JP7058008B2 - 鋼材成分識別装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description
ステップS11では、コンピュータ13のCPU131は、湿度検出部12により計測された周囲環境の湿度をRAM132に取り込んで、ステップS12に進む。
ステップS12では、コンピュータ13のCPU131は、カメラ11により撮像された火花画像をカラー画像としてRAM132に取り込んで、ステップS13に進む。
ステップS13では、CPU131は、火花画像の各画素の輝度を変換処理して画像を輝度値のみのグレースケール画像に変換し、画像をRAM132に格納して、ステップS14に進む。
ステップS14では、CPU131は、火花画像の二値化処理を実行し、画像をRAM132に格納して、ステップS15に進む。
ステップS15では、CPU131は、火花画像の細線化処理を行い、画像をRAM132に格納して、ステップS16に進む。
ステップS16では、CPU131は、火花画像の短直線マッチング処理を行い、マッチングされたテンプレートの種類と位置をRAM132に格納して、ステップS17に進む。
ステップS17では、CPU131は、火花画像から火花の破裂部の抽出を行い、火花の破裂個数のカウントを行う。そして、画像全体の破裂部の数及び各破裂部に存在する短直線の総数をRAM132に格納して、ステップS18に進む。
ステップS18では、CPU131は、火花の破裂密度の算出を行い、火花の破裂密度と湿度から鋼材中の炭素量を推定し、鋼材種類の認識を行う。
破裂密度(D)=破裂数(E)/短直線数(L)
以下、本発明の第2実施形態である鋼材成分識別装置及びその方法について、図を参照して詳細に説明をする。なお、第1実施形態である鋼材成分識別装置及びその方法と構成及び処理が共通する部分については説明を適宜省略する。
ステップS21では、コンピュータ23のCPU231は、湿度検出部22により計測された周囲環境の湿度をRAM232に取り込んで、ステップS22に進む。
ステップS22では、コンピュータ23のCPU231は、カメラ21により撮像された火花画像をカラー画像としてRAM232に取り込んで、ステップS23に進む。
ステップS23では、CPU231は、火花画像の各画素の輝度を変換処理して画像を輝度値のみのグレースケール画像に変換し、画像をRAM232に格納して、ステップS24に進む。
ステップS24では、CPU231は、火花画像の二値化処理を実行し、画像をRAM232に格納して、ステップS25に進む。
ステップS25では、CPU231は、火花画像の短直線マッチング処理を行い、マッチングされたテンプレートの種類(パターン番号)と位置をRAM232に格納して、ステップS26に進む。
ステップS26では、CPU231は、火花画像から火花の破裂部の抽出を行い、火花の破裂個数のカウントを行う。そして、画像全体の破裂部の数及び各破裂部に存在する短直線の総数をRAM232に格納して、ステップS27に進む。
ステップS27では、CPU231は、火花の破裂密度の算出を行い、火花の破裂密度と湿度から鋼材中の炭素量を推定し、鋼材種類の認識を行う。
12:湿度検出部
13:コンピュータ
131:CPU
132:RAM
133:ROM
Claims (11)
- 周囲環境の湿度を検出する湿度検出部と、
鋼材を研削して発生する火花の画像をグレースケールの火花画像に変換する輝度変換処理部と、
前記グレースケールの火花画像の画素毎に所定の閾値で二値化を行う二値化処理部と、
前記二値化された火花画像に対し、複数の角度に相当する短直線を表す複数のテンプレートを各々マッチングし、当該マッチングされたテンプレートの種類と位置を記憶する短直線マッチング処理部と、
前記マッチングされたテンプレートが任意の火花画像の範囲において所定の数以上である場合に火花の破裂部とみなして破裂部を抽出し、前記火花画像全体の前記破裂部の総数である破裂数、及び、前記火花画像全体の前記マッチングされたテンプレートの総数である短直線数をカウントする破裂部抽出処理部と、
前記破裂数を前記短直線数で除した破裂密度と、前記湿度と、に基づいて鋼材を識別する鋼材識別処理部と、
を有することを特徴とする鋼材成分識別装置。 - 前記鋼材識別処理部は、
前記破裂密度と前記湿度とに基づいて鋼材の炭素含有量を識別し、当該炭素含有量から鋼材を識別する、ことを特徴とする請求項1に記載の鋼材成分識別装置。 - 前記二値化処理部は、十字内の中心画素以外の画素の平均輝度値から十字の中心画素の輝度値を引いた値が、設定した閾値よりも大きい場合に十字の中心画素を黒とし、そうでなければ白とする十字二値化処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の鋼材成分識別装置。
- 前記二値化処理部で二値化された火花画像の黒画素を外側から削り、所定のピクセル幅とする細線化処理部をさらに含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鋼材成分識別装置。
- 前記短直線マッチング処理部は、前記火花画像が所定の%以上マッチングしたテンプレートを記録することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鋼材成分識別装置。
- 前記鋼材識別処理部は、複数の火花画像から各々前記破裂密度を算出し、それらを平均した平均破裂密度から鋼材を識別することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鋼材成分識別装置。
- 前記輝度変換処理部は、
鋼材を研削して発生する破裂部及び所定幅の芯線を含む火花の画像をグレースケールの火花画像に変換し、
前記短直線マッチング処理部は、
前記二値化された火花画像の所定幅の芯線に対し、複数の角度に相当する短直線を表す複数のテンプレートを、前記複数のテンプレートの短直線を延長して各々マッチングし、延長した短直線が芯線に収まるテンプレートの種類と位置を記憶する、
ことを特徴とする請求項1に記載の鋼材成分識別装置。 - 前記短直線マッチング処理部は、前記芯線の幅に応じて、前記複数のテンプレートの短直線の延長長さを決定する、ことを特徴とする請求項7に記載の鋼材成分識別装置。
- 前記短直線マッチング処理部は、前記芯線内に任意の1点を配置し、前記複数のテンプレートの短直線の中より前記芯線からはみ出した短直線を選び、これを基準線とし、前記芯線からはみ出していない他の短直線に、前記基準線より長い短直線を配置することで、前記他の短直線を延長する、ことを特徴とする請求項7に記載の鋼材成分識別装置。
- 前記短直線の延長は、既存の短直線を延長する、短直線をより長い直線に置換する、または、より長い直線を重ね合わせる、ことを特徴とする請求項9に記載の鋼材成分識別装置。
- コンピュータを、
周囲環境の湿度を取得する湿度取込手段と、
鋼材を研削して発生する火花の画像をグレースケールの火花画像に変換する輝度変換処理手段と、
前記グレースケールの火花画像の画素毎に所定の閾値で二値化を行う二値化処理手段と、
前記二値化された火花画像に対し、複数の角度に相当する短直線を表す複数のテンプレートを各々マッチングし、当該マッチングされたテンプレートの種類と位置を記憶する短直線マッチング処理手段と、
前記マッチングされたテンプレートが任意の火花画像の範囲において所定の数以上である場合に火花の破裂部とみなして破裂部を抽出し、前記火花画像全体の前記破裂部の総数である破裂数、及び、前記火花画像全体の前記マッチングされたテンプレートの総数である短直線数をカウントする破裂部抽出処理手段と、
前記破裂数を前記短直線数で除した破裂密度と、前記湿度と、に基づいて鋼材を識別する鋼材識別処理手段と、
して機能させることを特徴とする鋼材成分識別プログラム。
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JP2018123449A JP7058008B2 (ja) | 2018-06-28 | 2018-06-28 | 鋼材成分識別装置及びそのプログラム |
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JP2020003358A JP2020003358A (ja) | 2020-01-09 |
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