JP7045352B2 - 照明器具 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 令和1年6月1日エンドー ライティング (タイランド) パブリック カンパニー リミテッド がsync 2(カタログ)の第150-151頁にて、早水 正、ナルタイ サンカーン 及びニポン チャラドポンが発明した、照明器具(ダウンライト)について公開した。
本発明は、照明器具に関する。
光源を収容する器具本体部を備え、光源が下方に向くよう天井の埋め込み孔に挿入される天井埋め込み型の照明器具(一般的にダウンライトと呼ばれる)が広く知られている。特許文献1には、器具本体部が枠体にネジ止めされるともに、筒体であるコーンが結合バネを用いて枠体に結合される照明器具が開示されている。
特開2019-29202号公報
上述の照明器具は、天井の埋め込み孔に挿入し天井に固定してしまうと、器具本体部を光源の色が異なるものに交換したい場合などが生じても、器具本体部のみを取り外すことができず、天井から照明器具を取り外してから器具本体部を取り外す必要がある。また、コーン部分は結合バネを操作して簡単に取り外し交換などできるが、器具本体部は、工具を使用しネジ等の結合部品を取り外す必要があるため、ユーザにとって不便である。
そこで、本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、天井などの取付対象に設置されたまま、工具などを使用することなく簡易に器具本体部を取り外すことができる照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る照明器具は、照明器具であって、器具本体部と、筒体部とを備え、前記器具本体部は、前記筒体部の上側の開口に嵌入される第1本体部と、前記第1本体部の上に位置する第2本体部とを備え、前記筒体部は、前記第1本体部を着脱自在に固定する弾性部材を備える。
上述の構成により、本発明に係る照明器具は、取付対象に取り付けられたまま、工具などを使用することなく簡易に器具本体部を取り外し、また取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係る構成要素を分離した状態の照明器具を表す上方斜視図 図1の照明器具の組み立てた状態を表す下方斜視図 図2の照明器具の平面図 (a)照明器具を構成する器具本体部を表す上方斜視図、(b)同下方斜視図、(c)器具本体部を構成するレンズモジュールを表す下方斜視図、(d)同上方斜視図、(e)器具本体部を構成するヒートシンクを表す下方斜視図、(f)器具本体部を構成するLED基板を表す上方斜視図 取付対象に取り付けられた状態の照明器具を模式的に表す断面図 (a)照明器具を構成する筒体部を表す上方斜視図、(b)筒体部を表す上方斜視図であり、板バネの先端部分の形状が現れた図 (a)筒体部を構成する板バネの構成を示す斜視図、(b)筒体部に設けられているバネ用穴及びネジ穴を表すための、筒体部から板バネ及びネジが外れた状態を表した図 (a)照明器具を構成する枠部の構成を表す斜視図、(b)枠部を構成する取付バネの構成を表す図 本発明の一変形例に係る、器具本体部と枠部とを繋ぐワイヤを備えた照明器具を表す平面図
<1.第1の実施形態>
以下、本発明の一実施形態に係る照明器具1について図面を参照しながら説明する。照明器具1は、図1~図3及び図5に示すように、取付対象の一例である天井CEに設けられた穴部CAに埋め込んで取り付けられ、下方(床側)へ向けて光を照射するいわゆるダウンライトである。照明器具1は、灯体2及び枠体3を備え、灯体2は、器具本体部10及び筒体部20を備える。なお、以下の説明では、便宜上、照明器具1において、穴部CAに挿入される側を上(図1中で「上」の矢印方向)とし、穴部CAに挿入される側の反対側を下(図1中で「下」の矢印方向)とするが、これらは器具、部品等の配置や向きなどを限定するものではない。また、図3及び図9には、光源に電力を供給するための電線15を記載しているが他の図では省略している。
枠体3は、環状の部材であり、天井CEの穴部CAに取り付けられ、枠体3に、灯体2が取り付けられる。より具体的には、灯体2に関して、筒体部20が、上端に開口AP1、下端に開口AP2を有しており、開口AP1に器具本体部10が上側から嵌入されることで灯体2が組み立てられる。そして、灯体2は、枠体3の開口AP3に下側から挿通されて枠体3に固定される。
ここで、筒体部20は、弾性体の一例たる板バネ25を有しており、この板バネ25の働きにより、照明器具1は、ネジなどの結合部材や工具などを使用せずに、器具本体部10と筒体部20とが容易に着脱可能となっている。よって、照明器具1は、天井CEに取り付けられた後であっても、作業者が、開口AP2に下側から手を入れて器具本体部10を上に押し上げるように力を加え、器具本体部10を筒体部20から外すことができる。そして、作業者は、さらに器具本体部10が外れた筒体部20の開口AP1に下側から手を入れ、枠体3を天井CEから取り外す作業が可能になる。すなわち、照明器具1では、天井CEに取り付ける前後を問わず、工具などを用いず容易に器具本体部10を筒体部20から取り外すことができ、照明器具1全体を天井から外して交換したり、器具本体部10及びそれらを構成する部材(一例としてレンズモジュール12)を交換することができる。以下、照明器具1について、より詳細に説明する。
<1.1.構成>
<器具本体部10>
器具本体部10は、ヒートシンク11、レンズモジュール12及びLED(Light Emitting Diode)基板13を備える。器具本体部10は、機能的には、第1本体部4、及び第1本体部4の上に位置する第2本体部5を備える。第1本体部4は、光源の一例としてLEDを格納しており、筒体部20の開口AP1に嵌入される部分であり、ヒートシンク11のベース部112、レンズモジュール12及びLED基板13を備える。第2本体部5は、第1本体部4の上に位置し、ヒートシンク11の柱部110及びフィン部111を備える。第1本体部4の上面は、フィン部111の間が露出しており、そこに後述する弾性体25が取り付けられる。
<ヒートシンク11>
ヒートシンク11は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅などの熱伝導率の高い材料により構成され、被冷却物の一例であるLED基板13にて生じた熱を大気中に放散する。ヒートシンク11は、柱部110、フィン部111及びベース部112を備える。
柱部110は、無底筒状であり、ベース部112の上面中央に立設する。柱部110が、LED基板13の上方に配置されることにより、LED基板13から発せられてベース部112へと伝わった熱を、効率よくフィン部111に伝達し放熱できる。
フィン部111は、ベース部112の上面に、柱部110から放射状に立設する複数の薄板状のフィンから成り、ベース部112及び柱部110から伝達された熱を放散する。フィン部111は、柱部110の中心軸を中心として所定角度(一例として120度)の中心角ごとに配されるフィン111a、及びフィン111aよりも厚みが薄くフィン111a間に配されるフィン111bを含む。ここで、柱部110の中心軸、LEDの光軸、筒体部20の中心軸は一致するものとし、以下の説明では、柱部110の中心軸、LEDの光軸、筒体部20の中心軸に一致する軸を、必要な場合を除き特段区別せずに「中心軸AX」と称して説明する。なお、柱部110の中心軸、LEDの光軸、筒体部20の中心軸については、必ずしも一致させる必要はない。
ベース部112は、一例として平円板状であり、上面にフィン部111が固定され、下面中央には、LED基板13が固定される基板固定部112aを有する。ベース部112の側面には、図4(e)に示すように、レンズモジュール12を固定するための切り欠き部112bが形成されている。切り欠き部112bは、薄い平板状の凸部112cに沿い直角に曲がる溝状を呈している。
ここで、フィン部111を構成するフィンのうち1枚以上は、ベース部112の外周縁よりも更に径方向外方へ広がり突出している。器具本体部10は、筒体部20の開口AP1に嵌入される場合、フィン部111のうち前述の突出している部分の下面が、筒体部20の開口AP1の縁上端に接触するまで開口AP1内に押し込まれる。
なお、ヒートシンク11は、柱部110、フィン部111及びベース部112を一体的に構成してもよいし、これらのうち少なくとも1つを別部材として構成してもよい。ベース部112とフィン部111とが別部材として構成される場合、これらは、例えば、かしめ加工、接着又は融着などの方法で固定できる。
<LED基板13>
LED基板13は、図4(f)に示すように、基板131の一面の中央部分に、光源の一例としてのLED132が配されたCOB(Chip On Board)である。LED基板13は、図5に示すように、発光面に対向する裏面側がベース部112の基板固定部112aに接するよう固定される。LED基板13と、ベース部112との間には、熱伝導シートなどの熱伝導に優れた部材を配してもよい。なお、LED基板13は、COBに限るものではなく、他の態様、例えばSMD(Surface Mount Device)型LEDをプリント基板に配したものなどであってもよい。
<レンズモジュール12>
レンズモジュール12は、図4(a)~図4(d)及び図5に示すように、モジュール本体部121及びレンズ122を備える。
モジュール本体部121は、側壁部121a及び反射板部121bを備える。側壁部121aは、円筒状の部位であり、内周の上端側に、レンズモジュール12をヒートシンク11に取り付けるための凸部121eを備える。また、側壁部121aの上端には、電線15を通すための切り欠き部121dが設けられている。
反射板部121bは、側壁部121aの内周面の下端側から、側壁部121aの径方向内側に向け上方に傾斜するよう突出し、中心に開口121cを有する反射板である。LED132から発せられた光は、開口121cを通ってレンズ122に到達する。
レンズ122は、一例としてフレネルレンズであり、モジュール本体部121の下端側に取り付けられる。
レンズモジュール12をヒートシンク11に固定する場合、レンズモジュール12の凸部121eが、ベース部112に形成された切り欠き部112bに下側から入るようヒートシンク11にレンズモジュール12が嵌められ、レンズモジュール12における側壁部121aの内側に、ヒートシンク11におけるベース部112の外周が収まるまで押し込まれる。
次いで、レンズモジュール12が、ヒートシンク11に対して少し回転されることで、凸部121eが切り欠き部11b内をベース部112の周方向に沿って移動する。これにより、凸部121eが、ベース部112の凸部112c上に位置し、レンズモジュール12は脱落しないよう嵌合される。このようにして、レンズモジュール12は、LED132の発光面側にレンズ122が位置するようヒートシンク11に固定される。
なお、レンズモジュール12における側壁部121aの上面と、ベース部112の上面とは略面一であるとするが、必ずしも面一になる必要はなく、一方が他方より上に位置するよう配されていてもよい。側壁部121aの上面及びベース部112の上面のうち、上に位置するよう配置された方が、器具本体部10が筒体部20に嵌合された場合に板バネ25の下面と当接することになる。
<筒体部20>
筒体部20は、上側及び下側に開口を有する形状であり、図6(a)及び図6(b)に示すように、筒体上部21、筒体下部22、板バネ25及びネジ26を備える。
筒体下部22は、光学部材の一例としてのコーン、反射板などの、下方が拡径する筒状の部材である。筒体下部22の内周面は、所望の配光制御に適したコーティングが成されていれば足り、例えば、鏡面コーティングされていてもよいし、光散乱面で構成されてもよいし、適度な反射を実現すべく白塗装や、反射を抑えるべく黒塗装などがされていてもよい。筒体下部22は、下端に径方向外方へ張り出す鍔部23を備える。
筒体上部21は、筒体下部22の上端に連続する筒状の部位であり、図7(b)に示すように、下端側に矩形のバネ用穴21aが設けられ、中央部分に円形のネジ穴21bが設けられている。バネ用穴21aには、板バネ25が挿通される。ネジ穴21bは、嵌め込まれるネジ26が有するネジ山に合わせて雌ネジが切られている。
板バネ25は、弾性部材の一例として、ステンレス材料、バネ鋼板などの弾性材料で形成された長手形状の板バネである。板バネ25は、筒体部20及び器具本体部10の固定、並びに、灯体2及び枠体3の固定に用いられる。照明器具1は、板バネ25を3個有している。
板バネ25は、図7(a)に示すように、板バネ25の上部を構成する第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252、本体部255(各部255a~255gから成る)、並びに、板バネ25の下部を構成する第3の弾性押圧片257及び第4の弾性押圧片258を備える。より具体的には、板バネ25は、本体部255の上端から、第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252がヒートシンクのフィン111aを挟むことができるよう二股状に形成され、本体部255の下端から、第3の弾性押圧片257及び第4の弾性押圧片258が二股状に形成されて成る。
第1の弾性押圧片251は、平坦部251a、屈曲部251b及び折り返し部251cを連続して有する押さえバネとなっている。第2の弾性押圧片252は、平坦部252a、屈曲部252b及び折り返し部252cを連続して有する押さえバネとなっている。
第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252は、筒体部20の開口AP1の内側に配され、開口AP1の径方向内側に向けて屈曲している。なお、本体部255の一部(特に固定部255c)も、筒体部20の開口AP1の内側に配される。屈曲部251b及び屈曲部252bは、第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252において、径方向内側に最も飛び出る部分である。平坦部251a及び平坦部252aは、その下面で、第1本体部4の上面を押さえる。
本体部255は、弾性押圧片251及び弾性押圧片252が突出する基部255a、基部255aの下端の曲部255bを介して連続する固定部255c、固定部255cの下端に位置する曲部255dを介し固定部255cと略直角を成す平坦部255e、平坦部255eの下端に位置する曲部255fを介して平坦部255eと鈍角を成す傾斜部255gを備える。傾斜部255gは、その下端から第3の弾性押圧片257及び第4の弾性押圧片258が突出する。固定部255cは、穴部255hを備える。
第3の弾性押圧片257は、傾斜部255gに連続する平坦部257a、平坦部257aの下端の曲部257bを介して連続する平坦部257c、平坦部257cの下端の曲部257dを介して折り返された折り返し部257eを連続して有する押さえバネとなっている。第4の弾性押圧片258は、傾斜部255gに連続する平坦部258a、平坦部258aの下端の曲部258bを介して連続する平坦部258c、平坦部258cの下端の曲部258dを介して折り返された折り返し部258eを連続して有する押さえバネとなっている。
板バネ25は、筒体上部21の内周側からバネ用穴21aに、折り返し部257e及び折り返し部258eを有する下側から挿通され、平坦部255eがバネ用穴21a内に位置し、かつ穴部255hがネジ穴21bに重なる位置に配される。平坦部255eがバネ用穴21a内に配置されることで、板バネ25は回転がより抑制されるよう固定される。そして、ネジ26が、ネジ穴21b、及び板バネ25の穴部255hにねじ込まれることで、筒体部20と板バネ25とが共締めにより固定される(図6(a)及び図6(b)参照)。板バネ25は、バネ用穴21aに挿通されることで外れにくくなり、筒体上部21に強固に固定される。
なお、板バネ25の固定部255cは、必ずしも筒体部20の開口AP1の内側に配される必要はなく、開口AP1の外側に配されていてもよい。この場合、穴部255hには、ネジ26が有するネジ山に合わせて雌ネジが切られる。そして、板バネ25は、穴部255hがネジ穴21bに重なるよう筒体上部21の表面側(径方向外側)に配され、ねじ26が板バネ25の穴部255h及びネジ穴21bにねじ込まれ、筒体部20と板バネ25とが共締めにより固定される。このとき板バネ25は、バネ用穴21aに挿通されず、バネ用穴21aに沿うことになる。板バネ25は、ネジ26により締結されることで、回転が抑制されるように固定される。バネ用穴21aに板バネ25を挿通しない場合、バネ用穴21aを省略してもよい。
<枠体3>
枠体3は、図8(a)に示すように、円環状の筒部31、筒部31の下端に位置し径方向外方へ張り出す鍔部32、円形の開口AP3の中心角120度ごとに配される3個の取付バネ33及びネジ34を備え、天井CEの穴部CAに挿入された状態で鍔部32と取付バネ33とで天井CEを挟持することで、天井CEに固定される。
筒部31は、バネ用穴31a及びネジ穴31bを備える。バネ用穴31aには、取付バネ33が挿通される。ネジ穴31bは、嵌め込まれるネジ34が有するネジ山に合わせて雌ネジが切られている。ここで、バネ用穴31a及びネジ穴31bは、図8の枠体3には4個ずつ設けられているが、枠体3に取り付けられる取付バネ33とそれぞれ同数設けられていれば足りる。枠体3においては、取付バネ33が3個固定されており、バネ用穴31a及びネジ穴31bが1個ずつ余分に設けられているので、取付バネ33を1個追加可能になっている。例えば、枠体3を天井CEにより強固に固定したい場合に、取付バネ33を1個追加できる。
筒部31の内周面の下端には、筒体部20の鍔部23が嵌る凹み部35が設けられている。
取付バネ33は、弾性部材の一例として、ステンレス材料、バネ鋼板などの弾性材料で形成された長手形状の板バネであり、筒部31に取り付けられ、大部分が筒部31の径方向外側へと張り出す。
取付バネ33は、図8(b)に示すように、固定部33e、固定部33eの上端の曲部33dを介して連続する傾斜部33c、傾斜部33cの上端の曲部33bを介して折り返された折り返し部33aを備える。固定部33eには、ネジ穴33pが設けられている。固定部33eは、筒部31の内周面における、ネジ穴33pが、筒部31におけるネジ穴31bに重なり合う位置に配される。そして、ネジ34が、ネジ穴33p及びネジ穴31bにねじ込まれて、取付バネ33と筒部31とが共締めされる。このとき、折り返し部33a、曲部33b及び傾斜部33cで構成される部位が、筒部31の径方向内側に張り出し、曲部33bが最も径方向内側に飛び出る部分となる。そして、枠体3に灯体2が挿入された場合に、取付バネ33における折り返し部33a、曲部33b及び傾斜部33cで構成される部位が、板バネ25に接触し板バネ25を径方向内側方向へと押圧する部位となる。
また、取付バネ33は、固定部33eの下端に位置する曲部33fを介して折り返された平坦部33g、平坦部33gにおける固定部33e側とは異なる先端側に位置する曲部33hを介して連続する平坦部33i、平坦部33iの先端側に位置する曲部33jを介して連続する平坦部33k、平坦部33kの先端側に位置する曲部33lを介して折り曲げられた先端部33mを備える。固定部33eには、ネジ穴33pが設けられており、平坦部33kには、ネジ穴33qが設けられている。ネジ穴33qには、ワイヤなどの部材を取付バネ33に固定するためのネジ38を取り付けることが可能です。
取付バネ33を筒部31に固定する場合、取付バネ33の折り返し部33a側を、バネ用穴31aに筒部31の内周側から挿通する。そして、ネジ穴31bとネジ穴33pが重なり、かつ曲部33fがバネ用穴31a内に位置する位置まで挿通される。そして、ネジ34が、ネジ穴31b及びネジ穴33pにねじ込まれることで、取付バネ33が、筒部31に固定される。
<1.2.組立>
<1.2.1.器具本体部10と筒体部20との固定>
器具本体部10と筒体部20との固定は、筒体部20の開口AP1に、器具本体部10を嵌入して実現される。
より詳細には、まず、器具本体部10を、開口AP1に挿通するために上側から開口AP1に近づけていくと、器具本体部10を構成するレンズモジュール12における側壁部121aの下端が、板バネ25の折り返し部251c及び折り返し部252cに当接する(図1、図6(b)及び図7(a)参照)。この状態でさらに、器具本体部10を下側に押し下げると、側壁部121aの下端又は側部により、第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252が径方向外側に押し広げられて、レンズモジュール12が開口AP1内に侵入していく。
レンズモジュール12の側壁部121aの上端が屈曲部251b及び屈曲部252bよりも下に位置するところまで挿入されると、押し広げられていた第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252における平坦部251a及び平坦部252aが、第1本体部4の上面、側壁部121aの上端に当接した状態となって、第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252がすぼみ始める。
さらに、器具本体部10を下に押し下げると、ヒートシンク11のフィン部111の下端が、筒体部20における筒体上部21の上端に当接し、器具本体部10をさらに押し下げることはできなくなる。
このとき、フィン部111におけるフィン111aを、第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252の間に位置させることで、器具本体部10の筒体部20に対する周方向の位置を特定し、器具本体部10と筒体部20との、中心軸AXを中心とした周方向RO(図3参照)の位置ずれを防ぐことができる。
また、第1の弾性押圧片251の平坦部251aの下面、及び、第2の弾性押圧片252の平坦部252aの下面で、第1本体部4の上面、より詳細には、レンズモジュール12の側壁部121aの上端が押さえられた状態になる。この状態では、器具本体部10に下側から押し上げる力を加えても、第1の弾性押圧片251及び第2の弾性押圧片252の弾性力、すなわち器具本体部10を下側に押し下げる力が働き、器具本体部10が筒体部20から簡単に外れてしまわないようにできる。すなわち、筒体部20は板バネ25により、第1本体部4を着脱自在に固定する。
器具本体部10に下側から押し上げる力をどの程度加えたときに、筒体部20から外れるようにするかを、採用する板バネの弾性力により調整、変更することができる。
<1.2.2.枠体3と灯体2との固定>
枠体3と灯体2との固定は、枠体3の開口AP3に、下方から灯体2を挿入して実現される。板バネ25と取付バネ33とは、それぞれ、中心軸AXに対し平面視で中心角120度ごとに同数設けられており、枠体3と灯体2とを嵌合させた場合に、板バネ25と取付バネ33とが接触し、図3に示すように、上面視で直線状を呈するように位置合わせされる。
枠体3と灯体2とを嵌合させる場合、開口AP3に、灯体2の上側から挿入していく。挿入していくと、板バネ25の傾斜部255gの上面が、枠体3の取付バネ33の傾斜部33cの下面と接触する。更に、灯体2の挿入動作を続けると、傾斜部255gにおいて、取付バネ33の傾斜部33cと当接する部分が下側に移動していくとともに、板バネ25、特に傾斜部255gが径方向内側にすぼまっていく。
更に、灯体2の挿入を続けると、傾斜部255g、平坦部257a、平坦部258a、曲部257b及び曲部258bが、傾斜部33cと接触している間は、板バネ25はすぼまり続けるが、曲部257b及び曲部258bが、取付バネ33の曲部33bよりも上に位置するところまで挿入されると、板バネ25は一転して径方向外側に広がり、張り出し始める。そして、筒体部20の鍔部23の上面が、枠体3の凹み部35に当接する位置まで挿入されると、それ以上の挿入は妨げられる。このとき、板バネ25には、径方向外側へ広がろうとする弾性力が働き、板バネ25の平坦部257c及び平坦部258cが、取付バネ33の曲部33bに接触し、取付バネ33の曲部33b付近も径方向内側への弾性力が働くため、取付バネ33が板バネ25を下側から支える状態になり、これらの弾性力、板バネ25と取付バネ33との間の摩擦力が働き、枠体3と灯体2とが固定された状態になる。
このときネジ34は、第3の弾性押圧片257と第4の弾性押圧片258との間に位置している。ネジ34のネジ頭の高さによっては、ネジ34が第3の弾性押圧片257と第4の弾性押圧片258とに挟まれた状態となり、これにより、灯体2の枠体3に対する周方向の回転方向ROにおける位置ずれを防ぐことができる。
以上説明したように、筒体部20に、1種の板バネ25を設けることで、器具本体部10と筒体部20とを固定し、かつ、筒体部20と枠体3とを固定できる。すなわち、筒体部20に、1種の板バネで、器具本体部10と枠体3の双方を容易に取り付け、また分離するよう構成できる。
<2.変形例>
以上、本発明に係る照明器具の実施形態を説明したが、例示した照明器具を以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示した通りの照明器具に限られないことは勿論である。
(1)上述の実施形態では、照明器具1がダウンライトである例について説明したが、これに限らず、器具本体部10と筒体部20とに分離可能な照明器具であれば足り、例えば、照明器具がスポットライトなどであってもよい。
(2)上述の実施形態では、器具本体部10と筒体部20とが完全に分離する構成としていたがこれに限らず、例えば、図9に示すように、器具本体部10と筒体部20とを繋ぐワイヤ115などを設けてもよい。これにより、例えば、照明器具1を天井CEに設置した後に、器具本体部10を筒体部20の下側開口から力を加えて外した場合に、器具本体部10が天井CEの天井裏で転がり、筒体部20から所定距離以上離れてしまうのを防ぐことができる。取付バネ33の先端部分にネジ穴を設け、例えば図9に示すように、ワイヤ115の一端を、取付バネ33の先端部分にネジ38を用いて固定することができる。
(3)上述の実施形態及び各変形例を、部分的に組み合せてもよい。
<3.補足>
以下、更に本発明の一実施形態としての照明器具の構成及びその変形例と効果について説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る照明器具は、光源を備える照明器具であって、光源を備える器具本体部と、筒体部とを備え、前記器具本体部は、前記筒体部の上側の開口に嵌入される第1本体部と、前記第1本体部の上に位置する第2本体部とを備え、前記筒体部は、前記第1本体部を着脱自在に固定する弾性部材を備える。
この構成により、本発明に係る照明器具は、取付対象に取り付けられたまま、工具などを使用することなく簡易に器具本体部を取り外し、また取り付けることができる。
(2)また、前記弾性部材は板バネであり、上部が前記開口の内側もしくは外側に配され、前記開口の径方向内側方向に屈曲し、前記第1本体部の上面を押さえていることとしてもよい。
この構成により、板バネの弾性力により第1本体部を押さえることで、第1本体部が筒体部から簡単に外れてしまわないようにできる。また、第1本体部にどの程度の力を下から加えた場合に、第1本体部が筒体部から外れるかを、採用する板バネの弾性力により調整、変更することができる。
(3)また、前記第2本体部は、前記第1本体部の前記上面から立設するフィンを有し、前記板バネは、上端が二股に構成され、前記器具本体部は、前記フィンが前記二股の間に位置するよう前記筒体部に嵌入されることとしてもよい。
この構成により、器具本体部と筒体部との、周方向の位置合わせを容易に行うことができる。
(4)また、前記筒体部は、上側の前記開口を構成する筒体上部に挿通口を有し、前記板バネは長尺状であり、前記挿通口に挿通もしくは挿通口に沿わせて、同バネの回転を抑制するようにされ固定されていることとしてもよい。
この構成により、バネ部材を筒体上部に強固に固定することができる。
(5)また、前記筒体部において、前記筒体上部の下に位置する筒体下部は、下方が拡径する光学部材であることとしてもよい。
この構成により、器具本体部と光学部材とを容易に固定することができる。
(6)また、前記照明器具は、さらに、枠体を備え、前記筒体部は、下側の開口周縁に鍔部が形成されており、前記板バネの下部は、径方向外側へ突出する向きに山折りされており、前記枠体は、前記板バネにおける径方向外側へ突出する部分と前記鍔部とで挟み込まれて前記筒体部に固定されていることとしてもよい。
この構成により、筒体部に、1種の板バネで、器具本体部と枠体部の双方を容易に取り付け、また分離するよう構成できる。
1 照明器具
2 灯体
3 枠体
4 第1本体部
5 第2本体部
10 器具本体部
11 ヒートシンク
11b、112b 切り欠き部
12 レンズモジュール
13 LED基板
15 電線
20 筒体部
21 筒体上部
21a、31a バネ用穴
21b、31b、33p、33q ネジ穴
22 筒体下部
23、32 鍔部
25 板バネ
26、34 ネジ
31 筒部
33 取付バネ
33a 折り返し部
33b、33d、33f、33h、33j、33l、255b、255d、255f、257b、257d、258b、258d 曲部
33c、255g 傾斜部
33e、255c 固定部
33g、33i、33k、251a、252a、255e、257a、257c、258a、258c 平坦部
33m 先端部
35 凹み部
110 柱部
111 フィン部
111a、111b フィン
112 ベース部
112a 基板固定部
112c、121e 凸部
115 ワイヤ
121 モジュール本体部
121a 側壁部
121b 反射板部
121c、AP1、AP2、AP3 開口
122 レンズ
131 プリント基板
251、252、257、258 第1の弾性押圧片
251b、252b 屈曲部
251c、252c、257e、258e 折り返し部
255 本体部
255a 基部
255h、CA 穴部
CE 天井
AX 中心軸
RO 回転方向

Claims (4)

  1. 照明器具であって、
    光源を備える器具本体部と、
    筒体部とを備え、
    前記器具本体部は、前記筒体部の上側の開口に嵌入される第1本体部と、前記第1本体
    部の上に位置する第2本体部とを備え、
    前記筒体部は、前記第1本体部を着脱自在に固定する弾性部材を備え、
    前記弾性部材は板バネであり、上部が前記開口の内側もしくは外側に配され、前記開口
    の径方向内側方向に屈曲し、前記第1本体部の上面を押さえており、
    前記第2本体部は、前記第1本体部の前記上面から立設するフィンを有し、
    前記板バネは、上端が二股に構成され、
    前記器具本体部は、前記フィンが前記二股の間に位置するよう前記筒体部に嵌入される
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記筒体部は、上側の前記開口を構成する筒体上部に挿通口を有し、
    前記板バネは長尺状であり、前記挿通口に挿通もしくは挿通口に沿わせて、同バネの回
    転を抑制するようにされ固定されている
    請求項1記載の照明器具。
  3. 前記筒体部において、前記筒体上部の下に位置する筒体下部は、下方が拡径する光学部
    材である
    請求項2記載の照明器具。
  4. 照明器具であって、
    光源を備える器具本体部と、
    筒体部とを備え、
    前記器具本体部は、前記筒体部の上側の開口に嵌入される第1本体部と、前記第1本体
    部の上に位置する第2本体部とを備え、
    前記筒体部は、前記第1本体部を着脱自在に固定する弾性部材を備え、
    前記弾性部材は板バネであり、上部が前記開口の内側もしくは外側に配され、前記開口
    の径方向内側方向に屈曲し、前記第1本体部の上面を押さえており、
    前記照明器具は、さらに、枠体を備え、
    前記筒体部は、下側の開口周縁に鍔部が形成されており、
    前記板バネの下部は、径方向外側へ突出する向きに山折りされており、
    前記枠体は、前記板バネにおける径方向外側へ突出する部分と前記鍔部とで挟み込まれ
    て前記筒体部に固定されている
    ことを特徴とする照明器具。
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