JP7049788B2 - 視界制御装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る視界制御装置の一実施形態について、図1~図3を参照しつつ説明する。
なお、図1は、本発明の一実施形態に係る視界制御装置1を示すブロック図である。また、図2は、図1に示した視界制御装置1によるシートの移動形態を示す概略図である。図3は、図1に示した視界制御装置1を用いてシート駆動部11の駆動を行う際の制御フローについて示すフローチャート図である。
視界制御装置1のシート駆動部11によるシートの駆動形態については、図2を参照しつつ後述する。
検知部2としては、具体的には各種センサ、カメラなどを用いることができ、周辺環境の検知には通信装置を介して外部から情報を取り込むこともできる。
運転制御部3としては、通常の自動運転車両又は運転支援車両で用いられる制御用演算処理装置などを用いることができる。
記憶部4としては、通常の車両の演算処理装置に設けられる記憶装置などを用いることができる。
図2(a)に一点鎖線で示したシート駆動部11の駆動前には、シートSは初期位置に配置されるので、乗員はフロントウィンドウを介した通常通りの前方視界を確保することができる。これに対して、図2(b)に実線で示したシートSは移動が完了している状態であり、シートSが初期位置から上方移動及び前傾を経ることによって、乗員の前方視界は初期位置に比べると路面を見下ろすように変化し、車両前部のボンネットフード近傍の手前側の視界が広がる。
なおこの場合、上述した回避すべき所定の対象物が検知されたとき又は対応制御が行われているときにシートを移動及び前傾させるという制御の後に、本形態の上書き制御を行うのが好ましい。これにより、乗員による周辺監視への集中力を取り戻させた上で、違和感の無い視認が可能となる。
また、本発明においては、上記検知部などで検知し得る情報である、車両状態及び車両の周辺環境などの情報に基づいて、予め設定されていた時間しきい値を適宜に変更することもできる。時間しきい値の変更形態を、図4~6を参照しつつ以下に説明する。
なお、車両挙動の変化率が所定の第1しきい値を超えていない場合は、上述した通常走行制御時間と所定の時間しきい値との比較工程(ステップS5のNO及びステップS3)と、シート駆動部11の駆動工程(ステップS4)とを図3に示した制御フローと同様に行うことで、シートSを移動させて乗員の視界を変化させる。
この導出される車両挙動の変化率と比較を行うための車両挙動の変化率に関するしきい値(第1しきい値)は、例えばどのような車両挙動パラメータがどの程度変化した場合に、乗員に対して周辺監視をより一層促した方が良いかというデータを予め蓄積、分析しておくことで適宜に設定することができる。第1しきい値は、検知する車両挙動に関する情報の種類に応じて、1種又は複数種設定しておけば良い。
なお、周辺環境の変化率が所定の第2しきい値を超えていない場合は、上述した通常走行制御時間と所定の時間しきい値との比較工程(ステップS7のNO及びステップS3)と、シート駆動部11の駆動工程(ステップS4)とを、図3に示した制御フローと同様に行うことで、シートSを移動させて乗員の視界を変化させる。
この周辺環境の変化率と比較を行うための、周辺環境の変化率に関するしきい値(第2しきい値)は、例えばどのような周辺環境パラメータがどの程度変化した場合に、乗員に対して周辺監視をより一層促した方が良いかというデータを予め蓄積、分析しておくことで、適宜に設定することができる。一例として、検知部2による検知結果又は記憶部4のナビ情報などに基づいて制限速度の変化、分岐、合流、カーブなどが多い道路を自車両が走行すると分かった場合、このような道路は周辺環境の変化が多いと判断する。例えば分岐などの発生頻度が高くなる区間(周辺環境の変化率が大きくなる区間)には、周辺監視を高い頻度で促すという形態を採ることもできる。第2しきい値は、検知又は記憶する周辺環境に関する情報の種類に応じて、1種又は複数種を駆動制御部12に設定しておけば良い。
なお、運転制御レベルが変化していない場合は、上述した通常走行制御時間と所定の時間しきい値との比較工程(ステップS8のNO及びステップS3)と、シート駆動部11の駆動工程(ステップS4)とを、図3に示した制御フローと同様に行うことで、シートSを移動させて乗員の視界を変化させる。
次いで、車両の通常走行制御状態で、乗員の生体レベルが所定レベルより低いか否かを駆動制御部12が判別する(ステップS8)。本工程では、検知部2が検知する乗員状態に関する情報に基づいて適宜の演算装置によって生体レベルを導出し、この生体レベルが、例えば駆動制御部12に予め設定される所定の第3しきい値より低い場合は、次工程に移る(ステップS8のYES)。
なお、乗員の生体レベルが所定の第3しきい値より高い場合(ステップS8のNO)は、上述したシート駆動部11の駆動工程(ステップS4)を、図3に示した制御フローと同様に行うことで、シートSを移動させて乗員の視界を変化させる。この場合、通常通りのシート駆動部11の駆動制御を行っただけであるので、図7に示す制御フローは完了状態とする。
この生体レベルと比較を行うための、生体レベルに関するしきい値(第3しきい値)は、例えば乗員がどのような状態であれば周辺監視に対する集中力がどの程度低下し、乗員に対して周辺監視をより一層促した方が良いかというデータを予め蓄積、分析しておくことで、適宜に設定することができる。
なお、シート駆動部11の第一段階の駆動制御がなされた状態で乗員の生体レベルが所定の第3しきい値より低い場合(ステップS9のNO)は、シート駆動部11の駆動を解除する(ステップS10)ことによって、乗員を通常通りの視界となるようにシートSを初期位置まで戻す。本工程(ステップS9)において、前工程(ステップS41)のシート駆動部11の第一段階の駆動を行っても乗員の生体レベルが変化しない又はより低くなって、第3しきい値より低いままであれば(ステップS9のNO)、乗員がシート駆動部11によるシートSの動きに気付いていない可能性が高い。これでは、シート駆動部11によりシートSを移動完了位置まで移動させたところで、シートSの移動完了及び視界の変化にも乗員が気付かない可能性が生じる。これに鑑みて、乗員の生体レベルが所定の第3しきい値より低いままである場合(ステップS9のNO)は、シート駆動部11の駆動をやり直すために一旦駆動解除を行う(ステップS10)。
次に、シート駆動部11の第一段階の駆動制御がなされた状態で乗員の生体レベルが所定の第3しきい値より高い場合(ステップS9のYES)は、駆動制御部12によってシート駆動部11の第二段階の駆動制御が行われる(ステップS42)。本工程では、第一段階の駆動制御工程(ステップS41)によって途中まで移動していたシートSが、移動完了位置まで移動することとなる。シート駆動部11の第二段階の駆動制御がなされることで、シートSは図2(b)に実線で示した位置に移動し、乗員の視界変化が完了する。
図4~6に示したいずれの実施形態においても、時間しきい値の変更は駆動制御部12が行っても良く、既存の車載用CPUなどが適宜に行っても良い。
また、車両挙動、又は周辺環境の変化率が第1しきい値又は第2しきい値より大きい場合、シートの静置と移動との間隔が短くなるように時間しきい値が小さく変更することもできる。これにより、車両又は周辺環境に変化が多くなったときに、乗員に周辺環境を見させる頻度を増やすことで、変化の多い周辺環境を乗員が集中力を維持しつつ監視を続けることができる。よって、乗員の周辺環境に対する理解がリアルタイムに近い状態で更新されるので、乗員の安心感の向上に寄与することができる。
つまり、シートの移動制御のトリガーを、上述したように時間しきい値としても良く、運転制御レベルとしても良く、その他の車両状態又は車両挙動のパラメータとしても良い。
Claims (7)
- 車両状態、乗員状態、及び前記車両の周辺環境の少なくとも一つを検知する検知部を有し、前記検知部の検知結果に基づいた自動運転制御又は運転支援制御が可能な車両に設けられる視界制御装置において、
乗員が着座可能なシートを上方移動及び前傾させるシート駆動部と、
前記シート駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、を備え、
前記駆動制御部は、前記車両の前記自動運転制御又は前記運転支援制御が行われている状態で、前記車両の走行時間が所定の時間しきい値を超えている場合に、前記シート駆動部を駆動させて前記シートを着座位置から上方移動及び前傾させる、
視界制御装置。 - 前記駆動制御部による前記シート駆動部の駆動制御は、前記検知部の検知結果に基づいて行われる、
請求項1に記載の視界制御装置。 - 前記自動運転制御又は前記運転支援制御が行われている前記車両が、回避が必要となる危険因子が無い又は少ない状態である通常走行状態であるときに、前記駆動制御部による前記シートの上方移動及び前傾が行われる、
請求項1又は2に記載の視界制御装置。 - 前記自動運転制御又は前記運転支援制御が行われている前記車両が、回避が必要となる危険因子が検知されたとき、又は前記危険因子に対応する制御が行われているときに、前記駆動制御部による前記シートの上方移動及び前傾が行われる、
請求項1~3のいずれかに記載の視界制御装置。 - 前記検知部は、前記車両状態として車両挙動に関する情報を検知し、
前記駆動制御部は、前記車両挙動の経時的な変化率に応じて前記時間しきい値を変更することにより、前記シート駆動部による前記シートの静置と駆動との時間間隔を変更させる、
請求項1~4のいずれかに記載の視界制御装置。 - 前記検知部は、前記車両の周辺環境に関する情報を検知し、
前記駆動制御部は、前記周辺環境の経時的な変化率に応じて前記時間しきい値を変更することにより、前記シート駆動部による前記シートの静置と駆動との時間間隔を変更させる、
請求項1~5のいずれかに記載の視界制御装置。 - 前記駆動制御部は、前記自動運転制御又は前記運転支援制御による主導権の保持度合に応じた制御レベルを判別し、
前記制御レベルの変化に応じて前記時間しきい値を変更することにより、前記シート駆動部による前記シートの静置と駆動との時間間隔を変更させる、
請求項1~6のいずれかに記載の視界制御装置。
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