JP7059705B2 - エンジンの自動停止制御システム - Google Patents

エンジンの自動停止制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP7059705B2
JP7059705B2 JP2018045719A JP2018045719A JP7059705B2 JP 7059705 B2 JP7059705 B2 JP 7059705B2 JP 2018045719 A JP2018045719 A JP 2018045719A JP 2018045719 A JP2018045719 A JP 2018045719A JP 7059705 B2 JP7059705 B2 JP 7059705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
node
stop
engine
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018045719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019157766A (ja
Inventor
健一 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018045719A priority Critical patent/JP7059705B2/ja
Publication of JP2019157766A publication Critical patent/JP2019157766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7059705B2 publication Critical patent/JP7059705B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、エンジンの自動停止制御システムに関する。
特許文献1におけるエンジンの自動停止制御システムは、車両が減速しているという条件、及びアクセルペダルの踏み込み量がほぼゼロであるという条件を満たした場合に、エンジンにおける燃料噴射弁からの燃料噴射を停止して、エンジンを自動停止させる。また、この自動停止制御システムにおいては、エンジンを始動させるためのスタータモータに電力を供給するバッテリの充電量量(残容量)を検出する。そして、自動停止制御システムにおいては、検出したバッテリの充電容量が予め定められた容量よりも小さいときには、エンジンの自動停止が禁止される。
特開2003-148314号公報
特許文献1におけるエンジンの自動停止制御システムのように、所定の禁止条件を満たしたときにエンジンの自動停止を禁止すると、その禁止条件が満たされなくなるまでは、エンジンの自動停止が実行されない。そのため、エンジンの自動停止が禁止されている期間内に、エンジンの自動停止による燃費の向上が期待できる状況が発生しても、エンジンの自動停止が実行できない。
上記課題を解決するため、本発明は、少なくとも、車両のアクセルペダルが踏み込まれていないこと、及び車両のブレーキペダルの踏み込み量が規定踏み込み量以上であることを条件として、エンジンを自動停止させる自動停止制御部と、目的地が設定された場合に、前記目的地が設定された時点での車両の現在地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部と、目的地が設定された場合に、前記目的地が設定された時点での車両の現在地から前記目的地までの所要時間を予測する所要時間予測部と、探索された経路上の各ノードにおける車両の停車時間を、当該ノード毎に収集された過去の停車時間のデータに基づいて、予測停車時間として予測する停車時間予測部とを備え、前記自動停止制御部は、目的地が設定された場合に、前記各ノードにおける予測停車時間の総和が前記所要時間に対する規定割合以上であるか否かを判定し、前記規定割合以上である場合には、前記予測停車時間が規定時間以下のノードのうちの少なくともいずれか1つのノードにおけるエンジンの自動停止を禁止する。
上記の構成において、各ノードにおける車両の停車時間(予測停車時間)は、エンジンの自動停止が実行され得る時間でもある。そして、所要時間に対する予測停車時間の総和が規定割合以上である場合には、エンジンの自動停止及びその後の再始動が繰り返され、バッテリの充電容量の低下を招くおそれがある。上記の構成によれば、このような状況が発生した場合には、予測停車時間が短くてエンジンの自動停止による燃費の向上効果が小さいノードにおけるエンジンの自動停止が禁止される。そのため、エンジンの自動停止を一部のノードで禁止しつつも、エンジンの自動停止による燃費の向上効果が大きいノードについてはエンジンの自動停止を実行でき得る。
自動停止システムの概略図。 車両の現在地から目的地までの経路を概略的に示した図。 エンジンの自動停止禁止処理を示すフローチャート。 (a)~(c)は、経路上の各ノードにおける予測停車時間と、各ノードにおけるエンジン自動停止の禁止の有無を示す説明図。
以下、エンジンの自動停止制御システムに関する実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両Cには、当該車両Cの駆動源としてエンジン11が搭載されている。エンジン11は、燃料噴射弁から気筒内に燃料が噴射されて当該燃料が燃焼することにより駆動する。また、車両Cには、エンジン11の駆動を制御するための電子制御装置12(図1では「ECU」と略記)が搭載されている。電子制御装置12は、例えば車両のアクセルペダルの踏み込み量や、エンジン11の状態、その他の車両Cが置かれている状況等に応じて、燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する。
また、電子制御装置12は、種々の条件が満たされたときに、エンジン11における燃料噴射弁からの燃料噴射を停止させて、エンジン11を自動停止させる。すなわち、電子制御装置12は、自動停止制御部として機能する。この実施形態では、上記の種々の条件として、車両Cのアクセルペダルが踏み込まれていないこと、車両Cのブレーキペダルの踏み込み量が予め定められた規定踏み込み量以上であること、エンジン11の機関回転数が予め定められた規定回転数(例えば600~900rpm)以下であること、エンジン11の温度(エンジン11の冷却水の温度)が予め定められた規定温度以下であること等の条件が定められている。
車両Cには、地図を表示するナビゲーション端末13が搭載されている。ナビゲーション端末13には、GPS(Global positioning system)モジュールが内蔵されており、車両Cの現在地が検出できるようになっている。ナビゲーション端末13には、道路や施設等の情報を含む地図データが格納されている。この地図データにおいては、交差点、国道と県道との境界位置、車線数が変わる位置など、道路上の目印となる位置にノードが設定されている。また、ナビゲーション端末13には、隣り合うノード間を結ぶリンク毎に、当該リンクを走行するのに要する走行時間が格納されている。各リンクの走行時間は、時刻、曜日(祝日か否か)等と関連付けて格納されている。
車両Cの乗員によってナビゲーション端末13が操作されて目的地が設定された場合には、ナビゲーション端末13は、車両Cの現在地から目的地までの経路を探索するとともに、車両Cの現在地から目的地までの所要時間Trを予測する。具体的には、図2に示すように、ナビゲーション端末13は、車両Cの現在地(図2において「S」で図示)から目的地(図2において「G」で図示)に至る経路のうち、例えば、最も走行距離が短くなる経路を探索する。そして、その探索した経路上のノードを、車両Cの現在地から近い順に、ノード1、ノード2、ノード3・・・ノードn-1、ノードnとして抽出する。また、ナビゲーション端末13は、目的地が設定されたときの時刻や曜日等に基づき、隣り合うノード間のリンクを走行するのに要する走行時間を抽出する。さらに、ナビゲーション端末13は、現在地からノード1までを走行するのに要する走行時間、ノードnから目的地までを走行するのに要する走行時間を抽出する。そして、ナビゲーション端末13は、算出したこれらの走行時間を全て加算することにより、現在地から目的地までの所要時間Trを予測する。このように、ナビゲーション端末13は、経路探索部及び所要時間予測部として機能する。
図1に示すように、車両Cには、無線通信を行うための通信機14が搭載されている。通信機14は、いわゆる携帯電話回線での無線通信が可能になっており、当該携帯電話回線により通信ネットワークNW(インターネット)に接続されている。上述したナビゲーション端末13は、この通信機14を介することにより、情報を送受信できるようになっている。
通信ネットワークNW上には、サーバS(データサーバ、データセンタ等と呼称されることもある)が置かれている。サーバSには、ナビゲーション端末13に格納されているのと同様の地図データが格納されている。また、サーバSは、通信ネットワークNWを介して、地図データの各ノード毎に停車時間に関する情報を受信する。この停車時間に関する情報は、車両Cがそのノードをどちらからどちらへ向けて通過したか、車両Cがノードの手前所定距離(例えば100メートル)以内でどれだけの時間停車していたかを示す情報であり、無数の車両Cがノードを通過する度に、当該車両Cからリアルタイムで受信する。すなわち、サーバSが受信・収集したノード毎の停車時間に関する情報は、無数の車両Cから送信されてきた「ビッグデータ」等と呼称されるものである。この実施形態では、サーバS、車両Cにおけるナビゲーション端末13及び電子制御装置12が、自動停止制御システムを構成している。
車両C(ナビゲーション端末13)は、目的地までの経路を探索した場合には、その経路上のノード1~ノードnに関する情報を要求する要求信号を、通信ネットワークNWを介して、サーバSに送信する。要求信号を受信したサーバSは、収集したノード毎の停車時間に関する情報(ビッグデータ)に基いて、要求信号の送信元の車両Cが各ノード1~ノードnを通過するに際して停車する時間を、予測停車時間Ts(x)として予測する。すなわち、サーバSは、停車時間予測部として機能する。各ノードの予測停車時間Ts(x)を予測したサーバSは、その予測停車時間Ts(x)に関する情報を応答信号として、通信ネットワークNWを介して、車両Cに送信(返信)する。
次に、ナビゲーション端末13(自動停止制御システム)が実行する自動停止禁止処理について説明する。この自動停止禁止処理は、車両Cのナビゲーション端末13において目的地が設定された場合に実行される。また、この自動停止禁止処理は、目的地が設定されている状態で目的地までの経路上のノードを通過する度に繰り返し実行される。更に、自動停止禁止処理が開始されると、後述する各ノードにおける自動停止禁止フラグは、全てオフにクリアされる。なお、以下の説明では、図2に示すように、車両の現在地から目的地までの経路上に、ノード1~ノードnが存在するものとする。
図3に示すように、自動停止禁止処理が開始されると、ナビゲーション端末13は、ステップS11の処理を実行する。ステップS11では、ナビゲーション端末13は、現在地から目的地までの所要時間Trを予測する。なお、所要時間Trの予測方法については、上述したとおりである。所要時間Trを予測した後、ナビゲーション端末13の処理は、ステップS12に移行する。
ステップS12では、ナビゲーション端末13は、目的地までのノード1~ノードnについて、ノード毎の予測停車時間Ts(x)を、予測停車時間Ts(1)~予測停車時間Ts(n)として取得する。なお、この予測停車時間Ts(x)は、上述したとおり、ナビゲーション端末13が送信したノード1~ノードnに関する情報を要求する要求信号に応じて、サーバSが応答信号としてナビゲーション端末13送信した情報に含まれるものである。その後、ナビゲーション端末13の処理は、ステップS13に移行する。
ステップS13では、ナビゲーション端末13は、ノード1における予測停車時間Ts(1)からノードnにおける予測停車時間Ts(n)までの総和を、合計停車時間Tsとして算出する。そして、ナビゲーション端末13は、所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合(Ts/Tr)が規定割合以上であるか否かを判定する。なお、この実施形態では、規定割合は50%である。上記割合が規定割合未満である場合(ステップS13においてNO)、一連の自動停止禁止処理は終了する。一方、上記割合が規定割合以上である場合(ステップS13においてYES)、ナビゲーション端末13の処理はステップS14に移行する。
ステップS14では、ナビゲーション端末13は、ノード1~ノードnのうち、予測停車時間Ts(x)が規定時間Tx以下となるノードあるか否かを判定する。なお、この実施形態では、規定時間Txの初期値は15秒である。この判定が肯定である場合(ステップS14においてYES)、ナビゲーション端末13の処理は、ステップS15に移行する。
ステップS15では、ナビゲーション端末13は、予測停車時間Ts(x)が規定時間Tx以下であるノードを対象ノードとし、その対象ノードのうちから最も目的地側の対象ノードを抽出する。対象ノードが1つのみである場合には、その対象ノードを最も目的地側の対象ノードとして抽出する。そして、その最も目的地側の対象ノードにおける予測停車時間Ts(x)をゼロに変更する。その後、ナビゲーション端末13の処理は、ステップS16に移行する。
ステップS16では、ステップS15で抽出した最も目的地側の対象ノードに関して、自動停止禁止フラグをオンにする。あるノードに関して自動停止禁止フラグがオンになっている場合、車両Cの現在地がそのノードの手前所定距離からそのノードまでの距離範囲内に位置していると、ナビゲーション端末13は、その旨を示す信号を電子制御装置12に送信する。その信号を受けた電子制御装置12は、エンジン11の自動停止を禁止する。すなわち、電子制御装置12は、エンジン11の自動停止のための種々の条件全てが満たされていても、自動停止禁止フラグがオンになっているノードの手前所定距離からそのノードまでの距離範囲内でのエンジン11の自動停止を禁止する。ステップS16が終了すると、ナビゲーション端末13の処理は、ステップS13に戻る。なお、ステップS16を経て、再びステップS14の処理を行う場合には、自動停止禁止フラグがオンにされたノードは、ステップS14の判定対象からは除かれる。
一方、ステップS14において、予測停車時間Ts(x)が規定時間Tx以下となるノードがないと判定された場合には、ナビゲーション端末13の処理は、ステップS17に移行する。ステップS17では、ナビゲーション端末13は、規定時間Txに増加時間αを加算して、新たな規定時間Txを算出する。なお、この実施形態では、増加時間αは15秒である。その後、ナビゲーション端末13の処理は、ステップS14に戻る。
このように、ステップS14~ステップS16の処理や、ステップS14及びステップS17の処理が、ステップS13において、所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合が規定時間未満であると判定されるまで、繰り返し実行される。
次に、本実施形態の作用を図4に従って説明する。なお、以下の説明では、規定時間Txの初期値を第1規定時間Tx1とし、第1規定時間Tx1に増加時間αを加算したものを第2規定時間Tx2と呼称する。また、図示は省略するが、ノード4の予測停車時間Ts(4)~ノードn-2の予測停車時間Ts(n-2)は、いずれも第2規定時間Tx2よりも長いものとする。
ナビゲーション端末13による自動停止禁止処理において、目的地までの所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合が規定割合以上である場合には、ノード1の予測停車時間Ts(1)~ノードnの予測停車時間Ts(n)それぞれと、第1規定時間Tx1との比較が行われる。そして、図4(a)に示す例では、ノード1の予測停車時間Ts(1)、及びノード3の予測停車時間Ts(3)が、第1規定時間Tx1以下の予測停車時間Ts(x)として抽出される。また、この図4(a)に示す例では、ノード1及びノード3のうち、目的地に最も近いのは、ノード3である。したがって、ノード3における予測停車時間Ts(3)がゼロに変更されるとともに、ノード3におけるエンジン11の自動停止が禁止される。
ノード3における予測停車時間Ts(3)がゼロに設定された後、合計停車時間Tsが再び算出される。そして、新たな合計停車時間Tsに基づいて、所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合が規定割合以上であるか否かが判定される。ノード3における予測停車時間Ts(3)がゼロに設定されても合計停車時間Tsの割合が規定割合以上である場合には、再び、予測停車時間Ts(x)が第1規定時間Tx1以下となるノードが抽出される。このとき、既にエンジン11の自動停止が禁止されているノード3は、抽出対象からは除外される。したがって、図4(a)及び(b)に示す例では、ノード1が抽出される。そして、抽出されたノードが1つのみなので、このノード1を目的地に最も近いノードとする。また、ノード1における予測停車時間Ts(1)がゼロに変更されるとともに、ノード1におけるエンジン11の自動停止が禁止される。
ノード3における予測停車時間Ts(3)に加えてノード1における予測停車時間Ts(1)がゼロに設定された後、合計停車時間Tsが再び算出され、所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合が規定割合以上であるか否かが判定される。この時点においても、未だ合計停車時間Tsの割合が規定割合以上である場合には、再び、予測停車時間Ts(x)が第1規定時間Tx1以下となるノードが抽出される。
ここで、ノード3及びノード1は、既にエンジン11の自動停止が禁止されている。したがって、これらノード3及びノード1は抽出対象からは除外される。そのため、図4(b)に示すように、第1規定時間Tx1以下となるノードが存在しなくなる。そこで、第1規定時間Tx1に増加時間αが加算され、第2規定時間Tx2が算出される。そして、新たに、予測停車時間Ts(x)が第2規定時間Tx2以下となるノードが抽出される。図4(c)に示す例では、予測停車時間Ts(n)が第2規定時間Tx2以下となるノードとしてノードnが抽出される。そして、抽出されたノードが1つのみなので、このノードnを目的地に最も近いノードとする。また、ノードnにおける予測停車時間Ts(n)がゼロに変更されるとともに、ノードnにおけるエンジン11の自動停止が禁止される。
このように、規定時間Txが増加時間αずつ徐々に増加されることで、比較的に予測停車時間Ts(n)が短いノードから順にエンジン11の自動停止が禁止される。そして、エンジン11の自動停止が禁止されるノードが増えていくことで、合計停車時間Tsも徐々に短くなっていき、最終的に所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合が規定割合を下回る。
次に、本実施形態の効果について説明する。
上記実施形態において、車両Cの現在地から目的地までの所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合が規定割合以上である場合、現在地から目的地までの間に数多くのノードが存在していて車両Cがノードに至る度に停車する、という状況が想定される。そして、車両Cが停車する度にエンジン11を自動停止すると、その後のエンジン11の再始動の際に、スタータモータにバッテリから電力を供給しなければならず、その分バッテリの充電容量が低下する。したがって、エンジン11が自動停止されている時間によっては、エンジン11が自動停止することによって得られる燃料消費量の低減量よりも、バッテリの充電容量の低下を補うための燃料消費量の増加量の方が上回ってしまい、かえって燃費の悪化を招くおそれがある。また、スタータモータによってエンジン11を再始動する際には相応の電力が消費されるが、スタータモータによるエンジン11の再始動が繰り返されることで、バッテリの劣化の原因となり得る。
上記実施形態では、車両Cの現在地から目的地までの所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合が規定割合以上である場合には、予測停車時間Ts(x)が規定時間Txよりも短いノードにおけるエンジン11の自動停止が禁止される。すなわち、エンジン11が自動停止される時間が短くて燃料消費量の低減量が少ないと予測されるノードにおけるエンジン11の自動停止が禁止される。その一方で、比較的に予測停車時間Ts(x)が長いノードにおけるエンジン11の自動停止は禁止されない。したがって、エンジン11の自動停止を一部のノードで禁止しつつも、エンジン11の自動停止による燃費の向上効果が大きいノードについてはエンジンの自動停止を実行できる。
また、上記実施形態では、予測停車時間Ts(x)が規定時間Txよりも短いノードが存在しなくなった場合には、規定時間Txに増加時間αを加算して新たな規定時間を算出する。そして、その新たな規定時間Txに基づき同様の処理を行う。したがって、各ノードにおける予測停車時間Ts(x)が比較的に長くても、確実に、目的地までの所要時間Trに対する合計停車時間Tsの割合を所定割合未満にできる。
ところで、車両Cの現在地から目的地までの距離が長い場合、目的地に至るまでに相応の時間を要することがある。また、上記実施形態では、サーバSにおいて収集されているデータは、無数の車両Cからリアルタイムで受信されたデータである。そのため、サーバSが芳区する各ノードの予測停車時間Ts(x)は、時間の経過によって変化し得る。これらの結果、車両Cが目的地までの経路を走行中に、経路を探索してからの経過時間が長くなると、予測停車時間Ts(x)の精度が低下し、適切なノードにおいてエンジン11の自動停止を禁止できない可能性がある。
この点、上記実施形態では、一連の自動停止禁止処理が、車両Cがノードを通過する度に実行される。そのため、車両Cがノードを通過する度に、最新の予測停車時間Ts(x)に基づいてエンジン11の自動停止を禁止するノードを判定でき、当該判定の即応性が高い。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態におけるエンジン11の自動停止条件はあくまでも例示である。少なくとも、車両Cのアクセルペダルが踏み込まれていないこと、車両Cのブレーキペダルの踏み込み量が予め定められた規定踏み込み量以上であることといった条件が含まれていれば、上記実施形態における条件の一部を省略してもよいし、他の条件を加えてもよい。
・上記実施形態では、目的地までの経路を探索するにあたって、最も走行距離が短くなるように探索したが、これに限らない。所要時間Tr、有料道路の使用の有無など、その他の条件を加味して経路を探索してもよい。
・上記実施形態では、ナビゲーション端末13が車両に搭載されていたが、当該ナビゲーション端末13は、可搬性のある端末であってもよい。また、ナビゲーション端末13は、経路探索等を専門に行う専用端末である必要はなく、ナビゲーション用のアプリケーションがインストールされたコンピュータ端末であってもよい。このような端末としては、携帯電話端末(スマートフォン)、タブレット型の端末、ラップトップコンピュータ(ノートパソコン)等が挙げられる。
・ナビゲーション端末13自身が通信ネットワークNWに接続できる通信機能を有しているのであれば、車両Cにおける通信機14は省略できる。
・上記実施形態では、サーバSがノードの予測停車時間Ts(x)を予測したが、これをナビゲーション端末13が予測停車時間Ts(x)を予測するように変更してもよい。この変更例の場合には、ノード毎の予測停車時間Ts(x)や、予測停車時間Ts(x)を予測するのに必要なデータが予めナビゲーション端末13に格納されていればよい。また、この変更例の場合には、必ずしもサーバSからデータを受信する必要が無いので、車両Cにおける通信機14を省略してもよい。なお、この変更例の場合には、車両Cのナビゲーション端末13及び電子制御装置12が、自動停止制御システムを構成する。
・車両Cの通信機14が他の車両Cと通信できるのであれば、ノード毎の予測停車時間Ts(x)や、予測停車時間Ts(x)を予測するのに必要なデータを、他の車両Cから受信してもよい。
・上記実施形態における規定割合は50%に限らず適宜変更できる。また、必ずしも固定値である必要はなく、状況に応じて変化するものであってもよい。例えば、バッテリの劣化の度合いが小さいときには高く、劣化の度合いが大きいときには低くなるように、規定割合が変化してもよい。
・上記実施形態における規定時間Tx及び増加時間αも適宜変更できる。なお、予測停車時間Ts(x)の予測精度が秒単位であるならば、規定時間Tx及び増加時間αは、数秒~十数秒程度が好ましい。また、予測停車時間Ts(x)の予測精度が十秒単位であるならば、規定時間Tx及び増加時間αは、十数秒~数十秒程度であることが好ましい。
・予測停車時間Ts(x)が規定時間Tx以下となるノードが複数あった場合に、車両Cの現在地に近いノードから、エンジン11の自動停止を禁止してもよいし、それら全てのノードの全てについて一括してエンジン11の自動停止を禁止してもよい。
・規定時間Txに増加時間αを加算する処理を省略してもよい。この変更例においては、いずれのノードにおける予測停車時間Ts(x)も、規定時間Txを越えていて、いずれのノードにおいてもエンジン11の自動停止が禁止されないこともあり得る。ただし、この場合には、予測停車時間Ts(x)としてある程度の時間が確保されているので、エンジン11の自動停止による燃料消費量の低減効果は十分に得られる。
C…車両、NW…通信ネットワーク、S…サーバ、11…エンジン、12…電子制御装置、13…ナビゲーション端末、14…通信機、Tr…所要時間、Ts(x)…予測停車時間、Ts…合計停車時間、Tx…規定時間、α…増加時間。

Claims (1)

  1. 少なくとも、車両のアクセルペダルが踏み込まれていないこと、及び車両のブレーキペダルの踏み込み量が規定踏み込み量以上であることを条件として、エンジンを自動停止させる自動停止制御部と、
    目的地が設定された場合に、前記目的地が設定された時点での車両の現在地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部と、
    目的地が設定された場合に、前記目的地が設定された時点での車両の現在地から前記目的地までの所要時間を予測する所要時間予測部と、
    探索された経路上の各ノードにおける車両の停車時間を、当該ノード毎に収集された過去の停車時間のデータに基づいて、予測停車時間として予測する停車時間予測部とを備え、
    前記自動停止制御部は、目的地が設定された場合に、前記各ノードにおける予測停車時間の総和が前記所要時間に対する規定割合以上であるか否かを判定し、前記規定割合以上である場合には、前記予測停車時間が規定時間以下のノードのうちの少なくともいずれか1つのノードにおけるエンジンの自動停止を禁止する
    ことを特徴とするエンジンの自動停止制御システム。
JP2018045719A 2018-03-13 2018-03-13 エンジンの自動停止制御システム Active JP7059705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018045719A JP7059705B2 (ja) 2018-03-13 2018-03-13 エンジンの自動停止制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018045719A JP7059705B2 (ja) 2018-03-13 2018-03-13 エンジンの自動停止制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019157766A JP2019157766A (ja) 2019-09-19
JP7059705B2 true JP7059705B2 (ja) 2022-04-26

Family

ID=67992481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018045719A Active JP7059705B2 (ja) 2018-03-13 2018-03-13 エンジンの自動停止制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7059705B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002303173A (ja) 2001-04-02 2002-10-18 Denso Corp エンジン始動装置
JP2003148314A (ja) 2001-11-13 2003-05-21 Denso Corp エンジン自動停止始動制御装置
JP2005010096A (ja) 2003-06-20 2005-01-13 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーションシステム及び情報提供方法のプログラム
JP2011099352A (ja) 2009-11-04 2011-05-19 Denso Corp 車両制御装置
JP2013160751A (ja) 2012-02-09 2013-08-19 Pioneer Electronic Corp 経路探索装置、サーバ装置、経路探索システム、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
WO2016171017A1 (ja) 2015-04-23 2016-10-27 三菱電機株式会社 提示計画作成装置、情報提示装置及び提示計画作成方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002303173A (ja) 2001-04-02 2002-10-18 Denso Corp エンジン始動装置
JP2003148314A (ja) 2001-11-13 2003-05-21 Denso Corp エンジン自動停止始動制御装置
JP2005010096A (ja) 2003-06-20 2005-01-13 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーションシステム及び情報提供方法のプログラム
JP2011099352A (ja) 2009-11-04 2011-05-19 Denso Corp 車両制御装置
JP2013160751A (ja) 2012-02-09 2013-08-19 Pioneer Electronic Corp 経路探索装置、サーバ装置、経路探索システム、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
WO2016171017A1 (ja) 2015-04-23 2016-10-27 三菱電機株式会社 提示計画作成装置、情報提示装置及び提示計画作成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019157766A (ja) 2019-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8402936B2 (en) Vehicle control device and method for idle stop control for the same
US9604633B2 (en) Travel support device, travel support method, and drive support system
JP6451899B2 (ja) 制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラム
JP6802222B2 (ja) ピーク効率の勧告および共有
EP2910442B1 (en) Travel support device, travel support method, and drive support system
US10854021B2 (en) Energy management system and method
CN104724111A (zh) 具有起动马达保护的发动机怠速停止的控制系统和方法
JP2002524327A (ja) 車両の制御および監視装置
WO2015045261A1 (en) Travel support device, travel supporting method, and drive support system
US20220242394A1 (en) Method and system for improving fuel economy of a hybrid powertrain in a vehicle
US20190232943A1 (en) Vehicle control system, vehicle control method, and storage medium
JP2014015125A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5023026B2 (ja) エコドライブ支援装置、サーバおよび方法
EP3257714B1 (en) A vehicle energy management system and method for a vehicle
JP7059705B2 (ja) エンジンの自動停止制御システム
EP3110672B1 (en) Moving assist apparatus and method
JP5370318B2 (ja) アイドリングストップ制御装置
CN115723738A (zh) 车辆控制装置
US20240053161A1 (en) Method for Predicting a Velocity Profile of a Vehicle
CN105649806A (zh) 用于对内燃机的燃料泵进行操控的方法
JP5569474B2 (ja) アイドリングストップ制御装置
JP6326844B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2024080838A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
KR20190063490A (ko) 구간 반복 운행차량의 아이들 스탑 엔 고 컨트롤 방법 및 아이들 스탑 엔 고 컨트롤 시스템
JP2020135104A (ja) 走行負荷取得システム、走行負荷取得プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220328

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7059705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151