21は、2点以上の接点で物品3を挟むことにより物品3を把持する複数の指部を備えるグリッパとして構成されていてもよい。
アーム機構22は、把持機構21を移動させる機構である。アーム機構22は、複数のアームと、複数のアームを連結する間接機構とを備える。間接機構は、コントローラ24により制御されるアクチュエータ(図示せず)により可動することにより、アームを駆動する。
接触センサ23は、把持機構21に対して加えられる応力を検知するセンサである。接触センサ23は、例えば、把持機構21に対して鉛直方向から加わる応力を検知する。接触センサ23は、検知結果をコントローラ24に送信する。具体的には、接触センサ23は、把持機構21に対して鉛直方向から加わる応力を検知した場合、オン信号をコントローラ24に供給する。なお、接触センサ23は、アーム機構22に対して加えられる応力も検知する構成であってもよい。
コントローラ24は、情報処理装置6から供給される動作計画に基づいて、把持機構21及びアーム機構22の動作を制御する。コントローラ24は、例えば、メモリ(図示せず)と、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより把持機構21及びアーム機構22の動作を制御する演算素子(図示せず)とを備える。また、コントローラ24は、シーケンサとして構成されていてもよい。なお、動作計画については後述する。
次に、距離センサ8の構成について説明する。
距離センサ8は、対象物までの距離を計測するセンサである。距離センサ8は、対象物と距離センサ8との距離を示す点が配列された点群データを取得する。即ち、点群データは、互いに直交するx方向、y方向、z方向からなる空間における点の集合である。距離センサ8は、点群データを、ネットワーク9を介して情報処理装置6に供給する。
距離センサ8は、例えば異なる2点(瞳位置)から対象物を撮像した際の視差に基づいて対象物までの距離を計測するステレオカメラである。即ち、距離センサ8は、レンズと、レンズにより結像された光を画像に変換する撮像素子とが組み合わされた2つ以上のカメラを備える。このような構成により、距離センサ8は、上記の点群データと同時に、かご車2を含む領域の画像データも取得する。画像データは、色情報を有する座標(画素)が二次元的に配列されたデータである。距離センサ8は、画像データを、ネットワーク9を介して情報処理装置6に供給する。
距離センサ8のレンズは、ロボットアーム5により持ち上げられる物品3が積載されたかご車2を含む領域を撮影することができるように画角が調整されている。例えば、距離センサ8のレンズは、光軸がかご車2の物品3が積載される底面11に対向するように調整される。例えば、距離センサ8のレンズは、距離センサ8のレンズの光軸と、上記のz方向(鉛直方向)が平行になるように調整される。即ち、距離センサ8は、かご車2の底面11に対向する方向からかご車2を含む所定範囲を撮像し、画像データを取得する。
距離センサ8は、対象物からの光を分光し、撮像素子の異なる位置に入射させる構成であってもよい。また、距離センサ8は、レーザによる3次元スキャナであってもよい。
次に、操作端末7について説明する。
操作端末7は、操作に基づく情報を情報処理装置6に供給する装置である。操作端末7は、操作端末7以外の他の機器と通信する為の通信インタフェース、種々の処理を実行する制御部、及び画面の表示と操作に基づく操作信号の生成とを行うタッチパネルなどを備える。また、操作端末7は、タッチパネルの代わりにディスプレイと、キーボードまたはマウスなどの操作部とを備える構成であってもよい。
次に、情報処理装置6の構成について説明する。
図2は、情報処理装置6の構成例について説明する為の説明図である。
情報処理装置6は、ロボットアーム5に動作計画を供給する装置である。動作計画は、把持点と、軌跡とを含む情報である。把持点は、3次元空間上の座標である。把持点は、ロボットアーム5の把持機構21を移動させる位置を示す。軌跡は、3次元空間上の複数の座標である。軌跡は、ロボットアーム5の把持機構21を把持点まで移動させる際の経路を示す。なお、把持点は軌跡に含まれていてもよい。情報処理装置6は、受信した点群データに基づいて、把持点及び軌跡を生成し、動作計画としてロボットアーム5に供給する。
情報処理装置6は、パーソナルコンピュータ(PC)などの、データの処理及びデータの保存を行うことができる装置により構成される。情報処理装置6は、通信インタフェース31及び制御部32を備える。
通信インタフェース31は、情報処理装置6以外の他の機器と通信する為のインタフェースである。通信インタフェース31は、ネットワーク9を介してロボットアーム5、操作端末7、及び距離センサ8と通信する為の通信規格などに対応した端子及び回路を備える。通信インタフェース31は、制御部32の制御に基づいて、ロボットアーム5、操作端末7、及び距離センサ8などと通信する。
制御部32は、種々の処理を実行する処理部である。制御部32は、プロセッサ33及びメモリ34を備える。
プロセッサ33は、演算処理を実行する演算素子である。プロセッサ33は、例えばCPUとして構成される。プロセッサ33は、メモリ34に記憶されているプログラムに基づいて種々の処理を行う。
メモリ34は、プログラム及びデータを記憶する記憶装置である。メモリ34は、例えば、読み出し専用の不揮発性メモリであるROM、データを一時的に記憶するRAM、及びデータを記憶するストレージのいずれか、または複数を備える。
次に、ロボットアーム5の動作について説明する。
図3は、ロボットアーム5の動作について説明する為のフローチャートである。
ロボットアーム5のコントローラ24は、アーム機構22及び把持機構21を距離センサ8の画角外の初期位置に移動させる(ステップS11)。例えば、コントローラ24は、アーム機構22の間接機構をアクチュエータにより可動させることにより、アーム機構22を駆動し、アーム機構22及び把持機構21を撮影範囲外に移動させる。なお、距離センサ8は、アーム機構22及び把持機構21を撮影範囲外に移動したタイミングで点群データを取得し、情報処理装置6に送信する。
コントローラ24は、アーム機構22及び把持機構21を撮影範囲外に移動させると、情報処理装置6から動作計画が供給されるのを待つ(ステップS12)。
コントローラ24は、情報処理装置6から動作計画が供給された場合(ステップS12、YES)、動作計画に基づき把持機構21を移動させる(ステップS13)。例えば、コントローラ24は、動作計画が示す軌跡に基づき、動作計画が示す把持点まで把持機構21を移動させるように、アーム機構22を制御する。より具体的には、コントローラ24は、動作計画が示す把持点と、把持機構21における基準点とが重なるように、アーム機構22を制御する。吸着パッドとして構成されている場合、把持機構21の基準点は、例えば、吸着パッドの中心(重心)であってもよいし、吸着パッドにおける任意の点であってもよい。また、グリッパとして構成されている場合、把持機構21の基準点は、例えば、グリッパを構成する複数の指部の中心であってもよい。
コントローラ24は、接触センサ23の検知結果を情報処理装置6に供給する。情報処理装置6の制御部32は、接触センサ23の検知結果に基づいて(接触検知結果)がオンであるか否か判断し、判断結果をコントローラ24に供給する。コントローラ24は、接触センサ23の検知結果に基づく判断結果に基づき、接触検知結果がオンであるか否か認識する(ステップS14)。接触検知結果がオンである場合、把持機構21が物品3の表面に接したことが推定される。また、接触検知結果がオフである場合、把持機構21が物品3の表面にまだ接していないことが推定される。
また、コントローラ24は、接触検知結果がオンである場合(ステップS14、YES)、把持機構21の位置が、動作計画が示す把持点であるか否か判断する(ステップS15)。接触検知結果がオンであり、且つ把持機構21の位置が動作計画の示す把持点である場合、把持の対象である物品3に把持機構21が接触したことが推定される。また、接触検知結果がオンであり、且つ把持機構21の位置が動作計画の示す把持点ではない場合、把持の対象である物品3ではなく、他の物品またはかご車2に把持機構21が接触したことが推定される。
コントローラ24は、接触検知結果がオンであり、且つ把持機構21の位置が動作計画の示す把持点であると判断した場合(ステップS15、YES)、把持機構21により物品3を把持させる(ステップS16)。例えば把持機構21が吸着パッドとして構成されている場合、コントローラ24は、吸着パッド内を図示されない真空ポンプなどにより負圧にさせることにより、把持機構21に物品を把持させる。また例えば、把持機構21がグリッパとして構成されている場合、コントローラ24は、グリッパの指部により物品を挟ませることにより、把持機構21に物品を把持させる。
コントローラ24は、把持機構21により物品3を把持すると、物品3を把持した把持機構21を仕分先に応じたベルトコンベア4に対応した位置まで移動させるように、アーム機構22を制御する(ステップS17)。
コントローラ24は、把持機構21を仕分先に応じたベルトコンベア4に対応した位置まで移動させると、把持機構21による物品3の把持を解除するように把持機構21を制御し(ステップS18)、1つの物品の仕分が完了したことを示す完了通知を情報処理装置6に送信し、ステップS11の処理に移行する。これにより、把持機構21から離れた物品3が、仕分先のベルトコンベア4に投入される。さらに、コントローラ24は、アーム機構22及び把持機構21を距離センサ8の画角外に移動させ、次の動作計画の受信を待つ状態になる。
また、コントローラ24は、ステップS15において、接触検知結果がオンであり、且つ把持機構21の位置が動作計画の示す把持点ではないと判断した場合(ステップS15、NO)、アーム機構22の動作を停止させる(ステップS19)。さらに、コントローラ24は、把持機構21、またはアーム機構22が把持の対象の物品3ではない対象に接触したことを示す接触エラーを情報処理装置6に送信し、ステップS11の処理に移行する。これにより、把持機構21、またはアーム機構22が把持の対象の物品3ではない対象に接触した場合に、ロボットアーム5の動作が停止する。
なお、ロボットアーム5のコントローラ24は、情報処理装置6から終了指示が供給された場合、アーム機構22及び把持機構21を所定の位置に移動させ、図3の処理を終了する。
次に、情報処理装置6の動作について説明する。
図4は、情報処理装置6の動作について説明する為のフローチャートである。
情報処理装置6の制御部32は、距離センサ8から点群データが供給されるのを待つ(ステップS21)。
上記したように、距離センサ8は、ロボットアーム5により持ち上げられる物品3が積載されたかご車2を含む領域の画像データをステレオカメラにより取得する。これにより、例えば図5に示すような画像データ41を取得する。
図5は、距離センサ8を構成するステレオカメラにより撮像された1対の画像データのうちの一方の画像データ41の例を示す。図5に示されるように、距離センサ8は、かご車2が設置される領域を含む所定範囲が画角として設定されている。この為、画像データ41には、かご車2及び複数の物品が写り込んでいる。
さらに、距離センサ8は、1対の画像データに基づき、画像データ上の所定の領域(点)毎に距離センサ8との距離を算出し、点群データを生成する。
図6は、距離センサ8により生成された点群データ42の例を示す。距離センサ8との距離が遠いほど、濃いハッチングで示している。図6に示されるように、点群データ42には、かご車2及びかご車2内に積載された複数の物品3の面と距離センサ8との距離を示す情報が含まれている。即ち、距離センサ8が設置されている高さ、距離センサ8に用いられているレンズの焦点距離、及び距離センサ8に用いられている撮像素子の寸法が既知である場合、点群データ42に基づき、かご車2が設置される床から複数の物品3の面までの高さが算出可能である。また、点群データ42に基づき、かご車2が設置される床からかご車2の底面11及びかご車2の天枠13までの高さが算出可能である。
また、距離センサ8は、予め設定された値より距離センサ8との距離が離れている領域について、点群データ42に距離の情報を加えない構成であってもよい。例えば、距離センサ8は、複数の種類のかご車2の中で最も低い底面より低い領域を点群データ42から除くように点群データ42を生成してもよい。
情報処理装置6の制御部32は、距離センサ8から点群データが供給された場合(ステップS21、YES)、過去に取得した点群データと今回取得した点群データとを比較し、差分が予め設定された閾値以上であるか否か判断する(ステップS22)。例えば、制御部32は、前回取得した点群データと今回取得した点群データとの類似度を算出し、算出された類似度が閾値未満である場合、差分が予め設定された閾値以上であると判断する。
制御部32は、過去に取得した点群データと今回取得した点群データとの差分が予め設定された閾値以上であると判断した場合(ステップS22、YES)、動作計画生成処理を行う。まず、制御部32は、点群データにおける少なくとも3点以上の組合せ毎に法線を算出する(ステップS23)。具体的には、制御部32は、ある1点を基準点とし、基準点から他の2つ点までのそれぞれのベクトルを算出し、複数ベクトルの外積を法線ベクトルとして算出する。
制御部32は、算出した法線(法線ベクトル)に基づいて、クラスタリングを行う(ステップS24)。例えば、制御部32は、同じ方向の法線ベクトルが算出され、且つ隣接する基準点を対応付けて、複数の領域に分類する。
制御部32は、距離センサ8に対するかご車2の相対的な位置を検出する(ステップS25)。制御部32は、点群データ上の分類された複数の領域が、かご車2及び物品3のどの部分に対応する領域であるのかを特定する。かご車2及びかご車2に積載された物品3は、部分ごとに法線ベクトルが似通うことが推定される。そこで、制御部32は、ステップS24のクラスタリングにより分類された領域内の法線の特徴、及び領域の点群データ上での位置に基づいて、各領域がどのような領域であるのかを特定する。
図7は、点群データに基づいて算出された法線の例について説明する為の説明図である。
例えば、かご車2の外周枠12に対応する点の組み合わせに基づく法線は、x方向及びまたはy方向の成分を含み、z方向の成分をほとんど含まないことが推定される。図7に示されるように、かご車2の外周枠12の内側を基準点とする第1の法線51は、x方向及びまたはy方向の成分を含み、z方向の成分を含んでいない。これは、外周枠12が底面11から鉛直方向に延びるように構成されている為である。
また、例えば、かご車2の天枠13は、水平方向に軸が延びた円筒状に形成されている為、天枠13の表面上での位置に応じて法線が様々な方向を向くことが推定される。また、天枠13は、かご車2の最も高い位置に外周と同等の形状で設けられるため、点群データにおいて最も外側に写ることが推定される。
例えば、図7に示されるように、水平方向において底面11に近い天枠13上の点を基準点とする第2の法線52は、水平方向においてかご車2の内側に向かうベクトルになることが推定される。即ち、第2の法線52は、底面11に向かうx方向及びまたはy方向の成分を含み、z方向の成分をほとんど含んでいない。
また、例えば、図7に示されるように、水平方向において天枠13上の中央付近の点を基準点とする第3の法線53は、x方向及びy方向の成分をほとんど含まず、z方向の成分を含むベクトルになることが推定される。
また、例えば、図7に示されるように、水平方向において底面11から遠い天枠13上の点を基準点とする第4の法線54は、水平方向においてかご車2の外側に向かうベクトルになることが推定される。即ち、第4の法線54は、底面11とは逆側に向かうx方向及びまたはy方向の成分を含み、z方向の成分をほとんど含んでいない。
また、例えば、かご車2の底面11に対応する点の組み合わせに基づく法線は、点群データのz方向を向くベクトルになることが推定される。また、底面11の法線は、x方向及びのy方向の成分をほとんど含まないことが推定される。これは、底面11が水平面とほぼ平行に構成されている為である。
また、例えば、図7に示されるように、物品3の上方を向く面を基準点とする第5の法線55は、x方向及びy方向の成分をほとんど含まず、z方向の成分を含むベクトルになることが推定される。
制御部32は、上記の特徴をふまえ、点群データにおいて最も外側に位置し、且つかご車2の外側に向かう法線ベクトルが算出された領域をかご車2の領域であると特定する。より具体的には、制御部32は、点群データにおいて最も外側に位置し、且つかご車2の外側に向かう法線ベクトルが算出された領域をかご車2の天枠13の領域であると特定する。
また、かご車2の外周枠12の内側、底面11、及び物品3などに対応する領域は、天枠13の領域よりも内側に位置することが想定される。そこで、制御部32は、天枠13の領域よりも内側に位置し、且つx方向及びy方向の成分を含まずz方向の成分を含む法線ベクトルが算出された領域を底面11または物品3の領域であると特定する。さらに、制御部32は、予め設定された高さ未満の領域を底面11の領域として特定してもよい。これにより、かご車2と物品3とを点群データ上で分離することができる。
さらに、制御部32は、ロボットアーム5の把持機構21により物品3を把持する把持点を決定する(ステップS26)。制御部32は、底面11または物品3の領域において、高さが一定であり、且つ所定の形状(例えば矩形など)の領域を検出することにより、物品3を検出する。さらに、制御部32は、検出した物品3の中から、次に把持する物品3を決定し、さらに決定した物品3のどの部分を把持機構21により把持するかを決定し、把持点を決定する。例えば、制御部32は、面積の大きな物品3を優先して把持するように把持点を決定する。
また、制御部32は、回避対象の領域を決定する(ステップS27)。ロボットアーム5のアーム機構22及び把持機構21がかご車2に接触し、破損することを避ける為に、制御部32は、かご車2が存在することが推定される領域を回避対象の領域として決定する。例えば、制御部32は、ステップS25で特定した天枠13の領域を回避対象の領域として決定する。より具体的には、制御部32は、天枠13の領域を所定距離膨張させ、膨張させた領域を天枠13から床までの高さに亘って回避対象の領域として設定する。さらに、制御部32は、上記のステップS26において把持対象から漏れた物品3が存在することが推定される領域を回避対象の領域として決定する。
制御部32は、ロボットアーム5の把持機構21を、初期位置から、上記の回避対象を避けて把持点まで移動させる為の把持機構21の軌跡を決定する(ステップS28)。
制御部32は、上記の軌跡と把持点に基づき、ロボットアーム5を動作させる為の動作計画を生成し(ステップS29)、動作計画をロボットアーム5に送信し(ステップS30)、ステップS21の処理に移行する。なお、情報処理装置6の制御部32は、操作端末7から終了指示が供給された場合、ロボットアーム5に終了指示を供給し、図4の処理を終了する。
また、制御部32は、ステップS22で、過去に取得した点群データと今回取得した点群データとの差分が予め設定された閾値未満であると判断した場合(ステップS22、NO)、ステップS23、ステップS24、及びステップS25の処理を省略し、ステップS26の処理に移行する。即ち、制御部32は、距離センサ8から今回取得した点群データと、過去に取得した点群データとを比較し、差分が予め設定された閾値未満である場合、かご車2が存在する領域の過去の特定結果を採用する。これにより、制御部32は、新たに取得した点群データに変化が少ない場合に、前回の法線ベクトルの算出結果、クラスタリングの結果、及びかご車2の位置の特定結果を用いて、把持点の決定及び回避対象の領域の決定を行うことができる。
上記した実施形態によると、距離センサ8は、物品3が積載されたかご車2が置かれる範囲を含む所定範囲から、距離センサ8との距離を示す点が配列された点群データを取得する。情報処理装置6の制御部32は、点群データ上の少なくとも3点以上の組合せ毎に法線ベクトルを算出する。情報処理装置6の制御部32は、法線ベクトルに基づいて、距離センサ8に対するかご車2の相対的な位置を検出する。さらに、制御部32は、法線ベクトルに基づき、ロボットアーム5の把持機構21により物品3を把持する把持点を決定する。またさらに、制御部32は、かご車2の位置を避けて把持機構21を把持点に移動させる動作計画を生成し、ロボットアームに供給する。これにより、かご車2の形状にバラつきがある場合であっても、情報処理装置6は、ロボットアーム5がかご車2に接触する事を避ける事が出来る。
また、情報処理装置6は、上記のように距離センサ8に対するかご車2の相対的な位置を検出することにより、かご車2の寸法を算出する構成であってもよい。さらに、かご車の種類毎にかご車2の立体的な形状を示すデータ(形状データ)が対応付けられたデータベース(かご車データベース)を参照し、かご車2の寸法に基づいてかご車の種類を認識する構成であってもよい。なお、かご車の種類毎にかご車2の立体的な形状を示すデータが対応付けられたデータベースは、例えば情報処理装置6のメモリ34または、ネットワーク9を介して接続された他の機器に記憶される。また、かご車データベースは、かご車の種類毎に底面の模様、外周枠12及び天枠13の色、留め金の位置、中間棚の位置、及び素材などを示す情報がさらに対応付けられていてもよい。
情報処理装置6の制御部32は、かご車2の種類を認識した場合、認識したかご車の種類に対応した形状データをかご車データベースから取得する。制御部32は、形状データに基づき、点群データ上に配置可能なかご車モデルを生成する。制御部32は、ステップS25でかご車2または物品3が存在すると推定される領域にかご車モデルを配置し、かご車モデルに相当する領域をかご車領域として認識する構成であってもよい。このように、制御部32は、かご車2の種類を認識することにより、既知のかご車2の形状データに基づく領域を回避対象として設定することができる。これにより、情報処理装置6は、より高い精度で回避対象を設定することができる。
また、かご車データベースにかご車2の外周枠12及び天枠13の色が対応付けられていた場合、制御部32は、距離センサ8から画像データを取得し、取得した画像データと、認識した種類のかご車の外周枠12及び天枠13の色とに基づいて、点群データ上におけるかご車2が存在する領域を特定することができる。
また、情報処理装置6は、距離センサ8から画像データ及び点群データを受信する毎に、かご車2が空になったか否かを判定する構成であってもよい。また、情報処理装置6は、かご車2が空になった場合に、距離センサ8が傾いているか否かなどを判定する構成であってもよい。
図8は、情報処理装置6の他の動作について説明する為のフローチャートである。
情報処理装置6の制御部32は、距離センサ8から点群データ及び画像データが供給されるのを待つ(ステップS31)。
制御部32は、距離センサ8から点群データ及び画像データが供給された場合(ステップS31、YES)、かご車2が空になったか否か判断する(ステップS32)。
制御部32は、点群データからかご車2の天枠13の寸法を算出することにより、かご車の種類が特定できている場合、上記のかご車データベースに基づいてかご車2が空になったか否か判断してもよい。例えば、制御部32は、かご車データベースが示す底面11の高さと、点群データの底面11または物品3の領域の高さとが一致した場合、かご車2が空になったと判断する。
例えば、図9に示されるように、底面11に予めかご車の底面であることを示す底面パターン61が付加されたかご車2がある。制御部32は、画像データから底面パターン61が検出された場合、かご車2が空になったと判断する。距離センサ8は、距離が遠くなる程分解能が低下するものの、このように所定のパターンの検出の可否に応じて、かご車2が空になったか否か判断することにより、距離センサ8の分解能の問題を解消することができる。
制御部32は、ステップS32でかご車2が空になっていないと判断した場合(ステップS32、NO)、動作計画生成処理を行う(ステップS33)。動作計画生成処理は、図4のステップS22乃至ステップS30の処理に相当する。即ち、制御部32は、距離センサ8から供給された点群データに基づいて、かご車2の位置を認識し、物品3の位置を認識し、把持点を決定し、軌跡を決定し、動作計画を生成し、ロボットアーム5に送信する。
さらに、制御部32は、ステップS32でかご車2が空になっていると判断した場合(ステップS32、YES)、距離センサ8の設置位置のキャリブレーションを行う。まず、制御部32は、距離センサ8の設置位置が正常であるか否か判断する(ステップS34)。制御部32は、例えば、底面パターン61が歪んでいる場合、底面パターン61が画像データ上の予め設定された位置からずれている場合、距離センサ8の設置位置が正常ではないと判断する。
制御部32は、距離センサ8の設置位置が正常ではないと判断した場合(ステップS34、NO)、距離センサ8の傾き及びズレ量を算出する(ステップS35)。具体的には、制御部32は、画像データ上での底面パターンの歪みに基づき、距離センサ8のレンズの光軸の傾きを算出する。また、制御部32は、底面パターン61の画像データ上での位置に基づいて、距離センサ8のレンズの光軸と底面パターン(または底面パターンにおいて基準となる点)とのズレ量を算出する。
制御部32は、算出した距離センサ8の傾き及びズレ量を操作端末7に通知し(ステップS36)、ステップS31の処理に移行する。即ち、制御部32は、距離センサ8が傾いている、または設置位置がずれていることを示す警告を操作端末に通知する。
なお、底面パターン61の代わりに、かご車2の距離センサ8により撮像可能な位置に、シールによって構成されたテストチャートが、上記の距離センサ8の傾き及びズレ量を算出に用いられる構成であってもよい。
また、距離センサ8は、画像データの所定範囲の明るさに基づいて、輝度調整を行う構成であってもよい。例えば、かご車2が設置される床の所定の位置に、所定の反射率のシールによってテストチャートを形成する。距離センサ8は、画像データ上でのテストチャートの明るさに基づき、輝度調整を行う。これにより、距離センサ8により取得する画像の明るさを安定させることができる。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係る仕分システム1Aの概略的な構成例について説明する為の説明図である。第2の実施形態に係る仕分システム1Aは、かご車2に識別用コード71Aが付与された点が第1の実施形態と異なる。第1の実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
仕分システム1Aは、ロボットアーム5、情報処理装置6、及び操作端末7を備える。また、仕分システム1は、距離センサ8をさらに備える。仕分システム1Aにおいて用いられるかご車2Aは、底面11と、外周枠12と、天枠13と、識別用コード71Aを有する。
識別用コード71Aは、かご車2Aの種類を示す情報である。識別用コード71Aは、例えば、かご車2Aの種類を示す文字列である。識別用コード71Aは、例えば、かご車2Aの種類に対応する識別番号に基づいて生成されたコード(二次元コード、バーコード、または他のコードなど)である。
識別用コード71Aは、かご車2Aの、距離センサ8により読み取り可能な位置に付与される。識別用コード71Aは、例えば、図10に示されるように、かご車2Aの天枠13に付与される。
情報処理装置6のメモリ34は、かご車の種類毎にかご車2Aの立体的な形状を示す形状データが対応付けられたかご車データベースを記憶する。例えば、識別用コード71Aが、かご車2Aの種類を示す文字列である場合、かご車データベースは、形状データと文字列とが対応付けられて構成される。また、例えば、識別用コード71Aが、かご車2Aの種類に対応する識別番号を示す構成である場合、かご車データベースは、形状データと識別番号とが対応付けられて構成される。
次に、第2の実施形態に係る情報処理装置6の動作について説明する。
図11は、情報処理装置6の動作について説明する為のフローチャートである。
情報処理装置6の制御部32は、距離センサ8から点群データ及び画像データが供給されるのを待つ(ステップS41)。
上記したように、距離センサ8は、ロボットアーム5により持ち上げられる物品3が積載されたかご車2Aを含む領域の画像データをステレオカメラにより取得する。これにより、例えば図12に示すような画像データ41Aを取得する。
図12は、識別用コード71Aが付与されたかご車2Aを距離センサ8が撮像した画像データ41Aの例を示す。図12に示されるように、画像データ41Aには、かご車2Aに付与された識別用コード71Aが写り込んでいる。
制御部32は、画像データ41Aから識別用コード71Aを検出し、識別用コード71Aに基づいてかご車2Aの種類を認識する(ステップS42)。
例えば、識別用コード71Aが文字列として構成されている場合、制御部32は、画像データ41Aに対して文字認識処理を行うことにより、識別用コード71Aを検出する。制御部32は、認識した文字列に基づいてかご車データベースを参照することにより、かご車2Aの種類を認識し、形状データを取得する。
また、識別用コード71Aが二次元コードまたはバーコードなどとして構成されている場合、制御部32は、画像データ41Aからパターン認識により識別用コード71Aを抽出し、抽出した識別用コード71Aを復号することによって、識別番号を取得する。制御部32は、取得した識別番号に基づいてかご車データベースを参照することにより、かご車2Aの種類を認識し、形状データを取得する。
また、識別用コード71Aが二次元コードまたはバーコードなどとして構成されている場合、制御部32は、画像データ41Aからパターン認識により識別用コード71Aを抽出し、抽出した識別用コード71Aを復号することによって、識別番号を取得する。制御部32は、取得した識別番号に基づいてかご車データベースを参照することにより、かご車2Aの種類を認識し、形状データを取得する。
また、制御部32は、距離センサ8から供給された点群データにおける少なくとも3点以上の組合せ毎に法線を算出する(ステップS43)。
制御部32は、算出した法線(法線ベクトル)に基づいて、クラスタリングを行う(ステップS44)。
制御部32は、距離センサ8に対するかご車2Aの相対的な位置を推定する(ステップS45)。上記のように、点群データには、かご車2Aが設置される床について距離情報が含まれていない。この為、制御部32は、点群データにおいて距離情報が存在する箇所を、かご車2Aまたは物品3が存在する領域であると推定する。
さらに、制御部32は、ステップS42で取得した形状データに基づいて、点群データ上に配置可能なかご車モデルを生成し、ステップS45でかご車2Aまたは物品3が存在すると推定された領域に配置する。これにより、制御部32は、点群データ上において、物品3が存在する領域と、かご車が存在する領域とを特定する(ステップS46)。即ち、制御部32は、かご車2Aと物品3とを点群データ上で分離することができる。
さらに、制御部32は、ロボットアーム5の把持機構21により物品3を把持する把持点を決定する(ステップS47)。制御部32は、物品3の領域から、高さが一定であり、且つ所定の形状(例えば矩形など)の領域を検出することにより、物品3を検出する。さらに、制御部32は、検出した物品3の中から、次に把持する物品3を決定し、さらに決定した物品3のどの部分を把持機構21により把持するかを決定し、把持点を決定する。例えば、制御部32は、面積の大きな物品3を優先して把持するように把持点を決定する。
また、制御部32は、回避対象の領域を決定する(ステップS48)。ロボットアーム5のアーム機構22及び把持機構21がかご車2Aに接触し、破損することを避ける為に、制御部32は、かご車2Aの領域を回避対象の領域として決定する。さらに、制御部32は、上記のステップS47において把持対象から漏れた物品3が存在することが推定される領域を回避対象の領域として決定する。
制御部32は、ロボットアーム5の把持機構21を、初期位置から、上記の回避対象を避けて把持点まで移動させる為の把持機構21の軌跡を決定する(ステップS49)。
制御部32は、上記の軌跡と把持点に基づき、ロボットアーム5を動作させる為の動作計画を生成し(ステップS50)、動作計画をロボットアーム5に送信し(ステップS51)、ステップS41の処理に移行する。なお、情報処理装置6の制御部32は、操作端末7から終了指示が供給された場合、ロボットアーム5に終了指示を供給し、処理を終了する。
上記した実施形態によると、距離センサ8は、物品3が積載されたかご車2Aが置かれる範囲を含む所定範囲から、距離センサ8との距離を示す点が配列された点群データを取得する。また、距離センサ8は、かご車2Aの種類を示す識別用コード71が写った画像データを取得する。
情報処理装置6の制御部32は、画像データ上の識別用コード71に基づいて、かご車の種類を認識する。また、制御部32は、点群データに基づいて、かご車2A及び物品3が存在することが推定される領域を検出する。制御部32は、かご車の種類とかご車の形状を示す形状データとが対応付けられたかご車データベースから、認識したかご車の種類に対応する形状データを取得する。制御部32は、かご車2A及び物品3が存在することが推定される領域に、形状データに基づき生成したかご車モデルを配置することにより、点群データ上においてかご車2Aが存在する領域を特定する。制御部32は、かご車2Aが存在する領域を回避対象の領域として設定し、動作計画を生成する。これにより、かご車2Aの形状にバラつきがある場合であっても、情報処理装置6は、ロボットアーム5がかご車2Aに接触する事を避ける事が出来る。
なお、上記の実施形態では、制御部32は、点群データに基づいてかご車2A及び物品3が存在する領域を推定し、この領域にかご車2Aの種類に応じたかご車モデルを配置して、回避対象を決定する構成であると説明したがこの構成に限定されない。制御部32は、画像データに基づいてかご車2A及び物品3が存在する領域を推定し、この領域にかご車2Aの種類に応じたかご車モデルを配置して、回避対象を決定する構成であってもよい。この場合、制御部32は、かご車2Aが設置されていない場合の画像データと、ステップS41で受信した画像データとを比較することにより、かご車2A及び物品3が存在する領域を推定する。即ち、制御部32は、画像データを比較し、差分が存在する領域をかご車2A及び物品3が存在する領域として推定する。
また、上記の実施形態では、制御部32は、識別用コード71が写った画像に基づいて、識別用コード71を検出し、かご車2Aの種類を認識すると説明したが、この故末井に限定されない。かご車2Aにかご車2Aの種類を示す情報が格納されたRFIDが付与されている場合、制御部32は、RFIDを読み取るRFIDリーダによりかご車2Aからかご車の種類を示す情報を取得し、かご車2Aの種類を認識する構成であってもよい。
(第3の実施形態)
図13は、第3の実施形態に係る仕分システム1Bの概略的な構成例について説明する為の説明図である。第3の実施形態に係る仕分システム1Bは、かご車2の寸法を測定し、寸法の測定結果に基づいてかご車2の種類を識別する点が第2の実施形態と異なる。第1及び第2の実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
仕分システム1Bは、ロボットアーム5、情報処理装置6、及び操作端末7を備える。また、仕分システム1は、距離センサ8及び一次元センサ81Bをさらに備える。
一次元センサ81Bは、ある一点と測定対象との距離、即ち2点間の距離を測定する装置である。具体的には、一次元センサ81Bは、自身と、測定対象である点(測距点)との距離を測定する装置である。一次元センサ81Bは、測距点(または測距する方向)を水平方向に走査させつつ距離を測定する。一次元センサ81Bは、ネットワーク9を介して測定結果を情報処理装置6に供給する。一次元センサ81Bは、例えばレーザーレンジファインダーである。一次元センサ81Bは、所定の高さからレーザを照射し、反射光が入射するまでの時間に基づいて、対象物までの距離を測定する。この場合、一次元センサ81Bは、レーザが照射された点を測距点として、レーザの反射光を受光するセンサと測距点との距離を測定する。一次元センサ81Bは、少なくとも複数の種類のかご車2の底面11よりも高い位置で測定を行う。
また、距離センサ8は、一次元センサ81Bにおける測定結果において、変化が生じた場合に、撮像を行い、画像データ及び点群データを取得する構成であってもよい。即ち、一次元センサ81Bは、ロボットアーム5の稼働領域にかご車2が進入したことを他の機器に通知することができる。
次に、第3の実施形態に係る情報処理装置6の動作について説明する。
図14は、情報処理装置6の動作について説明する為のフローチャートである。
情報処理装置6の制御部32は、距離センサ8から点群データが供給され、且つ一次元センサ81Bから測定結果が供給されるのを待つ(ステップS61)。
情報処理装置6の制御部32は、一次元センサ81Bから供給される測定結果に基づいて、かご車2の寸法を算出する(ステップS62)。
図15は、一次元センサ81Bからかご車2までの距離を測定する例について説明する為の説明図である。図15における太線は、一次元センサ81Bにより測距されたかご車2または物品3の表面形状に相当する。
一次元センサ81Bは、一次元センサ81Bが配置されている基準点(x0,y0)を固定し、測距する方向を水平方向に走査させる。これにより、一次元センサ81Bは、対象物であるかご車2の二辺と一次元センサ81Bとの距離を測定し、測定結果を生成する。測定結果は、二次元状に配列された座標毎の基準点(x0,y0)との距離を示す情報である。
図15の例によると、一次元センサ81Bは、一次元センサ81Bから見たときのかご車2の前面の一方の端部に相当する第1の点(sx1,sy1)から、かご車2の前面の他方の端部に相当する第2の点(ex1,ey1)に亘って、基準点(x0,y0)との距離を測定する。また、一次元センサ81Bは、一次元センサ81Bから見たときのかご車2の側面の一方の端部に相当する第3の点(sx2,sy2)から、かご車2の側面の他方の端部、即ち第2の点(ex1,ey1)に亘って、基準点(x0,y0)との距離を測定する。このように、一次元センサ81Bは、かご車2上の測距点を水平方向に走査させつつ距離を測定することにより、かご車2の側面の外側の形状を検出する。即ち、一次元センサ81Bは、かご車2の外周枠12の外側を水平方向に走査することにより、かご車2の外周枠12の外側の形状を検出する。
情報処理装置6の制御部32は、かご車2が設置されていない時に一次元センサ81Bから供給される測定結果と、ステップS61で供給された測定結果とを比較し、差分が存在する点をかご車2が存在する点として認識する。一次元センサ81Bの位置が固定であり且つ既知である場合、一次元センサ81Bから供給される測定結果に基づいて、かご車2の二辺の位置及び形状を算出することができる。即ち、制御部32は、第1の点(sx1,sy1)から第2の点(ex1,ey1)に亘る測定結果に基づいて、かご車2の前面の位置及び形状を算出する。また、制御部32は、第3の点(sx2,sy2)から第2の点(ex1,ey1)に亘る測定結果に基づいて、かご車2の側面の位置及び形状を算出する。
さらに、制御部32は、第1の点(sx1,sy1)から第2の点(ex1,ey1)までの距離をかご車2の幅の寸法、第3の点(sx2,sy2)から第2の点(ex1,ey1)までの距離をかご車2の奥行の寸法としてそれぞれ算出する。
制御部32は、算出したかご車2の寸法に基づいて、かご車データベースを参照することにより、かご車2の種類を認識し、形状データを取得する(ステップS63)。例えば、制御部32は、ステップS62で算出したかご車2の幅及び奥行が一致するかご車の種類をかご車データベースから抽出する。制御部32は、ステップS62で算出したかご車2の幅及び奥行と、かご車データベースの形状データに含まれるかご車の寸法とを比較することにより、寸法が一致するかご車の種類をかご車データベースから抽出する。
また、制御部32は、距離センサ8から供給された点群データにおける少なくとも3点以上の組合せ毎に法線を算出する(ステップS64)。
制御部32は、算出した法線(法線ベクトル)に基づいて、クラスタリングを行う(ステップS65)。
制御部32は、距離センサ8に対するかご車2の相対的な位置を推定する(ステップS66)。上記のように、点群データには、かご車2が設置される床について距離情報が含まれていない。この為、制御部32は、点群データにおいて距離情報が存在する箇所を、かご車2または物品3が存在する領域であると推定する。
さらに、制御部32は、ステップS63で取得した形状データに基づいて、点群データ上に配置可能なかご車モデルを生成し、ステップS66でかご車2または物品3が存在すると推定された領域に配置する。これにより、制御部32は、点群データ上において、物品3が存在する領域と、かご車が存在する領域とを特定する(ステップS67)。即ち、制御部32は、かご車2と物品3とを点群データ上で分離することができる。
さらに、制御部32は、ロボットアーム5の把持機構21により物品3を把持する把持点を決定する(ステップS68)。制御部32は、物品3の領域から、高さが一定であり、且つ所定の形状(例えば矩形など)の領域を検出することにより、物品3を検出する。さらに、制御部32は、検出した物品3の中から、次に把持する物品3を決定し、さらに決定した物品3のどの部分を把持機構21により把持するかを決定し、把持点を決定する。例えば、制御部32は、面積の大きな物品3を優先して把持するように把持点を決定する。
また、制御部32は、回避対象の領域を決定する(ステップS69)。ロボットアーム5のアーム機構22及び把持機構21がかご車2に接触し、破損することを避ける為に、制御部32は、かご車2の領域を回避対象の領域として決定する。さらに、制御部32は、上記のステップS68において把持対象から漏れた物品3が存在することが推定される領域を回避対象の領域として決定する。
制御部32は、ロボットアーム5の把持機構21を、初期位置から、上記の回避対象を避けて把持点まで移動させる為の把持機構21の軌跡を決定する(ステップS70)。
制御部32は、上記の軌跡と把持点に基づき、ロボットアーム5を動作させる為の動作計画を生成し(ステップS71)、動作計画をロボットアーム5に送信し(ステップS72)、ステップS61の処理に移行する。なお、情報処理装置6の制御部32は、操作端末7から終了指示が供給された場合、ロボットアーム5に終了指示を供給し、処理を終了する。
上記した実施形態によると、距離センサ8は、物品3が積載されたかご車2Aが置かれる範囲を含む所定範囲から、距離センサ8との距離を示す点が配列された点群データを取得する。また、一次元センサ81Bは、測距する方向を水平方向に走査させつつ、かご車2までの距離を測定する。
情報処理装置6の制御部32は、一次元センサ81Bによる測定結果に基づいて、かご車2の寸法を算出する。制御部32は、かご車2の寸法と、形状データとかご車の種類とが対応付けられたかご車データベースを参照し、かご車の種類を特定し、特定したかご車の種類に対応する形状データを取得する。制御部32は、かご車2及び物品3が存在することが推定される領域に、形状データに基づき生成したかご車モデルを配置することにより、点群データ上においてかご車2が存在する領域を特定する。制御部32は、かご車2が存在する領域を回避対象の領域として設定し、動作計画を生成する。これにより、かご車2の形状にバラつきがある場合であっても、情報処理装置6は、ロボットアーム5がかご車2に接触する事を避ける事が出来る。この構成によると、かご車2に識別用コード71を貼りつけることができない場合であっても、高い精度でかご車2の位置を特定することができる。
なお、上記の実施形態では、制御部32は、点群データに基づいてかご車2及び物品3が存在する領域を推定し、この領域にかご車2の種類に応じたかご車モデルを配置して、回避対象を決定する構成であると説明したがこの構成に限定されない。制御部32は、測定結果に基づいてかご車2及び物品3が存在する三次元空間上の領域を推定し、この領域にかご車2の種類に応じたかご車モデルを配置して、回避対象を決定する構成であってもよい。この構成によると、ステップS64乃至ステップS66の処理を省略することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
所定範囲に置かれたかご車に積載された物品を把持する把持機構と、動作計画に基づいて前記把持機構を移動させるアーム機構とを有するロボットアームに前記動作計画を供給する情報処理装置であって、
前記動作計画を生成し、前記動作計画を前記ロボットアームに供給する制御部を具備し、
前記制御部は、距離センサが前記所定範囲を撮像して画像データを取得し、前記距離センサが前記画像データに基づいて生成した、前記距離センサとの距離を示す点が配列された点群データ上の少なくとも3点以上の組合せ毎に法線を算出し、前記法線に基づいて、前記点群データにおいて前記かご車及び前記物品の位置を特定し、前記かご車及び前記物品の位置に基づいて前記把持機構により前記物品を把持する把持点を決定し、前記把持機構と前記かご車が接触しないように前記把持機構を前記把持点に移動させる前記動作計画を生成し、前記動作計画を前記ロボットアームに供給する、情報処理装置。
[C2]
前記制御部は、前記点群データにおいて、前記かご車の外側を向く法線が算出され、且つ最も外側に存在する領域を、前記かご車の外枠として特定するC1に記載の情報処理装置。
[C3]
前記制御部は、前記かご車の種類ごとに前記かご車の立体的な形状を示す形状データを予め記憶するデータベースを参照し、前記かご車の種類を認識し、認識した種類に対応する前記形状データを取得し、前記形状データに基づいて前記点群データにおける前記かご車の位置を特定するC1に記載の情報処理装置。
[C4]
前記制御部は、前記点群データに基づいて前記かご車の寸法を算出し、算出した寸法に基づいて前記かご車の種類を認識するC3に記載の情報処理装置。
[C5]
前記制御部は、前記かご車の種類を示す識別用コードが付与された前記かご車から、前記距離センサが取得した画像データに基づいて、前記かご車の種類を認識するC3に記載の情報処理装置。
[C6]
前記制御部は、前記かご車の外周の形状を検出する一次元センサから供給される測定結果に基づいて、前記かご車の寸法を算出し、算出した寸法に基づいて前記かご車の種類を認識するC3に記載の情報処理装置。
[C7]
前記制御部は、前記かご車の底面であることを示す底面パターンが底面に付与された前記かご車から、前記距離センサが取得した画像データに基づいて、前記かご車に前記物品が積載されているか否か判断するC1に記載の情報処理装置。
[C8]
前記制御部は、前記距離センサが取得する画像データにおける前記底面パターンの歪み及び位置に基づいて、前記距離センサの傾き及びズレ量を算出するC7に記載の情報処理装置。
[C9]
前記制御部は、前記距離センサから取得した点群データと、過去に取得した点群データとを比較し、差分が予め設定された閾値未満である場合、過去の前記かご車の位置の特定の結果を採用するC1に記載の情報処理装置。
[C10]
ロボットアームと、前記ロボットアームに動作計画を供給する情報処理装置とを具備する仕分システムであって、
前記ロボットアームは、
所定範囲に置かれたかご車に積載された物品を把持する把持機構と、
前記動作計画に基づいて前記把持機構を移動させるアーム機構と、
を具備し、
前記情報処理装置は、
距離センサが前記所定範囲を撮像して画像データを取得し、前記距離センサが前記画像データに基づいて生成した、前記距離センサとの距離を示す点が配列された点群データ上の少なくとも3点以上の組合せ毎に法線を算出し、前記法線に基づいて、前記点群データにおいて前記かご車及び前記物品の位置を特定し、前記かご車及び前記物品の位置に基づいて前記把持機構により前記物品を把持する把持点を決定し、前記把持機構と前記かご車が接触しないように前記把持機構を前記把持点に移動させる前記動作計画を生成し、前記動作計画を前記ロボットアームに供給する制御部を具備する仕分システム。
1…仕分システム、2…かご車、5…ロボットアーム、6…情報処理装置、7…操作端末、8…距離センサ、9…ネットワーク、21…把持機構、22…アーム機構、23…接触センサ、24…コントローラ、31…通信インタフェース、32…制御部、33…プロセッサ、34…メモリ、81B…一次元センサ。

Claims (9)

  1. 所定範囲に置かれたかご車に積載された物品を把持する把持機構と、動作計画に基づいて前記把持機構を移動させるアーム機構とを有するロボットアームに前記動作計画を供給する情報処理装置であって、
    前記動作計画を生成し、前記動作計画を前記ロボットアームに供給する制御部を具備し、
    前記制御部は、距離センサが前記所定範囲を撮像して画像データを取得し、前記距離センサが前記画像データに基づいて生成した、前記距離センサとの距離を示す点が配列された点群データ上の少なくとも3点以上の組合せ毎に法線を算出し、前記法線に基づいて、前記点群データにおいて前記かご車及び前記物品の位置を特定し、前記かご車及び前記物品の位置に基づいて前記把持機構により前記物品を把持する把持点を決定し、前記把持機構と前記かご車が接触しないように前記把持機構を前記把持点に移動させる前記動作計画を生成し、前記動作計画を前記ロボットアームに供給し、
    前記制御部は、前記点群データにおいて、前記かご車の外側を向く法線が算出され、且つ最も外側に存在する領域を、前記かご車の外枠として特定し、前記かご車の外枠として特定された前記領域を回避対象の領域として決定する、
    情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記かご車の種類ごとに前記かご車の立体的な形状を示す形状データを予め記憶するデータベースを参照し、前記かご車の種類を認識し、認識した種類に対応する前記形状データを取得し、前記形状データに基づいて前記点群データにおける前記かご車の位置を特定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記点群データに基づいて前記かご車の寸法を算出し、算出した寸法に基づいて前記かご車の種類を認識する請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記かご車の種類を示す識別用コードが付与された前記かご車から、前記距離センサが取得した画像データに基づいて、前記かご車の種類を認識する請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記かご車の外周の形状を検出する一次元センサから供給される測定結果に基づいて、前記かご車の寸法を算出し、算出した寸法に基づいて前記かご車の種類を認識する請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記かご車の底面であることを示す底面パターンが底面に付与された前記かご車から、前記距離センサが取得した画像データに基づいて、前記かご車に前記物品が積載されているか否か判断する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記距離センサが取得する画像データにおける前記底面パターンの歪み及び位置に基づいて、前記距離センサの傾き及びズレ量を算出する請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記距離センサから取得した点群データと、過去に取得した点群データとを比較し、差分が予め設定された閾値未満である場合、過去の前記かご車の位置の特定の結果を採用する請求項1に記載の情報処理装置。
  9. ロボットアームと、前記ロボットアームに動作計画を供給する情報処理装置とを具備する仕分システムであって、
    前記ロボットアームは、
    所定範囲に置かれたかご車に積載された物品を把持する把持機構と、
    前記動作計画に基づいて前記把持機構を移動させるアーム機構と、
    を具備し、
    前記情報処理装置は、
    距離センサが前記所定範囲を撮像して画像データを取得し、前記距離センサが前記画像データに基づいて生成した、前記距離センサとの距離を示す点が配列された点群データ上の少なくとも3点以上の組合せ毎に法線を算出し、前記法線に基づいて、前記点群データにおいて前記かご車及び前記物品の位置を特定し、前記かご車及び前記物品の位置に基づいて前記把持機構により前記物品を把持する把持点を決定し、前記把持機構と前記かご車が接触しないように前記把持機構を前記把持点に移動させる前記動作計画を生成し、前記動作計画を前記ロボットアームに供給する制御部を具備し、
    前記制御部は、前記点群データにおいて、前記かご車の外側を向く法線が算出され、且つ最も外側に存在する領域を、前記かご車の外枠として特定し、前記かご車の外枠として特定された前記領域を回避対象の領域として決定する、
    仕分システム。
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