JP7060950B2 - 破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラム - Google Patents

破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7060950B2
JP7060950B2 JP2017238466A JP2017238466A JP7060950B2 JP 7060950 B2 JP7060950 B2 JP 7060950B2 JP 2017238466 A JP2017238466 A JP 2017238466A JP 2017238466 A JP2017238466 A JP 2017238466A JP 7060950 B2 JP7060950 B2 JP 7060950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed system
oil passage
deterioration
stop timing
pressurization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017238466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019103975A (ja
Inventor
浩二 塚田
拓也 羽金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd filed Critical Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2017238466A priority Critical patent/JP7060950B2/ja
Publication of JP2019103975A publication Critical patent/JP2019103975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7060950B2 publication Critical patent/JP7060950B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

本発明は、破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1に、破砕機の破砕部材の摩耗を検出する摩耗検出方法が開示されている。当該摩耗検出方法では、マントルの回転位置θと、コンケーブとマントルの閉じ側位置φと、油圧Pとを検出し、これらに基づいて、マントルやコンケーブの偏摩耗を検出する。
特開平7-265724号公報
破砕機の油圧装置は、砂塵や水による油の汚染に曝されやすい。当該汚染により、ポンプやバルブの劣化が引き起こされる。特許文献1に開示の技術の場合、マントルやコンケーブの摩耗を検出できるが、ポンプやバルブの劣化を検出できない。
本発明は、破砕機のポンプやバルブの劣化を推定する技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
油路と、
前記油路に圧力を加えるポンプと、
前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
前記油路の油圧を測定する測定装置と、
前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定部と、
を有し、
前記劣化推定部は、
前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御部と、
加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定部と、
を有し、
前記推定部は、
前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の前記閉じた系の内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機が提供される。
また、本発明によれば、
油路と、
前記油路に圧力を加えるポンプと、
前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
前記油路の油圧を測定する測定装置と、
を有する破砕機のコンピュータが、
前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定工程を実行し、
前記劣化推定工程は、
前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御工程と、
加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定工程と、
を有し、
前記推定工程では、
前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の前記閉じた系の内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機の劣化推定方法が提供される。
また、本発明によれば、
油路と、
前記油路に圧力を加えるポンプと、
前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
前記油路の油圧を測定する測定装置と、
を有する破砕機のコンピュータを、
前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定手段として機能させ、
前記劣化推定手段を、
前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御手段、及び、
加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定手段、
として機能させ
前記推定手段は、
前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の前記閉じた系の内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定するプログラムが提供される。
本発明によれば、破砕機のポンプやバルブの劣化を推定する技術が実現される。
本実施形態の機器のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の破砕機10の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の破砕機10の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の破砕機10の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の推定部17が利用できる情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の推定部17が利用できる情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の推定部17が利用できる情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の破砕機10の劣化推定方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の破砕機10の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の破砕機10の機能ブロック図の一例である。
まず、本実施形態の機器のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の機器が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ機器を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、機器にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図1は、本実施形態の機器のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態の機器は、例えば、バス10Aで相互に接続されるCPU1A、RAM(Random Access Memory)2A、ROM(Read Only Memory)3A、表示制御部4A、ディスプレイ5A、操作受付部6A、操作部7A、通信部8A、補助記憶装置9A等を有する。なお、図示しないが、その他、外部機器と有線で接続される入出力インタフェイス、マイク、スピーカ等の他の要素を備えてもよい。
CPU1Aは各要素とともに機器のコンピュータ全体を制御する。ROM3Aは、コンピュータを動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する領域を含む。RAM2Aは、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を含む。補助記憶装置9Aは、例えばHDD(Hard Disc Drive)であり、大容量のデータを記憶可能である。
ディスプレイ5Aは、例えば、表示装置(LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)である。ディスプレイ5Aは、タッチパッドと一体になったタッチパネルディスプレイであってもよい。表示制御部4Aは、VRAM(Video RAM)に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータに対して所定の処理を施した後、ディスプレイ5Aに送って各種画面表示を行う。操作受付部6Aは、操作部7Aを介して各種操作を受付ける。操作部7Aは、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパネルディスプレイ、キーボードなどを含む。通信部8Aは、有線及び/または無線で、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続し、他の電子機器と通信する。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各機器は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第1の実施形態>
図2に、本実施形態の破砕機10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、破砕機10は、油路11と、ポンプ12と、少なくとも1つのバルブ13と、測定装置14と、劣化推定部15と、データ線18とを有する。劣化推定部15は、ポンプ制御部16及び推定部17を有する。破砕機10としては、旋動式破砕機、往復動式破砕機等が例示されるが、これらに限定されない。
油路11は、油が通る通路である。ポンプ12は、油路11に圧力を加える。バルブ13は、油路11に設けられ、油路11を開閉する。バルブ13は手動で開閉するよう構成されてもよいし、コンピュータにより開閉を制御されるよう構成されてもよい。測定装置14は、油路11の油圧を測定する。データ線18は、情報(データ)の送受信を行うための線であり、有線及び/又は無線で構成される。以上説明した油路11、ポンプ12、バルブ13、測定装置14及びデータ線18の構成は、従来技術に準じたあらゆる構成とすることができる。ポンプ12としては、油圧ポンプ、潤滑ポンプ等が例示される。
なお、図2は破砕機10の一部を示している。油路11は、図示するものからさらに延伸してもよい。また、油路11にはその他の1つ又は複数のバルブ13が設けられていてもよい。さらに、油路11には、その他の部材が設けられていてもよい。当該前提は、以下の説明で用いる図3、図4及び図9においても同様である。また、図3、図4及び図9においては、ポンプ制御部16及び推定部17を省略しているが、これらの図に示す劣化推定部15もポンプ制御部16及び推定部17を有する。
劣化推定部15は、ポンプ12及びバルブ13の少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する。当該推定を実現するため、劣化推定部15は、ポンプ制御部16及び推定部17を有する。
ポンプ制御部16は、劣化判定を開始する入力を受付けると、ポンプ12を制御し、所定の加圧停止タイミングまで、閉じた系Cに対して圧力を加えさせる。
劣化判定を開始する入力は、例えば、オペレータにより行われてもよい。すなわち、オペレータは、破砕機10を操作し、劣化判定を開始する入力を行ってもよい。または、破砕機10は、予め設定された所定のタイミング(例:毎日の所定時刻、破砕機10の運転中に運転を停止する入力を受付けたタイミング)の到達を監視する手段をさらに有してもよい。そして、当該手段が上記所定のタイミングになったと判断すると、ポンプ制御部16に対して、劣化判定を開始する入力を行ってもよい。
閉じた系Cは、油路11の少なくとも一部で構成されている。閉じた系Cの内部から外部への油の通過、及び、外部から内部への油の通過は、予期せぬ漏れを除き排除される。なお、閉じた系Cの(油路11の)端部の少なくとも一部は、バルブ13で閉ざされている。
図2の例の場合、ポンプ12、バルブ13、及び、測定装置14により端部が閉ざされた閉じた系Cが示されている。図3に他の例を示す。図3の例の場合、ポンプ12、2つのバルブ13、及び、測定装置14により端部が閉ざされた閉じた系Cが示されている。なお、閉じた系Cの端部を閉ざすバルブ13の数は、3つ以上であってもよい。
図4に他の例を示す。図4の例の場合、ポンプ12、バルブ13、測定装置14及び破砕部19により端部が閉ざされた閉じた系Cが示されている。破砕部19は、コンケーブとマントルとを有する。破砕部19が位置する端部は、油圧で押し上げられたマントルがコンケーブに当たることで、閉ざされた状態となる。破砕部19の構成は従来技術に準じて実現できるので、ここでの詳細な説明は省略する。
図10に他の例を示す。図10の例の場合、ポンプ12、バルブ13、測定装置14及びアクチュエータ20により端部が閉ざされた閉じた系Cが示されている。アクチュエータは、マントル軸、油圧シリンダ等である。なお、図2乃至図4、図10を用いて示した例はあくまで一例であり、これらに限定されない。
劣化判定のための閉じた系Cは、オペレータにより形成されてもよい。例えば、劣化判定を開始する入力が行われる前に、オペレータが、手動又はコンピュータを介した制御で所定のバルブ13を閉じ、所定の閉じた系Cを形成してもよい。なお、図4に示すように破砕部19が端部に位置する例の場合、オペレータは、劣化判定を開始する入力が行われる前に、破砕部19以外の端部が閉じた状態を形成してもよい。破砕部19が位置する端部はその後の加圧により閉ざされる。結果、閉じた系Cが形成される。
他の例として、劣化判定を開始する入力が行われると、それに応じて、コンピュータがバルブ13を制御し、所定の閉じた系Cを形成してもよい。そして、その後にポンプ制御部16による加圧が開始されてもよい。例えば、予め、1つまたは複数の閉じた系Cが破砕機10に登録されていてもよい。登録されている閉じた系C各々には、当該閉じた系Cを形成するための条件、すなわち、各バルブ13の開閉状態が登録される。破砕機10は、当該登録情報に基づいて各バルブ13の開閉を所定の状態にすることで、所定の閉じた系Cを形成してもよい。なお、図4に示すように破砕部19が端部に位置する閉じた系Cの上記条件は、破砕部19以外の端部が閉ざされる状態を形成するための条件であってもよい。
なお、複数の閉じた系Cが登録されている場合、オペレータが判定対象とする1つの閉じた系Cを指定する入力を破砕機10に対して行ってもよい。この場合、破砕機10は、指定された閉じた系Cの上記条件を抽出し、抽出した条件通りに各バルブ13の開閉を所定の状態にすることで、指定された所定の閉じた系Cを形成することができる。なお、1つの閉じた系Cを指定する入力はオペレータでなく、コンピュータが行ってもよい。コンピュータは、予め定められたルールに従い、1つの閉じた系Cを指定することができる。
加圧停止タイミングは、「閉じた系Cの内部の油圧が所定値(第1の値)に達する」、及び、「加圧の開始から所定時間経過する」の少なくとも一方を満たしたタイミングである。ポンプ制御部16は、加圧を開始すると、加圧の開始からの経過時間、及び閉じた系Cの内部の油圧を監視する。油圧の監視は、測定装置14より取得した測定値に基づいて行われる。そして、ポンプ制御部16は、加圧停止タイミングになったと判断するまで加圧を継続させ、加圧停止タイミングになったと判断すると加圧を停止させる。
上記第1の値は、閉じた系Cの構成や、ポンプ12の構成等に応じて決定することができる。例えば、「圧力が所定値(リリーフ圧)に達すると圧力を逃がすリリーフバルブ13」により閉じた系Cの一端が閉ざされている場合、第1の値はリリーフ圧としてもよい。
推定部17は、「加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」、及び、「加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」の少なくとも一方に基づき、ポンプ12及びバルブ13の少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する。
劣化推定の対象となる部材群は、閉じた系Cを構成する部材、及び、当該閉じた系Cに圧力を加える部材である。例えば、閉じた系Cに含まれる油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cの端部に位置し、当該系を閉じるバルブ13、測定装置14、破砕部19(コンケーブ及びマントル)、及び、アクチュエータ20等が該当する。推定部17は、劣化推定の対象となる部材群の中に劣化が進行している部材が存在するか否かを推定する。
以下、推定部17による推定処理について詳細に説明する。
<「加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」に基づいた推定>
推定部17は、加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上にならない場合、劣化推定の対象となる部材群のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、当該油圧の値が所定値以上になった場合、推定部17は、劣化推定の対象となる部材群のいずれにも不具合が発生していないと推定する。不具合が発生していないとは、劣化が起こっていない状態、又は、劣化の程度が小さい状態を意味する。
例えば、図2の例において、閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上にならない場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13及び測定装置14の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。不具合は、例えば、油路11の劣化による漏れ、ポンプ12の劣化による昇圧能力の低下、バルブ13の劣化による漏れ、測定装置14の劣化による漏れや測定精度の低下等が考えられる。一方、閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上になった場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13及び測定装置14のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図3の例において、閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上にならない場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じる2つのバルブ13及び測定装置14の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上になった場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じる2つのバルブ13及び測定装置14のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図4の例において、閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上にならない場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13、測定装置14及び破砕部19の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上になった場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13、測定装置14及び破砕部19のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図10の例において、閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上にならない場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13、測定装置14及びアクチュエータ20の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、閉じた系Cの内部の油圧の値が所定値以上になった場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13、測定装置14及びアクチュエータ20のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
なお、推定部17は、例えば、図5に示すようなテーブルを保持しておいてもよい。図5に示すテーブルにおいては、「加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」の代表値(例:最大値)と、破砕機10の部材の推定状態とが対応付けられている。推定状態は、「正常」、「注意」、「故障」の3つの状態に分けられている。
推定部17は、「加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」に基づいて代表値を算出した後、当該テーブルを参照して、算出した代表値に対応付けられている推定状態を抽出してもよい。そして、推定部17は、劣化推定の対象となる部材群の状態が、抽出した推定状態であると推定してもよい。
<「加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」に基づいた推定(1)>
閉じた系Cは、加圧停止タイミングの後、閉じた状態のまま所定時間放置される。測定装置14は、この間の閉じた系Cの内部の油圧を測定し、推定部17に入力する。
推定部17は、加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の閉じた系Cの内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、劣化推定の対象となる部材群のいずれかに不具合(閉じた系Cからの漏れ)が発生していると推定する。一方、当該低下速度が所定値未満である場合、劣化推定の対象となる部材群のいずれにも不具合が発生していないと推定する。低下速度は、加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間における最大値、最小値、平均値、最頻値、中央値等とすることができる。
例えば、図2の例において、油圧の低下速度が所定値以上である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13及び測定装置14の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。不具合は、例えば、劣化による油路11、ポンプ12、バルブ13及び測定装置14からの漏れ等が考えられる。一方、油圧の低下速度が所定値未満である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13及び測定装置14のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図3の例において、油圧の低下速度が所定値以上である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、2つのバルブ13及び測定装置14の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、油圧の低下速度が所定値未満である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、2つのバルブ13及び測定装置14のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図4の例において、油圧の低下速度が所定値以上である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13、測定装置14及び破砕部19の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、油圧の低下速度が所定値未満である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13、測定装置14及び破砕部19のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図10の例において、油圧の低下速度が所定値以上である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13、測定装置14及びアクチュエータ20の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、油圧の低下速度が所定値未満である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13、測定装置14及びアクチュエータ20のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
なお、推定部17は、例えば、図6に示すようなテーブルを保持しておいてもよい。図6に示すテーブルにおいては、「加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」に基づいて算出された油圧の低下速度と、破砕機10の部材の推定状態とが対応付けられている。推定状態は、「正常」、「注意」、「故障」の3つの状態に分けられている。
推定部17は、「加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」に基づいて油圧の低下速度を算出した後、当該テーブルを参照して、算出した低下速度に対応付けられている推定状態を抽出してもよい。そして、推定部17は、劣化推定の対象となる部材群の状態が、抽出した推定状態であると推定してもよい。
<「加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」に基づいた推定(2)>
閉じた系Cは、加圧停止タイミングの後、閉じた状態のまま所定時間放置される。測定装置14は所定時間放置した後における閉じた系Cの内部の油圧を測定し、推定部17に入力する。
推定部17は、加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の閉じた系Cの内部の油圧の低下量が所定値以上である場合、劣化推定の対象となる部材群に不具合(閉じた系Cからの漏れ)が発生していると推定する。一方、当該油圧が所定値以上である場合、劣化推定の対象となる部材群のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
例えば、図2の例において、油圧の低下量が所定値以上である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13及び測定装置14の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。不具合は、例えば、劣化による油路11、ポンプ12、バルブ13及び測定装置14からの漏れ等が考えられる。一方、油圧の低下量が所定値未満である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13及び測定装置14のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図3の例において、油圧の低下量が所定値以上である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、2つのバルブ13及び測定装置14の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、油圧の低下量が所定値未満である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、2つのバルブ13及び測定装置14のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図4の例において、油圧の低下量が所定値以上である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13、測定装置14及び破砕部19の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、油圧の低下量が所定値未満である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13、測定装置14及び破砕部19のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
図10の例において、油圧の低下量が所定値以上である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13、測定装置14及びアクチュエータ20の中のいずれかに不具合が発生していると推定する。一方、油圧の低下量が所定値未満である場合、推定部17は、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cを閉じるポンプ12、バルブ13、測定装置14及びアクチュエータ20のいずれにも不具合が発生していないと推定する。
なお、推定部17は、例えば、図7に示すようなテーブルを保持しておいてもよい。図7に示すテーブルにおいては、「油圧の低下量」と、破砕機10の部材の推定状態とが対応付けられている。推定状態は、「正常」、「注意」、「故障」の3つの状態に分けられている。
推定部17は、「油圧の低下量」を特定した後、当該テーブルを参照して、特定した油圧の低下量に対応付けられている推定状態を抽出してもよい。そして、推定部17は、劣化推定の対象となる部材群の状態が、抽出した推定状態であると推定してもよい。
推定部17による推定結果は、出力部(不図示)により出力される。出力手段は、ディスプレイへの表示、警告ランプの点灯、メールの送信、プリンターを介した出力、スピーカを介した音声の出力等が考えられるが、これらに限定されない。
次に、図8のフローチャートを用いて、本実施形態の破砕機10による劣化推定方法の処理の流れの一例を説明する。
破砕機10は、劣化状態を推定するテストを開始する入力を待つ(S10のNo)。当該入力があると(S10のYes)、ポンプ制御部16はポンプ12を制御して油路11への加圧を開始する。
オペレータにより閉じた系Cが形成される設計の場合、上記入力がある前に、オペレータが、手動又はコンピュータを介した制御で所定のバルブ13を閉じ、所定の閉じた系Cを形成する。そして、ポンプ制御部16は、S10の入力(テストを開始する入力)に応じて、加圧を開始する。
一方、破砕機10(コンピュータ)により閉じた系Cが形成される設計の場合、破砕機10は、S10の入力に応じて所定のバルブ13の開閉を制御する等の処理を行い、所定の閉じた系Cを形成する。その後、ポンプ制御部16は、加圧を開始する。
なお、閉じた系Cを形成する前に、油路11内の圧力を抜く工程が存在してもよい。当該工程を入れると、加圧前の油路11内の油圧がばらつく不都合を軽減できる。結果、劣化状態の推定の精度が向上する。
例えば、オペレータにより閉じた系Cが形成される設計の場合、オペレータは、閉じた系Cを形成する前に、所定のバルブ13(例:閉じた系Cを形成するために閉じることとなるバルブ13)を開き、所定のタイミングまで当該状態で放置してもよい。そして、所定のタイミングまで放置後、オペレータは、所定のバルブ13を閉じるなどして、所定の閉じた系Cを形成してもよい。上記所定のタイミングは、所定のバルブ13を開いてから所定時間経過するまで、また、油路11内の油圧が所定値以下になるまで、等が考えられる。
その他、破砕機10(コンピュータ)により閉じた系Cが形成される設計の場合、破砕機10は、S10の入力を受付けると、まず、所定のバルブ13(例:閉じた系Cを形成するために閉じることとなるバルブ13)を開き、所定のタイミングまで当該状態で放置してもよい。そして、所定のタイミングまで放置後、破砕機10は、所定のバルブ13を閉じるなどして、所定の閉じた系Cを形成してもよい。所定のタイミングは、上記と同様である。
加圧開始後、測定装置14は油路11の油圧を測定し、ポンプ制御部16及び推定部17に入力する(S11)。例えば、加圧が開始されると、その旨を示す情報が測定装置14に入力される。測定装置14は当該情報に応じて油圧の測定、及び、ポンプ制御部16及び測定装置14への入力を開始する。
当該加圧により、閉じた系Cの内部の油圧が上昇する。なお、図4に示すように破砕部19が閉じた系Cの端部に位置する例の場合、加圧によりマントルが上昇し、コンケーブに当たる。これにより、破砕部19が位置する端部が閉ざされ、閉じた系Cが形成される。そして、その後の加圧により、閉じた系Cの内部の油圧が上昇する。なお、破砕部19への被破砕物の供給が行われていない状態で、当該テストが行われる。
ポンプ制御部16は加圧を開始した後、加圧停止タイミングの到達を監視する。加圧停止タイミングは、「閉じた系Cの内部の油圧が所定値に達する」、及び、「加圧の開始から所定時間経過する」の少なくとも一方を満たしたタイミングである。ポンプ制御部16は、加圧停止タイミングになるまで、加圧を停止する指示を行わない。このため、加圧停止タイミングにならない間(S12のNo)、加圧及び測定が継続される。
加圧停止タイミングになると(S12のYes)、ポンプ制御部16はポンプ12及び測定装置14を制御し、油路11への加圧及び油圧の測定を停止させる(S13)。
その後、推定部17は、閉じた系Cを閉じた状態のまま、所定時間の放置を開始する。これに応じて、測定装置14は油路11の油圧の測定を開始し、測定結果を推定部17に入力する(S14)。例えば、ポンプ制御部16は、S13で加圧を停止すると、その旨を示す情報を推定部17に入力する。すると、推定部17は、それに応じて、S14の処理を開始する。
推定部17は、放置開始からの経過時間を監視し、所定時間を経過したと判断しない間(S15のNo)、放置及び測定を継続する。そして、推定部17は、所定時間の放置が完了した(加圧停止タイミングから所定時間経過)と判断すると(S15のYes)、放置及び測定処理を終了する(S16)。例えば、放置が完了した旨の情報が推定部17から測定装置14に入力される。測定装置14は当該情報の取得に応じて、測定及び推定部17への測定結果の入力を終了する。
その後、推定部17は、劣化推定の対象となる部材群の劣化の程度を推定する(S17)。具体的には、推定部17は、加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧、及び、加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧の少なくとも一方に基づき、劣化推定の対象となる部材群の劣化の程度を推定する。その後、推定結果が出力される(S18)。
なお、S14乃至S16を有さなくてもよい。この場合、推定部17は、加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧に基づき、劣化推定の対象となる部材群の劣化の程度を推定する。
以上説明した本実施形態によれば、破砕機10の劣化推定の対象となる部材群、具体的には、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13、測定装置14、破砕部19及びアクチュエータ20等の劣化の程度を推定することができる。
従来、破砕機10の部材の劣化の程度を推定する有効な技術が存在しなかった。このため、実際に何らかのトラブルが発生し、破砕機10の運転が不能(緊急停止等)となって初めて、オペレータは部材の不具合に気づいていた。部材のストックがない場合、当該部材を調達する間、破砕機10の稼働を停止しておく必要がある。結果、稼働率や生産性の低下を引き起こす。
本実施形態の場合、オペレータは、破砕機10が運転不能となる前に劣化の程度を知ることができる。このため、破砕機10の運転が不能(緊急停止等)となる前に新たな部材を調達しておく等の対応をとることができる。結果、稼働率や生産性の低下を抑制できる。
また、本実施形態の場合、破砕機10自身が劣化判定を行い、結果を出力する。このため、オペレータの作業負担を軽減できる。また、複数の部材をまとめた部材群に対して劣化判定を行うことができるので、作業の効率がよい。
また、本実施形態によれば、「加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」に基づいた劣化状態の評価(第1の評価)と、「加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧」に基づいた劣化状態の評価(第2の評価)とを行うことができる。すなわち、互いに異なる2つのデータを用いて、多面的に予測装置10の劣化状態を評価することができる。結果、劣化の原因を絞り込める等の効果が得られる。例えば、「第1の評価:正常、第2の評価:異常(注意、故障)」である場合、ポンプによる昇圧は正常であり、いずれかの部材から漏れが発生していると考えることができる。また、「第1の評価:異常(注意、故障)、第2の評価:正常」である場合、ポンプによる昇圧に問題があり、部材からの漏れは生じていないと考えることができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、加圧する際の閉じた系Cと、加圧後に放置する際の閉じた系Cとを異なる系とすることができる。加圧後に放置する際の閉じた系Cは、加圧する際の閉じた系Cの一部である。
図9に、本実施形態の破砕機10の機能ブロック図の一例を示す。油路11、ポンプ12、バルブ13、測定装置14、データ線18及び破砕部19の構成は第1の実施形態と同様である。
劣化推定部15は、バルブ13-1の開閉を制御する。すなわち、バルブ13-1は、劣化推定部15から入力された信号に応じて、開閉するよう構成されている。劣化推定部15は、予め登録された情報に基づいて、バルブ13-1の開閉を制御してもよい。また、劣化推定部15は、オペレータにより都度入力された内容に基づき、バルブ13-1の開閉を制御してもよい。
劣化推定部15は、ポンプ12を制御して加圧する際、バルブ13-1を開くよう制御する。結果、ポンプ12、バルブ13-2、測定装置14及び破砕部19により閉ざされた閉じた系Cが形成される。
劣化推定部15は、加圧の開始後、加圧停止タイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧に基づき、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13-2、測定装置14及び破砕部19の劣化の程度を推定する。
また、劣化推定部15は、加圧停止タイミングの後、バルブ13-1を閉じるよう制御する。結果、ポンプ12、バルブ13-1、バルブ13-2及び測定装置14により閉ざされた閉じた系Cが形成される。なお、破砕機19とバルブ13-1により閉ざされた他の閉じた系Cが形成されていると考えることもできる。
劣化推定部15は、加圧停止タイミング後、加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に測定装置14により測定された閉じた系Cの内部の油圧に基づき、閉じた系Cを構成する油路11、閉じた系Cに圧力を加えるポンプ12、閉じた系Cを閉じるバルブ13-1、バルブ13-2及び測定装置14の劣化の程度を推定する。なお、図示していないが、破砕部19とバルブ13-1の間の油路11の油圧を測定する測定装置14を設けておき、破砕機19とバルブ13-1により閉ざされた閉じた系Cの内部の油圧を監視することで、当該閉じた系Cを構成する油路11、破砕機19及びバルブ13-1の劣化の程度を推定することもできる。当該例の場合、閉じた系Cを構成する部材の数が少ないので、劣化している部材を特定しやすい。
このように、本実施形態によれば、加圧時の測定値に基づいた劣化推定の対象となる部材群と、放置時の測定値に基づいた劣化推定の対象となる部材群とを少なくとも一部で異ならせることができる。上記例の場合、加圧時の劣化推定の対象となる部材群に含まれている破砕部19が、放置時の劣化推定の対象となる部材群には含まれていない。また、加圧時の劣化推定の対象となる部材群に含まれていないバルブ13-1が、放置時の劣化推定の対象となる部材群には含まれている。
加圧時の劣化推定の対象となる部材群、及び、放置時の劣化推定の対象となる部材群を異ならせることで、加圧及び放置の一サイクルで、多数の部材の劣化状態を推定することが可能となる。また、劣化推定の対象となる部材群が互いに異なる評価の結果を組み合わせることで、劣化している部材を絞り込むこともできる。なお、破砕部19をアクチュエータ20に置き代えてもよい。この場合も同様の作用効果を実現できる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 油路と、
前記油路に圧力を加えるポンプと、
前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
前記油路の油圧を測定する測定装置と、
前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定部と、
を有し、
前記劣化推定部は、
前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御部と、
加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定部と、
を有する破砕機。
2. 1に記載の破砕機において、
前記推定部は、
加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記閉じた系の内部の油圧の値が所定値以上にならない場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機。
3. 1又は2に記載の破砕機において、
前記推定部は、
前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の前記閉じた系の内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機。
4. 1又は2に記載の破砕機において、
前記推定部は、
前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングにおける前記閉じた系の内部の油圧の低下量が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機。
5. 1から4のいずれかに記載の破砕機において、
コンケーブとマントルとをさらに有し、
前記閉じた系の端部の一部は、前記マントルが前記コンケーブに当たることで閉ざされており、
前記劣化推定部は、前記コンケーブ及び前記マントルを含む前記部材群の劣化の程度を推定する破砕機。
6. 1から5のいずれかに記載の破砕機において、
前記ポンプ制御部は、前記閉じた系の内部の油圧が所定値に達する、及び、加圧の開始から所定時間経過する、のいずれか一方を満たすまで、前記閉じた系に圧力を加えさせる破砕機。
7. 1から6のいずれかに記載の破砕機において、
前記劣化推定部は、少なくとも一部の前記バルブの開閉を制御するバルブ制御部をさらに有し、
前記バルブ制御部は、前記加圧停止タイミングの後、前記閉じた系の内部に存在する少なくとも1つの前記バルブを閉じることで、前記閉じた系の一部で構成された第2の閉じた系を形成し、
前記推定部は、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記第2の閉じた系の内部の油圧に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する破砕機。
8. 油路と、
前記油路に圧力を加えるポンプと、
前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
前記油路の油圧を測定する測定装置と、
を有する破砕機のコンピュータが、
前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定工程を実行し、
前記劣化推定工程は、
前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御工程と、
加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定工程と、
を有する破砕機の劣化推定方法。
9. 油路と、
前記油路に圧力を加えるポンプと、
前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
前記油路の油圧を測定する測定装置と、
を有する破砕機のコンピュータを、
前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定手段として機能させ、
前記劣化推定手段を、
前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御手段、及び、
加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定手段、
として機能させるためのプログラム。
1A CPU
2A RAM
3A ROM
4A 表示制御部
5A ディスプレイ
6A 操作受付部
7A 操作部
8A 通信部
9A 補助記憶装置
10A バス
10 破砕機
11 油路
12 ポンプ
13 バルブ
13-1 バルブ
13-2 バルブ
14 測定装置
15 劣化推定部
16 ポンプ制御部
17 推定部
18 データ線
19 破砕部
20 アクチュエータ

Claims (11)

  1. 油路と、
    前記油路に圧力を加えるポンプと、
    前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
    前記油路の油圧を測定する測定装置と、
    前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定部と、
    を有し、
    前記劣化推定部は、
    前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御部と、
    加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定部と、
    を有し、
    前記推定部は、
    前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の前記閉じた系の内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機。
  2. 油路と、
    前記油路に圧力を加えるポンプと、
    前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
    前記油路の油圧を測定する測定装置と、
    前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定部と、
    を有し、
    前記劣化推定部は、
    前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御部と、
    加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定部と、
    を有し、
    前記劣化推定部は、少なくとも一部の前記バルブの開閉を制御するバルブ制御部をさらに有し、
    前記バルブ制御部は、前記加圧停止タイミングの後、前記閉じた系の内部に存在する少なくとも1つの前記バルブを閉じることで、前記閉じた系の一部で構成された第2の閉じた系を形成し、
    前記推定部は、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記第2の閉じた系の内部の油圧に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する破砕機。
  3. 請求項2に記載の破砕機において、
    前記推定部は、
    前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の前記閉じた系の内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機。
  4. 請求項2に記載の破砕機において、
    前記推定部は、
    前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングにおける前記閉じた系の内部の油圧の低下量が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の破砕機において、
    前記推定部は、
    加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記閉じた系の内部の油圧の値が所定値以上にならない場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の破砕機において、
    コンケーブとマントルとをさらに有し、
    前記閉じた系の端部の一部は、前記マントルが前記コンケーブに当たることで閉ざされており、
    前記劣化推定部は、前記コンケーブ及び前記マントルを含む前記部材群の劣化の程度を推定する破砕機。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の破砕機において、
    前記ポンプ制御部は、前記閉じた系の内部の油圧が所定値に達する、及び、加圧の開始から所定時間経過する、のいずれか一方を満たすまで、前記閉じた系に圧力を加えさせる破砕機。
  8. 油路と、
    前記油路に圧力を加えるポンプと、
    前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
    前記油路の油圧を測定する測定装置と、
    を有する破砕機のコンピュータが、
    前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定工程を実行し、
    前記劣化推定工程は、
    前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御工程と、
    加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定工程と、
    を有し、
    前記推定工程では、
    前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の前記閉じた系の内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定する破砕機の劣化推定方法。
  9. 油路と、
    前記油路に圧力を加えるポンプと、
    前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
    前記油路の油圧を測定する測定装置と、
    を有する破砕機のコンピュータが、
    前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定工程を実行し、
    前記劣化推定工程は、
    前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御工程と、
    加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定工程と、
    少なくとも一部の前記バルブの開閉を制御するバルブ制御工程と、
    を有し、
    前記バルブ制御工程では、前記加圧停止タイミングの後、前記閉じた系の内部に存在する少なくとも1つの前記バルブを閉じることで、前記閉じた系の一部で構成された第2の閉じた系を形成し、
    前記推定工程では、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記第2の閉じた系の内部の油圧に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する破砕機の劣化推定方法。
  10. 油路と、
    前記油路に圧力を加えるポンプと、
    前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
    前記油路の油圧を測定する測定装置と、
    を有する破砕機のコンピュータを、
    前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定手段として機能させ、
    前記劣化推定手段を、
    前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御手段、及び、
    加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定手段、
    として機能させ
    前記推定手段は、
    前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間の前記閉じた系の内部の油圧の低下速度が所定値以上である場合、前記部材群に不具合が生じていると推定するプログラム。
  11. 油路と、
    前記油路に圧力を加えるポンプと、
    前記油路に設けられ、前記油路を開閉する少なくとも1つのバルブと、
    前記油路の油圧を測定する測定装置と、
    を有する破砕機のコンピュータを、
    前記ポンプ及び前記バルブの少なくとも一つを含む部材群の劣化の程度を推定する劣化推定手段として機能させ、
    前記劣化推定手段を、
    前記ポンプを制御し、前記油路の少なくとも一部で構成されるとともに、端部の少なくとも一部が前記バルブで閉ざされた閉じた系に、所定の加圧停止タイミングまで圧力を加えさせるポンプ制御手段、及び、
    加圧の開始後、前記加圧停止タイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧、及び、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記閉じた系の内部の油圧の少なくとも一方に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定する推定手段、及び、
    少なくとも一部の前記バルブの開閉を制御するバルブ制御手段、
    として機能させ、
    前記バルブ制御手段は、前記加圧停止タイミングの後、前記閉じた系の内部に存在する少なくとも1つの前記バルブを閉じることで、前記閉じた系の一部で構成された第2の閉じた系を形成し、
    前記推定手段は、前記加圧停止タイミング後、前記加圧停止タイミングから所定時間経過したタイミングまでの間に前記測定装置により測定された前記第2の閉じた系の内部の油圧に基づき、前記部材群の劣化の程度を推定するプログラム。
JP2017238466A 2017-12-13 2017-12-13 破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラム Active JP7060950B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017238466A JP7060950B2 (ja) 2017-12-13 2017-12-13 破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017238466A JP7060950B2 (ja) 2017-12-13 2017-12-13 破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019103975A JP2019103975A (ja) 2019-06-27
JP7060950B2 true JP7060950B2 (ja) 2022-04-27

Family

ID=67060731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017238466A Active JP7060950B2 (ja) 2017-12-13 2017-12-13 破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7060950B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002180972A (ja) 2000-12-12 2002-06-26 Oyodo Diesel Kk 油圧ポンプの性能診断方法および診断システム
JP2013060965A (ja) 2011-09-12 2013-04-04 Daikin Industries Ltd 油圧ユニット
JP2013072454A (ja) 2011-09-27 2013-04-22 Daikin Industries Ltd 油圧ユニット
CN103846152A (zh) 2014-03-19 2014-06-11 湖州市千金宝云机械铸件有限公司 立式粉碎机

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543415Y2 (ja) * 1974-02-01 1979-02-16
JPS5161485U (ja) * 1974-11-07 1976-05-14
JPS6131150Y2 (ja) * 1981-01-30 1986-09-10
JPS58213227A (ja) * 1982-06-07 1983-12-12 Hitachi Ltd 油圧機器の異常診断方法
JPH0737334U (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 コトブキ技研工業株式会社 コ−ンクラッシャ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002180972A (ja) 2000-12-12 2002-06-26 Oyodo Diesel Kk 油圧ポンプの性能診断方法および診断システム
JP2013060965A (ja) 2011-09-12 2013-04-04 Daikin Industries Ltd 油圧ユニット
JP2013072454A (ja) 2011-09-27 2013-04-22 Daikin Industries Ltd 油圧ユニット
CN103846152A (zh) 2014-03-19 2014-06-11 湖州市千金宝云机械铸件有限公司 立式粉碎机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019103975A (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5028255B2 (ja) 2シリンダ型濃厚物質ポンプの制御装置および制御方法
US10995594B2 (en) Critical valve performance monitoring system
KR20120058446A (ko) 유체 작동 기계 및 유체 작동 기계를 작동시키는 방법
US11359861B2 (en) Freeze drying process and equipment health monitoring
BR112014026187B1 (pt) Sistema acionador e método de predizer uma falha no referido sistema
CA2993150A1 (en) Pressure pump valve monitoring system
JP7060950B2 (ja) 破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラム
JP2009225317A5 (ja)
CA3066237A1 (en) Predicting and optimizing drilling equipment operating life using condition based maintenance
JP2017001799A5 (ja)
JP2015063373A (ja) エレベータのドラムブレーキの点検装置
JP7369353B2 (ja) 異常診断システムおよび異常診断方法
JP5485441B2 (ja) 異常診断装置および産業機械
JP2021035074A5 (ja)
JP6052197B2 (ja) 監視装置および監視方法
JP6850553B2 (ja) ロボット減速機の状態監視装置および方法
US20050055609A1 (en) Joint approach of out-of-range detection and fault detection for power plant monitoring
JP7403408B2 (ja) 監視装置、監視方法およびプログラム
JPS59194215A (ja) 油圧システムの故障予知装置
EP2804992B1 (en) Electronic load drop protection for hydraulic fluid system
KR101659567B1 (ko) 리크 진단 장치 및 방법
KR20130120337A (ko) 유압 설비의 성능 변화 모니터링 장치
TW201428485A (zh) 處理程式異常的系統及方法
JP2018135950A5 (ja)
WO2017195301A1 (ja) モータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20201106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7060950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150