JP7048093B2 - 接合体および接合体を製造する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋳鉄製部材と鋼製部材とを摩擦圧接により接合した接合体、および接合体を製造する方法に関する。
特許文献1には、球状黒鉛変形層の形成を防止若しくは抑制して高い接合強度を得ることが記載されている。そのため、特許文献1には、球状黒鉛鋳鉄と鉄鋼材料の摩擦圧接において球状黒鉛鋳鉄の圧接面に鉄基金属材、あるいはニッケル基金属材をインサートしたこと、球状黒鉛鋳鉄と鉄鋼材料の摩擦圧接において球状黒鉛鋳鉄の圧接面を凹形状としたこと、球状黒鉛鋳鉄と鉄鋼材料の摩擦圧接において球状黒鉛鋳鉄の圧接面に鉄基金属材、あるいはニッケル基金属材をインサートすると共に球状黒鉛鋳鉄の圧接面を凹形状としたことが記載されている。
特開2002-113583号公報(要約)
鋳鉄製部材と鋼製部材とを摩擦圧接により接合した、接合強度の高い接合体が求められている。
本発明の一態様は、鋳鉄製部材と、鋳鉄製部材に摩擦圧接により接合される鋼製部材とを備える接合体である。鋼製部材は、第1の管厚を有する第1の円管状部を含み、鋳鉄製部材は、第1の管厚よりも大きい第2の管厚を有する第2の円管状部を含む。第2の円管状部は、摩擦圧接により少なくとも第2の管厚で残存する残存部を含み、第1の円管状部は、摩擦圧接の際に塑性流動化した部分により管厚が変化する管厚変化位置から残存部の側に向けて、第1の管厚よりも管厚が拡大する管厚拡大部を含む。管厚拡大部は、第1の管厚よりも大きい管厚で残存部に接合される。
上記した接合体は、第1の管厚を有する第1の円管状部と、第1の管厚よりも大きい第2の管厚を有する第2の円管状部とを摩擦圧接することで、第2の円管状部の少なくとも第2の管厚で残存する残存部と、第1の円管状部の管厚変化位置から残存部の側に向けて管厚が拡大する管厚拡大部とが接合される。このため、管厚拡大部を、第1の管厚よりも大きい管厚で残存部に接合させることができる。したがって、鋳鉄製部材と鋼製部材との接合強度を向上させることができる。
管厚拡大部は、第1の円管状部を外周側から覆う第1の治具で塑性流動化した部分を成形することにより、残存部に向かって管厚変化位置よりも手前の第1の位置から残存部の側に向けて、管厚変化位置の外径よりも外径が拡大する外径拡大部を含むことが好ましい。管厚拡大部が、管厚変化位置よりも手前の第1の位置から外径が拡大する外径拡大部を含むため、第1の位置から残存部の側に向けて管厚を厚肉化することができる。このため、管厚拡大部を第1の円管状部の管軸方向に拡張させることができる。したがって、接合強度を一層向上させるとともに、接合体の疲労強度を向上させることができる。
外径拡大部は、外径が滑らかに拡大するように成形される平坦な第1の斜面を含むことが好ましい。外径拡大部が平坦な第1の斜面を含むため、外径の急拡大を防止し、外径拡大部に対する応力集中を緩和することができる。したがって、接合体の疲労強度を一層向上させることができる。
管厚拡大部は、第1の円管状部を内周側から覆う第2の治具で塑性流動化した部分を成形することにより、残存部に向かって管厚変化位置よりも手前の第2の位置から残存部の側に向けて、管厚変化位置の内径よりも内径が縮小する内径縮小部を含むことが好ましい。管厚拡大部が、管厚変化位置よりも手前の第2の位置から内径が縮小する内径縮小部を含むため、第2の位置から残存部の側に向けて管厚を厚肉化することができる。このため、管厚拡大部を第1の円管状部の管軸方向に拡張させることができる。したがって、接合強度を一層向上させるとともに、接合体の疲労強度を向上させることができる。
内径縮小部は、内径が滑らかに縮小するように成形される平坦な第2の斜面を含むことが好ましい。内径縮小部が平坦な第2の斜面を含むため、内径の急縮小を防止し、内径縮小部に対する応力集中を緩和することができる。したがって、接合体の疲労強度を一層向上させることができる。
管厚拡大部は、残存部に少なくとも第2の管厚で接合される部分を含むことが好ましい。残存部と管厚拡大部とが互いに少なくとも第2の管厚で接合されるため、接合領域を増加させるとともに、接合部周辺に対する応力集中を抑制することができる。したがって、接合強度および疲労強度に優れた接合体を提供することができる。
本発明の他の態様は、第1の管厚を有する第1の円管状部を含む鋼製部材と、第1の管厚よりも大きい第2の管厚を有する第2の円管状部を含む鋳鉄製部材とを摩擦圧接により接合することにより接合体を製造する方法である。接合することは、第2の円管状部に少なくとも第2の管厚で残存する残存部を形成することと、第1の円管状部の塑性流動化した部分により管厚が変化する管厚変化位置から残存部の側に向けて、第1の管厚よりも管厚が拡大する管厚拡大部を形成することと、管厚拡大部を第1の管厚よりも大きい管厚で残存部に接合することとを含む。
管厚拡大部を形成することは、第1の円管状部を外周側から覆う第1の治具で塑性流動化した部分を成形することにより、残存部に向かって管厚変化位置よりも手前の第1の位置から残存部の側に向けて、管厚変化位置の外径よりも外径が拡大する外径拡大部を形成することを含むことが好ましい。
鋳鉄製部材と鋼製部材とを摩擦圧接により接合した、接合強度の高い接合体を提供することができる。
図1は、接合体を含む構造物の例を示す模式図である。 図2は、接合体の斜視図である。 図3は、接合体の側面図である。 図4は、接合体の断面図である。 図5は、接合装置のブロック図である。 図6は、接合手順その1を示す模式図である。 図7は、接合手順その2を示す模式図である。 図8は、接合手順その3を示す模式図である。 図9は、変形例に係る接合体を示す断面図である。 図10は、変形例に係る治具を示す模式図である。 図11は、接合体を製造する方法の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する接合体および接合体を製造する方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施形態では、「平坦」あるいは「円」といった表現を用いるが、厳密に「平坦」であったり、「円」であったりすることを要しない。すなわち、上記した各表現は、製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
まず、実施形態に係る接合体10を含む構造物の例について図1を用いて説明する。図1は、接合体10を含む構造物1の例を示す模式図である。なお、図1では、構造物1の一例として道路などに設置される標識を示しているが、これに限らず、接合体10は街灯やポール、フェンスなどにも広く用いることができる。また、接合体10は、建造物の柱や梁などにも広く用いることができる。
図1に示すように、接合体10は、鋳鉄製部材200と、鋳鉄製部材200に摩擦圧接により接合される鋼製部材100とを備える。鋼製部材100は、円管状の第1の円管状部110を含む。第1の円管状部110の一端側には、交通標識を図案化した指示板300が固定される。また、第1の円管状部110の他端側には、鋳鉄製部材200が摩擦圧接により接合される。なお、図1では、鋼製部材100が第1の円管状部110のみを含む場合を示しているが、鋼製部材100が、たとえば、第1の円管状部110と、第1の円管状部110に連続する円柱状の部分とを含むこととしてもよい。
鋳鉄製部材200は、鋼製部材100における第1の円管状部110に摩擦圧接により接合される第2の円管状部210を含む。また、鋳鉄製部材200は、第2の円管状部210に連続するように一体的に形成された基部250を含む。基部250は、構造物1を地面上や地面中に固定するために用いられる。鋳鉄製部材200は、ダクタイル鋳鉄製であり、形状自由度が高く、鋳造による一体成形が可能である。したがって、様々な形状の構造物1にも幅広く対応することができる。
次に、接合体10について図2等を用いて詳細に説明する。図2は、接合体10の斜視図である。なお、図2には、接合体10の中心線L1を示している。また、図2には、中心線L1に沿うX軸を示している。X軸は、第2の円管状部210側が負方向、第1の円管状部110側が正方向である。かかるX軸は、他の図面においても示す場合がある。
図2に示すように、接合体10は、第2の円管状部210の外径のほうが、第1の円管状部110の外径よりも大きい。また、第1の円管状部110は、第2の円管状部210に向けて管厚が拡大する管厚拡大部120を有する。管厚拡大部120は、第1の円管状部110の外周側から内周側にかけて形成されるが、図2では、外周側から目視可能な外径拡大部121を管厚拡大部120として示している。なお、管厚拡大部120の内周側の形状については図4等を用いて後述する。
図3は、接合体10の側面図である。図3に示すように、第2の円管状部210は、第1の円管状部110側に残存部211を含む。残存部211は、摩擦圧接により少なくとも接合前の第2の円管状部210の管厚で残存する部分である。図7等を用いて後述するとおり第2の円管状部210は摩擦圧接により摩擦圧接前よりも短くなるが、残存部211は、少なくとも接合前の第2の円管状部210の管厚で第1の円管状部110に接合される第2の円管状部210の部分のことを指す。
図3に示すように、第1の円管状部110の管厚拡大部120は、第2の円管状部210側に外径拡大部121を含む。外径拡大部121は、残存部211の側に向けて外径が滑らかに拡大する形状の平坦な第1の斜面121aを含む。ここで、「平坦」とは厳密に平面であることを要しない。つまり、第1の斜面121aは、外径が滑らかに拡大するように形成された斜面であればよく、平面だけでなく、外径が急拡大しないように徐々に拡大する曲面を含むものとし、明らかな谷や山を省いた面であれば足りる。また、外径拡大部121は、第1の斜面121aに連続し、残存部211の外径よりも径方向の外側へ突出した突起部121bを含む。
このように、第2の円管状部210は接合前の管厚で残存する残存部211を含み、第1の円管状部110は、第2の円管状部210に向けて管厚が拡大する管厚拡大部120を含む。このため、管厚拡大部120を第1の管厚T1よりも大きい管厚で残存部211に接合させることができる。したがって、鋳鉄製部材200と鋼製部材100との接合強度(引張強度)を高めることができる。これにより、引張強度に優れた接合体10を得ることができる。また、管厚拡大部120の外径拡大部121は、平坦な第1の斜面121aを含むため、外径の急拡大を防止し、外径拡大部121に対する応力集中を緩和することができる。したがって、接合体10の疲労強度を高めることができる。
なお、図3には、突起部121bを有する接合体10を示したが、突起部121bを第2の円管状部210の外径にあわせて削り取るなどして除去することとしてもよい。これにより、接合体10の意匠性を高め、突起部(バリ)121bによる取扱時のケガを防止するとともに、接合体10の省スペース化および軽量化を図ることができる。また、接合体10の外周側を滑らかにすることで、応力が集中しにくい形状となり、疲労強度を高めることができる。
図4は、接合体10の断面図である。なお、図4は、中心線L1を含む平面で接合体10を切断した断面図に相当する。図4に示すように、鋼製部材100に含まれる第1の円管状部110は、厚さが「t1」の第1の管厚T1を有する。鋳鉄製部材200に含まれる第2の円管状部210は、第1の管厚T1よりも大きい第2の管厚T2を有する。第2の管厚T2の厚さは「t2」であり、「t2」と「t1」との関係は「t2>t1」である。
図4に示すように、第1の円管状部110の内径は「d11」であり、外径は「d12」である。つまり、第1の管厚T1の厚さである「t1」は、「t1=(d12-d11)/2」であらわされる。また、第2の円管状部210の内径は「d21」であり、外径は「d22」である。つまり、第2の管厚T2の厚さである「t2」は、「t2=(d22-d21)/2」であらわされる。また、第2の円管状部210は、摩擦圧接により少なくとも第2の管厚T2で残存する残存部211を含む。すなわち、残存部211の厚みは、t2以上である。つまり、残存部211の厚みはt2よりも大きくてもよい。
第1の円管状部110は、第2の円管状部210との摩擦圧接の際に、第2の円管状部210側の部分が塑性流動化し、塑性流動化した部分が第2の円管状部210との圧接により外周側および内周側に押し出されるように変形する。これにより、第1の円管状部110における第1の管厚T1が拡大する。したがって、第1の管厚T1は摩擦圧接前の厚さである「t1」よりも増加する。
このため、第1の円管状部110は、残存部211の側に向けて第1の管厚T1よりも管厚が拡大する管厚拡大部120を含む。管厚拡大部120は、第1の円管状部110の外周側から内周側にかけて形成される。管厚拡大部120は、第1の円管状部110の外径が拡大する外径拡大部121と、内径が縮小する内径縮小部122とを含む。外径拡大部121は、図3において既に説明した第1の斜面121aと、突起部121bとを含む。
また、内径縮小部122は、残存部211の内径よりも径方向の内側に突出した突起部130を含む。また、突起部130は、中心線L1に沿った向きについて残存部211から離れるようにカールした形状である。なお、突起部130を第2の円管状部210の内径にあわせて削り取るなどして除去することとしてもよい。このように、接合体10における内周側を滑らかにすることで、応力が集中しにくい形状となり、疲労強度を高めることができる。
また、図4に示したように、管厚拡大部120を、残存部211に少なくとも第2の管厚T2で接合させることが望ましい。このように、残存部211と管厚拡大部120とを互いに少なくとも第2の管厚T2で接合させることで、接合領域を増加させるとともに、接合部周辺における断面の急変を抑制し、応力集中を抑制することができる。したがって、接合強度および疲労強度に優れた接合体10を得ることができる。
なお、管厚拡大部120を、第2の管厚T2よりも小さい厚みで残存部211に接合させることもできる。たとえば、管厚拡大部120を、管厚拡大部120における外周側が残存部211の外周までは届かない程度の外径としたり、内周側が残存部211の内周までは届かない程度の内径としたりすることもできる。
また、第1の円管状部110の塑性流動化した部分は、治具によって成形することが望ましい。具体的には、第1の円管状部110の塑性流動化した部分を第1の円管状部110の外周側から覆う治具で成形することとしてもよいし、第1の円管状部110の内周側から覆う治具で成形することとしてもよい。
なお、図4には、第1の円管状部110の塑性流動化した部分を第1の円管状部110の外周側から覆う治具で成形することによって得られた接合体10を示している。ここで、図4に示した接合体10では、第1の円管状部110の内周側については治具による成形を行っていない。なお、成形用の治具の詳細については図6等を用いて後述する。
図4に示したように、成形用の治具を用いない場合、第1の円管状部110の塑性流動化した部分により第1の管厚T1が変化し始める位置は、管厚変化位置p0となる。ここで、管厚変化位置p0は中心線L1に沿うX軸の座標を指す。一方、成形用の治具を用いた場合、塑性流動化した部分により第1の管厚T1が変化し始める位置を、残存部211に向かって管厚変化位置p0よりも手前(X軸正方向側)である第1の位置p1とすることができる。ここで、第1の位置p1は、中心線L1に沿うX軸の座標を指す。つまり、成形用の治具を用いることで、管厚変化位置p0よりも残存部211から離れた位置である第1の位置p1から、第1の円管状部110を厚肉化することができる。すなわち、外周側における管厚拡大部120を第1の円管状部110の管軸方向について拡張することができる。したがって、第1の円管状部110と第2の円管状部210との接合強度を一層向上させるとともに、接合体10の疲労強度を向上させることができる。また、外周側における管厚拡大部120を第1の円管状部110の管軸方向に拡大することで、外径の変化を緩やかにすることができる。したがって、外径の変化について山や谷が少ない滑らかな形状としやすいので、応力集中が発生しにくい形状の接合体10を得ることができる。
なお、図4に示した第1の円管状部110の外周側の形状を内周側の形状と同様にすることもできる。つまり、外周側の外径拡大部121において外径が拡大しはじめる位置を第1の位置p1とし、第1の斜面121aを省略し、突起部121bの形状を内周側の突起部130と同様の形状とすることもできる。第1の円管状部110における外周側および内周側のいずれにも成形用の治具を用いない場合であっても、管厚拡大部120は、第1の管厚T1よりも大きい管厚で残存部211に接合される。したがって、鋳鉄製の第2の円管状部210と鋼製の第1の円管状部110との接合強度を向上させることができる。
次に、図4に示した接合体10を製造する方法について、図5~図8を用いて説明する。図5は、接合装置50のブロック図である。なお、図5に示した接合装置50は、接合体10(図4参照)を製造する装置の一例である。
接合装置50は、鋼製の第1の円管状部110と鋳鉄製の第2の円管状部210とを摩擦圧接により接合することで接合体10を製造する装置である。具体的には、接合装置50は、制御部51と、記憶部52と、回転部56と、直動部57とを備える。
ここで、一般的に、鋳鉄製である第2の円管状部210の融点は、鋼製である第1の円管状部110の融点よりも低い。したがって、摩擦圧接中の第1の円管状部110と第2の円管状部210との接触部分の温度を、鋳鉄製の第2の円管状部210の融点よりも高く、かつ、鋼製の第1の円管状部110の融点よりも低く保持すれば、接合状態が良好な接合体10を製造することができる。具体的には、鋳鉄製の第2の円管状部210の融点を超えた部分は、摩擦圧接中に溶融し飛散するので、バリ等の突起が生じにくい。また、鋳鉄製の第2の円管状部210に摩擦圧接される鋼製の第1の円管状部110は融点を超えない程度に加熱されるので、塑性流動化しつつ管厚を拡大させることで接合前の管厚よりも大きい管厚で鋳鉄製の第2の円管状部210に接合される。したがって、接合強度が高い接合体10を製造することができる。
回転部56は、鋳鉄製の第2の円管状部210を保持するとともに、鋳鉄製の第2の円管状部210を中心線L1(図2参照)まわりに回転させる。直動部57は、鋼製の第1の円管状部110を保持するとともに、鋼製の第1の円管状部110を中心線L1に沿って直動させる。回転中の鋳鉄製の第2の円管状部210に対して鋼製の第1の円管状部110を押し付ける(押圧する)ことで両者が摩擦圧接され、接合体10が製造される。
制御部51は、取得部51aと、指示部51bとを備え、記憶部52は、接合情報52aを記憶する。ここで、接合装置50は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部51の取得部51aおよび指示部51bとして機能する。また、取得部51aおよび指示部51bの少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。また、記憶部52は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、接合情報52aを記憶することができる。なお、接合装置50は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
接合情報52aは、経過時間に応じた回転部56の回転速度、経過時間に応じた直動部57の移動量、摩擦の所要時間を示す摩擦時間等を予め定義した情報である。つまり、接合情報52aは、回転速度と経過時間との関係を示すシーケンス情報と、移動量と経過時間との関係を示すシーケンス情報とを含んだ情報である。ここで、接合情報52aは、摩擦圧接中の第1の円管状部110と第2の円管状部210との接触部分の温度を、鋳鉄製の第2の円管状部210の融点よりも高く、かつ、鋼製の第1の円管状部110の融点よりも低く保持することができるように、予め行った実験等の知見に基づいて用意された情報である。したがって、接合装置50が接合情報52aに基づいた動作を行うことで、接合強度が高い接合体10を製造することができる。なお、移動量とともに、または、代わりに押圧力を用いることとしてもよい。
取得部51aは、記憶部52から接合情報52aを読み出す。そして、取得部51aは、読み出した情報を指示部51bへ出力する。指示部51bは、接合情報52aに基づき、回転部56に対して回転速度を指示するとともに、直動部57に対して移動量を指示する。これにより、接合装置50は、摩擦圧接中の第1の円管状部110と第2の円管状部210との接触部分の温度を、鋳鉄製の第2の円管状部210の融点よりも高く、かつ、鋼製の第1の円管状部110の融点よりも低く保持する。なお、接合情報52aを、成功例や失敗例に基づく実績に基づいて更新していくことしてもよい。これにより、より適切な接合情報52aを得ることができるので、回転部56や直動部57に対してより適切な回転速度や移動量を指示することが可能となる。
次に、接合装置50が実行する接合手順について図6~図8を用いて説明する。図6~図8は、接合手順その1~その3を示す模式図である。なお、図6~図8では、模式図として、図2等に示した中心線L1を含む平面で切断した断面図を示している。また、図6には摩擦圧接開始前の状態を、図7には摩擦圧接開始時の状態を、図8には摩擦圧接完了時の状態をそれぞれ示している。
図6に示すように、回転部56は、第2の円管状部210を外周側から保持する。また、回転部56は、中心線L1まわりに第2の円管状部210を回転向きRDまわりに回転させる。なお、回転向きRDを逆向きにしてもよい。直動部57は、第1の円管状部110を外周側から保持する。また、直動部57の先端側には、第1の円管状部110を外周側から覆う第1の治具58が固定されている。そして、直動部57は、移動向きLD(第2の円管状部210に近づく向き)に移動する。なお、第1の円管状部110は、先端側が第1の治具58から突出するように直動部57に固定されることが好ましい。これにより、融点を超えることで飛散した第2の円管状部210の部分(飛散物)が第1の治具58に付着することを防止することができる。
図7に示すように、直動部57の移動に伴って移動する第1の円管状部110は、回転部56の回転に伴って回転する第2の円管状部210に接触する。これにより、摩擦圧接が開始される。摩擦圧接によって接触部分の温度は上昇して第2の円管状部210の融点を超えるので、第2の円管状部210における融点を超えた部分は遠心力によって飛散する。これにより、第2の円管状部210の全長は短くなっていくが、接合前の管厚である第2の管厚T2(図4参照)を少なくとも有する残存部211は残る。
図8に示すように、摩擦圧接完了時には、加熱された第1の円管状部110が、第1の治具58の形状に沿って成形されている。ここで、第1の治具58は、第1の円管状部110の外周側を断続的に覆う形状であってもよいが、第1の円管状部110の外周側を一周にわたって連続的に覆う形状であることが望ましい。
なお、図8に示した第2の円管状部210および第1の円管状部110の形状は、図4に示した形状に対応している。つまり、第1の治具58の内径が拡大し始める位置58aは、図4に示した第1の位置p1に対応する。また、第1の治具58の内径が滑らかに拡大する平坦面58bは、図4に示した第1の斜面121aに対応する。また、第1の治具58の端面58cに沿って図4に示した突起部121bが形成される。
図8に示すように、第1の円管状部110と第2の円管状部210とを摩擦圧接することで、第2の円管状部210には、少なくとも第2の管厚T2(図4参照)で残存する残存部211が形成される。また、第1の円管状部110には、第1の円管状部110の塑性流動化した部分により管厚が変化する管厚変化位置p0(図4参照)から残存部211の側に向けて第1の管厚T1よりも管厚が拡大する管厚拡大部120が形成される。したがって、管厚拡大部120を第1の管厚T1よりも大きい管厚で残存部211に接合することが可能となり、接合強度を向上させた接合体10を得ることができる。
また、管厚拡大部120を形成する際に、第1の円管状部110を外周側から覆う第1の治具58で塑性流動化した部分を成形することにより、残存部211に向かって管厚変化位置p0(図4参照)よりも手前の第1の位置p1(図4参照)から残存部211の側に向けて、管厚変化位置p0の外径よりも外径が拡大する外径拡大部121を形成することができる。これにより、接合強度だけではなく疲労強度も向上させた接合体10を得ることができる。
次に、接合体10の変形例について図9を用いて説明する。図9は、変形例に係る接合体10Aを示す断面図である。なお、接合体10Aは、第1の円管状部110の内周側の形状が、図4に示した接合体10とは異なる。このため、以下では、図4との差異点について主に説明することとする。ここで、第2の治具59は、第1の円管状部110の内周側を断続的に覆う形状であってもよいか、第1の円管状部110の内周側を一周にわたって連続的に覆う形状であることが望ましい。
図9に示すように、第1の円管状部110の内周側にも成形用の治具を用いることで、第1の円管状部110の塑性流動化した部分により第1の管厚T1が変化し始める内周側の位置を、残存部211に向かって管厚変化位置p0(図4参照)よりも手前(X軸正方向側)である第2の位置p2とすることができる。ここで、第2の位置p2は、中心線L1に沿うX軸の座標を指す。つまり、外周側だけでなく内周側にも成形用の治具を用いることで、管厚変化位置p0よりも中心線L1に沿って残存部211から離れた位置である第2の位置p2から、第1の円管状部110を厚肉化することができる。すなわち、内周側においても管厚拡大部120を第1の円管状部110の管軸方向について拡張することができる。したがって、第1の円管状部110と第2の円管状部210との接合強度を一層向上させるとともに、接合体10の疲労強度を向上させることができる。また、内周側における管厚拡大部120を第1の円管状部110の管軸方向に拡大することで、内径の変化を緩やかにすることができる。したがって、内径の変化についても山や谷が少ない滑らかな形状とすることが可能となり、応力集中が発生しにくい形状の接合体10Aを得ることができる。
図9に示すように、第1の円管状部110の管厚拡大部120は、第2の円管状部210側に内径縮小部122を含む。内径縮小部122は、残存部211の側に向けて内径が滑らかに縮小する形状の平坦な第2の斜面122aを含む。ここで、「平坦」とは厳密に平面であることを要しない。つまり、第2の斜面122aは、内径が滑らかに縮小するように形成された斜面であればよく、平面だけでなく、内径が急縮小しないように徐々に縮小する曲面を含むものとし、明らかな谷や山を省いた面であれば足りる。また、内径縮小部122は、第2の斜面122aに連続し、残存部211の内径よりも径方向の内側へ突出した突起部122bを含む。このように、内径縮小部122が平坦な第2の斜面122aを含むため、内径の急縮小を防止し、内径縮小部122に対する応力集中を緩和することができる。したがって、接合体10の疲労強度を一層向上させることができる。
なお、図9には、突起部122bを有する接合体10Aを示したが、突起部122bを第2の円管状部210の内径にあわせて削り取るなどして除去することとしてもよい。これにより、接合体10の内周側についても応力が集中しにくい形状となり、さらに疲労強度を高めることができる。
また、図9では、第1の円管状部110の外周側における第1の位置p1と、内周側における第2の位置p2とが中心線L1に沿って同様の位置となる場合を示した。しかしながらこれに限らず、第1の位置p1および第2の位置p2は、管厚変化位置p0(図4参照)よりも中心線L1に沿う向きについて第2の円管状部210から離れていれば、異なる位置であってもよい。たとえば、第2の位置p2を第1の位置p1よりも管厚変化位置p0(図4参照)に近い位置としたり、第2の位置p2を第1の位置p1よりも管厚変化位置p0(図4参照)から遠い位置としたりすることとしてもよい。
次に、図9に示した接合体10Aの製造に用いる治具について図10を用いて説明する。図10は、変形例に係る治具を示す模式図である。なお、図10は、直動部57が第1の円管状部110の内周側にも挿入され、先端側には第1の円管状部110の内周側から覆う第2の治具59が固定されている点が図8とは異なる。なお、第1の円管状部110は、先端側が第2の治具59から突出するように直動部57に固定されることが好ましい。これにより、融点を超えることで飛散した第2の円管状部210の部分(飛散物)が第2の治具59に付着することを防止することができる。
図10に示すように、摩擦圧接完了時には、加熱された第1の円管状部110が、第1の治具58のみならず第2の治具59の形状に沿って成形されている。なお、図10に示した第2の円管状部210および第1の円管状部110の形状は、図9に示した形状に対応している。つまり、第2の治具59の外径が縮小し始める位置59aは、図9に示した第2の位置p2に対応する。また、第2の治具59の外径が滑らかに縮小する平坦面59bは、図9に示した第2の斜面122aに対応する。また、第2の治具59の端面59cに沿って図9に示した突起部122bが形成される。
次に、図5に示した接合装置50が実行する接合体10,10Aを製造する方法の処理手順について図11を用いて説明する。図11は、接合体10,10Aを製造する方法の処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、接合装置50の取得部51aは、記憶部52から接合情報52aを読み出す(ステップS101)。また、接合装置50は、第1の円管状部110および第2の円管状部210をそれぞれ保持する(ステップS102)。なお、ステップS101とステップS102の順序を逆にしてもよく、並行して行うこととしてもよい。
回転部56は、接合情報52aに基づき、保持した第2の円管状部210を時間経過に応じた回転速度で回転させる(ステップ103)。また、直動部57は、接合情報52aに基づき、保持した第1の円管状部110を時間経過に応じた移動量で直動させる(ステップ104)。そして、接合装置50は、接合情報52aに基づく所望の圧接条件に従った摩擦圧接を実行した後、処理を終了する。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施例に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 構造物、 10 接合体、 50 接合装置、 51 制御部、 51a 取得部、 51b 指示部、 52 記憶部、 52a 接合情報、 56 回転部、 57 直動部、 58 第1の治具、 59 第2の治具、 100 鋼製部材、 110 第1の円管状部、 120 管厚拡大部、 121 外径拡大部、 121a 第1の斜面、 121b 突起部、 122 内径縮小部、 122a 第2の斜面、 122b 突起部、 130 突起部、 200 鋳鉄製部材、 210 第2の円管状部、 211 残存部、 250 基部、 300 指示板、 L1 中心線、 p0 管厚変化位置、 p1 第1の位置、 p2 第2の位置、 T1 第1の管厚、 T2 第2の管厚。

Claims (8)

  1. 鋳鉄製部材と、前記鋳鉄製部材に摩擦圧接により接合される鋼製部材とを備え、
    前記鋼製部材は、第1の管厚を有する第1の円管状部を含み、
    前記鋳鉄製部材は、前記第1の管厚よりも大きい第2の管厚を有する第2の円管状部を含み、
    前記第2の円管状部は、摩擦圧接により少なくとも前記第2の管厚で残存する残存部を含み、
    前記第1の円管状部は、摩擦圧接の際に塑性流動化した部分により管厚が変化する管厚変化位置から前記残存部の側に向けて、前記第1の管厚よりも管厚が拡大する管厚拡大部を含み、
    前記管厚拡大部は、前記第1の管厚よりも大きい管厚で前記残存部に接合される、接合体。
  2. 前記管厚拡大部は、前記第1の円管状部を外周側から覆う第1の治具で前記塑性流動化した部分を成形することにより、前記残存部に向かって前記管厚変化位置よりも手前の第1の位置から前記残存部の側に向けて、前記管厚変化位置の外径よりも外径が拡大する外径拡大部を含む、請求項1に記載の接合体。
  3. 前記外径拡大部は、前記外径が滑らかに拡大するように成形される平坦な第1の斜面を含む、請求項2に記載の接合体。
  4. 前記管厚拡大部は、前記第1の円管状部を内周側から覆う第2の治具で前記塑性流動化した部分を成形することにより、前記残存部に向かって前記管厚変化位置よりも手前の第2の位置から前記残存部の側に向けて、前記管厚変化位置の内径よりも内径が縮小する内径縮小部を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の接合体。
  5. 前記内径縮小部は、前記内径が滑らかに縮小するように成形される平坦な第2の斜面を含む、請求項4に記載の接合体。
  6. 前記管厚拡大部は、前記残存部に少なくとも前記第2の管厚で接合される部分を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の接合体。
  7. 第1の管厚を有する第1の円管状部を含む鋼製部材と、前記第1の管厚よりも大きい第2の管厚を有する第2の円管状部を含む鋳鉄製部材とを摩擦圧接により接合することにより接合体を製造する方法であって、
    前記接合することは、前記第2の円管状部に少なくとも前記第2の管厚で残存する残存部を形成することと、
    前記第1の円管状部の塑性流動化した部分により管厚が変化する管厚変化位置から前記残存部の側に向けて、前記第1の管厚よりも管厚が拡大する管厚拡大部を形成することと、
    前記管厚拡大部を前記第1の管厚よりも大きい管厚で前記残存部に接合することとを含む、方法。
  8. 前記管厚拡大部を形成することは、前記第1の円管状部を外周側から覆う第1の治具で前記塑性流動化した部分を成形することにより、前記残存部に向かって前記管厚変化位置よりも手前の第1の位置から前記残存部の側に向けて、前記管厚変化位置の外径よりも外径が拡大する外径拡大部を形成することを含む、請求項7に記載の方法。
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