JP7057988B1 - 商社型広告救済システム - Google Patents

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Abstract

【課題】広告依頼者の広告掲載費用を実質的に低減もしくは無償にでき、他業種への事業展開も行いやすい商社型広告救済システムを提供する。【解決手段】本発明の商社型広告救済システムは、データ管理システムを有し、該データ管理システムは、少なくとも、第1の広告依頼者に関する広告掲載情報(A)、及び第2の広告依頼者に関する広告掲載情報(B)を受け付けて管理する広告掲載データ管理部と、広告掲載情報(A)を、第2の広告依頼者に提示するための処理を行う広告掲載データ処理部と、第2の広告依頼者が、広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供する取次依頼データ管理部と、第1の広告依頼者から受け取った取次報酬を第2の広告依頼者に提供する取次報酬処理部とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、広告業界において、広告依頼者、及び広告依頼者の広告情報を消費者に提供する紹介者を救済するための新しい商社型広告救済システム、及び該商社型広告救済方法に関する。
近年の急速な技術革新に伴い、事業者にとってインターネットやSNS等による広告活動が事業を遂行する上で重要な役割を果たしている。広告方法としては、例えばネットサイトに自社の商品・サービスを掲載してもらう方法や、広告依頼者である事業者が広告掲載者の運営サイトに登録し、アフィリエイター(紹介者)に商品・サービスを紹介してもらう方法など、様々な方法がある。後者の方法は、アフィリエイトと呼ばれるものであり、事業者に代わって、ネットサイトやSNS等を通じて紹介者に商品・サービスを紹介してもらい、成功報酬型の場合、売上が立つと紹介者に報酬が支払われる仕組みである。例えば特許文献1には、影響力のあるインフルエンサーを紹介者とした電子商取引システムが記載されている。
特開2021-26780号公報
しかしながら、従来の広告システムでは、広告依頼者側にすれば、広告掲載者に高額な広告費用を支払うだけの仕組みとなっており、例えば資金力が乏しい広告依頼者は、良好な商品・サービスが提供できても広告費用が制限され、消費者に広く宣伝し難いことから売上の向上が図りにくい仕組みとなっていた。それ故に他業種への事業展開も困難であった。一方で、資金力がある広告依頼者であっても、多額の広告費用を支払う必要があり、利益を増やす上で不利な仕組みでもあった。
したがって、本発明の目的は、広告依頼者の広告掲載費用を実質的に低減もしくは無償にでき、他業種への事業展開も行いやすい商社型広告救済システム、及び商社型広告救済方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明は、以下の好適な形態を提供するものである。
[1]データ管理システムを有する商社型広告救済システムであって、
データ管理システムは、少なくとも、第1の広告依頼者に関する広告掲載情報(A)、及び第1の広告依頼者以外の第2の広告依頼者に関する広告掲載情報(B)を受け付けて管理する広告掲載データ管理部と、
広告掲載データ管理部に保管された第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を、第2の広告依頼者に提示するための処理を行う広告掲載データ処理部と、
第2の広告依頼者が、広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供する取次依頼データ管理部と、
第1の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第1の広告依頼者から受け取った取次報酬を第2の広告依頼者に提供する取次報酬処理部と、
を備える、商社型広告救済システム。
[2]前記取次依頼データ管理部は、第2の広告依頼者自身が、広告掲載情報(A)を基に商品・サービスの注文依頼をしたときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供する、[1]に記載の商社型広告救済システム。
[3]さらに、前記広告掲載データ処理部は、前記広告掲載データ管理部に保管された第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を、広告依頼者ではない紹介者に提示するための処理を行い、
前記取次依頼データ管理部は、前記紹介者が、広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供し、
前記取次報酬処理部は、第1の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第1の広告依頼者から受け取った取次報酬を前記紹介者に提供する、[1]又は[2]に記載の商社型広告救済システム。
[4]前記取次依頼データ管理部は、前記紹介者自身が、広告掲載情報(A)を基に商品・サービスの注文依頼をしたときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供する、[3]に記載の商社型広告救済システム。
[5]データ管理システムを有する商社型広告救済方法であって、
データ管理システムは、少なくとも、第1の広告依頼者に関する広告掲載情報(A)、及び第1の広告依頼者以外の第2の広告依頼者に関する広告掲載情報(B)を受け付けて管理する広告掲載データ管理ステップと、
広告掲載データ管理ステップで保管された第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を、第2の広告依頼者に提示するための処理を行う広告掲載データ処理ステップと、
第2の広告依頼者が、広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供する取次依頼データ管理ステップと、
第1の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第1の広告依頼者から受け取った取次報酬を第2の広告依頼者に提供する処理を行う取次報酬処理ステップと、
を備える、商社型広告救済方法。
本発明によれば、広告依頼者の広告掲載費用を実質的に低減もしくは無償にでき、他業者への事業展開も行いやすい商社型広告救済システムを提供できる。
本発明の一実施形態に係る商社型広告救済システムを示すブロック構成図である。 本発明の商社型広告救済システムにおいて利用されるウェブサイト画面の一例を示す画面構成図である。 図1のデータ管理システム(サーバ端末)の機能ブロック構成図である。 図1のブロック構成図において、さらに各ブロックの相互関係を示す図である。 本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法において、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を第2の広告依頼者又は紹介者に提示するまでのフローチャートの一例である。 本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法において、第2の広告依頼者又は紹介者が、第1の広告依頼者の商品・サービスを消費者に紹介して消費者が購入したときのフローチャートの一例である。 本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法において、第2の広告依頼者又は紹介者自身が、第1の広告依頼者の商品・サービスを購入したとき(自己アフィリエイトにより購入したとき)のフローチャートの一例である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
<構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る商社型広告救済システムを示すブロック構成図である。本発明の商社型広告救済システム1は、第1の広告依頼者に関する広告依頼者端末2と、第1の広告依頼者以外の第2の広告依頼者が、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を消費者6に提供する紹介用広告依頼者端末3と、広告依頼者ではない紹介者が、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を消費者6に提供する紹介者端末4と、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3及び紹介者端末4を仲介するサーバ端末5により構成される。サーバ端末5は、商社型広告救済システム1を運営するサービス提供者によって管理され、サーバ端末5におけるシステムをデータ管理システム100sと称することがある。
広告依頼者とは、サービス提供者に広告の掲載を依頼する者であって、かつ他の広告依頼者の広告を消費者に提供し得る者をいう。すなわち、本発明の商社型広告救済システムでは、広告依頼者は、広告依頼者端末と紹介用広告依頼者端末の両方を利用でき、広告掲載情報の提供を依頼する場合は広告依頼者端末を使用し、他の広告依頼者の広告掲載情報を消費者に提供する場合や、他の広告依頼者の広告掲載情報を基に、他の広告依頼者の商品・サービスを自ら購入する場合(自己アフィリエイトともいう)は、紹介用広告依頼者端末を使用する。本発明の商社型救済システムでは、少なくとも2以上の広告依頼者が存在し、便宜上、広告依頼者を第1の広告依頼者と第2の広告依頼者に区別して使用している。第1の広告依頼者の広告掲載情報を広告掲載情報(A)とし、第2の広告依頼者の広告掲載情報を広告掲載情報(B)とする。また、第1の広告依頼者及び第2の広告依頼者はそれぞれ広告依頼者端末及び紹介用広告依頼者端末を利用できるが、説明の便宜上、第1の広告依頼者が少なくとも広告依頼者端末を利用し、第2の広告依頼者が少なくとも紹介用広告依頼者端末を利用した場合を規定している。本明細書において、第1の広告依頼者と第2の広告依頼者を総称して、単に「広告依頼者」ということがある。また、本明細書において、商品には、有体物だけでなく、無体物も含まれる。
紹介者とは、広告依頼者の広告掲載情報を消費者に提供する者をいう。
サーバ端末5、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、及び紹介者端末4は、ネットワークを介して接続される。ネットワークは、インターネット、イントラネット、無線LAN(LocalAreaNetwork)又はWAN(WideAreaNetwork)等により構成される。
サーバ端末5は、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、及び紹介者端末4のデータを管理及び制御するデータ管理システム100sを有する装置であり、例えば、ワークステーション又はパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータとしてもよいし、若しくはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
広告依頼者端末2は、サーバ端末5(データ管理システム100s)により提供されるサービスを利用する広告依頼者が所有する、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、各種タブレット端末等の情報処理装置であってよい。紹介用広告依頼者端末3は、第2の広告依頼者が、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を消費者6に提供する場合や、第2の広告依頼者自体が、自己アフィリエイトする場合に所有する、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等の情報処理装置であってよい。紹介者端末4は、広告依頼者以外の紹介者4が、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を消費者6に提供する場合や、紹介者が、自己アフィリエイトする場合に所有する、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等の情報処理装置であってよい。また、各端末は、スマートフォン、携帯電話(iPhon、Androidなど)、通信時計(Apple Watch、スマートWatch等)、PDA、人工知能(AI)、ロボット(人型ロボット、人以外の動物型ロボット、それら以外のロボット等)により構成してもよい。
本実施形態では、商社型広告救済システム1は、広告依頼者端末2と、紹介用広告依頼者端末3と、紹介者端末4とを備え、広告依頼者及び紹介者がそれぞれ、各端末を利用して、サーバ端末5に対する操作を行う構成として説明するが、サーバ端末5がスタンドアローンで構成され、サーバ端末自身に、広告依頼者及び紹介者が操作を行う機能を備えてもよい。
消費者6は、商品・サービスの購入や検討の際に、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、又は紹介者端末4とメール、各種SNS、インターネット等を通じて、コンタクトする。その際に使用される端末は、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、及び紹介者端末4として上記に例示のものから選択できる。
図2は、本発明の商社型広告救済システムにおいて利用されるウェブサイト画面の一例を示す画面構成図である。本発明の商社型広告救済システム構成において、広告依頼者は広告依頼者端末2及び紹介用広告依頼者端末3を通じてサーバ端末5にアクセスし、紹介者は紹介者端末4を通じてサーバ端末5にアクセスし、該ウェブサイト上で各機能を利用することができる。図2のウェブサイト画面は、登録者数累計カウンター機能100、ネットショッピング・クーポン機能200、マルチポータル機能300、商品・サービス取次機能及び自己アフィリエイト機能400、個別ログイン機能500、無料会員登録ページボタン600、加盟店登録ページボタン700、無料会員及び加盟店ログインページボタン810及び820、ログインページボタン800、ログインパスワード変更ページボタン900、無料会員登録情報ページボタン850、加盟店登録情報ページボタン860、及び問い合わせページボタン1000を有する。なお、各機能及び各ページ(又はボタン)は、Web[番号]と記すことがあり、例えばマルチポータル機能300はWeb300、加盟店登録ページ(又はボタン)は、Web700と記すことがある。
図2のウェブサイト画面において、広告依頼者は、例えば、加盟店登録ページボタン700をクリックした場合には、加盟店登録ページの画面が表示され、広告依頼者名(会社名又は店舗名又は屋号名)、代表者名又は担当者名、会社電話番号又は担当者携帯番号、会社メールアドレス又は担当者メールアドレス、その他の情報を記入することにより、加盟店登録を完了させることができる。広告依頼者は、有償の加盟店登録後、加盟店ログインページボタン820から会員番号・会員ID及びパスワードを入力してログインすることにより、広告依頼者端末2(加盟店端末2ともいう)と、紹介用広告依頼者端末3(特別加盟店端末3ともいう)とを利用することができる。サービス提供者の広告掲載費用の態様は特に限定されないが、加盟店登録を完了した時点で、広告掲載費用が発生してもよい。
加盟店ログインページでは、Top、お知らせ、登録情報、商品・サービス等の注文履歴、取次状況、取次報酬履歴及びその他の情報などの閲覧を行うことができる。
広告依頼者は、広告依頼者端末において、ネットショッピング・クーポン機能200、マルチポータル機能300、並びに商品・サービス取次機能及び自己アフィリエイト機能400を利用して広告の掲載を依頼できる。ネットショッピング・クーポン機能200は、加盟店登録された広告依頼者が無料で商品・サービスを出品できる機能であり、マルチポータル機能300は、加盟店登録された広告依頼者が無料で仕事情報などを掲載できる機能であり、商品・サービス取次機能及び自己アフィリエイト機能400は、加盟店登録された広告依頼者が無料で、取次情報などを掲載できる機能又は自己アフィリエイトできる機能である。具体的に、ネットショッピング・クーポン機能200欄においては、クーポン閲覧ページボタン210及びネットショッピング閲覧ページボタン220があり、マルチポータル機能300欄においては、イベント情報ページボタン310、求人情報ページボタン320、資格情報ページボタン330、学び情報ページボタン340及びその他情報ページボタン350があり、商品・サービス取次機能及び自己アフィリエイト機能400欄においては、取次情報ページボタン410があり、各ボタンをクリックすると各ページが表示される。広告依頼者は、各ページから、それぞれの分野に対応する広告掲載依頼をすることができる。
広告依頼者は、紹介用広告依頼者端末において、商品・サービス取次機能を利用して、消費者に他の広告依頼者の広告掲載情報を提供し、他の広告依頼者の商品・サービスを消費者に紹介できる。また、自己アフィリエイト機能を利用して、他の広告依頼者の商品・サービスを購入することができる。このように紹介された消費者が商品・サービスを購入した場合や、広告依頼者自身が自己アフィリエイトにより商品・サービスを購入した場合には、他の広告依頼者から取次報酬を得ることができる。取次情報は、取次情報ページボタン410をクリックすれば表示される。
従来の広告システムでは、広告依頼者は、加盟店登録を行うことにより、それぞれの広告依頼者端末から広告掲載の依頼をすることができたが、サービス提供者に高額な広告掲載費用を支払う必要があった。一方で、本発明の商社型広告救済システムでは、第2の広告依頼者が、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があり、消費者が商品・サービスを購入することで第1の広告依頼者から取次報酬を得ることができる。この仕組みによって、第2の広告依頼者は、第1の広告依頼者の商品・サービスを自社の商品・サービスとして自由に選択でき、消費者への取次により取次報酬が得られるため、高額な広告費用を支払うだけだった従来の仕組みが解決され、実質的に広告費用を低減、場合によっては無償にできる。また、この仕組みによって、追加で自社の商材として他の広告依頼者(例えば他社加盟店)の商品・サービスが簡単に手に入るため、他業種への事業展開も行いやすく、売り上げ向上につながる。さらに、第2の広告依頼者は、広告掲載情報(A)について自己アフィリエイトを行うことで報酬を得ることもできるため、第1の広告依頼者の商品・サービスを消費者に販売するにあたって、該商品・サービスを試す際に実質的に商品・サービスを安く得ることができる。このように、本発明の商社型広告救済システムは、広告依頼者同士が無償の営業マンとして助け合う仕組みであり、広告依頼者の広告掲載費用を実質的に低減もしくは無償にでき、プラスの報酬も獲得できる可能性もある。したがって、本発明は、広告依頼者にとって、新しい広告救済システムである。
図2のウェブサイト画面において、広告依頼者以外の紹介者は、無料会員登録ページボタン600をクリックした場合には、無料会員登録ページの画面が表示され、氏名、生年月日、性別、携帯番号、メールアドレス、性別及びその他の情報を記入することにより、無料会員登録を完了させることができる。紹介者は、無料会員登録後、無料会員ログインページボタン810から会員番号・会員ID及びパスワードを入力してログインすることにより、紹介者端末を利用することができる。無料会員ログインページでは、Top、お知らせ、登録情報、商品・サービス等の注文履歴、取次状況、取次報酬履歴及びその他の情報などの閲覧を行うことができる。
紹介者は、紹介者端末において、商品・サービス取次機能を利用して、消費者に広告依頼者の広告掲載情報を提供し、広告依頼者の商品・サービスを消費者に紹介できる。また、自己アフィリエイト機能を利用して、広告依頼者の商品・サービスを購入することができる。このように紹介された消費者が商品・サービスを購入した場合や、紹介者自身が自己アフィリエイトにより商品・サービスを購入した場合には、広告依頼者から取次報酬を得ることができる。取次情報は、取次情報ページボタン410をクリックすれば表示される。
本発明の一実施形態では、本発明の商社型広告救済システムは、広告依頼者以外の紹介者が、消費者に第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があり、消費者が商品・サービスを購入することで第1の広告依頼者から取次報酬を得ることができる。さらに、紹介者は、広告掲載情報(A)について自己アフィリエイトを行うことで報酬を得ることもできるため、第1の広告依頼者の商品・サービスを消費者に販売するにあたって、該商品・サービスを試す際に実質的に商品・サービスを安く得ることができる。これにより、紹介者にとっても良好なシステムであるとともに、広告依頼者にとっても紹介者の協力により、商品・サービスの売り上げの向上を図ることができるため、優れた広告救済システムであり得る。
図2のウェブサイト画面において、ログインパスワード変更ページボタン900をクリックすると、ログインパスワード変更ページが表示され、無料会員ログインパスワード変更910及び加盟店ログインパスワード変更920からログインパスワードを変更できる。また、無料会員登録情報ページボタン850から取次報酬受取口座情報などの無料会員登録情報が閲覧でき、加盟店登録情報ページボタン860から取次報酬受取口座情報などの加盟店登録情報が閲覧できる。
図2のウェブサイト画面において、消費者6は、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、又は紹介者端末4のいずれかを通じて、広告依頼者又は紹介者(ユーザーと称することがある)に対して問い合わせをすることができる。具体的には、図2に示すように、消費者6が広告依頼者端末2を通じて問い合わせをすると、問い合わせを受けたユーザーは、サービス提供者を介することなく、消費者6に対して問い合わせに回答することができる。これは、紹介用広告依頼者端末3及び紹介者端末4を通じて問い合わせをする場合も同様である。さらに、消費者6は、問い合わせボタン1000を通じて、サービス提供者に問い合わせをすることもできる。この場合、サービス提供者は、消費者6からの問い合わせに対して回答することができる。つまり、消費者6は、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、又は紹介者端末4を通じて、広告依頼者又は紹介者に問い合わせすることができるし、問い合わせボタン1000を通じて、サービス提供者に問い合わせをすることもできる。
図3は、図1のサーバ端末5におけるデータ管理システム100sの機能ブロック構成図である。サーバ端末5は、通信部(図示せず)、指示受付部(図示せず)、管理部及び処理部を有する。
通信部(図示せず)は、ネットワークを介して、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、及び紹介者端末4と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。
指示受付部(図示せず)は、サーバ端末5が提供し、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、紹介者端末4において、ウェブブラウザ又はアプリケーションを介して表示される画面等のユーザインターフェースを介して、広告依頼者、紹介者であるユーザーが、例えば、キーワードを入力したり、アイコンを押下したりして所定の要求を行ったとき、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、紹介者端末4から通信部を介して指示を受付ける。
各管理部は、管理部又は処理部の各機能を実行するためのプログラム、入力データ、情報等を記憶し、管理するものである。各処理部は、記憶又は保管されたデータ等を参照し、処理するものである。記憶部分は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されていてもよく、管理部分又は制御部分は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)等から構成されていてもよい。
管理部としては、具体的に、広告依頼者データ管理部200s、広告掲載データ管理部210s、取次報酬データ管理部220s、売上データ管理部700s、紹介用広告依頼者データ管理部500s、紹介者データ管理部300s、登録者数累計カウンターデータ管理部600s、商品・サービス注文依頼データ管理部550s、取次依頼データ管理部400s、自己アフィリエイトデータ管理部410s、消費者データ管理部450s、及びお問い合わせデータ管理部1000sを有する。処理部としては、広告掲載処理部211s及び取次報告処理部221sを有する。
広告依頼者データ管理部200sは、広告依頼者に関する情報を記憶し、保管する管理部を示す。具体的には、図2のWeb700から広告依頼者端末2が入力した情報を記憶し、保管する。また、Web820、及びWeb860に関する全ての事柄の追加や変更、修正などを行い、これを記憶し、保管する。さらに有償である広告掲載費用の有無を管理する。
広告掲載データ管理部210sは、広告掲載を依頼された情報を記憶し、保管する管理部を示す。例えば、第1の広告依頼者に関する広告掲載情報(A)、及び第2の広告依頼者に関する広告掲載情報(B)を受け付けて管理する。具体的には、広告依頼者端末2が、図2のWeb200、Web300、Web400に自社の広告を掲載するために、メールなどで送られてきた商品・サービスに関する資料(写真やPDF等)を記憶し、保管する。
また、広告掲載処理部211sは、広告掲載データ管理部210sで保管されたデータを図2のWeb200、Web300、Web400に掲載するためのプログラム入力などを行う処理部を示す。例えば、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を、第2の広告依頼者に提示するための処理を行う。
取次報酬データ管理部220sは、取次依頼データ管理部400sで保管されたデータをもとに、広告依頼者端末2の売上成果が確定したときに、紹介用広告依頼者端末3や紹介者端末4の取次報酬対象に対しての取次報酬計算や広告報酬金額などを計算し、保管する管理部を示す。
また、取次報酬処理部221sは、取次報酬データ管理部220sで計算された取次報酬額と広告報酬金額を合算した金額を広告依頼者端末2に請求する処理部を示す。そして、広告依頼者端末2に請求した金額を取次報酬処理部221sが指定した金融機関口座に入金してもらう。さらに、取次報酬処理部221sは、紹介用広告依頼者端末3又は紹介者端末4に対して、紹介用広告依頼者データ管理部500s又は紹介者データ管理部300sに保管している各々の取次報酬受取口座に取次報酬額の入金作業を行う処理部でもある。例えば、第2の広告依頼者の取次により、消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに、第1の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第1の広告依頼者から受け取った取次報酬を第2の広告依頼者に提供(送金)する処理を行う。
売上データ管理部700sは、取次報酬処理部221sに入金された全ての金額情報を吸い上げ、全ての売上高や利益率などを管理する管理部を示す。
紹介用広告依頼者データ管理部500sは、広告依頼者が、紹介用広告依頼者端末3において、図2のWeb200、Web300、Web400を利用したときに関わる必要な情報等を記憶し、保管する管理部を示す。
紹介者データ管理部300sは、紹介者に関する情報を記憶し、保管する管理部を示す。具体的には、図2のWeb600から紹介者端末4が入力した情報を記憶し、保管する。また、Web810、及びWeb850に関する全ての事柄の追加や変更、修正などを行い、これを記憶し、保管する。
取次依頼データ管理部400sは、紹介用広告依頼者端末3や紹介者端末4から図2のWeb400を通して取次依頼内容が届き、この情報を広告依頼者端末2にデータを送ったり、情報を記憶し、保管する管理部を示す。例えば、第2の広告依頼者が、広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供する。また、取次依頼データ管理部400sは、さらに管理した情報をコピーして、自己アフィリエイトデータ管理部410sや消費者データ管理部450sへと振り分け移管し、二重保管する。届いた取次依頼内容に不備などがあれば、紹介用広告依頼者端末3や紹介者端末4に連絡対応する。
自己アフィリエイトデータ管理部410sは、紹介用広告依頼者端末3や紹介者端末4の本人達が消費者6として、自身を取次いだ時の取次依頼内容を取次依頼データ管理部400sから移管され保管する管理部を示す。消費者データ管理部450sは、紹介用広告依頼者端末3や紹介者端末4が、消費者6を取次いだときの取次依頼内容を取次依頼データ管理部400sから移管され保管する管理部を示す。
商品・サービス注文依頼データ管理部550sは、直接的に紹介用広告依頼者端末3及び紹介者端末4と関わりがなく、Web200及びWeb300の広告に対して、商品・サービス注文依頼があった場合に、紹介用広告依頼者端末3及び紹介者端末4がWeb200及びWeb300の商品・サービス注文依頼情報を保管し、広告依頼者端末2に商品・サービス注文依頼情報を送る管理部を示す。
登録者数累計カウンターデータ管理部600sは、紹介者端末4が、図2のWeb600から無料会員登録が完了したとき、瞬時にWeb100へ登録者数の合計数を1上げるプログラムを管理している管理部を示す。また、お問い合わせデータ管理部1000sは、広告依頼者端末2、紹介用広告依頼者端末3、及び紹介者端末4が、図2のWeb1000を通して送られてきた情報を保管し、お問い合わせ内容に対しての様々な対応を行う管理部を示す。
紹介者端末4は、通信部、表示操作部、管理部及び処理部を備える(図示せず)。通信部は、ネットワークを介してサーバ端末5と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばTCP/IP等の通信規約により通信が行われてもよい。
表示操作部は、紹介者が指示を入力し、管理部からの入力データに応じてテキスト、画像等を表示するために用いられるユーザインターフェースであり、紹介者端末4がパーソナルコンピュータで構成されている場合はディスプレイ、キーボード及びマウスにより構成され、紹介者端末4がスマートフォン又はタブレット端末で構成されている場合はタッチパネル等から構成される。該表示操作部は、管理部に記憶されている制御プログラムにより起動されてコンピュータ(電子計算機)である紹介者端末4により実行される。
管理部は、記憶部と制御部から構成される。記憶部は、各種制御処理又は管理部内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM又はROM等から構成されていてもよい。また、記憶部は、サーバ端末5との通信内容を一時的に記憶する。制御部は、記憶部に記憶されているプログラムを実行することにより、紹介者端末4の全体の動作を制御するものであり、CPU又はGPU等から構成されていてもよい。
なお、広告依頼者端末2及び紹介用広告依頼者端末3の機能構成についても、紹介者端末4と実質同一であるため、説明を省略する。
図4は、図1のブロック構成図において、さらに各ブロックの相互関係を示す図である。
図4において、サーバ端末5と紹介用広告依頼者端末3との相互関係7について説明する。相互関係7は、紹介用広告依頼者端末3から図2のWeb700の情報、Web200、Web300、Web400及びWeb1000の依頼内容情報等をサーバ端末5に移管し保管することを示す。また、保管したデータ情報の不備やWeb1000の内容に対して、サーバ端末5から紹介用広告依頼者端末3のWeb860の加盟店登録情報に記載されている登録メールアドレス、登録携帯電話番号、又は電話番号などに連絡を入れる様を示し、紹介用広告依頼者端末3がWeb400の商品・サービス取次機能又は自己アフィリエイト機能等の利用によって、取次報酬が発生した場合は、Web860の加盟店登録情報に記載されている取次報酬受取口座に図3の取次報酬処理部221sより取次報酬を入金する様を示す。
図4において、サーバ端末5と紹介者端末4との相互関係8について説明する。相互関係8は、
紹介者端末4から図2のWeb600の情報、Web200、Web300、Web400及びWeb1000の依頼内容情報をサーバ端末5に移管し保管することを示す。また、保管したデータ情報の不備やWeb1000の内容に対して、サーバ端末5から紹介者端末4のWeb850の無料会員登録情報に記載されている登録メールアドレスや登録携帯電話番号に連絡を入れる様を示し、紹介者端末4がWeb400の商品・サービス取次機能又は自己アフィリエイト機能の利用によって、取次報酬が発生した場合はWeb850の無料会員登録情報に記載されている取次報酬受取口座に図3の取次報酬処理部221sより取次報酬を入金する様を示す。
図4において、サーバ端末5と広告依頼者端末2との相互関係9について説明する。相互関係9は、広告依頼者端末2から図2のWeb700の情報、Web200、Web300及びWeb400に掲載する広告掲載情報をサーバ端末5に移管し保管することを示す。また、保管したデータ情報の不備やWeb1000の内容に対して、サーバ端末5から広告依頼者端末2のWeb860の加盟店登録情報に記載されている登録メールアドレス、登録携帯電話番号又は電話番号などに連絡を入れる様を示し、紹介者端末4、紹介用広告依頼者端末3から図2のWeb400を通じて広告依頼者端末2の売上成果が上がったときは、広告報酬として図3の取次報酬処理部221sが指定する金融機関口座に入金する様を示す。
図4において、紹介用広告依頼者端末3と消費者6との相互関係10について説明する。相互関係10は、紹介用広告依頼者端末3が、口コミ、各種SNS、ブログ、ホームページ、又はその他の汎用の広告媒体を駆使して消費者6に対し、図2のWeb400の情報を提供している様を示す。また、消費者6から紹介用広告依頼者端末3に対して、提供された情報の質問等のやりとりを行う様を示す。
図4において、紹介者端末4と消費者6との相互関係11について説明する。相互関係11は、紹介者端末4が、口コミ、各種SNS、ブログ、ホームページ、又はその他の汎用の広告媒体を駆使して、消費者6に対し、図2のWeb400の情報提供している様を示す。また、消費者6から紹介者端末4に対して、提供された情報の質問等のやりとりを行う様を示す。
図4において、広告依頼者端末2と消費者6との相互関係12について説明する。相互関係12は、広告依頼者端末2が、紹介用広告依頼者端末3及び紹介者端末4から消費者6の情報を、サーバ端末5を通して入手したときに、消費者6に対して、商品・サービスなどの提供、金銭等のやりとり、又は様々なアフターフォローなど、全ての事柄に対応する様を示し、消費者6からの依頼に対して広告依頼者端末2は迅速に対応する様を示す。また、商品・サービスの提供に関して、消費者6が広告依頼者端末2に直接来店されるケース、広告依頼者端末2が消費者6に直接訪問するケースもある様を示す。
図4において、紹介用広告依頼者端末3と広告依頼者端末2との相互関係13について説明する。相互関係13は、紹介用広告依頼者端末3が、図2のWeb200、Web300、及びWeb400を目的に、商品・サービスの購入、広告依頼者端末2への来店、又は広告依頼者端末2から紹介用広告依頼者端末3への訪問対応や連絡対応、様々なアフターフォローなどの様を示す。
図4において、紹介者端末4と広告依頼者端末2との相互関係14について説明する。相互関係14は、紹介者端末4が、図2のWeb200、Web300、及びWeb400を目的に、商品・サービスの購入、広告依頼者端末2への来店、又は広告依頼者端末2から紹介者端末4への訪問対応や連絡対応、様々なアフターフォローなどの様を示す。
<広告掲載情報の登録>
図5は、本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法において、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を第2の広告依頼者又は紹介者に提示するまでのフローチャートの一例である。
第1の広告依頼者は、広告依頼者端末2からサーバ端末5に、Web200、Web300及びWeb400等に掲載する広告掲載情報(A)をサーバ端末5に提供し(S101)、サーバ端末5は、その情報を受け付けて広告掲載データ管理部200sにより広告掲載情報(A)を記憶し、保管する。広告掲載データ管理部200sに保管された広告掲載情報(A)は、広告掲載データ管理部200sから紹介用広告依頼者端末3又は紹介者端末4に提供される(S102)。
<販売処理の流れ>
(紹介者端末又は紹介用広告依頼者端末を介して消費者が商品・サービスを購入)
図6は、本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法において、第2の広告依頼者又は紹介者が、第1の広告依頼者の商品・サービスを消費者に紹介して消費者が購入したときのフローチャートの一例である。以下、説明をわかりやすくするために、第2の広告依頼者が紹介した場合について説明する。紹介者が紹介した場合は、下記の第2の広告依頼者を紹介者に代え、下記の紹介用広告依頼者端末3を紹介者端末4に代える以外は同様である。
第2の広告依頼者が、図2のWeb400に掲載されている第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)の情報を消費者6に提供し(S103)、その広告掲載情報(A)を基に、消費者6が商品・サービスの注文依頼を第2の広告依頼者に行い(S104)、第2の広告依頼者が商品・サービスの注文依頼を含む取次依頼情報を紹介用広告依頼者端末3からサーバ端末5の取次依頼データ管理部400sに提供する(S105)。提供された取次依頼情報は、サーバ端末5の取次依頼データ管理部400sに保管され、ここから広告依頼者端末2に該取次依頼情報が提供される(S106)。その後、第1の広告依頼者が消費者6に入金依頼等の連絡をし(S107)、消費者6から第1の広告依頼者に入金され(S108)、入金確認が取れると広告依頼者端末2の売上が上がり、注文された商品・サービスを消費者6に渡す(S109)。同時に、サーバ端末5の取次報酬処理部221sが、広告依頼者端末2の上がった売上の一部を指定する金融機関口座に広告報酬として送金する請求処理を行い、第1の広告依頼者が広告報酬(取次報酬を含む)を入金する(S1010)。入金確認後、取次報酬処理部221sが紹介用広告依頼者端末3におけるWeb860の加盟店登録情報に記載されている取次報酬受取口座に取次報酬を入金する(S1011)。
このように、本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法によれば、第2の広告依頼者は、第1の広告依頼者の商品・サービスを自社の商品・サービスとして自由に選択でき、消費者への取次により取次報酬が得られるため、従来の高額な広告費用を支払うだけだった仕組みが解決され、実質的に広告費用を低減、場合によっては無償にできる。また、この仕組みによって、追加で自社の商品・サービスが簡単に手に入るため、他業種への事業展開も行いやすく、売り上げ向上を図ることができる。さらに、紹介者も、消費者への取次により取次報酬を得ることができるため、紹介者にとっても良好なシステムであり得る。さらには、紹介者の協力により、広告依頼者も商品・サービスの売り上げをより向上することができるため、優れた広告救済システムであり得る。
(自己アフィリエイトにより商品・サービスを購入)
図7は、本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法において、第2の広告依頼者自身又は紹介者自身が、第1の広告依頼者の商品・サービスを購入したとき(自己アフィリエイトにより購入したとき)のフローチャートの一例である。以下、説明をわかりやすくするために、第2の広告依頼者が自己アフィリエイトした場合について説明する。紹介者が自己アフィリエイトした場合は、下記の第2の広告依頼者を紹介者に代え、下記の紹介用広告依頼者端末3を紹介者端末4に代える以外は同様である。
第2の広告依頼者自身が、図2のWeb400に掲載されている第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を基に自身を消費者として商品・サービスの注文依頼をする場合、自身の取次依頼情報を紹介用広告依頼者端末3からサーバ端末5の取次依頼データ管理部400sに提供し(S203)、提供された取次依頼情報は、サーバ端末5の取次依頼データ管理部400sに保管され、ここから広告依頼者端末2に該取次依頼情報が提供される(S204)。その後、第1の広告依頼者が第2の広告依頼者に入金依頼等の連絡をし(S205)、第2の広告依頼者から第1の広告依頼者に入金され(S206)、入金確認が取れると広告依頼者端末2の売上が上がり、注文された商品・サービスを第2の広告依頼者に渡す(S207)。同時に、サーバ端末5の取次報酬処理部221sが、広告依頼者端末2の上がった売上の一部を指定する金融機関口座に広告報酬として送金する請求処理を行い、第1の広告依頼者が広告報酬(自己アフィリエイト取次報酬を含む)を入金する(S208)。入金確認後、取次報酬処理部221sが紹介用広告依頼者端末3のWeb860の加盟店登録情報に記載されている取次報酬受取口座に自己アフィリエイト取次報酬を入金する(S209)。
このように、本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法によれば、第2の広告依頼者又は紹介者は、広告掲載情報(A)について自己アフィリエイトを行うことで報酬を得ることもできるため、第1の広告依頼者の商品・サービスを消費者に販売するにあたって、該商品・サービスを試す際に実質的に商品・サービスを安く得ることができる。
本発明の一実施形態において、本発明におけるデータ管理システムは、第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者の紹介により、第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者以外の者が第3の広告依頼者になったとき(好ましくは加盟店登録したとき)に、その情報を管理するとともに、紹介した第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者に単発紹介報酬(一度きりの報酬)を提供する紹介管理・処理部をさらに備えていてもよい。また、前記紹介管理・処理部は、第3の広告依頼者が一定期間(例えば1年)以上データ管理システムを利用する場合に、一定期間(例えば1年)が経過するたびに(好ましくは契約を更新するたびに)紹介した第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者に継続報酬を提供する機能をさらに備えていてもよい。このような仕組みを備えることにより、広告依頼者は、他の広告依頼者を紹介することにより、さらなる報酬を得ることができるため、実質的に広告費用をさらに低減でき、場合によっては広告費用が無償になったり、広告費用よりも報酬が多くなってプラスの利益を獲得できる。また、本発明の好適な実施形態では、好ましくは広告依頼者には、他の広告依頼者の広告掲載情報の取次及び/又は紹介に関してノルマが設定されない。なお、ノルマとは、前記取次及び/又は紹介に量的な目標設定が強制的に行われることを意味する。
本発明の商社型広告救済システム及び商社型広告救済方法では、便宜上、第1の広告依頼者と第2の広告依頼者と称した上で、紹介者が、第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を消費者に紹介する形態、及び自己アフィリエイトする形態を規定しているが、紹介者が紹介する広告掲載情報を特定の広告依頼者のものに限定しているわけではない。
以上、本発明の一実施の形態について詳述したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよい。

Claims (4)

  1. データ管理システムを有する商社型広告救済システムであって、
    データ管理システムは、少なくとも、第1の広告依頼者に関する広告掲載情報(A)、及び第1の広告依頼者以外の第2の広告依頼者に関する広告掲載情報(B)を受け付けて管理する広告掲載データ管理部と、
    広告掲載データ管理部に保管された第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を、第2の広告依頼者に提示するための処理を行い、及び、広告掲載データ管理部に保管された第2の広告依頼者の広告掲載情報(B)を、第1の広告依頼者に提示するための処理を行う広告掲載データ処理部と、
    第2の広告依頼者が、広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供し、及び、第1の広告依頼者が、広告掲載情報(B)を消費者に提供し、広告掲載情報(B)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第2の広告依頼者に提供する取次依頼データ管理部と、
    第1の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第1の広告依頼者から受け取った取次報酬を第2の広告依頼者に提供し、及び、第2の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第2の広告依頼者から受け取った取次報酬を第1の広告依頼者に提供する取次報酬処理部と、
    を備え、
    前記取次依頼データ管理部は、第2の広告依頼者自身が、広告掲載情報(A)を基に商品・サービスの注文依頼をしたときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供し、及び、第1の広告依頼者自身が、広告掲載情報(B)を基に商品・サービスの注文依頼をしたときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第2の広告依頼者に提供し、
    さらに、第1の広告依頼者自身及び/又は第2の広告依頼者が、自身を取次いだ時の取次依頼内容を前記取次依頼データ管理部から移管され保管する自己アフィリエイトデータ管理部と、
    第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者の紹介により、第1の広告依頼者及び第2の広告依頼者以外の者が第3の広告依頼者になったときに、その情報を管理するとともに、紹介した第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者に単発紹介報酬を提供し、及び、第3の広告依頼者が前記データ管理システムの利用契約を更新するたびに紹介した第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者に継続報酬を提供する処理を行う紹介管理・処理部を備える、商社型広告救済システム。
  2. さらに、前記広告掲載データ処理部は、前記広告掲載データ管理部に保管された第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)及び第2の広告依頼者の広告掲載情報(B)を、広告依頼者ではない紹介者に提示するための処理を行い、
    前記取次依頼データ管理部は、前記紹介者が、広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供し、及び、前記紹介者が、広告掲載情報(B)を消費者に提供し、広告掲載情報(B)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第2の広告依頼者に提供し、
    前記取次報酬処理部は、第1の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第1の広告依頼者から受け取った取次報酬を前記紹介者に提供し、及び、第2の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第2の広告依頼者から受け取った取次報酬を前記紹介者に提供する、請求項1に記載の商社型広告救済システム。
  3. 前記取次依頼データ管理部は、前記紹介者自身が、広告掲載情報(A)を基に商品・サービスの注文依頼をしたときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供し、及び、前記紹介者自身が、広告掲載情報(B)を基に商品・サービスの注文依頼をしたときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第2の広告依頼者に提供する、請求項2に記載の商社型広告救済システム。
  4. データ管理システムを有する商社型広告救済方法であって、
    データ管理システムは、少なくとも、第1の広告依頼者に関する広告掲載情報(A)、及び第1の広告依頼者以外の第2の広告依頼者に関する広告掲載情報(B)を受け付けて管理する広告掲載データ管理ステップと、
    広告掲載データ管理ステップで保管された第1の広告依頼者の広告掲載情報(A)を、第2の広告依頼者に提示するための処理を行い、及び、広告掲載データ管理部に保管された第2の広告依頼者の広告掲載情報(B)を、第1の広告依頼者に提示するための処理を行う広告掲載データ処理ステップと、
    第2の広告依頼者が、広告掲載情報(A)を消費者に提供し、広告掲載情報(A)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供し、及び、第1の広告依頼者が、広告掲載情報(B)を消費者に提供し、広告掲載情報(B)を基に該消費者から商品・サービスの注文依頼があったときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第2の広告依頼者に提供する取次依頼データ管理ステップと、
    第1の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第1の広告依頼者から受け取った取次報酬を第2の広告依頼者に提供し、及び、第2の広告依頼者に少なくとも取次報酬を請求する処理を行い、かつ第2の広告依頼者から受け取った取次報酬を第1の広告依頼者に提供する処理を行う取次報酬処理ステップと、
    を備え、
    前記取次依頼データ管理ステップは、第2の広告依頼者自身が、広告掲載情報(A)を基に商品・サービスの注文依頼をしたときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第1の広告依頼者に提供し、及び、第1の広告依頼者自身が、広告掲載情報(B)を基に商品・サービスの注文依頼をしたときに取次依頼情報を受け付け、該取次依頼情報を第2の広告依頼者に提供し、
    さらに、第1の広告依頼者自身及び/又は第2の広告依頼者が、自身を取次いだ時の取次依頼内容を取次依頼データ管理部から移管され保管する自己アフィリエイトデータ管理ステップと、
    第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者の紹介により、第1の広告依頼者及び第2の広告依頼者以外の者が第3の広告依頼者になったときに、その情報を管理するとともに、紹介した第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者に単発紹介報酬を提供し、及び、第3の広告依頼者が前記データ管理システムの利用契約を更新するたびに紹介した第1の広告依頼者又は第2の広告依頼者に継続報酬を提供する処理を行う紹介管理・処理ステップを備える、商社型広告救済方法。
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