JP7046622B2 - 期間インジケーターおよび期間インジケーターを有する防虫剤および芳香剤 - Google Patents

期間インジケーターおよび期間インジケーターを有する防虫剤および芳香剤 Download PDF

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本発明は、期間インジケーターおよび期間インジケーターを有する防虫剤および芳香剤に関するものである。
従来から、防虫剤、殺虫剤、消臭剤、芳香剤等の有効期間を表示するための期間インジケーターが提案されていて、例えば、液体透過性材からなる基板材と、この基板材面に対し部分的に積層された液体透過性で光に対し低屈折率の材料による表示部とからなるシート材中に常温揮散性の液体が含有されてなるインジケーターが知られている(特許文献1)。
しかしながら、このタイプの期間インジケーターは、使用前(液体揮散前)から終点の表示が透けて見えてしまい、使用前から液体が揮散してしまっているのではないかと疑念を持たれたり、使用可能な状態と終点との差がわかりづらいことがある。
そのため、このタイプの期間インジケーターについては、例えば、表示部を二か所に分けたり(特許文献2)、表示部に塗布する量を変えたり(特許文献3)、液体不透過性で気体透過性の領域を設けたり(特許文献4)、種々の改良が行われている。
実公平5-938号公報 特開2003-308015号公報 国際公開WO2003/52721号パンフレット 国際公開WO2004/13828号パンフレット
しかしながら、上記改良は何れも加工が煩雑でコストも要するものであり、より簡便な方法で上記期間インジケーターにおける問題点を改善できる技術が望まれていた。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、上記期間インジケーターにおいて液体含浸前の基材に特定の色のものを用いるという簡便な方法により、上記問題点を改善できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、液体保持性を有する基材と、この基材上に部分的に積層された液体保持性で光に対し低屈折率の材料よりなる期間終期の表示部とからなり、これらに揮散性の液体を含浸させた期間インジケーターであって、
表色系で、液体含浸前の液体保持性を有する基材のLが70~80、aが20~30、bが40~50であることを特徴とする期間インジケーターである。
また、本発明は、上記期間インジケーターにおいて、揮散性の液体に防虫剤または芳香剤を含有させたことを特徴とする期間インジケーターを有する防虫剤または芳香剤である。
本発明の期間インジケーターは、薬剤の効力のある使用期間中には終点の表示が透けて見えず、使用後には終点が明確に視認できるため、使用可能な状態であることや終点をはっきりと認識することができる。
そのため、本発明の期間インジケーターは、有効期間が決まっている防虫剤、殺虫剤、消臭剤、芳香剤等に好適である。
表示部を見るための窓(右下)を有する樹脂製の容器を示す図である。 製品1(現行品)の液体含浸前後の期間インジケーターを示す図である 製品2(本発明品)の液体含浸前後の期間インジケーターを示す図である。
本発明の期間インジケーターに用いられる、液体保持性を有する基材(単に「基材」ということもある)は、L表色系で、液体含浸前の液体保持性を有する基材のLが70~80、好ましくは71~75、aが20~30、好ましくは24~30、bが40~50、好ましくは43~48である。なお、ここで基材とは、液体保持力があり、液体の揮散状態に応じて順次基材中に残存する液体を移行させることができ、液体に対して化学的に不活性なものをいう。また、基材をこのようなLにするには着色料の濃度や調色で調整すればよい。
このような基材としては、例えば、板紙、ろ紙、合成繊維混抄紙等の紙、不織布、フェルト状織物、無機繊維シート、セラミック、プラスチック等の空間(空隙)を有する多孔質材のLを上記範囲となるように公知の方法により調整したものが挙げられる。これらの基材の中でも不織布または紙が好ましい。なお、液体保持性とは、これらの基材に後記する揮散性の液体を含浸させた時に、基材の空間(空隙)の内の空気が液体によって置き換えられ、液体が基材に保持されるという性質のことをいう。
なお、L表色系は、JIS Z 8730に準拠するものであり、例えば、X-Rite Ci64-XRDUBJP(エックスライト製)等の市販の機器で測定することができる。
また、本発明においては、揮散性の液体を含浸後の表示部と基材の色差ΔEが4.0以下、好ましくは2.5以下となるようにすると、液体含浸後に表示部がより透けて見えなくなるため好ましい。
なお、揮散性の液体を含浸後の表示部と基材の色差ΔEは、次のようにして算出することができる。
[数1]
ΔE=[(含浸後の表示部のL-基材のL+(含浸後の表示部のa-基材のa+(含浸後の表示部のb-基材のb1/2
このような基材の形状は特に限定されないが、例えば、シート状、ブロック状、円柱状等が挙げられる。また、基材の厚さも特に限定されないが、例えば、0.1mm~3mmである。
本発明の期間インジケーターに用いられる、上記基材上に部分的に積層された液体保持性で光に対し低屈折率の材料よりなる期間終期の表示部(単に「表示部」ということもある)は、特に限定されないが、L表色系で、液体含浸前の表示部のLが80~100、好ましくは85~100、aが10~15、10~11、bが6~12、好ましくは7~8である。
このような表示部は、例えば、屈折率1.7以下の微粒粉体とバインダーを混合物を用いて形成することができる。微粒粉体としては、例えば、無定形シリカ(屈折率1.45)、カオリン(屈折率1.55~1.6)、炭酸カルシウム(屈折率1.48~1.66)等の白色無機顔料、プラスチックピグメント(屈折率1.59)等の有機顔料が挙げられる。これらの微粒粉体で形成される層に液体が浸透すると、微粒粉体の屈折率が1に近づき基材と表示部の屈折率が同等になるためその層は透明化する。
バインダーとしては、特に限定されないが、例えば、酢酸ビニル、EVA、NBR、SBR、アクリル、ラテックス等を用いることできる。
上記混合物における微粒粉体とバインダーの配合量は、塗工方法にあわせて適宜決定されるため特に限定されないが、例えば、微粒粉体100質量部に対し、バインダーが5~60質量部程度である。また、塗工方法も用途にあわせて適宜決定されるため特に限定されないが、例えば、噴霧、塗布の他、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等が挙げられる。これらの塗工方法により、基材上に部分的に液体保持性で光に対し低屈折率の材料を積層させて期間終期の表示部を形成する。期間終期の表示部の形状は特に限定されず、×等の図形や、おわり、終了、取り換え時期、交換、END等の文字でもよい。また、表示部の厚さも特に限定されないが、例えば、0.02mm~0.5mmである。
この表示部は液体が浸透している時には、基材と表示部の屈折率が同等であるため透明化しているが、液体が揮散すると微粒粉体が本来の屈折率に戻り、基材と表示部の屈折率が異なるため不透明化する。これにより表示部が期間終期を示すことができる。
本発明の期間インジケーターに用いられる揮散性の液体は、上記基材や表示部に浸透性を有し、化学的に不活性なものであれば特に限定されない。なお、ここで揮散性とは、常温常圧下(25℃、1atm程度)において順次気化する物質をさし、具体的には25℃における蒸気圧が1×10-7Pa以上の物質をいう。
このような揮散性の液体として、例えば、揮散性の防虫成分、殺虫成分、忌避成分、消臭成分、芳香成分、抗菌・抗黴成分等を用いれば、期間インジケーターは、これら成分自体の有効期間を表示するものとなる。一方、薬効のない揮散性の液体を用いる場合には、期間表示を必要とする薬剤の有効期間にあわせて、液体の種類や量を選定すればよい。なお、これら成分は1種または2種以上を組み合わせてもよい。
本発明の期間インジケーターに使用することのできる揮散性の液体として、常温揮散性液体あるいは加温揮散性液体の例を以下に列挙する。
<防虫成分・殺虫成分>
プロフルトリン、エンペントリン、トランスフルスリン、アレスリン、フェノトリン、メトフルトリン、エミネンス、フタルスミン、d-T80-レストメトリン、ペルメトリン等のピレスロイド系化合物;エトフェンプロックス等のピレスロイド様化合物;デカメチルテトラシロキサン、モチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等のシリコーン化合物;2-フェノキシエタノール等を挙げることができる。
防虫剤、殺虫剤の効能を強化する共力剤として、N-(2-エチルヘキシル)-ビシクロ〔2,2,1〕-ヘプタ-5-エン-2,3-ジカルボキシイミド、ピペロニルブトキサイド等を挙げることができる。
<忌避成分>
N,N-ジエチル-m-トルアミド、3-(N-ブチル-N-アセチル)-アミノプロピオン酸エチル、2-(2-ヒドロキシ-エチル)ピペリジン-1-カルボン酸sec-ブチルエステル、2-ヒドロキシエチル-n-オクチル サルファイド等を挙げることができる。
<芳香成分>
麝香、霊猫香、竜延香等の動物性香料、アビエス油、アクジョン油、アルモンド油、アンゲリカルート油、ページル油、ベルガモット油、パーチ油、ボアバローズ油、カヤブチ油、ガナンガ油、カプシカム油、キャラウェー油、カルダモン油、カシア油、セロリー油、シナモン油、シトロネラ油、コニャック油、コリアンダー油、クミン油、樟脳油、ジル油、エストゴラン油、ユーカリ油、フェンネル油、ガーリック油、ジンジャー油、グレープフルーツ油、ホップ油、レモン油、レモングラス油、ナツメグ油、マンダリン油、ハッカ油、パイン油、オレンジ油、セージ油、スターアニス油、テレピン油等の植物性香料を挙げることができる。この香料として、合成香料又は抽出香料等の人工香料を用いることもでき、例えば、ピネン、リモネン等の炭化水素系香料、リナロール、ゲラニオール、シトロネロール、メントール、ボルネオール、ベンジルアルコール、アニスアルコール、βフェネチルアルコール等のアルコール系香料、アネトール、オイゲノール等のフェノール系香料、n-ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド等のアルデヒド系香料、カルボン、メントン、樟脳、アセトフェノン、イオノン等のケトン系香料、γ―ブチルラクトン、クマリン、シネオール等のラクトン系香料、オクチルアセテート、ベンジルアセテート、シンナミルアセテート、プロピオン酸ブチル、安息香酸メチル等のエステル系香料等が挙げられる。さらに、上記香料の2種以上を混合した調合香料も使用することができる。
<抗菌・抗黴成分>
ヒバ酸性油、アリルイソシアネート、フェネチルイソシアネート、チモール、カルバクロル、3-メチル-4-イソプロピルフェノール等を挙げることができる。
<消臭成分>
植物抽出系消臭成分等を挙げることができる。
<薬剤効果を有しない液体>
水、エタノール等のアルコール、トルエン、キシレン等の炭化水素、グリセリン、プロピレングリコール、トリエチレングリコール等のグリコール、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン、酢酸エチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、クエン酸トリエチル、フタル酸ジメチル、安息香酸ベンジル等のエステル、トリエチルアミン等のアミン等などが挙げられる。これらの液体は1種または2種以上を組み合わせてもよい。また、これらの液体には、表示部の機能に影響を与えない範囲で、流動パラフィン、ホホバオイル、シリコンオイル、ひまし油等の揮発性調整剤を含有させてもよい。
揮散性の液体を基材や表示部に含有させる方法としては、浸漬法、注入法、滴下含浸法などの公知の方法を用いることができる。
斯くして得られる本発明の期間インジケーターは、有効期間が決まっている防虫剤、殺虫剤、忌避剤、消臭剤、芳香剤、抗菌・抗黴剤等に利用できる。本発明の期間インジケーターは、これらの中でも防虫剤や芳香剤に利用することが好ましい。
本発明の期間インジケーターの好ましい態様としては以下のものが挙げられる。
液体保持性を有する基材がL表色系で、液体含浸前のLが71~75、aが28~28.5、bが43~45である不織布であり、表示部がL表色系で、液体含浸前のLが87~87.5、aが10~11、bが7~7.5となるようにシリカとアクリル系バインダーを含有する混合物をシルクスクリーン印刷で積層したものであり、揮散性の液体がプロフルトリンのクエン酸トリエチル溶液であり、揮散性の液体を含浸後の表示部と基材の色差ΔEが2.5以下のものである。
本発明の期間インジケーターや、これを利用した防虫剤、殺虫剤、忌避剤、消臭剤、芳香剤、抗菌・抗黴剤等は、表示部を見るための窓を有する樹脂製等の容器に収納することが好ましい。このようにすると、期間終期を容易に判断することができる。また、これら容器は、液体の記載を防ぐため使用前まで気体不透過性の樹脂等で製造された袋等に入れておくことが好ましい。
以下、本発明を実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
実 施 例 1
期間インジケーターの製造:
3×6cmの湿式不織布(坪量150g/m)について、着色料(橙色の染料)の量でLを調整した基材を製造した。この基材上に、シリカとアクリル系バインダーの混合物を用い、シルクスクリーン印刷(135メッシュ)で「おわり」の文字を印刷して表示部を形成し、これらをサンプルとした(本発明品1、2および比較品1)。次に、これらについて以下の測定を行った。
(1)液体含浸前サンプルのL値測定
基材自体および表示部のそれぞれについて、L値を測定するとともに、測定結果から表示部/基材の色差であるΔEを算出した。なお、この液体含浸前サンプルは、いずれも液体の揮散が完了した使用後の表示状態と同等に終点の表示がよく見えるものであった。
(2)液体含浸後サンプルのL値測定
(1)の測定を行った各基材に対して、揮散性の液体として防虫剤であるプロフルトリン31mg、および溶剤としてクエン酸トリエチル35mgの混合液を含浸させた後アルミホイルに包んで6日間静置し、液体を基材全体に染み渡らせて期間インジケーターを製造した。液体を染み渡らせると表示部は透明化した。この基材および表示部のそれぞれについて、L値を測定するとともに、測定結果から表示部/基材の色差であるΔEを算出した。
(3)液体含浸後サンプルの視認性評価
(2)の液体含浸後のサンプルを、図1に示すような表示部を見るための窓(右下)を有する樹脂製の容器内部の規定の位置に貼りつけ、サンプル間での角度や光の当たり方に差異が生じないようにしたうえで、22名のモニターに対し評価対象のサンプルを提示し、表1に記載の基準に基づき視認性を評価した。
(4)終点の確認
(3)の液体含浸後のサンプルを、液体の揮散が完了するまで室温に静置し、使用後の表示状態を確認した。なお、使用後のサンプルは本発明品および比較品1を含めて何れも終点の表示がよく見えるものであった。
<評価基準>
Figure 0007046622000001
上記(1)~(3)の測定結果を表2に示した
Figure 0007046622000002
以上の結果より、本発明品1および2は、液体含浸前の基材のLが70~80、aが20~30、bが40~50であることにより、この範囲にない比較品1と比べて、使用前から終点の表示が透けて見えず、かつ、使用後には終点の表示がよく見えるものであった。液体含浸前後の期間インジケーターを図2(本発明品1)および図3(比較品1)に示した。
実 施 例 2
期間インジケーターの製造:
実施例1と同様にして以下の表3に記載のLを有する基材を製造した。この基材上に、シリカとアクリル系バインダーの混合物を用い、シルクスクリーン印刷(135メッシュ)で「おわり」の文字を印刷して表示部を形成した。次いで、これらに揮散性の液体として防虫剤であるプロフルトリン31mg、および溶剤としてクエン酸トリエチル35mgの混合液を含浸させた後アルミホイルに包んで6日間静置し、液体を基材全体に染み渡らせて期間インジケーターを製造した。これらの期間インジケーターについて実施例1と同様にして視認性評価を実施した。その結果も表3に示した。
Figure 0007046622000003
以上の結果より、本発明品3~8は、液体含浸前の基材のLが70~80、aが20~30、bが40~50であることにより、使用前から終点の表示が透けて見えず、かつ、使用後には終点の表示がよく見えるものであった。
実 施 例 3
期間インジケーターの製造:
実施例1と同様にして以下の表4に記載のLを有する基材を製造した(製品1~3と同様の基材)。この基材上に、シリカとアクリル系バインダーの混合物を用い、シルクスクリーン印刷(135メッシュ)で「おわり」の文字を印刷して表示部を形成した。次いで、これらに揮散性の液体としてシリコーンオイル80mgを含浸させた後アルミホイルに包んで6日間静置し、液体を基材全体に染み渡らせて期間インジケーターを製造した。この期間インジケーターの視認性を目視で評価した。
Figure 0007046622000004
揮散性の液体としてシリコーンを用いた場合であっても、液体含浸前の基材のLが70~80、aが20~30、bが40~50であることにより、使用前から終点の表示が透けて見えず、かつ、使用後には終点の表示がよく見えるものであった。
本発明の期間インジケーターは、有効期間が決まっている防虫剤、殺虫剤、忌避剤、消臭剤、芳香剤、抗菌・抗黴剤等に利用できる。
以 上

Claims (6)

  1. 液体保持性を有する基材と、この基材上に部分的に積層された液体保持性で光に対し低屈折率の材料よりなる期間終期の表示部とからなり、これらに揮散性の液体を含浸させた期間インジケーターであって、
    表色系で、液体含浸前の基材のL71~75、a24~30、b43~48であり、液体含浸前の表示部のL が85~100、a が10~11、b が7~8であり、
    揮散性の液体を含浸後の表示部と基材の色差ΔEが4.0以下であり、
    液体保持性で光に対し低屈折率の材料が、屈折率1.7以下の微粒粉体である、
    ことを特徴とする期間インジケーター。
  2. 液体保持性を有する基材が、不織布または紙である請求項に記載の期間インジケーター。
  3. 揮散性の液体が、防虫成分、殺虫成分、忌避成分、芳香成分、抗菌・抗黴成分、消臭成分から選ばれる1種または2種以上である請求項1または2記載の期間インジケーター。
  4. 請求項1~の何れかに記載の期間インジケーターにおいて、揮散性の液体に防虫成分を含有させたことを特徴とする期間インジケーターを有する防虫剤。
  5. 防虫成分が、プロフルトリンである請求項記載の期間インジケーターを有する防虫剤。
  6. 請求項1~の何れかに記載の期間インジケーターにおいて、揮散性の液体に芳香成分を含有させたことを特徴とする期間インジケーターを有する芳香剤。
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