JP7052382B2 - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、ユーザが現実世界を認識する際に補助的な情報を提示することで、ユーザの目前にある現実以上の情報を提示するAR(Augmented Reality:拡張現実)技術が提供されている。従来の情報処理システムにおいては、このようなAR技術を活用して、スマート端末を用いて画像形成装置が印刷した状態パターンを認識し、FAQ(Frequently Asked Questions:よくある質問)や、エラー解除をサポートする機能や、画像形成装置の設置について、スマート端末を通して目視することで、イメージできるような販売促進ツールとした技術が既に知られている。
特許文献1には、印刷物などの原稿を提供するユーザが、その原稿を見た者にその原稿についての付加情報を簡単に提供することを目的とした画像形成システムが開示されている。詳しくは、画像形成システムは、画像形成装置、サーバ、及び携帯端末を備える。画像形成装置は、基本原稿と基本原稿に拡張現実用付加情報を付加した原稿とから拡張現実用付加情報を特定し、その拡張現実用付加情報に対応するタグを生成し、そのタグに関連付けて拡張現実用付加情報をサーバに登録し、タグを付加した基本原稿の画像を出力する。そして、携帯端末は、画像形成装置により出力された、タグを付加した基本原稿の画像を撮像し、撮像した画像からタグを抽出し、そのタグを関連付けられている拡張現実用付加情報をサーバから取得し、その拡張現実用付加情報を、撮像した画像に重畳させて表示する。
しかし、従来の情報処理システムにおけるAR技術にあっては、画像形成装置の状態を検知して、その状態を表す情報を合成した画像をスマート端末の画面に表示するため、合成された画像に含まれる拡張現実用付加情報が誰でも一律に閲覧できてしまうため、セキュリティ性が低いといった問題があった。特許文献1にあっては、携帯端末(スマート端末)を通して原稿を視認したときに拡張現実用付加情報を付加する点が開示されている。しかし、拡張現実用付加情報が誰でも一律に閲覧できてしまうため、セキュリティ性が低い。この場合、特定の権限者のアカウントでセキュリティ性を向上させることも考えられるが、この場合、本人に成りすます等による脆弱性があるため、確実なユーザ本人の特定が求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、ユーザの指紋認証を含む認証情報で本人確認を行った上で、ユーザの権限に合わせた重畳データを撮影中の記録媒体上に重ねて表示して、よりセキュリティ性を向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、印刷後の画像の表示条件を示すマーカ画像が付与された印刷データを作成する情報処理端末と、前記印刷データを記録媒体に印刷する画像形成装置と、撮像部と指紋認証情報を含むユーザ認証情報を入力する入力部とを有する携帯端末と、第1のサーバと、第2のサーバと、を備え、前記第1のサーバは、前記携帯端末から、当該携帯端末が属するユーザグループを示すユーザグループ認証情報を受信し、前記第2のサーバは、前記第1のサーバから送られる前記携帯端末からの前記ユーザグループ認証情報から前記携帯端末の前記ユーザグループを認証し、前記第1のサーバは、前記記録媒体に印刷された印刷画像を前記携帯端末で撮影したときに、前記マーカ画像に紐付けられた表示条件と前記携帯端末の前記ユーザ認証情報とに基づき表示権限を決定し、この決定にしたがって前記携帯端末が有する表示部に表示する画像を変更前記第2のサーバは、指紋認証モード、非指紋認証モード、自動指紋認証モードのいずれかのモードを設定し、前記非指紋認証モードの場合は、前記指紋認証情報を含まない前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記指紋認証モードの場合は、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されているか否かを判断し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されている場合、前記指紋認証情報を含む前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されていない場合、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベルが最も低い情報に変更し、前記自動指紋認証モードの場合は、前記第2のサーバの指紋認証要否情報に基づき前記ユーザ認証情報に紐付く認証要否を判断し、認証否の場合は、前記指紋認証情報を含まない前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、認証要の場合は、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されているか否かを判断し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されている場合、前記指紋認証情報を含む前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されていない場合、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベルが最も低い情報に変更することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの指紋認証を含む認証情報で本人確認を行った上で、ユーザの権限に合わせた重畳データを撮影中の記録媒体上に重ねて表示することができ、よりセキュリティ性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、情報処理システムの全体構成を示す図である。 図2は、情報処理システムの機能ブロック図である。 図3は、ARマーカの一例を示す図である。 図4は、スマート端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、スマート端末における座標表現を示す図である。 図6は、スマート端末によるカメラ仮想スクリーンへの透視投影を示す図である。 図7(a)~(d)は、スマート端末の処理により仮想物体画像を重畳したイメージを示す図である。 図8(a)(b)は、本発明の一実施の形態に係る印刷データに含まれるARマーカのイメージ図である。 図9は、実施の形態に係る対応ワード例とその分類に関するARマーカイメージを分類した図である。 図10(a)~(e)は、実施の形態に係るスマート端末での表示イメージ図である。 図11は、実施の形態に係るホストPCの処理を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態に係るホストPCのAR情報作成画面を示す図である。 図13は、実施の形態に係るホストPCのARマーカ画像選択画面を示す図である。 図14(a)は、実施の形態に係るホストPCのARマーカを明示しない場合の重複警告メッセージを示す図であり、図14(b)は、実施の形態に係るホストPCのARマーカを明示する場合の重複警告メッセージを示す図であり、図14(c)は、実施の形態に係るホストPCのARマーカ登録画面を示す図である。 図15は、実施の形態に係るホストPCのARマーカの再選択を促すメッセージを示す図である。 図16は、実施の形態に係るホストPCのARマーカ再配置イメージを示す図である。 図17は、実施の形態に係る画像形成装置の処理を示すフローチャートである。 図18は、本実施の形態に係るスマート端末の処理を示すフローチャートである。 図19は、実施の形態に係るスマート端末においてサーバからAR情報の受信がない場合のメッセージを示す図である。 図20は、実施の形態に係るサーバ(第1のサーバ)の処理を示すフローチャートである。 図21は、実施の形態に係るサーバ(第1のサーバ)から送信されるユーザIDがない場合のメッセージを示す図である。 図22は、実施の形態に係るサーバ(第1のサーバ)の処理を示すフローチャートである。 図23は、実施の形態に係るサーバ(第2のサーバ)の処理を示すフローチャートである。 図24は、実施の形態に係るサーバ(第2のサーバ)のモード処理を示すフローチャートである。 図25は、実施の形態に係る指紋認証を促すメッセージを示す図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。本発明は、ユーザの権限に合わせた重畳データを撮影中の記録媒体上に重ねて表示して、セキュリティ性を向上させるために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の情報処理システムは、印刷後の画像の表示条件を示すマーカ画像が付与された印刷データを作成する情報処理端末と、印刷データを記録媒体に印刷する画像形成装置と、撮像部と指紋認証情報を含むユーザ認証情報を入力する入力部とを有する携帯端末と、記録媒体に印刷された印刷画像を携帯端末で撮影したときに、マーカ画像に紐付けられた表示条件と前記携帯端末のユーザ認証情報とに基づき表示権限を決定し、この決定にしたがって携帯端末が有する表示部に表示する画像を変更するサーバと、を備えることを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、ユーザの指紋認証で本人確認を行った上で、ユーザの権限に合わせた重畳データを撮影中の記録媒体上に重ねて表示することができ、よりセキュリティ性を向上させることができる。上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
まず、AR技術について説明する。拡張現実はバーチャルリアリティ(VR)の変種であり、その時周囲を取り巻く現実環境に情報を付加・削除・強調・減衰させ、文字通り人間から見た現実世界を拡張するものを指す。バーチャルリアリティが人工的に構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、拡張現実は現実の一部を改変する技術である。例えばバーチャルリアリティでは、仮想の部屋に居て、仮想のテーブルに置かれた仮想のティーポットを見ているかのような五感情報を人に提示するのに対し、拡張現実では、人が実際に居る現実の部屋のテーブル上に、仮想のティーポットが置かれているかのような情報提示を行う。
コンピュータ情報を付加して現実の情報を実態よりも強化・増強して人間に提供することから強化現実・増強現実と呼ばれることもある。現実環境を情報ソースとして用いることから必然的にリアルタイム処理を必要とする場合が多い。技術課題としてはバーチャルリアリティでのそれに加えて、仮想物体画像と現実環境・物体との相互作用、例えば視覚要素では照明、影、接触、隠蔽などを解決することが特に課題になる。
コンピュータが現実を拡張する手段としては、視覚・聴覚・触覚など、人のすべての感覚器官と体性感覚に対する情報提示が試みられている。バーチャルリアリティでは、人に提示する仮想物体画像のリアリティが重視されるのに対して、拡張現実では、現実世界の位置や物体などのコンテクストとの関連性も重視される。後者に重きを置いたシステムでは、例えば場所や物の説明を文字や音声で行うなど、現実を拡張する手段として単純な情報提示手法が用いられることもある。
多くのシステムでは、情報の提示や取得に、バーチャルリアリティで広く利用されているデバイス、もしくは技術が利用される。例えば、視覚情報提示には主にヘッドマウンテッドディスプレイが利用される。しかし、現実環境における作業を支援する意図から、携帯電話等の小型情報端末の画面を用いた提示も検討されている。提示される環境の主体が現実環境であることから、現実環境における作業支援がその応用分野として期待されている。例えば、道案内情報の提供、航空機やコピー機のメンテナンスを行う技術者に対する技術情報提供、医療分野における手術支援に向けた情報提示などの応用研究が行われている。
一般消費者向けのサービスを作るためによく行われている手法に、ARToolKitなどの画像認識ルーチンを利用して、2次元コードパターンや静止画など(「ARマーカ」などと呼ばれる)をデジタルカメラで撮影すると、それをARマーカとして映像にマッチムーブした3DCGアニメーションがリアルタイムで合成表示されたり、静止画に合ったコンテンツが表示されたりするものがある。
次に、AR実現方法について説明する。AR技法は大きく分けて見た場合、技術的な特性から、2つに分けて考えられる。1つは、GPSなどから取得可能な位置情報を利用して情報提示を行う「ロケーションベースAR」と呼ばれるもので、もう1つは画像認識・空間認識などの技術を応用して直接目の前にある環境を認識・解析することで情報提示を行う「ビジョンベースAR」と呼ばれるものである。
<情報処理システム>
図1を参照して、情報処理システム1の全体構成について説明する。図1は、情報処理システム1の全体構成を示す図である。情報処理システム1は、ホストPC10、画像形成装置20、サーバ30,70、スマート端末40をネットワークN(インターネット又はLAN(Local Area Network))を介して接続したネットワーク環境上において構成する。なお、ネットワークNにより接続されている各装置は1台ずつに限定するものではなく、複数台で構成されていてもよい。なお、第1のサーバとしてのサーバ30はサーバ1、第2のサーバとしてのサーバ70はサーバ2として図示する。
次に、図2を参照して、情報処理システムの機能ブロック図について説明する。図2は、情報処理システムの機能ブロック図である。
<ホストPC>
図2に示すホストPC10は、印刷データ作成部12、AR情報作成部14、通信部16を備えている。ホストPCは、ユーザによる印刷データ加工(機密データの削除等)、AR表示条件情報、使用するARマーカの指定、印刷条件指定、印刷指示等を受け付ける。印刷データ作成部12は、印刷条件、及び印刷データを解析した結果に基づいて、印刷データへARマーカを付与する。AR情報作成部14は、加工前のオリジナル印刷データと、セキュリティレベルを表すAR表示条件情報とを関連付けるためのAR情報を作成する。通信部16は、ネットワークNを介して画像形成装置20へ印刷データを送信する。また、通信部16は、ネットワークNを介してサーバ30へオリジナル印刷データ、及びAR情報を送信する。ここで、使用するARマーカは、複数指定できるようにしてもよく、未指定の場合は既定のARマーカを選択するようにしてもよい。
<画像形成装置>
図2に示す画像形成装置20は、通信部22、印刷データ出力部24を備えている。通信部22は、ネットワークNを介してホストPC10から印刷データを受信する。印刷データ出力部24は、ホストPC10から指示された印刷データを記録媒体に印刷する。
<サーバ1(第1のサーバ)>
図2に示す第1のサーバとしてのサーバ30は、表示データ作成部32、通信部34、オリジナル印刷データ記憶部36、AR情報記憶部38を備えている。表示データ作成部32は、ARマーカ情報とAR情報とに基づいて、オリジナル印刷データを加工して加工データを生成する。通信部34は、加工データをネットワークNを介してスマート端末40へ送信する。オリジナル印刷データ記憶部36は、オリジナルデータ、ARマーカ、セキュリティレベル情報を記憶する。AR情報記憶部38は、識別子テーブル、セキュリティテーブル、及び対比テーブルを備え、各識別子、及び各ユーザIDに対応したAR情報を記憶する。AR情報記憶部38に記憶されるユーザIDは書き換え可能である。
<サーバ2(第2のサーバ)>
図2に示す第2のサーバとしてのサーバ70は、通信部71、ユーザID変換部72、グループデータ73を備えている。通信部71は、ユーザID変換部72により変換されたユーザが属するグループ情報をスマート端末40へ通知する。ユーザID変換部72は、ユーザIDをユーザが属するグループ情報に変換する。グループデータ73は、ユーザグループ情報(後述する表5、表6参照)、ユーザ毎の指紋認証情報(後述する表7参照)を保持する。
<スマート端末>
携帯端末としてのスマート端末40は、通信部42、操作部44、表示部46、記憶部48、指紋認証部49、撮像部50、制御部52を備えている。通信部42は、ネットワークNを介して、ホストPC10(Personal Computer)などの外部装置との間で情報を通信するものであり、NIC(Network Interface Card)などの通信装置により実現できる。
入力部としての操作部44は、アプリケーションソフトウエアが必要とする各種情報をユーザの操作に応じて入力するものであり、タッチパネルやキースイッチなどの入力装置により実現できる。表示部46は、各種画面を表示するものであり、液晶ディスプレイ及びタッチパネル式ディスプレイなどの表示装置により実現できる。記憶部48は、スマート端末40で実行される各種アプリケーションソフトウエアのプログラム、及びスマート端末40で行われる各種処理に使用されるデータなどを記憶する。記憶部48は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、光ディスク、及びRAM(Random Access Memory)などの磁気的、光学的、及び電気的に情報を記憶可能な記憶装置のいずれかにより実現できる。
指紋認証部49は、スマート端末40に搭載される指紋認証デバイス(入力部の一部)からユーザの指紋認証有無を取得し保持する。撮像部50は、制御部52の指示に従い、原稿を光学的に読み取って画像を生成するものであり、例えば、読取装置の一例として、デジタルカメラなどにより実現できる。
制御部52は、スマート端末40の各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やLSI(Large Scale Integration)などにより実現できる。制御部52は、例えば、内部にROM(read only memory)、RAM、CPUを有し、ROMからオペレーティングシステムOSを読み出してRAM上に展開してOSを起動し、OS管理下において、ROMからプログラム(処理モジュール)を読み出し、各種処理を実行する。
さらに、制御部52は、画像取得部54、情報取得部56、算出部58、置換部60を備えている。画像取得部54は、拡張現実処理に用いられるARマーカを含む画像を取得する。画像取得部54が、記録媒体上にARマーカが印刷された原稿を光学的に読み取ってARマーカを含む画像を取得する。但し、画像取得部54は、ARマーカを含む画像を外部(例えば、ネットワークNを介して接続されたホストPC10(情報処理装置の一例)など)から取得するようにしてもよい。
情報取得部56は、画像取得部54により取得された画像内のARマーカから、当該ARマーカに埋め込まれた、画像の印刷前の当該ARマーカの現実世界における大きさに関する第1情報を取得する。具体的には、情報取得部56は、画像取得部54により取得された画像からARマーカを検出し、検出したARマーカに埋め込まれた第1情報を取得する。
算出部58は、4つの頂点の座標を用いて、カメラの相対位置・姿勢を算出(推定)する。算出部58は、3次元のマーカ座標系において正方形に配置された4つの頂点の座標から、2次元のカメラ仮想スクリーンS’の座標系への変換を求めることで、カメラの相対位置・姿勢を算出する。置換部60は、カメラの相対位置・姿勢及び第2情報(現実世界における大きさを表す)に基づいて、マーカ座標系の3次元空間上に配置する。
<ARマーカ>
次に、図3を参照して、ARマーカについて説明する。図3は、ARマーカの一例を示す図である。ARマーカ200は、外部領域201と内部領域202とで構成されており、外部領域201は、ARマーカ200の検出に用いられ、内部領域202は、第1情報の埋め込みに用いられる。図3に示す例では、ARマーカ200の形状は正方形となっているが、これに限定されず、形状が既知であって検出可能な形状であれば、長方形状や円形状などであってもよい。また、ARマーカ200の色は、画像処理の観点からモノクロであることが好ましいが、これに限定されず、カラーであってもよい。
ここで、スマート端末40の情報取得部56による処理について説明する。例えば、情報取得部56は、画像取得部54により取得された画像を二値化し、ラベリング処理(隣接する同一色の画素を1つの塊とする処理)を行って、白画素及び黒画素の塊に分離する。そして情報取得部56は、分離した黒画素の塊それぞれに対し、輪郭上から4つの頂点を検出する処理を行う。
この結果、4つの頂点が検出された黒画素の塊がARマーカ200の外部領域となるので、情報取得部56は、画像取得部54により取得された画像からARマーカ200を検出でき、ARマーカ200の内部領域202から第1情報を取得できる。なお、ARマーカ200の形状が円形状の場合には、情報取得部56は、ハブ変換などを行って、円を構成する黒画素の塊を検出すればよい。
第1情報は、画像の印刷(複写)前のARマーカの現実世界における大きさを表し、より詳細には、ARマーカ内の所定領域を構成する構成要素の色の組合せで、画像の印刷前のARマーカの現実世界における大きさを表す。例えば、図3に示すARマーカ200の場合、内部領域202を構成する画素の色の組合せで、画像の印刷前のARマーカの現実世界における大きさを表す。
図3に示すARマーカ200では、内部領域202が例えば6×6(36)の画素で構成されており、画素の色が白の場合は0、画素の色が黒の場合は1、と見立てることで、画像を印刷する前のARマーカの現実世界における大きさを36ビットの2進数で表す。但し、36ビット(画素)のうち、画像が上下左右のいずれの方向に回転してもARマーカ200を検出できるようにするため、内部領域202の4隅の画素の値は、画像(ARマーカ200)の向き検出に用いる。
また、残りの32ビットのうち、前半の8ビットについては、拡張現実処理で使用するARマーカ200に基づく3次元空間に配置した3Dの仮想物体画像を識別するための識別子に用いる。このため、図3に示す例では、ARマーカ200の1辺の長さを24ビット(画素)で表現することができ、ARマーカ200の1辺の長さを1mm単位で記述する場合、1mm~16777216mmの範囲で記述可能である。但し、ロバスト性向上のため、チェックサムなどを付け加える場合、ARマーカ200の1辺の長さの記述範囲は、これよりも小さくなる。
<スマート端末の動作説明>
次に、図4を参照して、スマート端末40の動作について説明する。図4は、スマート端末40の動作の一例を示すフローチャートである。なお、画像形成装置20により記録媒体上に印刷された原稿(印刷物)には、ARマーカ200を含む画像が印刷されていることとする。
図4において、まず、ステップS201では、撮像部50は、ARマーカ200を含む画像が印刷された原稿を撮影し、画像取得部54は当該画像を取得する。続いて、ステップS203では、情報取得部56は、取得した画像からARマーカ200を抽出する。続いて、ステップS205では、情報取得部56は、抽出したARマーカ200から、当該ARマーカ200に埋め込まれた第2情報、及びARマーカ200に埋め込まれた3Dの仮想物体画像の識別子を取得する。
続いて、ステップS207では、算出部58は、ステップS203で検出した4つの頂点(詳細は、情報取得部56で説明した手法を参照)の座標を用いて、カメラの相対位置・姿勢を算出(推定)する。具体的には、算出部58は、3次元のマーカ座標系において正方形に配置された4つの頂点の座標から、2次元のカメラ仮想スクリーンS’の座標系へ変換された座標を求めることで、カメラの相対位置・姿勢を算出する。
なお、ARマーカ200とカメラとの相対位置・姿勢検出の手法については『「拡張現実感システム構築ツールARToolKitの開発」電子情報通信学会技術研究会,pp79~86,2002-02』などが知られている。また、マーカ座標系は、最終的に仮想物体画像を配置する際のグローバル座標系であることが多い。ここで、4つの頂点は、同一平面にあることが分かっているため、3次元のマーカ座標系において、ARマーカ200の中心を(x,y,z)=(0,0,0)とすると、4つの頂点M0~M3の座標は、M0=(-a,-a,0)、M1=(a,-a,0)、M2=(-a,a,0)、M3=(a,a,0)と表される(図5参照)。
ここで、図5を参照して、スマート端末40における座標表現について説明する。図5は、スマート端末40における座標表現を示す図である。これに対して、置換部60は、求めたい回転と平行移動を行って3次元の座標変換を施すと、スマート端末40の4つの頂点M0~M3の座標は、3次元のカメラ座標系の座標に変換される。そして、3次元のカメラ座標系からカメラ仮想スクリーンS’への透視投影を行うことで、2次元の座標値であるM0’~M3’が求められる(図6参照)。この際の、回転及び平行移動のパラメータがカメラの相対位置・姿勢に該当する。
ここで、図6を参照して、スマート端末40によるカメラ仮想スクリーンS’への透視投影について説明する。図6は、スマート端末40によるカメラ仮想スクリーンS’への透視投影を示す図である。
続いて、ステップS209では、通信部42は、ARマーカ200に埋め込まれた3Dの仮想物体画像の識別子をネットワークNを介してサーバ30に送信する。そして、情報取得部56は、通信部42を介してサーバ30から3Dの仮想物体画像(重畳データ)を取得する。そして、置換部60は、カメラの相対位置・姿勢及び第2情報(現実世界における大きさを表す)に基づいて、マーカ座標系の3次元空間上に配置する。ここで、置換部60は、3Dの仮想物体画像の配置に第2情報(現実世界における大きさを表す)を用いているため、3Dの仮想物体画像を現実世界に則した大きさで配置することができる。
続いて、ステップS211では、表示部46は、3次元空間に配置した3Dの仮想物体画像をスクリーンSに透視投影した際の画像を描画し、ステップS201で取得した画像と重畳する。例えば、スマート端末40は、ステップS201で取得した画像上に、OpenGLやDirect3Dなどの3DプログラミングAPIを用いて3次元空間に配置した3Dの仮想物体画像を描画する。
続いて、ステップS213では、表示部46は、仮想物体画像が重畳された画像(図7参照)をディスプレイなどに表示する。
なお、第1情報を、画像の印刷前のARマーカ200の現実世界における大きさを示す第1大きさ情報と関連付けられた情報とし、第2情報を、画像の印刷後のARマーカ200の現実世界における大きさを示す第2大きさ情報と関連付けられた情報としてもよい。
制御部52は、撮像部50(カメラ)で撮像した画像に対して、画像の編集処理や画像合成処理を使用し、画像に対して何らかの情報を付加する。このとき、撮像部50で撮像
した画像の構成、またはARマーカ200を検知することで、画像に付加すべき情報を判断し、かつ付加すべき情報は現在の位置情報とすることで、画像の切り替え表示を行うことができる。
制御部52は、以上の処理(ステップS207~S213)を1秒間に60回程度で繰り返し実行し、画面表示することで、リアルタイムに重畳画像の表示を行うものとする。繰り返し回数は表1に示すテーブルに従って、CPU性能を検知して変更する。これにより、識別子を抽出してから、AR情報を表示するまでの処理に係る繰り返し回数を、CPUの性能に応じて切り替えることができる。
Figure 0007052382000001
なお、表1に示すテーブルのパラメータはそれぞれユーザによる変更を可能とする。また、1秒あたりの繰り返し回数は操作部44を介してユーザが直接入力できるようにしてもよい。これにより、ユーザが所望する繰り返し回数に切り替えることができる。
<スマート端末での表示イメージ>
次に、図7(a)~(d)を参照して、スマート端末40に表示されるイメージについて説明する。図7(a)~(d)は、スマート端末40の処理により仮想物体画像を重畳したイメージを示す図である。
図7(a)に示す「オリジナル撮影画像」イメージ300aに対して、図6に示す置換処理を施すことで、図7(b)に示す「AR重畳画像(重畳部分)」イメージ300bの重畳文字(「・機密情報A1」~「・機密情報D2」)(重畳データ)のように、撮像した画像に重畳画像を合成することが可能となる。
図7(c)に示す「AR重畳画像:ARマーカ比率反映(重畳部分)」イメージ300cは、図7(a)に示す「オリジナル撮影画像」イメージ300aをななめ手前に位置したスマート端末40から撮影した例である。この例も、図6に示す置換処理を施すことで、カメラの相対位置・姿勢及び第2情報に基づいて、マーカ座標と傾きに応じて、重畳画像も同じ比率に変倍して重畳したものである。
例えば、ARマーカ200の「オリジナル撮影画像」イメージ300aと撮像画像の比率が、縦方式で10:5、横方向で10:8である場合、縦方向は5/10=1/2の比率、横方向は8/10=4/5の比率となるため、重畳画像も縦方向を1/2、横方向を4/5に変倍してスマート端末40に表示される。
なお、図7(d)に示す「ARマーカ検知不可」イメージ300dのように撮像範囲にARマーカ200の全体が含まれない場合、ARマーカ200に含まれる情報を認識できないため、ARマーカ200が「無」として判断されるため、画像イメージを重畳することはできない。その場合、表示部46は「ARマーカを画面内に収まるようにしてください。」といった旨のメッセージをスマート端末40に表示してもよい。
これにより、マーカ画像が所定の撮像範囲内に収まるように促すメッセージを目視確認したユーザは、マーカ画像を所定の撮像範囲内に収まるように画角を移動すべきことに気付くことができる。
次に、図8(a)(b)を参照して、印刷データに含まれるARマーカ200のイメージについて説明する。図8(a)(b)は、本発明の一実施の形態に係る印刷データに含まれるARマーカのイメージ図である。ホストPC10に対して、ユーザの指定によりARマーカ付与型/ARマーカレス型の指定を可能とする。
図8(a)に示すARマーカ付与型310では、印刷データ内にARマーカ200を明示的に配置する方式であり、ARマーカ配置条件は、
ARマーカサイズ(縦×横) < 空き要領サイズ(縦×横)
である。
ここで、ARマーカ200の配置方法について説明する。第1の方法は、印刷データに対して、ARマーカ200のサイズ(縦×横)に一致する画像空き領域を検索してARマーカ200を配置する方法である。指定されたARマーカ200の縦×横で表す面積未満の画像空き領域を検索し配置する。条件に一致しない場合は、ARマーカ200側を縮小して配置することも可能とする。
第2の方法は、印刷データに対して、予め配置する画像空き領域に一致するARマーカ200を検索してARマーカ200を配置する方法である。指定された画像空き領域の縦×横の面積未満のARマーカ200を検索し条件に一致するARマーカ200を配置する。条件に一致しない場合は、規定のARマーカ200を縮小して配置することも可能とする。
また、複数のARマーカ200が指定される場合、ARマーカ200の指定がない場合は、印刷データの内容をOCR処理によりワードを抽出し、そのワード内容により、関連するARマーカ200に切り替えることができる。ここで、OCR処理に用いた検索ワードが最も多いARマーカ200を選択する。
図8(b)に示すARマーカレス型は、印刷データの画像内容、画像配置をARマーカ200の画像ビット配置として扱う方式である。
<ARマーカイメージ>
ここで、図9を参照して、ARマーカイメージについて説明する。図9は、実施の形態に係る対応ワード例とその分類に関するARマーカイメージを分類した図である。図9に示すように、対応ワード例とその分類内容に応じて、ARマーカイメージをホストPC10により選択することが可能となる。
<スマート端末の表示イメージ>
次に、図10(a)~(e)を参照して、スマート端末40において表示される表示イメージについて説明する。図10(a)~(e)は、実施の形態に係るスマート端末40での表示イメージ図である。
図10(a)は、画像形成装置20により印刷された原稿を示す。これに対して、図10(b)~(e)は、図10(a)に示す原稿をスマート端末40で撮影した画像に、セキュリティレベルに応じた情報を付加してスマート端末40に表示した例である。セキュリティレベルA~Dに応じて、サーバ30から取得できるデータが切り替えられることが解る。
<ホストPCの動作説明>
次に、図11を参照して、ホストPC10の動作について説明する。図11は、実施の形態に係るホストPC10の処理を示すフローチャートである。図11において、ステップS401では、AR情報作成部14は、ARマーカの明示の有無、配置位置を選択する。詳しくは、AR情報作成部14は、ユーザが操作入力したARマーカ200の形式、ARマーカ配置位置、及びセキュリティレベルごとの開示情報を入力する。
<ホストPCのAR情報作成画面>
ここで、図12を参照して、ホストPC10のAR情報作成画面について説明する。図12は実施の形態に係るホストPC10のAR情報作成画面を示す図である。図12に示すように、ホストPC10に表示されるAR情報作成画面400には、「オリジナル撮影画像」イメージ300aに加えて、「マーカ選択」の設定領域、「セキュリティレベル毎の非開示情報」の設定領域が表示されている。
ここで、「マーカ選択」の設定領域において、「明示有り」は人が確認できるように文書にARマーカ200を入れる場合であり、「明示無し」は人が確認できないように文書にARマーカ200を入れる場合である。
「マーカ配置」においては、配置する座標と、縦×横のサイズ、自動縮小の有無が指定可能になる。「セキュリティレベル毎の非開示情報」の設定領域においては、セキュリティレベルA~Dの夫々にカットするデータの座標、縦×横のサイズ、回転の角度が指定可能になる。
「ARマーカを追加する」ボタン410が押された場合、出力イメージにARマーカ200が表示される。設定内容を確定する場合には、「OK」ボタン420を押せばよい。一方、設定内容をキャンセルする場合には、「キャンセル」ボタン430を押せばよい。
ステップS402では、AR情報作成部14は、図12に示すARマーカ200の明示の有無をチェックする。ARマーカ200の「明示有り」の場合は、ステップS403では、AR情報作成部14は、通信部42を介してサーバ30にARマーカ一覧要求を送信して問い合わせる。AR情報作成部14は、通信部42を介してサーバ30から受信したARマーカ一覧をユーザに表示し、ARマーカ一覧の中からユーザにARマーカの種類の選択を促す。AR情報作成部14は、ユーザによる選択の結果に基づいてAR情報を作成する。ユーザが選択するARマーカは複数選択を可能とする。一方、ARマーカ200の「明示無し」の場合は、ステップS404では、AR情報作成部14は、文書自体をARマーカ200として扱うようにAR情報を作成する。
<ホストPCのARマーカ画像選択画面>
ここで、図13を参照して、ホストPC10のARマーカ画像選択画面について説明する。図13は実施の形態に係るホストPC10のARマーカ画像選択画面450を示す図である。
「マーカ画像選択」の設定領域において、「自動」はAR情報作成部14によりARマーカを自動作成することを表す。AR情報作成部14により自動作成されたARマーカ460を画面右上部に示す。設定内容を確定する場合には、「OK」ボタン470を押せばよい。一方、選択内容をキャンセルする場合には、「キャンセル」ボタン480を押せばよい。
ステップS405では、通信部16は、ネットワークNを介してAR情報要求をサーバ30に送信して問い合わせる。通信部16は、サーバ30からAR情報の返信を受信する。ステップS406では、AR情報作成部14は、ARマーカ200の重複の有無をチェックする。AR情報作成部14は、ARマーカ200が重複ありの場合(S406:重複あり)は、警告メッセージを表示する。ユーザ操作によりキャンセルボタンが押下された場合にステップS401に戻り、ユーザに再入力を促す。
これにより、ARマーカ200の再入力を促すメッセージが表示されるので、当該メッセージを目視確認した作成者はARマーカ200の再入力が必要なことに気付くことができる。
<ホストPCの重複警告メッセージ>
ここで、図14(a)(b)を参照して、ホストPC10の重複警告メッセージについて説明する。図14(a)は実施の形態に係るホストPC10のARマーカ200を明示しない場合の重複警告メッセージ500を示す図である。図14(b)は実施の形態に係るホストPC10のARマーカ200を明示する場合の重複警告メッセージ530を示す図である。図14(c)は実施の形態に係るホストPC10のARマーカ登録画面570を示す図である。
AR情報作成部14は、ホストPC10のARマーカ200を明示しない場合、図14(a)に示すように重複警告メッセージ500を表示する。警告内容を確認したときは、「OK」ボタン510を押下する。一方、キャンセルする場合には、「キャンセル」ボタン520を押下する。また、AR情報作成部14は、ARマーカ200を明示する場合、かつARマーカ200が重複ありの場合は、図14(b)に示す警告メッセージを表示する。キャンセルボタン540が押下された場合にステップS403に戻り、ユーザにARマーカ200の再入力を促す。一方、キャンセルする場合には、「キャンセル」ボタン540を押下する。
これにより、ARマーカ200の再入力を促すメッセージが表示されるので、当該メッセージを目視確認した作成者はARマーカ200の再入力が必要なことに気付くことができる。
AR情報作成部14は、ARマーカ200を明示する場合、かつARマーカ200が重複ありの場合は、ステップS403に戻る。ステップS403では、図14(c)に示すARマーカ登録画面570において、ファイルパスを入力領域580に入力することで、画像プレビュ590を表示し、「OK」ボタン600を押すことで、ユーザのホストPC10が保有するARマーカ200の情報をサーバ30にアップロードすることができる。サーバ30が保有するARマーカ200を追加し、ARマーカ一覧を更新することを可能とする。一方、図14(c)においてキャンセルする場合には、「キャンセル」ボタン610を押下する。
これにより、ARマーカ200、及びARマーカ200の一覧を更新可能にすることで、ARマーカ200、及びARマーカ200の一覧を最新のものとして利用することができる。
また、AR情報作成部14は、さらに重複対象となったAR情報は、今回の情報で上書きすることも可能とする。これにより、既に利用されているARマーカ200に今回利用するARマーカ200を上書きするので、最新のARマーカ200を利用することができる。
ステップS407では、AR情報作成部14は、印刷データ内のARマーカ200の配置を検索する。ここで、配置検索処理は、ステップS401でARマーカ200明示の場合にのみ行う。検索条件は下記の通りである。
ユーザが選択したARマーカ面積(縦×横) < ユーザ指定の配置面積(縦×横)
AR情報作成部14は、ユーザ指定の配置面積(縦×横)の方が、ユーザが選択したARマーカ面積(縦×横)よりも大きいことを検索条件として、ユーザが選択したARマーカ分繰り返す。
ステップS408では、AR情報作成部14は、すべてのARマーカ200が配置不可の場合は、警告メッセージを表示する。AR情報作成部14は、ユーザ操作によりキャンセルボタンが押下された場合にステップS403に戻り、ARマーカ200の再選択を促す。
これにより、ARマーカ200の再配置を促すメッセージが表示されるので、当該メッセージを目視確認した作成者は、ARマーカ200を付与すべき原画像上の配置位置を変更すべきことに気付くことができる。
<再選択メッセージ>
ここで、図15を参照して、ARマーカ200の再選択を促すメッセージについて説明する。図15は実施の形態に係るホストPC10のARマーカ200の再選択を促すメッセージ650を示す図である。図5では、ARマーカ200の再選択を促すメッセージ例であり、確認後に「OK」ボタン660を押下し、キャンセル時には「キャンセル」ボタン670を押下する。
AR情報作成部14は、配置不可の場合は、文書内の画像空き領域を検索し、ARマーカ200のサイズが収まる領域を検索して、ARマーカ200の配置位置を決定することも可能とする。
これにより、ARマーカ200を付与すべき原画像上の配置位置に原画像の一部が占有している場合でも、検索された原画像の空き領域にARマーカ200を配置することができる。
<ARマーカの再配置イメージ>
ここで、図16(a)(b)を参照して、ARマーカの再配置イメージについて説明する。図16(a)(b)は実施の形態に係るホストPC10のARマーカ再配置イメージを示す図である。
図16(a)に示すように、AR情報作成部14は、自動再配置処理では、マーカサイズ(縦×横の面積)分を文書680内の空き(文字、画像の未配置)の空間を検索して、マーカサイズ<文書内の空き空間という条件が成立した場合に再配置する。
なお、図16(a)は、ARマーカの配置予定箇所690を示しているが、予定箇所に文字があるためARマーカの配置は不可能である。一方、図16(b)はARマーカサイズの空間を文書680内で検索して、ARマーカが収まる空間700に配置した場合を示す。この条件が成立しない場合は、AR情報作成部14は、ステップS403に戻りARマーカ200の再選択を促す。
ステップS409では、通信部16は、AR情報に、ARマーカ200と印刷データの関連付情報、セキュリティレベルごとの開示情報を付与したもの、及び、オリジナルの印刷データに識別子を付加してネットワークNを介してサーバ30へ送信する。
ステップS410では、印刷データ作成部12は、オリジナルの印刷データから、セキュリティレベルごとの開示情報が示す範囲の画像を消去した印刷データ(原画像)を作成し、この印刷データを通信部16からネットワークNを介して画像形成装置20に送信する。
これにより、ARマーカ200が付与された原画像を作成して、原画像を画像形成装置20に送信することができる。
<画像形成装置の動作説明>
次に、図17を参照して、画像形成装置20の動作について説明する。図17は、実施の形態に係る画像形成装置20の処理を示すフローチャートである。
図17において、ステップS501では、通信部22は、ネットワークNを介してホストPC10から印刷データを受信する。次いで、ステップS502では、印刷データ出力部24は、この印刷データを記録媒体に印刷して出力する。この結果、画像形成装置20により、セキュリティレベルごとの開示情報が示す範囲の画像が消去された内容が記録媒体に印刷される。これにより、受信した印刷データ(原画像)を記録媒体に印刷することができる。
<スマート端末の動作説明>
次に、図18を参照して、スマート端末40の動作について説明する。図18は、実施の形態に係るスマート端末40の処理を示すフローチャートである。
図18において、ステップS601では、撮像部50は、記録媒体に印刷された原稿をカメラで撮影した後、情報取得部56はARマーカ200から識別子を検知する。ステップS602では、通信部42は、検知したARマーカ200により表す識別子と、スマート端末40から読み出したユーザIDを使用して、識別子とユーザIDとについての問合せ要求をサーバ30に送信する。すなわち、通信部42は、ネットワークNを介してユーザIDと当該識別子をサーバ30に送信する。なお、スマート端末40はサーバ30に問い合わせる際のユーザIDは操作部44を用いてユーザが指定することもできる。これにより、指定されたユーザIDに対応するAR情報を取得することができる。
その後、ステップS603では、通信部42は、ネットワークNを介してサーバ30からAR情報を受信した場合は、ステップS604に進み、表示部46は、重畳データであるAR情報と撮像画像を合成して、スマート端末40の画面に表示する。ステップS603において、サーバ30からAR情報を受信できない場合は、表示部46は、特に表示画像の加工は行わない。
また、表示部46は、AR情報の受信がない場合は、その旨のエラーメッセージを表示することもできる。
これにより、サーバ30からAR情報を取得できない場合に、エラーメッセージが表示されるので、サーバ30からAR情報を取得できなかったことをユーザが気付くことができる。
<スマート端末の表示メッセージ>
ここで、図19を参照して、スマート端末40に表示されるメッセージについて説明する。図19は、実施の形態に係るスマート端末40においてサーバ30からAR情報を受信できない場合のメッセージ710を示す図である。図19において、メッセージの確認後に「OK」ボタン720を押下し、キャンセル時には「キャンセル」ボタン730を押下する。
<サーバ動作について説明>
次に、図20を参照して、サーバ30の動作について説明する。図20は、実施の形態に係るサーバ30の処理を示すフローチャートである。
図20において、ステップS701では、通信部34は、ネットワークNを介してスマート端末40からARマーカ200の識別子、及びユーザIDの問い合わせ要求を受信する。ステップS702では、表示データ作成部32は、受信した識別子をキーとして、AR情報記憶部38の識別子テーブルに記憶している識別子に対応したAR情報を検索する。なお、表2は、識別子に対応したAR情報を記載した識別子テーブルである。
Figure 0007052382000002
ステップS703では、表示データ作成部32は、スマート端末40から問合せ要求があったARマーカ200の識別子と、AR情報記憶部38から検索した結果のAR情報の識別子とが一致するか否かをチェックし、一致しない場合は処理を終了する。
一方、両者が一致した場合、ステップS704に進み、表示データ作成部32は、受信したユーザIDを検索キーとして、セキュリティテーブル(表3)からセキュリティレベルを検索する。なお、表3は、セキュリティレベルとユーザIDとの関係を示すセキュリティテーブルである。
Figure 0007052382000003
ステップS705では、表示データ作成部32は、セキュリティレベルの有無をチェックし、無い場合は処理を終了する。一方、セキュリティテーブルにユーザID自体がない場合は、セキュリティテーブルにユーザID自体がない旨のエラーメッセージをユーザに通知し、ユーザIDの再入力を促すこともできる。
これにより、エラーメッセージを確認したユーザはユーザIDが未登録であることに気付くことができる。また、受信した識別子、及びユーザIDに基づいて、ユーザの権限に合わせたAR情報を検索してユーザIDの送信元に送信することができ、セキュリティ性を向上させることができる。
<ユーザIDがない場合のメッセージ>
図21は、実施の形態に係るサーバ30から送信されるユーザIDがない場合のメッセージ750を示す図である。図21において、メッセージの確認後に「OK」ボタン770を押下し、キャンセル時には「キャンセル」ボタン760を押下する。
他方、セキュリティテーブルにユーザIDが有る場合、ステップS706では、表示データ作成部32は、通信部34を介してAR情報をスマート端末40へ送信する。また、ステップS704において使用するセキュリティテーブルは、セキュリティレベルの数、各セキュリティレベルに対応するユーザIDについての変更要求をホストPC10から受信した場合に、表示データ作成部32は、ユーザIDを変更することも可能とする。これにより、セキュリティテーブル上のユーザIDを変更することができる。
また、セキュリティレベルで表示するAR情報についての変更要求をホストPC10から受信した場合に、表示データ作成部32は、AR情報を変更することも可能とする。これにより、AR情報を変更することができ、利便性を向上することができる。
表示データ作成部32は、セキュリティテーブルからユーザIDに対するセキュリティレベル(例えば、A~D)を検索した後、AR画像とセキュリティレベルとの対比テーブル(表4)を参照して、AR情報とセキュリティレベルに対応する画像を選択して読み出す。表示データ作成部32は、選択した画像データを重畳データとして通信部34を介してスマート端末40に送信する。表4は、AR情報とセキュリティレベル(表示条件情報)に対応したスマート端末送信画像の関係を示す対比テーブルである。
Figure 0007052382000004
ホストPC10からのARマーカ情報の問い合わせに対して、サーバ30では、AR情報記憶部38に記憶されているAR情報で同じARマーカ200が使われていないか、重複チェックを行い、その結果をホストPC10に応答することを可能とする。
また、ホストPC10からサーバ30のオリジナル印刷データ記憶部36が記憶するARマーカ200、及びARマーカ一覧の更新要求を受け付けた場合に、この要求内容に従って、サーバ30内の情報を更新することを可能とする。
以上のように、撮像部50が画像を撮影する。データの表示条件を示すARマーカ200(マーカ画像)が表示された記録媒体が撮影されると、情報取得部56が撮影されたARマーカ200(マーカ画像)から記録媒体を識別するための識別子を抽出する。通信部42が識別子、及びユーザを特定するためのユーザIDをサーバ30へ送信する。通信部42がサーバ30からユーザの権限に合わせた重畳データを受信する。表示部46が重畳データを撮影中の記録媒体上に重ねて表示する。
これにより、ユーザの権限に合わせた重畳データを撮影中の記録媒体上に重ねて表示す
ることができ、セキュリティ性を向上させることができる。
次に、ユーザグループでセキュリティレベルを管理する例について説明する。ここでは、ユーザIDでセキュリティレベルを判断するだけでは個人別の管理情報が必要になり、管理上の利便性が良くない。そこで、ユーザグループで管理できるようにするための仕組みを設ける。
これまでは、ユーザIDを直接にサーバ30に送り、サーバ30側でユーザIDに紐付くセキュリティレベルに変換していた。これに対して本例では、ユーザIDをユーザグループIDに変換するためのサーバ70を利用して、サーバ30からサーバ70へユーザIDを通知しサーバ70でユーザグループIDに変換する。その後は、ユーザIDの代わりにユーザグループIDを使ってAR情報の取得までを実施する。
次に、図22を参照して、サーバ30の動作について説明する。図22は、実施の形態に係るサーバ30の処理を示すフローチャートである。図22において、ステップS801では、まず、スマート端末40からのARマーカ200、ユーザグループIDの問い合わせを受信する。なお、ユーザグループIDの問い合わせにはユーザIDが使われる。続いて、ステップS802では、ユーザグループIDを取得するため、ARマーカ200、ユーザグループIDをサーバ70へ問い合わせる。すなわち、ステップS802ではサーバ30がサーバ70に対してユーザグループIDを要求する。
ステップS803において、サーバ30は、サーバ70からユーザグループIDを受信したか否かを判断する。ステップS803において、サーバ70からユーザグループIDを受信した場合(判断、有)、図20のステップS702と同様の動作を実行する。一方、ステップS803において、サーバ70からユーザグループIDを受信しない場合(判断、無)、ステップS804でスマート端末40へユーザグループIDなしのエラーを送信し、本動作を終了する。
上記ステップS804においては、スマート端末40の表示部46には、例えば前述した図21に示すような表示イメージを表示する。
図23は、実施の形態に係るサーバ70の処理を示すフローチャートである。図23において、まず、ステップS901では、サーバ30からのARマーカ200、ユーザグループIDの問い合わせを受信する。続いて、ステップS902では、サーバ30から受信した情報に基づき、サーバ70で保持しているARマーカ200に対応するグループを検索し、検索したグループデータ73からユーザグループIDを検索する。
続いて、ステップS903において、ユーザIDの合致有無を判断する。ここで合致しない場合(判断、無)、ステップS905でサーバ30にエラーを送信し、処理を終了する。一方、ステップS903において、合致した場合(判断、有)、ステップS904において受信したユーザIDから合致したユーザグループIDをサーバ30に送信する。
なお、上述したグループの検索は、ARマーカ200の種類に割り当てられたグループテーブルを参照してARマーカ200の種類に合致するグループを選択する。グループテーブルはあらかじめサーバ70のグループデータ73に登録しておく。ユーザグループIDの検索は、上記選択されたグループに対応するユーザグループIDテーブルを参照してユーザIDに合致するユーザグループIDを選択する。グループテーブル構造例を下記表5に、ユーザグループIDテーブル例を下記表6に示す。
Figure 0007052382000005
Figure 0007052382000006
次に、AR技術を用いた画像形成システムにおいて、印刷した原稿を、スマート端末30の画面を通して見た時に表示される情報を特定の権限者にのみ表示可能とすることでセキュリティ性を向上させることに加え、スマート端末40の指紋認証を加えることで本人を特定し、セキュリティ性を向上させる例について説明する。
図24は、実施の形態に係るサーバ70のモード処理を示すフローチャートである。図24において、ステップS1001において、サーバ70側で、指紋認証モード、非指紋認証モード、自動指紋認証モードの何れかのモードを設定する。
ステップS1002の指紋認証モードが設定されると、まず、ステップS1005においてユーザIDに指紋認証情報が付与されているかを判断する。ここで指紋認証情報が有ると判断した場合、ステップS1006でユーザ本人と確定し、ユーザID権限に応じたAR情報を応答する。一方、ステップS1005においてユーザIDに指紋認証情報が無いと判断した場合、ステップS1007で本人が確定できないため、セキュリティレベルのもっとも低いAR情報を応答する。
ステップS1003の非指紋認証モードが設定されると、ステップS1008においてユーザ本人であると確定し、ユーザID権限に応じたAR情報を応答する。
ステップS1004の自動指紋認証モードが設定されると、さらに、ステップS1009でサーバ70に保存される表7に示す指紋認証要否情報テーブルから、ユーザID毎の指紋認証要否を判断する。ステップS1009において指紋認証要否情報が「要」である場合、ステップS1005に移行してユーザ本人を確定し、ユーザID権限に応じたAR情報を応答する。一方、ステップS1009において指紋認証要否情報が「否」である場合、ステップS1008に移行してユーザ本人であると確定し、ユーザID権限に応じたAR情報を応答する。
Figure 0007052382000007
サーバ70側では、指紋認証する・しない・自動の3モードを設定することができる。上記設定されたモード毎の処理後、応答するセキュリティ情報は、前述した図20に記載の方法で管理する。
このように、スマート端末40側では、これまでのユーザIDに指紋認証情報を付与する。スマート端末40側の指紋認証は、ログイン時に認証したもの、またはサーバ70へ問い合わせ前に認証画面を表示して認証したもののいずれかを利用する。ユーザIDへの指紋認証有無付与条件は、以下の通りである。
指紋認証あり:ユーザID+指紋認証情報
指紋認証なし:ユーザIDのみ
サーバ70側から指紋認証情報無しの判断によるセキュリティレベルのもっとも低いAR情報が応答された場合は、指紋認証を促す画面を、例えば、図25に示す指紋認証を促す旨をスマート端末40の表示部46に表示する。図25では、指紋認証を促す画面800であり、メッセージの確認後に「OK」ボタン820を押下し、キャンセル時には「キャンセル」ボタン810を押下する。
<実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様の情報処理システム1は、印刷後の画像の表示条件を示すARマーカ200(マーカ画像)が付与された印刷データを作成するホストPC10と、印刷データを記録媒体に印刷する画像形成装置20と、撮像部50と指紋認証情報を含むユーザ認証情報を入力する入力部(操作部44、指紋認証部49)とを有するスマート端末40と、記録媒体に印刷された印刷画像をスマート端末40で撮影したときに、ARマーカ200(マーカ画像)に紐付けられた表示条件とスマート端末40のユーザ認証情報とに基づき表示権限を決定し、この決定にしたがってスマート端末40が有する表示部46に表示する画像を変更するサーバ30と、を備えることを特徴とする。
第1態様により、ユーザの指紋認証を含む認証情報で本人確認を行った上で、ユーザの権限に合わせた重畳データを撮影中の記録媒体上に重ねて表示することができ、よりセキュリティ性を向上させることができる。
<第2態様>
本態様の情報処理システム1は、印刷後の画像の表示条件を示すARマーカ200(マーカ画像)が付与された印刷データを作成するホストPC10と、印刷データを記録媒体に印刷する画像形成装置20と、撮像部50と指紋認証情報を含むユーザ認証情報を入力する入力部(操作部44、指紋認証部49)とを有するスマート端末40と、第1のサーバ(サーバ30)と、第2のサーバ(サーバ70)と、を備え、第1のサーバ(サーバ30)は、スマート端末40からユーザグループ認証情報を受信し、第2のサーバ(サーバ70)は、第1のサーバ(サーバ30)から送られるスマート端末40からのユーザグループ認証情報からスマート端末40のユーザグループを認証し、第1のサーバ(サーバ30)は、記録媒体に印刷された印刷画像をスマート端末40で撮影したときに、ARマーカ200(マーカ画像)に紐付けられた表示条件とスマート端末40のユーザグループ認証情報とに基づき表示権限を決定し、この決定にしたがってスマート端末40が有する表示部46に表示する画像を変更することを特徴とする。
第2態様により、ユーザの指紋認証を含む認証情報で本人確認を行った上で、ユーザの権限に合わせた重畳データを撮影中の記録媒体上に重ねて表示することができ、よりセキュリティ性を向上させることができる。
<第3態様>
本態様の情報処理システム1は、ARマーカ200(マーカ画像)が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200が付与された原画像が既に利用されている場合は、作成者にARマーカ200の再入力を促すメッセージを表示するAR情報作成部14をホストPC10に備えたことを特徴とする。
本第3態様によれば、ホストPC10に備えたAR情報作成部14が、ARマーカ200が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200が付与された原画像が既に利用されている場合は、作成者にARマーカ200の再入力を促すメッセージを表示する。これにより、ARマーカ200の再入力を促すメッセージが表示されるので、当該メッセージを目視確認した作成者はARマーカ200の再入力が必要なことに気付くことができる。
<第4態様>
本態様の情報処理システム1は、ARマーカ200(マーカ画像)が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200が既に利用されている場合は、作成者にARマーカ200の再入力を促すメッセージを表示するAR情報作成部14をホストPC10に備えたことを特徴とする。
本第4態様によれば、ホストPC10に備えたAR情報作成部14が、ARマーカ200が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200が既に利用されている場合は、作成者にマーカ画像の再入力を促すメッセージを表示する。これにより、ARマーカ200の再入力を促すメッセージが表示されるので、当該メッセージを目視確認した作成者はARマーカ200の再入力が必要なことに気付くことができる。
<第5態様>
本態様の情報処理システム1は、ARマーカ200(マーカ画像)が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200、及びARマーカ200の一覧を更新可能にするAR情報作成部14をホストPC10に備えたことを特徴とする。
本第5態様によれば、ホストPC10に備えたAR情報作成部14が、ARマーカ200が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200、及びARマーカ200の一覧を更新可能にする。これにより、ARマーカ200、及びARマーカ200の一覧を更新可能にすることで、ARマーカ200、及びARマーカ200の一覧を最新のものとして利用することができる。
<第6態様>
本態様の情報処理システム1は、ARマーカ200(マーカ画像)が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200が既に利用されている場合は、既に利用されているARマーカ200に今回利用するARマーカ200を上書きするAR情報作成部14をホストPC10に備えたことを特徴とする。
本第6態様によれば、ホストPC10に備えたAR情報作成部14が、ARマーカ200が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200が既に利用されている場合は、既に利用されているARマーカ200に今回利用するARマーカ200を上書きする。これにより、既に利用されているARマーカ200に今回利用するARマーカ200を上書きするので、最新のARマーカ200を利用することができる。
<第7態様>
本態様の情報処理システム1は、ARマーカ200(マーカ画像)が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200を付与すべき原画像上の配置位置に原画像の一部が占有している場合は、作成者にARマーカ200の再配置を促すメッセージを表示するAR情報作成部14をホストPC10に備えたことを特徴とする。
本第7態様によれば、ホストPC10に備えたAR情報作成部14が、ARマーカ200が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200を付与すべき原画像上の配置位置に原画像の一部が占有している場合は、作成者にARマーカ200の再配置を促すメッセージを表示する。これにより、ARマーカ200の再配置を促すメッセージが表示されるので、当該メッセージを目視確認した作成者は、ARマーカ200を付与すべき原画像上の配置位置を変更すべきことに気付くことができる。
<第8態様>
本態様の情報処理システム1は、ARマーカ200(マーカ画像)が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200を付与すべき原画像上の配置位置に原画像の一部が占有している場合は、原画像の空き領域を検索して、空き領域にARマーカ200を配置するAR情報作成部14をホストPC10に備えたことを特徴とする。
本第8態様によれば、ホストPC10に備えたAR情報作成部14が、ARマーカ200が付与された原画像を作成する際に、ARマーカ200を付与すべき原画像上の配置位置に原画像の一部が占有している場合は、原画像の空き領域を検索して、空き領域にARマーカ200を配置する。これにより、ARマーカ200を付与すべき原画像上の配置位置に原画像の一部が占有している場合でも、検索された原画像の空き領域にARマーカ200を配置することができる。
<第9態様>
本態様の情報処理システム1は、サーバ30からAR情報(重畳データ)を取得できない場合に、エラーメッセージを表示する表示部46をスマート端末40に備えたことを特徴とする。
本第9態様によれば、スマート端末40に備えた表示部46が、サーバ30からAR情報を取得できない場合に、エラーメッセージを表示する。これにより、サーバ30からAR情報を取得できない場合に、エラーメッセージが表示されるので、サーバ30からAR情報を取得できなかったことをユーザが気付くことができる。
<第10態様>
本態様の情報処理システム1は、サーバ30からAR情報(重畳データ)を取得する場合に、ユーザIDを指定する操作部44をスマート端末40に備えたことを特徴とする。
本第10態様によれば、スマート端末40に備えた操作部44が、サーバ30からAR情報を取得する場合に、ユーザIDを指定することで、指定されたユーザIDに対応するAR情報を取得することができる。これにより、指定されたユーザIDに対応するAR情報を取得することができる。
<第11態様>
本態様の情報処理システム1は、重畳データを要求された場合に、ユーザIDが未登録であるときには、エラーメッセージを応答する表示データ作成部32をサーバ30に備えたことを特徴とする。
本第11態様によれば、サーバ30に備えた表示データ作成部32が、重畳データを要求された場合に、ユーザIDが未登録であるときには、エラーメッセージを応答する。これにより、エラーメッセージを確認したユーザはユーザIDが未登録であることに気付くことができる。
<第12態様>
本態様の情報処理システム1は、重畳データを要求された場合に、ユーザIDに対応するセキュリティテーブルを変更可能にする表示データ作成部32をサーバ30に備えたことを特徴とする。
本第12態様によれば、サーバ30に備えた表示データ作成部32が、重畳データを要求された場合に、ユーザIDに対応するセキュリティテーブルを変更可能にする。これにより、セキュリティテーブル上のユーザIDを変更することができる。
<第13態様>
本態様の情報処理システム1は、AR情報(重畳データ)を変更可能にする表示データ作成部32をサーバ30に備えたことを特徴とする。
本第13態様によれば、サーバ30に備えた表示データ作成部32が、AR情報を変更可能にする。これにより、AR情報を変更することができ、利便性を向上することができる。
<第14態様>
本態様の情報処理システム1は、識別子を抽出してから、AR情報(重畳データ)を表示するまでの処理に係る繰り返し回数を、処理を実行するCPUの性能に応じて切り替える制御部52をスマート端末40に備えたことを特徴とする。
本第14態様によれば、スマート端末40に備えた制御部52が、識別子を抽出してから、AR情報を表示するまでの処理に係る繰り返し回数を、処理を実行するCPUの性能に応じて切り替える。これにより、識別子を抽出してから、AR情報を表示するまでの処理に係る繰り返し回数を、CPUの性能に応じて切り替えることができる。
<第15態様>
本態様の情報処理システム1は、繰り返し回数をユーザの指定に応じて切り替える制御部52をスマート端末40に備えることを特徴とする。
本第15態様によれば、スマート端末40に備えた制御部52が、繰り返し回数をユーザの指定に応じて切り替える。これにより、ユーザが所望する繰り返し回数に切り替えることができる。
<第16態様>
本態様の情報処理システム1は、記録媒体を撮影する場合に、記録媒体に表示されたマーカ画像が所定の撮像範囲内にないときには、マーカ画像が所定の撮像範囲内に収まるように促すメッセージを表示する表示部46をスマート端末40に備えたことを特徴とする。
本第16態様によれば、スマート端末40に備えた表示部46が、記録媒体を撮影する場合に、記録媒体に表示されたマーカ画像が所定の撮像範囲内にないときには、マーカ画像が所定の撮像範囲内に収まるように促すメッセージを表示する。これにより、マーカ画像が所定の撮像範囲内に収まるように促すメッセージを目視確認したユーザは、マーカ画像を所定の撮像範囲内に収まるように画角を移動すべきことに気付くことができる。
<第17態様>
本態様の情報処理方法は、印刷後の画像の表示条件を示すARマーカ200(マーカ画像)が付与された印刷データをホストPC10で作成する工程と、印刷データを画像形成装置20で記録媒体に印刷する工程と、指紋認証情報を含むユーザ認証情報をスマート端末40で入力する工程と、記録媒体に印刷された印刷画像をスマート端末40で撮影したときに、ARマーカ200(マーカ画像)に紐付けられた表示条件とスマート端末40のユーザ認証情報とに基づきサーバ30により表示権限を決定し、この決定にしたがってスマート端末40が有する表示部46に表示する画像を変更する工程と、を含むことを特徴とする。
第17態様の作用、及び効果は第1態様と同様であるので、その説明を省略する。
<第18態様>
本態様のプログラムは、印刷後の画像の表示条件を示すARマーカ200(マーカ画像)が付与された印刷データをホストPC10で作成するステップと、印刷データを画像形成装置20で記録媒体に印刷するステップと、指紋認証情報を含むユーザ認証情報をスマート端末40で入力するステップと、記録媒体に印刷された印刷画像をスマート端末40で撮影したときに、ARマーカ200(マーカ画像)に紐付けられた表示条件とスマート端末40のユーザ認証情報とに基づきサーバ30により表示権限を決定し、この決定にしたがってスマート端末40が有する表示部46に表示する画像を変更するステップと、をコンピュータに実行させる。
本態様によれば、各ステップをプロセッサに実行させることができる。
本実施の形態の情報処理システム1で実行されるプログラムは、各モジュールが有するROM等に予め組み込まれて提供される。また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
さらに、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPUが上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上述してきた実施の形態は本発明を実現するための一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。また、これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 情報処理システム
10 ホストPC
20 画像形成装置
30,70 サーバ
40 スマート端末
12 印刷データ作成部
14 AR情報作成部
16 通信部
24 印刷データ出力部
32 表示データ作成部
36 オリジナル印刷データ記憶部
38 AR情報記憶部
44 操作部
46 表示部
48 記憶部
49 指紋認証部
50 撮像部
52 制御部
54 画像取得部
56 情報取得部
58 算出部
60 置換部
200 ARマーカ
201 外部領域
202 内部領域
特開2013-026922号公報

Claims (8)

  1. 印刷後の画像の表示条件を示すマーカ画像が付与された印刷データを作成する情報処理端末と、
    前記印刷データを記録媒体に印刷する画像形成装置と、
    撮像部と指紋認証情報を含むユーザ認証情報を入力する入力部とを有する携帯端末と、
    第1のサーバと、
    第2のサーバと、
    を備え、
    前記第1のサーバは、前記携帯端末から、当該携帯端末が属するユーザグループを示すユーザグループ認証情報を受信し、
    前記第2のサーバは、前記第1のサーバから送られる前記携帯端末からの前記ユーザグループ認証情報から前記携帯端末の前記ユーザグループを認証し、
    前記第1のサーバは、前記記録媒体に印刷された印刷画像を前記携帯端末で撮影したときに、前記マーカ画像に紐付けられた表示条件と前記携帯端末の前記ユーザグループ認証情報とに基づき表示権限を決定し、この決定にしたがって前記携帯端末が有する表示部に表示する画像を変更し、
    前記第2のサーバは、指紋認証モード、非指紋認証モード、自動指紋認証モードのいずれかのモードを設定し、
    前記非指紋認証モードの場合は、前記指紋認証情報を含まない前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、
    前記指紋認証モードの場合は、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されているか否かを判断し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されている場合、前記指紋認証情報を含む前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されていない場合、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベルが最も低い情報に変更し、
    前記自動指紋認証モードの場合は、前記第2のサーバの指紋認証要否情報に基づき前記ユーザ認証情報に紐付く認証要否を判断し、認証否の場合は、前記指紋認証情報を含まない前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、認証要の場合は、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されているか否かを判断し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されている場合、前記指紋認証情報を含む前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されていない場合、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベルが最も低い情報に変更することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第2のサーバには、予め前記マーカ画像と前記ユーザグループとを対応させたグループテーブルが登録されていることを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2のサーバは、複数のユーザグループについて認証許可を行うことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  4. 前記第2のサーバは、前記携帯端末から前記ユーザグループ認証情報が取得できない場合、前記第1のサーバにエラー発生を送信し、前記第1のサーバは、前記携帯端末のエラーメッセージを表示させることを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1のサーバは、前記ユーザグループ認証情報に指紋認証情報が無い場合は、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベル最も低い情報に変更することを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  6. 前記第1のサーバは、前記ユーザグループ認証情報に指紋認証情報が無い場合は、前記携帯端末側で指紋認証することを促す表示を行うことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  7. 印刷後の画像の表示条件を示すマーカ画像が付与された印刷データを情報処理端末で作成する工程と、
    前記印刷データを画像形成装置で記録媒体に印刷する工程と、
    指紋認証情報を含むユーザ認証情報を携帯端末で入力する工程と、
    第1のサーバが、前記携帯端末から、当該携帯端末が属するユーザグループを示すユーザグループ認証情報を受信する工程と、
    第2のサーバが、前記携帯端末からの前記ユーザグループ認証情報から前記携帯端末の前記ユーザグループを認証する工程と、
    前記第1のサーバが、前記記録媒体に印刷された印刷画像を前記携帯端末で撮影したときに、前記マーカ画像に紐付けられた表示条件と前記携帯端末の前記ユーザグループ認証情報とに基づき表示権限を決定し、この決定にしたがって前記携帯端末が有する表示部に表示する画像を変更する工程と、
    前記第2のサーバが、指紋認証モード、非指紋認証モード、自動指紋認証モードのいずれかのモードを設定する工程と、
    前記第2のサーバが、前記非指紋認証モードの場合は、前記指紋認証情報を含まない前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更する工程と、
    前記第2のサーバが、前記指紋認証モードの場合は、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されているか否かを判断し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されている場合、前記指紋認証情報を含む前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されていない場合、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベルが最も低い情報に変更する工程と、
    前記第2のサーバが、前記自動指紋認証モードの場合は、前記第2のサーバの指紋認証要否情報に基づき前記ユーザ認証情報に紐付く認証要否を判断し、認証否の場合は、前記指紋認証情報を含まない前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、認証要の場合は、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されているか否かを判断し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されている場合、前記指紋認証情報を含む前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されていない場合、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベルが最も低い情報に変更する工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  8. 印刷後の画像の表示条件を示すマーカ画像が付与された印刷データを情報処理端末で作成するステップと、
    前記印刷データを画像形成装置で記録媒体に印刷するステップと、
    指紋認証情報を含むユーザ認証情報を携帯端末で入力するステップと、
    第1のサーバが、前記携帯端末から、当該携帯端末が属するユーザグループを示すユーザグループ認証情報を受信するステップと、
    第2のサーバが、前記携帯端末からの前記ユーザグループ認証情報から前記携帯端末の前記ユーザグループを認証するステップと、
    前記第1のサーバが、前記記録媒体に印刷された印刷画像を前記携帯端末で撮影したときに、前記マーカ画像に紐付けられた表示条件と前記携帯端末の前記ユーザグループ認証情報とに基づき表示権限を決定し、この決定にしたがって前記携帯端末が有する表示部に表示する画像を変更するステップと、
    前記第2のサーバが、指紋認証モード、非指紋認証モード、自動指紋認証モードのいずれかのモードを設定するステップと、
    前記第2のサーバが、前記非指紋認証モードの場合は、前記指紋認証情報を含まない前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更するステップと、
    前記第2のサーバが、前記指紋認証モードの場合は、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されているか否かを判断し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されている場合、前記指紋認証情報を含む前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されていない場合、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベルが最も低い情報に変更するステップと、
    前記第2のサーバが、前記自動指紋認証モードの場合は、前記第2のサーバの指紋認証要否情報に基づき前記ユーザ認証情報に紐付く認証要否を判断し、認証否の場合は、前記指紋認証情報を含まない前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、認証要の場合は、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されているか否かを判断し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されている場合、前記指紋認証情報を含む前記ユーザ認証情報に基づき、前記携帯端末に表示するデータを変更し、前記ユーザ認証情報に前記指紋認証情報が付与されていない場合、前記携帯端末に表示するデータをセキュリティレベルが最も低い情報に変更するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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