JP7055553B2 - ハイブリッド車の冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンおよびモータを走行用の駆動源として搭載したハイブリッド車の冷却装置に関する。
従来、エンジンおよびモータジェネレータを走行用の駆動源として搭載したハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)が知られている。
たとえば、スプリット方式(シリーズ・パラレル方式)のハイブリッド車では、エンジンおよびモータジェネレータが遊星歯車機構に接続されており、エンジンからの動力を分割してモータジェネレータおよび駆動輪に振り分けることができ、エンジンからの動力およびモータジェネレータからの動力を合成して駆動輪に伝達することができる。また、エンジンを停止して、モータジェネレータからの動力のみによるEV走行が可能である。
このようなハイブリッド車には、モータジェネレータが遊星歯車機構およびデファレンシャルギヤとともにケース内に収容されて、それらが駆動輪に動力を伝達するトランスアクスルを構成しているものがある。トランスアクスルは、たとえば、車両の前部に設けられたエンジンルーム(エンジンコンパートメント)に、エンジンと並べて配置される。
また、エンジンルームには、エンジンを冷却するエンジン冷却系が配置されている。エンジン冷却系は、ウォータポンプの作動により、冷却水をエンジンとラジエータとの間で循環させる。冷却水がエンジンを流通することにより、冷却水とエンジンとの間で熱交換が行われ、エンジンが冷却され、冷却水が熱せられる。そして、エンジンを流通した冷却水がラジエータを流通することにより、冷却水とラジエータとの間で熱交換が行われ、冷却水が冷却される。
特開平10-238345号公報
かかる構成のハイブリッド車において、エンジン冷却系に加えて、トランスアクスルなどを冷却するハイブリッド冷却系を設けることが考えられる。ハイブリッド冷却系を設けることにより、トランスアクスルなどをエンジンから切り離して冷却することができる。
しかしながら、軽自動車や小型車では、エンジンルームのサイズに制約があるため、ハイブリッド冷却系をエンジンルームに設けるには相当の工夫が必要になる。
本発明の目的は、軽自動車や小型車であっても、エンジンを冷却する第1冷却系から独立した第2冷却系を設けることができる、ハイブリッド車の冷却装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るハイブリッド車の冷却装置は、エンジンおよびモータを走行用の駆動源として搭載したハイブリッド車の冷却装置であって、エンジンを冷却する第1冷却系と、モータの動力を伝達する動力伝達機構を冷却する第2冷却系とを含み、第1冷却系は、第1ラジエータを備え、第2冷却系は、第2ラジエータおよび第2ラジエータを流通する冷媒を貯留するリザーブタンクを備え、第2ラジエータおよびリザーブタンクは、一体化されている。
この構成によれば、エンジンを冷却する第1冷却系と、モータの動力を伝達する動力伝達機構を冷却する第2冷却系とが設けられている。そのため、エンジンと動力伝達機構とを個別に冷却することができる。
第2冷却系に含まれる第2ラジエータおよびリザーブタンクは、一体化されている。これにより、第2ラジエータとリザーブタンクとが離れて配置された構成と比較して、第2ラジエータとリザーブタンクとを接続する配管の長さを短縮することができる。また、第2ラジエータとリザーブタンクとを個別に支持するブラケットなどを省略することができ、第2冷却系の構成を簡素化することができる。その結果、第2冷却系のサイズの小型化を図ることができ、軽自動車や小型車など、エンジンルームのサイズに制約がある車両であっても、エンジンルームの前後方向の寸法を拡大せずに、第1冷却系から独立した第2冷却系を設けることができる。
また、第2ラジエータとリザーブタンクとがアッセンブリされた状態(サブASSY)でそれらを車両に組み付けることができるので、車両の組付ラインでの作業工数を減らすことができ、組付ラインでの作業に遅延が生じることを抑制できる。
第2冷却系は、フレームを備えており、フレームは、第2ラジエータに固定され、リザーブタンクは、第1部分がラジエータに固定され、第2部分がフレームに固定されていてもよい。
また、これに限らず、第2冷却系は、フレームを備えており、フレームは、第2ラジエータに固定され、リザーブタンクは、第1部分が第2ラジエータに固定されるとともに、第2部分が第2ラジエータとフレームとの間に挟まれて、第2ラジエータおよびフレームに固定された構成を採用することもできる。
本発明によれば、軽自動車や小型車であっても、エンジンを冷却する第1冷却系から独立した第2冷却系を設けることができる。
本発明の一実施形態に係る車両の冷却装置の構成を図解的に示す平面図である。 冷却装置の左後方から見た斜視図である。 冷却装置の左前方から見た斜視図である。 図1に示されるHV冷却系の左後方から見た斜視図である。 HV冷却系の左前方から見た斜視図である。 他の実施形態に係るHV冷却系の左後方から見た斜視図である。 図6に示されるHV冷却系の左前方から見た斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<ハイブリッド車の冷却装置>
図1、図2および図3は、本発明の一実施形態に係る車両1の冷却装置17の構成を図解的に示す図である。
車両1は、たとえば、スプリット方式(シリーズ・パラレル方式)のハイブリッド車であり、エンジン(E/G)11およびモータジェネレータ(MG)12を走行用の駆動源として搭載している。
エンジン11は、たとえば、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンである。
モータジェネレータ12は、DCブラシレスモータからなり、モータとしての機能と発電機(ジェネレータ)としての機能とを有している。モータジェネレータ12は、たとえば、遊星歯車機構およびデファレンシャルギヤとともにケース内に収容されて、駆動輪に動力を伝達するトランスアクスル(T/A)13を構成している。トランスアクスル13には、トランスアクスル13で使用されるオイルを冷却(または加温)するためのオイルクーラが設けられている。また、車両1には、モータジェネレータ12を駆動するためのインバータやマイコン(マイクロコントローラユニット)などを内蔵するPCU(Power Control Unit:パワーコントロールユニット)14が設けられている。
車両1では、たとえば、エンジン11およびモータジェネレータ12が遊星歯車機構に接続されており、エンジン11からの動力を分割してモータジェネレータ12および駆動輪に振り分けることができる。また、エンジン11からの動力およびモータジェネレータ12からの動力を合成して駆動輪に伝達することができる。また、エンジン11を停止して、モータジェネレータ12からの動力のみによるEV走行が可能である。
なお、ここでは、スプリット方式(シリーズ・パラレル方式)のハイブリッドシステムの構成を例にとって説明したが、ハイブリッドシステムの方式は、スプリット方式に限らず、たとえば、シリーズ方式であってもよいし、パラレル方式であってもよい。シリーズ方式では、エンジンの動力が発電機で電力に変換され、発電機で発生する電力が駆動モータの駆動に使用されて、駆動モータの動力が駆動輪に伝達される。パラレル方式では、遊星歯車機構からなる動力分割機構を備え、エンジンの動力とモータ(モータジェネレータ)の動力とが駆動輪に伝達される。
また、車両1では、エンジン11を冷却するエンジン冷却系15と、トランスアクスル13およびPCU14を冷却するHV冷却系16とが別個に設けられており、エンジン冷却系15およびHV冷却系16によって、車両1の冷却装置17が構成されている。
<エンジン冷却系>
エンジン冷却系15は、第1ラジエータ21および第1ラジエータファン22を備えている。
第1ラジエータ21は、四角板状の外形を有しており、車両1の前部のエンジンルーム(エンジンコンパートメント)の前端部の左寄りの位置に、上下方向および左右方向(縦横)に延びるように配置されている。
第1ラジエータファン22は、電動ファンであり、ファンモータ23の回転軸24が前後に延びる向きで、第1ラジエータ21に後側から対向して配置されている。
エンジン冷却系15では、第1ウォータポンプ(図示せず)の作動により、冷却水(水を含む液体)をエンジン11と第1ラジエータ21の間で循環させる。具体的には、ウォータポンプが駆動されると、エンジン11のウォータジャケットに冷却水が流入し、ウォータジャケットを流通した冷却水がエンジン11から流出する。冷却水がウォータジャケットを流通することにより、冷却水とエンジン11との間で熱交換が行われて、エンジン11が冷却または加温され、冷却水が昇温または降温する。
エンジン11から流出した冷却水は、第1ラジエータ21内に流入し、第1ラジエータ21内を流通する。第1ラジエータファン22の駆動時には、第1ラジエータ21内を流通する冷却水が第1ラジエータファン22からの送風により冷却される。車両1の走行時は、第1ラジエータファン22が作動していなくても、第1ラジエータ21内を流通する冷却水が走行風により冷却される。第1ラジエータ21で冷却された冷却水は、第1ラジエータ21から流出して、エンジン11に向けて流れる。
<HV冷却系>
HV冷却系16は、第2ラジエータ31、第2ラジエータファン32、第2ウォータポンプ33および密閉型のリザーブタンク34を備えている。
第2ラジエータ31は、四角板状の外形を有しており、車両1の前部のエンジンルームの前端部であって、第1ラジエータ21の右側に横並びで、上下方向および左右方向(縦横)に延びるように配置されている。第2ラジエータ31は、第1ラジエータ21よりも幅狭であり、左右方向の寸法が上下方向の寸法よりも小さい縦長に形成されている。
第2ラジエータファン32は、電動ファンであり、ファンモータ35の回転軸36が前後に延びる向きで、第2ラジエータ31に後側から対向して配置されている。
第2ウォータポンプ33は、第2ラジエータ31の後側に配置されている。
リザーブタンク34は、第2ラジエータ31の上側に配置されている。
HV冷却系16では、第2ウォータポンプ33の作動により、冷却水をトランスアクスル13およびPCU14と第2ラジエータ31との間で循環させる。具体的には、第2ウォータポンプ33が駆動されると、リザーブタンク34から冷却水が吸い出されて、その冷却水がゴムホース37を流通する。冷却水は、ゴムホース37から第2ウォータポンプ33に吸い込まれ、第2ウォータポンプ33からゴムホース38を通して第2ラジエータ31に流入し、第2ラジエータ31内を流通する。第2ラジエータファン32の駆動時には、第2ラジエータ31内を流通する冷却水が第2ラジエータファン32からの送風により冷却される。車両1の走行時は、第2ラジエータファン32が作動していなくても、第2ラジエータ31内を流通する冷却水が走行風により冷却される。
第2ラジエータ31で冷却された冷却水は、第2ラジエータ31から流出して、トランスアクスル13のオイルクーラおよびPCU14に向けて流れる。そして、冷却水がトランスアクスル13のオイルクーラおよびPCU14を経由するときに、オイルクーラおよびPCU14との間で熱交換を行う。この熱交換により、オイルクーラおよびPCU14が冷却され、冷却水が昇温する。オイルクーラおよびPCU14を経由した冷却水は、リザーブタンク34に流入する。
HV冷却系16を循環する冷却水の温度は、エンジン冷却系15を循環する冷却水の温度よりも低い。すなわち、PCU14は、エンジン11およびトランスアクスル13よりも熱に弱いため、エンジン冷却系15は、エンジン11を通過後の冷却水の温度が所定の第1温度(たとえば、約105℃)になるように設計され、HV冷却系16は、PCU14を通過後の冷却水の温度が第1温度よりも低い第2温度(たとえば、65℃)になるように設計されている。
なお、従来のガソリンエンジン車には、ラジエータの右隣には、エアコンディショナの電動コンプレッサ41が配置されているものがある。車両1では、そのレイアウトを基本的に踏襲しつつ、電動コンプレッサ41をエンジン11の後方に配置して、これにより生じるスペースに第2ラジエータ31が配置されている。
<HV冷却系の組付構造>
図4は、HV冷却系16の左後方から見た斜視図である。図5は、HV冷却系16の左前方から見た斜視図である。
HV冷却系16は、フレーム51を用いることにより、アッセンブリとして一体化(サブASSY化)されている。フレーム51は、扁平な円筒状(円環枠状)のファン配置部52と、ファン配置部52よりも小径な円環状のファン固定部53と、ファン配置部52とファン固定部53とを連結する複数の連結部54と、ファン配置部52から上方に延出する第1延出部55および第2延出部56と、ファン配置部52から下方に延出する第3延出部57および第4延出部58とを一体に有している。
ファン配置部52の内側には、第2ラジエータファン32が配置されている。第2ラジエータファン32は、ファンモータ35がファン固定部53に固定されることにより、フレーム51に支持されている。
フレーム51は、第2ラジエータ31の後側に配置されている。フレーム51の第1延出部55および第2延出部56は、ファン配置部52の外周面の上側部分において周方向に互いに間隔を空けた位置からそれぞれ上方に延びている。第1延出部55の先端部は、ボルト61により、リザーブタンク34の第4取付部74(後述する)に固定されている。第2延出部56の先端部は、ボルト62により、リザーブタンク34の第5取付部75(後述する)に固定されている。また、第3延出部57および第4延出部58は、ファン配置部52の外周面の下側部分において周方向に互いに間隔を空けた位置からそれぞれ下方に延びている。第3延出部57は、ボルト63により、第2ラジエータ31の後面に固定されている。第4延出部58は、ボルト64により、第2ラジエータ31の後面に固定されている。
フレーム51の後側かつファン配置部52の右下側の位置に、第2ウォータポンプ33が配置されている。第2ウォータポンプ33には、第1取付部65および第2取付部66が一体に形成されている。第2ウォータポンプ33は、第1取付部65および第2取付部66がそれぞれボルト67,68によりフレーム51に固定されることにより、フレーム51に支持されている。
リザーブタンク34は、フレーム51の上側に配置されている。リザーブタンク34には、第1取付部71、第2取付部72、第3取付部73、第4取付部74および第5取付部75が一体に形成されている。第1取付部71は、リザーブタンク34の前下端部から下方に延出している。第2取付部72および第3取付部73は、それぞれリザーブタンク34から左側および右側に延出している。第4取付部74および第5取付部75は、リザーブタンク34の底面において左右方向に互いに間隔を空けた位置からそれぞれ下方に延びている。
第1取付部71は、第2ラジエータ31の前面側に配置されて、ボルト81により、第2ラジエータ31の前面に固定されている。第2取付部72および第3取付部73は、第2ラジエータ31の後面側に配置されて、それぞれボルト82,83により、第2ラジエータ31の後面に固定されている。第4取付部74および第5取付部75は、第2ラジエータ31の後面側に配置されている。そして、第4取付部74は、フレーム51の第1延出部55の取付座面となり、前述したように、ボルト61により、第1延出部55が固定されている。第5取付部75は、フレーム51の第2延出部56の取付座面となり、前述したように、ボルト62により、第2延出部56が固定されている。
<作用効果>
以上のように、エンジン11を冷却するエンジン冷却系15と、モータジェネレータ12の動力を伝達するトランスアクスル13およびPCU14を冷却するHV冷却系16とが設けられている。そのため、エンジン11とトランスアクスル13およびPCU14とを別々に冷却することができる。
エンジン冷却系15に含まれる第1ラジエータ21とHV冷却系16に含まれる第2ラジエータ31とは、エンジンルームに車幅方向(左右方向)に横並びで配置される。そのため、軽自動車や小型車など、エンジンルームのサイズに制約がある車両であっても、エンジンルームの前後方向の寸法を拡大せずに、エンジン冷却系15から独立したHV冷却系16を設けることができる。
しかも、第1ラジエータ21および第2ラジエータ31が前後に重なって配置される構成とは異なり、第1ラジエータ21および第2ラジエータ31の両方を外気で冷却することができ、冷却効率を高めることができる。
また、エンジン冷却系15には、従来のガソリンエンジン車に搭載されているエンジン冷却系を転用することができる。そのため、車両1の開発の工数を大幅に削減することができる。
HV冷却系16に含まれる第2ラジエータ31、第2ラジエータファン32、第2ウォータポンプ33およびリザーブタンク34は、一体化されている。これにより、第2ウォータポンプ33とリザーブタンク34とを接続するゴムホース37および第2ラジエータ31と第2ウォータポンプ33とを接続するゴムホース38の長さが短くてすむ。また、第2ラジエータ31、第2ラジエータファン32、第2ウォータポンプ33およびリザーブタンク34を個別に支持するブラケットなどを省略することができ、HV冷却系16の構成を簡素化することができる。その結果、HV冷却系16のサイズの小型化を図ることができ、軽自動車や小型車など、エンジンルームのサイズに制約がある車両であっても、エンジンルームの前後方向の寸法を拡大せずに、エンジン冷却系15から独立したHV冷却系16を設けることができる。
また、第2ラジエータ31、第2ラジエータファン32、第2ウォータポンプ33およびリザーブタンク34がアッセンブリされた状態でそれらを車両1に組み付けることができるので、車両1の組付ラインでの作業工数を減らすことができ、組付ラインでの作業に遅延が生じることを抑制できる。
しかも、HV冷却系16の構成では、そのアッセンブリの上下2箇所ずつに、マウントグロメット91,92,93,94が設けられている。そして、それらのマウントグロメット91~94を車両1に設けられたラジエータサポート(図示せず)にそれぞれ差し込むことにより、HV冷却系16のアッセンブリを車両1に組み付けることができる。
<他の実施形態>
図6は、他の実施形態に係るHV冷却系16の左後方から見た斜視図である。図7は、図6に示されるHV冷却系16の左前方から見た斜視図である。図6および図7において、図4および図5に示される各部に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号が付された部分の説明を省略する。
第2ウォータポンプ33は、フレーム51の後側かつファン配置部52の右下側の位置に配置されて、取付部材101によりフレーム51に固定されている。
リザーブタンク34は、フレーム51の上側に配置されている。リザーブタンク34には、第1取付部111、第2取付部112、第3取付部113および第4取付部114が一体に形成されている。第1取付部111および第2取付部112は、それぞれリザーブタンク34から左側および右側に延出している。第3取付部113は、リザーブタンク34の右側面から右側に延びている。第4取付部114は、リザーブタンク34の底面から下方に延びている。
第1取付部111および第2取付部112は、第2ラジエータ31の上面側に配置されて、それぞれボルト115,116により、第2ラジエータ31の上面に固定されている。第3取付部113および第4取付部114は、フレーム51の後側に配置されて、それぞれボルト117,118により、フレーム51に固定されている。
この構成によっても、前述の実施形態の構成、つまり図4および図5に示される構成と同様の作用効果を奏することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、図4に示される構成の説明では、リザーブタンク34の第4取付部74および第5取付部75がそれぞれフレーム51の第1延出部55および第2延出部56の取付座面となって、第1延出部55および第2延出部56がそれぞれ第4取付部74および第5取付部75に固定されるとした。しかしながら、これに限らず、リザーブタンク34の第4取付部74にボルト61を挿通可能な挿通孔が形成されて、フレーム51の第1延出部55と第2ラジエータ31との間に第4取付部74が挟まれた状態で、ボルト61により、第1延出部55および第4取付部74が第2ラジエータ31に共締めされてもよい。同様に、リザーブタンク34の第5取付部75にボルト62を挿通可能な挿通孔が形成されて、フレーム51の第2延出部56と第2ラジエータ31との間に第5取付部75が挟まれた状態で、ボルト62により、第2延出部56および第5取付部75が第2ラジエータ31に共締めされてもよい。
また、トランスアクスル13に搭載されるモータジェネレータの個数は、1個であってもよいし、2個以上であってもよい。また、トランスアクスル13に含まれる駆動源は、モータジェネレータに限らず、単なるモータであってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:車両(ハイブリッド車)
11:エンジン
12:モータジェネレータ(モータ)
13:トランスアクスル(動力伝達機構)
15:エンジン冷却系(第1冷却系)
16:HV冷却系(第2冷却系)
17:冷却装置
21:第1ラジエータ
31:第2ラジエータ
34:リザーブタンク
51:フレーム
71:第1取付部(第1部分)
72:第2取付部(第1部分)
73:第3取付部(第1部分)
74:第4取付部(第2部分)
75:第5取付部(第2部分)
111:第1取付部(第1部分)
112:第2取付部(第1部分)
113:第3取付部(第2部分)
114:第4取付部(第2部分)

Claims (3)

  1. エンジンおよびモータを走行用の駆動源として搭載したハイブリッド車の冷却装置であって、
    前記エンジンを冷却する第1冷却系と、
    前記モータの動力を伝達する動力伝達機構を冷却する第2冷却系とを含み、
    前記第1冷却系は、第1ラジエータを備え、
    前記第2冷却系は、第2ラジエータおよび前記第2ラジエータを流通する冷媒を貯留するリザーブタンクと、前記第2ラジエータおよび前記リザーブタンクとを一体化するためのフレームとを備え、
    前記フレームは、前記第2ラジエータの後側に配置され、
    記リザーブタンクは、前記フレームの上側かつ前記第2ラジエータの上側に配置されている、冷却装置。
  2. 記フレームは、前記第2ラジエータに固定され、
    前記リザーブタンクは、第1部分が前記第2ラジエータに固定され、第2部分が前記フレームに固定されている、請求項1に記載の冷却装置。
  3. 記フレームは、前記第2ラジエータに固定され、
    前記リザーブタンクは、第1部分が前記第2ラジエータに固定されるとともに、第2部分が前記第2ラジエータと前記フレームとの間に挟まれて、前記第2ラジエータおよび前記フレームに固定されている、請求項1に記載の冷却装置。
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