JP7045145B2 - コイル部品及びコイル部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コイル部品及びコイル部品の製造方法に関する。
コイル部品の用途が広がり、温度変動などに対する耐久性に優れたコイル部品が求められている。コイル部品としては、導線が巻回されたドラムコアをリングコアの貫通孔に収納した構造のものが知られている(例えば、特許文献1)。また、導線を端子電極に接続する方法として、導線を端子電極の絡げ部に巻き付けた後に半田付けする方法や、アーク放電を用いて導線を端子電極に接合する方法が知られている(例えば、特許文献2、3)。また、導線をレーザで溶融させて端子電極に接合する方法も知られている(例えば、特許文献4)。
特開2001-338818号公報 特開2000-21651号公報 特開2009-15877号公報 特開2008-10752号公報
しかしながら、従来における導線と端子電極の接合では、温度変動などによる耐久性の点で改善の余地が残されている。本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、耐久性を向上させることを目的とする。
本発明は、巻軸を有するドラムコアと、前記ドラムコアの前記巻軸に巻回されたコイル状の巻回部と、前記巻回部から引き出された引出部と、を有する導線と、前記ドラムコアが収納されたリングコアと、前記リングコアに装着され、前記引出部に隣り合って配置された導線接続部を有し、前記引出部が前記導線接続部に溶接接合された端子電極と、を備え、前記引出部と前記導線接続部との溶接部は、前記導線接続部に対して前記引出部とは反対側に隆起して前記導線接続部の端面と前記導線接続部の前記引出部とは反対側の面とを覆って形成され、前記引出部と前記導線接続部とが隣り合う第1方向における前記溶接部の断面において、前記引出部との境界近傍および前記導線接続部との境界近傍であり前記溶接部と前記引出部及び前記導線接続部との境界から30μm以上80μm以下の範囲である前記引出部及び前記導線接続部側の領域に存在する複数の結晶粒全ての前記第1方向の大きさは、前記引出部及び前記導線接続部とは反対側に位置し前記溶接部の表面から150μm以上300μm以下の範囲である前記溶接部の表面側の領域に存在する複数の結晶粒のうちの前記第1方向の大きさが最も大きい結晶粒の前記第1方向の大きさの1/4以下である、コイル部品である。
上記構成において、前記第1方向における前記溶接部の断面において、前記溶接部の半分以上の領域は前記第1方向に直交する第2方向の大きさが前記第1方向の大きさよりも大きい前記結晶粒を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記溶接部は、内部に空隙を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記結晶粒は、銅の結晶粒である構成とすることができる。
上記構成において、前記引出部及び前記導線接続部側の領域に存在する前記複数の結晶粒全ての前記第1方向の大きさは、前記引出部及び前記導線接続部とは反対側に位置する前記溶接部の表面側の領域に存在する前記複数の結晶粒全ての前記第1方向の大きさよりも小さい構成とすることができる。
本発明は、ドラムコアの巻軸に導線を巻回してコイル状の巻回部を形成するとともに前記巻回部から前記導線の両端部を引き出して引出部とする工程と、前記巻回部及び前記引出部を形成した後、前記ドラムコアをリングコアに収納して、前記引出部と前記リングコアに装着された端子電極に含まれる導線接続部とが隣り合うように配置する工程と、前記ドラムコアを前記リングコアに収納した後、前記引出部と前記導線接続部との溶接部が前記導線接続部に対して前記引出部とは反対側に隆起して前記導線接続部の端面と前記導線接続部の前記引出部とは反対側の面とを覆うように、前記引出部を前記導線接続部にレーザ溶接する工程と、を備え、前記レーザ溶接する工程は、前記引出部と前記導線接続部とが隣り合う第1方向における前記溶接部の断面において、前記引出部との境界近傍および前記導線接続部との境界近傍であり前記溶接部と前記引出部及び前記導線接続部との境界から30μm以上80μm以下の範囲である前記引出部及び前記導線接続部側の領域に存在する複数の結晶粒全ての前記第1方向の大きさが前記引出部及び前記導線接続部とは反対側に位置し前記溶接部の表面から150μm以上300μm以下の範囲である前記溶接部の表面側の領域に存在する複数の結晶粒のうちの前記第1方向の大きさが最も大きい結晶粒の前記第1方向の大きさの1/4以下になるように、前記導線接続部の前記引出部とは反対側から前記引出部及び前記導線接続部にレーザ光を照射する、コイル部品の製造方法である。
上記構成において、前記レーザ溶接する工程は、前記レーザ光の照射によって前記引出部及び前記導線接続部が受けるエネルギーが30J/mm以下となるように前記引出部及び前記導線接続部に前記レーザ光を照射する構成とすることができる。
上記構成において、前記レーザ光の照射時間は6ms以下である構成とすることができる。
本発明によれば、耐久性を向上させることができる。
図1(a)は、実施例1に係るコイル部品の平面図、図1(b)は、図1(a)のA-A間の断面図である。 図2(a)は、端子電極が装着される前のリングコアの平面図、図2(b)は、端子電極が装着された後のリングコアの斜視図である。 図3(a)は、導線の引出部と端子電極の導線接続部との接合部分を示す斜視図、図3(b)は、図3(a)のA-A間の断面図である。 図4(a)から図4(c)は、実施例1に係るコイル部品の製造方法を示す平面図(その1)である。 図5(a)から図5(c)は、実施例1に係るコイル部品の製造方法を示す平面図(その2)である。 図6(a)から図6(f)は、実施例1における導線と端子電極との接合工程を示す図(その1)である。 図7(a)から図7(f)は、実施例1における導線と端子電極との接合工程を示す図(その2)である。 図8は、第1方向における溶接部の断面での結晶の分析結果である。 図9は、実施例2における導線の引出部と端子電極の導線接続部との接合部分を示す断面図である。 図10(a)から図10(d)は、実施例2における導線と端子電極との接合工程を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係るコイル部品100の平面図、図1(b)は、図1(a)のA-A間の断面図である。なお、図1(a)は実装面とは反対側から見た平面図であり、図1(a)及び図1(b)においては後述する固定部の図示を省略している。図1(a)及び図1(b)のように、実施例のコイル部品100は、ドラムコア10と、導線20と、リングコア30と、1対の端子電極50a、50bと、を備えるインダクタである。
ドラムコア10は、巻軸12と、巻軸12の軸方向の両端にそれぞれ設けられた1対の鍔部14a、14bと、を有する。巻軸12は円柱形状をしている。鍔部14a、14bは巻軸12の軸方向に厚みを有する円盤形状をしている。したがって、巻軸12及び鍔部14a、14bは、巻軸12の軸方向に直交する方向における断面形状が円形状となっている。巻軸12の直径は例えば4mm程度、高さは例えば3.8mm程度である。鍔部14a、14bの直径は例えば7.4mm程度、厚さは例えば1mm程度である。ドラムコア10は、磁性体で形成され、例えばニッケル(Ni)-亜鉛(Zn)系のフェライトで形成されているが、その他のスピネルフェライト、六方晶フェライト、Fe-Si-Cr系又はFe-Si-Al系等の軟磁性合金、あるいはアモルファス金属等で形成されていてもよく、これら粒子もしくは鉄系粒子に絶縁処理が施されたもので形成されていてもよい。
導線20は、ドラムコア10の巻軸12に巻回されたコイル状の巻回部22と、巻回部22から引き出された引出部24と、を有する。導線20は絶縁被膜付きの導線からなる。例えば、導線20はポリアミドイミド被膜付きの銅(Cu)線からなる。導線20の直径は例えば0.4mm程度である。
リングコア30は、貫通孔32を有する円筒形状をしている。リングコア30の内径(貫通孔32の直径)は例えば7.6mm程度、外径は例えば10mm程度、高さは例えば5mm程度である。このように、貫通孔32の直径はドラムコア10の鍔部14a、14bの直径よりも大きく、貫通孔32にドラムコア10がリングコア30と略同軸に収納されている。リングコア30は、磁性体で形成され、例えばドラムコア10と同じ材料で形成されている。また、リングコア30は、ドラムコア10と異なる材料で形成されていてもよい。好ましくは、リングコア30の材料には、ドラムコア10よりも磁気的飽和し易い、透磁率の高い材料が用いられる。この構造により、ドラムコア10における磁気的な飽和を防止したコイル部品とすることができる。なお、実施例1では、リングコア30に貫通孔32が設けられている場合を例に説明するが、この場合に限られず、例えば貫通孔32に上面部又は底面部が設けられていてもよい。また、リングコア30は切り欠き、溝、又は突起などがあってもよい。これらの切り欠き、溝、及び突起は、導線20の引き出し及び/又は端子電極50a、50bの取り付けなどに用いることができる。
1対の端子電極50a、50bは、リングコア30に装着されている。端子電極50a、50bは、金属で形成されていて、例えばニッケル(Ni)と錫(Sn)のめっきが施されたCuで形成されている。端子電極50a、50bの厚さは例えば0.15mm程度である。
ここで、図2(a)及び図2(b)を用いて端子電極50a、50bについて説明する。図2(a)は、端子電極50a、50bが装着される前のリングコア30の平面図、図2(b)は、端子電極50a、50bが装着された後のリングコア30の斜視図である。図2(a)のように、リングコア30は、内周面34は全体が円形状となっているが、外周面36は円形の一部が削除されてリングコア30の軸方向に略平行な平坦面42a、42bが形成された形状となっている。平坦面42a、42bは、リングコア30の中心を挟んで対向する位置に設けられている。
図2(a)及び図2(b)のように、リングコア30の上面38には、平坦面42a、42bの位置に溝44a、44bが設けられている。したがって、溝44a、44bは、リングコア30の中心を挟んで対向する位置に設けられている。また、リングコア30の上面38には、溝44a、44bよりも大きな深さの溝46a、46bが設けられている。溝46a、46bは、リングコア30の中心を挟んで対向する位置に設けられている。
端子電極50a、50bは、リングコア30の平坦面42a、42bから外周面36に延在してリングコア30に取り付けられている。端子電極50a、50bは、側面部52がリングコア30の平坦面42a、42bに位置し、上面部54がリングコア30の上面38に設けられた溝44a、44bに位置し、下面部56がリングコア30の下面40に位置し、爪部60がリングコア30の内周面34に位置することで、リングコア30に取り付けられている。端子電極50a、50bは、側面部52から側方に延びてリングコア30の上面38に設けられた溝46a、46bの下方に到達した延長部58を有する。延長部58は、導線接続部62と導線固定部64を有する。端子電極50a、50bは、例えば側面部52、上面部54、下面部56、延長部58、爪部60、導線接続部62、及び導線固定部64からなる1枚の金属プレートを所定の位置で曲げ加工し、かしめることで、リングコア30に装着される。なお、導線固定部64は、すでに折り曲げた状態で図示されているが、実際は、後述する図6(b)及び図6(e)のように、導線20の引出部24を導線接続部62上に引き出してから折り曲げ加工をするものである。
図1(a)のように、導線20の引出部24と端子電極50a、50bの導線接続部62とは溶接接合されており、引出部24と導線接続部62との溶接部80が形成されている。ここで、引出部24と導線接続部62の接合部分について説明する。図3(a)は、導線20の引出部24と端子電極50a、50bの導線接続部62との接合部分を示す斜視図、図3(b)は、図3(a)のA-A間の断面図である。
図3(a)及び図3(b)のように、引出部24と導線接続部62は、互いに隣り合って配置され、例えば互いに接している。導線固定部64は、引出部24の一部を覆うようにして引出部24を導線接続部62に位置決め固定している。引出部24と導線接続部62はレーザ溶接によって接合されている。このため、溶接部80が形成されている。溶接部80は、導線接続部62に対して引出部24とは反対側に隆起して導線接続部62の端面66と導線接続部62の引出部24とは反対側の面68とを覆って形成されている。すなわち、溶接部80は、引出部24に接合すると共に、導線接続部62の端面66と反対側の面68とに接合している。溶接部80は、例えば導線接続部62の反対側の面68から導線接続部62の厚さよりも大きく隆起している。
次に、実施例1に係るコイル部品100の製造方法について説明する。図4(a)から図4(c)及び図5(a)から図5(c)は、実施例1に係るコイル部品100の製造方法を示す平面図である。図4(a)のように、上述したドラムコア10とリングコア30を準備する。図4(b)のように、リングコア30に端子電極50a、50bを曲げ加工及びかしめ等によって組み付ける。
図4(c)のように、ドラムコア10の巻軸12に、巻軸12に沿って重なるようにして導線20を巻回してコイル状の巻回部22を形成する。巻軸12の周りに巻回した巻回部22から導線20の両端部を引き出して引出部24とする。そして、引出部24が端子電極50a、50bとの接続位置に合うようにフォーミング加工(曲げ加工)する。例えば、導線20の両端における引出部24が、ドラムコア10の鍔部14aからの高さが互いに等しく且つドラムコア10に対して反対側に延伸するようにフォーミング加工(曲げ加工)する。この場合、導線20の両端における引出部24は一直線上に位置して形成される。
図5(a)のように、導線20が巻回されたドラムコア10をリングコア30の貫通孔32に収納し、それぞれの中心軸が一致するように位置決めをする。位置決めは、ドラムコア10とリングコア30の外周面を画像認識することで行う。この状態で、ドラムコア10の上面側(すなわち、実装面とは反対側)からドラムコア10の鍔部14aの外周面とリングコア30の内周面との間にUV接着剤をディスペンサによって2点塗布し、その後、UVランプで硬化させる。UV接着剤は、例えば端子電極50a、50bの一部に掛かるように塗布するが、端子電極50a、50bに掛からなくてもよい。
硬化したUV接着剤によって、ドラムコア10とリングコア30とを位置決めした位置に固定する固定部90a、90bが形成される。これにより、以後の製造工程などによってドラムコア10とリングコア30の相対位置が変わることを抑制できる。固定部90a、90bはドラムコア10の中心軸に対して対向した位置に設けることが好ましい。これにより、リングコア30に掛かる応力を均等にすることができる。
次に、導線20の絶縁被膜を剥離した後、導線20を端子電極50a、50bに接合する工程を実施する。図6(a)から図6(f)及び図7(a)から図7(f)は、実施例1における導線20と端子電極50a、50bとの接合工程を示す図である。図6(a)から図6(c)及び図7(a)から図7(c)は、接合工程を示す斜視図、図6(d)から図6(f)及び図7(d)から図7(f)は、接合工程を示す側面図である。
図6(a)及び図6(d)のように、導線20の引出部24と端子電極50a、50bの導線接続部62とが隣り合うように、導線接続部62に対する引出部24の位置を位置決めする。引出部24は周囲に絶縁被膜26が形成された導線である。この際、引出部24の先端側が所定の長さだけ導線接続部62の端面から突出するように位置決めする。
図6(b)及び図6(e)のように、引出部24の一部を覆うように導線固定部64に折り曲げ加工を施し、引出部24と導線接続部62の位置がずれないように、引出部24を導線接続部62に固定する。
図6(c)及び図6(f)のように、引出部24の導線接続部62から突出した先端部分に、導線接続部62側からグリーンレーザ光25を照射する。これにより、引出部24の周囲を覆う絶縁被膜26のうちの導線接続部62側の半分程度の絶縁被膜26が剥離される。
図7(a)及び図7(d)のように、引出部24の導線接続部62から突出した先端部分に、導線接続部62とは反対側からグリーンレーザ光25を照射する。これにより、引出部24の導線接続部62から突出した先端部分において、引出部24の周囲を覆う絶縁被膜26が完全に剥離される。
図7(b)及び図7(e)のように、導線接続部62側から絶縁被膜26を剥離した部分を含む引出部24と導線接続部62の引出部24とは反対側の面68の一部分とに、例えばYAGレーザを用いてレーザ光27を照射する。この際、レーザ光27の照射によって引出部24及び導線接続部62が受ける単位面積当たりのエネルギーが30J/mm以下となるように、レーザ光27を引出部24及び導線接続部62に照射する。例えばレーザ光27のスポット径が0.6mmの場合、照射時間0.5msから6ms及び設定エネルギー2Jから6Jのうちから引出部24及び導線接続部62が受ける単位面積当たりのエネルギーが30J/mm以下となるように条件が適宜組み合わされて選択される。これにより、図7(c)及び図7(f)のように、引出部24と導線接続部62とが溶接接合されて、溶接部80が形成される。溶接部80はレーザ光27を照射した側に向かって隆起して形成される。このため、溶接部80は、導線接続部62に対して引出部24とは反対側に隆起して導線接続部62の端面66と導線接続部62の引出部24とは反対側の面68とを覆って形成される。
図6(a)から図6(f)及び図7(a)から図7(f)で説明した工程を行うことで、図5(b)のように、導線20と端子電極50a、50bとが溶接接合され、溶接部80が形成される。
図5(c)のように、ドラムコア10とリングコア30の間のギャップに、固定部90a、90bの上面を覆うように熱硬化性接着剤をディスペンサによって塗布し、その後、例えば150℃で硬化させる。硬化後の熱硬化性接着剤は固定部92a、92bとなる。このように、固定部92a、92bが固定部90a、90bを覆うことで、固定部92a、92bが固定部90a、90bとは重ならずにドラムコア10の外周面と接する部分では、固定部92a、92bの高さ方向の厚みを確保できる。また、固定部92a、92bのドラムコア10の外周面と接する部分の長さを長く取ることで、この厚みを確保した部分を長くでき、剥離等の欠陥を抑制できる。
ここで、溶接部80の結晶について説明する。なお、以下において、引出部24と導線接続部62が隣り合う方向を第1方向とし、第1方向に交差する方向を第2方向とする。図8は、第1方向における溶接部80の断面での結晶の分析結果である。分析は、電界放射型走査電子顕微鏡(FE-SEM:Field-Emission Scanning Electron Microscope)による電子線後方散乱解析(EBSD:Electron BackScattered Diffraction)法を用いて行った。測定条件は、加速電圧:15kV、測定間隔:1μmで行った。測定試料は、接合部を切断し、断面部分に研磨及びイオンミリング処理を行った後、導電性付与のためにオスミウム(Os)コーティングを施すことで作製した。
図8のように、溶接部80には銅(Cu)の結晶粒である複数の結晶粒82が形成されている。溶接部80のうちの引出部24及び導線接続部62側の領域(以下、接続側領域と称す)は、引出部24及び導線接続部62とは反対側に位置する溶接部80の表面側の領域(以下、表面側領域と称す)に比べて、第1方向の大きさが小さい結晶粒82を有する。ここで、接続側領域にある結晶粒82の接続側領域での第1方向の大きさを第1の大きさと称し、表面側領域にある結晶粒82の表面側領域での第1方向の大きさを第2の大きさと称すこととする。接続側領域は、例えば溶接部80と引出部24及び導線接続部62との境界から30μm以上且つ80μm以下の範囲である。表面側領域は、例えば引出部24及び導線接続部62と反対側に位置する溶接部80の表面から150μm以上且つ300μm以下の範囲である。この場合に、接続側領域にある複数の結晶粒82のうちの第1の大きさが最も大きい結晶粒82の第1の大きさは、表面側領域にある複数の結晶粒82のうちの第2の大きさが最も大きい結晶粒82の第2の大きさよりも小さくてもよいし、表面側領域にある複数の結晶粒82の第2の大きさの平均値よりも小さくてもよい。接続側領域にある複数の結晶粒82の第1の大きさの平均値は、表面側領域にある複数の結晶粒82の第2の大きさの平均値よりも小さくてもよいし、表面側領域にある全ての結晶粒82の第2の大きさよりも小さくてもよい。接続側領域にある全ての結晶粒82の第1の大きさは、表面側領域にある複数の結晶粒82のうちの第2の大きさが最も大きい結晶粒82の第2の大きさよりも小さくてもよいし、表面側領域にある複数の結晶粒82の第2の大きさの平均値よりも小さくてもよいし、表面側領域にある全ての結晶粒82の第2の大きさよりも小さくてもよい。このように、接続側領域では表面側領域に比べて第1方向の大きさが小さい結晶粒82が形成されるのは、接続側領域は引出部24及び導線接続部62への放熱により表面側領域よりも急速に結晶化するためと考えられる。
また、溶接部80のうちの半分以上の領域は、第2方向の長さが第1方向の長さよりも長い結晶粒82が形成されている。このように、第2方向の長さが第1方向の長さよりも長い結晶粒82が形成されるのは、レーザ光27の照射により形成される溶接部80ではレーザ光27が照射される面と平行な方向に異方性の結晶化反応が起こるためと考えられる。
実施例1によれば、図8のように、第1方向における溶接部80の断面において、接続側領域は、表面側領域に比べて、第1方向の大きさが小さい結晶粒82を有する。例えばコイル部品100に温度変動が生じた場合、導線20及び端子電極50a、50bは線膨張係数に応じた伸び縮みをする。この伸び縮みによって引出部24と導線接続部62とが離れる方向(第1方向)に動こうとする力が生じる場合がある。この場合、溶接部80のうちの引出部24及び導線接続部62側の結晶粒82に第2方向の応力が加わることがある。大きな結晶粒82に応力が加わると構造欠陥が起こり易いが、実施例1では、引出部24及び導線接続部62側の結晶粒82の第1方向の大きさが小さいため、この結晶粒82に第2方向の応力が加わっても構造欠陥が起こり難い。したがって、実施例1によれば、温度変動などに対する耐久性を向上させることができる。なお、耐久性を向上させる点から、接続側領域にある全ての結晶粒82は、表面側領域にある複数の結晶粒82のうちの第1方向の大きさが最も大きい結晶粒82に比べて、第1方向の大きさが1/4以下の場合が好ましく、1/10以下の場合がより好ましく、1/20以下の場合がさらに好ましい。
また、実施例1によれば、図7(b)及び図7(e)で説明したように、引出部24を導線接続部62にレーザ溶接する際、レーザ光27の照射によって引出部24及び導線接続部62が受けるエネルギーが30J/mm以下となるように引出部24及び導線接続部62にレーザ光27を照射する。これにより、図8のように、溶接部80の断面において、接続側領域では、表面側領域に比べて、第1方向の大きさが小さい結晶粒82が形成されるようになる。例えばレーザ光27のスポット径が0.6mmの場合、照射時間0.5ms以上且つ6ms以下及び設定エネルギー2J以上且つ6J以下のうちから引出部24及び導線接続部62が受けるエネルギーが30J/mm以下となるように条件が適宜組み合わされて選択される。好ましくは、引出部24及び導線接続部62が受けるエネルギーが25J/mm以下となるようにレーザ光27の照射時間を5ms以下とする。さらに好ましくは、引出部24及び導線接続部62が受けるエネルギーが20J/mm以下となるようにレーザ光27の照射時間を4ms以下とする。
また、実施例1によれば、図8のように、溶接部80の断面において、溶接部80のうちの半分以上の領域は、第2方向の大きさが第1方向の大きさよりも大きい結晶粒82を有する。これにより、第1方向から加わる外力に対する機械的強度を向上させることができる。なお、機械的強度を更に向上させる点から、第2方向の大きさが第1方向の大きさよりも大きい結晶粒82は、溶接部80のうちの60%以上の領域に形成されている場合が好ましく、70%以上の領域に形成されている場合がより好ましく、80%以上の領域に形成されている場合が更に好ましい。また、溶接部80の断面において、全ての結晶粒82の第2方向の長さに対する第1方向の長さの比(第1方向の長さ/第2方向の長さ)の平均値は、30%以下の場合が好ましく、20%以下の場合がより好ましく、10%以下の場合が更に好ましい。
図9は、実施例2における導線20の引出部24と端子電極50a、50bの導線接続部62との接合部分を示す断面図である。図9のように、実施例2においては、溶接部80内に複数の空隙84が形成されている。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
次に、実施例2に係るコイル部品の製造方法について説明する。まず、実施例1の図4(a)から図4(c)及び図5(a)で説明した工程を行う。次いで、導線20の絶縁被膜を剥離した後、導線20を端子電極50a、50bに接合する工程を実施するが、この工程の一部が実施例1と異なる。図10(a)から図10(d)は、実施例2における導線20と端子電極50a、50bとの接合工程を示す図である。図10(a)及び図10(b)は、接合工程を示す斜視図、図10(c)及び図10(d)は、接合工程を示す側面図である。
まず、実施例1の図6(a)から図6(f)で説明した工程を行い、引出部24の周囲を覆う絶縁被膜26のうちの導線接続部62側の半分程度の絶縁被膜26を剥離する。なお、絶縁被膜26の剥離量は、引出部24の周囲を覆う絶縁被膜26のうちの半分程度の場合に限られず、1/3程度や1/4程度などその他の場合でもよい。詳しくは後述するが、絶縁被膜26の残存量によって溶接部80内に形成される空隙84の量が変化することから、溶接部80内に形成する空隙84の量に応じて、絶縁被膜26の剥離量を適宜設定すればよい。
図10(a)及び図10(c)のように、引出部24の導線接続部62とは反対側に絶縁被膜26が残存している状態で、導線接続部62側から絶縁被膜26を剥離した部分を含む引出部24と導線接続部62の引出部24とは反対側の面68の一部分とに、例えばYAGレーザを用いてレーザ光27を照射する。この際、レーザ光27の照射によって引出部24及び導線接続部62が受ける単位面積当たりのエネルギーが30J/mm以下となるように、レーザ光27を引出部24及び導線接続部62に照射する。例えばレーザ光27のスポット径が0.6mmの場合、照射時間0.5msから6ms及び設定エネルギー2Jから6Jのうちから引出部24及び導線接続部62が受ける単位面積当たりのエネルギーが30J/mm以下となるように条件が適宜組み合わされて選択される。これにより、図10(b)及び図10(d)のように、引出部24と導線接続部62とが溶接接合されて、溶接部80が形成される。すなわち、実施例1の図5(b)のように、導線20と端子電極50a、50bとが溶接接合され、溶接部80が形成される。溶接部80内には、図9のような複数の空隙84が形成される。次いで、実施例1の図5(c)で説明した工程を行う。これにより、実施例2のコイル部品が形成される。
溶接部80内に空隙84が形成されるメカニズムは以下によるものと考えられる。すなわち、図10(a)及び図10(c)のように、引出部24の導線接続部62から突出した先端部分のうちの導線接続部62とは反対側の部分に絶縁被膜26が残存した状態で、引出部24の絶縁被膜26を剥離した部分と導線接続部62の引出部24とは反対側の面68の一部分とにレーザ光27を照射している。これにより、引出部24の先端部分が溶融し、溶融した金属はレーザ光27が照射されている側へ移動して玉のような形状となると共に、残存している絶縁被膜26が熱により分解し、その分解物が断片となって溶融した金属中に取り込まれ移動するようになり、さらには、この分解物は熱によりガス化していくと考えられる。このガスにより溶接部80内に空隙84が形成されるようになると考えられる。なお、空隙84の発生状態を良好にする点から、絶縁被膜26は耐熱温度が200℃以上の材質で形成されている場合が好ましい。
実施例2によれば、図9のように、溶接部80内に空隙84が形成されている。これにより、コイル部品の温度変動によって溶接部80に応力が生じた場合でも、空隙84によって応力が緩和されるため、温度変動に対する耐久性を更に向上させることができる。
また、レーザ光の照射によって形成される溶接部80は、レーザ光の照射により加わる熱によって、結晶化が進行し易い。この結晶化が進行するときに、溶接部80内に空隙84が形成されていると、空隙84によって結晶化の進行が抑制され、その結果、結晶粒82が大きくなることが抑制される。上述したように、結晶粒82が大きいほど応力により構造欠陥が起こり易いことから、実施例2によれば、結晶粒82が大きくなることが抑制されることで、耐久性を更に向上させることができる。
なお、実施例2では、溶接部80内に空隙84を形成することで、溶接部80における結晶粒82が大きくなることを抑制する場合を例に示したが、その他の方法によって結晶粒82が大きくなることを抑制してもよい。例えば、導線20が、主成分である第1金属と第1金属よりも融点の高い第2金属との合金で形成されるようにしてもよい。これにより、結晶化を遅らせることができるため、溶接部80における結晶粒82が大きくなることを抑制できる。なお、第1金属は、第2金属よりも電気抵抗率の低い金属である場合が好ましく、例えば銅(Cu)などを用いることができる。第2金属は、例えばニッケル(Ni)やクロム(Cr)などを用いることができる。
また、結晶粒82が大きくなることを抑制する方法として、例えば導線20(引出部24)と端子電極50a、50b(導線接続部62)とを同じ金属で形成し、引出部24及び導線接続部62に同じエネルギーが加わるよう、例えば引出部24及び導線接続部62の照射面積が同じ面積となる位置に調整してレーザ光27を照射してもよい。これにより、接合に必要なエネルギーを最小限にでき、その結果、結晶粒82の大きさを抑制しつつ、溶接部80の大きさを小さくすることができる。また、例えば導線20(引出部24)と端子電極50a、50b(導線接続部62)とを異なる金属、例えば引出部24及び導線接続部62の一方を第3金属、他方を第3金属よりも融点の低い第4金属又は合金で形成し、接合のためのエネルギーが引出部24及び導線接続部62に同量加わるようにレーザ光27を照射してもよい。これにより、融点の高い第3金属の結晶化を遅らせることができるため、結晶粒82が大きくなることを抑制できる。なお、第3金属は第4金属よりも電気抵抗率の低い金属例えば銅(c)である場合が好ましく、第4金属は例えば錫(Sn)に微量のリン(P)を含むリン青銅である場合が好ましい。第3金属が銅(Cu)で第4金属がリン青銅である場合、引出部24は第3金属で形成され、導線接続部62は第4金属で形成されることが好ましい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 ドラムコア
12 巻軸
14a、14b 鍔部
20 導線
22 巻回部
24 引出部
25 グリーンレーザ光
26 絶縁被膜
27 レーザ光
30 リングコア
32 貫通孔
34 内周面
36 外周面
38 上面
40 下面
42a、42b 平坦面
44a~46b 溝
50a、50b 端子電極
52 側面部
54 上面部
56 下面部
58 延長部
60 爪部
62 導線接続部
64 導線固定部
66 端面
68 面
80 溶接部
82 結晶粒
84 空隙
90a~92b 固定部
100 コイル部品

Claims (8)

  1. 巻軸を有するドラムコアと、
    前記ドラムコアの前記巻軸に巻回されたコイル状の巻回部と、前記巻回部から引き出された引出部と、を有する導線と、
    前記ドラムコアが収納されたリングコアと、
    前記リングコアに装着され、前記引出部に隣り合って配置された導線接続部を有し、前記引出部が前記導線接続部に溶接接合された端子電極と、を備え、
    前記引出部と前記導線接続部との溶接部は、前記導線接続部に対して前記引出部とは反対側に隆起して前記導線接続部の端面と前記導線接続部の前記引出部とは反対側の面とを覆って形成され、
    前記引出部と前記導線接続部とが隣り合う第1方向における前記溶接部の断面において、前記引出部との境界近傍および前記導線接続部との境界近傍であり前記溶接部と前記引出部及び前記導線接続部との境界から30μm以上80μm以下の範囲である前記引出部及び前記導線接続部側の領域に存在する複数の結晶粒全ての前記第1方向の大きさは、前記引出部及び前記導線接続部とは反対側に位置し前記溶接部の表面から150μm以上300μm以下の範囲である前記溶接部の表面側の領域に存在する複数の結晶粒のうちの前記第1方向の大きさが最も大きい結晶粒の前記第1方向の大きさの1/4以下である、コイル部品。
  2. 前記第1方向における前記溶接部の断面において、前記溶接部の半分以上の領域は前記第1方向に直交する第2方向の大きさが前記第1方向の大きさよりも大きい前記結晶粒を有する、請求項1記載のコイル部品。
  3. 前記溶接部は、内部に空隙を有する、請求項1または2記載のコイル部品。
  4. 前記結晶粒は、銅の結晶粒である、請求項1から3のいずれか一項記載のコイル部品。
  5. 前記引出部及び前記導線接続部側の領域に存在する前記複数の結晶粒全ての前記第1方向の大きさは、前記引出部及び前記導線接続部とは反対側に位置する前記溶接部の表面側の領域に存在する前記複数の結晶粒全ての前記第1方向の大きさよりも小さい、請求項1から4のいずれか一項記載のコイル部品。
  6. ドラムコアの巻軸に導線を巻回してコイル状の巻回部を形成するとともに前記巻回部から前記導線の両端部を引き出して引出部とする工程と、
    前記巻回部及び前記引出部を形成した後、前記ドラムコアをリングコアに収納して、前記引出部と前記リングコアに装着された端子電極に含まれる導線接続部とが隣り合うように配置する工程と、
    前記ドラムコアを前記リングコアに収納した後、前記引出部と前記導線接続部との溶接部が前記導線接続部に対して前記引出部とは反対側に隆起して前記導線接続部の端面と前記導線接続部の前記引出部とは反対側の面とを覆うように、前記引出部を前記導線接続部にレーザ溶接する工程と、を備え、
    前記レーザ溶接する工程は、前記引出部と前記導線接続部とが隣り合う第1方向における前記溶接部の断面において、前記引出部との境界近傍および前記導線接続部との境界近傍であり前記溶接部と前記引出部及び前記導線接続部との境界から30μm以上80μm以下の範囲である前記引出部及び前記導線接続部側の領域に存在する複数の結晶粒全ての前記第1方向の大きさが前記引出部及び前記導線接続部とは反対側に位置し前記溶接部の表面から150μm以上300μm以下の範囲である前記溶接部の表面側の領域に存在する複数の結晶粒のうちの前記第1方向の大きさが最も大きい結晶粒の前記第1方向の大きさの1/4以下になるように、前記導線接続部の前記引出部とは反対側から前記引出部及び前記導線接続部にレーザ光を照射する、コイル部品の製造方法。
  7. 前記レーザ溶接する工程は、前記レーザ光の照射によって前記引出部及び前記導線接続部が受けるエネルギーが30J/mm以下となるように前記引出部及び前記導線接続部に前記レーザ光を照射する、請求項記載のコイル部品の製造方法。
  8. 前記レーザ光の照射時間は6ms以下である、請求項記載のコイル部品の製造方法。
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