JP7049068B2 - 空調装置、及び、空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、空調対象空間の空調を行う空調装置、及び、その空調装置を備えた空調システムに関する。
上記のような空調装置では、空調対象空間からの還気を冷却処理する冷却処理部と、冷却処理部での冷却処理後の還気を給気として空調対象空間に供給する給気供給部とが備えられている。空調装置は、冷却処理後の還気を空調対象空間に供給することで、空調対象空間の冷房を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
このような空調装置では、冷却処理部にて還気を冷却処理する際に、結露水が発生する場合があるので、結露水に対する処置を行うことが求められている。
特許文献1に記載の空調装置では、冷却処理にて還気を冷却させるために用いる冷媒の蒸発温度を上昇させる、或いは、冷却処理部に供給する還気の風量を増加させる等の結露水の発生を防止するための運転条件にて冷却処理を行うようにしている。これにより、冷却処理部にて還気を冷却処理する際に、結露水の発生自体を防止している。
また、特許文献1に記載の空調装置では、結露水が発生した場合でも、その結露水を受け止め部にて受け止めている。そして、冷却処理部にて冷却処理を行う冷房運転後に、空調対象空間からの還気を受け止め部に送風させる送風運転等を行うことで、受け止め部にて受け止めた結露水を再蒸発させるようにしている。
冷却処理にて発生した結露水を再蒸発させる構成としては、空調対象空間から外部に排気する還気を受け止め部に送風させることで、結露水を再蒸発させるものもある(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2に記載の空調装置では、冷却処理の対象が、空調対象空間からの還気ではなく、外気であり、冷却処理後の外気を空調対象空間に供給することで、空調対象空間の冷房を行っている。
特開2003-106619号公報 特開2015-194304号公報
特許文献1に記載の空調装置では、結露水を再蒸発させるために、送風運転等を行っているが、送風運転等を行うのが冷房運転後となっている。よって、結露水が発生する冷却処理の実行中には、結露水の再蒸発を行うことができず、結露水の再蒸発を効率よく行うことができなかった。しかも、冷房運転後に、結露水を再蒸発させるための送風運転等を行わなければならず、それだけ消費エネルギーが増加して、ランニングコストの増大を招くことになる。
特許文献2に記載の空調装置では、冷却処理の実行中にも、空調対象空間からの還気を外部に排気していることから、その還気を受け止め部に送風させることで、冷却処理の実行中にも結露水を再蒸発させることができる。しかしながら、結露水が発生する冷却処理部の配置箇所と空調対象空間からの還気を外部に排気する排気路の配置箇所とが異なることから、冷却処理にて発生した結露水を排気路に導くための各種の部材を備えなければならず、部材点数の増加や構成の複雑化を招くことになる。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、冷却処理にて発生する結露水を効率よく再蒸発させることができながら、部材点数の増加や構成の複雑化を招くことなく、結露水に対する処置を適切に行うことができる空調装置を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、冷却処理にて空調対象空間の顕熱負荷を賄うように、空調対象空間からの還気を冷却処理する冷却処理部と、
その冷却処理部での冷却処理後の還気を給気として空調対象空間に供給する給気供給部と、
前記冷却処理部での冷却処理により発生する結露水を再蒸発させる再蒸発部とが備えられ、
前記再蒸発部は、空調対象空間からの還気にて結露水を再蒸発させるように構成され、 前記給気供給部は、冷却処理後の還気に加えて、前記再蒸発部にて結露水の再蒸発に用いられた還気を給気として空調対象空間に供給するように構成され、
前記冷却処理部での冷却処理により発生する結露水を受け止める受け止め部が備えられ、前記受け止め部は、その一端側部位が他端側部位よりも下方側に位置する傾斜姿勢にて備えられ、前記再蒸発部は、前記受け止め部において、下方側に位置する一端側部位に還気を供給して結露水を蒸発させるように構成され、
前記再蒸発部は、前記給気供給部として備えられる給気ファンの通風方向を調整して、前記受け止め部の一端側部位に存在する結露水に還気を直接的に通風させて、結露水を蒸発させ
前記受け止め部における下方側に位置する一端側部位は、前記給気ファンの通風方向で前記冷却処理部よりも上流側に配設され、
前記冷却処理部は、前記給気ファンの通風方向で前記受け止め部の中央部よりも下流側に配設されている点にある。
本構成によれば、冷却処理部では、空調対象空間の顕熱負荷を賄うように冷却処理を行うので、その冷却処理によって結露水が発生すること自体を防止することができる。再蒸発部は、空調対象空間からの還気にて結露水を再蒸発させるので、冷却処理によって結露水が僅かに発生しても、その結露水を再蒸発させることができる。このように、結露水の発生を防止する状態で冷却処理を行いながら、僅かに結露水が発生しても、その結露水を再蒸発させることができるので、結露水を外部に排水するための設備等を備えなくてもよく、装置構成の簡略化を図ることができる。
冷却処理の実行中には、空調対象空間からの還気を冷却処理部に供給するので、再蒸発部は、空調対象空間からの還気を冷却処理部に供給するという元々の構成を利用しながら、冷却処理の実行中に結露水を再蒸発させることができる。しかも、給気供給部は、冷却処理後の還気に加えて、結露水の再蒸発に用いられた還気を給気として空調対象空間に供給するので、空調対象空間からの還気を冷却処理部に供給し、冷却処理部に供給された還気を給気として空調対象空間に供給するという空調装置としての本来の機能をそのまま利用しながら、結露水の再蒸発を適切に行うことができる。よって、冷却処理にて発生する結露水を効率よく再蒸発させることができながら、部材点数の増加や構成の複雑化を招くことなく、本来備えられる構成や機能を十分に活用することができる。
上述の如く、冷却処理部では、空調対象空間の顕熱負荷を賄うように冷却処理を行うので、冷却処理によって僅かの結露水が発生する可能性がある。そこで、本構成によれば、傾斜姿勢の受け止め部を備えることで、受け止め部において下方側に位置する一端側部位に僅かに発生する結露水を集めることができる。再蒸発部は、結露水が集められる受け止め部において下方側に位置する一端側部位に還気を供給するので、結露水の再蒸発を適切に効率よく行うことができる。
本発明の第2特徴構成は、前記再蒸発部は、前記冷却処理部にて冷却処理される前の還気にて結露水を再蒸発させるように構成されている点にある。
本構成によれば、再蒸発部は、冷却処理される前の還気にて結露水を再蒸発させるので、比較的温度の高い還気を用いて結露水の再蒸発を行うことができ、結露水の再蒸発を効率よく行うことができる。
本発明は、前記冷却処理部は、上端部から下端部に向けて流通する冷水にて還気を冷却処理するように構成され、前記再蒸発部は、結露水が前記冷却処理部の下端部に落下するまでに、前記冷却処理部に供給される還気にて結露水を再蒸発させるように構成されていると好適である。
本構成によれば、冷却処理部は、上端部から下端部に向けて流通する冷水にて還気を冷却処理するので、冷却処理部の上端部側では、比較的低温の冷水が流通することから、その冷水の冷却処理によって結露水が発生する場合がある。発生した結露水は、冷却処理部の上端部側から下端部に向けて落下する。そこで、再蒸発部は、結露水が冷却処理部の下端部に落下するまでに、冷却処理部に供給される還気にて結露水を再蒸発させている。再蒸発部は、冷却処理部の下端部側に供給される還気を利用して、結露水が冷却処理部の下端部に落下するまでに、結露水を再蒸発させることができ、元々備えられる構成を有効に活用しながら、結露水の再蒸発を効率よく行うことができる。
本発明の第特徴構成は、前記冷却処理部は、冷媒回路における膨張後の冷媒にて還気を冷却するように構成され、前記冷却処理部での冷却処理により発生する結露水を受け止める受け止め部が備えられ、前記受け止め部には、受け止める結露水と熱交換可能に前記冷媒回路における膨張前の冷媒を通流させる熱交換用配管部が備えられている点にある。
本構成によれば、受け止め部には、冷媒回路における膨張前の冷媒を通流させる熱交換用配管部が備えられ、熱交換用配管部を通流する冷媒と受け止め部にて受け止めた結露水とが熱交換可能である。冷媒と結露水との熱交換によって、結露水を再蒸発させることができ、結露水の再蒸発を確実に行うことができる。
本発明の第特徴構成は、上述の第1~第特徴構成の何れかに記載の空調装置を備えた空調システムであって、空調対象空間の潜熱負荷を賄う潜熱処理空調装置が備えられている点にある。
上述の如く、冷却処理部では、空調対象空間の顕熱負荷を賄うように冷却処理を行うので、結露水の発生を防止しながら、空調対象空間の顕熱負荷を賄うことができるが、空調対象空間の潜熱処理を賄うことができない。そこで、空調対象空間の空調を行う空調システムとしては、空調対象空間の潜熱負荷を賄う潜熱処理空調装置を備えている。これにより、空調対象空間の顕熱負荷と潜熱負荷とを、空調対象空間の顕熱負荷を賄う冷却処理部を備えた空調装置と潜熱処理空調装置とで分担して、空調装置での結露水の発生を防止しながら、空調対象空間の空調を適切に行うことができる。
空調システムの全体概略を示す図 顕熱処理空調装置の概略構成を示す図 顕熱処理空調装置の概略構成を示す図 第2実施形態における顕熱処理空調装置の概略構成を示す図 第3実施形態における顕熱処理空調装置の概略構成を示す図
本発明に係る空調装置を備えた空調システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この空調システムは、図1に示すように、空調対象空間1の顕熱負荷を賄う顕熱処理空調装置2(本発明の空調装置に相当する)と、空調対象空間1の潜熱負荷を賄う潜熱処理空調装置3とが備えられている。
空調対象空間1の床側には、下階スラブ4と床材5との間に床下空間6が形成され、例えば、床材5に備えられた床側連通部7によって空調対象空間1と床下空間6とが連通されている。空調対象空間1の天井側には、上階スラブ8と天井材9との間に天井空間10が形成され、例えば、天井材9に備えられた天井側連通部11によって空調対象空間1と天井空間10とが連通されている。
ちなみに、床下空間6と空調対象空間1との間、及び、天井空間10と空調対象空間1との間については、床側連通部7や天井側連通部11に限らず、その他の構成により連通させることも可能であり、各種の構成を適用することができる。また、図示は省略するが、天井空間10は外部連通部によって外部に連通可能に構成されており、外部連通部によって天井空間10の空気の一部が外部に排気されるように構成されている。
顕熱処理空調装置2は、床下空間6に配置され、顕熱処理した給気SA1を床下空間6に供給することで、空調対象空間1に対して床側から顕熱処理した給気SA1を供給している。顕熱処理空調装置2に接続された顕熱用吸引路14は、天井空間10に開放されており、天井側連通部11を通して天井空間10に供給される空調対象空間1からの還気RAを吸引している。顕熱処理空調装置2は、空調対象空間1からの還気RAを天井側から吸引し、その還気RAを顕熱処理(冷却処理)した給気SA1として空調対象空間1の床側から供給するように構成されている。
潜熱処理空調装置3は、例えば、壁12を挟んで空調対象空間1に隣接する隣接空間13に配置されている。潜熱処理空調装置3に接続された潜熱用吸引路15は、天井空間10に開放されており、天井側連通部11を通して天井空間10に供給される空調対象空間1からの還気RAを吸引している。潜熱処理空調装置3は、図示は省略するが、外気を導入可能に構成されており、導入する外気に対して、必要に応じて空調対象空間1からの還気RAを混合させて、潜熱処理を行うように構成されている。潜熱処理空調装置3に接続された潜熱用供給路16は、床下空間6に開放されており、潜熱処理した給気SA2を床下空間6に供給することで、空調対象空間1に対して床側から潜熱処理した給気SA2を供給している。
潜熱処理空調装置3について説明を加えると、図示は省略するが、潜熱処理空調装置3には、例えば、導入される空気(外気のみ、或いは、外気と還気RAとの混合気)と熱媒体とを熱交換させる熱交換部が備えられている。潜熱処理空調装置3は、熱交換部において熱媒体により導入される空気を冷却除湿して潜熱処理を行い、潜熱処理後の給気SA2を空調対象空間1に対して床側から供給するように構成されている。熱交換部については、例えば、冷熱源からの冷水を熱媒体として供給する冷水式に構成する、或いは、冷媒回路における膨張後の冷媒を供給する直膨式に構成することができる。また、潜熱処理空調装置3には、熱交換部に加えて、空調対象空間1から外部に排気する還気と外気とを全熱交換させる全熱交換部を備えることもできる。この場合には、全熱交換部にて全熱交換された後の外気を冷却除湿して潜熱処理を行う。
以下、顕熱処理空調装置2について説明を加える。
顕熱処理空調装置2は、図2に示すように、空調対象空間1からの還気RAを冷却処理する冷却処理部21、その冷却処理部21での冷却処理後の還気RAを給気SA1として空調対象空間1に供給する給気供給部22、顕熱処理空調装置2の運転を制御する制御部23等が備えられている。
ちなみに、図示は省略するが、顕熱処理空調装置2は、冷却処理部21に加えて、空調対象空間1からの還気を加熱処理する加熱処理部を備えることができる。この場合、給気供給部22は、加熱処理部での加熱処理後の還気を給気として空調対象空間1に供給可能に構成されている。この実施形態では、顕熱処理空調装置2にて空調対象空間1を冷房する場合について説明するが、勿論、顕熱処理空調装置2に加熱処理部を備えることで、空調対象空間1を暖房することもできる。
冷却処理部21は、供給される熱媒体と還気RAとを熱交換させて、還気RAを冷却処理する冷却コイルにて構成されている。図2に示すものでは、冷媒回路24において膨張弁25にて膨張後の冷媒Bを熱媒体として供給する直膨式の冷却処理部21を例示している。冷却処理部21は、例えば、冷熱源から冷水を熱媒体として供給する冷水式とすることもでき、直膨式に限らず、各種の形式のものを適用可能である。
給気供給部22は、空調対象空間1からの還気RAを吸引して冷却処理部21に供給し、冷却処理部21に冷却処理後の給気SA1を空調対象空間1に供給する給気ファンにて構成されている。
冷却処理部21及び給気供給部22は、顕熱処理空調装置2のケーシング26内に備えられており、ケーシング26内が還気RAや給気SA1を通風させる通風空間となっている。
制御部23は、冷媒回路24における圧縮機(図示省略)の回転速度、及び、給気供給部22としての給気ファンの回転速度等を制御することで、顕熱処理空調装置2の運転を制御している。制御部23は、結露水の発生を防止する運転条件にて冷却処理するように、顕熱処理空調装置2の運転を制御している。
制御部23は、例えば、各種の温湿度センサの検出情報に基づいて、冷却処理部21に供給される還気RAの露点温度を求め、その露点温度よりも所定の温度差だけ高い温度を目標温度として設定している。この目標温度の設定については、冷却処理により結露水の発生を防止できる温度であればよく、どのように設定するかについては適宜変更が可能である。
制御部23は、冷却処理部21にて冷却処理後の給気SA1の温度が目標温度になるように、冷媒回路24における圧縮機(図示省略)の回転速度や、給気供給部22としての給気ファンの回転速度等を制御している。例えば、冷却処理後の給気SA1の温度が目標温度よりも低温になる場合には、制御部23が、冷媒回路24における圧縮機(図示省略)の回転速度を低下させて冷媒Bの蒸発温度を上昇させる、或いは、給気供給部22としての給気ファンの回転速度を増大させて冷却処理部21に供給される還気RAの風量を増大させることで、冷却処理後の給気SA1の温度が目標温度以上となるようにしている。
このように、制御部23は、結露水の発生を防止する運転条件(冷却処理後の給気SA1の温度を目標温度とする)にて圧縮機の回転速度や給気供給部22としての給気ファンの回転速度等を制御することで、結露水の発生を防止しながら、還気RAの顕熱処理を行い、空調対象空間1の顕熱負荷を賄うことができる。
制御部23の制御によって、冷却処理部21における結露水の発生は防止されているが、例えば、制御遅れやその他の要因によって、冷却処理部21において僅かに結露水が発生する可能性がある。
そこで、顕熱処理空調装置2には、冷却処理部21での冷却処理により発生する結露水を受け止める受け止め部27、冷却処理部21での冷却処理により発生する結露水を再蒸発させる再蒸発部28が備えられている。
冷却処理部21にて結露水が発生する場合には、結露水が冷却処理部21の表面において発生して、冷却処理部21を伝って下方側に落下することになる。受け止め部27は、冷却処理部21よりも大きな面積を有する皿状に形成され、冷却処理部21の真下を含む冷却処理部21の下方側に配置されている。受け止め部27は、その一端側部位27aが他端側部位27bよりも下方側に位置する傾斜姿勢にて備えられている。受け止め部27は、下方側に位置する一端側部位27aが冷却処理部21よりも還気RA等の通風方向の上流側に位置し、上方側に位置する他端側部位27bが冷却処理部21により還気RA等の通風方向の下流側に位置している。
再蒸発部28は、空調対象空間1からの還気RAにて結露水を再蒸発させるように構成されている。給気供給部22は、冷却処理後の還気RAに加えて、再蒸発部28にて結露水の再蒸発に用いられた還気RA1(RA)を給気SA1として空調対象空間1に供給するように構成されている。これにより、空調対象空間1からの還気RAを冷却処理部21に供給し、冷却処理部21に供給された還気RAを給気SA1として空調対象空間1に供給するという顕熱処理空調装置2としての本来の機能をそのまま利用しながら、結露水の再蒸発を適切に行うことができる。
再蒸発部28は、冷却処理部21にて冷却処理される前の還気RA1(RA)を、受け止め部27において下方側に位置する一端側部位27aに供給して結露水を蒸発させるように構成されている。受け止め部27は、一端側部位27aを下方側に位置させる傾斜姿勢であるので、僅かに発生した結露水は受け止め部27の一端側部位27aに集められる。再蒸発部28は、給気供給部22としての給気ファンにて通風される還気RAを受け止め部27の一端側部位27aに集められた結露水に直接的に通風させて、結露水を適切に再蒸発させることができる。
再蒸発部28は、給気供給部22としての給気ファンの通風方向を調整するだけでよく、給気供給部22から構成することができる。この実施形態では、ケーシング26内を還気RA等の通風空間としているので、給気供給部22としての給気ファンにて還気RAを通風させることで、冷却処理部21だけでなく、受け止め部27の一端側部位27aにも還気RA1を通風させることができる。
図2に示すものでは、ケーシング26内に、還気RA等の通風方向で、給気供給部22、冷却処理部21の順に配置されているが、図3に示すように、ケーシング26内に、還気RA等の通風方向で、冷却処理部21、給気供給部22の順に配置することもできる。図3では、図2と同様に、受け止め部27及び再蒸発部28を備えることができる。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態と比較すると、冷却処理部21及び再蒸発部28の構成が異なるので、図4に基づいて、冷却処理部21及び再蒸発部28のみ説明を加える。その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
第2実施形態では、図4に示すように、冷却処理部21が、冷熱源から冷水Cを熱媒体として供給する冷水式に構成されている。冷熱源から冷却処理部21に冷水Cを供給する冷水回路29には、冷却処理部21への冷水Cの供給状態を制御可能な冷水制御弁30が備えられている。冷却処理部21は、上端部から下端部に向けて流通する冷水Cにて還気RAを冷却処理するように構成されている。これにより、冷却処理部21の上端部側では、比較的低温の冷水Cが流通するので、その冷水Cの冷却処理によって結露水Tが発生する場合がある。発生した結露水Tは、冷却処理部21の表面を伝って冷却処理部21の上端部側から下端部に向けて落下する。
そこで、再蒸発部28は、結露水が冷却処理部21の下端部に落下するまでに、冷却処理部21に供給される還気RA2にて結露水を再蒸発させるように構成されている。再蒸発部28は、冷却処理部21の下方側部位に還気RA2を供給することで、冷却処理部21の上端部側にて発生した結露水Tがその落下途中で還気RA2の通風を受けることになり、結露水Tが冷却処理部21の下端部に落下するまでに再蒸発させることができる。
再蒸発部28は、落下途中の結露水Tを再蒸発させるだけでなく、上記第1実施形態と同様に、受け止め部27において下方側に位置する一端側部位27aに還気RA1を供給することで、受け止め部27の結露水を蒸発させるように構成されている。
再蒸発部28は、給気供給部22としての給気ファンの通風方向を調整するだけでよく、給気供給部22から構成することができる。この実施形態では、ケーシング26内を還気RA等の通風空間としているので、給気供給部22としての給気ファンにて還気RAを通風させることで、冷却処理部21の上方側及び下方側だけでなく、受け止め部27の一端側部位27aにも還気RA1を通風させることができる。
この第2実施形態では、図4に示すように、顕熱処理空調装置2において、ケーシング26内に、還気RA等の通風方向で、給気供給部22、冷却処理部21の順に配置されているが、図示は省略するが、図3と同様に、ケーシング26内に、還気RA等の通風方向で、冷却処理部21、給気供給部22の順に配置することもできる。
〔第3実施形態〕
この第3実施形態は、上記第1実施形態と比較すると、冷媒回路24及び受け止め部27の構成が異なるので、図5に基づいて、冷媒回路24及び受け止め部27のみ説明を加える。その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
冷却処理部21は、図5に示すように、上記第1実施形態と同様に、冷媒回路24における膨張後の冷媒Bにて還気RAを冷却する直膨式に構成されている。受け止め部27には、受け止める結露水と熱交換可能に、冷媒回路24における膨張前の冷媒Bを通流させる熱交換用配管部31が備えられている。
熱交換用配管部31は、受け止め部27の底面裏側に接触する状態で配置されており、冷媒回路24において膨張弁25にて膨張前の冷媒Bを通流させるように構成されている。熱交換用配管部31は、受け止め部27において下方側に位置する一端側部位27aから他端側部位27bに向けて冷媒Bを通流させるように構成されている。熱交換用配管部31を通流する冷媒Bは、膨張弁25にて膨張前であるので、比較的高温となっている。これにより、熱交換用配管部31を通流する冷媒Bと受け止め部27の一端側部位27aに集められた結露水とが熱交換することで、結露水を再蒸発させることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、顕熱処理空調装置2を床下空間6に設置した場合を示したが、例えば、顕熱処理空調装置2を天井空間10に設置することもでき、顕熱処理空調装置2の設置箇所については適宜変更が可能である。また、潜熱処理空調装置3についても、その設置箇所は適宜変更することができる。
(2)上記実施形態では、冷却処理後の還気RAに加えて、再蒸発部28にて結露水の再蒸発に用いられた還気RAを給気SA1として空調対象空間1に供給するに当たり、結露水の再蒸発に用いられていない還気RAも、結露水の再蒸発に用いられた還気RAも、冷却処理部21にて冷却処理しているが、例えば、結露水の再蒸発に用いられた還気RAについては、冷却処理部21にて冷却処理することなく給気SA1として空調対象空間1に供給することもできる。
1 空調対象空間
2 顕熱処理空調装置(空調装置)
3 潜熱処理空調装置
21 冷却処理部
22 給気供給部
27 受け止め部
27a 受け止め部の一端側部位
27b 受け止め部の他端側部位
28 再蒸発部
31 熱交換用配管部
RA 還気
SA1 給気

Claims (4)

  1. 冷却処理にて空調対象空間の顕熱負荷を賄うように、空調対象空間からの還気を冷却処理する冷却処理部と、
    その冷却処理部での冷却処理後の還気を給気として空調対象空間に供給する給気供給部と、
    前記冷却処理部での冷却処理により発生する結露水を再蒸発させる再蒸発部とが備えられ、
    前記再蒸発部は、空調対象空間からの還気にて結露水を再蒸発させるように構成され、 前記給気供給部は、冷却処理後の還気に加えて、前記再蒸発部にて結露水の再蒸発に用いられた還気を給気として空調対象空間に供給するように構成され、
    前記冷却処理部での冷却処理により発生する結露水を受け止める受け止め部が備えられ、前記受け止め部は、その一端側部位が他端側部位よりも下方側に位置する傾斜姿勢にて備えられ、前記再蒸発部は、前記受け止め部において、下方側に位置する一端側部位に還気を供給して結露水を蒸発させるように構成され、
    前記再蒸発部は、前記給気供給部として備えられる給気ファンの通風方向を調整して、前記受け止め部の一端側部位に存在する結露水に還気を直接的に通風させて、結露水を蒸発させ
    前記受け止め部における下方側に位置する一端側部位は、前記給気ファンの通風方向で前記冷却処理部よりも上流側に配設され、
    前記冷却処理部は、前記給気ファンの通風方向で前記受け止め部の中央部よりも下流側に配設されている空調装置。
  2. 前記再蒸発部は、前記冷却処理部にて冷却処理される前の還気にて結露水を再蒸発させるように構成されている請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記冷却処理部は、冷媒回路における膨張後の冷媒にて還気を冷却するように構成され、前記冷却処理部での冷却処理により発生する結露水を受け止める受け止め部が備えられ、前記受け止め部には、受け止める結露水と熱交換可能に前記冷媒回路における膨張前の冷媒を通流させる熱交換用配管部が備えられている請求項1又は2に記載の空調装置。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の空調装置を備えた空調システムであって、空調対象空間の潜熱負荷を賄う潜熱処理空調装置が備えられている空調システム。
JP2017097191A 2017-05-16 2017-05-16 空調装置、及び、空調システム Active JP7049068B2 (ja)

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