JP7050480B2 - 光モジュールの製造方法及び光モジュール製造装置 - Google Patents
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Description
互いに波長の異なるレーザ光を出射することが可能な第1レーザ装置~第nレーザ装置(n:2以上の整数)と、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置から出射したレーザ光をそれぞれ平行化するための第1コリメータ~第nコリメータと、
前記第1コリメータ~第nコリメータで平行化された前記レーザ光を合波して波長多重レーザ光を得る合波器と、
前記波長多重レーザ光を集光して光ファイバへ入射する結合レンズと、
前記光ファイバを保持するレセプタクルと、
前記レセプタクルを保持するレセプタクルホルダと、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置、前記第1コリメータ~第nコリメータ、及び前記合波器を支持する筐体を備えた光モジュールの製造方法であって、
前記レーザの光軸方向をZ方向、前記光軸方向に対して垂直な面に平行で且つ前記第1レーザ装置~前記第nレーザ装置の配列方向をX方向、前記X方向と前記Z方向に垂直な方向をY方向(鉛直方向)とすると、
(a) 第kレーザ装置(k:1~nの任意の自然数)からレーザ光を出射させた状態で
前記筐体を前記X方向及び前記Y方向に移動させて、前記光ファイバから出射するレーザ光の出力が最大となる前記筐体の座標(Xk0、Yk0)を取得するステップと、
(b) 前記筐体を前記座標(Xk0、Yk0)に移動し、前記第kレーザ装置からレーザ光を出射させた状態で前記レセプタクルを前記X方向、前記Y方向及び前記Z方向に移動させて、前記光ファイバから出射するレーザ光の出力が最大となる前記レセプタクルの座標(XkL、YkL、ZkL)及び該座標に前記レセプタクルが位置するとき前記光ファイバから出射するレーザ光の最大出力Pkを取得するステップと、
(c)前記ステップ(a)で取得した前記座標(X10、Y10)に前記筐体を位置させるとともに前記ステップ(b)で取得した前記座標(X1L、Y1L、Z1L)に前記レセプタクルを位置させた状態で、前記レセプタクルを前記光軸方向かつ前記結合レンズから遠ざける方向に所定量(ΔZ)移動させた位置(Z1L+ΔZ)で、前記レセプタクルを前記X方向と前記Y方向に光軸調整したときに前記光ファイバから出射する前記第1レーザ装置の前記レーザ光の出力が最大となる座標(X1L2、Y1L2)を取得するステップと、
(d)前記ステップ(a)で取得した前記筐体の座標(Xk0、Yk0)、前記ステップ(b)で取得した前記レセプタクルの座標(XkL、YkL、ZkL)、及び前記ステップ(c)で取得した座標座標(X1L2、Y1L2、Z1L+ΔZ)に基づいて、前記光ファイバに入射するレーザ光の光結合効率が高くなる前記筐体の座標(XP1、YP1)と前記レセプタクルの座標(XP2、YP2、ZP2)を算出してそれらの座標(XP1、YP1)、(XP2、YP2、ZP2)に前記筐体と前記レセプタクルをそれぞれ移動させるステップと、を含む。
互いに波長の異なるレーザ光を出射することが可能な第1レーザ装置~第nレーザ装置(n:2以上の整数)と、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置から出射したレーザ光をそれぞれ平行化するための第1コリメータ~第nコリメータと、
前記第1コリメータ~第nコリメータで平行化された前記レーザ光を合波して波長多重レーザ光を得る合波器と、
前記波長多重レーザ光を集光して光ファイバへ入射する結合レンズと、
前記光ファイバを保持するレセプタクルと、
前記レセプタクルを保持するレセプタクルホルダと、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置、前記第1コリメータ~第nコリメータ、及び前記合波器を支持する筐体と、
前記レーザの光軸方向をZ方向、前記光軸方向に対して垂直な面に平行で且つ前記第1レーザ装置~前記第nレーザ装置の配列方向をX方向、前記X方向と前記Z方向に垂直な方向をY方向(鉛直方向)としたとき、前記筐体を前記X方向、Y方向、Z方向、及び前記X方向、Y方向、Z方向にそれぞれ伸びるX軸、Y軸、Z軸を中心としてその周囲に伸びるθX方向、θY方向、θZ方向に移動する筐体調整機構と、
前記結合レンズを前記X方向、Y方向、Z方向に移動するレンズ調整機構と、
前記レセプタクルを前記X方向、Y方向、Z方向に移動するレセプタクル調整機構と、
前記筐体調整機構、前記レンズ調整機構、及び前記レセプタクル調整機構を制御するコントローラと、
前記光ファイバから出射するレーザ光の出力を測定する光出力測定装置と、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置に電力を供給する給電装置を備えており、
前記コントローラは、
(a) 第kレーザ装置(k:1~nの任意の自然数)からレーザ光を出射させた状態で
前記筐体を前記X方向及び前記Y方向に移動させて、前記光ファイバから出射するレーザ光の出力が最大となる前記筐体の座標(Xk0、Yk0)を取得する動作と、
(b) 前記筐体を前記座標(Xk0、Yk0)に移動し、前記第kレーザ装置からレーザ光を出射させた状態で前記レセプタクルを前記X方向、前記Y方向及び前記Z方向に移動させて、前記光ファイバから出射するレーザ光の出力が最大となる前記レセプタクルの座標(XkL、YkL、ZkL)及び該座標に前記レセプタクルが位置するとき前記光ファイバから出射するレーザ光の最大出力Pkを取得する動作と、
(c)前記動作(a)で取得した前記座標(X10、Y10)に前記筐体を位置させるとともに前記ステップ(b)で取得した前記座標(X1L、Y1L、Z1L)に前記レセプタクルを位置させた状態で、前記レセプタクルを前記光軸方向かつ前記結合レンズから遠ざける方向に所定量(ΔZ)移動させた位置(Z1L+ΔZ)で、前記レセプタクルを前記X方向と前記Y方向に光軸調整したときに前記光ファイバから出射する前記第1レーザ装置の前記レーザ光の出力が最大となる座標(X1L2、Y1L2)を取得する動作と、
(d)前記動作(a)で取得した前記筐体の座標(Xk0、Yk0)、前記動作(b)で取得した前記レセプタクルの座標(XkL、YkL、ZkL)、及び前記動作(c)で取得した座標座標(X1L2、Y1L2、Z1L+ΔZ)に基づいて、前記光ファイバに入射するレーザ光の光結合効率が高くなる前記筐体の座標(XP1、YP1)と前記レセプタクルの座標(XP2、YP2、ZP2)を算出してそれらの座標(XP1、YP1)、(XP2、YP2、ZP2)に前記筐体と前記レセプタクルをそれぞれ移動させる動作と、を行うように構成されている。
[1.光モジュール10]
図1は、後に説明する光モジュールの製造装置及び製造方法に従って製造される光モジュールの一つの形態を示す平面図である。光モジュール10は、複数のレーザ装置11、複数のコリメータ12、及び1つの合波器13を有する。レーザ装置11,コリメータ12,及び合波器13は、これらを実装するためのベースとして機能する、例えば箱形筐体14の内面(底面)に固定されている。筐体14には開口部141が設けられている。筐体14は、開口部141の外側に、レーザ装置11からのレーザ光を光ファイバ19に入射(結合)するための結合レンズ15を備えている。結合レンズ15の近傍(結合レンズ15が筐体14に接する側とは反対側)には、レセプタクルホルダ16と、光ファイバ19を搭載したレセプタクル17が設けられている。好ましくは、筐体14は、筐体内部の空間を封止するカバー18を備えている。また、筐体14の外側には、複数のレーザ装置11のそれぞれに独立して電力を供給するための電極142が設けられている。
(i)レーザ装置11aから出射されてコリメータ12aで平行光とされたレーザ光は、バンドパスフィルタ132aを透過した第1の波長成分(1293.5nm~1297.5nm)だけがフィルタブロック131の内部に入り、その後、フィルタブロック131の第2の面を透過して結合レンズ15に向かって進み、
(ii)レーザ装置11bから出射されてコリメータ12bで平行光とされたレーザ光は、バンドパスフィルタ132bを透過した第2の波長成分(1298.0nm~1302.0nm)だけがフィルタブロック131の内部に入り、その後、ミラー133とバンドパスフィルタ132aで順次反射し、第1の波長成分を含むレーザ光と同軸上又はほぼ同軸上に整列し、フィルタブロック131の第2の面を透過して結合レンズ15に向かって進み、
(iii)レーザ装置11cから出射されてコリメータ12cで平行光とされたレーザ光は、バンドパスフィルタ132cを透過した第3の波長成分(1302.5nm~1306.5nm)だけがフィルタブロック131の内部に入り、その後、ミラー133、バンドパスフィルタ132b、第2のミラー133、及びバンドパスフィルタ132aで順次反射し、第1及び第2の波長成分を含むレーザ光と同軸上又はほぼ同軸上に整列し、フィルタブロック131の第2の面を透過して結合レンズ15に向かって進み、
(iv)レーザ装置11dから出射されてコリメータ12dで平行光とされたレーザ光は、第4の波長成分(中心波長1309.0nm)だけがフィルタブロック131の内部に入り、その後、ミラー133、バンドパスフィルタ132c、第2のミラー133、バンドパスフィルタ132b、第2のミラー133、及びバンドパスフィルタ132aで順次反射し、第1~第3の波長成分を含むレーザ光(波長多重レーザ光)と同軸上又はほぼ同軸上に整列し、フィルタブロック131の第2の面を透過して結合レンズ15に向かって進むように、配置されて構成されている。
以上の構成からなる光モジュール10の動作を説明する。まず、レーザ装置11a、11b、11c、11dから出射したレーザ光100a、100b、100c、100dは、コリメータ12a、12b、12c、12dによりそれぞれ平行化された後、合波器13に入射する。このとき、レーザ装置11a、11b、11cから出射したレーザ光100a、100b、100cはそれぞれバンドパスフィルタ132a、132b、132cを透過してフィルタブロック131に入射する。レーザ装置11dから出射したレーザ光100dは直接フィルタブロック131に入射する。
図4、図5は、実施形態1に係る光モジュール製造装置20の概略を示すブロック図、模式図を示す。製造装置20は、筐体調整機構21、給電装置22、光出力測定装置23、レンズ調整機構24、ホルダ調整機構25、レセプタクル調整機構26、溶接用レーザヘッド調整機構28、およびコントローラ27を備えている。
図6は、実施形態1に係る光モジュール製造装置20を使って光モジュール10を製造する方法を示すフローチャートである。図示するとおり、この製造方法はステップ301~305を含む。これらのステップ301~305は、光モジュール10の製造装置20に設けたコントローラ27で実行することが可能である。以下、ステップ301~305で行われる処理を順に説明する。
図8は、ステップ302の光軸調整プロセスを示すフローチャートで、この光軸調整プロセスではステップ311~319が順次実行される。
ステップ313とステップ314の処理を繰り返し、光出力の関係がPm>Pm+1となるまで光軸調整を行い、光出力Pm-1、Pm、Pm+1とそれらに対応するZ座標値Z1m-1、Z1m、Z1m+1から得られる近似曲線より、光出力が最大となるZ座標Z1Lを算出する。ここで、mは2以上の整数である。Pm-1、Pm、Pm+1は(m-1)回目、m回目、(m+1)回目の光出力測定値、Z1m-1、Z1m、Z1m+1は(m-1)回目、m回目、(m+1)回目の測定で得られた、光出力が最大となるレセプタクル17のZ座標である。
レセプタクル17を結合レンズ15に近づける方向(Z-方向)に、所定だけ移動させた後、ステップ313およびステップ314の処理を繰り返し、光出力の関係がPm>Pm+1となるまで光軸調整を行い、光出力Pm-1、Pm、Pm+1とそれらに対応するZ座標値Z1m-1、Z1m、Z1m+1から得られる近似曲線より、光出力が最大となるZ座標Z1Lを算出する。ここで、mは3以上の整数である。ただしステップ314の処理において、レセプタクル17は結合レンズ15に近づける方向(Z-方向)にのみ移動し、その他の処理はステップ314と同じである。
公知の光学結合効率の関係式では、すべてのレーザ装置から出射されるレーザ光がガウシアンビームであり、結合レンズ15およびコリメータ12のビームウェストをそれぞれω1、ω2とした場合、光学結合効率ηは、以下の式(1)~(3)で表すことができる。
(XnL、YnL、ZnL)及び(XnL2、YnL2、ZnL+ΔZ)から計算される。
図9は、実施形態2に係る光モジュール10の製造装置220の概略を示すブロック図である。光モジュール製造装置220は、給電装置22、光出力測定装置23、分波器30の構成を除いて製造装置20の構成と同一であり、同一又は類似する構成には製造装置20で用いた符号と同じ符号を付して説明を省略する。
Claims (5)
- 互いに波長の異なるレーザ光を出射することが可能な第1レーザ装置~第nレーザ装置(n:2以上の整数)と、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置から出射したレーザ光をそれぞれ平行化するための第1コリメータ~第nコリメータと、
前記第1コリメータ~第nコリメータで平行化された前記レーザ光を合波して波長多重レーザ光を得る合波器と、
前記波長多重レーザ光を集光して光ファイバへ入射する結合レンズと、
前記光ファイバを保持するレセプタクルと、
前記レセプタクルを保持するレセプタクルホルダと、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置、前記第1コリメータ~第nコリメータ、及び前記合波器を支持する筐体を備えた光モジュールの製造方法であって、
前記レーザの光軸方向をZ方向、前記光軸方向に対して垂直な面に平行で且つ前記第1レーザ装置~前記第nレーザ装置の配列方向をX方向、前記X方向と前記Z方向に垂直な方向をY方向(鉛直方向)とすると、
(a) 第kレーザ装置(k:1~nの任意の自然数)からレーザ光を出射させた状態で前記結合レンズの位置を基準にして前記筐体を前記X方向及び前記Y方向に移動させて、前記光ファイバから出射するレーザ光の出力が最大となる前記筐体の座標(Xk0、Yk0)を取得し、
前記筐体を前記座標(Xk0、Yk0)に移動し、前記第kレーザ装置からレーザ光を出射させた状態で前記結合レンズの位置を基準にして前記レセプタクルを前記X方向、前記Y方向及び前記Z方向に移動させて、前記光ファイバから出射するレーザ光の出力が最大となる前記レセプタクルの座標(XkL、YkL、ZkL)及び該座標に前記レセプタクルが位置するとき前記光ファイバから出射するレーザ光の最大出力Pkを取得するステップをkが1からnまで行い、前記第1レーザ装置から前記第nレーザ装置の最大光出力P1~Pnと、それらの最大光出力に対応する前記レセプタクルの座標(X1L、Y1L、Z1L)~(XnL、YnL、ZnL)及び前記筐体の座標(X10、Y10)~(Xn0、Yn0)と、を取得するステップと、
(c)前記ステップ(a)で取得した前記座標(X10、Y10)に前記筐体を位置させるとともに前記ステップ(a)で取得した前記座標(X1L、Y1L、Z1L)に前記レセプタクルを位置させた状態で、前記結合レンズの位置を基準にして前記レセプタクルを前記光軸方向かつ前記結合レンズから遠ざける方向に所定量(ΔZ)移動させた位置(Z1L+ΔZ)で、前記レセプタクルを前記X方向と前記Y方向に光軸調整したときに前記光ファイバから出射する前記第1レーザ装置の前記レーザ光の出力が最大となる座標(X1L2、Y1L2)を取得するステップと、
(d)ステップ(a)で取得した前記第1レーザ装置から前記第nレーザ装置の前記最大光出力P1~Pnと、それらの前記最大光出力に対応する前記レセプタクルの座標(X1L、Y1L、Z1L)~(XnL、YnL、ZnL)及び前記筐体の座標(X10、Y10)~(Xn0、Yn0)と、前記ステップ(c)で取得した座標座標(X1L2、Y1L2、Z1L+ΔZ)に基づいて、前記光ファイバに入射するレーザ光の光結合効率が高くなる前記筐体の座標(XP1、YP1)と前記レセプタクルの座標(XP2、YP2、ZP2)を算出してそれらの座標(XP1、YP1)、(XP2、YP2、ZP2)に前記筐体と前記レセプタクルをそれぞれ前記結合レンズの位置を基準にして移動させるステップと、を含み、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置から出射したレーザ光は、ガウシアンビームであり、
前記光結合効率をηとしたとき、下記式
- 前記第1レーザ装置~第nレーザ装置はそれぞれ、
第1給電装置~第nの給電装置と、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置にそれぞれ対応する第1光出力測定装置~第n光出力測定装置と、
前記波長多重レーザ光を波長帯域ごとに分離する分波器を備えており、
前記分波器で分離された第1レーザ光~第nレーザ光が対応する前記第1光出力測定装置~第n光出力測定装置に入射されてその出力が測定されるように構成されている、請求項1に記載の光モジュール製造方法。 - 互いに波長の異なるレーザ光を出射することが可能な第1レーザ装置~第nレーザ装置(n:2以上の整数)と、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置から出射したレーザ光をそれぞれ平行化するための第1コリメータ~第nコリメータと、
前記第1コリメータ~第nコリメータで平行化された前記レーザ光を合波して波長多重レーザ光を得る合波器と、
前記波長多重レーザ光を集光して光ファイバへ入射する結合レンズと、
前記光ファイバを保持するレセプタクルと、
前記レセプタクルを保持するレセプタクルホルダと、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置、前記第1コリメータ~第nコリメータ、及び前記合波器を支持する筐体と、
前記レーザの光軸方向をZ方向、前記光軸方向に対して垂直な面に平行で且つ前記第1レーザ装置~前記第nレーザ装置の配列方向をX方向、前記X方向と前記Z方向に垂直な方向をY方向(鉛直方向)としたとき、前記筐体を前記X方向、Y方向、Z方向、及び前記X方向、Y方向、Z方向にそれぞれ伸びるX軸、Y軸、Z軸を中心としてその周囲に伸びるθX方向、θY方向、θZ方向に移動する筐体調整機構と、
前記結合レンズを前記X方向、Y方向、Z方向に移動するレンズ調整機構と、
前記レセプタクルを前記X方向、Y方向、Z方向に移動するレセプタクル調整機構と、
前記筐体調整機構、前記レンズ調整機構、及び前記レセプタクル調整機構を制御するコントローラと、
前記光ファイバから出射するレーザ光の出力を測定する光出力測定装置と、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置に電力を供給する給電装置を備えており、
前記コントローラは、
(a) 第kレーザ装置(k:1~nの任意の自然数)からレーザ光を出射させた状態で前記結合レンズの位置を基準にして前記筐体を前記X方向及び前記Y方向に移動させて、前記光ファイバから出射するレーザ光の出力が最大となる前記筐体の座標(Xk0、Yk0)を取得し、
前記筐体を前記座標(Xk0、Yk0)に移動し、前記第kレーザ装置からレーザ光を出射させた状態で前記結合レンズの位置を基準にして前記レセプタクルを前記X方向、前記Y方向及び前記Z方向に移動させて、前記光ファイバから出射するレーザ光の出力が最大となる前記レセプタクルの座標(XkL、YkL、ZkL)及び該座標に前記レセプタクルが位置するとき前記光ファイバから出射するレーザ光の最大出力Pkを取得する動作をkが1からnまで行い、前記第1レーザ装置から前記第nレーザ装置の最大光出力P1~Pnと、それらの最大光出力に対応する前記レセプタクルの座標(X1L、Y1L、Z1L)~(XnL、YnL、ZnL)及び前記筐体の座標(X10、Y10)~(Xn0、Yn0)と、を取得する動作と、
(c)前記動作(a)で取得した前記座標(X10、Y10)に前記筐体を位置させるとともに前記動作(a)で取得した前記座標(X1L、Y1L、Z1L)に前記レセプタクルを位置させた状態で、前記結合レンズの位置を基準にして前記レセプタクルを前記光軸方向かつ前記結合レンズから遠ざける方向に所定量(ΔZ)移動させた位置(Z1L+ΔZ)で、前記レセプタクルを前記X方向と前記Y方向に光軸調整したときに前記光ファイバから出射する前記第1レーザ装置の前記レーザ光の出力が最大となる座標(X1L2、Y1L2)を取得する動作と、
(d)動作(a)で取得した前記第1レーザ装置から前記第nレーザ装置の最大光出力P1~Pnと、それらの最大光出力に対応する前記レセプタクルの座標(X1L、Y1L、Z1L)~(XnL、YnL、ZnL)及び前記筐体の座標(X10、Y10)~(Xn0、Yn0)と、前記動作(c)で取得した座標座標(X1L2、Y1L2、Z1L+ΔZ)に基づいて、前記光ファイバに入射するレーザ光の光結合効率が高くなる前記筐体の座標(XP1、YP1)と前記レセプタクルの座標(XP2、YP2、ZP2)を算出してそれらの座標(XP1、YP1)、(XP2、YP2、ZP2)に前記筐体と前記レセプタクルを前記結合レンズの位置を基準にしてそれぞれ移動させる動作と、を行うように構成されており、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置から出射したレーザ光は、ガウシアンビームであり、
前記光結合効率をηとしたとき、下記式
- 前記筐体調整機構は筐体連結部を備えており、
前記筐体連結部に前記筐体が着脱自在に連結されるように構成されている、請求項3に記載の光モジュール製造装置。 - 前記第1レーザ装置~第nレーザ装置はそれぞれ、
第1給電装置~第nの給電装置と、
前記第1レーザ装置~第nレーザ装置にそれぞれ対応する第1光出力測定装置~第n光出力測定装置と、
前記波長多重レーザ光を波長帯域ごとに分離する分波器を備えており、
前記分波器で分離された第1レーザ光~第nレーザ光が対応する前記第1光出力測定装置~第n光出力測定装置に入射されてその出力が測定されるように構成されている、請求項3又は4に記載の光モジュール製造装置。
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