JP7048271B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロに係り、特には、天板の上に操作つまみを設置した上面操作仕様のガスコンロに関する。
上面操作仕様のガスコンロとしては、例えば、特許文献1に示されているように、本体ケースの上面を覆う天板に操作孔を形成し、本体ケース内に立設したコンロ部調節用の操作軸を操作孔に挿通し、操作軸の上部に操作つまみを連結すると共に、操作孔に筒状のパッキンを内嵌装着したものが知られている。
特開2007-40614号公報
上記した従来のガスコンロにおいては、操作つまみ取付け用の操作孔に筒状のパッキンを装着することで、例えば、加熱調理中に吹きこぼれが発生して煮汁が操作つまみ設置個所に流れてきた際に、操作孔に装着して立設した筒状のパッキンが煮汁を堰き止め、操作孔を介して煮汁が本体ケース内に流れ込むことを防止している。
また、このガスコンロでは、操作つまみの内部空間とパッキン内の空間を介して本体ケースの内部へ燃焼用の空気が流入するようにし、本体ケース内で燃料ガスと流入した空気とを混合してコンロバーナに送り込む混合ガスを生成するようにしている。
上記従来構造においては、パッキンが単純な筒状であったために、例えば、多量の煮汁が流れてきてパッキンにぶつかった際に、煮汁が大きく盛り上がってパッキンの上端にまで達し、煮汁の一部が操作つまみの内部空間及び筒状のパッキン内にまで流入し、本体ケース内の機器に付着して機器の作動を損ねるおそれがあった。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、操作つまみの設置個所で本体ケースの内部への燃焼用の空気の供給を確保しながら、煮汁等が本体ケース内に流入するのを阻止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明は、本体ケースの上面を覆う天板には、操作つまみに連結された操作軸が挿通する操作孔が形成され、前記操作孔に筒状のパッキンが装着されたガスコンロであって、
前記天板の上方へ延びる前記パッキンの外周には、周方向に沿って延び、かつ、周方向の一部が切欠き分断された分断フランジ部が設けられていると共に、前記切欠き分断された部分の上方箇所及び下方箇所の少なくともいずれか一方箇所に、前記周方向の前記一部に亘る補助フランジ部が設けられている。
本発明によると、例えば、加熱調理中に吹きこぼれが発生して、煮汁が操作つまみ設置個所に流れてきても、天板の上方へ延びる筒状のパッキンがこれを堰き止めて、本体ケース内への煮汁の流入が阻止される。また、多量の煮汁等が勢いよく操作つまみ設置個所に流れてきて、パッキンの筒部にぶつかって上方へ盛り上がるように流動しても、分断フランジ部、及び、その切欠き分断された部分に対応する補助フランジ部がこれを受け止めて、煮汁等がパッキンの上端を越えてパッキンの内部から本体ケース内へ流入することが阻止される。
また、補助フランジ部は、分断フランジ部の周方向の一部が切欠き分断された部分に、分断フランジ部とは、上下位置をずらして設けられているので、燃焼用の空気が、上下の両フランジ部間、及び、切欠き分断された部分を、通気路として流入し、筒状のパッキンの上方からその内部を通って本体ケースの内部に流入することになり、本体ケースの内部において、燃料ガスと燃焼用の空気との混合が好適に行われる。
(2)本発明は、本体ケースの上面を覆う天板には、操作つまみに連結された操作軸が挿通する操作孔が形成され、前記操作孔に筒状のパッキンが装着されたガスコンロであって、
前記天板の上方へ延びる前記パッキンの外周には、一周以上に亘って延びる螺旋状の螺旋フランジ部が設けられている
本発明によると、例えば、加熱調理中に吹きこぼれが発生して、煮汁が操作つまみ設置個所に流れてきても、天板の上方へ延びる筒状のパッキンがこれを堰き止めて、本体ケース内への煮汁の流入が阻止される。また、多量の煮汁等が勢いよく操作つまみ設置個所に流れてきて、パッキンの筒部にぶつかって上方へ盛り上がるように流動しても、一周以上に亘って延びる螺旋フランジ部がこれを受け止めて、煮汁等がパッキンの上端を越えてパッキンの内部から本体ケース内へ流入することが阻止される。
また、燃焼用の空気が、上下の螺旋フランジ部の間の螺旋溝を通気路として流通し、筒状のパッキンの上方からその内部を通って本体ケースの内部に流入することになり、本体ケースの内部において、燃料ガスと燃焼用の空気との混合が好適に行われる。
(3)本発明の好ましい実施態様では、前記補助フランジ部の周方向長さが、前記周方向の前記一部の周方向長さより長く、前記補助フランジ部の周方向の端部と前記分断フランジ部の周方向の端部とが、上下で重複対向している。
この実施態様によると、補助フランジ部の周方向長さが、分断フランジ部の切欠き分断された周方向の一部の周方向長さより長いので、補助フランジ部の周方向の端部と分断フランジ部の周方向の端部とが、上下で重複している。これによって、多量の煮汁等が勢いよく操作つまみ設置個所に流れてきて、パッキンの筒部にぶつかって上方へ盛り上がるように流動しても、上下で重複している分断フランジ部及び補助フランジ部によって、より確実に受け止められて、煮汁等がパッキンの上端を越えてパッキンの内部から本体ケース内へ流入することが阻止される。
(4)本発明の他の実施態様では、前記分断フランジ部及び前記補助フランジ部の内、下方に位置するフランジ部の外方へ延びる長さが、上方に位置するフランジ部の外方へ延びる長さに比べて大きい。
この実施態様によると、多量の煮汁等が勢いよく操作つまみ設置個所に流れてきて、パッキンの筒部にぶつかって上方へ盛り上がるように流動した際に、外方へ大きく延びている下方に位置するフランジ部によって、煮汁等の上方への流動を効果的に阻止することができる。
(5)本発明の更に他の実施態様では、前記螺旋フランジ部の外方へ延びる長さが、下方へ向かって大きくなる。
この実施態様によると、螺旋フランジ部は、下方のフランジ部程、外方へ延びる長さが長いので、多量の煮汁等が勢いよく操作つまみ設置個所に流れてきて、パッキンの筒部にぶつかって上方へ盛り上がるように流動した際に、外方へ大きく延びている下方のフランジ部によって、煮汁等の上方への流動を効果的に阻止することができる。
(6)本発明の他の実施態様では、前記操作つまみは、前記操作軸の上部に嵌合連結されるボス部と、このボス部を囲む下方に開放された大径の筒部とを備え、前記パッキンの前記分断フランジ部及び前記補助フランジ部が、前記操作つまみにおける前記筒部内の下部に位置している。
この実施態様によると、各フランジ部の外周と操作つまみにおける筒部の内周との間隙を小さく設定することで、各フランジ部の外周を越えて、煮汁等が操作つまみの内部からパッキンの内部を通って本体ケース内へ流入することを一層効果的に阻止することができる。
また、燃焼用の空気は、上下の分断フランジ部と補助フランジ部との間、及び、切欠き分断された部分を通気路として、操作つまみの内部に流入し、パッキンの内部を通って本体ケースの内部に流入することができ、本体ケースの内部において、燃料ガスと燃焼用の空気との混合が好適に行われる。
(7)本発明の他の実施態様では、前記操作つまみは、前記操作軸の上部に嵌合連結されるボス部と、このボス部を囲む下方に開放された大径の筒部とを備え、前記パッキンの前記螺旋フランジ部が、前記操作つまみにおける前記筒部内の下部に位置している。
この実施態様によると、燃焼用の空気は、螺旋フランジ部の螺旋溝を通気路として、操作つまみの内部に流入し、パッキンの内部を通って本体ケースの内部に流入することができ、本体ケースの内部において、燃料ガスと燃焼用の空気との混合が好適に行われる。
本発明によると、多量の煮汁等が勢いよく操作つまみ設置個所に流れてきて、パッキンの筒部にぶつかって上方へ盛り上がるように流動しても、分断フランジ部及び補助フランジ部、あるいは、螺旋フランジ部がこれを受け止めて、煮汁等がパッキンの上端を越えてパッキンの内部から本体ケース内へ流入することを阻止することができる。
また、燃焼用の空気は、分断フランジ部と補助フランジ部との間及び切欠き分断された部分を通気路として、あるいは、螺旋フランジ部の螺旋溝を通気路として、それぞれ筒状のパッキンの上方からその内部を通って本体ケースの内部に流入することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るガスコンロの斜視図である。 図2は図1のガスコンロの平面図である。 図3は図2におけるA-A断面図である。 図4は図3におけるB部の拡大図である。 図5はパッキンの斜視図である。 図6はパッキンの平面図である。 図7はパッキンの(a)正面図と、(b)側面図である。 図8は別実施形態における操作つまみ設置個所の拡大した断面図である。 図9は別実施形態におけるパッキンの斜視図である。 図10は別実施形態におけるパッキンの平面図である。 図11は別実施形態におけるパッキンの(a)正面図と、(b)側面図である。
[実施形態1]
以下、本発明の一実施形態のガスコンロとして、上面操作仕様に構成された三口のガスコンロについて、添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るガスコンロの斜視図であり、図2は図1のガスコンロの平面図であり、図3は図2におけるA-A断面図であり、図4は図3におけるB部の拡大図である。
このガスコンロ1は、調理台におけるカウンタートップに形成された開口に落とし込み装着されるビルトイン型のものである。このガスコンロ1は、上面全体が開放した箱型に形成された本体ケース2の上面開口がガラスコーティングされた天板3で覆われている。ガスコンロ1の上面には、3つコンロ部4が設置されている。各コンロ部4は、火力の異なるコンロバーナ5と、放電式の点火装置6と、調理容器の底面に接触する熱電対利用の温度センサ7とを備えている。天板3の上面のコンロ部4には、五徳8が載置されている。また、天板3の手前上面の右側寄り箇所に、各コンロ部4に対する点消火及び火力調節用の操作つまみ9が、横一列状に設置された上面操作仕様となっている。
本体ケース2の内部には、ガス弁ブロック、ガス/空気の混合器、点消火スイッチなどの周知のバーナ関連部品がコンロバーナ5毎に備えられている。図4に示すように、各ガス弁ブロック及び点消火スイッチに連係された操作軸10が、上下動及び回動可能に立設されて、天板に形成した操作孔11にそれぞれ挿通している。
各操作軸10の上端部には、操作つまみ9が一定向き姿勢で外嵌連結されている。この実施形態のガスコンロ1では、操作つまみ9を押し込んで点消火スイッチを操作し、点火装置6を放電点火作動させると共に、押し込んだ操作つまみ9を左方限界まで回すことで供給ガス量を最大にしてコンロバーナ5を点火する。点火の後、上方に復帰させた操作つまみ9を左右に回すことで供給ガス量を加減して火力の調節を行う。また、調理が終了した後、操作つまみ9を押し込んで右方の原点位置まで復帰回動することでガス供給を遮断して消火するようになっている。
操作つまみ9には、操作軸10の上部に一定向き姿勢で圧入外嵌される連結ボス部9aと、これを囲む連結ボス部9aより大径の筒部9bとが備えられている。筒部9bの外径は、天板3の操作孔11を覆い隠す大径に設定されている。
天板3の操作孔11には、吹きこぼれた煮汁等が、操作孔11を介して本体ケース2内に流入することを防止するために筒状のパッキン12が、嵌合止着されている。
このパッキン12は、シリコンゴムなどの弾性変形可能なゴム材や樹脂材で形成されている。このパッキン12は、操作孔11と同径の外径を有する筒部12aと、その下部の外周に設けた上下一対の取付け用フランジ部12bとを備えている。パッキン12の上下の取付け用フランジ12bは、天板3の厚さに相当する上下間隔をもって設けられている。パッキン12の下部を、縮径変形させて操作孔11に挿入した後、元の形状に弾性復元させることで、操作孔11の口縁が、上下の取付け用フランジ12bの間に弾性嵌入して、パッキン12が操作孔11の口縁に起立姿勢で、水密に内嵌装着される。
この実施形態では、操作つまみ9の設置個所で本体ケース2の内部への燃焼用の空気の供給を確保しながら、煮汁等が本体ケース2内に流入するのを阻止できるようにするために、次のように構成している。
図5はパッキン12の斜視図であり、図6はパッキン12の平面図であり、図7(a)はパッキン12の正面図であり、図7(b)はパッキン12の側面図である。
パッキン12の取付け用フランジ部12bより上方の外周、すなわち、天板3の上方へ延びるパッキン12の外周には、周方向に沿って延び、かつ、周方向の一部が切欠き分断された分断フランジ部12cが設けられていると共に、前記切欠き分断された部分13の下方箇所に、前記周方向の前記一部以上の長さに亘って周方向に延びる補助フランジ部12dが設けられている。
周方向に沿って延びる分断フランジ部12cは、筒部12aの上端部外周に設けられている。この分断フランジ部12cは、周方向の対角位置において切欠き分断されて、一対形成されている。
切欠き分断された部分13の下方には、図7(a)に示すように、分断フランジ部12cと一定の上下間隔cをもって補助フランジ部12dが設けられている。この補助フランジ部12dは、その周方向長さが、切欠き分断された部分13の周方向長さに比べて長くなっている。したがって、補助フランジ部12dの周方向端部と分断フランジ部12cの周方向端部とが、上下に重複して対向している。
なお、補助フランジ部12dの周方向長さは、切欠き分断された部分13の周方向長さと同じであってもよい。
分断フランジ部12cと補助フランジ部12dとの間は、図7(b)に示すように、燃焼用の空気を周方向に沿って切欠き分断された部分13へ導く通気路sとして機能する。
これら分断フランジ部12cと補助フランジ部12dの外径は、図4に示されるように、操作つまみ9における筒部9bの内径よりも若干小さく設定されている。操作つまみ9が、図4に示すように、上昇復帰している状態において、操作つまみ9における筒部9bの内部に、分断フランジ部12cと補助フランジ部12dが入り込むようになっている。操作つまみ9が上下操作及び回動操作されても筒部9bの内周が、分断フランジ部12c及び補助フランジ部12dの外周に触れて擦れることはない。
本実施形態によれば、例えば、加熱調理中に吹きこぼれが発生して、煮汁が操作つまみ設置個所に流れてきても、天板3上に起立しているパッキン12がこれを堰き止めて、本体ケース2内への流入が阻止される。
また、例えば、多量の煮汁等が勢いよく操作つまみ設置個所に流れてきて、パッキン12の筒部12aにぶつかって上方へ盛り上がるように流動しても、切欠き分断された部分13の下方に位置する補助フランジ部12d及び上方の分断フランジ部12cが、これを受け止めて、煮汁等がパッキン12の上端に至るのを阻止することができる。これによって、煮汁等が、操作つまみ9の内部のパッキン12の上端を越えて、パッキン12の内部から本体ケース2内へ流入することを阻止することができる。
また、分断フランジ部12cと補助フランジ部12dとの間は、上記のように、燃焼用の空気を、切欠き分断された部分13へ導く通気路sとなっているので、燃焼用の空気が、通気路s及び切欠き分断された部分13を通って操作つまみ9の内部に流入した後、筒状のパッキン12の内部を経て本体ケース2の内部に流入することになる。つまり、パッキン12及び操作つまみ9を通しての通気性が良好に確保され、本体ケース2の内部において混合器による燃料ガスと空気との混合が好適に行われる。
なお、パッキン12を装着する場合には、切欠き分断された部分13が、煮汁等が流れてくる方向、すなわち、コンロ部4に対面する方向に出来るだけ向かわないように装着するのが好ましい。このように装着しておくことによって、
コンロ部4から流れてきた煮汁が、切欠き分断された部分13に近づくことがなく、操作つまみ9の内部に煮汁が流入することを一層確実に防止することができる。例えば、上記実施形態の場合、各操作つまみ9に対してコンロ部4は後方に位置しているので、切欠き分断された部分13が、コンロ部4に向かわない左右箇所に位置するように、パッキン12を装着しておくことが好ましい。
上記実施形態では、分断フランジ部12cは、周方向の二箇所で切欠き分断されたが、分断フランジ部12cは、周方向の少なくとも一箇所で、切欠き分断されていればよく、また、周方向の3箇所以上の複数個所で、切欠き分断されてもよい。なお、周方向の一箇所で切欠き分断する場合には、上記実施形態では、切欠き分断された部分13が手前側に位置するようにパッキン12を装着するとよい。
上記実施形態では、分断フランジ部12cと補助フランジ部12dとを、上下方向にそれぞれ1段ずつ設けたが、両フランジ部12c,12dの少なくともいずれか一方のフランジ部を複数段設けてもよい。
また、分断フランジ部12cと補助フランジ部12dとの上下の位置関係は、上記実施形態に限らず、上下の位置関係を逆にしてもよい。
本発明の他の実施形態として、分断フランジ部12c及び補助フランジ部12dの内、下方に位置するフランジ部を、上方に位置するフランジ部に比べて、外方へ延びる長さを長くする、すなわち、外径を大きくしてもよい。
この場合、操作つまみ設置箇所に勢いよく流れてきた煮汁等は、パッキン12の筒部12aにぶつかって上方へ流動しようとするが、外径の大きな下方に位置するフランジ部によって、上方への流動を効果的に抑制することができる。
[実施形態2]
図8は本発明の別実施形態の図4に対応する断面図であり、図9は別実施形態のパッキンの斜視図であり、図10はその平面図であり、図11(a)はその正面図であり、図11(b)はその側面図である。これらの図において、上記実施形態と対応する部分には、同一の参照符号を付す。
この実施形態では、天板3の上方へ延びるパッキン12の外周には、上記の分断フランジ部12c及び補助フランジ部12dに代えて、一周を越える螺旋状の螺旋フランジ部12eを設けている。この螺旋フランジ部12eの上方の端部は、筒部12aの上端近くまで延びている。
その他の構成は、上記実施形態と同様である。
この実施形態では、上下の螺旋フランジ部12e間の螺旋溝が、燃焼用の空気を、操作つまみ9の内部へ導く通気路sとなっているので、燃焼用の空気が、通気路sを通って操作つまみ9の内部に流入した後、筒状のパッキン12の内部を経て本体ケース2の内部に流入することになる。
また、螺旋フランジ部12eは、切欠き分断されることなく、一周を越えて設けられているので、例えば、多量の煮汁等が勢いよく操作つまみ設置個所に流れてきて、パッキン12の筒部12aにぶつかって上方へ盛り上がるように流動しても、螺旋フランジ部12eがこれを受け止めて、煮汁等がパッキン12の上端を越えてパッキン12の内部を介して本体ケース2内へ流入することを効果的に阻止することができる。
この実施形態では、螺旋フランジ部12eは、一周を越える螺旋状であったが、少なくとも一周に亘る螺旋状であればよい。
本発明の他の実施形態として、下方へ向かう程、螺旋フランジ部12eの外方へ延びる長さを長くする、すなわち、外径を大きくしてもよい。
この場合、操作つまみ設置箇所に勢いよく流れて来た煮汁等は、パッキン12の筒部12aにぶつかって上方へ流動するが、外径の大きな下方に位置する螺旋フランジ部12eによって、上方への流動を効果的に抑制することができる。
[その他の実施形態]
本発明の他の実施形態として、分断フランジ部12c、補助フランジ部12d、あるいは、螺旋フランジ部12eの外径を、操作つまみ9における筒部9bの内径に略等しく設定して、通気路sのみを介して外気が操作つまみ9内に流入するようにしてもよい。
上記実施形態では、分断フランジ部12c、補助フランジ部12d及び螺旋フランジ部12eは、いずれも操作つまみ9の筒部9bの内部に位置するように設けたが、上記各フランジ部12c,12d,12eは、少なくともその一部が、操作つまみ9の筒部9bの外部下方に位置するように設けてもよい。
2 本体ケース
3 天板
4 コンロ部
9 操作つまみ
9a ボス部
9b 筒部
10 操作軸
11 操作孔
12 パッキン
12a 筒部
12c 分断フランジ部
12d 補助フランジ部
12e 螺旋フランジ部
13 切欠き分断された部分
c 上下間隔
s 通気路

Claims (7)

  1. 本体ケースの上面を覆う天板には、操作つまみに連結された操作軸が挿通する操作孔が形成され、前記操作孔に筒状のパッキンが装着されたガスコンロであって、
    前記天板の上方へ延びる前記パッキンの外周には、周方向に沿って延び、かつ、周方向の一部が切欠き分断された分断フランジ部が設けられていると共に、前記切欠き分断された部分の上方箇所及び下方箇所の少なくともいずれか一方箇所に、前記周方向の前記一部に亘る補助フランジ部が設けられている、
    ことを特徴とするガスコンロ。
  2. 本体ケースの上面を覆う天板には、操作つまみに連結された操作軸が挿通する操作孔が形成され、前記操作孔に筒状のパッキンが装着されたガスコンロであって、
    前記天板の上方へ延びる前記パッキンの外周には、一周以上に亘って延びる螺旋状の螺旋フランジ部が設けられている、
    ことを特徴とするガスコンロ。
  3. 前記補助フランジ部の周方向長さが、前記周方向の前記一部の周方向長さより長く、前記補助フランジ部の周方向の端部と前記分断フランジ部の周方向の端部とが、上下で重複対向している、
    請求項1に記載のガスコンロ。
  4. 前記分断フランジ部及び前記補助フランジ部の内、下方に位置するフランジ部の外方へ延びる長さが、上方に位置するフランジ部の外方へ延びる長さに比べて大きい、
    請求項1または3に記載のガスコンロ。
  5. 前記螺旋フランジ部の外方へ延びる長さが、下方へ向かって大きくなる、
    請求項2に記載のガスコンロ。
  6. 前記操作つまみは、前記操作軸の上部に嵌合連結されるボス部と、このボス部を囲む下方に開放された大径の筒部とを備え、
    前記パッキンの前記分断フランジ部及び前記補助フランジ部が、前記操作つまみにおける前記筒部内の下部に位置している、
    請求項1、3または4に記載のガスコンロ。
  7. 前記操作つまみは、前記操作軸の上部に嵌合連結されるボス部と、このボス部を囲む下方に開放された大径の筒部とを備え、
    前記パッキンの前記螺旋フランジ部が、前記操作つまみにおける前記筒部内の下部に位置している、
    請求項2または5に記載のガスコンロ。
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