JP7055224B2 - 衝突回避支援制御装置、衝突回避支援システム、及び衝突回避支援方法 - Google Patents
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Description
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、車両が衝突対象と衝突する可能性を低下させることができる技術を提供することを目的とする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る衝突回避支援システム1の構成を示すブロック図である。衝突回避支援システム1は、車両に搭載される。なお、以下では、「車両」は、「別の」等の修飾語を付さない限り、衝突回避支援システム1が搭載された車両を意味するものとする。図1が示すように、衝突回避支援システム1は、衝突回避支援制御装置2、警告装置3、撮影部4、現在地測位部60、記憶部61、及び手動切換え部62を含む。衝突回避支援制御装置2は、通信回路100を介して、警告装置3と接続されている。通信回路100の例として、CAN(Controller Area Network)が挙げられる。なお、実施の形態1では、衝突回避支援システム1が撮影部4、現在地測位部60、記憶部61、及び手動切換え部62を含む構成について説明するが、衝突回避支援システム1は、これらのうち、少なくとも撮影部4を含んでいればよい。
搭乗者情報要否判定部63は、現在地情報取得部64、地図情報取得部65、道路特定部66、運転技能推定部67、指示情報取得部68、及び要否判定部69を備えている。
衝突可能性判定部15は、要否判定部69が衝突可能性判定に搭乗者に関する情報を用いると判定した場合、画像取得部7が取得した画像が示す搭乗者に関する情報に基づいて、車両が衝突対象と衝突する可能性を判定する衝突可能性判定を行う。または、衝突可能性判定部15は、要否判定部69が衝突可能性判定に搭乗者に関する情報を用いないと判定した場合、画像取得部7が取得した画像が示す搭乗者に関する情報に基づかずに、車両が衝突対象と衝突する可能性を判定する衝突可能性判定を行う。
次に、道路特定部66は、現在地情報取得部64が取得した現在地情報と、地図情報取得部65が取得した地図情報とに基づいて、車両が現在通行している道路を特定する(ステップST52)。道路特定部66は、特定した道路に関する情報を要否判定部69に出力する。
次に、運転技能推定部67は、画像取得部7が取得した画像に基づいて、運転者の運転技能を推定する(ステップST54)。運転技能推定部67は、推定した運転者の運転技能を要否判定部69に出力する。
上記の構成によれば、上述の衝突回避支援制御装置2が奏する効果と同様の効果を奏する。
実施の形態2では、上述の画像解析部5の衝突可能性判定部15による衝突可能性判定の具体的な例について説明する。
以下で、実施の形態2について図面を参照して説明する。なお、実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3は、実施の形態2に係る衝突回避支援システム1の構成を示すブロック図である。なお、図3が示す衝突回避支援システム1は、図1が示す衝突回避支援システム1の画像解析部5の構成を詳細に示した図である。図3では、実施の形態1で説明した現在地測位部60、記憶部61、及び手動切換え部62を省略している。また、図3では、実施の形態1で説明した搭乗者情報要否判定部63の詳細な構成については省略している。図3が示すように、衝突回避支援システム1は、衝突回避支援制御装置2、警告装置3、及び撮影部4を含む。上述の通り、衝突回避支援制御装置2は、通信回路100を介して、警告装置3と接続されている。
例えば、死角判定部12は、搭乗者の視野範囲として所定の範囲を用い、運転者の視野範囲として別の所定の範囲を用い、当該所定の範囲と当該別の所定の範囲との差異から運転者の死角を算出してもよい。その場合、運転者が車両を運転中に視界が固定されてしまう可能性を踏まえ、死角判定部12は、運転者の視野範囲としての第1の範囲を、搭乗者の視野範囲としての第2の所定の範囲よりも狭く設定してもよい。
例えば、死角判定部12は、搭乗者の顔情報が示す搭乗者の視線の向きから搭乗者の視野範囲を算出し、運転者の顔情報が示す運転者の視線の向きから運転者の視野範囲を算出し、算出した搭乗者の視野範囲と算出した運転者の視野範囲との差異から、判定に用いる運転者の死角を算出してもよい。また、死角判定部12は、運転者の視野範囲として所定の範囲を用い、当該所定の範囲と算出した搭乗者の視野範囲との差異から運転者の死角を算出してもよい。または、死角判定部12は、搭乗者の視野範囲として所定の範囲を用い、運転者の顔情報が示す運転者の視線の向きから運転者の視野範囲を算出し、当該所定の範囲と算出した運転者の視野範囲との差異から、判定に用いる運転者の死角を算出してもよい。
例えば、死角判定部12は、運転者顔情報検出部8が検出した運転者の視線を、所定時間計測することにより運転者の視野範囲を算出し得る。例えば、死角判定部12は、搭乗者顔情報検出部11が検出した搭乗者の視線を、所定時間計測することにより搭乗者の視野範囲を算出し得る。
死角判定部12は、運転者の視野範囲以外の範囲を死角として、当該死角と搭乗者の視線の向きとから、搭乗者が運転者の死角を見ているか否かを判定してもよい。 これにより、運転者の死角の算出に要する処理量を削減できる。
図4は、実施の形態2に係る衝突回避支援制御装置2による衝突回避支援方法を示すフローチャートである。
図4が示すように、画像取得部7は、撮影部4が運転者と搭乗者とを撮影した画像を取得する(ステップST1)。画像取得部7は、取得した画像を運転者顔情報検出部8と搭乗者顔情報検出部11とに出力する。
運転者顔情報検出部8は、画像取得部7が取得した画像を参照して運転者の顔情報を検出する(ステップST2)。運転者顔情報検出部8は、検出した運転者の顔情報を運転者状態判定部10に出力する。
運転者状態判定部10は、ステップST3で推定した運転者の状態が正常状態であるか否かを判定する(ステップST4)。運転者状態判定部10が運転者の状態が正常状態であると判定した場合(ステップST4のYES)、衝突回避支援制御装置2は、ステップST5に処理を進める。運転者状態判定部10が運転者の状態が正常状態ではないと判定した場合(ステップST4のNO)、衝突回避支援制御装置2は、処理を終了する。なお、運転者状態判定部10が運転者の状態が正常状態ではないと判定した場合、警告情報生成部6は、正常状態に戻るように運転者に警告する警告情報を生成し、警告装置3は、当該警告情報を音声で出力してもよい。なお、衝突回避支援制御装置2は、上記のステップST4の処理を行わずに、ステップST5に進んでもよい。
ステップST4で、運転者状態判定部10が運転者の状態が正常状態であると判定した場合(ステップST4のYES)、搭乗者顔情報検出部11は、画像取得部7が取得した画像を参照して、搭乗者の顔情報を検出する(ステップST5)。搭乗者顔情報検出部11は、検出した搭乗者の顔情報を死角判定部12及び搭乗者状態推定部14に出力する。
警告情報生成部6は、衝突可能性判定部15が運転者の車両と衝突する可能性がある対象が存在すると判定した場合、警告情報を生成する(ステップST9)。警告装置3は、警告情報生成部6が生成した警告情報を出力する。
上記の構成によれば、運転者が衝突対象を視認できない場合でも、衝突回避支援制御装置が、推定した搭乗者の状態から、当該衝突対象の存在を判定することができる。これにより、当該判定結果を利用することによって、運転者が衝突対象を視認できない場合でも、運転者に衝突対象が存在する旨の警告を行うことができる。よって、車両が衝突対象と衝突する可能性を低下させることができる。
上記の構成によれば、衝突対象が運転者の死角に存在するため運転者が当該衝突対象を視認できない場合でも、衝突回避支援制御装置が、推定した搭乗者の状態から、当該衝突対象の存在を判定することができる。これにより、当該判定結果を利用することによって、運転者が衝突対象を視認できない場合でも、運転者に衝突対象が存在する旨の警告を行うことができる。
上記の構成によれば、運転者の状態が正常状態である場合に、衝突対象が運転者の死角に存在するか否かを判定する。これにより、運転者の状態が異常状態である場合に、衝突対象が運転者の死角に存在するか否かを判定せずに、適宜、運転者に別の警告を行うことができる。
上記の構成によれば、生成した警告情報をスピーカー等から適宜出力することにより、運転者に警告することができる。
上記の構成によれば、撮影した画像に基づいて、搭乗者の状態を推定し、推定した搭乗者の状態に基づいて、運転者の車両と衝突する可能性がある対象が存在するか否かを判定する。これにより、運転者が衝突対象を視認できない場合でも、衝突回避制御支援装置が、推定した搭乗者の状態から、衝突対象の存在を判定することができる。そして、当該判定結果を利用することによって、運転者が衝突対象を視認できない場合でも、運転者に衝突対象が存在する旨の警告を行うことができる。
上記の構成によれば、広角カメラが撮影した画像に基づいて、運転者の状態をさらに推定し、推定した運転者の状態をさらに用いた場合、衝突対象が存在するか否かを好適に判定することができる。また、上記の構成によれば、運転者及び搭乗者を同時に撮影することができる複数のカメラ等の高価な装置、及び、高速に複数の人を撮影することができる移動可能なカメラ等の、高性能処理を必要とする装置が不要である。
上記の構成によれば、運転者以外の搭乗者に関する情報に基づいて、車両が衝突対象と衝突する可能性を判定することができる。これにより、当該判定結果を適宜利用することによって、車両が衝突対象と衝突する可能性を低下させることができる。
実施の形態2に係る衝突回避支援方法では、警告情報生成部6が生成した警告情報を警告装置3が出力した。しかし、警告装置3が警告情報を出力した場合であっても、運転者が衝突を回避するように車両を操作するとは必ずしも限らない。実施の形態3の主な目的は、このような課題を解決することである。
以下で、実施の形態3について図面を参照して説明する。なお、実施の形態1又は実施の形態2で説明した構成と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9は、実施の形態3に係る衝突回避支援システム20の構成を示すブロック図である。なお、図9では、実施の形態1で説明した現在地測位部60、記憶部61、及び手動切換え部62を省略している。また、図9では、実施の形態1で説明した搭乗者情報要否判定部63の詳細な構成については省略している。図9が示すように、衝突回避支援システム20は、実施の形態2に係る衝突回避支援システム1の構成に加えて、駆動制御装置23をさらに備えている。また、衝突回避支援制御装置21は、実施の形態2に係る衝突回避支援制御装置2の構成に加えて、減速指示情報生成部22をさらに備えている。なお、実施の形態3では、衝突回避支援制御装置21が搭乗者情報要否判定部63を備えている構成について説明するが、衝突回避支援制御装置21は搭乗者情報要否判定部63を備えていなくてもよい。
図10は、実施の形態3に係る衝突回避支援方法を示すフローチャートである。図11は、図10が示すフローチャートの続きである。
図11が示すように、減速指示情報生成部22は、運転者が車両と衝突対象との衝突を回避するように車両を操作したか否かを判定する(ステップST19)。減速指示情報生成部22が運転者が衝突を回避するように車両を操作していないと判定した場合(ステップST19のNO)、衝突回避支援制御装置21は、ステップST20に処理を進める。減速指示情報生成部22が運転者が衝突を回避するように車両を操作したと判定した場合(ステップST19のYES)、衝突回避支援制御装置21は、処理を終了する。
ステップST21において、減速指示情報生成部22は、車両の速度を減速させるように駆動制御装置23に指示する減速指示情報を生成する。駆動制御装置23は、減速指示情報生成部22が生成した減速指示情報に基づいて、車両の速度を減速させる。
ステップST18では、図10及び図11が示す衝突回避支援方法と同様に、警告情報生成部6は、警告情報を生成する。
これにより、運転者の状態が正常状態ではない場合、又は搭乗者が運転者の死角を見ていない場合に、車両が衝突対象と衝突する可能性があることを警告することができる。
上記の構成によれば、衝突対象に対する運転者の視認が遅れた場合でも、生成した減速指示情報に基づいて適宜車両の速度を減速させることができる。よって、車両が衝突対象と衝突する可能性を低下させることができる。
実施の形態3に係る衝突回避支援方法では、減速指示情報生成部22が生成した減速指示情報に基づいて駆動制御装置23が車両の速度を減速させた。しかし、駆動制御装置23が車両の速度を減速させても、車両が停止しない限り、衝突を回避することはできない場合がある。実施の形態4の主な目的は、このような課題を解決することである。
以下で、実施の形態4について図面を参照して説明する。なお、実施の形態1、実施の形態2又は実施の形態3で説明した構成と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14は、実施の形態4に係る衝突回避支援システム30の構成を示すブロック図である。なお、図14では、実施の形態1で説明した現在地測位部60、記憶部61、及び手動切換え部62を省略している。また、図14では、実施の形態1で説明した搭乗者情報要否判定部63の詳細な構成については省略している。図14が示すように、衝突回避支援システム30は、実施の形態3に係る衝突回避支援システム20の構成に加えて、操舵制御装置33をさらに備えている。また、衝突回避支援制御装置31は、実施の形態3に係る衝突回避支援制御装置21の構成に加えて、進行方向指示情報生成部32をさらに備えている。なお、実施の形態4では、衝突回避支援制御装置31が搭乗者情報要否判定部63を備えている構成について説明するが、衝突回避支援制御装置31は搭乗者情報要否判定部63を備えていなくてもよい。
操舵制御装置33は、進行方向指示情報生成部32が生成した進行方向指示情報に基づいて、車両の進行方向を車両と衝突対象との衝突を回避する方向に変更する。操舵制御装置33は、例えば、車両の進行方向を任意に変える機能を有するステアリングであり得る。
図15は、実施の形態4に係る衝突回避支援方法を示すフローチャートである。図16は、図15が示すフローチャートの続きである。
図16が示すように、進行方向指示情報生成部32は、運転者が衝突を回避するように車両を操作したか否かを判定する(ステップST42)。進行方向指示情報生成部32が運転者が衝突を回避するように車両を操作していないと判定した場合(ステップST42のNO)、ステップST43に処理を進める。進行方向指示情報生成部32が運転者が衝突を回避するように車両を操作したと判定した場合(ステップST42のYES)、処理を終了する。
ステップST38では、図15及び図16が示す衝突回避支援方法と同様に、警告情報生成部6は、警告情報を生成する。
これにより、運転者の状態が正常状態ではない場合、又は搭乗者が運転者の死角を見ていない場合に、車両が衝突対象と衝突する可能性があることを警告することができる。
上記の構成によれば、衝突対象に対する運転者の視認が遅れた場合でも、生成した進行方向指示情報に基づいて適宜車両の進行方向を変更することができる。よって、車両が衝突対象と衝突する可能性を低下させることができる。
実施の形態2、実施の形態3又は実施の形態4に係る衝突回避支援方法では、推定した搭乗者の状態に基づいて、衝突対象が存在するか否かを判定することにより、衝突可能性判定を行う構成を説明した。実施の形態5では、運転者の視野範囲又は搭乗者の視野範囲のうちの少なくとも一方によって補われる視野範囲が所定の視野範囲を補っているか否かを判定することにより、衝突可能性判定を行う構成を説明する。
図19は、実施の形態5に係る衝突回避支援システム70の構成を示すブロック図である。なお、図19では、実施の形態1で説明した現在地測位部60、記憶部61、及び手動切換え部62を省略している。また、図19では、実施の形態1で説明した搭乗者情報要否判定部63の詳細な構成については省略している。
図20及び図21が示すように、画像取得部7は、撮影部4が運転者と搭乗者とを撮影した画像を取得する(ステップST70)。画像取得部7は、取得した画像を運転者顔情報検出部8と搭乗者顔情報検出部11とに出力する。
衝突可能性判定部15が、視野範囲推定部74が推定した視野範囲が所定の視野範囲を補っていると判定した場合(ステップST76のYES)、衝突回避支援制御装置71は、処理を終了する。
次に、画像取得部7は、撮影部4が運転者と搭乗者とを撮影した画像を新たに取得する(ステップST79)。画像取得部7は、取得した画像を運転者顔情報検出部8と搭乗者顔情報検出部11とに出力する。
衝突可能性判定部15が、視野範囲推定部74が推定した視野範囲が所定の視野範囲を補っていると判定した場合(ステップST83のYES)、衝突回避支援制御装置71は、処理を終了する。
実施の形態1に係る衝突回避支援制御装置2における、画像取得部7、現在地情報取得部64、地図情報取得部65、道路特定部66、運転技能推定部67、指示情報取得部68、要否判定部69、衝突可能性判定部15及び警告情報生成部6のそれぞれの機能は、処理回路により実現される。すなわち、衝突回避支援制御装置2は、図2に示したステップST50からステップST59までの処理を実行するための処理回路を備える。同様に、実施の形態2に係る衝突回避支援制御装置2における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15及び警告情報生成部6のそれぞれの機能は、処理回路により実現される。すなわち、衝突回避支援制御装置2は、図4に示したステップST1からステップST9までの処理を実行するための処理回路を備える。同様に、衝突回避支援制御装置21における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15、警告情報生成部6及び減速指示情報生成部22のそれぞれの機能は、処理回路により実現される。すなわち、衝突回避支援制御装置21は、図10及び図11、又は図12及び図13に示したステップST10からステップST21までの処理を実行するための処理回路を備える。同様に、衝突回避支援制御装置31における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15、警告情報生成部6、減速指示情報生成部22及び進行方向指示情報生成部32のそれぞれの機能は、処理回路により実現される。すなわち、衝突回避支援制御装置31は、図15及び図16、又は図17及び図18に示したステップST30からステップST44までの処理を実行するための処理回路を備える。同様に、衝突回避支援制御装置71における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、視野範囲推定部74、衝突可能性判定部15、注意喚起情報生成部72及び減速指示情報生成部22のそれぞれの機能は、処理回路により実現される。すなわち、衝突回避支援制御装置71は、図20及び図21に示したステップST70からステップST85までの処理を実行するための処理回路を備える。これらの処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
実施の形態1に係る衝突回避支援制御装置2における、画像取得部7、現在地情報取得部64、地図情報取得部65、道路特定部66、運転技能推定部67、指示情報取得部68、要否判定部69、衝突可能性判定部15及び警告情報生成部6のそれぞれの機能を別々の処理回路で実現してもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
実施の形態2に係る衝突回避支援制御装置2における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15及び警告情報生成部6のそれぞれの機能を別々の処理回路で実現してもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
衝突回避支援制御装置21における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15、警告情報生成部6及び減速指示情報生成部22のそれぞれの機能を別々の処理回路で実現してもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
衝突回避支援制御装置31における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15、警告情報生成部6、減速指示情報生成部22及び進行方向指示情報生成部32のそれぞれの機能を別々の処理回路で実現してもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
衝突回避支援制御装置71における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、視野範囲推定部74、衝突可能性判定部15、注意喚起情報生成部72及び減速指示情報生成部22のそれぞれの機能を別々の処理回路で実現してもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
また、実施の形態2に係る衝突回避支援制御装置2における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15及び警告情報生成部6のそれぞれの機能は、ソフトウェア、ファームウェア又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。
また、衝突回避支援制御装置21における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15、警告情報生成部6及び減速指示情報生成部22のそれぞれの機能についても、ソフトウェア、ファームウェア又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。
また、衝突回避支援制御装置31における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15、警告情報生成部6、減速指示情報生成部22及び進行方向指示情報生成部32のそれぞれの機能についても、ソフトウェア、ファームウェア又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。
また、衝突回避支援制御装置71における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、視野範囲推定部74、衝突可能性判定部15、注意喚起情報生成部72及び減速指示情報生成部22のそれぞれの機能についても、ソフトウェア、ファームウェア又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。
なお、ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ51に記憶される。
これらのプログラムは、画像取得部7、現在地情報取得部64、地図情報取得部65、道路特定部66、運転技能推定部67、指示情報取得部68、要否判定部69、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15及び警告情報生成部6の手順又は方法をコンピュータに実行させる。メモリ51は、コンピュータを、画像取得部7、現在地情報取得部64、地図情報取得部65、道路特定部66、運転技能推定部67、指示情報取得部68、要否判定部69、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15及び警告情報生成部6として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。これは、衝突回避支援制御装置21、衝突回避支援制御装置31及び衝突回避支援制御装置71においても同様である。
例えば、画像取得部7、現在地情報取得部64、地図情報取得部65、道路特定部66、運転技能推定部67、指示情報取得部68、要否判定部69、は、専用のハードウェアとしての処理回路で機能を実現する。運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15及び警告情報生成部6については、プロセッサ50がメモリ51に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより機能を実現してもよい。
これは、衝突回避支援制御装置21における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15、警告情報生成部6及び減速指示情報生成部22においても同様である。また、これは、衝突回避支援制御装置31における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、搭乗者顔基準設定部13、死角判定部12、搭乗者状態推定部14、衝突可能性判定部15、警告情報生成部6、減速指示情報生成部22及び進行方向指示情報生成部32においても同様である。また、これは、衝突回避支援制御装置71における、画像取得部7、搭乗者情報要否判定部63、運転者顔情報検出部8、運転者顔基準設定部9、運転者状態判定部10、搭乗者顔情報検出部11、視野範囲推定部74、衝突可能性判定部15、注意喚起情報生成部72及び減速指示情報生成部22においても同様である。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせにより上記機能のそれぞれを実現することができる。
なお、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
Claims (20)
- 車両の運転者及び当該運転者以外の搭乗者の画像を取得する画像取得部と、
前記車両が現在通行している道路に関する情報に基づいて、前記車両が衝突対象と衝突する可能性を判定する衝突可能性判定に、前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを判定する要否判定部と、
前記要否判定部が前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いると判定した場合、前記画像取得部が取得した画像が示す搭乗者に関する情報に基づいて、前記衝突可能性判定を行う衝突可能性判定部と、を備えていることを特徴とする、衝突回避支援制御装置。 - 車両の運転者及び当該運転者以外の搭乗者の画像を取得する画像取得部と、
前記車両が衝突対象と衝突する可能性を判定する衝突可能性判定に、前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを判定する要否判定部と、
前記要否判定部が前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いると判定した場合、前記画像取得部が取得した画像が示す搭乗者に関する情報に基づいて、前記衝突可能性判定を行う衝突可能性判定部と、
前記車両の現在地に関する現在地情報を取得する現在地情報取得部と、
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記現在地情報取得部が取得した現在地情報と、前記地図情報取得部が取得した地図情報とに基づいて、前記車両が現在通行している道路を特定する道路特定部と、を備え、
前記要否判定部は、前記道路特定部が特定した道路に関する情報に基づいて、前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを判定することを特徴とする、衝突回避支援制御装置。 - 前記要否判定部は、前記運転者に関する情報、又は前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを指示する指示情報のうちの少なくとも1つ以上の情報にさらに基づいて、前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを判定することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の衝突回避支援制御装置。
- 前記運転者の運転技能を推定する運転技能推定部をさらに備え、
前記要否判定部は、前記運転技能推定部が推定した前記運転者の運転技能にさらに基づいて、前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを判定することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の衝突回避支援制御装置。 - 前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを指示する指示情報を取得する指示情報取得部をさらに備え、
前記要否判定部は、前記指示情報取得部が取得した指示情報が前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いることを指示している場合、前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いると判定し、前記指示情報取得部が取得した指示情報が前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いないことを指示している場合、前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いないと判定することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の衝突回避支援制御装置。 - 前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記搭乗者の状態を推定する搭乗者状態推定部をさらに備え、
前記衝突可能性判定部は、前記搭乗者状態推定部が推定した前記搭乗者の状態に基づいて、前記車両と衝突する可能性がある対象が存在するか否かを判定することにより、前記衝突可能性判定を行うことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の衝突回避支援制御装置。 - 前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記搭乗者の視線から前記搭乗者が前記運転者の死角を見ているか否かを判定する死角判定部をさらに備え、
前記搭乗者状態推定部は、前記死角判定部が前記搭乗者が前記運転者の死角を見ていると判定した場合に、前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記搭乗者の状態を推定することを特徴とする、請求項6に記載の衝突回避支援制御装置。 - 前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記運転者の状態を推定し、前記運転者の状態が正常状態であるか否かを判定する運転者状態判定部をさらに備え、
前記死角判定部は、前記運転者状態判定部が前記運転者の状態が正常状態であると判定した場合に、前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記搭乗者の視線から前記搭乗者が前記運転者の死角を見ているか否かを判定することを特徴とする、請求項7に記載の衝突回避支援制御装置。 - 前記衝突可能性判定部が前記対象が存在すると判定した場合、警告情報を生成する警告情報生成部をさらに備えていることを特徴とする、請求項6に記載の衝突回避支援制御装置。
- 前記警告情報生成部が前記警告情報を生成してから第1の所定の時間、前記運転者が前記車両と前記対象との衝突を回避するように前記車両を操作しない場合、前記車両の速度を減速させるように指示する減速指示情報を生成する減速指示情報生成部をさらに備えていることを特徴とする、請求項9に記載の衝突回避支援制御装置。
- 前記減速指示情報生成部が前記減速指示情報を生成してから第2の所定の時間、前記運転者が前記車両と前記対象との衝突を回避するように前記車両を操作しない場合、前記車両の進行方向を前記車両と前記対象との衝突を回避する方向に変更するように指示する進行方向指示情報を生成する進行方向指示情報生成部をさらに備えていることを特徴とする、請求項10に記載の衝突回避支援制御装置。
- 前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記運転者の視線及び前記搭乗者の視線から前記運転者の視野範囲又は前記搭乗者の視野範囲のうちの少なくとも一方によって補われる視野範囲を推定する視野範囲推定部をさらに備え、
前記衝突可能性判定部は、前記視野範囲推定部が推定した視野範囲が所定の視野範囲を補っているか否かを判定することにより、前記衝突可能性判定を行うことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の衝突回避支援制御装置。 - 前記衝突可能性判定部が、判定を始めてから第1の所定の時間、前記視野範囲推定部が推定した視野範囲が所定の視野範囲を補っていないと判定した場合、注意喚起情報を生成する注意喚起情報生成部をさらに備えていることを特徴とする、請求項12に記載の衝突回避支援制御装置。
- 前記視野範囲推定部は、前記注意喚起情報生成部が前記注意喚起情報を生成した後に、前記画像取得部が新たに取得した画像に基づいて、前記運転者の視線及び前記搭乗者の視線から前記運転者の視野範囲又は前記搭乗者の視野範囲のうちの少なくとも一方によって補われる視野範囲を再度推定し、
前記衝突可能性判定部は、前記視野範囲推定部が再度推定した視野範囲が所定の視野範囲を補っているか否かを再度判定し、
前記衝突可能性判定部が、再度判定を始めてから第2の所定の時間、前記視野範囲推定部が推定した視野範囲が所定の視野範囲を補っていないと判定した場合、前記車両の速度を減速させるように指示する減速指示情報を生成する減速指示情報生成部をさらに備えていることを特徴とする、請求項13に記載の衝突回避支援制御装置。 - 請求項11に記載の衝突回避支援制御装置と、
前記警告情報生成部が生成した警告情報を出力する警告装置と、
前記減速指示情報生成部が生成した減速指示情報に基づいて、前記車両の速度を減速させる駆動制御装置と、
前記進行方向指示情報生成部が生成した前記進行方向指示情報に基づいて、前記車両の進行方向を前記車両と前記対象との衝突を回避する方向に変更する操舵制御装置と、を備えていることを特徴とする、衝突回避支援システム。 - 請求項14に記載の衝突回避支援制御装置と、
前記注意喚起情報生成部が生成した注意喚起情報を出力する警告装置と、
前記減速指示情報生成部が生成した減速指示情報に基づいて、前記車両の速度を減速させる駆動制御装置と、を含むことを特徴とする、衝突回避支援システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の衝突回避支援制御装置と、
前記運転者及び前記搭乗者を撮影することにより前記画像を取得する撮影部と、を備えていることを特徴とする、衝突回避支援システム。 - 前記撮影部は、広角カメラであることを特徴とする、請求項17に記載の衝突回避支援システム。
- 車両の運転者及び当該運転者以外の搭乗者の画像を取得する画像取得工程と、
前記車両が現在通行している道路に関する情報に基づいて、前記車両が衝突対象と衝突する可能性を判定する衝突可能性判定に、前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを判定する要否判定工程と、
前記要否判定工程で前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いると判定した場合、前記画像取得工程で取得した画像が示す搭乗者に関する情報に基づいて、前記衝突可能性判定を行う衝突可能性判定工程と、を含む、衝突回避支援方法。 - 車両の運転者及び当該運転者以外の搭乗者の画像を取得する画像取得部と、
前記車両が現在通行している道路の運転の難易度に基づいて、前記車両が衝突対象と衝突する可能性を判定する衝突可能性判定に、前記搭乗者に関する情報を用いるか否かを判定する要否判定部と、
前記要否判定部が前記衝突可能性判定に前記搭乗者に関する情報を用いると判定した場合、前記画像取得部が取得した画像が示す搭乗者に関する情報に基づいて、前記衝突可能性判定を行う衝突可能性判定部と、を備えていることを特徴とする、衝突回避支援制御装置。
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