JPH0737334U - コ−ンクラッシャ - Google Patents

コ−ンクラッシャ

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JPH0737334U
JPH0737334U JP7298693U JP7298693U JPH0737334U JP H0737334 U JPH0737334 U JP H0737334U JP 7298693 U JP7298693 U JP 7298693U JP 7298693 U JP7298693 U JP 7298693U JP H0737334 U JPH0737334 U JP H0737334U
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JP
Japan
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cylinder
upper frame
cone
side wall
mantle
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Application number
JP7298693U
Other languages
English (en)
Inventor
芳宜 河口
Original Assignee
コトブキ技研工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 装置の小型化及び低コスト化、メンテナンス
の容易化を図り、偏心量を一定に保った状態で破砕間隙
の調整を行い、破砕室が摩耗した場合でも能力低下を防
止でき、過負荷の発生に対して迅速にコ−ンケ−ブを上
昇させ、本体への負担を軽減できるコ−ンクラッシャを
提供。 【構成】 マントル2を支持するメインシャフト21を
収納する台座部11と、側壁部12とよりなる下部フレ
−ム1と、コ−ンケ−ブ4を具備する天井部31と、側
壁部32とよりなり、下部フレ−ムの上部に蓋状に被せ
た上部フレ−ム3と、前記上下部フレ−ム間を連結して
上部フレ−ムを支持すると共に、上部フレ−ムの高さ調
整を行うシリンダ6とより構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコ−ンクラッシャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉱物等の被破砕物を破砕する装置として、従来から、旋動するマントルとその 周囲に位置する固定したコ−ンケ−ブとよりなるコ−ンクラッシャが用いられて いる。 この装置は、マントルとコ−ンケ−ブとの隙間に被破砕物を供給して、マント ルの旋動力により破砕を行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来技術には、次のような問題点が存在する。 <イ>従来のコ−ンクラッシャは、コ−ンケ−ブを具備する上部フレ−ムと、マ ントルを支持するメインシャフトを収納する下部フレ−ムとが、強固に連結され ており、コ−ンケ−ブとマントルとの破砕間隙の調整は、メインシャフトを昇降 することにより行われる。 そのため、上下部フレ−ムの連結構造やメインシャフトの昇降機構などによっ て、装置全体の構造が複雑になる。 従って、装置の大型化やコスト高を招くと共に、分解、組立が煩雑であるため メンテナンスが困難となる。
【0004】 <ロ>破砕間隙の調整はメインシャフトの位置調整により行い、破砕室が摩耗し た場合にはメインシャフトを上昇させるため、偏心の中心からマントルの位置が 近くなる。 従って、偏心量が小さくなり、能力低下の原因となる。
【0005】 <ハ>破砕室に異物などが混入して過負荷状態となった場合はメインシャフトを 降下させて破砕間隙を拡張して回避するが、マントルを支持するメインシャフト へかかる荷重を油圧系統中のアキュムレ−タへ逃すため、過負荷の発生に対して 迅速にメインシャフトを降下させることができず、本体への負担が大きくなる。
【0006】
【本考案の目的】
本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、次のような コ−ンクラッシャを提供することを目的とする。 <イ>装置全体の構造を簡易化し、装置の小型化及び低コスト化を図ると共に、 メンテナンスの容易化を図ることができるコ−ンクラッシャ。
【0007】 <ロ>偏心量を一定に保った状態で破砕間隙の調整を行うことができるため、破 砕室が摩耗した場合でも能力低下を防止できるコ−ンクラッシャ。
【0008】 <ハ>過負荷の発生に対して迅速にコ−ンケ−ブを上昇させることができ、本体 への負担を軽減することができるコ−ンクラッシャ。
【0009】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案の装置は、マントルを支持するメインシャフトを収納する台座部 と、側壁部とよりなる下部フレ−ムと、コ−ンケ−ブを具備する天井部と、側壁 部とよりなり、前記下部フレ−ムの上部に蓋状に被せた上部フレ−ムと、前記上 下部フレ−ム間を連結して上部フレ−ムを支持すると共に、上部フレ−ムの高さ 調整を行うシリンダとより構成した、コ−ンクラッシャである。 また、上記上下部フレ−ムの重なり合う側壁部間に、上下位置の調整可能なく さび体を圧入して構成するコ−ンクラッシャである。 さらに、異常運転時のシリンダの上昇を検知する検知装置と、シリンダ内に油 圧を供給しかつ排出するための給排装置とを装備し、異常運転時にシリンダを伸 長して上部フレ−ムを上方に急動させ、マントルとコ−ンケ−ブ間の距離を拡張 することができるコ−ンクラッシャである。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本考案の一実施例について説明する。 <イ>下部フレ−ム 図1に示すように、下部フレ−ム1は、マントル2を支持するメインシャフト 21を収納する台座部11と、側壁部12とよりなる。 下部フレ−ム1と後述の上部フレ−ム3は鋳鋼製とし、厳しい圧縮破砕に充分 耐え得るよう頑丈な構造に設計する。 側壁部12の上部外周面は、図2に示すように、上部に向かって次第に拡径す るようにテ−パ−面13を形成する。 台座部11の周縁部には、図1に示すように、メインシャフト21側に向け、 かつシャフト軸と平行に位置させて嵌合板14を立ち上げる。 なお、下部フレ−ム1にはカウンタ−シャフト22を収納し、クラウンギヤ2 3を介して、マントル2を旋回させるための駆動力を伝達できるよう構成する。
【0011】 <ロ>上部フレ−ム 上部フレ−ム3は、図1に示すように、コ−ンケ−ブ4を中央に装着した天井 部31と、側壁部32とよりなる。 この上部フレ−ム3は、側壁部32を下部フレ−ム1の側壁部12の外周囲に 位置させて、下部フレ−ム1の上部に蓋状に被せて配置する。 側壁部12、32の重なり部分には、シ−ル機構33を設けておく。 側壁部32の外周面には、図1、3に示すように、下部フレ−ム1の嵌合板1 4を挟持する2枚の挟持板34を設け、上部フレ−ム3の上下方向の摺動を可能 とする一方、水平方向の移動は拘束した状態に構成する。 天井部31の中央に装着したコ−ンケ−ブ4は末広がり状の筒体であり、この コ−ンケ−ブ4及びマントル2は特殊高マンガン鋳鋼等で形成する。
【0012】 <ハ>くさび体 くさび体5は、図1、2に示すように、上下部フレ−ム1、3の重なり合う側 壁部12、32間に圧入したものであり、破砕の水平荷重を受けると共に、破砕 の衝撃垂直荷重がシリンダ6に加えられるのを緩和するためのものである。 このくさび体5は、側壁32の内径とほぼ等しい外径を有するリング状体を一 連に配置する場合と、またはそのリング状体を分割した形状の分割体を間隔をお いて適宜数配置する場合とが考えられる。 また、図2に示すように、くさび体5の内面には、側壁部12のテ−パ−面1 3と合致するテ−パ−面51を形成する。 くさび体5の装着方法は、スタッドボルト52等を用いて下部フレ−ム12に 固定し、さらにくさび体5の上部をキ−プレ−ト53により押さえる。 スタッドボルト52を調節することにより、くさび体5の上下位置の調整を行 うことができる。 また、くさび体5の外面には、側壁部32との摺動摩耗を防止するため、板状 等の耐摩材54を装着する。
【0013】 <ニ>シリンダ シリンダ6は、図1に示すように、上下部フレ−ム1、3間を鉛直方向に連結 して適宜数配置し、上部フレ−ム3を支持すると共に、上部フレ−ム3の高さ調 整を行うものである。 シリンダ6には、複動式の油圧シリンダ等を用い、その両端部は上下部フレ− ム1、3に軸支する。
【0014】 <ホ>油圧装置 シリンダ6は、図4に示すような油圧装置により作動させる。 この油圧装置は、シリンダ6内の各油圧室61、62と油圧タンク7間を配管 71、72により連通し、配管71、72の油圧タンク7側に電磁弁73a、7 3bを設け、さらに配管71の途上にアキュムレ−タ74を、配管72の途上に 圧力スイッチ76を設けて構成する。 圧力スイッチ76は、破砕室内へ異物が混入した場合などの異常運転時に異常 圧力を検知するためのものである。 アキュムレ−タ74は、タンク内にチッソガスを封入したゴム袋を収納し、か つゴム袋の外周に一定量の油を蓄積しておき、異常時にその油を排出させるもの である。 圧力スイッチ76により異常圧力が検知されると電磁弁73bが開放され、シ リンダ6の油圧室61内にアキュムレ−タ74内の油が供給され、シリンダ6を 伸長して上部フレ−ム3を上方へ急動させる。 これによって、マントル2とコンケ−ブ4間の破砕間隙を瞬時に拡張し、異常 運転を回避することができる。 なお、図5に油圧回路の一例を示す。 マントルの上昇、下降は手動で行い、上昇は電磁弁b、cを動かしてポンプを 作動させ、下降は電磁弁aを動かしてポンプを作動させる。 通常破砕運転時には自動運転とし、過負荷発生時には電磁弁cを動かし、アキ ュムレ−タ内の油を排出させて破砕間隙を拡げる。 異物排出後は電磁弁aを動かし、電磁弁cの電源を切ってポンプを作動させ、 元の運転に戻す。
【0015】
【作用】
次に、上記のように構成した装置を用いた破砕運転方法について説明する。 破砕運転に際しては、先ずシリンダ6を伸縮させて上部フレ−ム3の高さ位置 を調節し、マントル2とコ−ンケ−ブ4間の破砕間隙寸法を調節する。 破砕間隙寸法の調節は、シリンダ6を伸縮させるだけで迅速かつ容易に、しか も正確に行うことができる。 そして、カウンタ−シャフト22を介してマントル2を旋回させ、破砕室内に おいて被破砕物の破砕を行う。 このとき、破砕により生じる水平荷重はくさび体5により受けられ、またくさ び体5は同時に生じる衝撃垂直荷重がシリンダ6に加えられるのを緩和すること ができる。 なお、くさび体5は上昇、下降動作に支障を及ぼさないように予め適度な調整 が行ってあり、通常の機械運転時には調整不要である。 また、破砕運転中、破砕室内に異物が混入したり、一度に大量の被破砕物が供 給された場合は、油圧装置が作動し、シリンダ6が伸長する。 これによって、上部フレ−ム3が上方に急動し、破砕間隙を拡張することがで きるため、異常運転を回避することができる。 異物あるいは過度に供給された被破砕物が除去された後は、再び油圧装置が作 動し、シリンダ6が収縮するため、上部フレ−ム3が元の位置に戻り、破砕運転 が再開される。
【0016】
【本考案の効果】
本考案は以上説明したようになるため、次のような効果を得ることができる。 <イ>上部フレ−ムを下部フレ−ムに蓋状に被せ、上部フレ−ムをシリンダによ って支持するよう構成するため、装置全体の構造を簡易化することができる。 従って、装置の小型化及び低コスト化を図ると共に、メンテナンスの容易化を 図ることができる。
【0017】 <ロ>上部フレ−ムを上方に移動させることによって破砕間隙を調節する構造で あるため、偏心量を一定に保った状態で破砕間隙の調整を行うことができ、破砕 室が摩耗した時の能力低下を防止することができる。
【0018】 <ハ>油圧装置により過負荷の発生に対して迅速にコ−ンケ−ブを上昇させるこ とができ、本体への負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の装置全体の説明図
【図2】 くさび体の説明図
【図3】 挟持板及び嵌合板の説明図
【図4】 油圧原理の説明図
【図5】 油圧回路の説明図

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マントルを支持するメインシャフトを収
    納する台座部と、側壁部とよりなる下部フレ−ムと、 コ−ンケ−ブを具備する天井部と、側壁部とよりなり、
    前記下部フレ−ムの上部に蓋状に被せた上部フレ−ム
    と、 前記上下部フレ−ム間を連結して上部フレ−ムを支持す
    ると共に、上部フレ−ムの高さ調整を行うシリンダとよ
    りなる、 コ−ンクラッシャ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコ−ンクラッシャにお
    いて、 前記上下部フレ−ムの重なり合う側壁部間に、上下位置
    の調整可能なくさび体を圧入して構成した、 コ−ンクラッシャ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のコ−ンクラッシ
    ャにおいて、 異常運転時の前記シリンダの上昇を検知する検知装置
    と、 シリンダ内に油圧を供給しかつ排出するための給排装置
    とを有し、 異常運転時にシリンダを伸長して上部フレ−ムを上方に
    急動させ、マントルとコ−ンケ−ブ間の距離を拡張す
    る、 コ−ンクラッシャ。
JP7298693U 1993-12-20 1993-12-20 コ−ンクラッシャ Pending JPH0737334U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100936362B1 (ko) * 2008-05-27 2010-01-12 정태현 콘크러셔용 과부하 방지 장치 및 그를 포함하는 콘크러셔
JP2019103975A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 古河産機システムズ株式会社 破砕機、破砕機の劣化推定方法、及び、プログラム
JP2019103976A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 古河産機システムズ株式会社 破砕機、演算装置、通知方法及びプログラム

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