JP7048327B2 - 無線通信装置、および無線通信システム - Google Patents
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Description
なお、スロットは、時間によって定義され、通信フレームを構成する周期単位である。
(1)
事前に設定される通信フレームに関する情報を含む通信管理情報を有するビーコン信号を記憶する記憶部と、
無線通信ネットワークを構築するマスタの無線通信装置として、自己の前記無線通信ネットワークに関する前記ビーコン信号を前記通信フレームに従って発信するビーコン発信部と、
前記ビーコン信号を受信するビーコン受信部と、
前記ビーコン受信部が受信した前記ビーコン信号が、他の前記無線通信ネットワークの前記マスタの無線通信装置が発信したものかどうかを判定するビーコン判定部と、
他の前記無線通信ネットワークの前記ビーコン信号の前記通信管理情報に基づき、前記ビーコン発信部の発信タイミングを含む自己の通信タイミングを、他の前記無線通信ネットワークの前記通信タイミングと異なるようにタイムシフトして調整するタイミング調整部と、を備え、
前記通信フレームの先頭部分には、ビーコンスロットが設けられており、
前記ビーコンスロットは、第1,第2,…,第N(1,2,…,Nは自然数であり、先頭からの順番を示す)のタイムウィンドウを有し、
前記第1のタイムウィンドウには、前記ビーコン発信部の前記発信タイミングが割り当てられ、
前記ビーコン受信部は、自己の前記無線通信ネットワークの前記ビーコンスロットの前記第2,…,第Nのタイムウィンドウのいずれかのタイミングで、前記ビーコン信号を受信し、
前記タイミング調整部は、自己が、前記マスタの無線通信装置として設定されており、且つ前記ビーコン判定部の判定に基づき他の前記無線通信ネットワークの前記ビーコン信号を受信したと判定されるときに、自己の前記通信タイミングを調整する
ことを特徴とする無線通信装置。
(2)
前記ビーコン信号は、自己および他の前記無線通信ネットワークの間における前記通信タイミングの重複時間に関する重複時間情報をさらに有し、
前記タイミング調整部は、前記ビーコン信号の前記重複時間情報に基づき自己の前記通信タイミングを調整する
ことを特徴とする(1)に記載の無線通信装置。
(3)
前記ビーコン信号は、前記無線通信ネットワークそれぞれに対応する優先度に関する優先度情報をさらに有する
ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の無線通信装置。
(4)
無線通信ネットワークを構築するマスタの無線通信装置と、前記マスタの無線通信装置によって管理されるスレーブの無線通信装置と、を備える無線通信システムであって、
前記マスタの無線通信装置が、(1)又は(2)に記載の無線通信装置である無線通信システム。
上記(2)の無線通信装置の構成によれば、複数の無線通信ネットワークの間で通信タイミングの重複状況に対し個別具体的に時間調整でき、複数の無線通信ネットワーク間で通信タイミングの時間調整をより無駄なく効率的に行うことができる。
上記(3)の無線通信装置の構成によれば、複数の無線通信ネットワーク間でより優先度が高い無線通信ネットワークを基準にした通信同期を行うことができる。これにより、優先度が高い無線通信ネットワークの通信タイミングを可能な限り変更させることなく、無線通信ネットワーク全体の通信品質(通信成功率や伝送遅延など)を維持した状態で、複数の無線通信ネットワーク間で通信タイミングの時間調整を図ることができる。
上記(4)の無線通信装置の構成によれば、通信フレームのスロットを短くすることなく、複数の無線通信ネットワークが共存することができる無線通信システムを提供することができる。
まず図1~図13を参照して、本発明に係る無線通信装置、および無線通信システムの第1実施形態について説明する。
なお、本実施形態の無線通信装置、および無線通信システムは自動車などの車両に搭載される。また、本実施形態では無線通信ネットワークとしてアドホックネットワーク(以下単に「ネットワーク」とも言う。)を採用する。本ネットワークでは、基本的にその通信エリア内に位置する無線通信装置同士で通信可能である。また、このようなネットワークを構築するための通信技術としては、例えば、無線LANやBluetooth(登録商標)などを適宜用いることができる。
図1および図2を参照して、無線通信ネットワークA,Bおよび無線通信システム1の構成について説明する。図1は、本実施形態の無線通信システム1a,1bが構築するネットワークA,Bが複数(本実施形態では2つ)存在する状況を説明する模式図である。図2は、複数のネットワークA,BのうちネットワークAの無線通信システム1aの構成について説明する模式図である。
なお、本ネットワークA内で送受信されるデータ信号としては、エンジンの制御データ、ドアの制御データのほか、ドライブレコーダーの動画や画像などの任意のデータ信号が列挙される。また、通信フレームCFは、マスタ10MaがネットワークA全体を管理するためのパラメータとして、マスタ10Ma自身が生成したり外部から事前設定されたりするものである。
次に図3を参照して、本実施形態のマスタ10Mおよびスレーブ10Sが送受信するビーコン信号30の通信フレームCFについて説明する。図3は、本実施形態の無線通信装置10で用いられる通信フレームCFの構成を説明する構成図である。
なお、後述する通信タイミングCTは、ビーコン送信間隔やビーコン送信タイミングを含み、各ネットワークA,B内において装置間で通信を行うのに必要な周期を意味する。
なお、割当要求スロットISにも同様に、複数の第1,第2,…,第M(1,2,…,Mは自然数であり、先頭からの順番を示す。)のタイムウィンドウTW1,TW2,…,TWmが設けられる。割当要求スロットISのタイムウィンドウTWは割当要求信号送受信タイミングとされる。
次に図4を参照して、ビーコンスロットBSの各タイムウィンドウTWでやり取りされるビーコン信号30の構成について説明する。図4は、ビーコンスロットBSで送受信されるビーコン信号30の構成を説明する構成図である。
次に図5を参照して、マスタ10Mおよびスレーブ10Sソフトウェア構成について説明する。図5は、本実施形態の無線通信装置10のソフトウェア構成を機能的に説明する機能ブロック図である。
なお、本実施形態では、マスタ10Mおよびスレーブ10Sのハードウェアおよびソフトウェア構成は同一に設けられている。そして、各装置が、ネットワークA,Bを構築する、または所属する時点で、マスタ10Mまたはスレーブ10Sのいずれかの装置種別に設定される。これにより、無線通信装置10は、その装置種別に応じて機能の一部を活性化したり不活性化させたりすることで、マスタ10Mまたはスレーブ10SとしてネットワークA,B内で適宜動作、機能することになる。
なお、タイミング調整部18は、自己がマスタ10Mに設定されていない場合、すなわち自己がスレーブ10Sに設定されている場合には不活性となり動作しない。
なお、ビーコン中継部19は、自己がスレーブ10Sに設定されていない場合、すなわち自己がマスタ10Mに設定されている場合には不活性となり動作しない。また、ビーコン中継部19は、自らビーコン信号30を直接発信しなくても良く、その場合には、ビーコン発信部14にビーコン信号30を発信するように指示する。
なお、シフト設定値は外部から事前に設定される値である。
次に図6を参照して、本実施形態の無線通信装置10が自己をマスタ10Mまたはスレーブ10Sに設定する動作フローについて説明する。図6は、本実施形態の無線通信装置10がマスタ10Mまたはスレーブ10Sなのかを判定する処理を説明するフローチャートである。
次に図7、図8を参照して、マスタ10Mの無線通信時における動作フロー、およびマスタ10Mのタイミング調整部18が時間調整する状況について説明する。図7は、マスタ10Mの動作を説明するフローチャートである。図8は、タイミング調整部18が自己の無線通信装置10の通信タイミングCTを時間調整する状況を説明するタイムシフト図である。
次に図9を参照して、スレーブ10Sの無線通信時における動作フローについて説明する。図9は、スレーブ10Sの動作を説明するフローチャートである。
次に図10~図13を参照して、上記第1実施形態のマスタ10Mおよびスレーブ10Sによって、複数のネットワークA,B,C,D間で通信タイミングCTが互いに時間調整された状況について説明する。図10は、ネットワークA,B,C,Dが4つ存在する状況を説明する模式図である。図11は、複数のネットワークA,B,C,Dにおいてその通信タイミングCTが互いに調整された結果の状況を説明するタイムシフト図である。図12は、ネットワークA,B,C,Dが4つ存在する他の状況を説明する模式図である。図13は、複数のネットワークA,B,C,Dにおいてその通信タイミングCTが互いに調整された結果の状況を説明するタイムシフト図である。図10~図13では、2つの例を挙げて説明する。
以上説明したように本実施形態によれば、通信フレームCFの先頭部分には、ビーコンスロットBSが設けられており、ビーコンスロットBSは、第1,第2,…,第N(1,2,…,Nは自然数であり、先頭からの順番を示す)のタイムウィンドウTW1,TW2,…,TWNを有し、第1のタイムウィンドウTW1には、ビーコン発信部14の発信タイミングが割り当てられる。また、自己が、マスタ10Mの無線通信装置10として設定されている場合において、ビーコン受信部15は、自己の無線通信ネットワークA,B,C,DのビーコンスロットBSの第2,…,第NのタイムウィンドウTW2,…,TWNのいずれかのタイミングで、ビーコン信号30を受信し、タイミング調整部18は、自己が、マスタ10Mの無線通信装置10として設定されており、且つビーコン判定部17の判定に基づき他の無線通信ネットワークA,B,C,Dのビーコン信号30を受信したと判定されるときに、自己の通信タイミングCT,CTa,CTb,CTc,CTdを調整する。また、自己が、スレーブ10Sの無線通信装置10として設定されている場合において、ビーコン中継部19は、自己が、マスタ10Mの無線通信装置10に管理されるスレーブ10Sの無線通信装置10として設定されており、且つビーコン判定部17の判定に基づき自己および他の無線通信ネットワークA,B,C,Dのビーコン信号30の両方を、ビーコン受信部15によって受信したと判定されるときに、他の無線通信ネットワークA,B,C,DのビーコンスロットBSの第2,…,第NのタイムウィンドウTW2,…,TWNのいずれかのタイミングで、自己の無線通信ネットワークA,B,C,Dのビーコン信号30を中継して発信する。
さらに図14および図15を参照して、本発明に係る無線通信装置および無線通信システムの第2実施形態について説明する。
なお、上記第1実施形態と同一又は同等部分については、図面などに同一或いは同等符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図14を参照して、本実施形態のビーコン信号40の構成について説明する。図14は、本実施形態のビーコン信号40の構成を説明する構成図である。
次に図15を参照して、本実施形態のタイミング調整部18の動作について説明する。図15は、重複時間情報46に基づきタイミング調整部18が自己の無線通信装置10の通信タイミングCTを時間調整した状況を説明するタイムシフト図である。
その他の構成については上記第1実施形態と同様である。
以上説明したように本実施形態によれば、ビーコン信号40、自己および他の無線通信ネットワークA,Bの間における通信タイミングCTa,CTbの重複時間に関する重複時間情報46をさらに有し、タイミング調整部18は、ビーコン信号40の重複時間情報46に基づき自己の通信タイミングCTaを調整する。このため、複数の無線通信ネットワークA,Bの間で通信タイミングCTa,CTbの重複状況に対し個別具体的に時間調整できる。これにより、複数の無線通信ネットワークA,B間で通信タイミングCTaの時間調整をより無駄なく効率的に行うことができる。
さらに図16および図17を参照して、本発明に係る無線通信装置および無線通信システムの第3実施形態について説明する。
なお、上記第1または第2実施形態と同一又は同等部分については、図面などに同一或いは同等符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図16を参照して、本実施形態のビーコン信号の構成について説明する。図16は、本実施形態のビーコン信号の構成を説明する構成図である。
次に図17を参照して、本実施形態の無線通信装置60の構成について説明する。図17は、本実施形態の無線通信装置のソフトウェア構成を機能的に説明する機能ブロック図である。
次に図18を参照して、タイミング調整部68および優先度比較部71の動作について説明する。図18は、タイミング調整部68および優先度比較部71の動作を説明するフローチャートである。なお、図18は、図7中のステップS25にサブルーチンとして対応するものである。
その他の構成や動作フローについては上記第1または第2実施形態と同様である。
次に図19を参照して、上記第3実施形態のマスタ60Mおよびスレーブ60Sによって、複数のネットワークA,B,C,D間で通信タイミングCTa,CTb,CTc,CTdが互いに時間調整される様子について説明する。図19は、本実施形態での複数のネットワークA,B,C,Dにおいてその通信タイミングCTa,CTb,CTc,CTdが互いに調整される様子を説明するタイムシフト図である。図19では、1つの例を挙げて説明する。
なお、本例では、図12と同様に、4つのネットワークA,B,C,Dが存在しており、ネットワークA,Dのみ、その通信エリアが互いに重畳する配置とはなっていない。それ以外は、互いに重畳する配置となっている。
以上説明したように本実施形態によれば、ビーコン信号50は、無線通信ネットワークA,Bそれぞれに対応する優先度に関するネットワーク優先度情報(優先度情報)57をさらに有しており、ビーコン判定部67が、記憶部70のビーコン信号50が他のマスタ10Mbの無線通信装置10が発信したものと判定するときビーコン信号50のネットワーク優先度情報57を参照して、自己および他の無線通信ネットワークA,Bの優先度を比較する優先度比較部71をさらに有し、ビーコン中継部69は、優先度比較部71の比較に基づき、自己の無線通信ネットワークA,Bのビーコン信号50を中継して発信するか否かを判定する。このため、複数の無線通信ネットワークA,B間でより優先度が高い無線通信ネットワークA,Bを基準にした通信同期を行うことができる。これにより、優先度が高い無線通信ネットワークA,Bの通信タイミングCTを可能な限り変更させることなく、無線通信ネットワークA,B全体の通信品質(通信成功率や伝送遅延など)を維持した状態で、複数の無線通信ネットワークA,B間で通信タイミングCTの時間調整を図ることができる。
さらに図20を参照して、本発明に係る無線通信装置および無線通信システムの第4実施形態について説明する。
なお、上記第1~3実施形態と同一又は同等部分については、図面などに同一或いは同等符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図20を参照して、タイミング調整部68および優先度比較部71の動作について説明する。図20は、タイミング調整部68および優先度比較部71の動作を説明するフローチャートである。
なお、図20は、図18と同様に図7中のステップS25にサブルーチンとして対応するものである。また、本実施形態では、タイミング調整部68は、通信タイミングCTを所定時間遅延させたり前倒ししたりして時間調整可能なように構成される。
次に図21および図22を参照して、上記第4実施形態のマスタ60Mおよびスレーブ60Sによって、複数のネットワークA,B,C,D間で通信タイミングCTa,CTb,CTc,CTdが互いに時間調整される様子について説明する。図21は、本実施形態での複数のネットワークA,B,C,Dにおいてその通信タイミングCTa,CTb,CTc,CTdが互いに調整される様子を説明するタイムシフト図である。図22は、本実施形態での他の複数のネットワークA,B,C,Dにおいてその通信タイミングCTa,CTb,CTc,CTdが互いに調整される様子を説明するタイムシフト図である。図21および図22では、2つの例を挙げて説明する。
なお、本例は、通信エリアが直接干渉しないネットワークAとネットワークCとの間、さらにネットワークBとネットワークDとの間で通信タイミングCTが重複可能である。
なお、本例は、通信エリアが直接干渉しないネットワークAとネットワークDとの間で通信タイミングCTが重複可能である。
[1]
事前に設定される通信フレーム(CF)に関する情報を含む通信管理情報を有するビーコン信号(30,40,50)を記憶する記憶部(20,70)と、
無線通信ネットワーク(A,B,C,D)を構築するマスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)として、自己の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)に関する前記ビーコン信号(30,40,50)を前記通信フレーム(CF)に従って発信するビーコン発信部(14,64)と、
前記ビーコン信号(30,40,50)を受信するビーコン受信部(15,65)と、
前記ビーコン受信部(15,65)が受信した前記ビーコン信号(30,40,50)が、他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)が発信したものかどうかを判定するビーコン判定部(17,67)と、
他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記ビーコン信号(30,40,50)の前記通信管理情報に基づき、前記ビーコン発信部(14,64)の発信タイミングを含む自己の通信タイミング(CT,CTa,CTb,CTc,CTd)を、他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記通信タイミング(CT,CTa,CTb,CTc,CTd)と異なるようにタイムシフトして調整するタイミング調整部(18,68)と、
を備えることを特徴とする無線通信装置(10,60)。
[2]
前記通信フレーム(CF)の先頭部分には、ビーコンスロット(BS)が設けられており、
前記ビーコンスロット(BS)は、第1,第2,…,第N(1,2,…,Nは自然数であり、先頭からの順番を示す)のタイムウィンドウ(TW1,TW2,…,TWN)を有し、
前記第1のタイムウィンドウ(TW1)には、前記ビーコン発信部(14,64)の前記発信タイミングが割り当てられ、
前記ビーコン受信部(15,65)は、自己の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記ビーコンスロット(BS)の前記第2,…,第Nのタイムウィンドウ(TW2,…,TWN)のいずれかのタイミングで、前記ビーコン信号(30,40,50)を受信し、
前記タイミング調整部(18,68)は、自己が、前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)として設定されており、且つ前記ビーコン判定部(17,67)の判定に基づき他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記ビーコン信号(30,40,50)を受信したと判定されるときに、自己の前記通信タイミング(CT,CTa,CTb,CTc,CTd)を調整する
ことを特徴とする[1]に記載の無線通信装置(10,60)。
[3]
前記ビーコン信号(40,50)は、自己および他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の間における前記通信タイミング(CT,CTa,CTb,CTc,CTd)の重複時間に関する重複時間情報(46,56)をさらに有し、
前記タイミング調整部(18,68)は、前記ビーコン信号(40,50)の前記重複時間情報(46,56)に基づき自己の前記通信タイミング(CT,CTa,CTb,CTc,CTd)を調整する
ことを特徴とする[2]に記載の無線通信装置(10,60)。
[4]
前記ビーコン信号(50)は、前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)それぞれに対応する優先度に関する優先度情報(ネットワーク優先度情報、57)をさらに有する
ことを特徴とする[1]~[3]のいずれか1つに記載の無線通信装置(60)。
[5]
無線通信ネットワーク(A,B,C,D)を構築するマスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)と、前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)によって管理されるスレーブ(10S,10Sa,10Sb)の無線通信装置(10,60)と、を備える無線通信システム(1,1a,1b)であって、
前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)が、[1]~[3]のいずれか1つに記載の無線通信装置(10,60)である無線通信システム(1,1a,1b)。
[6]
事前に設定される通信フレーム(CF)に従って無線通信ネットワーク(A,B,C,D)を構築するマスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)によって発信されるとともに、前記通信フレーム(CF)に関する情報を含む通信管理情報を有するビーコン信号(30,40,50)を受信するビーコン受信部(15,65)と、
前記ビーコン受信部(15,65)が受信した前記ビーコン信号(30,40,50)を記憶する記憶部(20,70)と、
前記記憶部(20,70)の前記ビーコン信号(30,40,50)が、自己が所属する前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)または他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)のどちらの前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)が発信したものかどうかを判定するビーコン判定部(17,67)と、
前記記憶部(20,70)の前記ビーコン信号(30,40,50)を中継して発信するビーコン中継部(19,69)と、を有し、
前記通信フレームの先頭部分(CF)には、ビーコンスロット(BS)が設けられており、
前記ビーコンスロット(BS)は、第1,第2,…,第N(1,2,…,Nは自然数であり、先頭からの順番を示す)のタイムウィンドウ(TW1,TW2,…,TWN)を有し、
前記第1のタイムウィンドウ(TW1)には、前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)が前記ビーコン信号(30,40,50)を発信する発信タイミングが割り当てられ、
前記ビーコン中継部(19,69)は、自己が、前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)に管理されるスレーブ(10S,10Sa,10Sb)の無線通信装置(10,60)として設定されており、且つ前記ビーコン判定部(17,67)の判定に基づき自己および他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記ビーコン信号(30,40,50)の両方を、前記ビーコン受信部(15,65)によって受信したと判定されるときに、他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記ビーコンスロット(BS)の前記第2,…,第Nのタイムウィンドウ(TW2,…,TWN)のいずれかのタイミングで、自己の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記ビーコン信号(30,40,50)を中継して発信する
ことを特徴とする無線通信装置(10,60)。
[7]
前記ビーコン判定部(17,67)が、前記記憶部(20,70)の前記ビーコン信号(30,40,50)が自己の前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)が発信したものと判定するとき、前記記憶部(20,70)の前記ビーコン信号(30,40,50)の前記通信管理情報に基づき自己の通信タイミング(CT,CTa,CTb,CTc,CTd)を生成するタイミング生成部(13,63)と、をさらに有し、
前記タイミング生成部(13,63)の前記通信タイミング(CT,CTa,CTb,CTc,CTd)に基づき、前記第2,…,第Nのタイムウィンドウ(TW2,…,TWN)のいずれかで、自己の前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)との間で無線通信を行う
ことを特徴とする[6]に記載の無線通信装置(10,60)。
[8]
前記ビーコン信号(40,50)は、自己および他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の間における通信タイミング(CT,CTa,CTb,CTc,CTd)の重複時間に関する重複時間情報(46,56)をさらに有する
ことを特徴とする[6]または[7]に記載の無線通信装置(10,60)。
[9]
前記ビーコン信号(50)は、前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)それぞれに対応する優先度に関する優先度情報(ネットワーク優先度情報、57)をさらに有しており、
前記ビーコン判定部(67)が、前記記憶部(70)の前記ビーコン信号(50)が他の前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(60)が発信したものと判定するとき前記ビーコン信号(50)の前記優先度情報(ネットワーク優先度情報、57)を参照して、自己および他の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記優先度を比較する優先度比較部(71)をさらに有し、
前記ビーコン中継部(69)は、前記優先度比較部(71)の比較に基づき、自己の前記無線通信ネットワーク(A,B,C,D)の前記ビーコン信号(50)を中継して発信するか否かを判定する
ことを特徴とする[6]~[8]のいずれか1つに記載の無線通信装置(60)。
[10]
無線通信ネットワーク(A,B,C,D)を構築するマスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)と、前記マスタ(10M,10Ma,10Mb)の無線通信装置(10,60)によって管理されるスレーブ(10S,10Sa,10Sb)の無線通信装置(10,60)と、を備える無線通信システム(1,1a,1b)であって、
前記スレーブ(10S,10Sa,10Sb)の無線通信装置(10,60)が、[6]~[9]のいずれか1つに記載の無線通信装置(10,60)である無線通信システム(1,1a,1b)。
1a ネットワークAの無線通信システム
1b ネットワークBの無線通信システム
10 無線通信装置
10M マスタの無線通信装置
10Ma ネットワークAのマスタの無線通信装置
10Mb ネットワークBのマスタの無線通信装置
10S スレーブの無線通信装置
10Sa ネットワークAのスレーブの無線通信装置
10Sb ネットワークBのスレーブの無線通信装置
11 ネットワーク検知部
12 種別設定部
13 タイミング生成部
14 ビーコン発信部
15 ビーコン受信部
16 接続管理部
17 ビーコン判定部
18 タイミング調整部
19 ビーコン中継部
20 記憶部
30 ビーコン信号
31 ビーコン種別情報
32 送信装置ID情報
33 ビーコン間隔情報
34 スロット長情報
35 割当情報
40 ビーコン信号
41 ビーコン種別情報
42 送信装置ID情報
43 ビーコン間隔情報
44 スロット長情報
45 割当情報
46 重複時間情報
50 ビーコン信号
51 ビーコン種別情報
52 送信装置ID情報
53 ビーコン間隔情報
54 スロット長情報
55 割当情報
56 重複時間情報
57 ネットワーク優先度情報(優先度情報)
60 無線通信装置
60M マスタの無線通信装置
60Mb ネットワークBのマスタの無線通信装置
60S スレーブの無線通信装置
61 ネットワーク検知部
62 種別設定部
63 タイミング生成部
64 ビーコン発信部
65 ビーコン受信部
66 接続管理部
67 ビーコン判定部
68 タイミング調整部
69 ビーコン中継部
70 記憶部
71 優先度比較部
CF 通信フレーム
ST1,ST2,…,STL スロット
BS ビーコンスロット
TW1,TW2,…,TWN タイムウィンドウ
CS 通信スロット
IS 割当要求スロット
CT 通信タイミング
CTa ネットワークAの通信タイミング
CTb ネットワークBの通信タイミング
CTc ネットワークCの通信タイミング
CTd ネットワークDの通信タイミング
ΔT シフト分
Claims (4)
- 事前に設定される通信フレームに関する情報を含む通信管理情報を有するビーコン信号を記憶する記憶部と、
無線通信ネットワークを構築するマスタの無線通信装置として、自己の前記無線通信ネットワークに関する前記ビーコン信号を前記通信フレームに従って発信するビーコン発信部と、
前記ビーコン信号を受信するビーコン受信部と、
前記ビーコン受信部が受信した前記ビーコン信号が、他の前記無線通信ネットワークの前記マスタの無線通信装置が発信したものかどうかを判定するビーコン判定部と、
他の前記無線通信ネットワークの前記ビーコン信号の前記通信管理情報に基づき、前記ビーコン発信部の発信タイミングを含む自己の通信タイミングを、他の前記無線通信ネットワークの前記通信タイミングと異なるようにタイムシフトして調整するタイミング調整部と、を備え、
前記通信フレームの先頭部分には、ビーコンスロットが設けられており、
前記ビーコンスロットは、第1,第2,…,第N(1,2,…,Nは自然数であり、先頭からの順番を示す)のタイムウィンドウを有し、
前記第1のタイムウィンドウには、前記ビーコン発信部の前記発信タイミングが割り当てられ、
前記ビーコン受信部は、自己の前記無線通信ネットワークの前記ビーコンスロットの前記第2,…,第Nのタイムウィンドウのいずれかのタイミングで、前記ビーコン信号を受信し、
前記タイミング調整部は、自己が、前記マスタの無線通信装置として設定されており、且つ前記ビーコン判定部の判定に基づき他の前記無線通信ネットワークの前記ビーコン信号を受信したと判定されるときに、自己の前記通信タイミングを調整する
ことを特徴とする無線通信装置。 - 前記ビーコン信号は、自己および他の前記無線通信ネットワークの間における前記通信タイミングの重複時間に関する重複時間情報をさらに有し、
前記タイミング調整部は、前記ビーコン信号の前記重複時間情報に基づき自己の前記通信タイミングを調整する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記ビーコン信号は、前記無線通信ネットワークそれぞれに対応する優先度に関する優先度情報をさらに有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信装置。 - 無線通信ネットワークを構築するマスタの無線通信装置と、前記マスタの無線通信装置によって管理されるスレーブの無線通信装置と、を備える無線通信システムであって、
前記マスタの無線通信装置が、請求項1又は請求項2に記載の無線通信装置である無線通信システム。
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