JP7049936B2 - 加工装置の調整方法及び加工装置 - Google Patents

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Description

本開示は、加工装置の調整方法及び加工装置に関する。
特許文献1には、研削装置におけるチャックテーブルの修正方法が開示されている。研削装置は、被加工物を保持する複数個のチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を研削するための研削ホイールを備えた研削ユニットと、を具備する。修正方法では、先ず、全チャックテーブルの表面を研削して平面だしを行う。その後、各チャックテーブルの高さを計測し、これにより得られた計測値のうち、一番低い値を基準値とする。そして、基準値を設定したチャックテーブル以外のチャックテーブルの表面を、その高さを計測しながら基準値に達するまで研削する。
特許文献2には、加工装置のセッティング方法が開示されている。加工装置は、チャックに保持されたウェハを研削砥石で研削加工する。セッティング方法では、チャックの回転軸に対して研削砥石の回転軸が所定範囲内に収まるように、研削砥石の回転軸を傾斜させる。
特許文献3には、研削装置が開示されている。研削装置は、ワークを保持面において保持するチャックテーブルと、複数の研削砥石が環状に接着された研削ホイールと、研削ホイールを着脱可能に支持するホイールマウントと、チャックテーブルの保持面の高さ位置を測定する高さ測定器と、を有する。高さ測定器は、ホイールマウントに形成されたボルト孔に挿入されて取り付けられる。
特開2000-354962号公報 特開2018-56251号公報 特開2013-141725号公報
本開示にかかる技術は、基板を加工する加工装置において、基板を保持する複数のチャックを適切に調整する。
本開示の一態様は、複数のチャックを備え、当該チャックに保持された基板を加工する加工装置の調整方法であって、前記複数のチャックの表面の高さを計測する高さ計測工程と、前記複数のチャックのうち、基準チャックを選択する基準選択工程と、前記高さ計測工程での計測結果に基づいて、前記基準チャックの表面の研削後の目標高さ又は前記基準チャックの研削量を設定する目標設定工程と、前記目標設定工程で設定された前記目標高さ又は前記研削量に基づいて、前記複数のチャックの表面を研削する研削工程と、を有する。
本開示によれば、基板を加工する加工装置において、基板を保持する複数のチャックを適切に調整することができる。
本実施形態にかかる加工装置の構成の概略を模式的に示す平面図である。 回転チャックの構成の概略を示す平面図である。 各研削ユニットの構成の概略を示す側面図である。 マウントに粗研削ホイールを取り付ける様子を示す説明図である。 高さ計測ユニットの構成の概略を示す側面図である。 各研削ユニットの構成の概略を示す側面図である。 加工装置の調整方法の主な工程を示すフローチャートである。 チャックの表面を調整する様子を示す説明図である。 検査治具の構成の概略を示す側面図である。 検査治具の構成の概略を示す平面図である。 検査治具のセンサを下降させた様子を示す説明図である。 検査治具をマウントに取り付けた様子を示す側面図である。 検査治具をマウントに取り付けた様子を示す平面図である。 検査治具をマウントに取り付けた様子を示す平面図である。
半導体デバイスの製造工程においては、表面に複数の電子回路等のデバイスが形成された半導体ウェハ(以下、ウェハという)に対し、当該ウェハの裏面を研削加工して、ウェハを薄化することが行われている。
ウェハの裏面の研削加工は、上述した特許文献1~3に開示された研削装置又は加工装置で行われる。例えば特許文献1に開示された研削装置では、研削ホイールを回転させながら下降させて、チャックテーブルに保持された半導体ウェハ(被加工物)に研削加工が施される。そして、複数個のチャックテーブルを具備している研削装置においては、各チャックテーブルに保持された半導体ウェハを所定の厚さに研削するために、複数個のチャックテーブルの高さを均一にして揃える必要がある。
そこで、特許文献1に開示されたチャックテーブルの高さの修正方法では、上述したように先ず、全チャックテーブルの表面を研削して平面だしを行う。その後、各チャックテーブルの高さを計測し、これにより得られた計測値のうち、一番低い値を基準値とする。そして、基準値を設定したチャックテーブル以外のチャックテーブルの表面を、基準値に達するまで研削する。
しかしながら、特許文献1に開示された修正方法では、全チャックテーブルの表面の研削と、基準値を設定したチャックテーブル以外のチャックテーブルの表面の研削とを、2段階で行っている。このため、チャックテーブルの高さを修正するのに時間がかかり、この修正方法には改善の余地がある。なお、特許文献2、3のいずれにも、チャックテーブルの高さを修正して調整する方法は開示されていない。
そこで、本開示にかかる技術は、ウェハの裏面を研削加工する加工装置において、当該ウェハを保持する複数のチャックの高さを適切に調整する。以下、本実施形態にかかる加工装置及び加工装置の調整方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
先ず、本実施形態にかかる加工装置の構成について説明する。図1は、加工装置1の構成の概略を模式的に示す平面図である。
本実施形態の加工装置1では、基板としてのウェハWを薄化する。ウェハWは、例えばシリコンウェハや化合物半導体ウェハなどの半導体ウェハである。ウェハWの表面Waにはデバイス(図示せず)が形成されており、さらに当該表面にはデバイスを保護するための保護材、例えば保護テープ(図示せず)が貼り付けられている。そして、ウェハWの裏面Wbに対して研削などの所定の加工処理が行われ、当該ウェハWが薄化される。
図1に示すように加工装置1は、例えば外部との間で複数のウェハWを収容可能なカセットCが搬入出される搬入出ステーション2と、ウェハWに対して所定の処理を施す処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。搬入出ステーション2と処理ステーション3は、Y軸方向に並べて配置されている。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。図示の例では、カセット載置台10には、複数、例えば4つのカセットCをX軸方向に一列に載置自在になっている。
また、搬入出ステーション2には、例えばカセット載置台10のY軸正方向に隣接してウェハ搬送領域20が設けられている。ウェハ搬送領域20には、X軸方向に延伸する搬送路21上を移動自在なウェハ搬送装置22が設けられている。ウェハ搬送装置22は、ウェハWを保持する、搬送フォーク23と搬送パッド24を有している。搬送フォーク23は、その先端が2本に分岐し、ウェハWを吸着保持する。搬送フォーク23は、例えば研削処理前のウェハWを搬送する。搬送パッド24は、平面視においてウェハWの径より長い径を備えた円形状を有し、ウェハWを吸着保持する。搬送パッド24は、例えば研削処理後のウェハWを搬送する。そして、これら搬送フォーク23と搬送パッド24はそれぞれ、水平方向、鉛直方向、水平軸回り及び鉛直軸周りに移動自在に構成されている。
処理ステーション3では、ウェハWに対して研削や洗浄などの加工処理が行われる。処理ステーション3は、回転テーブル30、搬送ユニット40、アライメントユニット50、第1の洗浄ユニット60、第2の洗浄ユニット70、粗研削ユニット80、中研削ユニット90、及び仕上研削ユニット100を有している。
回転テーブル30は、回転機構(図示せず)によって回転自在に構成されている。回転テーブル30上には、ウェハWを吸着保持するチャック31が4つ設けられている。チャック31は、回転テーブル30と同一円周上に均等、すなわち90度毎に配置されている。4つのチャック31は、回転テーブル30が回転することにより、受渡位置A0及び加工位置A1~A3に移動可能になっている。なお、以下の説明では、図2に示すように4つのチャック31をそれぞれ、第1のチャック311、第2のチャック312、第3のチャック313、第4のチャック314という場合がある。
図1に示すように本実施形態では、受渡位置A0は回転テーブル30のX軸正方向側且つY軸負方向側の位置であり、受渡位置A0のY軸負方向側には、第2の洗浄ユニット70、アライメントユニット50及び第1の洗浄ユニット60が並べて配置される。アライメントユニット50と第1の洗浄ユニット60は上方からこの順で積層されて配置される。第1の加工位置A1は回転テーブル30のX軸正方向側且つY軸正方向側の位置であり、粗研削ユニット80が配置される。第2の加工位置A2は回転テーブル30のX軸負方向側且つY軸正方向側の位置であり、中研削ユニット90が配置される。第3の加工位置A3は回転テーブル30のX軸負方向側且つY軸負方向側の位置であり、仕上研削ユニット100が配置される。
チャック31には、例えばポーラスチャックが用いられる。チャック31はウェハWの表面Waを吸着保持する。チャック31の表面、すなわちウェハWの保持面は側面視において、その中央部が端部に比べて突出した凸形状を有している。なお、この中央部の突出は微小であるため、以下の説明ではチャック31の凸形状の図示を省略している。
図2に示すようにチャック31は、チャックベース32に保持されている。以下の説明では、4つのチャックベース32をそれぞれ、第1のチャックベース321、第2のチャックベース322、第3のチャックベース323、第4のチャックベース324という場合がある。チャックベース321~324は、それぞれチャック311~314を保持する。
図3に示すようにチャックベース32には、チャック31及びチャックベース32の水平方向からの傾きを調整する傾斜機構33が設けられている。傾斜機構33は、チャックベース32の下面に設けられた、固定部34と複数の昇降部35を有している。各昇降部35は伸縮自在に構成され、チャックベース32を昇降させる。この傾斜機構33によって、チャックベース32の外周部の一端部(固定部34に対応する位置)を基点に、他端部を昇降部35によって鉛直方向に昇降させることで、チャック31及びチャックベース32を傾斜させることができる。
また、チャック31及びチャックベース32は、回転機構(図示せず)によって回転可能に構成されている。
図1に示すように搬送ユニット40は、複数、例えば3つのアーム41を備えた多関節型のロボットである。3つのアーム41は、それぞれが旋回自在に構成されている。先端のアーム41には、ウェハWを吸着保持する搬送パッド42が取り付けられている。また、基端のアーム41は、アーム41を鉛直方向に昇降させる昇降機構43に取り付けられている。そして、かかる構成を備えた搬送ユニット40は、受渡位置A0、アライメントユニット50、第1の洗浄ユニット60、及び第2の洗浄ユニット70に対して、ウェハWを搬送できる。
アライメントユニット50では、研削処理前のウェハWの水平方向の向きを調節する。例えばスピンチャック(図示せず)に保持されたウェハWを回転させながら、検出部(図示せず)でウェハWのノッチ部の位置を検出することで、当該ノッチ部の位置を調節してウェハWの水平方向の向きを調節する。
第1の洗浄ユニット60では、研削処理後のウェハWの裏面Wbを洗浄し、より具体的にはスピン洗浄する。例えばスピンチャック(図示せず)に保持されたウェハWを回転させながら、洗浄液ノズル(図示せず)からウェハWの裏面Wbに洗浄液を供給する。そうすると、供給された洗浄液は裏面Wb上を拡散し、当該裏面Wbが洗浄される。
第2の洗浄ユニット70では、研削処理後のウェハWが搬送パッド42に保持された状態のウェハWの表面Waを洗浄するとともに、搬送パッド42を洗浄する。
粗研削ユニット80では、ウェハWの裏面Wbを粗研削する。粗研削ユニット80は、粗研削部81を有している。図3に示すように粗研削部81は、粗研削ホイール82、保持部材としてのマウント83、スピンドル84、及び駆動部85を有している。粗研削ホイール82は、下面に粗研削砥石を備え、環状形状を有している。粗研削ホイール82は、マウント83に支持されている。具体的には図4に示すように、粗研削ホイール82は、マウント83の下面に形成された溝部83aに取り付けられる。マウント83には、スピンドル84を介して駆動部85が設けられている。駆動部85は例えばモータ(図示せず)を内蔵し、粗研削ホイール82を回転させると共に、図1に示す支柱86に沿って鉛直方向及び水平方向に移動させる。そして、粗研削ユニット80では、チャック31に保持されたウェハWと粗研削ホイール82の円弧の一部を当接させた状態で、チャック31と粗研削ホイール82をそれぞれ回転させることによって、ウェハWの裏面Wbを研削する。
中研削ユニット90では、ウェハWの裏面Wbを中研削する。中研削ユニット90の構成は、図1及び図3に示すように粗研削ユニット80の構成とほぼ同様であり、中研削部91、中粗研削ホイール92、保持部材としてのマウント93、スピンドル94、駆動部95及び支柱96を有している。なお、中研削砥石の砥粒の粒度は、粗研削砥石の砥粒の粒度より小さい。
仕上研削ユニット100では、ウェハWの裏面Wbを仕上研削する。仕上研削ユニット100の構成は、図1及び図3に示すように中研削ユニット90の構成とほぼ同様であり、仕上研削部101、仕上粗研削ホイール102、保持部材としてのマウント103、スピンドル104、駆動部105及び支柱106を有している。なお、仕上研削砥石の砥粒の粒度は、中研削砥石の砥粒の粒度より小さい。
以上の加工装置1には、制御部110が設けられている。制御部110は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、加工装置1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理ユニットや搬送装置などの駆動系の動作を制御して、加工装置1における後述の加工処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御部110にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された加工装置1を用いて行われる加工処理について説明する。
先ず、複数のウェハWを収納したカセットCが、搬入出ステーション2のカセット載置台10に載置される。カセットCには、保護テープが変形するのを抑制するため、ウェハWの表面Waが上側を向くようにウェハWが収納されている。
次に、ウェハ搬送装置22の搬送フォーク23によりカセットC内のウェハWが取り出され、処理ステーション3に搬送される。この際、搬送フォーク23によりウェハWの裏面Wbが上側に向くように、表裏面が反転される。
処理ステーション3に搬送されたウェハWは、アライメントユニット50に受け渡される。そして、アライメントユニット50において、ウェハWの水平方向の向きが調節される。
次に、ウェハWは搬送ユニット40により、アライメントユニット50から受渡位置A0に搬送され、当該受渡位置A0のチャック31に受け渡される。その後、チャック31を第1の加工位置A1に移動させる。そして、粗研削ユニット80によって、ウェハWの裏面Wbが粗研削される。
次に、チャック31を第2の加工位置A2に移動させる。そして、中研削ユニット90によって、ウェハWの裏面Wbが中研削される。
次に、チャック31を第3の加工位置A3に移動させる。そして、仕上研削ユニット100によって、ウェハWの裏面Wbが仕上研削される。
次に、チャック31を受渡位置A0に移動させる。ここでは、洗浄液ノズル(図示せず)を用いて、ウェハWの裏面Wbが洗浄液によって粗洗浄される。この工程では、裏面Wbの汚れをある程度まで落とす洗浄が行われる。
次に、ウェハWは搬送ユニット40により、受渡位置A0から第2の洗浄ユニット70に搬送される。そして、第2の洗浄ユニット70では、ウェハWが搬送パッド42に保持された状態で、ウェハWの表面Waが洗浄し、乾燥される。
次に、ウェハWは搬送ユニット40によって、第2の洗浄ユニット70から第1の洗浄ユニット60に搬送される。そして、第1の洗浄ユニット60では、洗浄液ノズル(図示せず)を用いて、ウェハWの裏面Wbが洗浄液によって仕上洗浄される。この工程では、裏面Wbが所望の清浄度まで洗浄し乾燥される。
その後、すべての処理が施されたウェハWは、ウェハ搬送装置22の搬送パッド24によってカセット載置台10のカセットCに搬送される。こうして、加工装置1における一連の加工処理が終了する。
以上のように加工装置1では、チャック31に保持されたウェハWの裏面Wbに対して研削処理が行われる。加工装置1の回転テーブル30には4つのチャック31が設けられており、各チャック31でウェハWの裏面Wbの研削処理を均一に行うためには、これら4つのチャック31の高さが均一に揃える必要がある。以下、チャック31の高さを調整する加工装置1の調整方法について説明する。
上記調整方法を実現するに際し、加工装置1は、図5に示すように、ウェハWの裏面Wbの高さとチャック31の表面31aの高さを計測する高さ計測ユニット200を有している。高さ計測ユニット200は、受渡位置A0及び加工位置A1~A3のそれぞれに設けられる。高さ計測ユニット200は、ウェハWの裏面Wbの高さを計測する第1のハイトゲージ201と、チャック31の表面31aの高さを計測する高さ計測部としての第2のハイトゲージ202とを有している。第1のハイトゲージ201はセンサ203を備え、センサ203の先端がウェハWの裏面Wbに当接することで、当該裏面Wbの高さ位置を計測する。第2のハイトゲージ202はセンサ204を備え、センサ204の先端がチャック31の表面31aに当接することで、当該表面31aの高さ位置を計測する。
また、加工装置1において、図6に示すように粗研削ホイール82、中粗研削ホイール92、及び仕上粗研削ホイール102をそれぞれ、チャック31の表面31aを研削する研削ホイール210に代える。研削ホイール210は、下面に粗研削砥石を備え、環状形状を有している。そして研削ホイール210は、マウント83、93、103にそれぞれ取り付けられる。
次に、加工装置1の調整方法について説明する。具体的には、チャックベース32にチャック31が保持されていない状態で、当該チャックベース32の調整(チャックベース321~324とマウント83との平行度を出す調整)を行った後、チャックベース32にチャック31を設置し、当該チャック31の調整を行う。
先ず、4つのチャックベース321~324とマウント83との平行度を調整する(図7のステップS1)。この際、例えば傾斜機構33によって、チャックベース322~324の表面322a~324aの高さを調整する。そして、これらチャックベース321~324とマウント83との平行度が調整される。
なお、本実施形態ではステップS1において、第1の加工位置A1のマウント83を基本として、各チャックベース321~324の平行度を合わせたが、第2の加工位置A2のマウント93、第3の加工位置A3のマウント103を基本としてもよい。また、マウント83とチャックベース321~324との平行度を合わせた後、マウント93、103とチャックベース321~324との平行度を合わせてもよい。
また、ステップS1において、例えばチャックベース321を基本として、マウント83、93、103の平行度を合わせた後、さらにマウント83、93、103に合わせて、他のチャックベース322~324の平行度を合わせてもよい。なお、マウント83、93、103の平行度は、図示しない傾動機構によって調整される。
次に、4つのチャックベース321~324をそれぞれ傾斜させる(図7のステップS2)。4つのチャックベース321~324の傾斜は、傾斜機構33によって行われる。この際、後述するように検査治具220を用いて、チャックベース321~324の傾斜の状態を検査してもよい。
次に、チャックベース321~324のそれぞれに、チャック311~314を設置する(図7のステップS3)。
次に、4つのチャック311~314の表面311a~314aの高さをそれぞれ計測する(図7のステップS4)。具体的には、第2のハイトゲージ202を用いて、表面311a~314aの高さを計測する。図8(a)はステップS4の計測結果の一例を示すものである。以下、本実施形態では表面311a~314aの高さが異なる場合について説明する。なお、このように表面311a~314aの高さが異なる要因は様々であるが、例えばチャック311~314を製造する際の誤差などが考えられる。
次に、ステップS4の計測結果に基づいて、4つのチャック311~314から基準チャックを選択する(図7のステップS5)。基準チャックは表面の高さが最も低いチャックであり、本実施形態では第3のチャック313である。
次に、第3のチャック313の研削後の目標高さを設定する(図7のステップS6)。表面の高さが最も低い第3のチャック313を研削する目的は、表面313aの形状を平坦にすること(平面だし)と、表面313aの詰まりを除去することなどである。表面313aの詰まりを除去することで、第3のチャック313がウェハWを吸着保持できる。そこで、この目的を達成すべく、図7(b)に示すように目標高さHが設定される。
次に、第3のチャック313の研削量G3を導出する(図7のステップS7)。具体的には、ステップS4で計測された表面313aの高さと、ステップS6で設定された目標高さHとに基づいて、第3のチャック313の研削量G3を導出する。
次に、ステップS7で導出した研削量G3に基づいて、図8(c)に示すように第3のチャック313の表面313aを研削する(図7のステップS8)。例えば第3のチャック313と研削ホイール210の円弧の一部を当接させた状態で、第3のチャック313と研削ホイール210をそれぞれ回転させることによって、研削量G3だけ表面313aを研削する。
次に、ステップS8で表面313aを研削した後の、当該表面313aの高さを計測する(図7のステップS9)。具体的には、第2のハイトゲージ202を用いて、表面313aの高さを計測する。なお、ステップS8において表面313aの研削中、第2のハイトゲージ202を用いて表面313aの高さを計測し、研削状況をモニターしてもよい。この場合、ステップS7、S8が不要となる。
次に、ステップS9で計測された表面313aの高さに基づいて、他のチャックであるチャック311、312、314の表面311a、312a、314aを研削する(図7のステップS10)。具体的には、第2のハイトゲージ202で研削状況を把握しながら、表面313aの高さと同じ高さになるように、表面311a、312a、314aを研削する。こうして、すべてのチャック311~314の表面311a~314aが研削される。
以上の実施形態によれば、4つのチャック311~314の高さを計測し、その計測結果に基づいて基準チャックである第3のチャック313の目標高さHを設定し研削量G3を導出して、表面313aを研削する。そして、この研削後の表面313aの高さと同じ高さになるように、他の表面311a、312a、314aを研削するので、表面311a~314aの高さを均一にすることができ、形状を揃えることができる。その結果、チャック311~314の個体差や、チャックベース321~324への設置誤差を解消することができる。
しかも、本実施形態では、チャック311~314の表面311a~314aの研削を、それぞれステップS9、S10において1回で行っている。この点、上述した従来の特許文献1に開示された方法では、チャックテーブルの研削を2段階で行っている。すなわち、平面だしのためのチャックテーブルの研削と、表面高さを揃えるためのチャックテーブルの研削とを別々に行っている。したがって、本実施形態では、加工処理のスループットを向上させることができる。
また、本実施形態では、チャック311~314の調整に先だって、チャックベース321~324の調整を行っている。この点、上述した従来の特許文献2に開示された方法では、研削砥石の回転軸を傾斜させて加工装置をセッティングしているが、その効率までは考慮されていない。本実施形態は、チャックベース321~324の調整とチャック311~314の調整を連続して行うことにより、加工装置1の調整を効率よく行うことができる。
なお、以上の実施形態では、ステップS7で導出した研削量G3に基づいて、ステップS8において第3のチャック313を研削したが、ステップS6において設定した目標高さHに基づいて第3のチャック313を研削してもよい。かかる場合、ステップS8では、第2のハイトゲージ202で第3のチャック313の表面313aの高さを把握しながら、表面313aが目標高さHまで研削される。この場合、ステップS7における研削量G3の導出が省略される。
また、以上の実施形態では、ステップS6において設定した目標高さHに基づいて、ステップS7で研削量G3を導出したが、ステップS6を省略してもよい。ステップS5において基準チャックに、表面の高さが最も低い第3のチャック313を選択する場合、ステップS4で計測された表面313aの高さから、研削量G3を設定することが可能である。
なお、以上の実施形態では、ステップS5において基準チャックに、表面の高さが最も低い第3のチャック313を選択したが、他のチャック311、312、314を選択してもよい。かかる場合、基準チャックとして選択したチャック311、312、314の研削後の目標高さHを設定してもよいし、研削量を導出してもよい。
先ず、他のチャック311、312、314の研削後の目標高さHを設定する場合について説明する。この場合、いずれのチャック311、312、314の目標高さHを設定してもよいが、本実施形態では、第1のチャック311の目標高さHを導出する場合について説明する。
かかる場合、ステップS6において第1のチャック311の目標高さHは、ステップS4で計測された、最も低い第3のチャック313の表面高さ313aよりも低く設定される。その後ステップS7を省略し、ステップS8では、設定した目標高さHに基づいて、第1のチャック311の表面311aを研削する。その後、ステップS9では、第2のハイトゲージ202を用いて、研削後の表面311aの高さを計測する。その後、ステップS10では、ステップS9で計測された表面311aの高さと同じ高さになるように、チャック313、312、314の表面313a、312a、314aを研削する。
次に、他のチャック311、312、314の研削量を設定する場合について説明する。この場合、いずれのチャック311、312、314の研削量G1、G2、G4のいずれを導出してもよいが、本実施形態では第1のチャック311の研削量G1を導出する場合について説明する。
かかる場合、ステップS8では、ステップS7で導出した研削量G1に基づいて、第1のチャック311の表面311aを研削する。その後、ステップS9では、第2のハイトゲージ202を用いて、研削後の表面311aの高さを計測する。その後、ステップS10では、ステップS9で計測された表面311aの高さと同じ高さになるように、チャック313、312、314の表面313a、312a、314aを研削する。
なお、以上の実施形態のステップS7において、ステップS4での計測結果と、ステップS6で設定された目標高さHとに基づいて、チャック311~314の研削量G1~G4を導出してもよい。かかる場合、導出された研削量G1~G4に基づいて、チャック311~314の表面311a~314aをそれぞれ研削する。なお、本実施形態では、4つのチャック311~314を研削する順番は問わない。
上述したいずれの変形例においても、上記実施形態と同様の効果を享受することができ、表面311a~314aの高さを均一にすることができる。
なお、本実施形態は、チャックベース321~324をメンテナンスする際にも適用できる。すなわち、ステップS1~S3を省略し、チャックベース321~324に保持されたチャック311~314をメンテナンスする際に、本実施形態のチャック311~314の調整方法を適用してもよい。例えばチャック311~314は所定のタイミングで洗浄されるが、この洗浄により表面311a~314aが削れる場合がある。その結果、表面311a~314aの高さが異なる場合があるため、本実施形態のチャック311~314の調整方法は有用となる。なお、かかる場合、ステップS6において基準チャックの目標高さは、表面31aの形状を平坦にし(平面だし)、且つ表面31aの研削屑などの詰まりを除去するように設定される。
以上の実施形態において、ステップS2では4つのチャックベース321~324を傾斜させたが、さらにその後、チャックベース321~324の傾斜の状態を検査してもよい。また、この傾斜の検査には、例えば図9~図11に示す検査治具220を用いてもよい。検査治具220は、図12~図14に示すようにマウント83に取り付けられる。なお、図示はしないが、検査治具220はマウント93、103にも取り付けられる。また、検査治具220は、チャック311~314の状態の検査も行うことができる。
図9及び図10に示すように検査治具220は、センサ221、支柱222、支持部材223、昇降軸224、固定具225、ストッパ226、及び基台227を有している。
センサ221は、チャックベース32の表面32aに当接して当該表面32aの高さを計測する。センサ221は、支柱222を介して支持部材223に支持されている。具体的に支柱222は、支持部材223の後述する第1の支持ブロック223aに設けられている。
支持部材223は、第1の支持ブロック223aと第2の支持ブロック223bを有している。これら第1の支持ブロック223aと第2の支持ブロック223bはそれぞれ、略直方体形状を有し、第1の支持ブロック223aは第2の支持ブロック223bより低い位置で連結されている。かかる場合、第1の支持ブロック223aの上方であって第2の支持ブロック223bの側方に、空間が形成される。そして、この空間に、例えばセンサ221に接続されるケーブル(図示せず)等を配置することができる。
昇降軸224は、第2の支持ブロック223bの貫通孔(図示せず)を挿通して設けられている。センサ221は、支持部材223と支柱222を介して、昇降軸224に沿って昇降する。また、センサ221(支持部材223)は、固定具225によって、その高さ位置が固定される。このセンサ221の昇降は例えば作業員によって行われ、作業員が固定具225を締めることでセンサ221の高さ位置が固定される。そして、図11に示すように昇降軸224に沿って、センサ221は下降し、チャックベース32の表面32aに当接することができる。
ストッパ226は、支持部材223に水平方向に隣接して設けられている。そして、ストッパ226は、支持部材223の水平方向の移動を制限し、センサ221の水平方向の位置を固定する。
基台227は、その下面において昇降軸224とストッパ226が取り付けられている。基台227は、平面視において略長方形状を有している。基台227の長辺側面は湾曲し、湾曲部227aを形成している。また、基台227の短辺側面は湾曲し、湾曲部227bを形成している。湾曲部227a、227bはそれぞれ、後述するようにマウント83の溝部83aの周面に適合して湾曲している。
図12に示すように基台227は、マウント83の溝部83aに取り付けられる。基台227は、例えばボルト(図示せず)によってマウント83に固定される。そして、図13に示すように溝部83aの径方向の距離D1が大きい場合、短辺側の湾曲部227bが溝部83aの周面に接するように、基台227がマウント83に設けられる。一方、図14に示すように溝部83aの径方向の距離D2が小さい場合、長辺側の湾曲部227aが溝部83aの周面に接するように、基台227がマウント83に設けられる。このように本実施形態によれば、溝部83aの大きさ、すなわち研削ホイール210の内径が異なる場合でも、マウント83に検査治具220を取り付けることができる。
かかる場合、ステップS2においてチャックベース321~324を傾斜させた後、検査治具220をマウント83に取り付ける。そして、昇降軸224に沿ってセンサ221を下降させ、チャックベース321~324の表面321a~324aに当接させる。続いて、チャックベース32を回転させながら、センサ221で表面32aの高さを周方向に計測し、当該チャックベース321~324の傾きを検査する。
本実施形態によれば、検査治具220によりチャックベース321~324の傾斜を検査することができるので、当該チャックベース321~324を適切に傾斜させることができる。
また、本実施形態によれば、昇降軸224に沿ってセンサ221を昇降させることができ、簡易な構成でチャックベース321~324の傾斜を検査することができる。さらに基台227には湾曲部227a、227bが形成されているので、異なる内径の研削ホイール210を保持するマウント83にも対応することができる。この点、特許文献3に開示された高さ測定器では、センサの長さが決まっているので所定の範囲でしか高さを測定することができない。また、特許文献3に開示の高さ測定器は、特定の内径の研削ホイールを保持するマウントにしか取り付けられない。したがって、本実施形態の検査治具220は自由度が高い。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 加工装置
31(311~314) チャック
110 制御部
200 高さ計測ユニット
210 研削ホイール
W ウェハ

Claims (18)

  1. 複数のチャックを備え、当該チャックに保持された基板を加工する加工装置の調整方法であって、
    前記複数のチャックの表面の高さを計測する高さ計測工程と、
    前記複数のチャックのうち、基準チャックを選択する基準選択工程と、
    前記高さ計測工程での計測結果に基づいて、前記基準チャックの表面の研削後の目標高さ又は前記基準チャックの研削量を設定する目標設定工程と、
    前記目標設定工程で設定された前記目標高さ又は前記研削量に基づいて、前記複数のチャックの表面を研削する研削工程と、を有する、加工装置の調整方法。
  2. 前記基準選択工程において、前記高さ計測工程での計測結果に基づいて、前記複数のチャックのうち表面の高さが最も低いチャックを前記基準チャックと選択する、請求項1に記載の加工装置の調整方法。
  3. 前記目標設定工程で前記目標高さを設定する場合に、当該目標高さと、前記高さ計測工程での計測結果とに基づいて、前記基準チャックの研削量を導出する研削量導出工程を有し、
    前記研削工程は、
    前記研削量導出工程で導出された前記研削量に基づいて、前記基準チャックの表面を研削する基準研削工程と、
    前記基準研削工程で研削された前記基準チャックの表面の高さに基づいて、前記複数のチャックのうち前記基準チャック以外の他のチャックの表面を研削する他の研削工程と、を有する、請求項1又は2に記載の加工装置の調整方法。
  4. 前記目標設定工程で前記目標高さを設定する場合に、当該目標高さと、前記高さ計測工程での計測結果とに基づいて、前記複数のチャックのうち前記基準チャック以外の他のチャックの研削量を導出する研削量導出工程を有し、
    前記研削工程において、前記研削量導出工程で導出された前記研削量に基づいて、前記複数のチャックの表面を研削する、請求項1又は2に記載の加工装置の調整方法。
  5. 前記加工装置は、前記チャックを保持する複数のチャックベースを備え、
    前記加工装置の調整方法は、
    前記高さ計測工程の前に、前記複数のチャックベースの平行度を調整する平行度調整工程と、
    前記平行度調整工程で平行度が調整された前記チャックベースを傾斜させるベース傾斜工程と、
    前記ベース傾斜工程で傾斜した前記チャックベースに前記チャックを設置するチャック設置工程と、を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の加工装置の調整方法。
  6. 前記ベース傾斜工程において、検査治具を用いて前記チャックベースの傾斜を検査し、
    前記研削工程において、研削ホイールを用いて前記チャックの表面を研削し、
    前記検査治具は、前記研削ホイールを保持する保持部材に取り付けられ、
    前記検査治具は、前記チャックベースの表面に当接して当該表面の高さを計測するセンサと、前記センサを昇降させる昇降軸と、を有する、請求項5に記載の加工装置の調整方法。
  7. 前記保持部材には、前記研削ホイールが取り付けられる環状の溝部が形成され、
    前記検査治具は、前記センサと前記昇降軸を支持し、前記保持部材に取り付けられる基台を有し、
    前記基台の側面には、前記溝部の周面に適合して湾曲した湾曲部が形成されている、請求項6に記載の加工装置の調整方法。
  8. 前記湾曲部は、前記基台の長辺側面と短辺側面のそれぞれに形成されている、請求項7に記載の加工装置の調整方法。
  9. 前記検査治具は、前記センサの水平方向の位置を制限するストッパを有する、請求項6~8のいずれか一項に記載の加工装置の調整方法。
  10. チャックに保持された基板を加工する加工装置であって、
    基板を保持する複数の前記チャックと、
    前記チャックの表面の高さを計測する高さ計測部と、
    前記チャックの表面を研削する研削部と、
    前記複数のチャックの高さを調整する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記高さ計測部によって前記複数のチャックの表面の高さを計測することと、
    前記複数のチャックのうち、基準チャックを選択することと、
    前記高さ計測部による計測結果に基づいて、前記基準チャックの表面の研削後の目標高さ又は前記基準チャックの研削量を設定することと、
    設定された前記目標高さ又は研削量に基づいて、前記研削部によって前記複数のチャックの表面を研削することと、を実行させるように前記高さ計測部と前記研削部を制御する、加工装置。
  11. 前記基準チャックは、前記高さ計測部による計測結果に基づいて選択され、前記複数のチャックのうち表面の高さが最も低いチャックである、請求項10に記載の加工装置。
  12. 前記制御部は、
    前記目標高さを設定する場合に、当該目標高さと、前記高さ計測部による計測結果とに基づいて、前記基準チャックの研削量を導出することと、
    導出された前記研削量に基づいて、前記研削部によって前記基準チャックの表面を研削することと、
    研削された前記基準チャックの表面の高さに基づいて、前記研削部によって前記複数のチャックのうち前記基準チャック以外の他のチャックの表面を研削することと、を実行させるように前記研削部を制御する、請求項10又は11に記載の加工装置。
  13. 前記制御部は、
    前記目標高さを設定する場合に、当該目標高さと、前記高さ計測部による計測結果とに基づいて、前記複数のチャックのうち前記基準チャック以外の他のチャックの研削量を導出することと、
    導出された前記研削量に基づいて、前記研削部によって前記複数のチャックの表面を研削することと、を実行させるように前記研削部を制御する、請求項10又は11に記載の加工装置。
  14. 前記チャックを保持する複数のチャックベースと、
    前記チャックベースの傾きを調整する傾斜機構と、を有し、
    前記制御部は、
    前記目標高さ又は前記研削量を設定する前に、前記傾斜機構によって前記複数のチャックベースの平行度を調整することと、
    平行度が調整された前記チャックベースを、前記傾斜機構によって傾斜させることと、
    傾斜した前記チャックベースに前記チャックを設置することと、を実行させるように前記傾斜機構を制御する、請求項10~13のいずれか一項に記載の加工装置。
  15. 前記傾斜機構によって前記チャックベースを傾斜させる際に、前記チャックベースの傾斜を検査する検査治具を有し、
    前記研削部は、前記チャックの表面に当接して研削する環状の研削ホイールと、前記研削ホイールを保持する保持部材と、を有し、
    前記検査治具は、前記保持部材に取り付けられ、
    前記検査治具は、前記チャックベースの表面に当接して当該表面の高さを計測するセンサと、前記センサを昇降させる昇降軸と、を有する、請求項14に記載の加工装置。
  16. 前記保持部材には、前記研削ホイールが取り付けられる環状の溝部が形成され、
    前記検査治具は、前記センサと前記昇降軸を支持し、前記保持部材に取り付けられる基台を有し、
    前記基台の側面には、前記溝部の周面に適合して湾曲した湾曲部が形成されている、請求項15に記載の加工装置。
  17. 前記湾曲部は、前記基台の長辺側面と短辺側面のそれぞれに形成されている、請求項16に記載の加工装置。
  18. 前記検査治具は、前記センサの水平方向の位置を制限するストッパを有する、請求項15~17のいずれか一項に記載の加工装置。
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