JP7050452B2 - 検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、対象物に作用する物理量の変化を可変キャパシタの容量変化としてとらえその容量変化を電圧変化に変換して出力する検出回路に関する。
対象物の変位、加速度、温度変化、対象物への近接、タッチの有無等を当該対象物に作用する物理量の変化として検出する検出回路では、キャパシタの容量変化を利用することができる。キャパシタの容量変化は、そのキャパシタの対向する2個の電極の一方を固定電極とし他方を可動電極として、その可動電極を対象物に作用する物理量の変化によって変位させることにより、あるいは2個の固定電極の間の誘電体を対象物に作用する物理量の変化によって移動させることにより、実現することができる。そして、そのキャパシタの容量変化を電圧変化に変換することによって、対象物に作用する物理量の変化に応じた電圧信号を取り出すことができる。
図9に第1従来例の検出回路を示す(特許文献1)。31は交流電圧Vacの電源端子32と接地との間に接続された容量ブリッジ回路であり、固定キャパシタC31,C32,C33と対象物に作用する物理量の変化によって容量が変化する可変キャパシタC3xとで構成され、ノードN31が差動増幅器33の非反転入力端子331に接続され、ノードN32が差動増幅器33の反転入力端子332に接続されている。
この検出回路では、ノードN32の電圧が固定キャパシタC32,C33によって分圧されるので固定電圧になるのに対して、ノードN31の電圧が固定キャパシタC31と可変キャパシタC3xによって分圧されるので、可変キャパシタC3xの容量変化に応じてノードN31の電圧が変化する。よって、差動増幅器33から可変キャパシタC3xの容量変化に応じた電圧変化を出力端子34に取り出すことができる。
図10に第2従来例の検出回路を示す(特許文献1)。M41はP型の接合型電界効果トランジスタであり、そのドレインは電圧が+Vの電源端子41に接続され、ゲートとソースの間には抵抗R41が接続され、ソースと接地との間には抵抗R42が接続され、ゲートと接地との間には可変キャパシタC4xが接続されている。つまり、トランジスタM41はソースホロワ型として構成されている。
この検出回路では、対象物に作用する物理量の変化によって可変キャパシタC4xの容量が変化し、その可変キャパシタC4xに加わる電圧変化がトランジスタM41によって増幅されて出力端子42に取り出される。
図11に第3従来例の検出回路を示す(特許文献1)。51は電圧が+Vの電源端子、52は差動増幅器、53は出力端子である。また、C51、C52は固定キャパシタ、C5xは可変キャパシタである。また、M51~M57はP型の接合型電界効果トランジスタ、φ51~φ57はそれらトランジスタM51~M57をON/OFF制御するクロック信号である。
この検出回路では、可変キャパシタC5xとトランジスタM51,M52からなるスイッチトキャパシタ回路の等価抵抗が対象物に作用する物理量の変化に応じて変化する可変抵抗となって、固定キャパシタC51とトランジスタM53,M54からなる別のスイッチトキャパシタ回路に並列接続されるので、差動増幅器52の出力端子53に、可変キャパシタC5xの容量変化に応じた電圧変化が取り出される。固定キャパシタC52とトランジスタM55,M56からなるスイッチトキャパシタ回路は差動増幅器52の等価帰還抵抗を構成する。
特開平10-096745号公報
ところが、図9の第1従来例では交流電圧Vacを供給する交流電源が特別に必要となる。また、図10の第2従来例ではトランジスタM41が線形領域で動作しないと出力端子42に得られる出力電圧VOUTが可変キャパシタC4xの容量変化に応じて変化しない問題がある。さらに、図11の第3従来例では、出力端子53に得られる電圧VOUTにトランジスタM51~57を駆動するクロック信号がノイズとして混入する。
本発明の目的は、交流電源が不要で、トランジスタに線形動作は不要で、クロック信号によるノイズも低減できるようにした検出回路を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明の検出回路は、第1直流電源端子と第1ノードの間に接続される第1抵抗、前記第1直流電源端子と第2ノードの間に接続される第2抵抗、前記第1ノードと第2直流電源端子の間に接続される第3抵抗、及び前記第2ノードと前記第2直流電源端子の間に接続される第4抵抗を有する抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路の前記第1ノードに反転入力端子が接続され前記第2ノードに非反転入力端子が接続される完全差動増幅器とを備え、前記第1乃至第4抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第1乃至第4スイッチトキャパシタ回路で個別に構成して、前記第1乃至第4スイッチトキャパシタ回路のうちの少なくとも1つのスイッチトキャパシタ回路のキャパシタを対象物に作用する物理量の変化により容量が変化する可変キャパシタとし、前記トランジスタを使用したスイッチをそれぞれPMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続した複数のスイッチで構成したことを特徴とする。
請求項2にかかる発明の検出回路は、第1直流電源端子と第1ノードの間に接続される第1抵抗、前記第1直流電源端子と第2ノードの間に接続される第2抵抗、前記第1ノードと第2直流電源端子の間に接続される第3抵抗、及び前記第2ノードと前記第2直流電源端子の間に接続される第4抵抗を有する抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路の前記第1ノードに反転入力端子が接続され前記第2ノードに非反転入力端子が接続される完全差動増幅器とを備え、前記第1乃至第4抵抗のうちの少なくとも前記第3抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第3スイッチトキャパシタ回路で構成するとともに前記第4抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第4スイッチトキャパシタ回路で構成して、前記第3及び第4スイッチトキャパシタ回路のうちの少なくとも1つのスイッチトキャパシタ回路のキャパシタを対象物に作用する物理量の変化により容量が変化する可変キャパシタとし、前記トランジスタを使用したスイッチをそれぞれPMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続した複数のスイッチで構成したことを特徴とする。
請求項3にかかる発明の検出回路は、第1直流電源端子と第1ノードの間に接続される第1抵抗、前記第1直流電源端子と第2ノードの間に接続される第2抵抗、前記第1ノードと第2直流電源端子の間に接続される第3抵抗、及び前記第2ノードと前記第2直流電源端子の間に接続される第4抵抗を有する抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路の前記第1ノードに反転入力端子が接続され前記第2ノードに非反転入力端子が接続される完全差動増幅器とを備え、前記第1乃至第4抵抗のうちの少なくとも前記第1抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第1スイッチトキャパシタ回路で構成するとともに前記第4抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第4スイッチトキャパシタ回路で構成して、前記第1及び第4スイッチトキャパシタ回路のうちの少なくとも1つのスイッチトキャパシタ回路のキャパシタを対象物に作用する物理量の変化により容量が変化する可変キャパシタとし、前記トランジスタを使用したスイッチをそれぞれPMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続した複数のスイッチで構成したことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の検出回路において、前記第1及び第2抵抗を同一電流の定電流源に置き換えたことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項3に記載の検出回路において、前記第2及び第3抵抗を同一電流の定電流源に置き換えたことを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の検出回路において、前記複数のスイッチを半導体集積回路に一体形成したことを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の検出回路において、前記反転入力端子と前記完全差動増幅器の非反転出力端子の間に第1帰還抵抗を接続し、前記非反転入力端子と前記完全差動増幅器の反転出力端子の間に第2帰還抵抗を接続したことを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、第1直流電源端子と第1ノードの間に接続される第1抵抗、前記第1直流電源端子と第2ノードの間に接続される第2抵抗、前記第1ノードと第2直流電源端子の間に接続される第3抵抗、及び前記第2ノードと前記第2直流電源端子の間に接続される第4抵抗を有する抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路の前記第1ノードに反転入力端子が接続され前記第2ノードに非反転入力端子が接続される完全差動増幅器とを備え、前記第1乃至第4抵抗、前記第1乃至第4抵抗のうちの少なくとも前記第3及び第4抵抗、又は前記第1乃至第4抵抗のうちの少なくとも前記第1及び第4抵抗を、スイッチにトランジスタを使用したスイッチトキャパシタ回路でそれぞれ構成し、少なくとも1つの前記スイッチトキャパシタ回路のキャパシタを対象物に作用する物理量の変化により容量が変化する可変キャパシタとし、前記反転入力端子と前記完全差動増幅器の非反転出力端子の間に第1帰還抵抗を接続し、前記非反転入力端子と前記完全差動増幅器の反転出力端子の間に第2帰還抵抗を接続したことを特徴とする。
本発明によれば、交流電源が不要である。またスイッチトキャパシタ回路のスイッチとして使用するトランジスタはON/OFF動作となるので特別に線形領域で動作させる必要はない。さらに、スイッチトキャパシタ回路を駆動するクロック信号によるノイズを低減させて検出感度を向上させることができる。
本発明の第1実施例の検出回路の回路図である。 (a),(b)は図1の検出回路のスイッチトキャパシタ回路の回路図、(c)はクロック信号の波形図である。 本発明の第2実施例の検出回路の回路図である。 本発明の第3実施例の検出回路の回路図である。 本発明の第4実施例の検出回路の回路図である。 本発明の第5実施例の検出回路の回路図である。 (a),(b)はスイッチトキャパシタ回路の別例1の回路図である。 (a),(b)はスイッチトキャパシタ回路の別例2の回路図である。 第1従来例の検出回路の回路図である。 第2従来例の検出回路の回路図である。 第3従来例の検出回路の回路図である。
<第1の実施例>
図1に本発明の第1実施例の検出回路を示す。1は直流電圧VDDが印加するの高電位電源端子、2は直流電圧VSSが印加する低電位電源端子、3は非反転出力端子、4は反転出力端子である。10は4つの抵抗で構成される抵抗ブリッジ回路であり、高電位電源端子1とノードN1の間にスイッチトキャパシタ回路SC1が接続され、高電位電源端子1とノードN2の間にスイッチトキャパシタ回路SC2が接続され、ノードN1と低電位電源端子2の間にスイッチトキャパシタ回路SC3が接続され、ノードN2と低電位電源端子2の間にスイッチトキャパシタ回路SCxが接続されている。そして、ノードN1は完全差動増幅器20の非反転入力端子21に接続され、ノードN2は完全差動増幅回路20の反転入力端子22に接続されている。また、完全差動増幅器20の反転入力端子21と非反転出力端子3の間には帰還抵抗R11と帰還キャパシタC11が接続され、非反転入力端子22と反転出力端子4の間には帰還抵抗R12と帰還キャパシタC12が接続されている。
図2の(a)にスイッチトキャパシタ回路SC1~SC3として使用されるスイッチトキャパシタ回路11を示す。このスイッチトキャパシタ回路11は、スイッチトキャパシタ回路SC1として使用されるときは、端子11aが高電位電源端子1に接続され、端子11bがノードN1に接続される。また、スイッチトキャパシタ回路SC2として使用されるときは、端子11aが高電位電源端子1に接続され、端子11bがノードN2に接続される。スイッチトキャパシタ回路SC3として使用されるときは、端子11bがノードN1に接続され、端子11aが低電位電源端子2接続される。図2の(c)にクロック信号φ1、その反転クロック信号φ1B、クロック信号φ2、その反転クロック信号φ1B、φ2Bの波形を示す。クロック信号φ1とφ2には180度の位相差がある。
このスイッチトキャパシタ回路11は、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続したスイッチSW1,SW2、及び固定キャパシタCで構成されている。そして、クロック信号φ1=“H”、φ1B=“L”、φ2=“L”、φ2B=“H”のときにスイッチSW1がONしスイッチSW2がOFFし、クロック信号φ1=“L”、φ1B=“H”、φ2=“H”、φ2B=“L”のときにスイッチSW1がOFFしスイッチSW2がONすることで、端子11aと11bの間には、R=1/(f・C)で表される等価抵抗Rが実現される。fはクロック信号φ1、φ1B、φ2、φ2Bの周波数である。この結果、スイッチトキャパシタ回路SC1~SC3は同一の固定の等価抵抗Rとして働く。
図2の(b)にスイッチトキャパシタ回路SCxとして使用されるスイッチトキャパシタ回路12を示す。このスイッチトキャパシタ回路12は端子12bがノードN2に接続され、端子12aが低電位電源端子2に接続される。このスイッチトキャパシタ回路12は、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続したスイッチSW3,SW4、及び可変キャパシタCxで構成されている。そして、クロック信号φ1=“H”、φ1B=“L”、φ2=“L”、φ2B=“H”のときにスイッチSW3がONしスイッチSW4がOFFし、クロック信号φ1=“L”、φ1B=“H”、φ2=“H”、φ2B=“L”のときにスイッチSW3がOFFしスイッチSW4がONすることで、端子12aと12bの間には、Rx=1/(f・Cx)で表される等価抵抗Rxが実現される。周波数fは固定であるので、可変キャパシタCxが対象物に作用する物理量の変化によって容量を変化することにより、この等価抵抗Rxが変化する。
本実施例の検出回路では、ノードN1の電圧がスイッチトキャパシタ回路SC1,SC3によって分圧されるので固定電圧になるのに対して、ノードN2の電圧がスイッチトキャパシタ回路SC2、SCxによって分圧されるので、スイッチトキャパシタ回路SCxの可変キャパシタCxの容量変化に応じてノードN2の電圧が変化し、それらノードN1,N2の電圧差分が完全差動増幅器20によって増幅される。よって、完全差動増幅器20の非反転出力端子3と反転出力端子4の間には、可変キャパシタCxの容量変化に応じて変化するノードN1,N2間の差電圧が増幅されて直流電圧として現れる。
このとき、例えば、対象物に作用する物理量の変化がゼロのときにスイッチトキャパシタ回路SCxの可変キャパシタCxが示す容量値が、スイッチトキャパシタ回路SC1~SC3のキャパシタCと同じになるように予め設定しておけば、対象物に作用する物理量に変化が生じると、完全差動増幅器20の非反転出力端子3と反転出力端子4の間に生じる差電圧がゼロを中心として、正方向又は負方向に変化するので、対象物に作用する物理量の変化量とともに変化した方向も検出することができる。
また、このとき、スイッチトキャパシタ回路SC1~SC3,SCxを駆動するクロック信号φ1、φ1B、φ2、φ2BがノイズとしてノードN1,N2に現れても、そのノードN1,N2におけるノイズの同相成分は完全差動増幅器20によってキャンセルされる。帰還抵抗R11,R12や帰還キャパシタC11,C12を経由して非反転出力端子3と反転出力端子4の間に現れる同様のノイズの同相成分も完全差動増幅器20によってキャンセルされる。さらに、スイッチトキャパシタ回路SC1~SC3,SCxを構成するスイッチSW1~SW4やキャパシタC,Cxを半導体集積回路内に一体形成することで、それら素子の温度特性を同じにできるので温度特性を補償でき、素子バラツキの影響も低減することができる。
本実施例によれば、交流電源が不要である。また、ノードN1,N2の差電圧を検出するので、電源電圧VDD,VSSの揺れによる大きな影響は受けない。また、スイッチトキャパシタ回路SC1~SC3,SCxのスイッチとして使用するトランジスタはON/OFF動作となるのでそのトランジスタを特別に線形領域で動作させる必要はない。さらに、スイッチトキャパシタ回路SC1~SC3,SCxを駆動するクロック信号φ1、φ1B、φ2、φ2Bによるノイズが低減され、外部入力する同相ノイズも同様に低減されるので検出感度を向上させることができる。さらに、可変キャパシタCxの容量変化による出力電VOUT+~VOUT-の差分を電源電圧VDD~VSSの全範囲にわたって線形的に変化させて出力させることができる。
なお、完全差動増幅器20の帰還抵抗R11,R12を可変抵抗に置き換えることで、全差動増幅器20の利得を高くして検出感度を高くすることができる。また、本実施例では抵抗ブリッジ回路10の4つの抵抗を構成する4個のスイッチトキャパシタ回路の内の1つのスイッチトキャパシタ回路のキャパシタを可変キャパシタとしたが、2個以上のスイッチトキャパシタ回路のキャパシタを可変キャパシタとすることもできる。
<第2実施例>
図3に本発明の第2実施例の検出回路を示す。本実施例では、図1におけるスイッチトキャパシタ回路SC1,SC2を同一抵抗値の固定抵抗R1,R2に置き換えている。この実施例でも、第1実施例と同様にスイッチトキャパシタ回路SCx内の可変キャパシタCxの容量変化を電圧変化として出力させることができる。また、スイッチトキャパシタ回路SC3,SCxを駆動するクロック信号φ1、φ1B、φ2、φ2Bによるノイズの同相成分もキャンセルすることができる。
<第3実施例>
図4に本発明の第3実施例の検出回路を示す。本実施例では、図1におけるスイッチトキャパシタ回路SC2,SC3を同一抵抗値の固定抵抗R2,R3に置き換えている。この実施例でも、第1実施例と同様にスイッチトキャパシタ回路SCx内の可変キャパシタCxの容量変化を電圧変化として出力させることができる。また、スイッチトキャパシタ回路SC1,SCxを駆動するクロック信号φ1、φ1B、φ2、φ2Bによるノイズの同相成分もキャンセルすることができる。
<第4実施例>
図5に本発明の第4実施例の検出回路を示す。本実施例では、図1におけるスイッチトキャパシタ回路SC1,SC2を同一電流値の定電流源I1,I2に置き換えている。この実施例でも、第1実施例と同様にスイッチトキャパシタ回路SCx内の可変キャパシタCxの容量変化を電圧変化として出力させることができる。また、スイッチトキャパシタ回路SC3,SCxを駆動するクロック信号φ1、φ1B、φ2、φ2Bによるノイズの同相成分もキャンセルすることができる。
<第5実施例>
図5に本発明の第5実施例の検出回路を示す。本実施例では、図1におけるスイッチトキャパシタ回路SC2,SC3を同一電流値の定電流源I2,I3に置き換えている。この実施例でも、第1実施例と同様にスイッチトキャパシタ回路SCx内の可変キャパシタCxの容量変化を電圧変化として出力させることができる。また、スイッチトキャパシタ回路SC1,SCxを駆動するクロック信号φ1、φ1B、φ2、φ2Bによるノイズの同相成分もキャンセルすることができる。
<スイッチトキャパシタ回路の別例1>
図1で説明したスイッチトキャパシタ回路SC1~SC3としては、図2(a)で説明したスイッチトキャパシタ回路11の他に、図7(a)に示すスイッチトキャパシタ回路11Aを使用することもできる。このスイッチトキャパシタ回路11Aは、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続したスイッチSW11~SW14と固定キャパシタCで構成される。クロック信号φ1=“H”、φ1B=“L”、φ2=“L”、φ2B=“H”のときにスイッチSW11、SW14がONしスイッチSW12、SW13がOFFし、クロック信号φ1=“L”、φ1B=“H”、φ2=“H”、φ2B=“L”のときにスイッチSW11、SW14がOFFしスイッチSW12、SW13がONする。これにより、スイッチトキャパシタ回路11Aをクロール動作させて、等価抵抗Rを実現することができる。
また、スイッチトキャパシタ回路SCxとしては、図7(b)に示す別のスイッチトキャパシタ回路12Aを使用することもできる。このスイッチトキャパシタ回路12Aは、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続したスイッチSW15~SW18と可変キャパシタCxで構成される。クロック信号φ1=“H”、φ1B=“L”、φ2=“L”、φ2B=“H”のときにスイッチSW15、SW18がONしスイッチSW16、SW17がOFFし、クロック信号φ1=“L”、φ1B=“H”、φ2=“H”、φ2B=“L”のときにスイッチSW15、SW18がOFFしスイッチSW16、SW17がONする。これにより、スイッチトキャパシタ回路12Aをクロール動作させて、等価抵抗Rxを実現することができる。
<スイッチトキャパシタ回路の別例2>
図8(a),(b)は図7(a),(b)と同じ構成のスイッチトキャパシタ回路11B,12Bを示し、クロック信号φ1、φ1B、φ2、φ2Bの接続を変更して、バタフライ動作で等価抵抗R、Rxを実現できるようにしたものである。図8(a)のスイッチトキャパシタ回路11Bでは、クロック信号φ1=“H”、φ1B=“L”、φ2=“L”、φ2B=“H”のときにスイッチSW11、SW12がONしスイッチSW13、SW14がOFFし、クロック信号φ1=“L”、φ1B=“H”、φ2=“H”、φ2B=“L”のときにスイッチSW11、SW12がOFFしスイッチSW13、SW14がONする。これによりバタフライ動作が行われ、等価抵抗Rを実現できる。
また、図8(b)のスイッチトキャパシタ回路12Bでは、クロック信号φ1=“H”、φ1B=“L”、φ2=“L”、φ2B=“H”のときにスイッチSW15、SW16がONしスイッチSW17、SW18がOFFし、クロック信号φ1=“L”、φ1B=“H”、φ2=“H”、φ2B=“L”のときにスイッチSW15、SW16がOFFしスイッチSW17、SW18がONする。これによりバタフライ動作が行われ、等価抵抗Rxを実現できる。
<スイッチトキャパシタ回路の別例3>
スイッチトキャパシタ回路11,12,11A,12A,11B,12BのスイッチSW1~SW4,SW11~SW18としては、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを使用したもののほかに、PMOSトランジスタ単独で構成したスイッチ、あるいはNMOSトランジスタ単独で構成したスイッチを使用することもできる。
1:高電位電源端子、2:低電位電源端子、3:非反転出力端子、4:反転出力端子
10:抵抗ブリッジ回路、11,12,11A,12A、11B,12B:スイッチトキャパシタ回路
20:完全差動増幅器、21:反転入力端子、22:非反転入力端子
SC1~SC3,SCx:スイッチトキャパシタ回路
I1~I3:定電流源

Claims (8)

  1. 第1直流電源端子と第1ノードの間に接続される第1抵抗、前記第1直流電源端子と第2ノードの間に接続される第2抵抗、前記第1ノードと第2直流電源端子の間に接続される第3抵抗、及び前記第2ノードと前記第2直流電源端子の間に接続される第4抵抗を有する抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路の前記第1ノードに反転入力端子が接続され前記第2ノードに非反転入力端子が接続される完全差動増幅器とを備え、
    前記第1乃至第4抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第1乃至第4スイッチトキャパシタ回路で個別に構成して、前記第1乃至第4スイッチトキャパシタ回路のうちの少なくとも1つのスイッチトキャパシタ回路のキャパシタを対象物に作用する物理量の変化により容量が変化する可変キャパシタとし、前記トランジスタを使用したスイッチをそれぞれPMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続した複数のスイッチで構成したことを特徴とする検出回路。
  2. 第1直流電源端子と第1ノードの間に接続される第1抵抗、前記第1直流電源端子と第2ノードの間に接続される第2抵抗、前記第1ノードと第2直流電源端子の間に接続される第3抵抗、及び前記第2ノードと前記第2直流電源端子の間に接続される第4抵抗を有する抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路の前記第1ノードに反転入力端子が接続され前記第2ノードに非反転入力端子が接続される完全差動増幅器とを備え、
    前記第1乃至第4抵抗のうちの少なくとも前記第3抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第3スイッチトキャパシタ回路で構成するとともに前記第4抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第4スイッチトキャパシタ回路で構成して、前記第3及び第4スイッチトキャパシタ回路のうちの少なくとも1つのスイッチトキャパシタ回路のキャパシタを対象物に作用する物理量の変化により容量が変化する可変キャパシタとし、前記トランジスタを使用したスイッチをそれぞれPMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続した複数のスイッチで構成したことを特徴とする検出回路。
  3. 第1直流電源端子と第1ノードの間に接続される第1抵抗、前記第1直流電源端子と第2ノードの間に接続される第2抵抗、前記第1ノードと第2直流電源端子の間に接続される第3抵抗、及び前記第2ノードと前記第2直流電源端子の間に接続される第4抵抗を有する抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路の前記第1ノードに反転入力端子が接続され前記第2ノードに非反転入力端子が接続される完全差動増幅器とを備え、
    前記第1乃至第4抵抗のうちの少なくとも前記第1抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第1スイッチトキャパシタ回路で構成するとともに前記第4抵抗をスイッチにトランジスタを使用した第4スイッチトキャパシタ回路で構成して、前記第1及び第4スイッチトキャパシタ回路のうちの少なくとも1つのスイッチトキャパシタ回路のキャパシタを対象物に作用する物理量の変化により容量が変化する可変キャパシタとし、前記トランジスタを使用したスイッチをそれぞれPMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列接続した複数のスイッチで構成したことを特徴とする検出回路。
  4. 請求項2に記載の検出回路において、
    前記第1及び第2抵抗を同一電流の定電流源に置き換えたことを特徴とする検出回路。
  5. 請求項3に記載の検出回路において、
    前記第2及び第3抵抗を同一電流の定電流源に置き換えたことを特徴とする検出回路。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の検出回路において、
    前記複数のスイッチを半導体集積回路に一体形成したことを特徴とする検出回路。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の検出回路において、
    前記反転入力端子と前記完全差動増幅器の非反転出力端子の間に第1帰還抵抗を接続し、前記非反転入力端子と前記完全差動増幅器の反転出力端子の間に第2帰還抵抗を接続したことを特徴とする検出回路。
  8. 第1直流電源端子と第1ノードの間に接続される第1抵抗、前記第1直流電源端子と第2ノードの間に接続される第2抵抗、前記第1ノードと第2直流電源端子の間に接続される第3抵抗、及び前記第2ノードと前記第2直流電源端子の間に接続される第4抵抗を有する抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路の前記第1ノードに反転入力端子が接続され前記第2ノードに非反転入力端子が接続される完全差動増幅器とを備え、
    前記第1乃至第4抵抗、前記第1乃至第4抵抗のうちの少なくとも前記第3及び第4抵抗、又は前記第1乃至第4抵抗のうちの少なくとも前記第1及び第4抵抗を、スイッチにトランジスタを使用したスイッチトキャパシタ回路でそれぞれ構成し、少なくとも1つの前記スイッチトキャパシタ回路のキャパシタを対象物に作用する物理量の変化により容量が変化する可変キャパシタとし、前記反転入力端子と前記完全差動増幅器の非反転出力端子の間に第1帰還抵抗を接続し、前記非反転入力端子と前記完全差動増幅器の反転出力端子の間に第2帰還抵抗を接続したことを特徴とする検出回路。
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