JP7061901B2 - 排ガス浄化触媒及びその製造方法 - Google Patents
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第1の担体粒子、第2の担体粒子、並びに第1及び第2の担体粒子に担持されている触媒貴金属粒子を有する排ガス浄化用触媒であって、
第1の担体粒子が、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物と、セリアではない希土類酸化物とを含有し、
第2の担体粒子が、セリアではない希土類酸化物を含有し、そしてシリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有してもよく
第1の担体粒子の無機酸化物の含有量が、第2の担体粒子の無機酸化物の含有量よりも高く、かつ
第2の担体粒子の希土類酸化物の含有量が、第1の担体粒子の希土類酸化物の含有量よりも高い、排ガス浄化用触媒が記載されており、この排ガス浄化用触媒は、従来の排ガス浄化用触媒よりも貴金属の触媒活性を高い状態に維持できると説明されている。
上記第1の担体粒子が、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有し、
上記第2の担体粒子が、セリア以外の希土類酸化物を含有し、
上記第2の担体粒子の上記セリア以外の希土類酸化物の含有率が、上記第1の担体粒子の上記セリア以外の希土類酸化物の含有率よりも高く、
上記第2の担体粒子が、長径1.5μm以上6.0μm以下、及び短径0.1μm以上2.0μm以下のサイズを有し、かつ、長径/短径で表されるアスペクト比が2.0以上の棒状又は針状の粒子である、
排ガス浄化触媒。
《態様2》上記第2の担体粒子のアスペクト比が2.2以上25.0以下である、《態様1》に記載の排ガス浄化触媒。
《態様3》上記セリア以外の希土類酸化物が、ネオジム酸化物を含む、《態様1》又は《態様2》に記載の排ガス浄化触媒。
《態様4》上記触媒貴金属が、白金、パラジウム、及びロジウムから選択される1種以上である、《態様1》~《態様3》のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒。
《態様5》水素を還元剤として用いた昇温還元法(H2-TRP)で得られたTRPプロファイルにおいて、350℃以上750℃以下の領域に水素消費のピークを示す、《態様1》~《態様4》のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒。
《態様6》基材と、基材上の触媒コート層とを含み、
上記触媒コート層が、《態様1》~《態様5》のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒を含む、
排ガス浄化触媒装置。
《態様7》触媒貴金属の前駆体、第4級アンモニウム塩、及び多価有機カルボン酸を含有する水溶液又は水系分散体を調製すること、
シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物、並びにセリア以外の希土類酸化物を含む原料担体と、上記水溶液又は水系分散体とを接触させて、上記原料担体から少なくともセリア以外の希土類酸化物を、抽出し、そして析出させ、これにより、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有する第1の担体粒子と、セリア以外の希土類酸化物を含有する第2の担体粒子とを形成すること、並びに
上記第1の担体粒子及び上記第2の担体粒子を焼成すること
を含む、排ガス浄化触媒の製造方法。
《態様8》上記第4級アンモニウム塩が、下記式(1):
N+R4・A- (1)
{式(1)中、Rは炭素数1~6の有機基であり、複数のRは互いに同一でも異なっていてもよく、A-は1価のアニオンである。}
で表される塩である、《態様7》に記載の製造方法。
《態様9》上記第4級アンモニウム塩が、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、コリンクロリド、アセチルコリンクロリド、クロロコリンクロリド、トリメチルアセトヒドラジドアンモニウムクロリド、及びビス(2-ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリドから選択される1種以上である、《態様8》に記載の製造方法。
《態様10》上記第4級アンモニウム塩の使用量が、上記セリア以外の希土類酸化物に含まれる希土類原子1モルに対して、0.5モル以上2.0モル以下である、《態様7》~《態様9》のいずれか一項に記載の製造方法。
《態様11》上記多価有機カルボン酸が2価の飽和脂肪族カルボン酸である、《態様7》~《態様10》のいずれか一項に記載の製造方法。
《態様12》上記2価の飽和脂肪族カルボン酸が、シュウ酸、酒石酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、及びアジピン酸から選択される1種以上である、《態様11》に記載の製造方法。
《態様13》上記多価有機カルボン酸の使用量が、上記セリア以外の希土類酸化物に含まれる希土類原子1モルに対して、0.2モル以上2.0モル以下である、《態様7》~《態様12》のいずれか一項に記載の製造方法。
本発明の排ガス浄化触媒は、第1の担体粒子、第2の担体粒子、並びに第1の担体粒子及び第2の担体粒子に担持されている触媒貴金属の粒子を有する。第1の担体粒子は、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有し、第2の担体粒子は、セリア以外の希土類酸化物を含有する。第2の担体粒子におけるセリア以外の希土類酸化物の含有率は、第1の担粒子におけるセリア以外の希土類酸化物の含有率よりも高い。第2の担体粒子は、長径1.5μm以上6.0μm以下、及び短径0.1μm以上2.0μm以下のサイズを有し、かつ、長径/短径で表されるアスペクト比が2.0以上の棒状又は針状の粒子である。
本発明の排ガス浄化触媒には、触媒貴金属粒子の担体として、少なくとも第1の担体粒子と第2の担体粒子とを用いる。第1の担体粒子及び第2の担体粒子以外の第3の担体粒子を更に用いてもよい。
本発明の排ガス浄化触媒で用いられる第1の担体粒子は、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有する。好ましくは、第1の担体粒子は、セリア及び/又はジルコニアを少なくとも含有する。第1の担体粒子は、セリア以外の希土類酸化物を含有していてもよい。
本発明の排ガス浄化触媒で用いられる第2の担体粒子は、セリア以外の希土類酸化物を含有する。ここで、第2の担体粒子におけるセリア以外の希土類酸化物の含有率は、第1の担体粒子におけるセリア以外の希土類酸化物の含有率よりも高い。また、第2の担体粒子は、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有してもよい。
本発明の排ガス浄化触媒で用いられる触媒貴金属粒子としては、特に白金族金属の粒子を挙げることができ、より好ましくは白金、パラジウム、及びロジウムから選択される1種以上の粒子を挙げることができる。
本発明の排ガス浄化触媒は、水素を還元剤として用いた昇温還元法(H2-TRP)で得られたTRPプロファイルにおいて、350℃以上750℃以下の領域に水素消費のピークを示す。これは、従来技術の触媒には見られない、本発明の排ガス浄化触媒の特徴の1つであり、本発明の排ガス浄化触媒が、この温度領域において還元され易い成分を含有していることを示している。
本発明の排ガス浄化触媒装置は、
基材と、基材上の触媒コート層とを含み、
触媒コート層が、上述の排ガス浄化触媒を含む、
排ガス浄化触媒装置である。
本発明の排ガス浄化触媒を製造するための、本発明の排ガス浄化触媒の製造方法は、
触媒貴金属の前駆体、第4級アンモニウム塩、及び多価有機カルボン酸を含有する水溶液又は水系分散体を調製すること、
シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物、並びにセリア以外の希土類酸化物を含む原料担体と、上記の水溶液又は水系分散体とを接触させて、原料担体から少なくともセリア以外の希土類酸化物を、抽出し、そして析出させ、これにより、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有する第1の担体粒子と、セリア以外の希土類酸化物を含有する第2の担体粒子とを形成すること、並びに
上記第1の担体粒子及び第2の担体粒子を焼成することを含む。
本発明の排ガス浄化触媒の製造方法における水溶液又は水系分散体は、触媒貴金属の前駆体、第4級アンモニウム塩、及び多価有機カルボン酸を含有する水溶液又は水系分散体であり、典型的には水溶液であってよい。
触媒貴金属の前駆体としては、貴金属の強酸塩を挙げることができ、特に貴金属の硝酸塩及び硫酸塩を挙げることができる。貴金属としては、白金、パラジウム、及びロジウムから選択される1種以上を挙げることができ、NOx浄化能の観点からは、特にロジウムであってよい。
第4級アンモニウム塩は、第4級アンモニウムカチオンとアニオンとから構成される塩である。
N+R4・A- (1)
{式(1)中、Rは炭素数1~6の有機基であり、複数のRは互いに同一でも異なっていてもよく、A-は1価のアニオンである。}
で表される塩であってよい。
ヒドロキシアルキル基は、例えば、1個又は2個のヒドロキシ基で置換された炭素数1~4のアルキル基であってよく、具体的には例えば、ヒドロキシメチル基、2-ヒドロキシエチル基、3-ヒドロキシプロピル基、2,3-ジヒドロキシプロピル基、4-ヒドロキシブチル基、2,4-ジヒドロキシブチル基等であってよい。
多価有機カルボン酸は、カルボキシル基を2個以上有する有機化合物である。
本発明の排ガス浄化触媒の製造方法に用いられる原料担体は、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物、並びにセリア以外の希土類酸化物を含む。
次いで、水溶液又は水系分散体と、原料担体とを接触させる。水溶液又は水系分散体と原料担体とを接触させると、原料担体から少なくともセリア以外の希土類酸化物が抽出され、これにより、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有する第1の担体粒子と、セリア以外の希土類酸化物を含有する第2の担体粒子とが形成される。
水溶液又は水系分散体と原料担体との接触後、好ましくは溶媒を除去した後に、接触によって形成された第1の担体粒子及び第2の担体粒子の焼成が行われる。焼成温度は、例えば、400℃以上、500℃以上、550℃以上、又は600℃以上であってもよく、1,000℃以下、800℃以下、又は700℃以下であってもよい。焼成時間は、例えば、30分以上、1時間以上、2時間以上、又は4時間以上であってもよく、例えば、12時間以下、10時間以下、又は8時間以下であってもよい。
〈1〉排ガス浄化触媒の調製
原料担体として、酸化物換算の金属含有量比がZr:La:Al:Nd:Y=65:5:5:5:20である複合酸化物粒子(平均粒径30μm)を用いた。第4級アンモニウム塩として、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)を用いた。2価の有機カルボン酸として、シュウ酸を用いた。
(1)FE-SEM観察
電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)を用い、YAGレーザーをX線源として、得られた排ガス浄化触媒のFE-SEM観察を行った。得られたFE-SEM像を、図3(a)に示した。図3(a)を参照すると、得られた触媒は、FE-SEM像の濃淡が異なる2種類の担体を有することが確認された。ここで、YAGレーザーを線源とするSEM像では、軽い元素が暗く、重い元素が明るく観察されることから、暗い領域が第1の担体粒子(10)であり、明るい領域が希土類元素を多く含む第2の担体粒子(20)であると推定される。
得られた排ガス浄化触媒の水素消費量を、昇温還元法(H2-TRP)により評価した。排ガス浄化触媒の試料について、酸素-窒素混合ガス(O2:N2=5:95(体積比))の流通下で350℃にて15分間保持して完全酸化した後、水素-窒素混合ガス(H2:N2=5:95(体積比))を用いて得られたTRPプロファイルを図2に示す。
i)排ガス浄化触媒装置の製造
上記耐久後の排ガス浄化触媒とアルミナ粉末とを、質量比1:1で混合し、固形分含量が30質量%となるように純水中に分散させてスラリーを得た。このスラリーを、容量350mLのモノリスハニカム基材にコートし、250℃にて10分間乾燥後、500℃で20分間焼成することにより、排ガス浄化触媒装置を得た。この排ガス浄化触媒装置の触媒貴金属含有量は、0.25g/Lであった。
得られた排ガス浄化触媒装置を、流通式の耐久装置に装着した。装置内温度を1,000℃に設定し、酸素-窒素混合ガス(O2:N2=1:99(体積比))から成るリーンガスと、一酸化炭素-窒素混合ガス(CO:N2=2:98(体積比))から成るリッチガスとを、それぞれ500mL/分の流量にて、2分周期で交互に10時間流通させて、排ガス浄化触媒装置の耐久を行った。
耐久後の排ガス浄化触媒装置を、常圧固定床式流通反応装置に装着し、ストイキ相当のモデルガス流を流通させた。このとき、モデルガスのガス流温度を200℃から600℃まで、12℃/分の速度で昇温させて、その間のNOx浄化率を連続的に測定した。装置内温度300℃のときのNOx浄化率を、表1に示す。
「(3)NOx浄化能の評価」の「i)排ガス浄化触媒装置の製造」と同様にして得られた排ガス浄化触媒装置について、リッチガス及びリーンガスの交互の流通時間を5時間とした他は、「ii)排ガス浄化触媒装置の耐久」と同様にして、排ガス浄化触媒装置の耐久を行った。
第4級アンモニウム塩及び2価の有機カルボン酸の使用量を、それぞれ、表1に記載のとおりとした他は、実施例1と同様にして排ガス浄化触媒を調製した。なお、比較例1では第4級アンモニウム塩を使用せず、比較例2では2価の有機カルボン酸を使用しなかった。
比較例3では、担体粒子として、酸化物換算の金属含有量比がZr:La:Al:Y=65:5:5:20である複合酸化物粒子(平均粒径30μm)93質量部と、コロイド状の酸化ネオジムとを混合して用いた。
上記の担体粒子をイオン交換水中に分散させ、酸化物換算の質量が担体粒子との合計に対して7質量%相当量のコロイド状の酸化ネオジム(粒子サイズ20nm)を更に添加して、担体粒子分散液を得た。
上記で得られた排ガス浄化触媒を使用した他は実施例1と同様にして、(1)FE-SEM観察、(2)水素消費量の評価、及び(3)NOx浄化能の評価を行った。評価結果を表1に示す。
1a 希土類富化領域
10 第1の担体粒子
20 第2の担体粒子
30 触媒貴金属粒子
100、200 排ガス浄化触媒
Claims (13)
- 第1の担体粒子、第2の担体粒子、並びに前記第1の担体粒子及び第2の担体粒子に担持されている触媒貴金属の粒子を有する排ガス浄化触媒であって、
前記第1の担体粒子が、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有し、セリア以外の希土類酸化物を含有していても含有していなくてもよく、
前記第2の担体粒子が、セリア以外の希土類酸化物を含有し、
前記第2の担体粒子の前記セリア以外の希土類酸化物の含有率が、前記第1の担体粒子の前記セリア以外の希土類酸化物の含有率よりも高く、
前記第2の担体粒子が、長径1.5μm以上6.0μm以下、及び短径0.1μm以上2.0μm以下のサイズを有し、かつ、長径/短径で表されるアスペクト比が3.0以上の棒状又は針状の粒子である、
排ガス浄化触媒。 - 前記第2の担体粒子のアスペクト比が3.0以上25.0以下である、請求項1に記載の排ガス浄化触媒。
- 前記セリア以外の希土類酸化物が、ネオジム酸化物を含む、請求項1又は2に記載の排ガス浄化触媒。
- 前記触媒貴金属が、白金、パラジウム、及びロジウムから選択される1種以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒。
- 水素を還元剤として用いた昇温還元法(H2-TRP)で得られたTRPプロファイルにおいて、350℃以上750℃以下の領域に水素消費のピークを示す、請求項1~4のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒。
- 基材と、基材上の触媒コート層とを含み、
前記触媒コート層が、請求項1~5のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒を含む、
排ガス浄化触媒装置。 - 触媒貴金属の前駆体、第4級アンモニウム塩、及び多価有機カルボン酸を含有する水溶液又は水系分散体を調製すること、
シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物、並びにセリア以外の希土類酸化物を含む原料担体と、前記水系分散体とを接触させて、前記原料担体から少なくともセリア以外の希土類酸化物を、抽出し、そして析出させ、これにより、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、及びチタニアからなる群より選択される少なくとも1種の無機酸化物を含有する第1の担体粒子と、セリア以外の希土類酸化物を含有する第2の担体粒子とを形成すること、並びに
前記第1の担体粒子及び前記第2の担体粒子を焼成すること
を含み、
前記第1の担体粒子は、セリア以外の希土類酸化物を含有していても含有していなくてもよい、
排ガス浄化触媒の製造方法。 - 前記第4級アンモニウム塩が、下記式(1):
N+R4・A- (1)
{式(1)中、Rは炭素数1~6の有機基であり、複数のRは互いに同一でも異なっていてもよく、A-は1価のアニオンである。}
で表される塩である、請求項7に記載の製造方法。 - 前記第4級アンモニウム塩が、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、コリンクロリド、アセチルコリンクロリド、クロロコリンクロリド、トリメチルアセトヒドラジドアンモニウムクロリド、及びビス(2-ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリドから選択される1種以上である、請求項8に記載の製造方法。
- 前記第4級アンモニウム塩の使用量が、前記セリア以外の希土類酸化物に含まれる希土類原子1モルに対して、0.5モル以上2.0モル以下である、請求項7~9のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記多価有機カルボン酸が2価の飽和脂肪族カルボン酸である、請求項7~10のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記2価の飽和脂肪族カルボン酸が、シュウ酸、酒石酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、及びアジピン酸から選択される1種以上である、請求項11に記載の製造方法。
- 前記多価有機カルボン酸の使用量が、前記セリア以外の希土類酸化物に含まれる希土類原子1モルに対して、0.2モル以上2.0モル以下である、請求項7~12のいずれか一項に記載の製造方法。
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