JP7057861B1 - 仕切高さ変更機構付連続焼成炉 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007057861000001
【課題】短時間の操作により、複数の隔壁のすべてを同じ仕切高さに精度よく調整できる仕切高さ変更機構を備えた連続焼成炉を提供するする。
【解決手段】仕切高さ変更機構62は、複数の可動隔壁46にそれぞれ機械的に連結され、複数の可動隔壁46の仕切高さHの変化に伴って回転する共通の連結軸64を有する連結機構66と、連結機構66の連結軸64に操作力を伝達し、連結機構66を介して複数の可動隔壁46の仕切高さHを相互に同期して変更させる操作部材68とを、備えている。これにより、操作部材68の操作により、複数の可動隔壁46の仕切高さHが同期して変更させられるので、短時間の操作により、複数の可動隔壁46が同じ仕切高さHに精度よく調整される。
【選択図】図5

Description

本発明は、搬送路上を搬送させられる被熱処理物を複数の熱処理室を順次通過させることで熱処理を行なうに際して、複数の熱処理室を仕切る仕切り部材の仕切高さを変更する機構を備えた、仕切高さ変更機構付連続焼成炉に関するものである。
搬送路に沿って複数の熱処理室を備え、搬送路上を搬送させられる被熱処理物に対して前記複数の熱処理室を順次通過させることで熱処理を連続して行なう連続焼成炉が知られている。複数の熱処理室は、温度制御或いは雰囲気制御などにおいて制御精度を高めることに寄与している。たとえば、特許文献1の連続焼成炉がそれである。
これによれば、トンネル状の炉体内において、炉室内を複数の熱処理室に区画する隔壁が、搬送路によって搬送される被熱処理物と干渉しない仕切高さとなるように、炉体に対して固定的に設けられており、連続搬送される被熱処理物を所定の温度プロファイルにしたがって加熱処理できるようにされている。しかしながら、炉室内を複数の熱処理室に区画する隔壁は、炉体に対して固定的に設けられているため、たとえば、被熱処理物の高さや熱処理条件の変更によって、隔壁の仕切高さの変更が必要となると、炉壁の変更をするために焼成炉の操業を長期間停止させることが必要であり、その停止に伴う時間および費用の損失には大きなものがあった。
これに対して、特許文献2に記載された連続焼成炉がある。この連続焼成炉は、上下方向に移動可能に設けられた隔壁を上下に駆動する上下駆動装置が複数の仕切り壁毎に設けられている。この上下駆動装置によって仕切り壁の上下位置を変更することで、被熱処理物の高さや熱処理条件の変更に応じて、隔壁の仕切高さを変更することができる。
特開2003-322471号公報 特許第4452669号公報
しかしながら、特許文献2に記載された連続焼成炉では、複数の隔壁の仕切高さをそれぞれ調整する作業が必要となるため、複数の隔壁のすべてを同じ仕切高さに調整するには手間や時間がかかるだけでなく、隔壁の仕切高さにばらつきが出易いという問題があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、短時間の操作により、複数の隔壁のすべてを同じ仕切高さに精度よく調整できる仕切高さ変更機構を備えた連続焼成炉を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決するために種々の検討を重ねた結果、複数の隔壁を機械的に連結し、相互に同期して仕切高さが変化するように操作機構を設けると、短時間の操作により、複数の隔壁のすべてを同じ仕切高さに精度よく調整できる仕切高さ変更機構を備えた連続焼成炉が得られることを見いだした。本発明はその知見に基づいて為されたものである。
すなわち、本発明の要旨とするところは、(a)被熱処理物を連続搬送する搬送路に沿って設けられた複数の熱処理室と、前記複数の熱処理室間をそれぞれ隔てる複数の可動隔壁と、前記複数の可動隔壁の仕切高さを変更する仕切高さ変更機構とを、備え、前記搬送路上を搬送させられる被熱処理物に対して前記複数の熱処理室を順次通過させることで熱処理を行なう仕切高さ変更機構付連続焼成炉であって、(b)前記仕切高さ変更機構は、(b1)前記複数の可動隔壁にそれぞれ機械的に連結され、前記複数の可動隔壁の仕切高さの変化に伴って回転する共通の連結軸を有する連結機構と、(b1)前記連結機構の連結軸に操作力を伝達し、前記連結機構を介して前記複数の可動隔壁の仕切高さを同期して変更させる操作部材とを、含むことにある。
本発明の仕切高さ変更機構付連続焼成炉によれば、仕切高さ変更機構が、前記複数の可動隔壁にそれぞれ機械的に連結され、前記複数の可動隔壁の仕切高さの変化に伴って回転する共通の連結軸を有する連結機構と、前記連結機構の連結軸に操作力を伝達し、前記連結機構を介して前記複数の可動隔壁の仕切高さを同期して変更させる操作部材とを、備えている。これにより、操作部材の操作により、前記複数の可動隔壁の仕切高さが同期して変更させられるので、短時間の操作により、複数の可動隔壁が同じ仕切高さに精度よく調整される。また、焼成炉の稼働中の熱間であっても、操作部材の操作を行なうことにより、前記複数の可動隔壁が同じ仕切高さに精度よく調整される。
ここで、好適には、前記可動隔壁は、前記連続焼成の炉壁に前記連続焼成炉の搬送方向に対して直交する水平方向に貫通して形成された複数の貫通穴を通した状態で、回動可能にそれぞれ設けられた複数本の回動軸と、前記複数本の回動軸にそれぞれ固定された隔壁板とを有し、回動によって仕切高さを変更するスイング式である。これにより、回動軸を炉壁に形成する貫通穴は、加工が容易且つシールが容易な円形で済むという利点がある。
また、好適には、前記連結軸は、前記搬送炉の搬送方向に対して平行な方向において回転可能に配設され、前記連結機構は、前記回動軸の軸端部にそれぞれ固定された複数のウォームホイールと、前記連結軸に固設され、前記複数のウォームホイールと噛み合う複数のウォームギヤとを、含み、前記操作部材は、前記連結軸に固設された回転操作ハンドルである。これにより、回転操作ハンドルによる操作に応じて複数の可動隔壁の仕切高さが精度よく一斉に変更される利点がある。
また、好適には、前記回動軸に固定された複数のウォームホイールおよびそれと噛み合う複数のウォームギヤのうち、前記連続焼成炉の入口側に位置する回動軸に固定されたウォームホイールと噛み合うウォームギヤは、前記連続焼成炉の端に位置する回動軸に隣接する回動軸に固定されたウォームホイールと噛み合うウォームギヤに対して、逆向きの螺旋歯を有していることにある。これにより、前記連続焼成炉の入口側に位置する可動隔壁は、出口側を含む他の可動隔壁に対して反対方向にスイングするので、前記連続焼成炉の入口および出口において可動隔壁によるシール性が高められる。
また、好適には、前記回転操作ハンドルの操作位置を示す目盛りが表示された操作位置表示板が前記回転操作ハンドルに近接して位置固定に配設されており、前記回転操作ハンドルには、前記操作位置表示板の目盛りを示す指針が設けられる。これにより、可動壁の仕切り高さが客観的に示されるので、仕切高さの調整が容易となる。
本発明の一実施例の連続焼成炉の一部を示す平面図である。 図1の連続焼成炉の要部を説明する断面図であって、図1のII-II視断面図である。 図1の連続焼成炉の要部を説明する断面図であって、図1のIII-III視断面図である。縦型加熱炉の附帯設備、および支持棒の上昇時の作動を説明する図である。 図1の連続焼成炉の要部を説明する図であって、連続焼成炉の入口付近を示す図2の拡大図である。 図1の連続焼成炉の要部を説明する図であって、図1の回転操作ハンドル付近を拡大して示す拡大図である。 図1の連続焼成炉の要部を説明する図であって、図1の回転操作ハンドルの正面を示す図である。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は発明に関連する要部を説明するものであり、寸法及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1~図3において、連続焼成炉10は、機枠(フレーム)12によって支持されたトンネルの炉体14を備えている。炉体14は、たとえばロックウール、耐火レンガ等の無機質の断熱材16と、それを覆う金属製の炉体カバー18とから構成されている。炉体14は、水平方向に伸びる長手状であり、炉体14の入口側の端面と出口側の端面とに開口する長手状の空間を形成する横型の炉室20を備えている。炉体14は、炉室20を囲む、底壁22と、一対の側壁24および26と、天井壁28を備えている。
炉室20は、底壁22aから上方へ突き出す下側固定壁22a、天井壁28から下方へ突き出す上側固定壁28a、および、上側固定壁28aの下側に隣接して設けられた後述の可動隔壁46によって、複数の熱処理室20a、20b、20c、20d、・・・に分割されている。各熱処理室20a、20b、20c、20dには、加熱ヒータ44がそれぞれ配設され、各熱処理室20a、20b、20c、20d、・・・の温度がそれぞれ制御されるようになっている。また、各熱処理室20a、20b、20c、20d、・・・には、底壁22を貫通する雰囲気ガス流入孔GH1および天井壁28を貫通する雰囲気ガス流出孔GH2が形成されており、各熱処理室20a、20b、20c、20d、・・・内がたとえば窒素ガス、アルゴンガスなどの非酸化性雰囲気ガスにより所定の露点の雰囲気に維持されるようになっている。
連続焼成炉10には、機枠(フレーム)12により両端部が回転可能に水平に支持された複数本の搬送ローラ30が、炉体14を貫通し且つ炉体14の長手方向すなわち被熱処理物32の搬送方向Aに並列した状態で互いに接近して配設されている。複数本の搬送ローラ30上に、被熱処理物32の搬送路が形成されている。
複数本の搬送ローラ30は、それらの一端部に固定されたスプロケット34に図示しない同期チェインが巻き掛けられている。また、搬送ローラ30の一部の一端部に固定されたスプロケット36と搬送駆動装置38の出力軸に固定されたスプロケット40とに駆動チェイン42が巻き掛けられている。これにより、複数本の搬送ローラ30は、搬送駆動装置38により相互に同期して回転駆動されるようになっている。連続焼成炉10は、搬送ローラ30上の被熱処理物32を図1の矢印に示す搬送方向Aへ連続的に搬送する過程で熱処理を行なう所謂ローラハースキルン(RHK)である。搬送方向Aは、連続焼成炉10の長手方向に平行であって、搬送ローラ30の長手方向に直交する水平方向である。
可動隔壁46は、連続焼成炉10の側壁24および側壁26に搬送ローラ30の搬送方向Aに対して直交する水平方向に貫通して形成された複数の貫通穴48を通した状態で、回動可能にそれぞれ設けられた複数本の回動軸50と、複数本の回動軸50にそれぞれ固定された隔壁板52とを有している。可動隔壁48は、平行移動式ではなく、回動軸50の回動によって仕切高さHが変更されるスイング式である。図4に示すように、仕切高さHとは、搬送ローラ30により構成される搬送路面すなわち被熱処理物32の支持面から隔壁板52の下端までの高さである。
回動軸50の両端部は、図3および図4に詳しく示すように、ブラケット54を介して炉体カバー18の両側面にそれぞれ支持された軸受部材56により回転可能に支持されるとともに、軸受部材56に当接するカラー58が固定されることにより軸方向すなわち長手方向に移動不能とされている。炉体カバー18の両側面にブラケット54を介してそれぞれ支持された回動軸軸受部材56、および、炉体カバー18の両側面から突き出して軸受部材56に回転可能に支持された回動軸50の両端部は、締結或いは溶接等により炉体カバー18に固定された軸受カバー60により気密に覆われている。
図5に詳しく示すように、仕切高さ変更機構62は、複数の可動隔壁46にそれぞれ機械的に連結され、複数の可動隔壁46の仕切高さHの変化に伴って回転する共通の連結軸64を有する連結機構66と、連結機構66の連結軸64に操作力を伝達し、連結機構66を介して複数の可動隔壁46の仕切高さHを相互に同期して変更させる操作部材68とを、備えている。
連結軸62は、搬送ローラ30による搬送方向Aに対して平行な方向において配設され、回動軸軸受部材56から突設された連結軸軸受部材70によ り回転可能に支持されている。連結機構66は、複数の回動軸50の軸端部にそれぞれ固定された複数のウォームホイール72と、回動軸50の軸端にそれぞれ固設されているウォームホイール72とそれぞれ噛み合う複数のウォームギヤ74とを、含む。ウォームホイール70およびウォームギヤ74は、たとえば1/30乃至1/40の減速比で連結軸64の回転を減速して回動軸50に伝達するウォーム減速機を構成している。このような減速比で操作力を伝達するウォーム減速機を用いているので、非操作時に可動隔壁46の仕切高さHを維持するためのブレーキ或いはロック装置が不要となっている。
連結軸64の軸端に同軸に連結された操作部材68は、手動操作により好適に回転操作される丸形の回転操作ハンドルである。図5に示すように、連結軸64は、連結軸64の軸端部は、軸受カバー60に気密に固定された軸受箱76を介して軸受カバー60に気密に固定された軸受ブロック78により回転可能に支持されている。連結軸64の軸端部と軸受ブロック78との間には、球軸受(ボールベアリング)80が介在させられているとともに、連結軸64とブロック76との間をシールするシール部材82が介在させられている。
本実施例では、回動軸50にそれぞれ固定された複数のウォームホイール70およびそれと噛み合う複数のウォームギヤ74のうち、連続焼成炉10の最も入口側に位置する回動軸50に固定されたウォームホイール72と噛み合うウォームギヤ74は、連続焼成炉10の最も入口側の端に位置する回動軸50に隣接する回動軸50に固定されたウォームホイール72と噛み合うウォームギヤ74に対して、逆向きに傾斜した螺旋歯を有している。これにより、図5の矢印に示すように、操作部材68の右回転の操作によって可動隔壁46の仕切高さHが増加させられたとき、連続焼成炉10の最も入口側に位置する可動隔壁46は、図4の矢印に示すように、出口側を含む他の可動隔壁46に対して反対方向にスイングするので、連続焼成炉10の入口側において可動隔壁46と炉体14を構成する炉体カバー18等と干渉することが回避される。
図6に示すように、操作部材68の操作位置すなわち可動隔壁46の仕切り高さHを客観的に示すために、回転操作される丸形の回転操作ハンドルで構成される操作部材68には、指針84が設けられており、操作部材68の操作位置を示す目盛り86が表示された操作位置表示板88が操作部材68に近接した状態で軸受箱76に位置固定に配設されている。
上述のように構成された本実施例の連続焼成炉10の仕切高さ変更機構62によれば、仕切高さ変更機構62は、複数の可動隔壁46にそれぞれ機械的に連結され、複数の可動隔壁46の仕切高さHの変化に伴って回転する共通の連結軸64を有する連結機構66と、連結機構66の連結軸64に操作力を伝達し、連結機構66を介して複数の可動隔壁46の仕切高さHを相互に同期して変更させる操作部材68とを、備えている。これにより、操作部材68の操作により、複数の可動隔壁46の仕切高さHが同期して変更させられるので、短時間の操作により、複数の可動隔壁46が同じ仕切高さHに精度よく調整される。
また、本実施例の連続焼成炉10の仕切高さ変更機構62によれば、可動隔壁45は、連続焼成炉10の搬送方向Aに対して直交する水平方向に連続焼成10の炉壁22を貫通して形成された複数の貫通穴48を通した状態で、回動可能にそれぞれ設けられた複数本の回動軸50と、複数本の回動軸50にそれぞれ固定された隔壁板52とを有し、回動によって仕切高さHを変更するスイング式である。これにより、回動軸50を炉壁に形成する貫通穴48は、加工が容易且つシールが容易な円形で済むという利点がある。
また、本実施例の連続焼成炉10の仕切高さ変更機構62によれば、連結軸64は、搬送路の搬送方向Aに対して平行な方向において回転可能に配設され、連結機構66は、回動軸50の軸端部にそれぞれ固定された複数のウォームホイール72と、連結軸64に固設され、複数のウォームホイール72と噛み合う複数のウォームギヤ74とを、含み、操作部材68は、連結軸64に固設された回転操作部材68による操作に応じて複数の可動隔壁の仕切高さHが精度よく一斉に変更される利点がある。
また、本実施例の連続焼成炉10の仕切高さ変更機構62によれば、回動軸50に固定された複数のウォームホイール72およびそれと噛み合う複数のウォームギヤ74のうち、連続焼成炉10の入口側に位置する回動軸50に固定されたウォームホイール72と噛み合うウォームギヤ74は、連続焼成炉10の最も入口側の端に位置する回動軸50に隣接する回動軸50に固定されたウォームホイール72と噛み合うウォームギヤ74に対して、逆向きの螺旋歯を有している。これにより、連続焼成炉10の最も入口側に位置する可動隔壁46は、出口側を含む他の可動隔壁46に対して反対方向にスイングするので、連続焼成炉10の入口側において可動隔壁46と炉体14を構成する炉体カバー18等との干渉が回避される。
また、本実施例の連続焼成炉10の仕切高さ変更機構62によれば、丸形の回転操作ハンドルで構成された操作部材68には、指針84が設けられている。また、操作部材68の操作位置を示す目盛り86が表示された操作位置表示板88が操作部材68に近接して位置固定に配設されている。これにより、可動隔壁46の仕切り高さHが客観的に示されるので、仕切高さHの調整が容易となる。
以上、本発明を図面を参照して詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例において、連結軸64の軸端に同軸に連結された操作部材68は、手動操作により好適に回転操作される丸形の回転操作ハンドルであったが、たとえばモータに作動的に連結されてそのモータにより好適に回転駆動されるギヤ、スプロケット等の操作力伝達部材であってもよい。
また、前述の実施例において、仕切高さ変更機構62は、可動隔壁46にそれぞれ機械的に連結され、複数の可動隔壁46の仕切高さHの変化に伴って回転する共通の連結軸64を有する連結機構66と、連結機構66の連結軸64に操作力を伝達し、連結機構66を介して複数の可動隔壁46の仕切高さHを相互に同期して変更させる操作部材68とを、備えたものであったが、上下にスライド可能に設けられた複数の可動隔壁にケーブル或いはラックピニオン等を介して作動滴に連結された連結軸に操作力を伝達する操作部材を備え、操作部材の回転操作により、複数の可動隔壁の仕切り高さを同期して変更操作するものであってもよい。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
10:連続焼成炉
20a、20b、20c、20d:熱処理室
32:被熱処理物
46:可動隔壁
48:貫通穴
50:回動軸
52:隔壁板
62:仕切高さ変更機構
64:連結軸
66:連結機構
68:操作部材
70:連結軸軸受部材
72:ウォームホイール
74:ウォームギヤ
84:指針
86:目盛り
88:操作位置表示板
H:仕切り高さ

Claims (5)

  1. 被熱処理物を連続搬送する搬送路に沿って設けられた複数の熱処理室と、前記複数の熱処理室間をそれぞれ隔てる複数の可動隔壁と、前記複数の可動隔壁の仕切高さを変更する仕切高さ変更機構とを、備え、前記搬送路上を搬送させられる被熱処理物に対して前記複数の熱処理室を順次通過させることで熱処理を行なう仕切高さ変更機構付連続焼成炉であって、
    前記仕切高さ変更機構は、
    前記複数の可動隔壁にそれぞれ機械的に連結され、前記複数の可動隔壁の仕切高さの変化に伴って回転する共通の連結軸を有する連結機構と、
    前記連結機構の連結軸に操作力を伝達し、前記連結機構を介して前記複数の可動隔壁の仕切高さを同期して変更させる操作部材と
    を、含む
    ことを特徴とする仕切高さ変更機構付連続焼成炉。
  2. 前記可動隔壁は、前記連続焼成の炉壁に前記連続焼成炉の搬送方向に対して直交する水平方向に貫通して形成された複数の貫通穴を通した状態で、回動可能にそれぞれ設けられた複数本の回動軸と、前記複数本の回動軸にそれぞれ固定された隔壁板とを有し、回動によって仕切高さを変更するスイング式である
    ことを特徴とする請求項1の仕切高さ変更機構付連続焼成炉。
  3. 前記連結軸は、前記搬送炉の搬送方向に対して平行な方向において回転可能に配設され、
    前記連結機構は、前記回動軸の軸端部にそれぞれ固定された複数のウォームホイールと、前記連結軸に固設され、前記複数のウォームホイールと噛み合う複数のウォームギヤとを、含み、
    前記操作部材は、前記連結軸に固設された回転操作ハンドルである
    ことを特徴とする請求項1又は2の仕切高さ変更機構付連続焼成炉。
  4. 前記回動軸に固定された複数のウォームホイールおよびそれと噛み合う複数のウォームギヤのうち、前記連続焼成炉の入口側に位置する回動軸に固定されたウォームホイールと噛み合うウォームギヤは、前記連続焼成炉の端に位置する回動軸に隣接する回動軸に固定されたウォームホイールと噛み合うウォームギヤに対して、逆向きの螺旋歯を有している
    ことを特徴とする請求項3の仕切高さ変更機構付連続焼成炉。
  5. 前記回転操作ハンドルには、指針が設けられており、
    前記回転操作ハンドルの操作位置を示す目盛りが表示された操作位置表示板が、前記回転操作ハンドルに近接して位置固定に配設されている
    ことを特徴とする請求項3の仕切高さ変更機構付連続焼成炉。

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