JP7046354B2 - 施錠装置を用いた施錠システム - Google Patents

施錠装置を用いた施錠システム Download PDF

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本発明は、施錠装置と、この施錠装置を用いた施錠システムに関するものである。
顔認証と、IDカード使用による施錠装置としては、例えば下記特許文献1に記載されている。
つまり、カメラで撮影した顔データが、事前に登録された人物の顔データと一致し、しかも、IDカードなどから読み取られたIDが、顔データとして読み取られた本人のものであると判定された場合に、解錠する構成となっている。
特開2007-113192号公報
上述したように先行文献では、顔データとIDデータの両方によって解錠を行うので、セキュリティ対策が十分に行えるものとなる。
従来のものは、IDカードを読み取り機に接触させるものであるが、近年では、ID情報を非接触状態で読み取らせようとしている。
たとえば、自宅の扉に施錠装置を設置した場合、両手が買い物で塞がっているので、RFIDタグ(radio frequency identification tag)を読み取り部分にわざわざ接触させなくても、非接触状態でID情報の交信ができるようにすることが望まれている。
前記RFIDタグは、家族全員に支給されるので、家族で同時に帰宅し、扉の前にたたずんだ場合、読み取り部分では、複数のRFIDタグとの交信が同時に行われ、その結果、混信、つまり、コリジョンが発生し、解錠できず、使い勝手の悪いものとなる。
そこで、本発明は、使い勝手を良くすることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明の施錠装置は、鍵開閉駆動部と、この鍵開閉駆動部に接続した制御部とを備え、前記制御部には、複数のRFIDタグとの非接触交信を行うRFID)送受信部と、カメラと、メモリと、を接続し、前記制御部は、前記カメラで撮影した顔データが、前記メモリに登録された顔認証データに基づき、特定の第1の人物であると判定した場合、前記メモリ内において、この第1の人物に割り当てられた第1のRFIDタグに対して、前記RFID送受信部を通じて、第1の人物以外の人物に割り当てられた他のRFIDタグよりも優先的に非接触交信を試みる構成とした。
前記制御部は、前記カメラで撮影した顔データが、前記メモリに登録された顔認証データに基づき、特定の第1の人物であると判定した場合、前記メモリ内において、この第1の人物に割り当てられた前記第1のRFIDタグに対してのみ、前記RFID送受信部を通じて非接触交信を試みる構成とした。
前記制御部に、モニタを接続し、前記制御部は、前記カメラで撮影した顔データが、前記メモリに登録された顔認証データに基づき、特定の第1の人物であると判定した場合、前記メモリ内において、この第1の人物に割り当てられた前記第1のRFIDタグに対してのみ、前記RFID送受信部を通じて非接触交信を試み、前記第1のRFIDタグからの返信応答がない場合、前記モニタに、前記第1のRFIDタグに基づく、前記鍵開閉駆動部の起動不可のメッセージを表出させる構成とした。
前記モニタに、前記第1のRFIDタグに基づく、前記鍵開閉駆動部の起動不可のメッセージとして、物理キー使用による解錠動作を指示するメッセージを表出させる構成とした。
前記制御部に人感センサを接続するとともに、この人感センサ、前記RFID送受信部、カメラ、メモリの少なくとも一部を、本体ケース内に収納させた。
本体ケースを、扉部分、または、この扉の外周に存在する壁面部分に設置した。
以上のように本発明は、カメラで撮影した顔データが、メモリに登録された顔認証データに基づき、特定の第1の人物であると判定され、また、前記メモリ内において、この第1の人物に割り当てられた第1のRFIDタグとの交信が行えた場合に解錠するので、十分なセキュリティ対策が行える。
さらに、本発明は、前記カメラで撮影した顔データが、前記メモリに登録された顔認証データに基づき、特定の第1の人物であると判定した場合、前記メモリ内において、この第1の人物に割り当てられた第1のRFIDタグに対して、前記RFID送受信部を通じて優先的に交信を試みる構成としたので、例えば、家族が一度に帰宅し、扉の前にたたずんでも、混信、つまり、コリジョンが発生せず、スムーズな解錠が行え、使い勝手の良いものとなる。
本発明の一実施形態にかかる施錠装置を用いた施錠システムを示す斜視図 同施錠装置の鍵開閉駆動部一部斜視図 同施錠装置の外部操作機を示す正面図 同施錠装置の内部操作機を示す正面図 同施錠システムのブロック図 同施錠システムの動作フローチャート 同施錠システムの動作フローチャート
以下、本発明の実施形態に係る施錠装置、および、施錠装置を用いた施錠システムを図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る施錠装置11が備えられた施錠システム10が示されている。
図1に示されているとおり、施錠システム10は、例えば、住居1の玄関に施設された施錠装置11によって実現される。施錠装置11は、室内への出入り口である扉2に取り付けられた鍵開閉駆動部としての電気錠12と、室外であって扉2の周囲の壁に取り付けられた外部操作機20と、室内に取り付けられた内部操作機40とを有している。なお、外部操作機20は、例えば、壁に対して、露出型、埋込型のいずれであってもよく、また、壁から離れて地面にポールなどで立ち上げられた立設型、天井から吊り下げられた吊下げ型などであってもよい。
扉2が閉まった状態では、電気錠12は自動的に施錠される。なお、電気錠12の自動的な施錠は、従来技術であるため、煩雑化を避けるために説明を省略する。
外部操作機20に近づいた識別対象人物4が、携帯器5を携行していた場合、外部操作機20は、携帯器5と非接触交信を行う。住居1の住人であると識別された場合、電気錠12が解錠する。携帯器5は、例えば、RFIDタグや、物理キーとしての鍵などから構成されている。RFIDタグは、電波方式、電磁誘導方式などである。
ここで、電気錠12、外部操作機20および内部操作機40を図2から図5に基づいて説明する。図2は電気錠12の外観斜視図であり、図3は外部操作機20の外観正面図であり、図4は内部操作機40の外観正面図である。図5は、携帯器5、電気錠12、外部操作機20および内部操作機40のブロック図である。
電気錠12は、ドアノブ3の近傍において扉2に内蔵される(図1参照)。図2に示されているとおり、電気錠12は、扉2の厚みよりも薄い直方体の筐体13に施解錠モータ18や電気錠制御部14が内蔵され(図5参照)、シリンダー15、サムターン(図示省略)、デッドボルト16およびラッチボルト(図示省略)などを有している。また、電気錠12は、扉2の端部であって、デッドボルト16およびラッチボルトの近傍に、扉2の開閉を検知するための開閉センサ17を有している。なお、シリンダー15は、例えば、ディスクシリンダー、ピンシリンダー、ロータリーシリンダーなどである。施解錠モータ18は、ソレノイドに替えてもよい。電気錠12は、例えば、通電時解錠型、通電時施錠型、瞬時通電施解錠型などであるが、通電時解錠型の電気錠12が、防犯に適している。開閉センサ17は、例えば、マグネット式、赤外線式などである。
図3に示されているとおり、外部操作機20は、ほぼ長方形の外部用本体ケース21に、種々の機器が備えられている。メッセージが表示される外部用モニタ22は、ほぼ長方形であり、外部用本体ケース21のほぼ中央に配置されている。識別対象人物4の顔を撮影するカメラ23は、外部用モニタ22の上方に配置されている。暗視カメラや赤外線カメラであれば、夜間であっても識別対象人物4の顔を鮮明に撮影することができる。識別対象人物4や周囲を照らすライト24a~dは、外部用モニタ22の四隅の近傍に配置されている。識別対象人物4の音声を集音する外部用マイク25は、外部用モニタ22の左方に配置されている。識別対象人物4の存否を検知する人感センサとしてのIRセンサ(Infrared Sensor)26は、外部用モニタ25の右方に配置されている。IRセンサ26は、パッシブ型、アクティブ型などであるが、受光部を要しないパッシブ型が簡便である。在宅者の音声を伝達する外部用スピーカ27は、外部用モニタ22の下方に配置されている。外部用入力装置としての外部用押しボタン28は、外部用スピーカ27の下方に配置されている。複数のRFIDタグと非接触交信を行うRFID送受信部としての送受信アンテナ29は、外部用押しボタン28の左方であって、外部用本体ケース21の正面における左隅に配置されている。外部操作機制御部30および外部操作機メモリ31は、外部用本体ケース21に内蔵されている(図5参照)。なお、各機器の数や配置は任意である。ただし、外部用本体ケース21を壁面に設ける場合は、図1に示すように、扉2の外周に存在する扉2の側方の壁面や、扉2の上方に存在する壁面に取り付ける。
図4に示されているとおり、内部操作機40は、ほぼ長方形の内部用本体ケース41に、種々の機器が備えられている。外部操作機20のカメラ23で撮影された映像が映し出される内部用モニタ42は、ほぼ長方形であり、内部用本体ケース41のほぼ中央に配置されている。内部用モニタ42は、タッチパネル43を有し、このタッチパネル43は、例えば、感圧式、静電容量式などである。在宅者の音声を集音する内部用マイク44は、内部用モニタ42の左方に配置されている。識別対象人物4の音声を出力する内部用スピーカ45は、内部用モニタ42の下方に配置されている。内部用入力装置としての内部用押しボタン46は、内部用スピーカ45の右方に配置されている。内部操作機制御部47および内部操作機メモリ48は、内部用本体ケース41に内蔵されている(図5参照)。なお、各機器の数や配置は任意である。
図5に示されているとおり、携帯器5の携帯器制御部6は、アンテナ7および携帯器メモリ8が接続されている。外部操作機20の外部操作機制御部30は、IRセンサ26、カメラ23、外部用マイク25、外部用押しボタン28、送受信アンテナ29、外部用モニタ22、外部用スピーカ27、ライト24a~dおよび外部操作機メモリ31が接続されている。内部操作機40の内部操作機制御部47は、タッチパネル43、内部用マイク44、内部用押しボタン46、内部用モニタ42、内部用スピーカ45および内部操作機メモリ48が接続されている。電気錠12の電気錠制御部14は、開閉センサ17および施解錠モータ18が接続されている。電気錠制御部14、外部操作機制御部30および内部操作機用制御部47は、それぞれ通信線で接続されている。
外部操作機メモリ31または内部操作機メモリ48は、住人の識別情報である住人識別情報が記録されている。住人識別情報は、例えば、RFIDタグ毎のユニークな個別ID、外部操作機毎のリーダID、初期設定において予め登録された登録時顔認証データ、住人の成長、加齢、外傷などによる顔面の外観の変化が記録された補正後顔認証データ、解錠権限の有無、ニックネームなどである。このようにして、住人の顔認証データと、住人それぞれが携行する携帯器5のRFIDタグとが紐付けされる。また、外部操作機メモリ31または内部操作機メモリ48は、住人以外の識別情報である知人識別情報を記録することもできる。知人識別情報は、例えば、RFIDタグが割り当てられていない親戚や友人などの氏名、登録時顔認証データや補正後顔認証データなどである。
外部操作機制御部30は、主に、識別対象人物選択部、住人顔認証処理部、ID認証部、表出部、顔認証補正データ更新部、知人顔認証処理部、知人用室内コール部、一般用室内コール部、解錠部、室内外通話部を有する。
識別対象人物選択部は、外部押しボタン28およびIRセンサ26からの外部トリガー信号に基づいて、識別対象人物4が住人であると識別された場合の動作である住人モード、または、識別対象人物4が訪問者であると識別された場合の動作である訪問者モードを選択する識別対象人物選択手順を実行する。
住人モードにおいて、住人顔認証処理部は、カメラ23で撮影した識別対象人物4の顔撮影データを、住人識別情報の顔認証データと照合する住人顔認証処理手順を実行する。ID認証部は、顔撮影データと顔認証データとが合致した場合に、この顔認証データに基づく特定の住人と関連付けられた特定RFIDタグに対して、送受信アンテナ29を通じて非接触交信を試みるID認証手順を実行する。表出部は、ID認証手順において、特定RFIDタグからの返信がない場合、または、住人顔認証処理手順において、顔撮影データと顔認証データとが一致しない場合に、外部用モニタ22に、電気錠12の起動不可メッセージとして、鍵を用いた解錠を促すメッセージを表示させる表出手順を実行する。顔認証補正データ更新部は、顔撮影データにおける顔面の各部位の座標から、住人の成長、加齢、外傷などによる外観の変化を更新して記録する顔認証補正データ更新手順を実行する。解錠部は、電気錠12の解錠手順を実行する。
訪問者モードにおいて、知人顔認証処理部は、カメラ23で撮影した識別対象人物4の顔撮影データを、知人識別情報の顔認証データと照合する知人顔認証処理手順を実行する。知人用室内コール部は、知人顔認証処理手順において、顔撮影データと顔認証データとが一致した場合に、内部用スピーカ45から知人呼び出し音を出力する知人用室内コール手順を実行する。一般用室内コール部は、知人顔認証処理手順において、顔撮影データと顔認証データとが一致しない場合に、内部用スピーカ45から一般呼び出し音を出力する一般用室内コール手順を実行する。室内外通話部は、内部操作機40を通じて、識別対象人物4と在宅者との通話を実現させる室内外通話手順を実行する。
次に、施錠装置11の動作を図6および図7に基づいて説明する。図6および図7は、施錠装置11のフローが示されている。
<識別対象人物選択部>
識別対象人物4が、外部操作機20の近傍に近づくと(図1参照)、図6に示されているとおり、トリガーとして、識別対象人物4によって外部押しボタン28が押されたか否かが判定される(ステップS1)。外部押しボタン28が押された場合、トリガー値が保存される(ステップS2)。この場合、外部操作機制御部30は、後述の訪問者モードを実行する。一方で、外部押しボタン28が押されなかった場合、トリガーとして、IRセンサ26によって識別対象人物4の存否が検知される(ステップS3)。IRセンサ26が作動しなかった場合、外部操作機制御部30は、初期状態に戻る。一方で、IRセンサ26が作動して識別対象人物4が検知された場合、トリガー値が保存される(ステップS4)。この場合、外部操作機制御部30は、住人モードを実行する。
<住人モード>
カメラ23が起動し(ステップS5)、内部操作機40の内部用モニタ42が起動する(ステップS6)。カメラ23が起動して3分以内に、カメラ23が識別対象人物4の顔を撮影して顔撮影データを取得できたか否かが判定される(ステップS7)。顔撮影データが取得できなかった場合、外部操作機制御部30は、初期状態に戻る。一方で、顔撮影データを取得できた場合、住人顔認証処理手順が実行される(ステップS8)。
<住人顔認証処理部>
顔撮影データと住人識別情報の登録時顔認証データとが照合され、識別対象人物4が特定の第1の住人であるか否かが判定される(ステップS9)。顔撮影データと登録時顔認証データとが合致した場合、ID認証手順が実行される(ステップS11)。一方、顔撮影データと登録時顔認証データとが合致しない場合、顔撮影データと補正後顔認証データとが照合され、両者が合致するか否かが判定される(ステップS10)。顔撮影データと補正後顔認証データとが合致した場合、ID認証手順が実行される(ステップS11)。
<ID認証部>
複数の住人に対して住人毎に割り当てられた携帯器5のうち、特定の第1の住人が所有する携帯器5の特定RFIDタグに対して、送受信アンテナ29を通じて非接触交信が実行される(ステップS11)。その際、それぞれが携帯器5を携行した複数の住人がいた場合であっても、特定RFIDタグは、特定の第1の住人以外の住人が所有する他の携帯器5のRFIDタグよりも優先して非接触交信が実行される。ここでは、特定RFIDタグに対してのみ、非接触交信が実行される場合や、最初に特定RFIDタグに非接触交信が実行され、順次他のRFIDタグに非接触交信が実行される場合が含まれる。
特定RFIDタグから返信があるか否かが判定される(ステップS12)。返信があった場合、認証された事実が履歴として認証OK用のメモリに保存され(ステップS13)、顔認証補正データ更新処理手順が実行される。
<顔認証補正データ更新部>
顔撮影データから、顔面の部位の座標が、補正後顔認証データとして検出される(ステップS14)。詳説すれば、例えば、目の横幅、両目の間隔、目から鼻までの間隔、鼻から口までの間隔、口の幅などの座標が検出される。この座標に基づいて、顔撮影データと住人識別情報の登録時顔認証データとが照合され、補正後顔認証データの記録または更新が必要か否かが判定される(ステップS15)。既に補正後顔認証データが存在する場合は、顔撮影データと補正後顔認証データとが照合される。座標が変化していた場合、住人の成長、加齢、外傷などによって外観が変化したものと仮定して、座標が補正後顔認証データとして記録される。既に補正後顔認証データが存在する場合は、情報が累積され、または上書きされる(ステップS16)。
<解錠部>
解錠信号が電気錠12の電気錠制御部14に送信され、電気錠12が解錠する(ステップS17)。外部用モニタ22に「解錠」が表示され(ステップS18)、解錠してから10秒後、外部用モニタ22が停止する(ステップS19)。外部操作機制御部30は、初期状態に戻る。
<表出部>
住人顔認証処理手順において、顔撮影データと登録時顔認証データとが合致しない場合であって(ステップS9)、補正後顔認証データがない場合、顔撮影データと補正後顔認証データとが合致しない場合(ステップS10)、または、ID認証手順において、特定RFIDタグから返信がなかった場合(ステップS12)、認証されなかった事実が履歴として認証NG用のメモリに保存され(ステップS20)、表出手順が実行される(ステップS21)。外部用モニタ22に、鍵を用いた解錠を住人に促すメッセージとして、例えば「今日は鍵で開けてください。」と表示される。メッセージが表示されて30秒後、外部用モニタ22が停止する(ステップS19)。外部操作機制御部30は、初期状態に戻る。
<訪問者モード>
カメラ23が起動し(ステップS22)、内部操作機40の内部用モニタ42が起動する(ステップS23)。内部用モニタ42に、顔の撮影を識別対象人物4に促すメッセージとして、例えば「御用の方は顔をモニタにあわせてください。」と表示される(ステップS23)。
<知人顔認証処理部>
顔撮影データと知人識別情報の登録時顔認証データとが照合され、識別対象人物4が特定の知人であるか否かが判定される(ステップS25)。顔撮影データと登録時顔認証データとが合致した場合、認証された事実が履歴として認証OK用のメモリに保存され(ステップS27)、知人用室内コール手順が実行される(ステップS28)。一方、顔撮影データと登録時顔認証データとが合致しない場合、顔撮影データと補正後顔認証データとが照合され、両者が合致するか否かが判定される(ステップS26)。顔撮影データと補正後顔認証データとが合致した場合、認証された事実が履歴として認認証OK用のメモリに保存され(ステップS27)、知人用室内コール手順が実行される(ステップS28)。一方で、顔撮影データと補正後顔認証データとが合致しない場合、認証されなかった事実が履歴として認証NG用のメモリに保存され(ステップS30)、一般用室内コール手順が実行される(ステップS31)。
<知人用室内コール部>
識別対象人物4が知人であることを在宅者に報知するために、内部操作機40の内部用スピーカ45から、呼び出し音や、例えば「○○さんがいらっしゃいました」などの音声が出力される(ステップS28)。同時に、外部用モニタ22に、在宅者を呼び出していることを識別対象人物4に報知するためのメッセージとして、例えば「呼び出し中です。しばらくお待ちください。」と表示される(ステップS29)。
<一般用室内コール部>
識別対象人物4が知人でないことを在宅者に報知するために、内部操作機40の内部用スピーカ45から、呼び出し音や、例えば「お客様がいらっしゃいました」などの音声が出力される(ステップS31)。同時に、外部用モニタ22に、在宅者を呼び出していることを識別対象人物4に報知するためのメッセージとして、例えば「呼び出し中です。しばらくお待ちください。」と表示される(ステップS32)。
<室内外通話部>
内部操作機40の内部用押しボタン46が押されたか否かが判定される(ステップS33)。内部用押しボタン46が押された場合、在宅者と通話できる状態であることを識別対象人物4に報知するために、外部用モニタ22に、例えば「通話」と表示される(ステップS34)。同時に、外部用スピーカ27、外部用マイク25、内部操作機40の内部用スピーカ45、内部操作機40の内部用マイク44を通じて、識別対象人物4と在宅者との通話が実現する(ステップS35)。再び、内部用押しボタン46が押されたか否かが判定され(ステップS36)、内部用押しボタン46が押された場合、通話が終了する。一方で、内部用押しボタン46が押されなかった場合、通話が実現してから60秒後、通話が終了する。通話が終了すると、外部用モニタ22が停止し(ステップS37)、外部操作機制御部30は、初期状態に戻る。
次に、本実施形態の効果を説明する。
住人顔認証処理手順において、カメラ23で撮影された顔撮影データと住人識別情報の登録時顔認証データとが照合され、識別対象人物4が特定の第1の住人であるか否かが判定される(図6のステップS9参照)。識別対象人物4が特定の第1の住人であると判断された場合、複数の住人に対して住人毎に割り当てられた携帯器5のうち、特定の第1の住人が所有する携帯器5の特定RFIDタグに対して、特定の第1の住人以外の住人が所有する他の携帯器5のRFIDタグよりも優先して、送受信アンテナ29を通じて非接触交信が実行される(図6ステップS11参照)。この構成により、例えば、住人である家族が一斉に帰宅し、複数のRFIDタグが、送受信アンテナ29の送信範囲に同時に存在した場合であっても、混信(コリジョン)が発生せず、スムーズな解錠が実現する。
一方で、住人顔認証処理手順において、識別対象人物4が特定の第1の住人であると判断された場合であっても、ID認証手順において、特定の第1の住人の特定RFIDタグから返信がなかった場合、表出手順が実行される(図6のステップS12、ステップS21参照)。すなわち、住人が自身のRFIDタグを携行していなかった場合や、他の住人のRFIDタグを携行していた場合、外部用モニタ22に、鍵を用いた解錠を住人に促すメッセージとして、例えば「今日は鍵で開けてください。」と表示される。したがって、自身と紐付けられて登録されたRFIDタグを携行して使用することを住人に促すことができる。
また、住人顔認証処理手順およびID認証手順において、認証されなかった事実が履歴として認証NG用のメモリに保存されるため(図6のステップS20参照)、例えば、住人が自身のRFIDタグを紛失したことや、どの住人が誰のRFIDタグを使用したかなどを管理することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本発明は、例えば、オフィスなどにも施設される。本発明は、顔認証に替えて、例えば、虹彩認証、指紋認証、静脈認証などの生体認証や、これらの生体認証を顔認証に加えて認証することもできる。本発明は、例えば、機械警備業を営む警備会社の中央サーバを介して、遠隔監視システムにも用いられる。
1 住居
2 扉
3 ドアノブ
4 識別対象人物
5 携帯器(RFIDタグ、物理キー)
6 携帯器制御部
7 アンテナ
8 携帯器メモリ
10 施錠システム
11 施錠装置
12 電気錠(鍵開閉駆動部)
13 筐体
14 電気錠制御部
15 シリンダー
16 デッドボルト
17 開閉センサ
18 施解錠モータ
20 外部操作機
21 外部用本体ケース(本体ケース)
22 外部用モニタ
23 カメラ
24a~d ライト
25 外部用マイク
26 IRセンサ(人感センサ)
27 外部用スピーカ
28 外部用押しボタン
29 送受信アンテナ(RFID送受信部)
30 外部操作機制御部
31 外部操作機メモリ
40 内部操作機
41 内部用本体ケース
42 内部用モニタ
43 タッチパネル
44 内部用マイク
45 内部用スピーカ
46 内部用押しボタン
47 内部操作機制御部
48 内部操作機メモリ

Claims (4)

  1. 鍵開閉駆動部と、この鍵開閉駆動部に接続した制御部とを備え、前記制御部には、複数のRFIDタグ(radio frequency identification tag)との非接触交信を行うRFID(radio frequency identification)送受信部と、カメラと、メモリと、を接続し、
    前記制御部は、前記カメラで撮影した顔データが、前記メモリに登録された顔認証データに基づき、特定の第1の人物であると判定した場合、前記メモリ内において、この第1の人物に割り当てられた第1のRFIDタグに対して、前記RFID送受信部を通じて、第1の人物以外の人物に割り当てられた他のRFIDタグよりも優先的に非接触交信を試みる構成であり、前記制御部に人感センサを接続するとともに、この人感センサ、前記RFID送受信部、前記カメラ、前記メモリの少なくとも一部を、本体ケース内に収納させた施錠装置を有し、前記本体ケースを、扉部分、または、この扉の外周に存在する壁面部分に設置した施錠システム。
  2. 前記制御部は、前記カメラで撮影した顔データが、前記メモリに登録された顔認証データに基づき、特定の第1の人物であると判定した場合、前記メモリ内において、この第1の人物に割り当てられた前記第1のRFIDタグに対してのみ、前記RFID送受信部を通じて非接触交信を試みる構成とした請求項1に記載の施錠システム
  3. 前記制御部に、モニタを接続し、
    前記制御部は、前記カメラで撮影した顔データが、前記メモリに登録された顔認証データに基づき、特定の第1の人物であると判定した場合、前記メモリ内において、この第1の人物に割り当てられた前記第1のRFIDタグに対してのみ、前記RFID送受信部を通じて非接触交信を試み、前記第1のRFIDタグからの返信応答がない場合、前記モニタに、前記第1のRFIDタグに基づく、前記鍵開閉駆動部の起動不可のメッセージを表出させる構成とした請求項2に記載の施錠システム
  4. 前記モニタに、前記第1のRFIDタグに基づく、前記鍵開閉駆動部の起動不可のメッセージとして、物理キー使用による解錠動作を指示するメッセージを表出させる構成とした請求項3に記載の施錠システム
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